JP2004334665A - 違反車両撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の速度違反自動取締装置では、速度閾値を越えて走行する速度違反車両の車体色を的確に認識することができないという課題があった。
【解決手段】車両走行道路の上方またはいずれか側方に設置され、当該速度違反車両の画像撮影時に白色光を当該速度違反車両に照射する光照射手段と、この白色光照射手段の照射による走行車両からの反射光のスペクトルまたはこの反射光を受信する受信部またはカメラ部を有する光受信手段と、この光受信手段による当該撮影画像を解析して当該速度違反車両の車体色を判定する車体色判定手段とを有する様にしたことにより、速度違反車両の車体色を的確に判定することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】車両走行道路の上方またはいずれか側方に設置され、当該速度違反車両の画像撮影時に白色光を当該速度違反車両に照射する光照射手段と、この白色光照射手段の照射による走行車両からの反射光のスペクトルまたはこの反射光を受信する受信部またはカメラ部を有する光受信手段と、この光受信手段による当該撮影画像を解析して当該速度違反車両の車体色を判定する車体色判定手段とを有する様にしたことにより、速度違反車両の車体色を的確に判定することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主として道路上に設置して道路を走行する車両の、例えば走行速度を監視する違反車両撮影装置に関し、特に違反車両の撮影を行う違反車両撮影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の違反車両撮影装置は、例えば速度違反であれば、速度違反自動取締装置として設置路線を走行する車両の速度を計測し、かつ上記走行速度が予め設定された速度閾値を越えて走行していると認識した場合には違反車両とみなして警報信号を発し、上記警報信号により違反車両を静止画像として撮影するTVカメラと、上記TVカメラからの映像信号を画像として記憶し、上記画像データから上記違反車両のナンバープレート部の情報を把握する回路を有し、上記静止画像およびナンバープレート情報の違反車情報を中央装置に伝送する機能を備えている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、従来の違反車両撮影装置は、違反車両のナンバープレートを撮影すると共に、運転者を特定するために、運転者を撮影の対象としているが、日照時を含め、運転者に充分な照度の照明光を照射する必要がある一方、運転者に幻惑を与えてはいけないことから、照明光には赤外光を含む赤色光を用いている。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−62096号公報(段落0008〜0014、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
違反車両撮影装置の運用では、車両のナンバープレートの情報を元に所有者を特定することにより違反行為の被疑者を特定していくが、この際、車両を特定する情報の一つとして車体色を把握したいというニーズがある。しかしながら、前述のように、従来の違反車両撮影装置の照明には赤色光を用いていることから、撮影した画像から車体色が判定できないため、上記ニーズに対応できないという問題があった。
【0006】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、違反車両撮影時に、撮影した車両の車体色を的確に判定可能な違反車両撮影装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明による違反車両撮影装置は、走行中に何らかの違反を犯した違反車両の撮影を行い、撮影した当該違反車両の画像からナンバープレートの情報を認識する違反車両撮影装置において、車両走行道路の上方またはいずれか側方に設置され、当該違反車両の画像撮影時に白色光を当該違反車両に照射する光照射手段と、この白色光照射手段の照射による走行車両からの反射光のスペクトルまたはこの反射光を受信する受信部またはカメラ部を有する光受信手段と、この光受信手段による当該撮影画像を解析して当該違反車両の車体色を判定する車体色判定手段とを備えたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1を示す構成図であり、図2は、この発明の実施の形態1における機器設置状況の概念図である。なお、ここでは速度違反を検出する装置を例に機器構成を提示している。1は設置地点を通過する車両の速度を検出する速度検出部、2は検出した速度と予め設定された速度閾値とを照合し違反車両か否かを判定する速度判定部、3は速度判定部2で違反車両である場合に当該違反車両の撮影タイミングを生成する撮影タイミング生成部、4は当該違反車両前面および当該違反車両の運転者を撮影するするカメラ、5はカメラ4と連動し当該違反車両に幻惑を与えない例えば赤外光を含む赤色光である照射光を照射する照明、6はカメラ4が撮影した画像を取り込み一時保管する画像取込部、7は撮影した画像から当該違反車両のナンバープレート情報を読み取るナンバープレート情報読取部、8は当該違反車両の撮影画像およびナンバープレート情報の速度違反行為を証明する情報を伝送する速度違反情報伝送部、9は速度検出部1、速度判定部2、撮影タイミング生成部3、カメラ4、照明5、画像取り込み部6、ナンバープレート情報読取部7、速度違反情報伝送部8より構成され、道路上に設置される機器群を総称する撮影端末部、10は違反行為を証明する画像とナンバープレート情報を受信し撮影端末部9を制御する撮影中央装置部であり、撮影端末部9と撮影中央装置部10によって速度超過による違反車両を検出し、当該違反車両の前面を撮影することにより、違反車両のナンバープレート情報を把握している。
【0009】
また、11は撮影タイミング生成部3の信号を受信し、当該違反車両を撮影するタイミングと同時に当該違反車両に白色スポット光を照射する照明スポット部であり、照明スポット部11(11a、11b)は、車両側方あるいは略直上などにおいて、当該違反車両の運転者および周辺走行の車両運転者に幻惑を与えない位置に配置する。従って、照明スポット部11aの光軸は、略真下を指向しており、照明スポット部11bの光軸は、車両走行道路の車両進行方向に対して略垂直方向を指向している。12は受光部または第二のカメラであり、車両側方あるいは略直上などにおいて、照明スポット部11が当該違反車両に照射した反射光を受光する受光部または反射光を利用して当該違反車両車体を撮影する第二のカメラであり、第二のカメラ12aの視軸は、略真下を指向しており、第二のカメラ12bの視軸は、車両走行道路の車両進行方向に対して略垂直方向を指向している。13は受光部または第二のカメラ12が受光した光スペクトルまたは撮影した画像から車体色を判定する車体色判定部、14は照明スポット部11、受光部または第二のカメラ12、車体色判定部13の機器群を総称する車体色判定装置である。
【0010】
撮影端末部9が撮影した車両画像の撮影タイミングと、車体色判定装置14の照明スポット部11の照射タイミングは、同一の撮影タイミング生成部3で動作していること、また撮影端末部9と車体色判定装置14はその設置位置の相対関係から物理的に同一地点を監視していることの理由により、対象としている車両の同一性を確保する。なお、図2に撮影端末部9、照明スポット部11、受光部または第二のカメラ12、車体色判定装置14の設置位置関係の概念を示す。例として、照明スポット部11および受光部または第二のカメラ12を、当該違反車両に対して上方に設置する例と側方に設置する例(11a、11b、12a、12b)を併記している。
【0011】
また、車体色判定装置14の車体色判定方式には、照明スポット部11が照射した白色光が当該違反車両車体に当って反射した光を受光部12が受光し、反射光の波長スペクトルの波長強度分布から当該違反車両の車体色を判定する方式、あるいは、照明スポット部11が照射した白色光が当該違反車両車体に当って反射した光を第二のカメラ12が撮影したカラー画像から、R(赤)、G(緑)、B(青)各成分の平均輝度値を計算し、このRGBの平均輝度値に対応する色度図に基づいて車体色を判定する方式などがあり、何れでも構わない。
【0012】
以上の実施の形態1では、撮影タイミング生成部3の信号からカメラ4、照明5、照明スポット部11は同時に対象とする違反車両に対して動作して対象とする違反車両の前面を撮影するとともに、照明スポット部11により、違反車両に照射された反射光を、受光部または第二のカメラ12が受光して、車体色判定装置14の判定した車体色の結果を撮影端末部9に通知し、通知した情報は、速度違反情報伝送部9により、撮影画像などの違反行為を証明する情報と共に、撮影中央部10に伝送することにより、当該違反車両の車体色を的確に把握することができる。
【0013】
実施の形態2
図3は、この発明の実施の形態2を示す構成図であり、図4は、この発明の実施の形態2における機器設置状況の概念図である。速度検出部1、速度判定部2、カメラ4、照明5、画像取り込み部6、ナンバープレート情報読取部7、速度違反情報伝送部8、撮影端末部9、撮影中央装置部10、照明スポット部11,受光部または第二のカメラ12、車体色判定部13は実施形態1を示す図1と同一である。
【0014】
15(15a、15b)は、速度判定部2が違反車両を検出したあと、車両位置を検知する、例えばレーザーを用いて位置検出するレーザーセンサーなどの位置センサーである。車両位置に対して照明スポット部11または第二のカメラ12は、例えば、照明スポット部11aまたは第二のカメラ12aの隣接位置において略真下を指向しており、照明スポット部11bまたは第二のカメラ12bの隣接位置において、車両走行道路の車両進行方向に対して略垂直方向を指向している。16は実施の形態1の車体色判定装置14に位置センサー15を付加した第二の車体色判定装置、17は速度判定部2が違反車両検出後に位置センサー15を起動させると共に、位置センサー15が検知する車両位置の単位時間あたりの移動距離から算出される車両速度(単位時間の移動距離(m)÷単位時間(秒)=移動速度(m/秒))、あるいは速度違反の違反車両撮影装置の場合、速度検出部1で検出した車両速度(m/秒)から計算できる単位時間当たりの移動距離情報を用いて、位置センサが検知した車両位置を車両先頭位置として、たとえば車両先頭から2m以上、3m以内程度の範囲で照明スポット部の白色光照射し、車両撮影する動作タイミングを、カメラ4、照明5、照明スポット部11に送出する第二の撮影タイミング生成部である。
なお、図4に撮影端末部9、照明スポット部11、受光部12、位置センサー15、第二の車体色判定装置16の設置位置の概念を示す。例として、照明スポット部11、受光部または第二のカメラ12、位置センサー15を、当該違反車両に対して上方に設置する例と側方に設置する例(11a、11b、12a、12b、15a、15b)を併記している。
【0015】
以上の実施の形態2では、速度検出部1の車両検出性能に依存することなく、位置センサー15により対象としている当該違反車両の位置を正確に判断することにより、照明スポット部11の白色光を照射するのに適した、主な軽自動車の車長である3.395mを超えない位置で、運転者の頭部位置を回避する様に考慮してなるべく車両先頭位置から遠い位置、例えば車両先頭から2m以上、3m以内程度の範囲で、車両位置に対して照明スポット部11の照射光を略真下あるいは略側方から所定の相対位置関係で安定して照射できる。これにより、照明スポット部11の照射する白色光が、当該違反車両の運転者および当該違反車両周辺を走行する他の車両運転者に対して幻惑を与える可能性をより排除して、当該違反車両の車体色を的確に把握することができる。
【0016】
【発明の効果】
この発明によれば、違反車両撮影装置で違反車両を撮影すると同時に白色光を同車両に照射し、その反射光または反射光を用いて撮影した画像を解析することにより、違反車両の車体色を的確に判定することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による違反車両撮影装置の実施の形態1を示す構成図である。
【図2】この発明による違反車両撮影装置の実施の形態1のうち、機器設置状況の概念図である。
【図3】この発明による違反車両撮影装置の実施の形態2を示すブロック図である。
【図4】この発明による違反車両撮影装置の実施の形態2のうち、機器設置状況の概念図である。
【符号の説明】
1 速度検出部、2 速度判定部、3 撮影タイミング生成部、4 カメラ、5 照明、6 画像取込部、7 ナンバープレート情報読取部、8 速度違反情報伝送部、9 撮影端末部、10 撮影中央装置部、11 照明スポット部、12 受光部または第二のカメラ、13 車体色判定部、14 車体色判定装置、15 位置センサー、16 第二の車体色判定装置、17 第二の撮影タイミング生成部。
【発明の属する技術分野】
この発明は、主として道路上に設置して道路を走行する車両の、例えば走行速度を監視する違反車両撮影装置に関し、特に違反車両の撮影を行う違反車両撮影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の違反車両撮影装置は、例えば速度違反であれば、速度違反自動取締装置として設置路線を走行する車両の速度を計測し、かつ上記走行速度が予め設定された速度閾値を越えて走行していると認識した場合には違反車両とみなして警報信号を発し、上記警報信号により違反車両を静止画像として撮影するTVカメラと、上記TVカメラからの映像信号を画像として記憶し、上記画像データから上記違反車両のナンバープレート部の情報を把握する回路を有し、上記静止画像およびナンバープレート情報の違反車情報を中央装置に伝送する機能を備えている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、従来の違反車両撮影装置は、違反車両のナンバープレートを撮影すると共に、運転者を特定するために、運転者を撮影の対象としているが、日照時を含め、運転者に充分な照度の照明光を照射する必要がある一方、運転者に幻惑を与えてはいけないことから、照明光には赤外光を含む赤色光を用いている。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−62096号公報(段落0008〜0014、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
違反車両撮影装置の運用では、車両のナンバープレートの情報を元に所有者を特定することにより違反行為の被疑者を特定していくが、この際、車両を特定する情報の一つとして車体色を把握したいというニーズがある。しかしながら、前述のように、従来の違反車両撮影装置の照明には赤色光を用いていることから、撮影した画像から車体色が判定できないため、上記ニーズに対応できないという問題があった。
【0006】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、違反車両撮影時に、撮影した車両の車体色を的確に判定可能な違反車両撮影装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明による違反車両撮影装置は、走行中に何らかの違反を犯した違反車両の撮影を行い、撮影した当該違反車両の画像からナンバープレートの情報を認識する違反車両撮影装置において、車両走行道路の上方またはいずれか側方に設置され、当該違反車両の画像撮影時に白色光を当該違反車両に照射する光照射手段と、この白色光照射手段の照射による走行車両からの反射光のスペクトルまたはこの反射光を受信する受信部またはカメラ部を有する光受信手段と、この光受信手段による当該撮影画像を解析して当該違反車両の車体色を判定する車体色判定手段とを備えたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1を示す構成図であり、図2は、この発明の実施の形態1における機器設置状況の概念図である。なお、ここでは速度違反を検出する装置を例に機器構成を提示している。1は設置地点を通過する車両の速度を検出する速度検出部、2は検出した速度と予め設定された速度閾値とを照合し違反車両か否かを判定する速度判定部、3は速度判定部2で違反車両である場合に当該違反車両の撮影タイミングを生成する撮影タイミング生成部、4は当該違反車両前面および当該違反車両の運転者を撮影するするカメラ、5はカメラ4と連動し当該違反車両に幻惑を与えない例えば赤外光を含む赤色光である照射光を照射する照明、6はカメラ4が撮影した画像を取り込み一時保管する画像取込部、7は撮影した画像から当該違反車両のナンバープレート情報を読み取るナンバープレート情報読取部、8は当該違反車両の撮影画像およびナンバープレート情報の速度違反行為を証明する情報を伝送する速度違反情報伝送部、9は速度検出部1、速度判定部2、撮影タイミング生成部3、カメラ4、照明5、画像取り込み部6、ナンバープレート情報読取部7、速度違反情報伝送部8より構成され、道路上に設置される機器群を総称する撮影端末部、10は違反行為を証明する画像とナンバープレート情報を受信し撮影端末部9を制御する撮影中央装置部であり、撮影端末部9と撮影中央装置部10によって速度超過による違反車両を検出し、当該違反車両の前面を撮影することにより、違反車両のナンバープレート情報を把握している。
【0009】
また、11は撮影タイミング生成部3の信号を受信し、当該違反車両を撮影するタイミングと同時に当該違反車両に白色スポット光を照射する照明スポット部であり、照明スポット部11(11a、11b)は、車両側方あるいは略直上などにおいて、当該違反車両の運転者および周辺走行の車両運転者に幻惑を与えない位置に配置する。従って、照明スポット部11aの光軸は、略真下を指向しており、照明スポット部11bの光軸は、車両走行道路の車両進行方向に対して略垂直方向を指向している。12は受光部または第二のカメラであり、車両側方あるいは略直上などにおいて、照明スポット部11が当該違反車両に照射した反射光を受光する受光部または反射光を利用して当該違反車両車体を撮影する第二のカメラであり、第二のカメラ12aの視軸は、略真下を指向しており、第二のカメラ12bの視軸は、車両走行道路の車両進行方向に対して略垂直方向を指向している。13は受光部または第二のカメラ12が受光した光スペクトルまたは撮影した画像から車体色を判定する車体色判定部、14は照明スポット部11、受光部または第二のカメラ12、車体色判定部13の機器群を総称する車体色判定装置である。
【0010】
撮影端末部9が撮影した車両画像の撮影タイミングと、車体色判定装置14の照明スポット部11の照射タイミングは、同一の撮影タイミング生成部3で動作していること、また撮影端末部9と車体色判定装置14はその設置位置の相対関係から物理的に同一地点を監視していることの理由により、対象としている車両の同一性を確保する。なお、図2に撮影端末部9、照明スポット部11、受光部または第二のカメラ12、車体色判定装置14の設置位置関係の概念を示す。例として、照明スポット部11および受光部または第二のカメラ12を、当該違反車両に対して上方に設置する例と側方に設置する例(11a、11b、12a、12b)を併記している。
【0011】
また、車体色判定装置14の車体色判定方式には、照明スポット部11が照射した白色光が当該違反車両車体に当って反射した光を受光部12が受光し、反射光の波長スペクトルの波長強度分布から当該違反車両の車体色を判定する方式、あるいは、照明スポット部11が照射した白色光が当該違反車両車体に当って反射した光を第二のカメラ12が撮影したカラー画像から、R(赤)、G(緑)、B(青)各成分の平均輝度値を計算し、このRGBの平均輝度値に対応する色度図に基づいて車体色を判定する方式などがあり、何れでも構わない。
【0012】
以上の実施の形態1では、撮影タイミング生成部3の信号からカメラ4、照明5、照明スポット部11は同時に対象とする違反車両に対して動作して対象とする違反車両の前面を撮影するとともに、照明スポット部11により、違反車両に照射された反射光を、受光部または第二のカメラ12が受光して、車体色判定装置14の判定した車体色の結果を撮影端末部9に通知し、通知した情報は、速度違反情報伝送部9により、撮影画像などの違反行為を証明する情報と共に、撮影中央部10に伝送することにより、当該違反車両の車体色を的確に把握することができる。
【0013】
実施の形態2
図3は、この発明の実施の形態2を示す構成図であり、図4は、この発明の実施の形態2における機器設置状況の概念図である。速度検出部1、速度判定部2、カメラ4、照明5、画像取り込み部6、ナンバープレート情報読取部7、速度違反情報伝送部8、撮影端末部9、撮影中央装置部10、照明スポット部11,受光部または第二のカメラ12、車体色判定部13は実施形態1を示す図1と同一である。
【0014】
15(15a、15b)は、速度判定部2が違反車両を検出したあと、車両位置を検知する、例えばレーザーを用いて位置検出するレーザーセンサーなどの位置センサーである。車両位置に対して照明スポット部11または第二のカメラ12は、例えば、照明スポット部11aまたは第二のカメラ12aの隣接位置において略真下を指向しており、照明スポット部11bまたは第二のカメラ12bの隣接位置において、車両走行道路の車両進行方向に対して略垂直方向を指向している。16は実施の形態1の車体色判定装置14に位置センサー15を付加した第二の車体色判定装置、17は速度判定部2が違反車両検出後に位置センサー15を起動させると共に、位置センサー15が検知する車両位置の単位時間あたりの移動距離から算出される車両速度(単位時間の移動距離(m)÷単位時間(秒)=移動速度(m/秒))、あるいは速度違反の違反車両撮影装置の場合、速度検出部1で検出した車両速度(m/秒)から計算できる単位時間当たりの移動距離情報を用いて、位置センサが検知した車両位置を車両先頭位置として、たとえば車両先頭から2m以上、3m以内程度の範囲で照明スポット部の白色光照射し、車両撮影する動作タイミングを、カメラ4、照明5、照明スポット部11に送出する第二の撮影タイミング生成部である。
なお、図4に撮影端末部9、照明スポット部11、受光部12、位置センサー15、第二の車体色判定装置16の設置位置の概念を示す。例として、照明スポット部11、受光部または第二のカメラ12、位置センサー15を、当該違反車両に対して上方に設置する例と側方に設置する例(11a、11b、12a、12b、15a、15b)を併記している。
【0015】
以上の実施の形態2では、速度検出部1の車両検出性能に依存することなく、位置センサー15により対象としている当該違反車両の位置を正確に判断することにより、照明スポット部11の白色光を照射するのに適した、主な軽自動車の車長である3.395mを超えない位置で、運転者の頭部位置を回避する様に考慮してなるべく車両先頭位置から遠い位置、例えば車両先頭から2m以上、3m以内程度の範囲で、車両位置に対して照明スポット部11の照射光を略真下あるいは略側方から所定の相対位置関係で安定して照射できる。これにより、照明スポット部11の照射する白色光が、当該違反車両の運転者および当該違反車両周辺を走行する他の車両運転者に対して幻惑を与える可能性をより排除して、当該違反車両の車体色を的確に把握することができる。
【0016】
【発明の効果】
この発明によれば、違反車両撮影装置で違反車両を撮影すると同時に白色光を同車両に照射し、その反射光または反射光を用いて撮影した画像を解析することにより、違反車両の車体色を的確に判定することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による違反車両撮影装置の実施の形態1を示す構成図である。
【図2】この発明による違反車両撮影装置の実施の形態1のうち、機器設置状況の概念図である。
【図3】この発明による違反車両撮影装置の実施の形態2を示すブロック図である。
【図4】この発明による違反車両撮影装置の実施の形態2のうち、機器設置状況の概念図である。
【符号の説明】
1 速度検出部、2 速度判定部、3 撮影タイミング生成部、4 カメラ、5 照明、6 画像取込部、7 ナンバープレート情報読取部、8 速度違反情報伝送部、9 撮影端末部、10 撮影中央装置部、11 照明スポット部、12 受光部または第二のカメラ、13 車体色判定部、14 車体色判定装置、15 位置センサー、16 第二の車体色判定装置、17 第二の撮影タイミング生成部。
Claims (2)
- 走行中に何らかの違反を犯した違反車両の撮影を行い、撮影した当該違反車両の画像からナンバープレートの情報を認識する違反車両撮影装置において、
車両走行道路の上方またはいずれか側方に設置され、当該違反車両の画像撮影時に白色光を当該違反車両に照射する光照射手段と、
この白色光照射手段の照射による走行車両からの反射光のスペクトルまたはこの反射光を受信する受信部またはカメラ部を有する光受信手段と、
この光受信手段による当該撮影画像を解析して当該違反車両の車体色を判定する車体色判定手段と、
を備えたことを特徴とする違反車両撮影装置。 - さらに、車両走行道路の上方またはいずれか側方に設置され、当該走行車両の略位置を検出する位置センサー手段を備え、
この位置センサー手段により判定した当該走行車両の略位置を基準として、当該違反車両を撮影および車体色を判定する照射光を照射するタイミングを当該走行車両の単位時間あたりの移動距離を検出することにより決定し、当該走行車両の略位置に対して当該照射光を所定の位置関係において照射することにより、当該照射光が、当該違反車両の運転者または当該違反車両周辺を走行する他の車両運転者に幻惑を与えない様にしたことを特徴とする、請求項1記載の違反車両撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003131593A JP2004334665A (ja) | 2003-05-09 | 2003-05-09 | 違反車両撮影装置 |
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JP2003131593A JP2004334665A (ja) | 2003-05-09 | 2003-05-09 | 違反車両撮影装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004334665A true JP2004334665A (ja) | 2004-11-25 |
Family
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2004334665A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016113977A1 (ja) * | 2015-01-14 | 2016-07-21 | オムロン株式会社 | 交通違反管理システムおよび交通違反管理方法 |
JP2016130932A (ja) * | 2015-01-14 | 2016-07-21 | オムロン株式会社 | 交通違反管理システムおよび交通違反管理方法 |
JP2016130935A (ja) * | 2015-01-14 | 2016-07-21 | オムロン株式会社 | 交通違反管理システムおよび交通違反管理方法 |
WO2016113976A1 (ja) * | 2015-01-14 | 2016-07-21 | オムロン株式会社 | 交通違反管理システムおよび交通違反管理方法 |
-
2003
- 2003-05-09 JP JP2003131593A patent/JP2004334665A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016113977A1 (ja) * | 2015-01-14 | 2016-07-21 | オムロン株式会社 | 交通違反管理システムおよび交通違反管理方法 |
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