JP2004341598A - 施設管理装置、方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】制御部11のデータ表示手段11Aで、報知した警報に対する確認指示に応じて、当該警報が発生した状態情報のうち、その警報発生の時点を含む所定期間の近傍状態情報を記憶部13から読み出して表示出力する。また、データ表示手段11Aで、管理ポイントおよび対象日を指定した表示要求に応じて、当該管理ポイントから対象日に収集された状態情報を記憶部13から読み出し、グラフとして表示出力するとともに、グラフ表示した状態情報の詳細表示の時点を選択する選択指示に応じて、当該時点を含む前後期間の近傍状態情報を記憶部13から読み出し表示出力する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、施設管理装置に関し、特に施設管理装置、方法、およびプログラムに関し、特に施設に設けられた複数の管理ポイントからの状態情報を通信ネットワークを介して情報収集し、収集した状態情報に基づき施設を管理する施設管理装置、方法、およびプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、インテリジェントビル、複合商業施設、集合住宅、病院、工場などの施設においては、各種の設備が多数配置され、運転されている。通常、このような施設では、施設内に設けられた複数の管理ポイントからの状態情報を通信ネットワークを介して施設管理装置で情報収集し、収集した状態情報に基づき施設全体を管理している。
例えば、収集した状態情報が「警報」を示す場合には、ブザーなどを鳴動させるとともに、その状態情報をプリンタへ出力し、警報が発生した日時や警報が回復した日時、警報の名称などを表示することにより履歴情報を確認するものとなっていた。
【0003】
このような施設管理装置では、収集した多くの状態情報から所望の情報を検索する機能として、時系列で画面表示された複数の情報から警報情報を日付単位で検索したり、データ区分により所望の情報を抽出するものとなっていた(例えば、特許文献1など参照)
【0004】
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−189515号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の施設管理装置では、警報発生時など所望時点における状態情報の時系列変化を確認する際、操作が煩雑で所望の状態情報を迅速に確認できないという問題点があった。例えば、従来の施設管理装置では、警報発生時にその瞬時のデータしか表示されないため、警報発生時の状態情報を確認する際、その警報発生時点の前後の期間を指定して所望の状態情報を検索し、あるいは所定のデータ区分により警報発生に関係する状態情報を抽出するなど、各種オペレーション操作を行って所望の状態情報を表示させる必要があり、操作が煩雑で迅速に確認できない。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、簡単な操作で所望の状態情報を迅速かつ詳細に確認できる施設管理装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明にかかる施設管理装置は、施設に設けられた複数の管理ポイントから通信ネットワークを介して順次収集した各種状態情報を監視するとともに記憶部に記憶し、状態情報のいずれかが異常を示す場合は警報を報知する制御部を備える施設管理装置において、制御部に、報知した警報に対する確認指示に応じて、当該警報が発生した状態情報のうち、その警報発生の時点を含む所定期間の近傍状態情報を記憶部から読み出して表示出力するデータ表示手段を有するものである。
【0008】
また、本発明にかかる他の施設管理装置は、施設に設けられた複数の管理ポイントから通信ネットワークを介して順次収集した各種状態情報を監視するとともに記憶部に記憶し、状態情報のいずれかが異常を示す場合は警報を報知する制御部を備える施設管理装置において、制御部に、管理ポイントおよび対象日を指定した表示要求に応じて、当該管理ポイントから対象日に収集された状態情報を記憶部から読み出し、グラフとして表示出力するとともに、グラフ表示した状態情報の詳細表示の時点を選択する選択指示に応じて、当該時点を含む所定期間の近傍状態情報を記憶部から読み出し表示出力するデータ表示手段を有するものである。
【0009】
データ表示手段で、近傍状態情報を表示する際、状態情報のうち、当該時点の時刻における分単位の分データと、当該時点の前後時刻における分単位の分データとを、表示出力するようにしてもよい。
データ表示手段で、表示出力した分データのうちの任意の分データに対する選択操作に応じて、状態情報のうち、選択された分データの当該時分における秒単位の秒データと、当該時分の前後分における秒データとを表示出力するようにしてもよい。
【0010】
本発明にかかる施設管理方法は、施設に設けられた複数の管理ポイントから通信ネットワークを介して順次収集した各種状態情報を監視するとともに記憶部に記憶し、状態情報のいずれかが異常を示す場合は警報を報知する制御部を備える施設管理装置で用いられる施設管理方法において、
制御部で、報知した警報に対する確認操作に応じて、当該異常が発生した状態情報のうち、その異常発生の時点を含む所定期間の近傍状態情報を記憶部から読み出して表示出力するステップを実行するようにしたものである。
【0011】
本発明にかかる他の施設管理方法は、施設に設けられた複数の管理ポイントから通信ネットワークを介して順次収集した各種状態情報を監視するとともに記憶部に記憶し、状態情報のいずれかが異常を示す場合は警報を報知する制御部を備える施設管理装置で用いられる施設管理方法において、制御部で、管理ポイントおよび対象日を指定した表示要求に応じて、当該管理ポイントから対象日に収集された状態情報を記憶部から読み出し、グラフとして表示出力するステップと、グラフ表示された状態情報の詳細表示の時点を選択する選択操作に応じて、当該時点を含む所定期間の近傍状態情報を記憶部から読み出し表示出力するステップとを実行するようにしたものである。
【0012】
また、本発明にかかるプログラムは、施設に設けられた複数の管理ポイントから通信ネットワークを介して順次収集した各種状態情報を監視するとともに記憶部に記憶し、状態情報のいずれかが異常を示す場合は警報を報知する施設管理装置のコンピュータで、報知した警報に対する確認操作に応じて、当該異常が発生した状態情報のうち、その異常発生の時点を含む所定期間の近傍状態情報を記憶部から読み出して表示出力するステップを実行させるようにしたものである。
【0013】
また、本発明にかかる他のプログラムは、施設に設けられた複数の管理ポイントから通信ネットワークを介して順次収集した各種状態情報を監視するとともに記憶部に記憶し、状態情報のいずれかが異常を示す場合は警報を報知する施設管理装置のコンピュータで、管理ポイントおよび対象日を指定した表示要求に応じて、当該管理ポイントから対象日に収集された状態情報を記憶部から読み出し、グラフとして表示出力するステップと、グラフ表示された状態情報の詳細表示の時点を選択する選択操作に応じて、当該表示時点を含む所定期間の近傍状態情報を記憶部から読み出し表示出力するステップとを実行させるようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、図1を参照して、本発明の一実施の形態にかかる施設管理装置について説明する。図1は本発明の一実施の形態にかかる施設管理装置が用いられる設備系システムを示す構成図である。
この設備系システムは、通信ネットワーク3を介して各設備2が施設管理装置1と接続されている。また、通信ネットワーク5を介して各端末4が施設管理装置1と接続されている。
【0015】
施設管理装置1は、全体としてサーバ装置などのコンピュータからなり、通信ネットワーク3を介して設備2とデータ通信を行うことにより設備2(管理ポイント)から状態情報を収集し、これを画面表示することにより各設備の集中管理を行う。通信ネットワーク5を介して端末4とデータ通信を行うことにより、所望の情報を端末4へ配信する。
施設管理装置1には、制御部11、通信インターフェース部(以下、通信I/F部という)12、記憶部13、操作入力部14、画面表示部15、音声出力部16、および通信インターフェース部(以下、通信I/F部という)17が設けられている。
【0016】
制御部11は、施設管理装置1の各部を制御するCPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路から構成されており、記憶部13に予め格納されているプログラム13Aを読み込んで起動することにより、ハードウェアとソフトウェアの協動により各種機能を実現する。
なお、プログラム13Aについては、記録媒体に記録されたプログラムを予め読み込んで記憶部13へ格納してもよく、他の装置に格納されているプログラムを予め通信ネットワーク5を介して読み込んで記憶部13へ格納してもよい。
【0017】
制御部11には、各種機能を実現する手段として、データ表示手段11A、データ抽出手段11B、およびデータ収集手段11Cが設けられている。
データ表示手段11Aは、記憶部13に記憶されている状態情報を画面表示部15から表示出力する。データ抽出手段11Bは、記憶部13に記憶されている状態情報から所望の状態情報のみを抽出する。データ収集手段11Cは、通信I/F部12および通信ネットワーク3を介して各設備2とデータ通信を行うことにより状態情報を収集する。
【0018】
通信I/F部12は、通信ネットワーク3を介して各設備2とデータ通信を行う。記憶部13はハードディスクなどの記憶装置からなり、制御部11で実行されるプログラム13Aのほか、各設備2から収集した状態情報や関連情報などの各種情報を記憶する。操作入力部14はキーボードやマウスなどからなり管理者の操作入力を検出し制御部11へ出力する。画面表示部15はCRTディスプレイなどの画面表示装置からなり、データ表示手段11Aからの各種情報を画面表示する。音声出力部16は警報音やプリンタ印字擬似音、さらには音声メッセージなどを出力する。
【0019】
次に、図2を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる施設管理装置の動作について説明する。図2は、第1の実施の形態にかかる施設管理装置のデータ表示処理を示すフローチャートである。
制御部11のデータ表示手段11Aは、データ収集手段11Cを用いて、通信ネットワーク3を介して各設備2から各管理ポイントの各種状態情報を逐次収集し、収集した状態情報を記憶部13へ格納するとともに、その状態情報を監視している。各設備2は1つ以上の管理ポイントを有しており、個々の管理ポイントで、例えば温度、湿度、室内圧力など1種以上の状態情報が取得される。これら状態情報には、少なくともそのデータ値が検出された時刻を示す時刻情報が含まれている。
【0020】
各状態情報には、その上限値または下限値、あるいはその両方が予め個別に設定されており、データ表示手段11Aは、これら上限値および下限値と各状態情報の値とを比較することにより、各状態情報を監視する(ステップ100)。
ここで、任意の状態情報の値が対応する上限値または下限値から逸脱した場合は、その管理ポイントで異常が発生したと判断し(ステップ100:YES)、画面表示部15での画面表示により上下限警報を報知し、管理者に注意を促す(ステップ101)。
図3に上下限警報表示の画面表示例を示す。この例では、発生日時、発生場所(管理ポイント名/状態情報名)、警報種類などが表示されている。また、マウスやキーボードからなる操作入力部14から管理者の操作を検出するためのGUI(Graphical User Interface)として、この上下限警報をオペレータが確認したことを指示するための確認ボタン61が設けられている。
【0021】
上下限警報を表示した後、その確認ボタンの押下による警報確認操作が操作入力部14を介して検出された場合(ステップ102:YES)、データ表示手段11Aは、データ抽出手段11Bを用いて、所定期間内に発生した警報の履歴を画面表示部15での画面表示により表示出力する(ステップ103)。
図4に警報履歴表示の画面表示例を示す。ここでは、当日に発生した警報が一覧表62で表示されている。各警報については、発生時刻、発生場所(管理ポイント名/状態情報名)、警報種類、および異常を示した状態情報の値が表示されている。また、GUIとして、各警報ごとにその数値やグラフの表示を指示するための操作ポイント63,64が設けられている。
【0022】
図4の例では、第1研究室(管理ポイント)の室温(状態情報)について、「14:58:05」と「15:41:20」とに、上限値を逸脱した警報すなわち「HIアラーム」が発生し、これら発生時点における室温は「25.0」であったことが表示されている。
【0023】
この警報履歴表示画面において、警報の発生した状態情報の時系列変化を確認して、その警報の原因を特定するため、当該警報に関する数値表示の操作ポイント63による表示要求操作(確認指示)があった場合(ステップ104)、データ表示手段11Aは、データ抽出手段11Bを用いて、当該警報が発生した時点を含むその前後期間の履歴データを近傍状態情報として記憶部13から読み出し、画面表示部15での画面表示により時系列順に表示出力する(ステップ105)。
図5に履歴データ表示(分データ)の画面表示を示す。この例では、警報が「15:41:20」に発生していることから、その警報発生時点が含まれる時刻「15:00」と、その前後の時刻「14:00」,「16:00」について、分単位の分データが時系列順で一覧表65に表示されている。
【0024】
また、この一覧表65では、上限値および下限値を逸脱したデータについて、文字色、字体、フォント種別、文字サイズ、あるいは背景色などの表示形式を用いて、他の正常データと識別表示されており、管理者が容易に逸脱データを視認できる。
この一覧表65では、各分データの表示マスに、GUIとして、当該時分における秒データの詳細表示を要求する操作ポイント66が設けられている。その操作ポイント66の操作により、任意の時分の分データが選択操作された場合(ステップ106:YES)、データ表示手段11Aは、データ抽出手段11Bを用いて、当該時分における秒単位の秒データと、当該時分の前後分における秒データとを記憶部13から読み出し、画面表示部15での画面表示により時系列順に表示出力し(ステップ107)、一連のデータ表示処理を終了する。
【0025】
図5において、時分「15:41」の操作ポイント66Aが操作された場合、図6に示す履歴データ表示(秒データ)が画面表示部15で表示される。この例では、選択された時分「15:41」とその前後の時分「15:40」,「15:42」について、秒単位の秒データが時系列順で一覧表67に表示されている。この一覧表67においても、上限値および下限値を逸脱したデータについて、文字色、字体、フォント種別、文字サイズ、あるいは背景色などの表示形式を用いて、他の正常データと識別表示されており、管理者が容易に逸脱データを視認できる。
【0026】
このように、本実施の形態では、制御部11のデータ表示手段11Aで、報知した警報に対する確認指示に応じて、当該警報が発生した状態情報のうち、その警報発生の時点を含む所定期間の近傍状態情報を記憶部13から読み出して表示出力するようにしたので、簡単な操作で警報を迅速かつ詳細に確認できる。
また、近傍状態情報を表示する際、状態情報のうち、当該時点の時刻における分単位の分データと、当該時点の前後時刻における分単位の分データとを、表示出力するようにしたので、警報が発生した状態情報を分単位で確認でき、警報の発生した状態情報の時系列変化を確認でき、その警報原因の特定に有用である。
【0027】
さらに、表示出力した分データのうちの任意の分データに対する選択操作に応じて、状態情報のうち、選択された分データの当該時分における秒単位の秒データと、当該時分の前後分における秒データとを表示出力するようにしたので、変化の早い状態情報についても、簡単な操作で時系列変化を確認でき、その警報原因の特定に有用である。なお、上記所定期間(前後期間)すなわち近傍状態情報の時間的範囲については警報発生時点を含んでいればよく、警報発生時点の前後に位置する状態情報を含んでもよく、警報発生時点以前の状態情報のみ、あるいは警報発生時点以降の状態情報のみであってもよい。
【0028】
なお、前述の説明では、状態情報の数値表示に関する表示例について説明したが、グラフ表示についても同様である。図7に履歴グラフ表示(分データ)の画面表示例を示す。また図8に履歴グラフ表示(秒データ)の画面表示例を示す。この際、図7のグラフ表示画面では、画面上で任意の時点位置をマウスでクリックすることにより、当該時分の分データに対する選択操作となり、その時分における秒単位の秒データと、当該時分の前後分における秒データとが図8のように表示される。
【0029】
また、図2のステップ100において異常発生が確認されなかった場合(ステップ100:NO)、およびステップ102、104、106において、表示終了操作が行われた場合(ステップ102:NO、ステップ104:NO、ステップ106:NO)、一連のデータ表示処理を終了する。
【0030】
次に、図9を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる施設管理装置について説明する。図9は第2の実施の形態にかかる施設管理装置のデータ表示処理を示すフローチャートである。
前述した第1の実施の形態では、警報発生時におけるデータ表示処理について説明したが、本実施の形態では、過去に得られた所望の状態情報すなわち履歴データを閲覧する場合のデータ表示処理について説明する。なお、施設管理装置1の構成については、前述した図1と同一である。
【0031】
操作入力部14から履歴データの表示を要求する操作が入力された場合、制御部11のデータ表示手段11Aは、図10に示す履歴データ表示画面(グラフ)を画面表示部15から表示出力する。
図10の例では、所望する履歴データの対象日を選択するためのカレンダー71と、その管理ポイントを選択するためのツリー72が表示されており、これらを操作して所望の履歴データの管理ポイントと対象日を指定する。
【0032】
このようにして、管理ポイントと対象日とを指定した表示要求が行われた場合(ステップ110:YES)、データ表示手段11Aは、データ抽出手段11Bを用いて、記憶部13から対応する状態情報を読み出し、履歴データ表示画面のグラフ73へ表示出力する(ステップ111)。また、その管理ポイントから収集された各状態情報に関する書式情報も一覧表74に表示する。
図10の例では、管理ポイントとして「第3研究室」が指定され、対象日として「2003年3月26日」が指定されている。そして、状態情報として、温度、湿度および室内圧力が記憶部13から読み出され、グラフ73に折れ線グラフとして表示されている。
【0033】
また、一覧表74には、各状態情報の単位、グラフ線種のほか、その時点に設定されていた上限値および下限値が表示されている。さらに、当該対象日内にその上限値または下限値を逸脱した逸脱データの有無が表示されており、警報発生の有無を容易に確認できる。これら書式情報は、当該状態情報とともに記憶部13へ予め格納されている。
グラフ73において、画面上で任意の時点位置をマウスでクリックすることにより、当該表示時点の状態情報に対する選択操作が行われた場合(ステップ112:YES)、データ表示手段11Aは、データ抽出手段11Bを用いて、当該表示時点を含むその前後期間のデータを近傍状態情報として記憶部13から読み出し、画面表示部15での画面表示により時系列順に表示出力する(ステップ113)。
【0034】
ここでは、前述した図5と同様に、当該時点の時刻における分単位の分データと、当該時点の前後時刻における分単位の分データとが、表示出力される。また、その分データ表示画面において、任意の分データが選択操作された場合は(ステップ114:YES)、前述した図6と同様に、その時分における秒単位の秒データと、当該時分の前後分における秒データとが画面表示部15で表示され(ステップ115)、一連のデータ表示処理を終了する。
なお、当該表示時点の近傍状態情報を表示させるための操作としては、グラフ73をクリックする方法以外に、例えば画面上の任意の位置に表示ボタンを設け、その表示ボタンの押下を契機として所望の近傍状態情報を表示させるようにしてもよい。
【0035】
このように、本実施の形態では、制御部11のデータ表示手段11Aで、管理ポイントおよび対象日を指定した表示要求に応じて、当該管理ポイントから対象日に収集された状態情報を記憶部13から読み出し、グラフとして表示出力するとともに、グラフ表示した状態情報の詳細表示の時点を選択する選択指示に応じて、当該時点を含む所定期間の近傍状態情報を記憶部13から読み出し表示出力するようにしたので、簡単な操作で任意の履歴データを迅速かつ詳細に確認できる。
また、近傍状態情報を表示する際、状態情報のうち、当該時点の時刻における分単位の分データと、当該時点の前後時刻における分単位の分データとを、表示出力するようにしたので、警報が発生した状態情報を分単位で確認でき、警報の発生した状態情報の時系列変化を確認でき、その警報原因の特定に有用である。
【0036】
さらに、表示出力した分データのうちの任意の分データに対する選択操作に応じて、状態情報のうち、選択された分データの当該時分における秒単位の秒データと、当該時分の前後分における秒データとを表示出力するようにしたので、変化の早い状態情報についても、簡単な操作で時系列変化を確認でき、その警報原因の特定に有用である。なお、上記所定期間(前後期間)すなわち近傍状態情報の時間的範囲については警報発生時点を含んでいればよく、警報発生時点の前後に位置する状態情報を含んでもよく、警報発生時点以前の状態情報のみ、あるいは警報発生時点以降の状態情報のみであってもよい。
【0037】
なお、前述の説明では、状態情報の数値表示に関する表示例について説明したが、グラフ表示についても同様であり、前述した図7,図8のようにグラフ表示してもよい。この際、図7のグラフ表示画面では、画面上で任意の時点位置をマウスでクリックすることにより、当該時分の分データに対する選択操作となり、その時分における秒単位の秒データと、当該時分の前後分における秒データとが図8のように表示されるようにしてもよい。
【0038】
また、図9のステップ110において表示要求がなかった場合(ステップ110:NO)、およびステップ112、114において、表示終了操作が行われた場合(ステップ112:NO、ステップ114:NO)、一連のデータ表示処理を終了する。
なお、図10の一覧表74の逸脱データ欄に操作ポイント75を設け、逸脱データがある場合には、その操作ポイント75の操作に応じて、その警報発生時点を表示時点とした分データを表示するようにしてもよい。この際、前述した図5のように数値を一覧表示してもよく、図7のようにグラフ表示してもよい。
【0039】
また、前述の説明では、指定された履歴データを図10のようにグラフ表示する場合を例として説明したが、図11に示すように、数値を一覧表示してもよい。この図11の例では、温度、湿度、室内圧力の各状態情報の数値が、時刻単位で時系列順に一覧表示されている。また、各状態情報の単位、その時点に設定されていた上限値および下限値のほか、その対象日における各状態情報の最大値、最小値、平均値が表示されている。
【0040】
さらに、各時刻の数値欄に隣接して、その時刻における上限値または下限値を逸脱した逸脱データの有無が表示されており、警報発生の有無を容易に確認できる。この際、上限値を逸脱した際のHIアラームは「H」で表示され、下限値を逸脱した際のLOWアラームは「L」で表示される。
また、各数値欄や逸脱データ欄には操作ポイントが設けられており、その操作ポイントの操作に応じて、その表示時点の分データが表示される。この際、前述した図5のように数値を一覧表示してもよく、図7のようにグラフ表示してもよい。
【0041】
なお、以上の各実施の形態では、施設管理装置1に設けられた操作入力部14および画面表示部15を用いて、所望の状態情報を確認する場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、通信ネットワーク5を介して端末4から所望の状態情報を確認するようにしてもよい。
この際、前述した各表示画面をHTMLなどのページ記述言語で生成するとともにWeb技術を利用して、端末4からの要求に応じて対応する表示画面をコンテンツとして配信するとともに、GUIにより端末操作を受け付け、所望の状態情報を端末4で画面表示すればよい。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、制御部のデータ表示手段で、報知した警報に対する確認指示に応じて、当該警報が発生した状態情報のうち、その警報発生の時点を含む所定期間の近傍状態情報を記憶部から読み出して表示出力するようにしたものである。また、制御部のデータ表示手段で、管理ポイントおよび対象日を指定した表示要求に応じて、当該管理ポイントから対象日に収集された状態情報を記憶部から読み出し、グラフとして表示出力するとともに、グラフ表示した状態情報の詳細表示の時点を選択する選択指示に応じて、当該時点を含む所定期間の近傍状態情報を記憶部から読み出し表示出力するようにしたものである。
これにより、従来のように、その警報発生時点の前後の期間を指定して所望の状態情報を検索し、あるいは所定のデータ区分により警報発生に関係する状態情報を抽出するなど、各種オペレーション操作を行って所望の状態情報を表示させる必要がなくなる。したがって、簡単な操作で所望の状態情報を迅速かつ詳細に確認でき
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる施設管理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態にかかる施設管理装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】上下限警報の報知画面例である。
【図4】警報履歴表示画面例である。
【図5】履歴データ表示画面例(分データ)である。
【図6】履歴データ表示画面例(秒データ)である。
【図7】履歴グラフ表示画面例(分データ)である。
【図8】履歴グラフ表示画面例(秒データ)である。
【図9】本発明の第2の実施の形態にかかる施設管理装置の動作を示すフローチャートである。
【図10】履歴データ表示画面例(グラフ)である。
【図11】履歴データ表示画面例(数値)である。
【符号の説明】
1…施設管理装置、11…制御部、11A…データ表示手段、11B…データ抽出手段、11C…データ収集手段、12…通信I/F部、13…記憶部、13A…プログラム、14…操作入力部、15…画面表示部、16…音声出力部、17…通信I/F部、2…設備、3…通信ネットワーク、4…端末、5…通信ネットワーク。
Claims (8)
- 施設に設けられた複数の管理ポイントから通信ネットワークを介して順次収集した各種状態情報を監視するとともに記憶部に記憶し、前記状態情報のいずれかが異常を示す場合は警報を報知する制御部を備える施設管理装置において、
前記制御部は、
報知した前記警報に対する確認指示に応じて、当該警報が発生した状態情報のうち、その警報発生の時点を含む所定期間の近傍状態情報を前記記憶部から読み出して表示出力するデータ表示手段を有することを特徴とする施設管理装置。 - 施設に設けられた複数の管理ポイントから通信ネットワークを介して順次収集した各種状態情報を監視するとともに記憶部に記憶し、前記状態情報のいずれかが異常を示す場合は警報を報知する制御部を備える施設管理装置において、
前記制御部は、
管理ポイントおよび対象日を指定した表示要求に応じて、当該管理ポイントから前記対象日に収集された状態情報を前記記憶部から読み出し、グラフとして表示出力するとともに、グラフ表示した前記状態情報の詳細表示の時点を選択する選択指示に応じて、当該時点を含む所定期間の近傍状態情報を前記記憶部から読み出し表示出力するデータ表示手段を有することを特徴とする施設管理装置。 - 請求項1または2において、
前記データ表示手段は、前記近傍状態情報を表示する際、前記状態情報のうち、当該時点の時刻における分単位の分データと、当該時点の前後時刻における分単位の分データとを、表示出力することを特徴とする施設管理装置。 - 請求項3において、
前記データ表示手段は、表示出力した前記分データのうちの任意の分データに対する選択操作に応じて、前記状態情報のうち、選択された前記分データの当該時分における秒単位の秒データと、当該時分の前後分における秒データとを表示出力することを特徴とする施設管理装置。 - 施設に設けられた複数の管理ポイントから通信ネットワークを介して順次収集した各種状態情報を監視するとともに記憶部に記憶し、前記状態情報のいずれかが異常を示す場合は警報を報知する制御部を備える施設管理装置で用いられる施設管理方法において、
前記制御部で、報知した前記警報に対する確認操作に応じて、当該異常が発生した状態情報のうち、その異常発生の時点を含む所定期間の近傍状態情報を前記記憶部から読み出して表示出力するステップを実行することを特徴とする施設管理方法。 - 施設に設けられた複数の管理ポイントから通信ネットワークを介して順次収集した各種状態情報を監視するとともに記憶部に記憶し、前記状態情報のいずれかが異常を示す場合は警報を報知する制御部を備える施設管理装置で用いられる施設管理方法において、
前記制御部で、管理ポイントおよび対象日を指定した表示要求に応じて、当該管理ポイントから前記対象日に収集された状態情報を前記記憶部から読み出し、グラフとして表示出力するステップと、グラフ表示された前記状態情報の詳細表示の時点を選択する選択操作に応じて、当該時点を含む所定期間の近傍状態情報を前記記憶部から読み出し表示出力するステップとを実行することを特徴とする施設管理方法。 - 施設に設けられた複数の管理ポイントから通信ネットワークを介して順次収集した各種状態情報を監視するとともに記憶部に記憶し、前記状態情報のいずれかが異常を示す場合は警報を報知する施設管理装置のコンピュータで、
報知した前記警報に対する確認操作に応じて、当該異常が発生した状態情報のうち、その異常発生の時点を含む所定期間の近傍状態情報を前記記憶部から読み出して表示出力するステップを実行させることを特徴とするプログラム。 - 施設に設けられた複数の管理ポイントから通信ネットワークを介して順次収集した各種状態情報を監視するとともに記憶部に記憶し、前記状態情報のいずれかが異常を示す場合は警報を報知する施設管理装置のコンピュータで、
管理ポイントおよび対象日を指定した表示要求に応じて、当該管理ポイントから前記対象日に収集された状態情報を前記記憶部から読み出し、グラフとして表示出力するステップと、グラフ表示された前記状態情報の詳細表示の時点を選択する選択操作に応じて、当該表示時点を含む所定期間の近傍状態情報を前記記憶部から読み出し表示出力するステップとを実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003134319A JP2004341598A (ja) | 2003-05-13 | 2003-05-13 | 施設管理装置、方法、およびプログラム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015001663A (ja) * | 2013-06-17 | 2015-01-05 | 株式会社東芝 | 画像処理装置、端末装置、画像処理システム、画像処理方法及び画像処理プログラム |
JP2018190118A (ja) * | 2017-05-01 | 2018-11-29 | アズビル株式会社 | グラフ表示装置および表示方法 |
JP2020167552A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | 設備監視装置及び設備監視方法 |
-
2003
- 2003-05-13 JP JP2003134319A patent/JP2004341598A/ja active Pending
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