JP2004340329A - 自動変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】平行軸式自動変速機に遊星ギヤ列を組み合わせて構成することにより、燃費効率が高くコンパクトな自動変速機を提供する。
【解決手段】遊星ギヤ列PGの回転軸と平行に配設されたカウンタシャフト5と、リングギヤRを固定保持可能な第1ブレーキB1と、リングギヤRに連結された第1ドライブギヤ6と、この第1ドライブギヤ6と噛合し出力軸上に相対回転可能に配設された第1ドリブンギヤ7とからなる第1ギヤ列G1と、第1ドリブンギヤ7をカウンタシャフト5に係脱自在に連結する第1クラッチC1と、キャリヤCに対して相対回転可能に配設された第3ドライブギヤ10と、この第3ドライブギヤ10と噛合し出力軸に連結された第3ドリブンギヤ11とからなる第3ギヤ列G3と、第3ドライブギヤ10をキャリアCに係脱自在に連結する第3クラッチC3と、サンギヤSとリングギヤRとを係脱自在に連結する第4クラッチC4とから構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、平行軸式自動変速機に遊星ギヤ列を組み合わせて構成した自動変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】
環境問題への対応から、自動車等に対する燃費向上への要求はますます高まっている。そのため、この自動車等に搭載される自動変速機においても低燃費化のための対策が図られており、例えば、エンジンからの出力を効率よく車輪に伝達するために変速レンジの多段化が行われている。
【0003】
自動変速機の多段化の方法としては、遊星ギヤ列を組み合わせて変速を行う遊星ギヤ式のものや、複数の平行軸に取付けられた複数のギヤ列を切替えて変速を行う平行軸式の変速機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開昭60−4651号公報(第3−4頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、自動変速機の多段化は、この自動変速機を構成するギヤの噛合い数の増加や、クラッチ若しくはブレーキ等の引きずり要素の増加を伴う。そのため、この自動変速機においてエンジンからの出力の伝達効率を悪化させるという課題がある。自動変速機を平行軸式で構成した場合、噛合い数を少なくして伝達効率を向上させることが可能であるが、その場合、変速レンジの段数に対応した複数のギヤ列が必要となるため自動変速機全体が大きくなり、自動車等への搭載性が損なわれるという課題がある。
【0006】
本発明はこのような課題に鑑みたものであり、平行軸式自動変速機に遊星ギヤ列を組み合わせて構成することにより、燃費効率が高くコンパクトな自動変速機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明に係る自動変速機は、請求項1の発明によれば、サンギヤ要素、キャリア要素およびリングギヤ要素を有し、サンギヤ要素が入力軸(例えば、実施形態における第1メインシャフト3)に連結されてなる遊星ギヤ列と、この遊星ギヤ列の回転軸と平行に配設された出力軸(例えば、実施形態におけるカウンタシャフト5)と、リングギヤ要素を固定保持可能なリングギヤ用ブレーキ手段(例えば、実施形態における第1ブレーキB1)と、リングギヤ要素に連結されたリング駆動ギヤ(例えば、実施形態における第1ドライブギヤ6)と、このリング駆動ギヤと噛合し出力軸上に相対回転可能に配設されたリング従動ギヤ(例えば、実施形態における第1ドリブンギヤ7)とからなるリング駆動ギヤ列(例えば、実施形態における第1ギヤ列G1)と、リング従動ギヤを出力軸に係脱自在に連結するリング駆動ギヤ列用クラッチ手段(例えば、実施形態における第1クラッチC1)と、キャリヤ要素に相対回転可能に配設されたキャリア駆動ギヤ(例えば、実施形態における第3ドライブギヤ10)と、このキャリア駆動ギヤと噛合し出力軸に連結されたキャリア従動ギヤ(例えば、実施形態における第3ドリブンギヤ11)とからなるキャリア駆動ギヤ列(例えば、実施形態における第3ギヤ列G3)と、キャリア駆動ギヤをキャリア要素に係脱自在に連結するキャリア駆動ギヤ列用クラッチ手段(例えば、実施形態における第3クラッチC3)と、サンギヤ要素とリングギヤ要素とを係脱自在に連結する遊星ギヤ列用クラッチ手段(例えば、実施形態における第4クラッチC4)とを有して構成される。
【0008】
このような構成によれば、自動変速機の伝達効率の燃費効率に対する寄与度が低い低速段のときは遊星ギヤ列を用いて変速を行い、燃費寄与度が高い高速段のときは平行軸(遊星ギヤ列の回転軸と出力軸)に配設されたギヤ列だけで変速を行うように構成することが可能となり、コンパクトで伝達効率の高い自動変速機を提供することができる。
【0009】
なお、請求項2の発明によれば、リング駆動ギヤ列が、並列に配設される2組のギヤ列(例えば、実施形態における第1ギヤ列G1および第2ギヤ列G2)から構成されるとともに、リング駆動ギヤ列用クラッチ手段が2組のリング従動ギヤ(例えば、実施形態における第1ドリブンギヤ7および第2ドリブンギヤ9)をそれぞれ出力軸に係脱自在に連結する2組のクラッチ手段(例えば、実施形態における第1クラッチC1および第2クラッチC2)から構成されることが好ましい。
【0010】
このような構成によると、前進6速の自動変速機を提供することが可能となり、変速レンジの多段化により燃費効率をさらに向上させる自動変速機を提供することができる。
【0011】
さらに、請求項3の発明によれば、キャリヤ要素を固定保持可能なキャリア用ブレーキ手段(例えば、実施形態における第2ブレーキB2)を有するように構成することが好ましい。
【0012】
このような構成によると、後進レンジ(リバースレンジ)をこの自動変速機が有する遊星ギヤ列を用いて実現することができるため、コンパクトな自動変速機を提供することができる。
【0013】
このとき、請求項4の発明によれば、リングギヤ用ブレーキ手段を、サンギヤ要素の回転方向と逆方向に回転しようとするリングギヤ要素の回転を規制して固定保持するワンウェイブレーキで構成することが好ましい。さらに、請求項5の発明によれば、キャリア用ブレーキ手段を、フリー状態とロック状態とを切替え可能で、フリー状態のときはキャリア要素を回転自在とし、ロック状態のときはサンギヤ要素の回転方向に回転しようとするキャリヤ要素の回転を規制して固定保持するニュートラル付きワンウェイブレーキで構成することが好ましい。
【0014】
このような構成によると、リングギヤ用ブレーキ手段やキャリア用ブレーキ手段における引きずりトルクを低減することができるので、本発明に係る自動変速機の伝達効率をより高くすることができる。
【0015】
あるいは、請求項6の発明によれば、キャリア従動ギヤを出力軸上に相対回転可能に構成し、キャリア駆動ギヤに連結されたリバース駆動ギヤ(例えば、実施形態におけるリバースドライブギヤ16)と、出力軸上に相対回転可能に配設されたリバース従動ギヤ(例えば、実施形態におけるリバースドリブンギヤ17)と、リバース駆動ギヤおよびリバース従動ギヤとに噛合するアイドラギヤ(例えば、実施形態におけるリバースアイドラギヤ18)とからなるリバースギヤ列と、キャリア従動ギヤとリバース従動ギヤのいずれか一方を出力軸に結合する前後進切替用クラッチ手段(例えば、実施形態におけるドグ歯クラッチCH)とを有するように構成することが好ましい。
【0016】
このように構成することでも、キャリア用ブレーキ手段において発生する引きずりトルクを低減することができる。また、リバースギヤ列を用いることにより、リバースレンジの減速比を自由に設定することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。本発明に係る自動変速機は、図1に示すように、遊星ギヤ列PGと、この遊星ギヤ列PGの回転軸(後述する第1および第2メインシャフト3,4)に平行に配設されたカウンタシャフト5と、3組のギヤ列G1〜G3および6個の摩擦係合手段(ブレーキB1,B2およびクラッチC1〜C4)とを有して構成されている。
【0018】
遊星ギヤ列PGは、その回転軸に変速機入力軸としての第1メインシャフト3が連結されたサンギヤSと、サンギヤSに噛合してこの周りを自転しながら公転するピニオンPと、ピニオンPを回転自在に保持し、サンギヤSの軸を中心にピニオンPと同一回転数で公転するキャリアCと、ピニオンPと噛合する内歯を有してサンギヤSの軸を中心に回転可能なリングギヤRとから構成される。なお、第1メインシャフト3には、エンジン出力軸1がトルクコンバータ2を介して連結されている。
【0019】
リングギヤRには、第1ブレーキB1が取付けられており、この第1ブレーキB1によりリングギヤRが固定保持可能である。また、キャリアCには、その回転軸に第2メインシャフト4が結合されている。この第2メインシャフト4は、第1メインシャフト3と同一軸線上に並んで配設されている。そして、この第2メインシャフト4とカウンタシャフト5に跨って第1〜第3ギヤ列G1〜G3が配設されている。
【0020】
第1ギヤ列G1は、第2メインシャフト4上に相対回転可能に配設された第1ドライブギヤ6と、この第1ドライブギヤ6に噛合しカウンタシャフト3上に相対回転可能に配設された第1ドリブンギヤ7とから構成されている。第1ドライブギヤ6はリングギヤRに結合されて、このリングギヤRと一体回転するように構成されており、一方、第1ドリブンギヤ7は、カウンタシャフト5上に配設された第1クラッチC1によりカウンタシャフト5に対して係脱自在に構成されている。
【0021】
第2ギヤ列G2は、第2メインシャフト4上に相対回転可能に配設された第2ドライブギヤ8と、この第2ドライブギヤ8に噛合しカウンタシャフト5上に相対回転可能に配設された第2ドリブンギヤ9とから構成されている。第2ドライブギヤ8は第1ドライブギヤ6に結合されて、リングギヤRおよびこの第1ドライブギヤ6と一体回転するように構成されている。また、第2ドリブンギヤ9は、カウンタシャフト5上に配設された第2クラッチC2によりカウンタシャフト5に対して係脱自在に構成されている。
【0022】
第3ギヤ列G3は、第2メインシャフト4上に相対回転可能に配設された第3ドライブギヤ10と、この第3ドライブギヤ10に噛合しカウンタシャフト5に結合された第3ドリブンギヤ11とから構成されている。この第3ドライブギヤ10は、第2メインシャフト4上に配設された第3クラッチC3により第2メインシャフト4に対して係脱自在に構成されている。
【0023】
なお、第1〜第3ギヤ列G1〜G3は、第2メインシャフト4側から見た減速比が順に大きくなるように構成されている。
【0024】
そして、この第2メインシャフト4には、第2ブレーキB2が取付けられており、この第2ブレーキB2により第2メインシャフト4を介してキャリアCが固定保持可能である。また、遊星ギヤ列PGのサンギヤSとリングギヤRを繋いで第4クラッチC4が配設されており、この第4クラッチC4によりサンギヤSとリングギヤRが係脱自在に構成されている。
【0025】
本発明に係る自動変速機においては、第1および第2メインシャフト3,4上に、トルクコンバータ2側から、第1ブレーキB1、第4クラッチC4、遊星ギヤ列PG、第1ギヤ列G1、第2ギヤ列G2、第3クラッチC3、第3ギヤ列G3および第2ブレーキB2の順で配置されている。一方、カウンタシャフト5上にも、上述の順で第1〜第3ギヤ列G1〜G3が配設されており、第1および第2クラッチC1,C2は、第1および第2ギヤ列G1,G2を挟むように外側に対向して配置されている。
【0026】
以上のように構成された本発明に係る自動変速機において、第1〜第4クラッチC1〜C4および第1、第2ブレーキB1,B2の係脱制御を組み合わせることにより変速制御を行い、遊星ギヤ列PGおよび第1〜第3ギヤ列G1〜G3により変速レンジを設定し、第1メインシャフト3に入力された動力が変速されてカウンタシャフト5に伝達される。
【0027】
本発明に係る自動変速機の変速制御は、具体的には、図2の表に示すように係脱制御を行うことにより、前進6速(Low,1st,2nd,3rd,4th,5thおよび6th)および後進1速(Rev)の変速レンジを設定することができる。なお、図2の表において、○印はその印が付されたクラッチ(C1〜C4)およびブレーキ(B1,B2)が係合されていることを示す。各速度レンジでの減速比(レシオ)は、各ギヤの歯数設定により変化するが、図2にこのレシオの一例を参考として示している。
【0028】
この表から分かるように、前進側6速(Low〜6th)の各変速レンジはクラッチC1〜C4およびブレーキB1,B2(これらを「係合手段」と称する)の内の2つを係合させて設定される。また、隣り合う変速レンジ間での変速に際しては、これら2つの係合手段のうちの1つを解放し、別の1つの係合手段を係合させて行う(このような変速を「順次変速」と称する)ように構成されており、このため、これらの変速に際しては、変速制御が容易である。
【0029】
一方、上記構成の自動変速機における遊星ギヤ列PGを構成する各要素の速度の関係を示す速度線図を図3に示しており、これに基づいて、各変速レンジでの減速比について説明する。
【0030】
図3は、サンギヤS、キャリアCおよびリングギヤRで構成される遊星ギヤ列PGの速度線図を示している。なお、この線図において、各縦線がその構成要素(サンギヤS,キャリアC,リングギヤR)を示すとともに、縦線の長さが回転数Nに対応する。各縦線の間隔は、サンギヤSに形成された歯数の逆数およびリングギヤRに形成された歯数の逆数に比例する。
【0031】
そのため、図3において、3本の縦線は、左から順に、サンギヤS、キャリアC、リングギヤRに対応する。また、サンギヤSを示す縦線とキャリアCを示す縦線との間隔a1は、サンギヤSの歯数Zsの逆数(=1/Zs)に対応し、キャリアCを示す縦線とリングギヤRを示す縦線との間隔b1は、リングギヤRの歯数Zrの逆数(=1/Zr)に対応する。
【0032】
このため、サンギヤSを回転数Neで回転させ、リングギヤRを第1ブレーキB1で固定保持する(つまり、リングギヤRの回転数を0とする)と、両状態を示す点を結ぶ線L1とキャリアCを示す縦線との交点の回転数N1がキャリアCの回転数となる。
【0033】
そこで、本発明に係る自動変速機の各変速レンジについて図3を用いて説明する。まず、Lowレンジの場合には、第1ブレーキB1および第3クラッチC3が係合される。これにより、リングギヤRが固定されるとともに、サンギヤSがエンジン回転数Neで回転されるため、キャリアCが回転数N1で回転される。そして、第2メインシャフト4および第3クラッチC3を介して第3ギヤ列G3がキャリアCに結合されて回転されるため、第3ギヤ列G3の減速比でカウンターシャフト5が回転される。そのため、Lowレンジの減速比(レシオ)は、遊星ギヤ列PGの減速比(=Ne/N1)と第3ギヤ列G3の減速比の積で表される。
【0034】
2速レンジ(2ndレンジ)の場合は、Lowレンジの状態から第1ブレーキB1の係合が解除され、これに代えて第1クラッチC1が係合される。これにより、カウンタシャフト5の回転が第1クラッチC1を介して第1ギヤ列G1に伝達され、リングギヤRをサンギヤSと同方向に回転させる(このような状態を「トルクスプリットモード」と呼ぶ)。このとき、リングギヤRの回転数は第3ギヤ列G3および第1ギヤ列G1で減速されてサンギヤSの回転数よりも遅くなる。このため、図3に示すように、サンギヤSとリングギヤRの回転数を結んだ線L2とキャリアCの縦線との交点での回転数N2でキャリアCは回転する。このときの2速レンジの減速比は、遊星ギヤ列PGの減速比(=Ne/N2)と第3ギヤ列G3の減速比の積で表される。
【0035】
3速レンジ(3rdレンジ)の場合は、2速レンジの状態から第1クラッチC1の係合が解除され、これに代えて第2クラッチC2が係合される。これにより、カウンタシャフト5の回転が第1クラッチC2を介して第2ギヤ列G2に伝達され、リングギヤRをサンギヤSとを同方向に回転させるトルクスプリットモードとなる。上述のように、第2メインシャフト4側から見た第2ギヤ列G2の減速比は第1ギヤ列G1よりも大きくなるように構成されているため、リングギヤRの回転数は2速レンジのときよりも速くなる。このため、図3に示すように、サンギヤSとリングギヤRの回転数を結んだ線L3とキャリアCの縦線との交点での回転数N3でキャリアCは回転する。このときの3速レンジの減速比は、遊星ギヤ列PGの減速比(=Ne/N3)と第3ギヤ列G3の減速比の積で表される。
【0036】
4速レンジ(4thレンジ)の場合は、3速レンジの状態から第2クラッチC2の係合が解除され、これに代えて第4クラッチC4が係合される。第4クラッチC4が係合されると、サンギヤSとリングギヤRが結合されて一体に回転するため、ピニオンPもこのサンギヤSとリングギヤRとに固定されて一体に回転する。そのため、第1メインシャフト3とキャリアC(第2メインシャフト4)は同一回転数となる(つまり、トルクコンバータ2からの出力がそのまま第2メインシャフト4に伝達される)。よって、第2メインシャフト4の回転が第3ギヤ列G3を介してカウンタシャフト5に伝達されるため、4速レンジの減速比は、第3ギヤ列G3の減速比となる。
【0037】
5速レンジ(5thレンジ)の場合は、4速レンジの状態から第3クラッチC3の係合が解除され、これに代えて第2クラッチC2が係合される。そのため、リングギヤRの回転が第2ギヤ列G2を介してカウンタシャフト5に伝達されるため、5速レンジの減速比は、第2ギヤ列G2の減速比となる。
【0038】
6速レンジ(6thレンジ)の場合は、5速レンジの状態から第2クラッチC2の係合が解除され、これに代えて第1クラッチC1が係合される。そのため、リングギヤRの回転が第1ギヤ列G1を介してカウンタシャフト5に伝達されるため、6速レンジの減速比は、第1ギヤ列G1の減速比となる。
【0039】
リバースレンジ(Revレンジ)の場合は、第2ブレーキB2および第2クラッチC2が係合される。第2ブレーキB2により第2メインシャフト4が固定保持されると、キャリアCが固定保持される。この場合には、図3に示すように、サンギヤSとキャリアCの回転数を結んだ線LrとリングギヤRの縦線との交点の回転数Nr(負の値であり、入力回転とは逆の回転となることを示す)が、リングギヤRの回転となり、第2ギヤ列G2を介してカウンタシャフト5に伝達される。
【0040】
図4に以上のような構成の自動変速機と速度線図の対応を示す。この図4中に記載されている数値は、各ギヤ列に設定された減速比の一例を示している。また、図2に示した各レンジの減速比(レシオ)は、この図4の構成に対応している。
【0041】
このようにして変速されたカウンタシャフト5の回転は、このカウンタシャフト5に結合されたカウンタギヤ12と、このカウンタギヤ12に噛合するファイナルギヤ13を介してディファレンシャル機構14に伝達され、アクスルシャフト15に出力されて車輪が回転する。
【0042】
以上に説明したように、自動変速機の伝達効率が燃費向上への寄与度が少ない変速レンジの低速段(Lowレンジ〜3速レンジ)では遊星ギヤ列PGと平行軸(第2メインシャフト4およびカウンタシャフト5)に配設されたギア列を組み合わせて変速することにより自動変速機をコンパクト化することができる。また、燃費寄与度の高い高速段(4速レンジ〜6速レンジ)では、完全な平行軸式の変速機構成とすることにより、ギヤ列(G1〜G3)の噛合い数が1となるように構成して、この自動変速機の伝達効率を高くし、燃費を向上させる。
【0043】
このように、平行軸式自動変速機に遊星ギヤ列を組み合わせる構成とすることにより、係合要素の増加を最小限に抑え、且つ、各々の係合要素の差回転をエンジン回転数Ne以下とすることができるため、引きずりトルク等のフリクションの面で有利な構造となる。また、遊星ギヤ列PGを用いることにより、リバースレンジをこの遊星ギヤ列PGにより実現することができるため、リバースギヤ列が不要となり自動変速機をコンパクト化できる。
【0044】
以上に説明した実施例においては、遊星ギヤ列PGに対してトルクコンバータ2からの出力をサンギヤSに入力してキャリアC(若しくはリングギヤR)から出力するように構成している。これは、上述のように本発明に係る自動変速機における低速段での減速比が、遊星ギヤ列PGの減速比で決定されるため、キャリアCからの出力の段間差(レンジ間の回転数の差)を十分に確保するためである。リングギヤRから入力してキャリアCから出力するように構成した場合、キャリアCにおける段間差が小さくなり、低速段がクロスレシオとなってしまう。
【0045】
また、第1および第2ギヤ列G1,G2に対する第1および第2クラッチC1,C2をカウンターシャフト5上に配設した構成としている。これは、平面視において、遊星ギヤ列PGと第1クラッチC1、および、第3クラッチC3と第2クラッチC2を略同一位置に重ねて配設することを可能とし、自動変速機の全長をコンパクト化するためである。さらに、図4に示したように第1および第2ギヤ列G1,G2の減速比は第1メインシャフト3から見てオーバードライブとなっている。このため、第1および第2クラッチC1,C2をカウンターシャフト5側に配設することにより、クラッチ容量を小さくすることができる(但し、カウンタギヤ12とファイナルギヤ13の減速比が極端に大きな値になると、クラッチ容量は大きくなる場合がある)。
【0046】
なお、以上の説明ではリングギヤRを固定保持するために、摩擦係合手段によるブレーキ(第1ブレーキB1)を用いて実現した場合について説明した。摩擦係合手段によるブレーキの場合、係合されていないときでも若干の引きずりトルクが発生しトルクの損失により伝達効率が低下する。そのため、この第1ブレーキをワンウェイブレーキ(ワンウェイクラッチ)で構成することにより2〜6速レンジでの引きずりトルクを低減して高い伝達効率を実現することができる。
【0047】
このとき、ワンウェイブレーキ(B1)は、LowレンジにおいてリングギヤRがサンギヤSと逆方向に回転しようとするのを規制するように配設される。つまり、サンギヤSが回転すると、その回転はピニオンPを介してリングギヤRに伝達されるが、そのときリングギヤRはサンギヤSと逆方向に回転しようとするトルクが働く。そのため、その方向にリングギヤRが回転するのを規制することにより、リングギヤRは固定保持される。Lowレンジ以外のときは、リングギヤRはサンギヤSと同方向に回転するため、ワンウェイブレーキ(B1)による回転の規制は起こらない。
【0048】
なお、第1ブレーキB1にワンウェイブレーキを用いることにより、段間差の大きいLowレンジと2ndレンジの変速が第1クラッチC1の係合制御をするだけで実現することができる(第1ブレーキB1の係合解除の制御が不要となる)ので、制御性が向上する。
【0049】
また、キャリアCを固定保持するための第2ブレーキB2をワンウェイブレーキにすることにより、この第2ブレーキB2で発生する引きずりトルクを低減して伝達効率を向上させ、Lowレンジから6速レンジまでの燃費向上を図ることができる。この場合に用いられるワンウェイブレーキとしては、フリー(ニュートラル)状態とロック状態を切替えられるように構成され、フリー状態のときは、キャリアC(第2メインシャフト4)を回転自在とし、ロック状態のときは、少なくともサンギヤSと同方向の回転を規制するニュートラル付きワンウェイクラッチを用いることが好ましい。このようなニュートラル付きワンウェイクラッチとしては、特表2002−504979号公報に開示されているようなスプリングストラットを用いたクラッチに、スライドプレートを配設し、スライドプレートをスライド制御してストラットの係合制御可能なように構成することによりフリー状態とロック状態を切替えることができる。
【0050】
この第2ブレーキB2による引きずりトルクを無くす方法としては、図5に示すように、第2ブレーキB2の代わりにリバースギヤ列GRを設けることでも実現可能である(図5において、図1と同様の部材については同じ符号を付すこととし、説明は省略する)。
【0051】
リバースギヤ列GRは、第2メインシャフト4上に相対回転可能で、第3ギヤ列G3の第3ドライブギヤ10に結合されてこの第3ドライブギヤ10と一体に回転するリバースドライブギヤ16と、カウンタシャフト5上に相対回転可能に配設されたリバースドリブンギヤ17と、このリバースドライブギヤ16とリーバースドリブンギヤ17とに噛合するリバースアイドラギヤ18とから構成される。また、第3ドリブンギヤ11は、カウンタシャフト5上に相対回転可能に配設される。そして、リバースドリブンギヤ17と第3ドリブンギヤ11の間にいずれか一方のギヤをカウンタシャフト5に係合するように構成されたドグ歯クラッチCHを設ける。
【0052】
このように構成することにより、Lowレンジ〜6速レンジのときはドグ歯クラッチCHにより第3ドリブンギヤ11をカウンタシャフト5に係合させ、リバースレンジのときはリバースドリブンギヤ17をカウンタシャフト5に係合させるように係合制御を行うことにより、上述と同様の変速制御を実現することができる。そのため、Lowレンジ〜6速レンジにおいて第2ブレーキB2で発生していた引きずりトルクを低減して更に高い伝達効率が実現できる。また、このような構成にすると、リバースレンジの減速比がこのリバースギヤ列により自由に設定することができるため、平行軸式自動変速機と同様の自由度を得ることができる。
【0053】
本発明に係る自動変速機における遊星ギヤ列PG等のギヤ列や係合手段の配置は上述の実施例に限らず、図6に示すような配置とすることが可能である。この図6に示す配置の場合、メインシャフトは1本で構成されており、係合手段、その係合制御およびギヤ列等との結合関係は図1の場合と同じである。
【0054】
図6(A)に示す第1配置例は、図1で示した配置と逆に並べた場合を示しており、トルクコンバータ2側から順に、第2ブレーキB2、第3ギヤ列G3、第3クラッチC3、第2ギヤ列G2、第1ギヤ列G1、遊星ギヤ列PG、第1ブレーキB1および第4クラッチC4が配設されている。第1クラッチC1と第2クラッチC2は、図1の場合と同様に、カウンターシャフト5上に第1ギヤ列G1と第2ギヤ列G2を挟むように配設されている。
【0055】
図6(B)に示す第2配置例は、トルクコンバータ2側から順に、第1ブレーキB1、第4クラッチC4、第1ギヤ列G1、第2ギヤ列G2、遊星ギヤ列PG、第3クラッチC3、第3ギヤ列G2および第2ブレーキB2が配設されている。この場合も、第1クラッチC1と第2クラッチC2は、カウンターシャフト5上に第1ギヤ列G1と第2ギヤ列G2を挟むように配設されている。
【0056】
このように、ギヤの大きさや搭載する車両の状況に応じて、自動変速機が有する部材を自由に配設して構成することができる。
【0057】
以上のように、遊星ギヤ列PGのリングギヤRによって駆動されるギヤ列として、第1ギヤ列G1と第2ギヤ列G2の2組のギヤ列を用いると、前進6速、後進1速の自動変速機を構成することができるが、図7に示すようにこのギヤ列を1組にすることにより、前進4速、後進1速の自動変速機を構成することができる(図7においても、図1と同様の部材については同じ符号を付すこととし、説明は省略する)。この前進4速の自動変速機における速度線図との関係および変速制御関係を図8および図9に示す。この場合も、平行軸式自動変速機に遊星ギヤ列を組み合わせることにより、伝達効率が高く、コンパクトな自動変速機を実現することができる。また、上述の場合と同様に、係合手段の制御は順次変速可能であり、変速制御は容易である。
【0058】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によると、平行軸式自動変速機に遊星ギヤ列を組み合わせることにより、自動変速機における伝達効率の燃費寄与度が低い低速段においては遊星ギヤ列を用いて変速を行い、燃費寄与度の高い高速段においては、平行軸上に配設されたギア列だけで変速を行うことにより、コンパクトで燃費効率の高い自動変速機を提供することができる。さらに、遊星ギヤ列のリングギヤ要素により駆動されるギヤ列を複数にすることにより変速レンジの多段化も容易であり燃費効率を更に高くすることができる。
【0059】
また、遊星ギヤ列を用いて後進レンジも実現できるため、自動変速機のコンパクト化が容易である。
【0060】
なお、更なる伝達効率の向上のために、ブレーキ手段に対してワンウェイブレーキを用いることも可能であるし、また、リーバスレンジに対しては、ブレーキ手段によらず、リバースギヤ列で実現することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動変速機の構成を示すスケルトン図である。
【図2】本発明に係る自動変速機のクラッチ、ブレーキの作動と変速レンジとの関係を示す表図である。
【図3】本発明に係る自動変速機の遊星ギヤ列での各要素の回転関係を表す速度線図である。
【図4】遊星ギヤ列の速度線図とクラッチ、ブレーキの対応関係を示す図である。
【図5】リバースギヤ列を用いて実現した場合のスケルトン図である。
【図6】ギヤ列等の配置の変更例を示すスケルトン図であり、(A)は第1配置例であり、(B)は第2配置例である。
【図7】前進4速を実現するための自動変速機のスケルトン図である。
【図8】前進4速を実現する自動変速機の速度線図である。
【図9】前進4速を実現する自動変速機のクラッチ、ブレーキの作動と変速レンジとの関係を示す表図である。
【符号の説明】
PG 遊星ギヤ列
S サンギヤ
C キャリア
R リングギヤ
G1 第1ギヤ列(リング駆動ギヤ列)
G2 第2ギヤ列(リング駆動ギヤ列)
G3 第3ギヤ列(キャリア駆動ギヤ列)
GR リバースギヤ列
B1 第1ブレーキ(リングギヤ用ブレーキ手段)
B2 第2ブレーキ(キャリア用ブレーキ手段)
C1 第1クラッチ(リングギヤ列用クラッチ手段)
C2 第2クラッチ(リングギヤ列用クラッチ手段)
C3 第3クラッチ(キャリアギヤ列用クラッチ手段)
C4 第4クラッチ(遊星ギヤ列用クラッチ手段)
CH ドグ歯クラッチ(前後進切替用クラッチ手段)
3 第1メインシャフト(入力軸)
4 第2メインシャフト
5 カウンタシャフト(出力軸)
6 第1ドライブギヤ(リング駆動ギヤ)
7 第1ドリブンギヤ(リング従動ギヤ)
8 第2ドライブギヤ(リング駆動ギヤ)
9 第2ドリブンギヤ(リング従動ギヤ)
10 第3ドライブギヤ(キャリア駆動ギヤ)
11 第3ドリブンギヤ(キャリア従動ギヤ)
16 リバースドライブギヤ(リバース駆動ギヤ)
17 リバースドリブンギヤ(リバース従動ギヤ)
18 リバースアイドラギヤ(アイドラギヤ)

Claims (6)

  1. サンギヤ要素、キャリア要素およびリングギヤ要素を有し、前記サンギヤ要素が入力軸に連結されてなる遊星ギヤ列と、
    前記遊星ギヤ列の回転軸と平行に配設された出力軸と、
    前記リングギヤ要素を固定保持可能なリングギヤ用ブレーキ手段と、
    前記リングギヤ要素に連結されたリング駆動ギヤと、前記リング駆動ギヤと噛合し前記出力軸上に相対回転可能に配設されたリング従動ギヤとからなるリング駆動ギヤ列と、
    前記リング従動ギヤを前記出力軸に係脱自在に連結するリング駆動ギヤ列用クラッチ手段と、
    前記キャリヤ要素に相対回転可能に配設されたキャリア駆動ギヤと、前記キャリア駆動ギヤと噛合し前記出力軸に連結されたキャリア従動ギヤとからなるキャリア駆動ギヤ列と、
    前記キャリア駆動ギヤを前記キャリヤ要素に係脱自在に連結するキャリア駆動ギヤ列用クラッチ手段と、
    前記サンギヤ要素と前記リングギヤ要素とを係脱自在に連結する遊星ギヤ列用クラッチ手段とを有することを特徴とする自動変速機。
  2. 前記リング駆動ギヤ列が、並列に配設される2組のギヤ列から構成されるとともに、前記リング駆動ギヤ列用クラッチ手段が前記2組のリング従動ギヤをそれぞれ前記出力軸に係脱自在に連結する2組のクラッチ手段から構成されることを特徴とする請求項1に記載の自動変速機。
  3. 前記キャリヤ要素を固定保持可能なキャリア用ブレーキ手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の自動変速機。
  4. 前記リングギヤ用ブレーキ手段を、前記サンギヤ要素の回転方向と逆方向に回転しようとする前記リングギヤ要素の回転を規制して固定保持するワンウェイブレーキで構成することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動変速機。
  5. 前記キャリア用ブレーキ手段を、フリー状態とロック状態とを切替え可能で、フリー状態のときは前記キャリア要素を回転自在とし、ロック状態のときは前記サンギヤ要素の回転方向に回転しようとする前記キャリヤ要素の回転を規制して固定保持するニュートラル付きワンウェイブレーキで構成することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の自動変速機。
  6. 前記キャリア従動ギヤを前記出力軸上に相対回転可能に構成し、
    前記キャリア駆動ギヤに連結されたリバース駆動ギヤと、前記出力軸上に相対回転可能に配設されたリバース従動ギヤと、前記リバース駆動ギヤおよび前記リバース従動ギヤとに噛合するアイドラギヤとからなるリバースギヤ列と、
    前記キャリア従動ギヤと前記リバース従動ギヤのいずれか一方を前記出力軸に結合する前後進切替用クラッチ手段とを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の自動変速機。
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