JP2004336934A - 電子機器の電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】主電池と充電可能な副電池を備えた電源装置において、電源を副電池に切り換えた後にまだ主電池に残っているエネルギーを有効利用する。
【解決手段】主電池が放電して負荷である電子機器が動作し得る最低電圧又はそれに少しの余裕を持たせた電圧値以下に低下した場合には、主電池からの電源供給を停止し代わって副電池から電子機器に電源を供給する。それと同時に、主電池の電圧を昇圧して副電池を充電する。主電池から副電池への充電は、副電池が過充電にならないように制御しながら、充電回路が動作可能な最低の入力電圧値に主電池の電圧が低下するまで継続する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主電池と充電可能な副電池とを備えた電子機器用電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯型コンピュータ、携帯型バーコード読取装置、電子手帳、携帯型ナビゲーション装置等の携帯用電子機器では、従来より通常駆動用の主電池と、主電池が消耗あるいは取り外された時にメモリや内部時計を維持するための副電池とを備えた電源装置が使用されている。
【0003】
図3は、このような電源装置の回路構成の一例である。電源装置10は、主電池11と副電池12の二つの電池を備える。制御回路13は、主電池11の電圧を常時監視し、その電圧が負荷である電子機器14を動作させるのに十分な通常の使用状態においてはアナログスイッチSW10をOFFする。これにより主電池11よりダイオードD10を通って負荷である電子機器14に電源が供給される。副電池12は、充電可能な二次電池で、常時、主電池11より抵抗R11、ダイオードD11を介して充電を受けている。
【0004】
主電池11が消耗し、あいは電池取り外しにより出力電圧が所定値以下に低下すると、制御装置13はアナログスイッチSW10をONする。この状態では副電池12の電圧が主電池11の電圧より高くなっているため、負荷である電子機器14には副電池12よりアナログスイッチSW10、ダイオードD12を通って電源が供給される。
【0005】
その後、副電池12が完全放電する前に主電池11が新しい電池と交換されれば前述の通常の使用状態に戻る。電池交換がなされない場合は、副電池12が完全放電した時点で電子機器14は動作停止する。
【0006】
以上は、主電池と副電池とを備えた電源装置の動作の一例であるが、この他にも、このような電源装置における主電池と副電池との切り換え回路、切り換えロジック等については、種々の提案がなされている(例えば、特許文献1、2参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平08−115269号公報
【0008】
【特許文献2】
特開平07−241046号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような主電池と副電池とを備えた電源装置についての従来の各種提案は、主電池から副電池への切り換えタイミング、切り換え時に電子機器内メモリの内容が破壊されたか否かの判定ロジック、副電池への充電回路等のみを問題としていて、消耗して切り換えられた主電池の残存エネルギーを有効に利用する観点からの提案は見受けられない。
【0010】
主電池から副電池への切り換えは、主電池が完全放電した後で行なわれるのではなく、電子機器が動作しなくなる電圧よりも、例えば数十ミリボルト〜百数十ミリボルト程度上回った電圧で行なわれる。従って、切り換えられた後でも、主電池には完全放電した状態と比べると、まだ相当のエネルギーが残っているのでこれを有効に利用することが望ましい。
【0011】
特に、主電池の交換がなされずに、副電池が完全放電するまで使い切るような使い方が行なわれる場合には、この主電池に残っているエネルギーを有効に利用することができれば、電子機器の動作継続時間を長くすることができる。
【0012】
本発明は、かかる観点からなされたものでその目的は、副電池に切り換えた後の主電池にまだ残っているエネルギーを副電池に移し、電子機器を動作させるエネルギーとして有効利用することができる電源装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、主電池と、充電可能な副電池と、負荷である電子機器と前記主電池との間に接続された第1のアナログスイッチと、前記電子機器と前記副電池との間に接続された第2のアナログスイッチと、制御回路と、該制御回路からの動作指令信号を受けて前記主電池の電圧を昇圧して前記副電池に充電する充電回路とを備えた電源回路である。そして、前記制御回路は、前記主電池の電圧が第1の電圧値より高い時には前記第1のアナログスイッチをONし、前記第2のアナログスイッチはOFFさせ、反対に前記主電池の電圧が前記第1の電圧値より低い時には前記第1のアナログスイッチをOFFし、前記第2のアナログスイッチはONさせ、更に、前記主電池の電圧が前記第1の電圧値よりも小さい第2の電圧値より高く且つ前記副電池の電圧が第3の電圧値より低い時に前記充電回路に前記動作指令信号を送るように構成されていることを特徴とする電源装置である。
【0014】
このような構成によれば、主電池の電圧が第1の電圧値より低下した時には副電池から負荷である電子機器に電源が供給されると同時に、主電池の電圧が第1の電圧値より小さい第2の電圧値より高い間は、副電池を過充電にしない範囲で主電池の残存エネルギーが副電池に移されて有効に利用される効果を奏する。
【0015】
また、請求項2に記載の発明は、前記第1のアナログスイッチに代えて、ダイオードをアノードを前記主電池側にカソードを前記電子機器側にして接続したことを特徴とする請求項1に記載の電源装置である。
【0016】
このような構成によれば、主電池の電圧が第1の電圧値より低下した時には副電池から負荷である電子機器に電源が供給されると同時に、主電池の電圧が第1の電圧値より小さい第2の電圧値より高い間は、副電池を過充電にしない範囲で主電池の残存エネルギーが副電池に移されて有効に利用される効果を奏する。
【0017】
また、請求項3に記載の発明は、前記第1の電圧値を、負荷である電子機器が動作し得る最低の電圧又はそれに少しの余裕を持たせた電圧値に設定し、前記第2の電圧値を前記充電回路が前記主電池の電圧を昇圧して前記副電池に充電できる最低の入力電圧値に設定し、前記第3の電圧値を前記副電池が過充電と判断される電圧に設定したことを特徴とする請求項1又は2に記載の電源装置である。
【0018】
このような構成によれば、主電池の電圧が十分に高い間は主電池から電子機器に電源が供給され、主電池の電圧が低下した場合には副電池から電源供給がなされる。更に、主電池の電圧が、充電回路が充電可能な最低入力電圧を上回っている間は、副電池が過充電とならない範囲で、主電池の残存エネルギーが昇圧されて副電池に移されて有効に利用される効果を奏する。
【0019】
また、請求項4に記載の発明は、前記制御回路の電源を、前記主電池と副電池の何れか高い電圧を出力する方の電池から供給するように構成したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の電源装置である。
【0020】
このような構成によれば、主電池、副電池とも完全放電するまでは、制御回路は正常に動作可能である。また、主電池、副電池ともに完全放電した後に、主電池が新しい電池に交換された場合も、主電池を電源として正常に動作を再開することができる。
【0021】
また、請求項5に記載の発明は、前記充電回路は、昇圧回路と抵抗とダイオードとを直列に接続した回路で構成されており、昇圧回路は前記制御回路からの前記動作指令信号が入力されている間のみ動作するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の電源装置である。
【0022】
このような構成によれば、副電池への充電電流の大きさが制限されて過電流の流入が防止されると共に、電流の逆流も防止される。また、昇圧回路は制御回路からの動作指令信号が入力されている間のみ動作するので、副電池が過充電か否かを制御回路で判断して動作指令信号を制御することで、副電池の過充電を防止することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1を参照して本発明の第1の実施形態を説明する。本実施形態の電源装置1は、主電池2、副電池3、制御回路4、充電回路5、第1、第2のアナログスイッチSW1、SW2、キャパシタC1を備えて構成される。
【0024】
主電池2は、通常の使用状態において負荷である電子機器6に電源を供給する電池であり、例えばアルカリ電池である。副電池3は充電可能な電池であって、例えば、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池等が使用される。この副電池3は、主電池2が放電して出力電圧が低下したり取り外された場合に、主電池2に代わって電子機器6に電源を供給するためのものである。
【0025】
アナログスイッチSW1は、電源装置1の出力端子である出力ノードNoutと主電池2との間に接続されており、制御回路4からの信号によってON/OFF制御される。出力ノードNoutには、負荷である電子機器6が接続される。
【0026】
アナログスイッチSW2は、副電池3と出力ノードNoutとの間に接続されており、制御回路4からの信号によってON/OFF制御される。
【0027】
キャパシタC1は、出力ノードNoutと接地Veeとの間に接続されている。アナログスイッチSW1とSW2とが切り換わる瞬間に、電子機器6への供給電圧が瞬間的に低下するのを防止するためのものである。
【0028】
充電回路5は、副電池3を充電するための回路である。この充電回路5は、昇圧回路7、抵抗器R10、ダイオードD3とが直列に接続された回路構成となっている。昇圧回路7は、主電池2を電源としてその電圧を昇圧する回路であって、例えば、DC−DCコンバータ回路、チャージポンプ回路等で構成される。ただし、この昇圧回路7は制御回路4から出力される動作指令信号ENAがハイレベル(以下、Hレベルという)の場合にのみ昇圧動作を行なう回路である。昇圧された電圧は、抵抗器R10、ダイオードD3を通って副電池3を充電する。抵抗器R10は充電電流を制限するためのものであり、ダイオードD3は副電池3から昇圧回路7への電流の逆流を防止するためのものである。
【0029】
次に制御回路4は、基準電圧生成回路8、コンパレータCO1〜CO3、インバータ回路Q1、2入力AND回路Q2、抵抗器R1〜R9、ダイオードD1、D2とにより構成される。
【0030】
ダイオードD1、D2のアノードはそれぞれ主電池2、副電池3に接続され、カソードは共通に接続されている。このカソード共通接続線は制御回路4の電源供給線であり、前記基準電圧生成回路8、コンパレータCO1〜CO3、インバータ回路Q1、2入力AND回路Q2に電源を供給する。即ち、制御回路4内の各回路には、主電池2、副電池3の何れか高い方の電圧が供給される。このように構成されていることにより、主電池2が放電により電圧低下した場合や取り外された場合には、副電池3から電源が供給される。主電池2、副電池3ともに完全放電した後に、主電池2が新しい電池に交換された場合には、主電池2より電源が供給されて再起動することが可能である。
【0031】
基準電圧生成回路8は、例えば、バンドギャップ基準電圧生成回路であって、電源電圧に依存しない基準電圧Vsを生成する。基準電圧生成回路8の出力端子と接地Veeとの間には、抵抗器R3、R4、R5からなる分圧回路と、抵抗器R6、R7からなる分圧回路とが接続されている。
【0032】
コンパレータCO1とインバータ回路Q1とは、アナログスイッチSW1とSW2との切り換え制御を行なうためのものである。コンパレータCO1の非反転入力端子には、主電池2の電圧V1を抵抗器R1、R2で分圧した電圧(V1・R2/(R1+R2))が、反転入力端子には基準電圧Vsを抵抗器R3と抵抗器R4、R5で分圧した(Vs・(R4+R5)/(R3+R4+R5))がそれぞれ入力されている。
従って、
V1・R2/(R1+R2)>Vs・(R4+R5)/(R3+R4+R5)
即ち、
Figure 2004336934
が成立する場合に、コンパレータCO1の出力はHレベルとなる。
【0033】
コンパレータCO1の出力は、PチャネルMOSFETで構成されたアナログスイッチSW2のゲートに接続されているので、アナログスイッチSW2はOFFする。一方、同じくPチャネルMOSFETで構成されたアナログスイッチSW1のゲートには、コンパレータCO1の出力信号をインバータ回路Q1で反転した信号が加えられているので、コンパレータCO1の出力がHレベルの時にはロウレベル(以下、Lレベルという)信号が加わり、アナログスイッチSW1はONする。
【0034】
このように、主電池2の電圧V1が、(1)式を満たす高い電圧である間は、アナログスイッチSW1はON、アナログスイッチSW2はOFFし、電子機器6には主電池2から電源が供給される。
【0035】
反対に、
Figure 2004336934
となるまで主電池2の電圧V1が低下すると、コンパレータCO1の出力はLレベルとなる。この時は、アナログスイッチSW1はOFF、アナログスイッチSW2はONし、電子機器6には副電池3から電源が供給される。
【0036】
(1)式又は(2)式の右辺の値が、請求項3に記載した第1の電圧値である。この第1の電圧値は、負荷である電子機器6が動作し得る最低の電圧又はそれに少しの余裕を持たせた電圧値になるように、基準電圧Vs及び各抵抗器の値を調整しておく。
【0037】
コンパレータCO2、CO3と2入力AND回路Q2とは、動作指令信号ENAを生成するための回路である。コンパレータCO2の非反転入力端子には、コンパレータCO1の非反転入力端子と同じ電圧(V1・R2/(R1+R2))が入力されている。一方、反転入力端子には基準電圧Vsを抵抗器R3、R4と抵抗器R5とで分圧した電圧(Vs・R5)/(R3+R4+R5))が入力されている。
従って、
V1・R2/(R1+R2)>Vs・R5/(R3+R4+R5)
即ち、
V1>Vs(R1+R2)R5/(R2(R3+R4+R5)) (3)式
が成立する場合に、コンパレータCO2の出力はHレベルとなる。
【0038】
この(3)式の右辺の値が、請求項3に記載した第2の電圧値である。この第2の電圧値は、充電回路5が主電池2の電圧V1を昇圧して副電池3に充電することが可能な最低の入力電圧値に一致するように各定数を決めておく。
【0039】
他方、コンパレータCO3の反転入力端子には、副電池3の電圧V2を抵抗器R8、R9で分圧した電圧(V2・R9/(R8+R9))が、非反転入力端子には基準電圧Vsを抵抗器R6、R7で分圧した電圧(Vs・R7/(R6+R7))がそれぞれ入力されている。
【0040】
従って、
V2・R9/(R8+R9)<Vs・R7/(R6+R7)
即ち、
V2<Vs(R8+R9)R7/(R9(R6+R7)) (4)式
が成立する場合に、コンパレータCO2の出力はHレベルとなる。
【0041】
この(4)式の右辺の値が、請求項3に記載した第3の電圧値である。この第3の電圧値は、副電池3が過充電と判断される電圧値に一致するように各定数を決めておく。
【0042】
コンパレータCO2とCO3の出力は、2入力AND回路Q2に入力されており、2入力AND回路Q2の出力信号である動作指令信号ENAは、コンパレータCO2とCO3の出力が共にHレベルの場合のみHレベルとなる。即ち、動作指令信号ENAは、主電池2の電圧V1が第2の電圧値よりも高く、且つ、副電池3の電圧V2が第3の電圧値よりも低い場合のみHレベルになる。第2の電圧値、第3の電圧値は前記のように調整されているので、結局、充電回路5は、副電池3が過充電状態ではなく、且つ、主電池2の電圧V2が昇圧回路7が動作可能な入力電圧以上である場合にのみ充電動作を行なうように構成されていることになる。
【0043】
以上のような構成と動作により、本実施形態の電源装置1は、主電池2の電圧が電子機器6が動作し得る最低の電圧又はそれに少しの余裕を持たせた電圧値以上である場合には、主電池2より電子機器6に電源が供給される。その間、副電池3の電圧が過充電電圧以下であれば、充電回路5が動作して主電池2を電源として副電池3に充電が行なわれる。
【0044】
主電池2が放電により電子機器6が動作し得る最低電圧又はそれに少しの余裕を持たせた電圧以下に低下すると、主電池2からの電源供給は停止し、代わって副電池3から電子機器6に電源が供給されるようになる。それと並行して、主電池2から副電池3への充電が、副電池3を過充電にしないようにして行なわれる。この主電池2から副電池3への充電は、充電回路5が動作可能な最低の入力電圧値に主電池2の電圧V2が低下するまで継続される。従って、主電池2に残っているエネルギーは副電池3に移され、電子機器6の電源として有効に活用されることになる。
【0045】
(第2の実施形態)
図2を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。本実施形態の電源装置1aが、第1の実施形態の図1に示した電源装置1と異なる点は、第1のアナログスイッチSW1をダイオードD4に置き換えた点のみである。従って、前記図1と同一の構成要素には同一符号が付してある。ダイオードD4は、アノードを主電池2側に、カソードを負荷である電子機器6側にして接続してある。
【0046】
本実施形態の電源装置1aの場合も、第1の実施形態の電源装置1の場合と同様に、主電池2の電圧が前記第1の電圧値より高いときは、主電池2より電子機器6に電源が供給される。そして、その間に副電池3は充電回路5により充電される。主電池2が放電してその電圧が第1の電圧値より低くなると、第2のアナログスイッチSW2がONして、副電池3からも電源が供給される。この状態では、通常、副電池3の電圧の方が主電池2の電圧よりも高いため、副電池3のみから電源が供給される。
【0047】
また、主電池2の電圧が前記第2の電圧値よりも高く、且つ、副電池3の電圧が前記第3の電圧値よりも低い間は、主電池2の電圧が昇圧回路7にて昇圧されて副電池3に充電される。これにより、第1の実施形態の場合と同様に、主電池2に残ったエネルギーが副電池3に移され、電子機器6を動作させる電源エネルギーとして有効に活用される効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電源装置の回路図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る電源装置の回路図である。
【図3】従来技術に係る図1相当図である。
【符号の説明】
図面中、1は電源装置、2は主電池、3は副電池、4は制御回路、5は充電回路、6は電子機器、7は昇圧回路、8は基準電圧生成回路、ENAは動作指令信号、D1〜4はダイオード、R1〜10は抵抗器、SW1は第1のアナログスイッチ、SW2は第2のアナログスイッチを示す。

Claims (5)

  1. 主電池と、充電可能な副電池と、負荷である電子機器と前記主電池との間に接続された第1のアナログスイッチと、前記電子機器と前記副電池との間に接続された第2のアナログスイッチと、制御回路と、該制御回路からの動作指令信号を受けて前記主電池の電圧を昇圧して前記副電池に充電する充電回路とを備えた電源装置であって、前記制御回路は、前記主電池の電圧が第1の電圧値より高い時には前記第1のアナログスイッチをONし、前記第2のアナログスイッチはOFFさせ、反対に前記主電池の電圧が前記第1の電圧値より低い時には前記第1のアナログスイッチをOFFし、前記第2のアナログスイッチはONさせ、更に、前記主電池の電圧が前記第1の電圧値よりも小さい第2の電圧値より高く且つ前記副電池の電圧が第3の電圧値より低い時に前記充電回路に前記動作指令信号を送るように構成されていることを特徴とする電源装置。
  2. 前記第1のアナログスイッチに代えて、ダイオードをアノードを前記主電池側にカソードを前記電子機器側にして接続したことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記第1の電圧値は、前記負荷である電子機器が動作し得る最低の電圧又はそれに少しの余裕を持たせた電圧値であり、前記第2の電圧値は前記充電回路が前記主電池の電圧を昇圧して前記副電池に充電できる最低の入力電圧値であり、前記第3の電圧値は前記副電池が過充電と判断される電圧であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電源装置。
  4. 前記制御回路の電源を、前記主電池と副電池の何れか高い電圧を出力する方の電池から供給するように構成したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の電源装置。
  5. 前記充電回路は、昇圧回路と抵抗とダイオードとを直列に接続した回路で構成されており、昇圧回路は前記制御回路からの前記動作指令信号が入力されている間のみ動作するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の電源装置。
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