JP2004341748A - 開発支援システム及び開発支援プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ナレッジ情報を開発対象製品の構成要素と開発フェーズとを関連付けて登録すると共に、プロジェクトの実行中に、現時点の開発フェーズと各担当者の現時点の担当構成要素を記録する。そして、ナレッジ情報の提示要求時に、記録している現時点の開発フェーズと担当者の現時点の担当構成要素とを読み出すと共に、予め登録されているナレッジ情報の中から、読み出した現時点の開発フェーズと担当構成要素とに関連付けられたナレッジ情報を抽出することにより、各担当者に対し、必要な情報を必要な時期に提示する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、製造業における各種製品の開発業務を支援する開発支援システム及び開発支援プログラムに関し、主としてコンピュータを用いた業務支援技術の分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
製造業における各種製品の開発は、その構想立案や企画から始まり、概略設計、詳細設計、或いは外部設計、内部設計、さらには1次試作、量産試作等の各フェーズを経由し、その後、量産に移行することになるが、これらのフェーズでは、設計、開発の担当者が留意しなければならない各種の項目が存在する。
【0003】
例えば、開発対象製品についての法規上の制約や仕様、同種製品の過去の開発時に得られた設計上のノウハウや失敗事例及びその対応策、さらには開発途中での設計変更例などがあり、このような事項に関する情報(以下、「ナレッジ情報」という)を各担当者が正しく把握していることが開発作業の無駄を省き、効率的な開発を実現する上で重要なポイントとなる。
【0004】
そこで、新製品開発プロジェクトの立ち上げ時に、そのプロジェクトで必要となると思われる各種のナレッジ情報を担当者に提示し、或いは各担当者が自ら検索して自分の業務に必要な情報を取得することが行われているが、大量の情報を一挙に提示する場合は、個々の担当者にとっては必要のない情報が含まれることもあって、各担当者がこれらの情報を十分に咀嚼できない場合が生じ、また、担当者が検索して必要な情報を取得する場合は、どのような情報が存在するかを知らない担当者が必要な情報を確実に取得するのが困難で、いずれの場合も、多大の労力を要しながら、必要な情報が確実に利用されない嫌いがあった。
【0005】
このような実情に対し、特許文献1によれば、予め設計仕様に基づいて抽出した設計に対する要望事項や、過去の製品開発において設計変更を要した不具合の内容及びその解決策などをデータベース化すると共に、次回以降の開発時には、設計仕様に基づいて上記データベースから関連情報を抽出し、設計者に提示するようにした発明が開示されている。
【0006】
これによれば、データベース化された大量の情報のうち、今回の開発時における設計仕様に関連する情報のみが抽出されて提示されるので、無駄な情報の提示が回避され、必須情報の効率的な提示が期待できる。
【0007】
なお、本願出願人は、この種の開発支援システムに関連するものとして、各種製品のライフサイクル中に発生する設計変更を開発期間中に前倒しして実施することにより、量産移行後の設計変更の件数を低減させるようにした発明について、先に出願したところである(特願2002−350607)。
【0008】
【特許文献1】特開2002−197122号公報
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特許文献に記載された発明の場合、さらに解決すべき次のような課題がある。
【0009】
まず、担当者が開発に必要な情報を取得しようとする場合に、設計仕様や担当部位等を示す必要があるため、その取得作業が面倒となり、そのためその情報の取得を怠ってしまうおそれがある。
【0010】
また、設計仕様を提示して関連する情報を取得する場合に、その関連性の判定が常に適切に行われるとは限らず、関連性の薄い情報が提示されたり、必要な情報の提示が漏れたりするおそれがあり、情報提示の信頼性の点でさらに改善の余地がある。
【0011】
そして、特に開発過程のいずれの時点で関連情報を提示するかについての配慮がなされていないから、提示された情報が重要情報であっても、直ちに必要でない場合には、必要とされる時期までに忘れ去られ、確実に利用されないおそれがある。
【0012】
そこで、本発明は、各開発設計担当者に、その担当者の担当業務に直接関連するナレッジ情報を必要な時期に確実に提示し、もって開発業務の効率をさらに向上させることを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0014】
まず、本願の請求項1に記載の発明は、製品開発プロジェクトの実行中に担当者にナレッジ情報を提示する開発支援システムに関するものであって、開発対象製品の構成要素と開発フェーズとが関連付けられたナレッジ情報を提示情報として登録する提示情報登録手段と、プロジェクトの実行中に現時点の開発フェーズを記録するフェーズ記録手段と、担当者の現時点の担当構成要素を記録する担当構成要素記録手段と、ナレッジ情報の提示要求時に、上記開発フェーズ記録手段から現時点の開発フェーズを読み出し、かつ上記担当構成要素記録手段から情報の提示を要求した担当者の現時点の担当構成要素を読み出すと共に、読み出した開発フェーズと構成要素とが関連付けられたナレッジ情報を上記提示情報登録手段から抽出するナレッジ情報抽出手段と、抽出したナレッジ情報を表示するナレッジ情報表示手段とを有することを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、ナレッジ情報は、提示情報として開発対象製品の構成要素と開発フェーズとに関連付けられて登録されると共に、プロジェクト実行中、各担当者の現時点の担当構成要素と現時点の開発フェーズとが記録されるから、ナレッジ情報の提示を要求すれば、その要求操作のみで、当該担当者が現在担当している構成要素と現在の開発フェーズとに関連する情報のみを抽出して提示することが可能となる。
【0016】
したがって、担当者が現在担当していない構成要素についての情報が提示されたり、現在担当している構成要素に関する情報であっても、必要でない時期に提示されたりすることがなく、各担当者にとって必要な情報のみが必要な時期に的確に提示されることになる。
【0017】
また、請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載のシステムにおいて、開発対象製品の構成要素は、その製品自体である機種と、その機種を構成するユニットと、ユニットを構成する部位の3階層で設定され、提示情報登録手段は、1つ以上の階層の構成要素が関連付けられた状態でナレッジ情報を登録し、ナレッジ情報抽出手段は、担当者の担当構成要素と同一の構成要素が関連付けられており、かつその構成要素の上位の構成要素として担当構成要素の上位の構成要素とは異なる構成要素が関連付けられていないナレッジ情報を抽出することを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、ナレッジ情報を提示情報登録手段に登録するときに、開発対象製品の機種、ユニット、部位の3階層の構成要素のうちの1つ以上の任意の階層の構成要素に関連付けて登録されると共に、ナレッジ情報を抽出するときは、少なくとも当該担当者の担当構成要素と同一の構成要素が関連付けられており、かつその構成要素の上位の構成要素として担当構成要素の上位の構成要素とは異なる構成要素が関連付けられていないナレッジ情報を抽出することになる。
【0019】
具体的には、例えば担当構成要素が最下層の「部位:筐体」であり、その上位に「ユニット:本体」、「機種:パソコン」が設定されている場合、関連付けられている構成要素が、部位が「筐体」、ユニットが「本体」又は「無指定」、機種が「パソコン」又は「無指定」のナレッジ情報が抽出されることになり、例えば、関連付けられている構成要素が、部位が「筐体」、ユニットが「本体」又は「無指定」であっても、機種が「プリンタ」であるものは抽出されない。なお、関連付けられている構成要素が、部位が「筐体」、ユニットが「無指定」、機種が「パソコン」であるものについては、抽出されないようにしてもよい。
【0020】
また、担当構成要素が中間の階層の「ユニット:本体」であるとすると、関連付けられている構成要素が、ユニットが「本体」、機種が「パソコン」又は「無指定」のナレッジ情報が抽出されることになり、この場合、部位の構成要素については全てが抽出対象となる。
【0021】
したがって、ナレッジ情報の登録時に、関連付ける構成要素の階層を適切に設定することにより、担当者へのナレッジ情報提示時に、不必要なものを排除しながら、関連性のある情報をについては漏れなく提示することが可能となる。
【0022】
また、請求項3に記載の発明は、上記請求項1又は請求項2に記載のシステムにおいて、プロジェクトの実行中に作成されたナレッジ情報を登録しておくナレッジ情報登録手段と、該登録手段から他のプロジェクトで提示すべきナレッジ情報を選択し、構成要素と開発フェーズとを関連付けて提示情報に指定するナレッジ情報指定手段とを有し、提示情報登録手段は、該ナレッジ情報指定手段によって指定されたナレッジ情報を登録することを特徴とする。
【0023】
この発明によれば、プロジェクトの実行中にナレッジ情報が作成されて登録されると共に、その登録されたナレッジ情報の中から選択されて、他のプロジェクトで提示される提示情報に指定されることになるから、ナレッジ情報としてプロジェクト内の作業に即した具体的な情報が作成されると共に、プロジェクトの実行とは無関係にナレッジ情報を作成するためだけの作業が不要となる。
【0024】
また、請求項4に記載の発明は、上記請求項3に記載のシステムにおいて、ナレッジ情報登録手段から他のプロジェクトで提示すべきナレッジ情報を選択するときに、所定の属性を検索キーとして検索するナレッジ情報検索手段が備えられていることを特徴とする。
【0025】
この発明によれば、予め登録された多数のナレッジ情報の中から提示情報に指定する情報を選択するときに、各ナレッジ情報の内容やその対象構成要素等の属性をキーとして検索することができるから、提示情報の指定を適切かつ容易に行うことが可能となる。
【0026】
そして、請求項5に記載の発明は、上記請求項3又は請求項4に記載のシステムにおいて、ナレッジ情報指定手段は、ナレッジ情報が登録されたプロジェクトにおいて、提示するプロジェクトを特定することなく提示情報を指定することを特徴とする。
【0027】
この発明によれば、プロジェクトの立ち上がり時等に、そのプロジェクトで提示するナレッジ情報を指定する必要がなく、また他のプロジェクトで登録されたナレッジ情報を広く参照することが可能となる。
【0028】
これに対し、請求項6に記載の発明は、同じく請求項3又は請求項4に記載のシステムにおいて、ナレッジ情報指定手段は、ナレッジ情報が提示されるプロジェクトにおいて、提示するプロジェクトをそのプロジェクトに特定して提示情報を指定することを特徴とする。
【0029】
この発明によれば、プロジェクトの立ち上がり時等に、そのプロジェクトで提示するナレッジ情報が指定することになるが、そのとき、そのプロジェクトに関連するナレッジ情報のみを指定することにより、提示情報を必要なものに絞って提示することが可能となる。
【0030】
また、請求項7に記載の発明は、上記請求項1から請求項6のいずれかに記載のシステムにおいて、プロジェクトの実行中に作成された設計変更に関する情報をそのプロジェクトに関連付けて登録しておく設計変更情報登録手段と、今回実行するプロジェクトに関連する関連プロジェクトを登録しておく関連プロジェクト登録手段と、設計変更情報の提示要求時に、上記関連プロジェクト登録手段から関連プロジェクトを読み出すと共に、その関連プロジェクトに関連付けられた設計変更情報を上記設計変更情報登録手段から抽出する設計変更情報抽出手段と、抽出した設計変更情報を表示する設計変更情報表示手段とが備えられていることを特徴とする。
【0031】
この発明によれば、プロジェクト実行中に発生した設計変更に関する情報がそのプロジェクトに関連付けて登録され、その後、そのプロジェクトに関連する他のプロジェクトで要求に応じて提示されることになるので、上記のようなナレッジ情報に加えて、過去の同種のプロジェクトにおける設計変更情報を効果的に利用することが可能となり、開発効率が一層向上することになる。
【0032】
そして、請求項8に記載の発明は、上記請求項7に記載のシステムにおいて、設計変更情報登録手段は、各設計変更情報について重要度のランクを登録し、関連プロジェクト登録手段は、関連プロジェクトについての設計変更情報を参照するときの参照ランクを登録し、設計変更情報抽出手段は、設計変更情報登録手段から関連プロジェクトについての設計変更情報を抽出するときに、重要度のランクが関連プロジェクト登録手段に登録されている参照ランク以上の情報を抽出することを特徴とする。
【0033】
この発明によれば、関連プロジェクトについて登録されている設計変更情報のうち、今回のプロジェクトの立ち上げ時に指定した参照ランクに対して重要度のランクが等しいか高いものだけが提示されることになるので、過去の設計変更情報を必要以上に提示することが防止され、この種の情報提示機能の信頼性が向上することになる。
【0034】
一方、請求項9に記載の発明は、製品開発プロジェクトの実行中に担当者にナレッジ情報を提示する開発支援プログラムに関するものであって、コンピュータを、開発対象製品の構成要素と開発フェーズとが関連付けられたナレッジ情報を提示情報として登録する提示情報登録手段、プロジェクトの実行中に現時点の開発フェーズを記録するフェーズ記録手段、担当者の現時点の担当構成要素を記録する担当構成要素記録手段、ナレッジ情報の提示要求時に、上記開発フェーズ記録手段から現時点の開発フェーズを読み出し、かつ上記担当構成要素記録手段から情報の提示を要求した担当者の現時点の担当構成要素を読み出すと共に、読み出した開発フェーズと構成要素とが関連付けられたナレッジ情報を上記提示情報登録手段から抽出するナレッジ情報抽出手段、及び、抽出したナレッジ情報を表示するナレッジ情報表示手段として機能させることを特徴とする。
【0035】
また、請求項10に記載の発明は、上記請求項9に記載のプログラムにおいて、
開発対象製品の構成要素が、その製品自体である機種と、その機種を構成するユニットと、ユニットを構成する部位の3階層で設定されている場合に、コンピュータを提示情報登録手段として機能させるときは、1つ以上の階層の構成要素が関連付けられた状態でナレッジ情報を登録するように機能させ、ナレッジ情報抽出手段として機能させるときは、担当者の担当構成要素と同一の構成要素が関連付けられており、かつその構成要素の上位の構成要素として担当構成要素の上位の構成要素とは異なる構成要素が関連付けられていないナレッジ情報を抽出するように機能させることを特徴とする。
【0036】
また、請求項11に記載の発明は、上記請求項9又は請求項10に記載のプログラムにおいて、コンピュータを、プロジェクトの実行中に作成されたナレッジ情報を登録しておくナレッジ情報登録手段、及び、該登録手段から他のプロジェクトで提示すべきナレッジ情報を選択し、構成要素と開発フェーズとを関連付けて提示情報に指定するナレッジ情報指定手段として機能させると共に、提示情報登録手段として機能させるときは、上記ナレッジ情報指定手段によって指定されたナレッジ情報を登録するように機能させることを特徴とする。
【0037】
また、請求項12に記載の発明は、上記請求項11に記載のプログラムにおいて、コンピュータを、ナレッジ情報登録手段から他のプロジェクトで提示すべきナレッジ情報を選択するときに、所定の属性を検索キーとして検索するナレッジ情報検索手段として機能させることを特徴とする。
【0038】
また、請求項13に記載の発明は、上記請求項11又は請求項12に記載のプログラムにおいて、コンピュータをナレッジ情報指定手段として機能させるときは、ナレッジ情報が登録されたプロジェクトにおいて、提示するプロジェクトを特定することなく提示情報を指定するように機能させることを特徴とする。
【0039】
また、請求項14に記載の発明は、同じく請求項11又は請求項12に記載のプログラムにおいて、コンピュータをナレッジ情報指定手段として機能させるときは、ナレッジ情報が提示されるプロジェクトにおいて、提示するプロジェクトをそのプロジェクトに特定して提示情報を指定するように機能させることを特徴とする。
【0040】
また、請求項15に記載の発明は、上記請求項9から請求項14のいずれかに記載のプログラムにおいて、コンピュータを、プロジェクトの実行中に作成された設計変更に関する情報をそのプロジェクトに関連付けて登録しておく設計変更情報登録手段、今回実行するプロジェクトに関連する関連プロジェクトを登録しておく関連プロジェクト登録手段、設計変更情報の提示要求時に、上記関連プロジェクト登録手段から関連プロジェクトを読み出すと共に、その関連プロジェクトに関連付けられた設計変更情報を上記設計変更情報登録手段から抽出する設計変更情報抽出手段、及び、抽出した設計変更情報を表示する設計変更情報表示手段として機能させることを特徴とする。
【0041】
そして、請求項16に記載の発明は、上記請求項15に記載のプログラムにおいて、コンピュータを設計変更情報登録手段として機能させるときは、各設計変更情報について重要度のランクを登録するように機能させ、関連プロジェクト登録手段として機能させるときは、関連プロジェクトについての設計変更情報を参照するときの参照ランクを登録するように機能させ、設計変更情報抽出手段として機能さえるときは、設計変更情報登録手段から関連プロジェクトについての設計変更情報を抽出するときに、重要度のランクが関連プロジェクト登録手段に登録されている参照ランク以上の情報を抽出するように機能させることを特徴とする。
【0042】
上記請求項9から請求項16に記載のプログラムに関する発明は、請求項1から請求項8に記載のシステムに関する発明にそれぞれ対応し、これらのプログラムをコンピュータに搭載して稼動させることにより、請求項1から請求項8に記載の発明について説明した作用と、それぞれ同様の作用が得られる。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る開発支援システムについて説明する。なお、このシステムを機能させるプログラムは本発明に係る開発支援プログラムの実施の形態を構成する。
【0044】
図1は、このシステムの中心となるサーバコンピュータ10の構成を示すもので、このコンピュータ10は、中央処理装置11と、各種条件の設定やシステムの制御等に用いられる入力装置12と、プログラムやデータを記録する記録装置13と、入力画面や計算結果等を表示する表示装置14と、各種書類を発行する印刷装置15と、他のコンピュータとの通信を制御する通信制御装置16とを有し、該通信制御装置16により、インターネットやイントラネット等のネットワークシステム20を介して例えば当該開発プロジェクトの管理者や開発設計担当者等のクライアントコンピュータ21…21に接続されている。
【0045】
上記記録装置13は、図2に示すように、プログラム記録部13aとデータ記録部13bとを有し、データ記録部13bに、フェーズテーブル、キーワードテーブル、ナレッジテーブル、必読指定テーブル、警告指定テーブル、設計変更テーブル、プロジェクト基本情報テーブル、プロジェクト構成要素テーブル、構成要素キーワードテーブル、プロジェクトフェーズテーブル、プロジェクト担当者テーブル、関連プロジェクトテーブル、フェーズ管理テーブル、及び担当者管理テーブルが記録されている。
【0046】
そして、これらのテーブルと、上記プログラム記録部13aに記録されているプログラムとにより、製品開発時に参考として利用し或いは必ず考慮しなければならないノウハウ、過去の事例、必須参照項目等の各種知見や情報、及び類似のプロジェクトにおいて実行された設計変更に関するナレッジ情報を、プロジェクト実行中、必要な時に必要な担当者に提示する機能が構成されている。
【0047】
特に、この実施の形態では、その機能として、ナレッジ情報を開発フェーズと担当者の担当構成要素とに関連付けて、そのフェーズ、その構成要素についての必読情報として提示する必読情報提示機能と、ナレッジ情報を技術テーマを示すキーワードに関連付けて、各対象技術テーマごとの警告情報として提示する警告情報提示機能と、設計変更内容をその重要度に応じて提示する重要情報提示機能とを実現するようになっている。
【0048】
ここで、上記データ記録部13bに記録されている各テーブルについて説明する。
【0049】
まず、全てのプロジェクトに共通のマスターテーブルとして、フェーズテーブルとキーワードテーブルとが備えられており、このうち、フェーズテーブルは、図3に示すように、開発過程の各フェーズを予め設定、登録したもので、図例では、「企画」、「基本設計」、「概略設計」…等が登録されており、各プロジェクトで、これらのフェーズが選択的に設定されるようになっている。
【0050】
また、キーワードテーブルは、図4に示すように、製品開発中に問題となる各種の技術テーマをその項目ごとにキーワードとして設定、登録したもので、図例では、「騒音」、「振動」、「耐熱」…等のキーワードが設定されており、これらのキーワードを用いて警告情報が提示されるようになっている。
【0051】
また、プロジェクト実行中に作成したナレッジ情報を他のプロジェクトで参照するために登録しておくためのテーブルとして、ナレッジテーブルと、必読指定テーブルと、警告指定テーブルと、設計変更テーブルとが備えられている。
【0052】
このうち、ナレッジテーブルは、図5に示すように、ナレッジコードをキーとして、ナレッジ情報のタイトル、登録日、当該ナレッジ情報の起案部署及び起案者、当該ナレッジ情報が適用される開発対象製品の機種、ユニット、部位の3階層で特定される構成要素の名称、当該ナレッジ情報の内容、並びに添付画像のファイル名が登録されるようになっている。
【0053】
また、必読指定テーブルは、上記ナレッジテーブルに登録されているナレッジ情報から選択したものを各開発対象製品の構成要素とフェーズとに関連付けて必読情報として記録しておくもので、図6に示すように、ナレッジコードをキーとして、各ナレッジ情報ごとに、当該情報が適用される機種、ユニット及び部位の各構成要素と、フェーズと、当該必読指定の有効期限とを記録するようになっている。
【0054】
また、警告指定テーブルは、同じくナレッジテーブルに登録されているナレッジ情報から選択したものを技術的テーマを示すキーワードに関連付けて警告情報として記録しておくもので、図7に示すように、ナレッジコードをキーとして、各ナレッジ情報に関連するキーワードと、警告指定の有効期限とを記録するようになっている。
【0055】
また、設計変更テーブルは、プロジェクト実行中に発生した設計変更に関する情報を登録しておくもので、図8に示すように、設計変更コードをキーとして、当該プロジェクトのコード、タイトル、当該設計変更情報の登録日、起案部署及び起案者、変更対象構成要素、変更理由、変更内容、変更内容を示す画像のファイル名、並びに当該変更の重要度のランクを記録するようになっている。ここで、重要度のランクとしては、高いものから順に「S」、「A」、「B」、「C」の4ランクが設定されている。
【0056】
さらに、各プロジェクトごとに、その計画時や立ち上げ時に設定される事項を管理するテーブルとして、プロジェクト基本情報テーブル、プロジェクト構成要素テーブル、構成要素キーワードテーブル、プロジェクトフェーズテーブル、プロジェクト担当者テーブル、及び関連プロジェクトテーブルが備えられている。
【0057】
このうち、プロジェクト基本情報テーブルは、図9に示すように、プロジェクトコードをキーとして、プロジェクト名を記録するようになっている。
【0058】
また、プロジェクト構成要素テーブルは、図10に示すように、プロジェクトコードと、そのプロジェクトの開発対象製品の各構成要素のコードとをキーとして、その構成要素の名称と、その構成要素の機種、ユニット、部位のうちのいずれかの階層と、その構成要素の直上位の階層の構成要素のコードとを記録するようになっている。
【0059】
また、構成要素キーワードテーブルは、図11に示すように、プロジェクトコードと構成要素コードとをキーとして、プロジェクトと構成要素の各組合せについて、関連する技術テーマを示すキーワードを記録するようになっている。
【0060】
また、プロジェクトフェーズテーブルは、図12に示すように、各プロジェクトについて設定されたフェーズを記録するもので、プロジェクトコードをキーとして、図3のフェーズテーブルから選択したフェーズを記録するようになっている。
【0061】
また、プロジェクト担当者テーブルは、図13に示すように、プロジェクトコード及び開発対象製品の構成要素コードをキーとして、その構成要素の開発設計を担当する担当者の氏名コードを記録するようになっている。
【0062】
そして、関連プロジェクトテーブルは、図14に示すように、プロジェクトコードをキーとして、そのプロジェクトと類似の過去のプロジェクトであって、設計変更に関する情報を今回のプロジェクトで利用することができるプロジェクト(以下、「関連プロジェクト」という)のコードと、その関連プロジェクトにおいて実施した設計変更に関する情報を参照する場合のランクとを記録するようになっている。ここで、この参照ランクは上記設計変更テーブルに記録される各設計変更情報に付した重要度のランクと対応し、「S」、「A」、「B」、「C」の4ランクが設定されている。
【0063】
さらに、プロジェクト実行中の管理のためのテーブルとして、フェーズ管理テーブルと、担当者管理テーブルとが備えられている。
【0064】
このうち、フェーズ管理テーブルは、図15に示すように、各プロジェクトごとに、そのコードをキーとして現時点のフェーズを記録するようになっている。このテーブルのフェーズ欄はプロジェクトの進行に伴うフェーズの移行時に、フェーズ名が順次書き換えられる。
【0065】
また、担当者管理テーブルは、図16に示すように、各担当者の氏名コードをキーとして、その担当者が現在担当しているプロジェクトのコードと構成要素のコードとを記録するようになっており、複数のプロジェクト或いは複数の構成要素を担当している場合等において、着手するプロジェクトや構成要素が変わったときに、そのコードが書き換えられる。
【0066】
次に、上記サーバコンピュータ10における記録装置13のプログラム記録部13aに記録されているプログラムによる当該システムの動作を説明する。
【0067】
なお、このシステムの利用に際しては、各開発部門の責任者やプロジェクト管理者、或いは開発設計担当者等のユーザーが、自分のクライアントコンピュータ21上で図17に示す当該システムのメイン画面W1を開き、この画面W1に最初に表示されるログイン用ウィンドウW1′に自分の社員番号とパスワードとを入力する。そして、ログインボタンB1をクリックすることにより、当該システムが起動し、このとき、サーバコンピュータ10によってログインしたユーザーが認識される。
【0068】
まず、プロジェクトの実行中に、他のプロジェクトで参照することが望ましい各種の知見や設計変更等が発生したとき、これをナレッジ情報として登録する作業が行われる。
【0069】
このうち、他のプロジェクトで必読情報や警告情報等として利用されるナレッジ情報については、上記メイン画面W1から開かれる図18のナレッジ情報登録画面W2を用いて登録される。
【0070】
つまり、この画面W2上で、登録するナレッジ情報のタイトル、登録日、起案者の所属部署及び氏名、そのナレッジ情報が適用される製品の機種、ユニット、部位を入力し、さらに、そのナレッジ情報の内容、及び添付画像があるときにはその画像ファイルの名称を入力する。なお、ナレッジコードは自動的に付与されて表示される。そして、入力した内容を確認した上で登録ボタンB2をクリックする。これにより、上記各項目が図5のナレッジテーブルに登録される。
【0071】
次に、上記のようにして登録され、蓄積された複数のナレッジ情報から、他のプロジェクトで必読情報や警告情報として利用する情報を選択し、必読情報又は警告情報として指定する作業が行われる。
【0072】
この作業に際しては、まず図19に示すナレッジ情報検索画面W3を開き、この画面W3上で指定するナレッジ情報を図5のナレッジテーブルから検索する。
【0073】
つまり、画面W3に提示したいナレッジ情報に関連する機種、ユニット、部位と、その技術内容を示す文章とを検索キーとして入力すれば、図5のナレッジテーブルに登録されている各ナレッジ情報のレコードから、入力された機種、ユニット、及び部位が一致し、かつ入力した文章と関連性のある内容のレコードが抽出される。その場合に、上記の検索キーは少なくとも1つ入力すればよく、入力しなかった項目については全て一致するものとして抽出される。
【0074】
このようにして検索されたナレッジ情報は、図20に示すナレッジ情報検索結果画面W4に一覧表示され、そのタイトルを選択することにより、選択したナレッジ情報の詳細が図21に示すナレッジ情報詳細画面W5に表示される。
【0075】
この詳細画面W5には、各種見出し項目に加えて、図5のナレッジテーブルに記録されている情報の内容と、所定の場所に格納されている画像とが呼び出されて表示される。そこで、管理者は、それらの内容を確認し、他のプロジェクトで提示すべき情報であると判断したときには、必読指定ボタンB3又は警告指定ボタンB4をクリックする。
【0076】
必読指定は、開発対象製品の機種、ユニット、部位等の構成要素やフェーズ等を特定し、その構成要素の担当者に対し、最も適切な時期に関連するナレッジ情報を提示するための指定であり、上記必読指定ボタンB3をクリックしたときに表示される図22の必読指定画面W6上で行われる。
【0077】
つまり、必読指定画面W6には、左側の欄に上記画面W4で選択したナレッジ情報の各項目が表示されるので、管理者は、それらの項目を確認した上で、右側の欄で、そのナレッジ情報の提示対象者を特定するための機種、ユニット、部位の担当構成要素と、提示時期を特定するためのフェーズとを指定し、併せて、その指定の有効期限を入力する。
【0078】
その場合、提示対象者特定のための機種、ユニット、部位は、ナレッジ情報自体の属性として画面W6の左側の欄に表示されている機種、ユニット、部位と必ずしも同一である必要はなく、また、これらの項目の全てを指定する必要もない。また、フェーズの指定も任意であり、これを指定しない場合は、当該構成要素の担当者に対し、全フェーズで提示されることになる。
【0079】
そして、登録ボタンB5をクリックすれば、上記のようにして設定した必読指定のための項目が、ナレッジコードをキーとして図6の必読指定テーブルに登録される。
【0080】
一方、警告指定は、各ナレッジ情報を、担当構成要素やフェーズに拘わりなく、その内容が示す技術テーマをキーワードとしてプロジェクトの担当者に提示するための指定であり、上記ナレッジ情報詳細画面W5上で警告指定ボタンB4をクリックしたときに表示される図23の警告指定画面W7上で行われる。
【0081】
この画面W7には、上記必読指定画面W6と同様に、左側の欄に選択したナレッジ情報の各項目が表示されるので、管理者は、それらの項目を確認した上で、そのナレッジ情報を担当者に提示するためのキーワードを指定する。
【0082】
つまり、画面右側の欄の参照ボタンB6をクリックすれば、図4のキーワードテーブルから読み出されたキーワードを一覧表示したウィンドウW7′が表示されるので、その中から当該ナレッジ情報を提示するために用いるキーワードを選択する。また、この警告指定の有効期限を指定する。
【0083】
そして、登録ボタンB7をクリックすれば、上記キーワード等の項目が、ナレッジコードをキーとして図7の警告指定テーブルに登録される。
【0084】
さらに、プロジェクトの実行中においては、当該開発部門内から、或いは他の部門からそのプロジェクトの対象製品の各構成要素について設計変更が指摘されることがある。この場合において、その設計変更が、今後実施される同種の他のプロジェクトにおいても参考にすべきであると判断された場合には、その指摘があった時点で、或いは指摘された設計変更を実行した時点で、その設計変更情報が重要情報として登録される。
【0085】
この登録は、設計変更の指摘者、或いはその実行を指示した責任者、或いはその変更を実行した担当者等が図24に示す設計変更情報登録画面W8を開くことによって行われる。
【0086】
つまり、この画面W8上で、設計変更のタイトル、登録日、起案部署、起案者、設計変更対象製品の機種、ユニット、部位、設計変更の理由及び内容、及び画像ファイル名を入力する。また、当該設計変更が同種の他のプロジェクトに影響を及ぼす度合い、即ち重要度を、高い順に、「S」、「A」、「B」、「C」の4段階のランクで指定する。なお、設計変更コードは自動的に付与され、またプロジェクトコードは既知であって、これらは自動的に表示される。
【0087】
そして、上記のような設計変更に関する項目を入力した上で、登録ボタンB8をクリックすれば、これらの設計変更情報が図8の設計変更テーブルに記録される。
【0088】
以上のようにして登録ないし指定が行われたナレッジ情報は、後続の他のプロジェクトで利用されることになる。次に、このナレッジ情報を利用する後続のプロジェクトについての処理を説明する。
【0089】
まず、この後続プロジェクトを新規プロジェクトとして立ち上げる際に、その内容を登録する作業が行われる。
【0090】
この登録作業は、プロジェクトの管理者等(以下、「管理者」という)が、上記メイン画面W1から図25に示すプロジェクト登録画面W9を開くことから開始され、この画面W9上で、まず、プロジェクト名を入力する。このプロジェクト名は、自動付与されるプロジェクトコードをキーとして、図9のプロジェクト基本情報テーブルに登録される。
【0091】
そして、次にメニューリストから「機種構成登録」を選択すれば、図26に示すプロジェクト構成要素登録画面W10が表示され、この画面W10上で、今回のプロジェクトの開発対象製品の構成要素を入力する。
【0092】
即ち、今回の開発対象製品が例えば「パソコン」である場合、機種名として「パソコン」と入力した上で、その下位に該機種を構成する「本体」や「ディスプレイ」等のユニット名を入力し、さらに各ユニットの下位にそのユニットを構成する「筐体」や「マザーボード」等の部位名を入力し、当該製品の構成要素を、機種、ユニット、部位の3層のディレクトリ構造として設定する。
【0093】
また、このようにして設定した各構成要素について、キーワードを設定する。つまり、まず、キーワードを設定しようとする構成要素をオプションボタンで指定した上で編集ボタンB9をクリックし、表示されるキーワード編集用ウィンドウW10′上で、その構成要素について設定するキーワードを入力する。
【0094】
その場合に、参照ボタンB10を用いれば、図4のキーワードテーブルに登録されているキーワードを一覧表示したウィンドウW10″が表示されるので、このウィンドウW10″から選択することによって編集用ウィンドウW10′にキーワードを入力することができる。そして、編集用ウィンドウW10′のOKボタンB11をクリックすれば、指定した構成要素についてキーワードが設定される。
【0095】
その後、登録ボタンB12をクリックすれば、上記のようにして設定した当該プロジェクトの各構成要素について、プロジェクトコード及び構成要素コードをキーとして、その構成要素の階層、及び上位構成要素のコードが図10のプロジェクト構成要素テーブルに登録される。また、各構成要素について設定したキーワードは、図11の構成要素キーワードテーブルに、プロジェクトコードと構成要素コードとをキーとして登録される。
【0096】
次に、管理者は図25のプロジェクト登録画面W9に戻り、メニューリストから「フェーズ登録」を選択する。これにより、図27に示すフェーズ登録画面W11が表示される。
【0097】
この画面W11上では、今回のプロジェクトを構成する複数のフェーズを設定する。その場合に、参照ボタンを用いることにより、図3のフェーズテーブルに登録されている各種のフェーズを参照することができる。そして、登録ボタンB13をクリックすることにより、設定されたフェーズは、図12のプロジェクトフェーズテーブルにプロジェクトコードをキーとして登録される。
【0098】
また、管理者は図25のプロジェクト登録画面W9でメニューリストから「担当者登録」を選択する。これにより、図28に示す担当者登録画面W12が表示される。
【0099】
この画面W12上では、今回のプロジェクトを構成する各構成要素ごとに、その開発、設計を担当する担当者の氏名を担当者一覧リストから選択して指定する。なお、この担当者一覧リストには、氏名コードと氏名とを登録した担当者マスタ(図示せず)に基づいて氏名が表示されており、氏名を選択することにより、サーバコンピュータ10に氏名コードが認識される。
【0100】
担当者は各構成要素について1名以上指定することができ、また、同一人が複数の構成要素の担当者に設定されることもある。そして、登録ボタンB14をクリックすることにより、各構成要素について指定した担当者の氏名コードが、プロジェクトコード及び構成要素コードをキーとして、図13のプロジェクト担当者テーブルに登録される。
【0101】
さらに、管理者は図25のプロジェクト登録画面W9でメニューリストから「関連プロジェクト登録」を選択する。これにより、図29に示す関連プロジェクト登録画面W13が表示される。
【0102】
この画面W13では、今回のプロジェクトに関連する過去のプロジェクトであって、設計変更情報を参照したいプロジェクトが存在するときに、そのプロジェクトを関連プロジェクトとして設定し、その関連プロジェクトのコードと、その関連プロジェクトについて登録されている設計変更情報を参照する際のランクとを入力する。そして、登録ボタンB15をクリックすれば、図14の関連プロジェクトテーブルに、今回のプロジェクトのコードをキーとして、関連プロジェクトのコードと設計変更参照ランクとが記録される。
【0103】
また、以上のようにして内容が設定された新規プロジェクトが立ち上がると、その管理者はプロジェクトの進行を管理することになる。つまり、図12のプロジェクトフェーズテーブルに登録されている当該プロジェクトの各フェーズが予定されていた業務の完了により終了したときに、管理者は図30に示すフェーズ進行画面W14を開き、フェーズを進める処理を行う。
【0104】
この画面W14には、各プロジェクトの全体のフェーズの構成が登録されている図12のプロジェクトフェーズテーブルと、各プロジェクトの現時点のフェーズを管理している図15のフェーズ管理テーブルとを参照し、現在実行中の全てのプロジェクトについて、現フェーズと次のフェーズとが表示される。そこで、プロジェクトの管理者は、今回フェーズを進めようとしてプロジェクトについての進行ボタンB16をクリックする。これにより、そのプロジェクトのフェーズが現フェーズから次のフェーズに進行され、新たなフェーズが上記フェーズ管理テーブルに記録される。
【0105】
また、各担当者は、担当の変更があった場合や複数のプロジェクト或いは複数の構成要素を担当している場合等において、現在着手しているプロジェクトや構成要素が変わったときは、図31に示す担当変更画面W15を開き、その変更を記録する。
【0106】
この画面W15を開くと、担当プロジェクト・構成要素指定ウィンドウW15′が表示されるので、担当者は、まず、プルダウンメニューから現在着手し、或いは着手しようとしているプロジェクトを選択する。このとき、そのプロジェクトの構成要素が図10のプロジェクト構成要素テーブルから呼び出されてウィンドウW15′に表示されるので、担当者は現在着手し、或いは着手しようとしている構成要素を指定する。そして、登録ボタンB17をクリックする。これにより、指定したプロジェクト及び構成要素は、図16の担当者管理テーブルに、その担当者の氏名コードをキーとして記録される。
【0107】
このようにして、各プロジェクトの現在のフェーズと、各担当者の現在の担当プロジェクト・構成要素とが、サーバコンピュータ10に常に認識可能な状態に管理されることになる。
【0108】
次に、プロジェクトの実行中に、開発設計担当者がナレッジ情報を参照する場合について説明する。
【0109】
まず、担当者が、メイン画面W1のメニューリストから「必読情報を見る」を選択したものとする。
【0110】
このとき、図32にフローチャートを示すプログラムが起動し、所定のナレッジ情報が必読情報として担当者のクライアントコンピュータ21に表示される。
【0111】
即ち、まずステップS1で、サーバコンピュータ10が認識している担当者の氏名コードをキーとして、図16の担当者管理テーブルを検索し、その担当者が現在着手しているプロジェクトのコードと構成要素のコードとを取得する。
【0112】
次に、ステップS2で、取得したプロジェクトコードをキーとして図15のフェーズ管理テーブルを検索し、現時点のフェーズを取得する。
【0113】
また、ステップS3で、先に取得した当該担当者が着手しているプロジェクトのコードと構成要素のコードとをキーとして、図10のプロジェクト構成要素テーブルを検索し、その構成要素とその上位の階層の構成要素とを取得する。今、例えば当該担当者の担当構成要素が階層「部位」の「筐体」であるものとすると、図10の例によれば、「部位:筐体」と、「ユニット:本体」と、「機種:パソコン」の3つの構成要素を取得することになる。
【0114】
次に、ステップS4で、上記のようにして取得した各階層の構成要素と現時点のフェーズとをキーとして、図6の必読指定テーブルを検索し、構成要素及びフェーズが一致するナレッジ情報のコードを取得する。その場合に、上記例の場合、構成要素としては、「部位:筐体」のみが指定されたもの、「部位:筐体」と「ユニット:本体」とが指定されたもの、「部位:筐体」と「ユニット:本体」と「機種:パソコン」とが指定されたものが抽出対象となる。なお、「部位:筐体」と「機種:パソコン」とが指定されたものについては、抽出対象とすることもできる。
【0115】
次に、ステップS5で、上記のようにして取得したナレッジコードをキーとして図5のナレッジテーブルを検索し、該当するコードのナレッジ情報を取得する。そして、ステップS6で、取得したナレッジ情報の一覧を図33に示す必読指定検索結果画面W16に表示する。
【0116】
以上のようにして、メニューリストの「必読情報を見る」を選択するだけで、当該担当者の担当構成要素(及びその上位の階層の構成要素)と現時点のフェーズとに関連付けられたナレッジ情報の一覧が画面W16に表示されることになり、さらにこの画面W16上でタイトルを指定することにより、図34に示すナレッジ情報詳細画面W17が開き、指定したナレッジ情報の内容と画像とが表示される。
【0117】
次に、担当者がメイン画面W1のメニューリストから「警告情報を見る」を選択した場合について説明する。
【0118】
この場合は、図35にフローチャートを示すプログラムが起動し、所定のナレッジ情報が警告情報として担当者のクライアントコンピュータ21に表示される。
【0119】
図35のフローチャートのステップS11は、上記必読情報の場合と同様であって、担当者の氏名コードをキーとして、図16の担当者管理テーブルからその担当者が現在着手しているプロジェクトのコードと構成要素のコードとを取得する。
【0120】
次に、ステップS12で、プロジェクトコードと構成要素コードとをキーとして、図11の構成要素キーワードテーブルを検索し、当該担当者が現在着手しているプロジェクトと構成要素とに関連するキーワードを取得する。
【0121】
そして、ステップS13で、取得したキーワードをキーとして図7の警告指定テーブルを検索し、キーワードが一致するナレッジ情報のコードを取得する。その場合に、有効期限を経過しているものについては排除する。
【0122】
そして、ステップS14で、取得したナレッジコードをキーとして図5のナレッジテーブルを検索し、該当するコードのナレッジ情報を取得すると共に、ステップS15で、取得したナレッジ情報を表示する。
【0123】
その場合に、ナレッジ情報の表示は前述の「必読情報を見る」の場合と同様に行われ、図33の必読指定(警告指定)検索結果画面W16に抽出されたナレッジ情報の一覧が表示され、また、この画面W16上でナレッジ情報のタイトルを指定することにより、図34のナレッジ情報詳細画面W17が開かれ、指定したナレッジ情報の内容と画像とが表示される。
【0124】
このようにして、メイン画面W1の「警告情報を見る」を選択するだけで、担当者は、現在自分が担当している構成要素に技術的に関連するナレッジ情報を直ちに参照することが可能となる。その場合に、キーワードを介してナレッジ情報を抽出するので、自分が担当している構成要素以外の他の構成要素に関連する情報も抽出されることになり、例えば現在取り組んでいる技術的課題についてのヒントを広範囲から入手することが可能となる。
【0125】
次に、担当者がメイン画面W1のメニューリストから「重要情報を見る」を選択した場合について説明する。
【0126】
この場合は、図36にフローチャートを示すプログラムが起動し、ナレッジ情報としての設計変更情報が重要情報として担当者のクライアントコンピュータ21に表示される。
【0127】
即ち、まず、フローチャートのステップS21で、担当者の氏名コードをキーとして、図16の担当者管理テーブルからその担当者が現在着手しているプロジェクトのコードを取得し、次いでステップS22で、そのプロジェクトコードをキーとして、図14の関連プロジェクトテーブルを検索する。そして、関連プロジェクトが設定されているときには、ステップS24を実行し、その関連プロジェクトのコードと設計変更情報参照ランクとを取得する。
【0128】
次に、ステップS25で、取得した関連プロジェクトのコードをキーとして図8の設計変更テーブルを検索する。そして、プロジェクトコードが関連プロジェクトのコードと一致し、かつ記録されている重要度のランクが、上記設計変更情報参照ランク以上のレコードを抽出する。
【0129】
今、例えば図14の関連プロジェクトテーブルに示すように、現プロジェクトが「PJ0002」で、関連プロジェクトとして「PJ0001」が設定され、その設計変更情報参照ランクが「A」とされているものとして、図8の設計変更テーブルを検索したとき、このテーブルに記録されたレコードのうち、プロジェクトコードが上記関連プロジェクトのコード「PJ0001」であり、かつ重要度のランクが「A」以上のレコードとして、コード「R0001」、「R0002」の設計変更情報が取得されることになる。
【0130】
そして、ステップS26で、上記のようにして取得した設計変更情報をクライアントコンピュータ21に表示する。
【0131】
その場合に、まず、図37の重要情報検索結果画面W18に取得した設計変更情報の一覧が表示され、この画面W18上でタイトルを指定することにより、図38の設計変更情報詳細画面W19が表示されて、指定した設計変更情報の内容と画像とが表示される。
【0132】
このようにして、メイン画面W1の「重要情報を見る」を選択するだけで、担当者は、現在自分が担当しているプロジェクトに関連する過去のプロジェクトで実施された設計変更の情報を参照することが可能となる。その場合に、各設計変更情報には予め重要度のランクが付されていると共に、そのプロジェクトと今回のプロジェクトとの関連性に応じてその情報の参照ランクが設定されているから、担当者に必要以上に多数の情報を提示することが回避され、必要な情報のみが効率的に提示されることになる。
【0133】
なお、以上の実施の形態では、ナレッジ情報の必読指定や警告指定をそのナレッジ情報を登録したプロジェクトの管理者等が行うようにしたが、ナレッジ情報が提示される新たなプロジェクトの立ち上げ時等に、そのプロジェクトの管理者等によって、そのプロジェクトでのみ提示するように、これらの指定を行うようにしてもよい。
【0134】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、製品開発プロジェクトの実行中に担当者にナレッジ情報を提示するシステム及びプログラムにおいて、ナレッジ情報を開発対象製品の構成要素と開発フェーズとに関連付けて登録すると共に、プロジェクト実行中、各担当者の現時点の担当構成要素と現時点の開発フェーズとを記録するようにしたから、ナレッジ情報の提示要求時に、当該担当者が現在担当している構成要素と現在の開発フェーズとに関連する情報のみを抽出して提示することが可能となる。
【0135】
したがって、担当者が現在担当していない構成要素についての情報が提示されたり、直ちに必要ではない情報が提示されることが回避され、各担当者にとって必要な情報のみが必要な時期に的確に提示されることになる。その結果、この種の情報提示システム等の信頼性が向上し、新製品開発作業の効率の向上に寄与することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るシステムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】同システムの記録装置に記録されているテーブルの説明図である。
【図3】フェーズテーブルの説明図である。
【図4】キーワードテーブルの説明図である。
【図5】ナレッジテーブルの説明図である。
【図6】必読指定テーブルの説明図である。
【図7】警告指定テーブルの説明図である。
【図8】設計変更テーブルの説明図である。
【図9】プロジェクト基本情報テーブルの説明図である。
【図10】プロジェクト構成要素テーブルの説明図である。
【図11】構成要素キーワードテーブルの説明図である。
【図12】プロジェクトフェーズテーブルの説明図である。
【図13】プロジェクト担当者テーブルの説明図である。
【図14】関連プロジェクトテーブルの説明図である。
【図15】フェーズ管理テーブルの説明図である。
【図16】担当管理テーブルの説明図である。
【図17】メイン画面の説明図である。
【図18】ナレッジ情報登録画面の説明図である。
【図19】ナレッジ情報検索画面の説明図である。
【図20】ナレッジ情報検索結果画面の説明図である。
【図21】ナレッジ情報詳細画面の説明図である。
【図22】必読指定画面の説明図である。
【図23】警告指定画面の説明図である。
【図24】設計変更情報登録画面の説明図である。
【図25】プロジェクト登録画面の説明図である。
【図26】構成要素登録画面の説明図である。
【図27】フェーズ登録画面の説明図である。
【図28】担当者登録画面の説明図である。
【図29】関連プロジェクト登録画面の説明図である。
【図30】フェーズ進行画面の説明図である。
【図31】担当変更画面の説明図である。
【図32】必読情報検索動作を示すフローチャートである。
【図33】必読情報検索結果画面の説明図である。
【図34】必読情報詳細画面の説明図である。
【図35】警告情報検索動作を示すフローチャートである。
【図36】重要情報検索動作を示すフローチャートである。
【図37】重要情報検索結果画面の説明図である。
【図38】重要情報詳細画面の説明図である。
【符号の説明】
10 サーバコンピュータ
13 記録装置
20 ネットワーク
21 クライアントコンピュータ
Claims (16)
- 製品開発プロジェクトの実行中に担当者にナレッジ情報を提示する開発支援システムであって、開発対象製品の構成要素と開発フェーズとが関連付けられたナレッジ情報を提示情報として登録する提示情報登録手段と、プロジェクトの実行中に現時点の開発フェーズを記録するフェーズ記録手段と、担当者の現時点の担当構成要素を記録する担当構成要素記録手段と、ナレッジ情報の提示要求時に、上記開発フェーズ記録手段から現時点の開発フェーズを読み出し、かつ上記担当構成要素記録手段から情報の提示を要求した担当者の現時点の担当構成要素を読み出すと共に、読み出した開発フェーズと構成要素とが関連付けられたナレッジ情報を上記提示情報登録手段から抽出するナレッジ情報抽出手段と、抽出したナレッジ情報を表示するナレッジ情報表示手段とを有することを特徴とする開発支援システム。
- 開発対象製品の構成要素は、その製品自体である機種と、その機種を構成するユニットと、ユニットを構成する部位の3階層で設定され、提示情報登録手段は、1つ以上の階層の構成要素が関連付けられた状態でナレッジ情報を登録し、ナレッジ情報抽出手段は、担当者の担当構成要素と同一の構成要素が関連付けられており、かつその構成要素の上位の構成要素として担当構成要素の上位の構成要素とは異なる構成要素が関連付けられていないナレッジ情報を抽出することを特徴とする請求項1に記載の開発支援システム。
- プロジェクトの実行中に作成されたナレッジ情報を登録しておくナレッジ情報登録手段と、該登録手段から他のプロジェクトで提示すべきナレッジ情報を選択し、構成要素と開発フェーズとを関連付けて提示情報に指定するナレッジ情報指定手段とを有し、提示情報登録手段は、該ナレッジ情報指定手段によって指定されたナレッジ情報を登録することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の開発支援システム。
- ナレッジ情報登録手段から他のプロジェクトで提示すべきナレッジ情報を選択するときに、所定の属性を検索キーとして検索するナレッジ情報検索手段が備えられていることを特徴とする請求項3に記載の開発支援システム。
- ナレッジ情報指定手段は、ナレッジ情報が登録されたプロジェクトにおいて、提示するプロジェクトを特定することなく提示情報を指定することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の開発支援システム。
- ナレッジ情報指定手段は、ナレッジ情報が提示されるプロジェクトにおいて、提示するプロジェクトをそのプロジェクトに特定して提示情報を指定することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の開発支援システム。
- プロジェクトの実行中に作成された設計変更に関する情報をそのプロジェクトに関連付けて登録しておく設計変更情報登録手段と、今回実行するプロジェクトに関連する関連プロジェクトを登録しておく関連プロジェクト登録手段と、設計変更情報の提示要求時に、上記関連プロジェクト登録手段から関連プロジェクトを読み出すと共に、その関連プロジェクトに関連付けられた設計変更情報を上記設計変更情報登録手段から抽出する設計変更情報抽出手段と、抽出した設計変更情報を表示する設計変更情報表示手段とが備えられていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の開発支援システム。
- 設計変更情報登録手段は、各設計変更情報について重要度のランクを登録し、関連プロジェクト登録手段は、関連プロジェクトについての設計変更情報を参照するときの参照ランクを登録し、設計変更情報抽出手段は、設計変更情報登録手段から関連プロジェクトについての設計変更情報を抽出するときに、重要度のランクが関連プロジェクト登録手段に登録されている参照ランク以上の情報を抽出することを特徴とする請求項7に記載の開発支援システム。
- 製品開発プロジェクトの実行中に担当者にナレッジ情報を提示する開発支援プログラムであって、コンピュータを、開発対象製品の構成要素と開発フェーズとが関連付けられたナレッジ情報を提示情報として登録する提示情報登録手段、プロジェクトの実行中に現時点の開発フェーズを記録するフェーズ記録手段、担当者の現時点の担当構成要素を記録する担当構成要素記録手段、ナレッジ情報の提示要求時に、上記開発フェーズ記録手段から現時点の開発フェーズを読み出し、かつ上記担当構成要素記録手段から情報の提示を要求した担当者の現時点の担当構成要素を読み出すと共に、読み出した開発フェーズと構成要素とが関連付けられたナレッジ情報を上記提示情報登録手段から抽出するナレッジ情報抽出手段、及び、抽出したナレッジ情報を表示するナレッジ情報表示手段として機能させることを特徴とする開発支援プログラム。
- 開発対象製品の構成要素が、その製品自体である機種と、その機種を構成するユニットと、ユニットを構成する部位の3階層で設定されている場合において、コンピュータを提示情報登録手段として機能させるときは、1つ以上の階層の構成要素が関連付けられた状態でナレッジ情報を登録するように機能させ、ナレッジ情報抽出手段として機能させるときは、担当者の担当構成要素と同一の構成要素が関連付けられており、かつその構成要素の上位の構成要素として担当構成要素の上位の構成要素とは異なる構成要素が関連付けられていないナレッジ情報を抽出するように機能させることを特徴とする請求項9に記載の開発支援プログラム。
- コンピュータを、プロジェクトの実行中に作成されたナレッジ情報を登録しておくナレッジ情報登録手段、及び、該登録手段から他のプロジェクトで提示すべきナレッジ情報を選択し、構成要素と開発フェーズとを関連付けて提示情報に指定するナレッジ情報指定手段として機能させると共に、提示情報登録手段として機能させるときは、上記ナレッジ情報指定手段によって指定されたナレッジ情報を登録するように機能させることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の開発支援プログラム。
- コンピュータを、ナレッジ情報登録手段から他のプロジェクトで提示すべきナレッジ情報を選択するときに、所定の属性を検索キーとして検索するナレッジ情報検索手段として機能させることを特徴とする請求項11に記載の開発支援プログラム。
- コンピュータをナレッジ情報指定手段として機能させるときは、ナレッジ情報が登録されたプロジェクトにおいて、提示するプロジェクトを特定することなく提示情報を指定するように機能させることを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の開発支援プログラム。
- コンピュータをナレッジ情報指定手段として機能させるときは、ナレッジ情報が提示されるプロジェクトにおいて、提示するプロジェクトをそのプロジェクトに特定して提示情報を指定するように機能させることを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の開発支援プログラム。
- コンピュータを、プロジェクトの実行中に作成された設計変更に関する情報をそのプロジェクトに関連付けて登録しておく設計変更情報登録手段、今回実行するプロジェクトに関連する関連プロジェクトを登録しておく関連プロジェクト登録手段、設計変更情報の提示要求時に、上記関連プロジェクト登録手段から関連プロジェクトを読み出すと共に、その関連プロジェクトに関連付けられた設計変更情報を上記設計変更情報登録手段から抽出する設計変更情報抽出手段、及び、抽出した設計変更情報を表示する設計変更情報表示手段として機能させることを特徴とする請求項9から請求項14のいずれかに記載の開発支援プログラム。
- コンピュータを設計変更情報登録手段として機能させるときは、各設計変更情報について重要度のランクを登録するように機能させ、関連プロジェクト登録手段として機能させるときは、関連プロジェクトについての設計変更情報を参照するときの参照ランクを登録するように機能させ、設計変更情報抽出手段として機能さえるときは、設計変更情報登録手段から関連プロジェクトについての設計変更情報を抽出するときに、重要度のランクが関連プロジェクト登録手段に登録されている参照ランク以上の情報を抽出するように機能させることを特徴とする請求項15に記載の開発支援プログラム。
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