JP2004340062A - ロ−タリ圧縮機 - Google Patents
ロ−タリ圧縮機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004340062A JP2004340062A JP2003138836A JP2003138836A JP2004340062A JP 2004340062 A JP2004340062 A JP 2004340062A JP 2003138836 A JP2003138836 A JP 2003138836A JP 2003138836 A JP2003138836 A JP 2003138836A JP 2004340062 A JP2004340062 A JP 2004340062A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- compressed
- medium
- muffling
- rotary compressor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
【課題】非常に安価なコストにより従来品と同等の消音効果を有する消音カバ−を製作すること。
【解決手段】吐出口から吐出された被圧縮媒体は一旦、消音カバ−に導入され細管を通り消音カバ−吐出穴１４から吐出されるが、この時、被圧縮媒体が細管を通過することにより、騒音低減効果が得られる。この消音カバ−を製作するに当たり主軸受のフランジ面のみを被覆する構造にすると１回のプレスにより部品を作成することができ、上記の目的を達成する。
【選択図】 図２
【解決手段】吐出口から吐出された被圧縮媒体は一旦、消音カバ−に導入され細管を通り消音カバ−吐出穴１４から吐出されるが、この時、被圧縮媒体が細管を通過することにより、騒音低減効果が得られる。この消音カバ−を製作するに当たり主軸受のフランジ面のみを被覆する構造にすると１回のプレスにより部品を作成することができ、上記の目的を達成する。
【選択図】 図２
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空調機、冷凍機などに使用されるロ−タリ圧縮機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の密閉型ロ−タリ圧縮機の細い管を持つ消音カバ−の構造としては細い管と非圧縮媒体を導入する部分の２部品からなる構造を有しているものがあった（例えば特許文献１参照）。
【０００３】
図４、５は前記特許文献１に記載された従来の消音カバ−の構造を示すものである。図４において密閉容器１内にシリンダ６が固着され主軸受５の上部にはクランク軸４に圧入されたロ−タ３を持ち、また主軸受５のフランジ部には消音カバ−８が係止されており、また主軸受５の下部にはシリンダ６および副軸受７が係止されている。圧縮機構の吐出孔１０から吐出された被圧縮媒体は一旦、図５の消音カバ−８に導入され細管１１を通過し消音カバ−吐出穴１４より吐出される。この時被圧縮媒体は、一旦、消音カバ−８に導入され細管１１を通過することにより吐出音を低減する効果を有している。
【０００４】
【特許文献１】
特開２００１−２８０２４１号公報（図３）
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の密閉型ロ−タリ圧縮機の消音カバ−による消音特性は、図３の細実線に示すとおりであり、６３０〜８００Ｈｚの周波数域に消音効果を有している。しかしながら従来の消音カバ−では６３０〜８００Ｈｚの周波数域の音圧を下げるため内側に細管１１を有する内カバ−１３を取り付けており、この構造のために部品及び製造コストが高という課題を有していた。
【０００６】
本発明は前記従来の課題を解決するもので、非常に安価で従来と同等の消音効果を有する消音カバ−を持つロ−タリ圧縮機を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明のロ−タリ圧縮機は、主軸受のフランジ平面部のみを被覆し消音空間の形状が複数の細い通路を持つという形状を有し、これにより消音効果を行う。
【０００８】
本構成によって、６３０〜８００Ｈｚの周波数域の音圧を下げるための細管を有しながら１枚のプレス品により消音カバ−を作成することが可能となり、この構造を有することにより、非常に安価で従来と同等の消音効果を得ることが出来る。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【００１０】
（実施の形態１）
図１は本発明のロ−タリ圧縮機の正面図であり、図２は本発明の消音カバ−の図である。
【００１１】
図１において密閉容器１内にシリンダ６が固着され主軸受５の上部にはクランク軸４に圧入されたロ−タ３を持ち、また主軸受５のフランジ部には消音カバ−８が係止されており、また主軸受５の下部にはシリンダ６および副軸受７が係止されている。吐出孔１０から吐出された被圧縮媒体は消音カバ−８に導入され、一旦消音カバ−シェル部１５にて絞られ、続いて図２に示す細管１２を通り消音カバ−吐出穴１４から吐出される。この時、被圧縮媒体が細管１２を通過することにより、騒音低減効果が得られる。これは従来の消音カバ−図５の細管１１と同様に、おもに６３０〜８００Ｈｚの周波数域の音圧を下げる効果がある。この消音特性を太実線により図３に記す。また消音カバ−８を製作するに当たり主軸受５のフランジ面のみを被覆する構造にすると１回のプレスにより部品を作成することができ従来の内カバ−に細管を有した消音カバ−に比べ、金型および部品の個数が半分になり、またそれを溶接する工程も省略でき直接材料費・設備費・金型費作成人件費等を大幅に削減する事が可能となる。
【００１２】
【発明の効果】
以上のように本発明のロ−タリ圧縮機によれば非常に安価な製造コストで、被圧縮媒体の放出により発生する騒音の中で特に消音が困難な６３０〜８００Ｈｚ域の音圧を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態１におけるロ−タリ圧縮機の縦断面図
【図２】本発明の実施の形態１におけるロ−タリ圧縮機の消音カバ−と被圧縮媒体の流れを示す図
【図３】本発明の実施の形態１におけるロ−タリ圧縮機運転時の騒音特性図および従来のロ−タリ圧縮機運転時の騒音特性図
【図４】従来のロ−タリ圧縮機の縦断面図
【図５】従来のロ−タリ圧縮機の消音カバ−と被圧縮媒体の流れを示した図
【符号の説明】
１ 密閉容器
２ ステ−タ
３ ロ−タ
４ クランク軸
５ 主軸受
６ シリンダ
７ 副軸受
８ 消音カバ−
９ ロ−ラ
１０ 吐出孔
１１ 従来消音カバ−の細管
１２ 本発明の消音カバ−の細管
１３ 従来消音カバ−の内カバ−
１４ 消音カバ−吐出穴
１５ 消音カバ−シェル部
【発明の属する技術分野】
本発明は、空調機、冷凍機などに使用されるロ−タリ圧縮機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の密閉型ロ−タリ圧縮機の細い管を持つ消音カバ−の構造としては細い管と非圧縮媒体を導入する部分の２部品からなる構造を有しているものがあった（例えば特許文献１参照）。
【０００３】
図４、５は前記特許文献１に記載された従来の消音カバ−の構造を示すものである。図４において密閉容器１内にシリンダ６が固着され主軸受５の上部にはクランク軸４に圧入されたロ−タ３を持ち、また主軸受５のフランジ部には消音カバ−８が係止されており、また主軸受５の下部にはシリンダ６および副軸受７が係止されている。圧縮機構の吐出孔１０から吐出された被圧縮媒体は一旦、図５の消音カバ−８に導入され細管１１を通過し消音カバ−吐出穴１４より吐出される。この時被圧縮媒体は、一旦、消音カバ−８に導入され細管１１を通過することにより吐出音を低減する効果を有している。
【０００４】
【特許文献１】
特開２００１−２８０２４１号公報（図３）
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の密閉型ロ−タリ圧縮機の消音カバ−による消音特性は、図３の細実線に示すとおりであり、６３０〜８００Ｈｚの周波数域に消音効果を有している。しかしながら従来の消音カバ−では６３０〜８００Ｈｚの周波数域の音圧を下げるため内側に細管１１を有する内カバ−１３を取り付けており、この構造のために部品及び製造コストが高という課題を有していた。
【０００６】
本発明は前記従来の課題を解決するもので、非常に安価で従来と同等の消音効果を有する消音カバ−を持つロ−タリ圧縮機を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明のロ−タリ圧縮機は、主軸受のフランジ平面部のみを被覆し消音空間の形状が複数の細い通路を持つという形状を有し、これにより消音効果を行う。
【０００８】
本構成によって、６３０〜８００Ｈｚの周波数域の音圧を下げるための細管を有しながら１枚のプレス品により消音カバ−を作成することが可能となり、この構造を有することにより、非常に安価で従来と同等の消音効果を得ることが出来る。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【００１０】
（実施の形態１）
図１は本発明のロ−タリ圧縮機の正面図であり、図２は本発明の消音カバ−の図である。
【００１１】
図１において密閉容器１内にシリンダ６が固着され主軸受５の上部にはクランク軸４に圧入されたロ−タ３を持ち、また主軸受５のフランジ部には消音カバ−８が係止されており、また主軸受５の下部にはシリンダ６および副軸受７が係止されている。吐出孔１０から吐出された被圧縮媒体は消音カバ−８に導入され、一旦消音カバ−シェル部１５にて絞られ、続いて図２に示す細管１２を通り消音カバ−吐出穴１４から吐出される。この時、被圧縮媒体が細管１２を通過することにより、騒音低減効果が得られる。これは従来の消音カバ−図５の細管１１と同様に、おもに６３０〜８００Ｈｚの周波数域の音圧を下げる効果がある。この消音特性を太実線により図３に記す。また消音カバ−８を製作するに当たり主軸受５のフランジ面のみを被覆する構造にすると１回のプレスにより部品を作成することができ従来の内カバ−に細管を有した消音カバ−に比べ、金型および部品の個数が半分になり、またそれを溶接する工程も省略でき直接材料費・設備費・金型費作成人件費等を大幅に削減する事が可能となる。
【００１２】
【発明の効果】
以上のように本発明のロ−タリ圧縮機によれば非常に安価な製造コストで、被圧縮媒体の放出により発生する騒音の中で特に消音が困難な６３０〜８００Ｈｚ域の音圧を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態１におけるロ−タリ圧縮機の縦断面図
【図２】本発明の実施の形態１におけるロ−タリ圧縮機の消音カバ−と被圧縮媒体の流れを示す図
【図３】本発明の実施の形態１におけるロ−タリ圧縮機運転時の騒音特性図および従来のロ−タリ圧縮機運転時の騒音特性図
【図４】従来のロ−タリ圧縮機の縦断面図
【図５】従来のロ−タリ圧縮機の消音カバ−と被圧縮媒体の流れを示した図
【符号の説明】
１ 密閉容器
２ ステ−タ
３ ロ−タ
４ クランク軸
５ 主軸受
６ シリンダ
７ 副軸受
８ 消音カバ−
９ ロ−ラ
１０ 吐出孔
１１ 従来消音カバ−の細管
１２ 本発明の消音カバ−の細管
１３ 従来消音カバ−の内カバ−
１４ 消音カバ−吐出穴
１５ 消音カバ−シェル部
Claims (3)
- 密閉容器の中に電動機と、この電動機で駆動する圧縮機構と主軸受側に吐出弁を配設し被圧縮媒体を放出する、もしくは副軸受側に吐出弁とカバ−を配設しシリンダ内の連通穴を通り被圧縮媒体を放出する構造を持ちこの主軸受のフランジ平面部のみを被覆し被圧縮媒体を導入する消音カバ−を備えたロ−タリ圧縮機において、前記消音カバ−の被圧縮媒体放出口の形状が複数の細い管を持ち、これを１枚のプレス品により前記消音カバ−を作成することができることを特徴とするロ−タリ圧縮機。
- 密閉容器内に電動機とこれによって駆動される圧縮機構とを収納し、前記圧縮機構の吐出孔を包囲する消音空間を形成する消音カバーを有する密閉型圧縮機であって、前記消音カバーと圧縮機構により形成される消音空間が、複数の細い被圧縮媒体通路を有し、かつ前記消音カバーはプレス加工により一体に形成されてなることを特徴とするロータリ圧縮機。
- 請求項１記載のロータリ圧縮機であって、消音空間が圧縮機構の吐出孔を包囲する入口部と、前記入口部に連接して圧縮機構壁面と消音カバーにより周方向に延設形成された第１の細い通路と、消音カバー絞り加工によって形成され前記第１の細い通路に連接して外周側に向かって径方向に延設された第２の細い通路と、前記第２の細い通路の外周側端部近傍に設けた消音カバー吐出穴とからなることを特徴とするロータリー圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003138836A JP2004340062A (ja) | 2003-05-16 | 2003-05-16 | ロ−タリ圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003138836A JP2004340062A (ja) | 2003-05-16 | 2003-05-16 | ロ−タリ圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004340062A true JP2004340062A (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=33528095
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003138836A Pending JP2004340062A (ja) | 2003-05-16 | 2003-05-16 | ロ−タリ圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004340062A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020084906A (ja) * | 2018-11-28 | 2020-06-04 | 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 | 電動ロータリ圧縮機 |
-
2003
- 2003-05-16 JP JP2003138836A patent/JP2004340062A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020084906A (ja) * | 2018-11-28 | 2020-06-04 | 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 | 電動ロータリ圧縮機 |
| JP7204446B2 (ja) | 2018-11-28 | 2023-01-16 | 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 | 電動ロータリ圧縮機 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20060056986A1 (en) | Multi-cylinder compressor | |
| JP2006083844A (ja) | 多気筒回転圧縮機 | |
| CN104481885A (zh) | 压缩机 | |
| WO2014057602A1 (ja) | 圧縮機 | |
| JP2007138842A (ja) | 負圧発生装置 | |
| US3645358A (en) | Muffler for hermetically sealed motor compressors | |
| JP2000018184A (ja) | ロータリコンプレッサ | |
| JP2010048089A (ja) | 密閉型圧縮機 | |
| WO2019134411A1 (zh) | 定子组件和压缩机 | |
| JP2004340062A (ja) | ロ−タリ圧縮機 | |
| JP4277587B2 (ja) | 圧縮機 | |
| ITTO20010113A1 (it) | Compressore ermetico in particolare per ridurre il rumore generato durante il funzionamento. | |
| CN209908769U (zh) | 一种转子式压缩机的降噪型气缸盖 | |
| JP2006336481A (ja) | 密閉型圧縮機 | |
| JP2014173554A (ja) | ロータリー圧縮機 | |
| CN113389733A (zh) | 消音器及压缩机 | |
| JP2001280241A (ja) | 密閉型圧縮機 | |
| JPH10184542A (ja) | 密閉型圧縮機用消音器とこれを備えた密閉型圧縮機 | |
| JPH08135586A (ja) | 真空ポンプの消音器 | |
| JP2008002364A (ja) | 多気筒圧縮機 | |
| CN105604935B (zh) | 压缩机及具有其的空调器 | |
| CN205533205U (zh) | 压缩机及具有其的空调器 | |
| JP5607492B2 (ja) | 負圧ポンプ | |
| CN220622094U (zh) | 一种用于压缩机泵体的消音盖、压缩机泵体结构及压缩机 | |
| JP3395539B2 (ja) | 回転式圧縮機 |