JP2004338833A - 平抜き装置及び間欠印刷機 - Google Patents

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Abstract

【課題】間欠印刷機において、印刷から型抜きにわたる一連の工程をコンパクトな設置面積内で実施できるようにし、このとき連続用紙の印刷済み部と抜き位置との間にズレが生じることがなく、装置全体の稼働効率も高くなる。
【解決手段】連続用紙Wに対して用紙送り方向に印刷される各印刷済み部ごとにそれらの輪郭を型抜きするための抜き装置として、平抜き装置12を具備させた。カッター受台13に対する用紙送り方向の一次側と二次側とに設ける送りローラ17,18は相互間隔一定のまま用紙送り方向に沿って往復動可能とされ、この往復動を、連続用紙Wの張り渡し面を一定に保持する直線動とさせた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、間欠印刷機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
間欠印刷機は、連続用紙に正送りと逆送りとを交互に繰り返させながらも徐々に正送り方向へ用紙送りをして複数色印刷をするものである(特許文献1及び特許文献2等参照)。この種の間欠印刷機によって印刷された連続用紙には、同一パターンの印刷済み部が用紙送り方向に沿って整然と並んだ状態になるが、個々の印刷済み部はその後、輪郭を個別に型抜きすることによってラベル等として用いることが多い。この場合、この連続用紙において印刷面とされる側がラベル用紙とされ、その裏面には糊が塗布され、またこの糊塗布面には離型紙が貼付されている。すなわち、この連続用紙に対しては、ラベル用紙の各印刷済み部ごとにそれらの輪郭をラベル用紙の厚さ分だけ型抜きし(離型紙までは切断しないようにし)、印刷済み部の周辺に形成されるフレーム状(梯子状)の抜き滓を取り除くという作業が必要になる。
【0003】
この型抜きを行わせるための抜き装置として、ロータリー印刷機で多用される平抜き方式の採用が検討されている。図7に示すように、従来における平抜き方式の抜き装置(以下、「平抜き装置」と言う)100は、連続用紙Wの下面サイドに設けられるカッター受台101と、連続用紙Wの上面サイドに設けられる平形のカッター102とを有し、このうちカッター受台101に上下動(カッター102へ向けた近接離反動)をさせ、型抜きさせるものである。
カッター受台101に対する用紙送り方向の一次側と二次側とには、互いに軸心を平行させて送りローラ103,104を設け、一次側の送りローラ103には、これと軸心平行で一次側折り返しローラ105を併設させると共に、二次側の送りローラ104には、これと軸心平行で二次側折り返しローラ106を併設させてあった。また、一次側送りローラ103を折り返しローラ105の軸心中心に揺動自在とさせると共に、二次側送りローラ104を折り返しローラ106の軸心中心に揺動自在とさせ、更にこれら両送りローラ103,104を、相互間隔一定のままリンク動作させる機構(平行リンク機構)としてあった。
【0004】
従って、この平抜き装置100では、一次側及び二次側の送りローラ103,104を連続用紙Wの用紙送り方向に沿って行ったり来たりさせ、このうち用紙送り方向と逆方向への移動時にカッター受台101やカッター102と連続用紙Wとの相対速度をゼロにし、そのうえでカッター受台101にカッター102へ向けた型抜き動作をさせていた。
なお、一次側送りローラ103と二次側送りローラ104との間で張り渡される連続用紙Wのテンションは、一次側送りローラ103よりも更に一次側で正逆駆動可能に設けられる巻出ローラと、二次側送りローラ104よりも更に二次側で正逆駆動可能に設けられる巻取ローラとの回転速度のバランスにより、これら巻出ローラから巻取ローラまでの全体領域の中で所定に保持させてあった。すなわち、連続用紙Wの正送り時では巻出ローラ(図9に例示する間欠印刷機120で言えば巻出ローラ130に相当)より巻取ローラ(図9に例示する間欠印刷機120で言えば巻取ローラ131に相当)を僅かに速く正回転させ、反対に連続用紙Wの逆送り時では巻取ローラ(131)より巻出ローラ(130)を僅かに速く逆回転させていた。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−136396号公報
【特許文献2】
特開平10−100368号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図7に示した平抜き装置100では、両送りローラ103,104の往復動に平行リンク機構を採用しているため、これら両送りローラ103,104の相互間で張り渡される連続用紙Wは、全体として山なりの円弧カーブを描きながら用紙送りされる。すなわち、図8に示すようにこの用紙送りには高さhの上下動成分が加わっている。
しかも、カッター受台101は型抜きのための上昇時に連続用紙Wを突き上げるようになっていたため、型抜きを終わってカッター受台101が元の待機位置(二点鎖線参照)まで下降するとき、両送りローラ103,104の相互間に張り渡された連続用紙Wには、この突き上げ分に相当してテンションに緩みが発生することになる。しかし、上記した巻出ローラと巻取ローラ(図9中の符号130〜131参照)の回転速度差だけでは、次サイクルでカッター受台101が再び上昇するまでの短い時間中にこのテンションの緩みを回復させることはできなかった。
【0007】
これらのことから、カッター受台101やカッター102と連続用紙Wとを相対的に停止させる位置精度に誤差が生じ、結果、印刷済み部と抜き位置の間にズレが生じることになっていた。それ故従来は、間欠印刷機に対して平抜き装置100を組み込むことはできないものとされていた。
従って、図9に示すように間欠印刷機120には、これと別個独立した平抜き装置123(図例では2台の抜き部124を具備している)を並設し、これら間欠印刷機120と平抜き装置123との間に連続用紙Wの停止時間を吸収させるための撓み空間125を形成させ、平抜き装置123側に巻取装置126を装備させるという構成にせざるを得なかった。しかし、これによって間欠印刷機120と平抜き装置123との全体的な設置面積が大きくなり、またこれら間欠印刷機120と平抜き装置123とのそれぞれに作業者を配置しなければならなくなり、更に間欠印刷機120が何らかの理由で停止させたとき等には平抜き装置123との連動性を図るのが難しいなど、種々の問題があった。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、印刷から型抜きに渡る一連の工程をコンパクトな設置面積内で実施できるようにし、そのうえで連続用紙の印刷済み部と抜き位置との間にズレが生じることは防止し、装置全体の稼働効率を高めた間欠印刷機を提供することを目的とする。
また本発明は、この間欠印刷機を実現させるうえで主要部となる平抜き装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
即ち、本発明に係る平抜き装置12は、用紙送りされる連続用紙Wを挟んでその両面サイドに振り分け配置された状態で連続用紙Wを型抜きすべく相互近接離反可能に設けられるカッター受台13及びカッター14と、カッター受台13に対する用紙送り方向の一次側と二次側とに互いに軸心を平行させて設けられた連続用紙W巻掛け用の送りローラ17,18とを有している。
【0010】
そして、これら一次側及び二次側の送りローラ17,18は相互間隔一定のまま用紙送り方向に沿って往復動可能とされており、このときの往復動が連続用紙Wの張り渡し面を一定に保持する直線動とされている。その結果、一次側及び二次側の送りローラ17,18が往復動してもこれら両送りローラ17,18間で張り渡される連続用紙Wは、用紙送り方向以外の変動(上下動)を起こすことはない。
すなわち、一次側及び二次側の送りローラ17,18は、それら相互間に張り渡される連続用紙Wを、カッター受台13とカッター14とが相対近接によって型抜きする位置(レベル)に合わせて保持可能になっている。
【0011】
一次側の送りローラ17には軸心を平行させて一次側折り返しローラ40を併設し、また二次側の送りローラ18には軸心を平行させて二次側折り返しローラ41を併設すればよい。これら一次側及び二次側の折り返しローラ40,41との相互間隔は、一次側及び二次側の送りローラ17,18の相互間隔より狭くしておく。これにより、一次側送りローラ17と一次側折り返しローラ40との間、及び二次側送りローラ18と二次側折り返しローラ41との間に、それぞれ連続用紙Wの掛け渡し部分が形成されるようになる。
【0012】
このようにする場合、一次側折り返しローラ40は、一次側送りローラ17と二次側送りローラ18との間で張り渡される連続用紙Wに対して一次側送りローラ17と一次側折り返しローラ40との間で掛け渡される連続用紙Wが平行となるように、一次側送りローラ17に対する位置付けを関係付けるのが好適である。
また同様に、二次側折り返しローラ41は、一次側送りローラ17と二次側送りローラ18との間で張り渡される連続用紙Wに対して二次側送りローラ18と二次側折り返しローラ41との間で掛け渡される連続用紙Wが平行となるように、二次側送りローラ18に対する位置付けを関係付けるのが好適である。
【0013】
このような構成とすることで、一次側送りローラ17と二次側送りローラ18との間で張り渡される連続用紙Wに対して、一次側送りローラ17と一次側折り返しローラ40との間、及び二次側送りローラ18と二次側折り返しローラ41との間で掛け渡される連続用紙Wが、それぞれ平行となるので、一次側の送りローラ17と一次側折り返しローラ40との間で掛け渡される連続用紙Wの長さや、二次側の送りローラ18と二次側折り返しローラ41との間で掛け渡される連続用紙Wの長さは、一次側及び二次側の送りローラ17,18が往復動する移動量と同じ変化量となる。従って、カッター受台13に対する連続用紙Wの相対停止位置にズレが生じず、印刷済み部と抜き位置との間にズレが生じることもない。
【0014】
一方、本発明に係る間欠印刷機1は、連続用紙Wに正送りと逆送りとを交互に繰り返させながらも徐々に正送り方向へ用紙送りをして複数色印刷をするものであって、連続用紙Wに対して用紙送り方向に印刷される各印刷済み部ごとにそれらの輪郭を型抜きするための抜き装置を有している。そしてこの抜き装置は、連続用紙Wを挟んだ両面サイドにカッター受台13及びカッター14が振り分け配置されて、これらの相対近接離反動作で連続用紙Wを型抜きする平抜き装置とされている。この平抜き装置には本発明の平抜き装置12を採用すればよい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1乃至図5は、本発明に係る間欠印刷機1の一実施形態を示している。
図1に示すように、この間欠印刷機1は、連続用紙Wの新ロールを保持して巻き出す巻出部2と、印刷が終わった連続用紙Wを巻き取る巻取部3と、これら巻出部2から巻取部3に至る用紙送り経路中に設けられた複数の印刷装置5〜9とを有したもので、連続用紙Wは、各印刷装置5〜9に順繰りに通されている。
【0016】
巻出部2のすぐ二次側(後述する一次側送りローラ17の一次側)には正逆駆動可能な巻出ローラ10が設けられていると共に、巻取部3の一次側(後述する二次側送りローラ18の二次側)には正逆駆動可能な巻取ローラ11が設けられており、連続用紙Wは、これら両ローラ10,11を正回転させたときの正送りと、反対に両ローラ10,11を逆回転させたときの逆送りとが交互に繰り返されながらも、徐々に正送り方向へ用紙送りされるようになっている。そしてこのとき、正送り時では巻出ローラ10より巻取ローラ11が僅かに速く正回転され、反対に逆送り時では巻取ローラ11より巻出ローラ10が僅かに速く逆回転されることにより、これら巻出ローラ10から巻取ローラ11までの全体領域の中で連続用紙Wのテンションが所定に保持されるようになっている。このようにして巻取部3で巻き取られる連続用紙Wには、複数色印刷による同一パターンの印刷済み部が用紙送り方向に沿って整然と並んだものとされる。
【0017】
またこの間欠印刷機1は、印刷装置5〜9の中で用紙送り方向の最も最終位置となるもの(9)と巻取部3との間に、平抜き方式を採用した抜き装置(以下、「平抜き装置」と言う)12を有している。
図2に示すように、この平抜き装置12は、用紙送りされる連続用紙Wに対してその一方面サイド(下面サイド)にカッター受台13を有し、他方面サイド(上面サイド)にカッター14を有している。カッター14は固定され、カッター受台13はカッター14へ向けた近接離反(上下動)により型抜き動作可能に設けられている。またこのカッター受台13に対する用紙送り方向の一次側(図2左側)には一次側送りローラ17が設けられており、二次側(同、右側)には二次側送りローラ18が設けられている。
【0018】
図3に示すように、これら一次側及び二次側の両送りローラ17,18は、互いの軸心が平行する状態でローラフレーム19によって両端支持されるようになっており、もって互いの間隔及び平行度は不変に保持されている。このローラフレーム19は、一次側及び二次側の両送りローラ17,18が並べられた方向の延長方向へ長手方向を向けた左右一対のガイドレール20により、スライド自在に保持されている。また左右のガイドレール20はそれぞれ、互いに所定間隔をおいて立設される左右の装置側板21,22により、それらの対向内面で保持されている。このうち一方の装置側板22には、ガイドレール20に沿って開口する長孔23が設けられており、上記ローラフレーム19から側方へ突出するように設けられた伝動用突起25が、この長孔23を介して装置側板22の外方へ突出するようになっている。この伝動用突起25にはリンクアーム26の一端部が揺動自在に接続されている。
【0019】
図4に示すように、装置側板22の外側には駆動アーム27が揺動自在に設けられており、この駆動アーム27には、そのアーム長さ方向に沿って送りネジ機構28が設けられている。この送りネジ機構28は、駆動アーム27のアーム長さ方向で移動ナット29を移動可能とさせたもので、この移動ナット29に対し、上記したリンクアーム26の他端部が揺動自在に接続されている。この送りネジ機構28を操作すれば、移動ナット29の位置付け変更を介してローラフレーム19の移動速度を調整でき、結果、両送りローラ17,18間で張り渡される連続用紙Wの表面速度を調整できことになるので、装置の組み立て時やメンテナンス等に便利となる。また印刷装置5〜9においてシリンダを直径の異なるものと交換する必要が生じた場合、これに対応できることになる。
【0020】
駆動アーム27には、これを揺動自在に支持する揺動軸部30を超えて反対側(図4の下方)へ延びる作用杆33が設けられており、この作用杆33の先端部にはカムフォロワー34が設けられている。
図5に示すように、このカムフォロワー34は、装置側板22の外側に設けられたカムギヤ36に対しその裏面に凹設されたカム溝37に嵌合されている。このカム溝37は、カムギヤ36の回転中心に対して偏心した位置付けで且つやや変形した円形に形成されている。またカムギヤ36は伝動ギヤ38を介してモータ駆動可能とされている。
【0021】
図2に示したように、上記した一次側の送りローラ17には一次側折り返しローラ40が軸心平行状態で併設されており、二次側の送りローラ18には二次側折り返しローラ41が軸心平行状態で併設されている(図3では省略した)。これら一次側折り返しローラ40及び二次側折り返しローラ41は、一次側及び二次側の両送りローラ17,18間で張り渡される連続用紙Wに対して、その一方面側(図2の下方)に揃う位置付けとなっており、それぞれ装置側板21,22の相互間で定位置にて回転自在に保持されている。また、これら一次側及び二次側の折り返しローラ40,41との相互間隔は、一次側及び二次側の送りローラ17,18の相互間隔より狭くなっている。これにより、一次側送りローラ17と一次側折り返しローラ40との間、及び二次側送りローラ18と二次側折り返しローラ41との間には、それぞれ連続用紙Wの掛け渡し部分が形成されるようになる。
【0022】
一次側折り返しローラ40は、一次側及び二次側の両送りローラ17,18間で張り渡される連続用紙Wに対して、一次側送りローラ17と一次側折り返しローラ40との間で掛け渡される連続用紙Wが平行となるように、一次側送りローラ17に対する位置付けが関係付けられている。また、一次側の送りローラ17がローラリンク19のスライドによってどんなに移動しようとも、一次側の送りローラ17と一次側折り返しローラ40との間を連続用紙Wが掛け渡される状態は維持されるような位置関係(要は、一次側送りローラ17が一次側折り返しローラ40よりも外側で往復動するような位置関係)となっている。
【0023】
同様に、二次側折り返しローラ41は、一次側及び二次側の両送りローラ17,18間で張り渡される連続用紙Wに対して、二次側送りローラ18と二次側折り返しローラ41との間で掛け渡される連続用紙Wが平行となるように、二次側送りローラ18に対する位置付けが関係付けられている。また、二次側の送りローラ18がローラリンク19のスライドによってどんなに移動しようとも、二次側の送りローラ18と二次側折り返しローラ41との間を連続用紙Wが掛け渡される状態は維持されるような位置関係(要は、二次側送りローラ18が二次側折り返しローラ41よりも外側で往復動するような位置関係)となっている。
【0024】
このような構成とされた平抜き装置12では、カムギヤ36が回転駆動されると、カム溝37によってカムフォロワー34が案内される動きにしたがって駆動アーム27が揺動し、この駆動アーム27の揺動がリンクアーム26を介してローラフレーム19へ伝えられ、このローラフレーム19がガイドレール20に沿ってスライドすることを受けて一次側及び二次側の両送りローラ17,18が相互間隔を保持したまま往復動することになる。
そしてこのとき、一次側及び二次側の送りローラ17,18の往復動は、ガイドレール20に支配された直線動であることから、図6に示すように、これら両送りローラ17,18間で張り渡される連続用紙Wの張り渡し面は一定レベルを保ち、変動(上下動)することは殆どない。
【0025】
すなわち、一次側及び二次側の送りローラ17,18は、それら相互間に張り渡される連続用紙Wを、カッター受台13とカッター14とが相対近接によって型抜きする位置(レベル)に合わせて保持可能になっている。
しかも、両送りローラ17,18間で張り渡される連続用紙Wは、一次側送りローラ17と一次側折り返しローラ40との間で掛け渡される連続用紙Wや、二次側送りローラ18と二次側折り返しローラ41との間で掛け渡される連続用紙Wに対して常に平行であるから、一次側の送りローラ17と一次側折り返しローラ40との間で掛け渡される連続用紙Wの長さや、二次側の送りローラ18と二次側折り返しローラ41との間で掛け渡される連続用紙Wの長さは、一次側及び二次側の両送りローラ17,18が往復動する移動量と同じ変化量となる。
【0026】
このようなことから、カッター受台13に対する連続用紙Wとの相対停止位置にズレが生じず、連続用紙Wに印刷装置5〜9を経ることによって設けられた個々の印刷済み部と、これらに対する抜き位置との間にズレが生じることもない。従って、各印刷済み部ごとにそれらの輪郭が正確に抜かれるようになる。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
例えば、カッター受台13とカッター14との上下関係やいずれが動作側になるかなどは特に限定されるものではない。
【0027】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係る間欠印刷機は、平抜き装置を具備したものであって、印刷から型抜きにわたる一連の工程をコンパクトな設置面積内で実施できる。勿論、連続用紙の印刷済み部と抜き位置との間にズレが生じることはなくなり、装置全体の稼働効率も高くなる。また本発明に係る平抜き装置により、このような間欠印刷機の構成が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る間欠印刷機を示す側面図である。
【図2】図1中の一部(平抜き装置)を拡大して示す側面図である。
【図3】図2に対応する斜視図である。
【図4】図3中の一部(駆動アームの駆動部分周辺)を拡大して示した側面図である。
【図5】図4のA−A線拡大断面図である。
【図6】本発明に係る平抜き装置の動作状況を説明した図である。
【図7】従来の間欠印刷機への組み込みを試された平抜き装置の側面図である。
【図8】従来の平抜き装置における動作状況を説明した図である。
【図9】従来において別々の間欠印刷機と平抜き装置とを並設した状況を示した側面図である。
【符号の説明】
1 間欠印刷機
12 平抜き装置
13 カッター受台
14 カッター
17 一次側の送りローラ
18 二次側の送りローラ
40 一次側折り返しローラ
41 二次側折り返しローラ
W 連続用紙

Claims (5)

  1. 用紙送りされる連続用紙(W)を挟んでその両面サイドに振り分け配置された状態で連続用紙(W)を型抜きすべく相互近接離反可能に設けられるカッター受台(13)及びカッター(14)と、カッター受台(13)に対する用紙送り方向の一次側と二次側とに互いに軸心を平行させて設けられた連続用紙(W)巻掛け用の送りローラ(17,18)とを有し、これら一次側及び二次側の送りローラ(17,18)は相互間隔一定のまま用紙送り方向に沿って往復動可能とされており、このときの往復動が連続用紙(W)の張り渡し面を一定に保持する直線動とされていることを特徴とする平抜き装置。
  2. 用紙送りされる連続用紙(W)を挟んでその両面サイドに振り分け配置された状態で連続用紙(W)を型抜きすべく相互近接離反可能に設けられるカッター受台(13)及びカッター(14)と、カッター受台(13)に対する用紙送り方向の一次側と二次側とに互いに軸心を平行させて設けられた連続用紙(W)巻掛け用の送りローラ(17,18)とを有し、一次側及び二次側の送りローラ(17,18)は、それら相互間に張り渡される連続用紙(W)をカッター受台(13)とカッター(14)とが相対近接によって型抜きする位置に合わせて保持可能になっていることを特徴とする平抜き装置。
  3. 前記一次側の送りローラ(17)には軸心を平行させて一次側折り返しローラ(40)が併設されていると共に二次側の送りローラ(18)には軸心を平行させて二次側折り返しローラ(41)が併設され、これら一次側及び二次側の折り返しローラ(40,41)との相互間隔が一次側及び二次側の送りローラ(17,18)の相互間隔より狭くされて一次側送りローラ(17)と一次側折り返しローラ(40)との間、及び二次側送りローラ(18)と二次側折り返しローラ(41)との間にそれぞれ連続用紙(W)の掛け渡し部分が形成されるようになっており、
    上記一次側折り返しローラ(40)は、一次側送りローラ(17)と二次側送りローラ(18)との間で張り渡される連続用紙(W)に対して一次側送りローラ(17)と一次側折り返しローラ(40)との間で掛け渡される連続用紙(W)が平行となるように、一次側送りローラ(17)に対する位置付けが関係付けられており、且つ上記二次側折り返しローラ(41)は、一次側送りローラ(17)と二次側送りローラ(18)との間で張り渡される連続用紙(W)に対して二次側送りローラ(18)と二次側折り返しローラ(41)との間で掛け渡される連続用紙(W)が平行となるように、二次側送りローラ(18)に対する位置付けが関係付けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の平抜き装置。
  4. 連続用紙(W)に正送りと逆送りとを交互に繰り返させながらも徐々に正送り方向へ用紙送りをして複数色印刷をする間欠印刷機において、上記連続用紙(W)に対して用紙送り方向に印刷される各印刷済み部ごとにそれらの輪郭を型抜きするための抜き装置を有しており、この抜き装置は、連続用紙(W)を挟んだ両面サイドにカッター受台(13)及びカッター(14)が振り分け配置されてこれらの相対近接離反動作で連続用紙(W)を型抜きする平抜き装置(12)であることを特徴とする間欠印刷機。
  5. 連続用紙(W)に正送りと逆送りとを交互に繰り返させながらも徐々に正送り方向へ用紙送りをして複数色印刷をする間欠印刷機において、上記連続用紙(W)に対して用紙送り方向に印刷される各印刷済み部ごとにそれらの輪郭を型抜きするための抜き装置を有しており、この抜き装置には請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の平抜き装置(12)が採用されていることを特徴とする間欠印刷機。
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