JP2003209742A - 赤外線照明付撮影装置 - Google Patents
赤外線照明付撮影装置Info
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Abstract
撮影して認識する際、夜間には近赤外線を照射して撮影
するが、そのとき同様の照明を備えている対向車が来る
と、その照明光が入射しハレーションを生じて適切な画
像が得られない。 【解決手段】 近赤外線照明用ストロボ1と近赤外線受
光CCDカメラ3とは1パルスによって連動して作動
し、そのパルスは作動タイミングパルス供給部11から
供給される。CCDカメラ3の画像は画像処理部5で処
理され、ハレーション検知部8はその画像中のハレーシ
ョンを検知する。ハレーションが存在するときには作動
切替制御部10により定常状態時に作動の所定間隔連続
パルスの供給から、ランダム作動部13によるランダム
作動パルスの供給に切り替える。それによりストロボと
カメラはランダムに作動するので、対向車の照明とは異
なるタイミングで作動するようになり、ハレーションを
防止できる。
Description
を撮影する際に、夜間においてもその機能を十分果たす
ことができるように近赤外線を照射して撮影を行うこと
ができるようにした赤外線照明付撮影装置に関し、特
に、同システム搭載カメラの照明を受光することによ
り、画像にハレーション現象を生じることがないように
した赤外線照明付撮影装置に関する。
技術開発と急速な普及により、これらを小型パソコンや
PDAに搭載し、更に携帯電話に搭載する等、広く利用
されるようになっており、このようなカメラを安価に利
用できるようになっている。また、これを車両の取り付
けて各種の用途に利用することも提案されている。
メラを搭載し、運転者がモニター画面に表示された車両
後部の画像を参考にしながら車を後退させること、車の
先端に取り付け見通しの悪い道路に入る時の補助を行わ
せること等、運転者の視界外のものを撮影してモニター
に表示し、安全運転を行うことができるようにすること
が提案されている。
識技術の進歩により、上記のようなビデオカメラで撮影
した画像を直接モニターに表示して利用する以外に、例
えばビデオカメラで撮影した走行車線を画像処理してこ
れを認識し、無意識に車線が変更されていくことを知ら
せることが提案され、或いは前方の車両との車間距離が
近くなり過ぎることを知らせること等も提案されてい
る。
者が赤信号の見落としを行わないようにすること、信号
のある交差点の通過を検出すること、一方通行や進入禁
止等の通行規制標識を検知して運転者に注意を促すこ
と、横断歩道や道路周辺の歩行者、ガードレール、他の
車両等の障害物を検知すること等、撮影した映像信号を
処理して特定の物体や形状を認識し、種々の情報を運転
者に示すことが提案されている。
隔で1フレームの画像を連続的に撮影するものを意味
し、動画として利用するもの以外に、1フレーム毎に分
解して静止画を利用することもある。したがって、静止
画を撮影するデジタルカメラを所定時間間隔で撮影する
ものと同様の技術であり、これら全てを含む意味で以下
これらを「カメラ」と総称する。
が広く用いられており、誘導経路に沿って目的地まで確
実に、しかも安全に車両を案内することができるように
なっている。しかしながら、単にナビゲーション装置を
用いるのみでは、例えば片側に複数の車線が存在し左側
車線を走行しているとき、走行している車線と交差点で
の右左折の関係に応じて予め車線変更を行っておく必要
があるにもかかわらず、現在走行している車線がいずれ
であるかをナビゲーション装置が知ることができないと
きには、例えば右側車線を走行しているにも関わらず、
「次の交差点で右折です。右車線を走行して下さい。」
のような無意味な案内を行う等、適切な右左折案内を行
うことができない。
を設置し、複数の車線を撮影して車両がどの車線を走行
しているかを検出し、右左折交差点の案内等に際して、
現在の車両の走行車線に応じて適切な案内を行うように
することが提案されている。また、このようにナビゲー
ション装置とカメラを組み合わせることにより、上記の
ような道路上に印された車線以外に交差点の近くの道路
上に矢印として表示される右折用道路、直進用道路、左
折用道路、左折と直進用道路等の道路標示を認識して、
現在走行している車線と誘導経路とを照合し、走行が適
切であるか否かを判断することができるようにもなる。
せたシステムを用いると、上記のような適切な案内を行
うナビゲーション装置とすることができると共に、前記
のような道路標識の検出、障害物の検出、白線の検知に
よる走行レーンの検出、道路標示の検出等が可能とな
り、それにより運転者に対して各種の情報を提示し、適
宜警告を出力し、安全運転に寄与させることができるも
のであるが、その具体的な手法については本出願人が既
に提案している(特願2001−035261号)。更
に、このようなカメラによる撮影画像を高速で確実に処
理することができる手法についても本出願人が既に提案
している(特願2001−318642号)。
カメラを搭載し、周囲を撮影して画像を取り込むことに
よりその撮影画像を直接モニターに表示し、或いはその
撮影画像を画像処理して道路標示等を認識することによ
って安全運転に寄与させるシステムを構成することがで
きるものであるが、通常のカメラにおいては照明装置を
備えないため夜間は主として車両の照明の範囲しか撮影
することができず、かつその映像も不明瞭なものとなら
ざるを得ない。また、周囲を明瞭に撮影するために通常
の照明装置を付加することは、他の車両の走行の妨げに
なるため禁止されており、したがって一般に使用されて
いるストロボを含め、通常の照明装置を用いて撮影する
ことができない。
とができる高性能のカメラを搭載したときには、例えば
対向車の強い光によって眩惑され、対向車が来る度に撮
影画像にハレーションを生じ、実質的に撮影できない状
態が続くこととなる。その対策として、従来から監視用
カメラに使用され、更に近年は汎用カメラの一部で採用
されている近赤外線の照明装置を搭載し、カメラのレン
ズに近赤外線のみを通すフィルターを付けることにより
周囲の光に眩惑されず、かつ夜でも道路面等を撮影する
ことができるシステムとすることが考えられる。
可視光線外であるため人間には見えず、車両に搭載して
も他の車両や周囲の人に対して影響を与えることがな
い。したがってこのようなシステムを用いることによ
り、照射した近赤外線が物体から反射してくるのをカメ
ラで受光することにより、道路標示等を撮影することが
可能となり、その撮影画像を処理することにより夜間で
も上記のような安全運転の補助とすることが可能とな
る。
ロゲンランプを用いたヘッドライトから、より小型で明
るく消費電力も少ないキセノンランプを用いたものが採
用されることが多くなっているが、キセノンランプの分
光特性はハロゲンランプより可視光線側の放射強度が高
く、近赤外線部分については低い傾向がある。しかしな
がら、近赤外成分の多いハロゲンランプとの共用となっ
ている例が多い。したがって、上記のような近赤外線を
撮影するカメラにおいては、前記のような照明装置の他
にこのハロゲンランプの光を補助光として用いることも
でき、上記のような近赤外線のカメラは有用な撮影手段
となることが考えられる。
カメラによって、夜でも道路面等を撮影して道路標示を
撮影し、これを認識することができるシステムとなる
が、この時には近赤外線の照明装置は車両の前方に向け
て設置するため、例えば対向車が同様の近赤外線の照射
装置及び撮影装置を備えたシステムを備え、これを作動
させているときには、対向車のヘッドライトがアップ状
態で走行しているときに眩しく、先が見なくなるのと同
様に、近赤外線の撮影装置においてもその光に眩惑され
るいわゆるハレーションを起こすこととがある。
外線照明装置を備えた近赤外線撮影システムで同図
(a)に示すような道路標示を撮影し、これを認識して
いたとき、同様のシステムを備えた対向車が接近してく
ると、最初はその光の受光が少ないので同図(b)に示
すようにわずかにその照明が画面上に写り、小さなハレ
ーション状態であるのに対して、より近づいてくるとそ
の光が強くなることにより、同図(c)に示すようにそ
の光が画面の多くの部分を覆って大きなハレーションを
起こしてしまい、実質的に路面を撮影できない状態とな
ってしまう。このことは、相手が対向車であるとき以外
にも、この車の近辺において同じシステムが作動され、
その近赤外線を受光してしまう場合にも同様である。
して照明を行い、CCDカメラによりその反射光によっ
て撮影する際に、同様の機能を備えたカメラシステムか
ら照射される照明を受光することにより撮影画像にハレ
ーションを生じることは、上記のような車両に搭載した
カメラシステムに限らず、例えば近年のデジタルビデオ
カメラにおいて、夜間撮影補助機能として近赤外線を照
射して撮影を行うことができるようにしたものが多く使
用されており、このようなカメラを所用している複数の
人が、夜間に同じ場所でこれを使用するときにも同様の
現象が生じる恐れがある。
照明し撮影を行う撮影装置を用いる際に、同様の装置を
用いた他の照明を受光することによって、撮影画像にハ
レーションを生じるのを防止することを主たる目的とし
ている。
付撮影装置は、上記課題を解決するため、間欠的に赤外
線を照射する照明装置と、前記照明装置と連動し、該照
明装置による赤外線を受光して間欠的に撮影を行うカメ
ラと、前記カメラの作動タイミングを所定間隔の作動と
ランダム間隔の作動に切り替える作動タイミング制御手
段と、間欠的に赤外線を照射する外部の照明装置から、
前記カメラに該赤外線が照射されていることを検出する
外部赤外線照射検出手段とを備え、前記作動タイミング
制御手段は、前記外部赤外線照射検出手段により、外部
の照明装置からの赤外線がカメラに照射されていること
を検出したとき、ランダム間隔の作動に切り替えるよう
にしたものである。
装置は、前記カメラからの画像を処理する画像処理部
と、前記画像処理部で処理した画像により特定の画像を
認識する画像認識部とを備え、前記赤外線照明付撮影装
置を車両に搭載したものである。
装置は、前記外部赤外線照射検出手段が、前記カメラに
より撮影した画像にハレーションが存在することを検出
するハレーション検知手段としたものである。
装置は、前記ランダム間隔の作動を、所定時間後に前記
所定間隔の作動に切り替えるようにしたものである。
装置は、前記外部赤外線照射検出手段を、外部の照明装
置からの赤外線を直接検出する赤外線検出器としたもの
である。
て説明する。図1は本発明の実施例の機能ブロック図を
示し、この実施例においては近赤外線照明用ストロボ1
を備え、ストロボ作動制御部2によってその作動が制御
され、車両の適宜の場所にこれを配置し、車両の前方を
撮影することができるように設置する。
により車両前方を撮影することができるように設置し、
前記近赤外線照明用ストロボ1で照射した近赤外線が物
体に反射してくる光を受光することができるようにして
おり、CCDカメラ作動制御部4によってその作動が制
御されている。
の作動として例えば図5(a)に示すように、各素子が
それまで蓄えていた電荷を放出するディスチャージ、撮
影を行い各素子に電荷を蓄えるチャージ、各素子の電荷
の状態を走査する出力の各作動を1サイクルとして行
う。このようなサイクルによって1フレームの画像が得
られ、通常のビデオカメラではこれを1秒間に30回行
うことにより所定の動画を得ている。
イオード単体、或いはその集合体が用いられ、1/10
000秒で発光作動を行うことができるため、前記CC
Dの作動サイクルにおいて、ディスチャージが終了して
チャージを行う開始信号に合わせて作動させる。このよ
うにしてCCDカメラ1で撮影した画像は、前記CCD
サイクルの走査時に出力され、画像処理部5に取り出さ
れる。これらの同期作動は、後述する作動タイミングパ
ルス供給部6からのタイミングパルスによって行われ
る。
ビデオカメラを用いることができ、この実施例において
は夜間撮影用として示しているが、この装置においてカ
メラの前に近赤外線選択用フィルターを付けるときには
昼間撮影時にはこれを取り除き、照明装置を作動させな
いことによって通常のカメラによる撮影を行うことがで
きる。また、上記のような光学フィルターの他、画像処
理部において受光した光の特定波長を選択するフィルタ
ー回路を備えているときには、その回路のフィルターを
切り替えることによりカメラを昼夜共用することができ
る。
3の画像は、周知の各種の処理がなされ、画像認識部6
において前記画像処理されたデータと、テンプレートデ
ータベース7のデータとを比較し、一致しているものが
存在するか否かを判別することによって画像認識を行
い、その認識結果を外部に出力する。
部8で前記画像処理部5で処理された画像に基づき、例
えば図4(b)に示すように、対向車が同システムのカ
メラを搭載していることにより画面の一部にハレーショ
ンを生じていることを検知する。このようなハレーショ
ンの存在をできる限り早く検出するため、例えば図6に
示すように、画面を4分割した状態で図中右上部分の画
面区域を特に監視する回路を設け、この部分において所
定以上の大きさで、所定時間以上ハレーション部分が継
続して存在するときには、対向車の同システムによるハ
レーションが発生したものとしてして判別することこと
により、確実なハレーション対策を行うことができる。
動切替制御部10に出力され、この作動切替制御部10
においては作動タイミングパルス供給部11における所
定間隔連続作動部12と、ランダム作動部13のいずれ
かを選択して作動させる。このうち所定間隔連続作動部
12は、図示するように所定間隔で連続して作動パルス
を供給するものであり、それに対してランダム作動部1
3は、図示するように互いの間隔がランダムなパルスを
供給する。なお、この作動タイミングパルス供給部11
は、本発明における作動タイミング制御手段に相当す
る。
て、通常の作動状態では所定間隔連続作動部12から所
定間隔の作動パルスが供給され、それにより1秒間に3
0フレームの撮影が行われるようにする。それに対し
て、前記ハレーション検知部8で例えば図4(b)に示
すようなハレーションを検出したときには、作動切替制
御部10が直ちにランダム作動部13にその作動を切り
替え、作動タイミングパルス供給部11からランダムな
作動パルスを供給する。
影と同様に、全体としては1秒間に30フレーム撮影す
ることができるパルス数に設定する。また、各パルスの
最小時間間隔は、このCCDカメラ3において、前記1
サイクルを終了できる時間間隔とする。
のようなランダムな作動パルスが供給されるとき、CC
Dカメラ作動制御部4はそのタイミングパルスによって
起動し、所定のサイクルを行う。また、ストロボ作動制
御部2もそのタイミングパルスによって、CCDカメラ
3におけるCCDのチャージ開始時に同期するように発
光し照明を行う。
外線を所定間隔の作動によって連続的に照明を行ってい
るのみの場合には、上記のように自車両側がランダムに
照明を行うことにより対向車のストロボ発光時期とずれ
るので、確実にその撮影作動タイミングをずらすことが
でき、図4(c)に示すような大きなハレーションによ
って撮影不能になることを防止することができる。
いて、自車両と同じランダム発光に切り替える機能を備
えていたときには、自車両が先に対向車のハレーション
を検出し、前記のようなランダム発光を行うときには、
相手側はハレーションの発生に気が付かずにそのまま連
続発光を続けて通り過ぎることとなる。
両より先にハレーションを検出してランダム発光を行っ
たときには、自社両側のシステムにおいてハレーション
を生じないか、或いはそれに気が付かない状態で連続発
光を継続させて通り過ぎることとなり、いずれにしても
互いに大きなハレーションを起こすことなく各システム
が正常機能した状態で互いにすれ違うこととなる。
て同時にランダム発光を行ったとしても、ランダムの作
動の開始タイミングがランダム数列の異なった部分から
開始するときには互いに同じタイミングとはなることは
なく、互いに正常の機能の状態を維持することができ
る。
よるハレーションの検出によって、前記のようにランダ
ムなストロボ作動による照明が行われ、CCDカメラに
おいてもこれと同期してランダムに作動させて撮影を行
うものであるが、この実施例においては所定時間経過判
別部9を備え、ハレーション検知部8で前記のようなハ
レーションを検出してから例えば10秒等の所定の時間
が経過したか否かを判別するようにしており、その時間
が経過したときには前記ランダム作動部からのランダム
な作動パルスの供給から、定常状態の所定間隔連続作動
部12からのパルス供給に切り替えている。なお、この
切り替え手法としてはその他種々の手法を採用すること
ができる。
メラシステムを採用することにより、その照明によって
ハレーションを生じることを、カメラの撮影画像によっ
て検出した例を示したが、例えば図1に作動切替制御部
10への入力信号として2点鎖線で示しているように、
別途外部近赤外線照明検出部15を備え、それにより対
向車の近赤外線による照明を検出し、その信号により作
動切替制御部10が前記のようにランダム作動部13に
よってランダムな撮影を行うようにすることもできる。
害となる対向車が通り過ぎたことをこの外部近赤外線照
明検出器15によって検出することができ、その信号に
よって所定間隔連続作動部12から通常の連続パルスを
供給するように切り替えることができる。したがって本
発明において、間欠的に赤外線を照射する外部の照明装
置からの赤外線が入ることを検出する、外部赤外線照射
検出手段として、図1には2種類の態様を並置して示し
ている。
らなるこの実施例においては、例えば図2に示すような
作動フローによって順に作動させることができる。図2
には前記図1におけるハレーション検知部8によって、
同様のカメラシステムを搭載した対向車の近赤外線照明
を検出して画像認識処理を行う例を示しており、最初に
このカメラシステムの作動の基準となる作動パルスにつ
いて、所定間隔の作動パルスの供給から開始する(ステ
ップS1)。
ロボとCCDカメラの同期作動がなされる(ステップS
2)。この作動によってCCDカメラから撮影画像が出
力され(ステップS3)、図1の画像処理部5において
画像処理がなされる(ステップS4)。この画像処理の
結果に基づき撮影画面にハレーションがあるか否かを判
別し(ステップS5)、ハレーションが存在しないとき
には直ちにその画像に基づき画像認識処理し、認識結果
を出力する処理を行う(ステップS6)。
ンダム作動パルス供給中の作動であるか否かを判別し
(ステップS7)、前記の状態はランダム作動パルスの
供給中ではなく所定間隔作動パルスが供給中であるので
ステップS1に戻り、前記の作動を繰り返す。
ーションがあると判別されたときには、ランダム作動パ
ルスの供給を行い(ステップS9)、ステップS2に戻
って前記と同様にストロボとCCDカメラの所定同期作
動を行う。したがってこれ以降の作動はランダムのタイ
ミングによりストロボとCCDカメラが同期して作動す
ることとなる。
影画像の出力(ステップS3)、画像処理(ステップS
4)を順に行い、この実施例においては再び撮影画面に
ハレーションがあるか否かを判別している例を示してい
る(ステップS5)。この作動によってランダムパルス
が相手側の同様のランダム制御により同期してしまうと
きには再度別のランダム作動パルスを供給することがで
きるようにしているが、その必要がないときにはこのス
テップS5をバイパスしてステップS6に進み、そのま
ま画像認識、認識結果出力処理を行うようにしてもよ
い。
ランダム作動パルス供給中か否かの判別が行われるが、
ここではランダム作動パルス供給中と判別されるので、
次にランダム作動パルス供給開始後所定時間を経過した
か否かを判別する(ステップS8)。ここで、例えば1
0秒等の所定時間が経過していないと判別したときには
再びステップS9に進み、ランダム作動パルスの供給を
継続し、再びステップS2に戻って同様の作動を繰り返
す。
パルス供給開始後所定時間が経過したと判別したときに
は、ステップS1に戻り所定間隔作動パルスの供給が行
われ、定常状態の作動となる。但し、その後ステップS
5において撮影画面にハレーションがあると判別された
ときには、未だ対向車が通り過ぎていないものとして再
びステップS9に進み、ランダム作動パルスの供給を行
うこととなる。
ラシステムにおける近赤外線照明によってハレーション
を起こすことを、撮影した画面によって検出する例を示
したが、図1における外部近赤外線照明検出器15を用
いた場合には、図3に示す作動フローに従って順に作動
させることができる。即ち、図3に示す近赤外線撮影に
よる画像認識処理においては最初に、前記外部近赤外線
照明検出器15によって前方から同じシステムの近赤外
線照明を受光しているか否かの判別を行う(ステップS
11)。
ていないと判別したときには所定間隔の作動パルスを供
給し(ステップS12)、前記作動フロートと同様にス
トロボとCCDカメラの所定同期作動を行い(ステップ
S13)、CCDカメラから撮影画像を出力し(ステッ
プS14)、画像処理を行い(ステップS15)、次い
で画像認識及び認識信号の出力処理を行い(ステップS
17)、再びステップS11に戻って同様の作動を繰り
返す。
方からの同じシステムの近赤外線照明を検出したときに
は、前記ステップS11においてその照明を受光してい
ると判別するので、その際にはステップS18に進み、
ランダム作動パルスを供給する。その後はステップS1
1においてその照明の受光がなくなったと判別されるま
で前記と同様の作動を繰り返し、ここでその照明の受光
がなくなったと判別したときには再び所定間隔の作動パ
ルスの供給を行う(ステップS12)。
カメラシステムを備えた車両が走行してくることによ
り、自車両のカメラシステムがハレーションを起こす例
を示したが、その他このカメラの周辺に存在する車両に
おいて同様のシステムを使用することにより同様のハレ
ーションを起こすときも同様に作動させることができ
る。その際には前記図6におけるようなハレーション検
出区分によることなく、画面全体からそのようなハレー
ションを検出することとなる。
射して撮影を行うカメラシステムを車両に搭載した例を
示したが、その他、デジタルビデオカメラにおいて、夜
間撮影補助機能として近赤外線を照射して撮影を行うこ
とができるようにしたものにおいても、このような装置
をを所用している複数の人が、夜間に同じ場所でこれを
使用するときに同様の現象が生じることを防止すること
ができる。
り照明を行い、その反射光を受光するため近赤外線を受
光するカメラを用いた例を示したが、近赤外線の定義は
必ずしも定まらず、かつ本発明による撮影装置は広い赤
外線の範囲でも作動可能であるので、上記のような近赤
外線を用いた撮影装置に限らず、赤外線を用いた撮影装
置に利用することができるものとして示している。
メラによって撮影する例を示したが、それ以外の受光素
子を用いて撮影するカメラに利用することができること
は当然である。
上記課題を解決するため、間欠的に赤外線を照射する照
明装置と、前記照明装置と連動し、該照明装置による赤
外線を受光して間欠的に撮影を行うカメラと、前記カメ
ラの作動タイミングを所定間隔の作動とランダム間隔の
作動に切り替える作動タイミング制御手段と、間欠的に
赤外線を照射する外部の照明装置から、前記カメラに該
赤外線が照射されていることを検出する外部赤外線照射
検出手段とを備え、前記作動タイミング制御手段は、前
記外部赤外線照射検出手段により、外部の照明装置から
の赤外線がカメラに照射されていることを検出したと
き、ランダム間隔の作動に切り替えるようにしたので、
この撮影装置と同様の撮影装置が近くに存在し、その装
置が備えている照明装置により自分の撮影装置に赤外線
が入り込み、ハレーションを起こしてしまいそうなとき
にはランダムな撮影を行うため、両方の撮影装置が同時
に作動することが無くなり、このようなハレーションの
発生を確実に防止することができる。
装置は、前記カメラからの画像を処理する画像処理部
と、前記画像処理部で処理した画像により特定の画像を
認識する画像認識部とを備え、前記赤外線照明付撮影装
置を車両に搭載したので、車両において道路標識や道路
標示等をカメラにより撮影し、撮影画像を認識する際
に、これを夜間に使用するとき、同様のカメラを搭載し
た対向車による赤外線照明が自分のカメラに入り、ハレ
ーションを生じて画像認識ができなくなることを防止す
ることができ、昼夜に関わらず道路標識や道路標示を確
実に認識を行う装置とすることができる。
装置は、前記外部赤外線照射検出手段が、前記カメラに
より撮影した画像にハレーションが存在することを検出
するハレーション検知手段としたので、外部からの赤外
線照射によるハレーションが生じたときには直接これを
検出することができ、外部の照明装置によるハレーショ
ンを確実に防止することができる。
装置は、前記ランダム間隔の作動を、所定時間後に前記
所定間隔の作動に切り替えるようにしたので、外部の赤
外線照明の影響を防止するためランダム制御を行ってい
る特殊状態を、適当な時期に元の所定間隔の作動に切り
替えることができる。
装置は、前記外部赤外線照射検出手段を、外部の照明装
置からの赤外線を直接検出する赤外線検出器としたの
で、自分の撮影装置の方向に赤外線が照射されていると
きには常にランダム制御にすることができ、ハレーショ
ンの発生を未然に防止することができる。また、この外
部の赤外線照明が自分のカメラの方向に向いていない状
態になったときは、自動的に元の所定間隔の作動に切り
替えることが可能となる。
して、ハレーション検知手段を用いた近赤外線撮影画像
認識処理の作動フロー図である。
して、外部の照明装置からの赤外線を検出する赤外線検
出器を用いた近赤外線撮影画像認識処理の作動フロー図
である。
で道路標示を撮影した例を示す図であり、(a)は通常
の撮影状態を示し、(b)は同様の照明付カメラを搭載
した対向車が視界に入ってくることによりわずかにハレ
ーションを生じている例を示し、(c)は同対向車搭載
の照明により大きなハレーションを生じた例を示す図で
ある。
CDの作動サイクル、及び画像出力のタイミングを示す
図である。
ーションを検知するに際し、画像分割により対向車の同
様の照明を検知する例を示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 間欠的に赤外線を照射する照明装置と、 前記照明装置と連動し、該照明装置による赤外線を受光
して間欠的に撮影を行うカメラと、 前記カメラの作動タイミングを所定間隔の作動とランダ
ム間隔の作動に切り替える作動タイミング制御手段と、 間欠的に赤外線を照射する外部の照明装置から、前記カ
メラに該赤外線が照射されていることを検出する外部赤
外線照射検出手段とを備え、 前記作動タイミング制御手段は、前記外部赤外線照射検
出手段により、外部の照明装置からの赤外線がカメラに
照射されていることを検出したとき、ランダム間隔の作
動に切り替えることを特徴とする赤外線照明付撮影装
置。 - 【請求項2】 前記カメラからの画像を処理する画像処
理部と、 前記画像処理部で処理した画像により特定の画像を認識
する画像認識部とを備え、 前記赤外線照明付撮影装置を車両に搭載したことを特徴
とする請求項1記載の赤外線照明付撮影装置。 - 【請求項3】 前記外部赤外線照射検出手段は、前記カ
メラにより撮影した画像にハレーションが存在すること
を検出するハレーション検知手段であることを特徴とす
る請求項1記載の赤外線照明付撮影装置。 - 【請求項4】 前記ランダム間隔の作動は、所定時間後
に前記所定間隔の作動に切り替えることを特徴とする請
求項3記載の赤外線照明付撮影装置。 - 【請求項5】 前記外部赤外線照射検出手段は、外部の
照明装置からの赤外線を直接検出する赤外線検出器であ
ることを特徴とする請求項1記載の赤外線照明付撮影装
置。
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