JP2004333793A - 画像形成装置 - Google Patents

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聡 田村
Fumimitsu Gomi
史光 五味
Kouta Arimoto
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Abstract

【課題】複数の画像形成部を備え各画像形成部でそれぞれ色の異なったトナー像を形成しそのトナー像を中間転写体上に順次重ね合わせて転写し2次転写部において記録材に一括転写するカラー画像形成装置において1次転写残余トナーと2次転写残余トナーの両方を現像装置に回収し完全な廃トナーレスの画像形成装置を、達成する事。
【解決手段】複数の像担持体上に形成されたトナー像が転写される中間転写体と、第2の転写手段とを有し、現像手段に像担持体上に残留しているトナーを清掃するクリーニング手段を兼用させる画像形成装置において、黒色画像形成部が中間転写体の進行方向に対して最下流に配置され中間転写体上に残留したトナーを一時的に捕獲し、中間転写体上に再び付着せしめるトナー保持手段を有し、トナー保持手段より中間転写体上に再付着したトナーは黒色トナー。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば複写機あるいはプリンタなどとされる電子写真方式あるいは静電記録方式の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子写真装置などの画像形成装置は、小型化、高機能化が進められてきているが、他方では信頼性の向上、システム展開、メンテナンスフリー、人や環境への優しさといった要求が高まってきており、それらの要求を満たすべく様々な提案がなされている。
【0003】
例えば特開昭53−74037号(対応特許:米国特許第4162843号)公報には、カラー画像出力のために像担持体である感光体(感光ドラム)を複数個搭載して、記録材(記録媒体)をベルト状の搬送手段で搬送しながら、順次トナー画像を多重転写する画像形成装置が提案されている。
【0004】
また、複数の感光体上に形成したトナー像を、中間転写体に順次重ね合わせて転写を行い、さらに中間転写体上のトナー像を記録材に一括転写する、いわゆる中間転写方式の画像形成装置も数多く提案されている。
【0005】
一方、最近では、特に装置全体の小型化、廃トナーレスによるエコロジー対応、感光体の長寿命化、1ページ当りのトナー消費量の削減のため、現像手段に、記録材に対するトナー画像転写後の感光体面に残留しているトナーを清掃するクリーニング手段を兼用させることで、専用機器としてのクリーニング手段を不要とした「現像同時クリーニング」または「クリーナレス」と呼ばれる方式の画像形成装置も出現している(例えば、特開昭59−133573号公報、同62−203182号公報、同63−133179号公報、同64−20587号公報、特開平2−51168号公報、同2−302772号公報、同5−2287号公報、同5−2289号公報、同5−53482号公報、同5−61383号公報など)。
【0006】
現像同時クリーニングは、転写部から現像部へ感光体上の転写残余トナーを移行させ、それを現像手段のトナー担持体(トナー供給体、現像部材)にて次工程以降の現像時に、トナー担持体に印加する直流電圧と感光体表面電位間の電位差である、かぶり取り電位差Vbackによって回収するものである。
【0007】
上記の中間転写方式の画像形成装置においても、装置全体の小型化、廃トナーレスによるエコロジー対応、感光体の長寿命化、1ページ当りのトナー消費量の削減を考慮して現像同時クリーニング方式を採用する場合がある。
【0008】
また、一方で、複数の画像形成部を備え、各画像形成部でそれそれ色の異なったトナー像を形成し、そのトナー像を中間転写体上に順次重ね合わせて転写し、2次転写部において記録材に一括転写するカラー画像形成装置が種々提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術に示されているような複数の画像形成部を備え、各画像形成部でそれそれ色の異なったトナー像を形成し、そのトナー像を中間転写体上に順次重ね合わせて転写し、2次転写部において記録材に一括転写するカラー画像形成装置において、2次転写残余トナーをも現像装置に回収する現像同時クリーニング方式を達成しようとした場合、以下の課題がある。
【0010】
2次転写における転写残余トナーは複数色の画像形成装置の場合、複数色のトナーとなる。この複数色の色が混在したトナーを現像装置にて回収する場合に、それぞれの色の現像装置に分別して回収する事は極めて困難である。よって、混色によっても影響の少ない黒色トナーの現像装置に一括して回収するという手段が考えられる。しかし、回収を容易にするため、黒色トナーの現像および転写装置が、他の色の現像および転写装置よりも、前記中間転写体に対する配置として、前記中間転写体の進行方向に対して最上流に配置すると、通常画像形成時に、黒色トナー像が1次転写時に他の色の像担持体に逆に転写されてしまうという、所謂再転写現象が発生し、黒色トナーが他の色の現像装置に回収されてしまい、トナーの混色によって現像装置内の色味が変化してしまうといった問題がある。
【0011】
従って、本発明の目的は、複数の画像形成部を備え、各画像形成部でそれそれ色の異なったトナー像を形成し、そのトナー像を中間転写体上に順次重ね合わせて転写し、2次転写部において記録材に一括転写するカラー画像形成装置において、1次転写残余トナーと2次転写残余トナーの両方を現像装置に回収し、完全な廃トナーレスの画像形成装置を、上記の問題なく達成する事である。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は静電潜像が形成される複数の像担持体と、前記静電潜像をトナー像として現像する現像手段と、前記複数の像担持体上に形成されたトナー像が転写される中間転写体と、前記中間転写体を帯電させる第1の転写手段と、前記中間転写体上に重ねて転写されたトナー像を記録媒体に一括して転写するための第2の転写手段とを有し、前記現像手段に、前記中間転写体へトナー像を転写した後に前記像担持体上に残留しているトナーを清掃するクリーニング手段を兼用させる画像形成装置において、前記現像手段の少なくとも一つは黒色のトナーを現像する現像手段であり、前記黒色のトナーを現像する現像手段、および像担持体は、他の色のトナーを現像する現像手段、および像担持体よりも、前記中間転写体に対する配置として、前記中間転写体の進行方向に対して最下流に配置され、前記中間転写体上に残留したトナーを一時的に捕獲し、中間転写体上に再び付着せしめるトナー保持手段を有し、前記トナー保持手段より中間転写体上に再付着したトナーは、黒色トナーが現像される像担持体に静電的に吸着され、さらに前記黒色トナーの現像手段によって回収される事を特徴とする画像形成装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0014】
(実施例1)
本発明の第1実施例について図1により説明する。
【0015】
図1において、本実施例の画像形成装置は、第1、第2、第3、第4の画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdが並置され、おのおの異なった色のトナー像が潜像、現像、転写の各プロセスを経て形成される。
【0016】
像担持体である感光ドラム1a、1b、1c、1dの外周には、帯電手段であるドラム帯電器2a、2b、2c、2d、現像手段である現像器3a、3b、3c、3d、および第1の転写手段である転写帯電器4a、4b、4c、4dが設けられ、装置の上方にはさらに光源装置5a、5b、5c、5d、および図示しないポリゴンミラーなどが配設されている。
【0017】
ドラム帯電器2a〜2dは、磁性キャリアを用いた磁気ブラシ帯電器であり、帯電用磁性キャリアとしては、平均粒径が10〜100μm、飽和磁化が20〜250emu/cm、抵抗が1×10〜1×1010Ωcmのものが好ましく、感光ドラム1a〜1dにピンホールのような絶縁の欠陥が存在することを考慮すると、1×10Ω・cm以上のものを用いることが好ましい。耐電性能を良くするには抵抗の小さいものを用いる方が良いので、平均粒径25μm、飽和磁化200emu/cm、抵抗が5×10Ω・cmの磁性粒子を用いている。また、用いた帯電用磁性キャリアは、フェライト表面を酸化、還元処理して抵抗調整を行ったものを用いている。
【0018】
光源装置5a〜5dから発せられたレーザ光を、ポリゴンミラーを回転して走査し、その走査光の光束を反射ミラーによって変更し、fθレンズにより感光ドラム1a〜1dの母線上に集光して露光することにより、感光ドラム1a〜1d上に画像信号に応じた潜像が形成される。
【0019】
現像器3a〜3dには、現像剤としてそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックのトナーが、供給装置6a、6b、6c、6dにより所定量充填されている。現像器3a〜3dは、それぞれ感光ドラム1a〜1d上の潜像を現像して、イエロートナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像、およびブラックトナー像として可視化する。
【0020】
中間転写体50は第2の像担持体であって、図示しない高圧電源により、転写帯電器4aに印加された転写バイアスにより、感光ドラム1a上の第1色目のイエロートナー像が中間転写体50に転写される(1次転写)。以下、上記と同様に、2色目、3色目および4色目について潜像を形成し、それぞれの潜像を対応したマゼンタ現像器3b、シアン現像器3c、ブラック現像器3dで現像し、マゼンタトナー像、シアントナー像、およびブラックトナー像を中間転写体50上に重ね合わせて転写して、中間転写体50上にイエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの4色のトナー像を重畳したカラー画像が得られる。本実施例においては、転写帯電器4a〜4dに印加される1次転写バイアスは定電流制御されており、転写時のバイアスは、それぞれ+10.0[μA]が印加される。
【0021】
一方、トナー像転写後の感光ドラム1a〜1dの面上には転写残トナーが残留している。この転写残トナーをそのまま帯電器2a〜2dを通過させると、残画像部分のみ帯電電位が低下したり、つぎの画像上で前画像部分が薄くなったり濃く現れたりする現象(以下、「ゴースト」という)が発生してしまう。感光ドラムと接触した帯電磁気ブラシ下を転写残トナーが通過しても、ほとんどの場合、前画像の形状をとどめたままである。そこで、感光ドラム1a〜1dの回転に伴い、帯電領域に到達した転写残トナーを磁気ブラシ帯電器2a〜2dに取り込み前画像の履歴を消してしまうことが必要になる。このとき、直流電圧を磁気ブラシ帯電器2a〜2dに印加するのみでは帯電器2a〜2dへのトナーの取り込みは十分に行われないが、交番電圧を磁気ブラシ帯電器2a〜2dに印加すると感光ドラム−帯電器間の電界による振動効果によって、帯電器2a〜2dへのトナーの取り込みが容易に行われる。なお、感光ドラム1a〜1d上の転写残トナーは転写時の剥離放電などにより、極性が正のものと負のものとが混在していることが多いが、磁気ブラシ帯電器2a〜2dへの取り込み易さを考えると、転写残トナーは正帯電されていることが望ましい。
【0022】
中間転写体50上に形成された4色のトナー像は、記録材カセットCから給紙され、レジストローラ13によりタイミングをとって中間転写体50と2次転写ローラ61とのニップ部(2次転写ニップ部)T2に送られた記録材P上に一括転写される(2次転写)。2次転写ローラ61は、このニップ部T2に記録材Pが到達する直前に中間転写体50に当接される。この当接の時点で2次転写ローラ61に、図示しない高圧電源により転写バイスが印加され、これにより、中間転写体50から4色のトナー像の記録材Pへの一括転写が行われる。
【0023】
この、2次転写によって転写されずに中間転写体50上に残ったトナーは、トナー保持手段90によって一時的に回収され、一連の画像形成動作終了後などの非画像形成時に再び中間転写体50上に最付着させられ、感光体1dを介して黒色現像器3dに回収される。
【0024】
中間転写体50は、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂シートや、ポリフッ化ビニリデン樹脂シート、ポリウレタン樹脂シート、あるいはポリイミド樹脂シートなどの誘電体樹脂シートからなっており、その両端部を互いに重ね合わせて接合し、エンドレス形状にしたものか、あるいは継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが用いられている。
【0025】
転写帯電器4a〜4dは、コロナ放電のような非接触帯電器、またはブレード、ローラ、ブラシのような転写帯電部材を用いた接触帯電器を用いる。
【0026】
非接触帯電器では、オゾンが発生してしまうこと、空気を介して帯電するため大気の温湿度環境変動に弱く画像が安定的に形成されないなどの問題点があるのに対して、接触帯電器では、オゾンレス、温湿度環境変動に強い、高画質などのメリットがある。
【0027】
次いで、4色のトナー像を転写された記録材Pは、定着装置32へ搬送される。4色のトナー像が転写された記録材Pは、定着によりトナー像の混色および記録材Pへの固定が行われ、フルカラーのコピー画像が形成され、排紙トレイ63に排出される。
【0028】
つぎに、感光ドラム1a〜1dの外周に位置するドラム帯電器2a〜2dについて詳細に説明する。
【0029】
従来、電子写真方式や静電記録方式において、電子写真感光体、静電記録誘電体などの像担持体(以下、「感光ドラム」という)を帯電処理(除電処理も含む)する手段としてはコロナ帯電器が多用されていた。これはコロナ帯電器を感光ドラムに非接触に対向配置し、コロナ帯電器で発生する放電コロナに感光ドラム面をさらすことで感光ドラム面を所定の極性、電位に帯電させるものである。
【0030】
近年は、コロナ帯電器よりも低オゾン、低消費電力などの利点を有することから接触帯電装置(直接帯電装置)が実用化されてきている。これは、感光ドラムに電圧を印加した帯電部材に当接させて感光ドラム面を所定の極性、電位に帯電させるものである。
【0031】
帯電部材として磁気ブラシを用いる接触帯電装置は帯電、接触の安定性などの点から好ましく用いられる。この磁気ブラシ方式の接触帯電装置では、導電性の磁性粒子を直接マグネット、あるいはマグネットを内包するスリーブ上に磁気ブラシとして磁気的に拘束保持させ、その磁性粒子の磁気ブラシを感光ドラム面に停止あるいは回転させながら接触させ、これに電圧を印加することによって、感光ドラムの帯電が開始される。
【0032】
または導電性の繊維をブラシ状にしたもの(ファーブラシ)、導電性ゴムをロール状にした導電ゴムロールも接触帯電部材として好ましく用いられる。
【0033】
つぎに、注入帯電方式について簡単に説明する。
【0034】
接触帯電において、感光ドラム面に電荷注入層を具備させ、この感光ドラムに電圧を印加した帯電部材を当接させることで電荷注入層に電荷を注入して感光ドラム面を所定の極性・電位に帯電させる方式を注入帯電方式という。
【0035】
注入帯電方式は、帯電部材に対するAC電圧(交流バイアス)重畳の有無にかかわらず、印加したDC電圧(直流バイアス)と略同等の被帯電体の表面電位を得ることができ、被帯電体への帯電がコロナ帯電器を用いて行われるような放電現象を利用しないので完全なオゾンレスかつ低電力消費型帯電が可能となる。
【0036】
次に、本発明に特徴的な2次転写残余トナーの回収方法について説明を行う。
【0037】
2次転写残余トナーは、中間転写体50によって搬送され、トナー保持手段90に搬送される。本実施例においては、トナー保持手段90は上記説明の磁気ブラシ帯電器2a〜2dと略同一の構成であり、対向電極としてのローラがトナー保持手段90と中間転写体50を介して対抗する位置に設置され、アースに接続されている。トナー保持手段90は矢印方向に回転しており、磁気ブラシ帯電器2a〜2dと同様、交番電圧および直流電圧が印加できる構成となっている。
【0038】
本実施例において、2次転写残余トナーの帯電特性は、やや正帯電であり、トナー保持手段90に負極性のバイアスを印加することで、トナー保持手段90に取りj込むことが出来る。また、前述の磁気ブラシ帯電器の説明にもあるように、交番電圧を印加する事で、より容易に取り込みを行うことが出来る。本実施例においては、ピーク間電圧Vpp700Vの矩形波、DC成分は−700Vを印加し、取り込みを行っている。
【0039】
トナー保持手段90に取り込まれた2次転写残余トナーは、一連の画像形成動作が終了するまでは、トナー保持手段90に取り込まれた状態で保持される。つまり、例えば100枚の画像形成を行った場合、100枚全ての画像形成が終了するまでは保持され、画像形成終了後の後回転において中間転写体50上に吐き出される。
【0040】
トナー保持手段90から中間転写体50への吐き出しは、トナー保持手段90に正極性のバイアスを印加することで行う事が出来る。本実施例においては、+700VのDCバイアスを印加して吐き出しを行っている。
【0041】
中間転写体50上に吐き出されたトナーは、トナー保持手段90によって再び負極性に帯電せしめられており、中間転写体50の回転とともに搬送される。
【0042】
吐き出された転写残余トナーの1次転写部通過時には、黒色以外の画像形成部Pa〜Pcにおいて、転写帯電器4a、4b、4cはOV制御を行うか、あるいはトナーと逆極性のバイアスを印加する事が望ましい。これは、2次転写残余トナーを回収したくない現像機に対応する感光ドラムへのトナー転写を防止するためである。さらにトナーと同極性のバイアスを印加する場合、好ましくは通常の転写動作の際に転写帯電器4a〜4dに印加するバイアス値以下に設定されたバイアス以下を印加することが望ましい。これは、放電現象によってトナーの極性が反転するのを防止する為であり、本実施例においては、+1.0[μA]のバイアスが印加される。
【0043】
黒色画像形成部であるPdに達した2次転写残余トナーは、感光ドラム1dを介して黒色現像機3dに回収される訳であるが、その際、転写帯電器4dには、2次転写残余トナーと同極性のバイアスが印加される。本実施例では−10[μA]のバイアスが印加される。
【0044】
以上の動作によって、2次転写残余トナーは黒色現像機に回収される。
【0045】
本実施例においては、上記の構成により、通常画像形成時に、黒色トナーの現像および転写装置が、他の色の現像および転写装置よりも、前記中間転写体に対する配置として、前記中間転写体の進行方向に対して最上流に配置されているため、黒色トナー像が1次転写時に他の色の像担持体に逆に転写されてしまうという、所謂再転写現象が発生し、他の色の現像装置に回収されてしまい、トナーの混色によって現像装置内の色味が変化してしまうといった問題を解決し、不具合なく、完全廃トナーレスの画像形成装置を提供することが出来た。
【0046】
また、本実施例においては、トナー保持手段90として、磁気ブラシを用いたが、他にも導電性ファーブラシ、導電性ローラ等のトナー保持能力を備えた導電性部材を用いても同様の効果を得ることが出来る。
【0047】
(実施例2)
本実施例における画像形成装置の構成及び動作は、実施例1において説明した物と略同一であるため説明を省略する。
【0048】
以下に、本発明に特徴的な2次転写残余トナーの回収方法について説明を行う。
【0049】
図2は本発明の第2実施例における2次転写部近傍の構成を示す断面図である。本実施例においては第1実施例で示したトナー保持手段90の下流に、再帯電部材91が設置されている。
【0050】
本実施例においては、再帯電部材91はコロナ帯電器を用いている。また、2次転写残余トナーの、トナー保持手段90による取り込み、および吐き出しに至る動作は実施例1に示したものと同一であるため、省略する。
【0051】
本実施例における再帯電部材91には、正極性のバイアスが印加されており、トナー保持手段90によって吐き出された2次転写残余トナーは、再帯電部材91に印加されるバイアスによって、極性が反転される。
【0052】
本実施例においては、転写残余トナーの1次転写部通過時には、黒色以外の画像形成部Pa〜Pcにおいて、転写帯電器4a、4b、4cはOV制御を行う事が望ましい。これは、2次転写残余トナーを回収したくない現像機に対応する感光ドラムへのトナー転写を防止するためである。
【0053】
黒色画像形成部であるPdに達した2次転写残余トナーは、感光ドラム1dを介して黒色現像機3dに回収される訳であるが、その際、転写帯電器4dには、2次転写残余トナーと同極性のバイアスが印加される。本実施例では+10[μA]のバイアスが印加される。
【0054】
以上の動作によって、2次転写残余トナーは黒色現像機に回収される。
【0055】
本実施例においては、上記の構成により、通常画像形成時に、黒色トナーの現像および転写装置が、他の色の現像および転写装置よりも、前記中間転写体に対する配置として、前記中間転写体の進行方向に対して最上流に配置されているため、黒色トナー像が1次転写時に他の色の像担持体に逆に転写されてしまうという、所謂再転写現象が発生し、他の色の現像装置に回収されてしまい、トナーの混色によって現像装置内の色味が変化してしまうといった問題を解決し、不具合なく、完全廃トナーレスの画像形成装置を提供することが出来た。
【0056】
また、本実施例においても、トナー保持手段90として、磁気ブラシを用いたが、他にも導電性ファーブラシ、導電性ローラ等のトナー保持能力を備えた導電性部材を用いても同様の効果を得ることが出来る。
【0057】
(実施例3)
本実施例における画像形成装置の構成及び動作は、実施例1において説明した物と略同一であるため説明を省略する。
【0058】
以下に、本発明に特徴的な2次転写残余トナーの回収方法について説明を行う。
【0059】
図3は本発明の第3実施例における2次転写部近傍の構成を示す断面図である。本実施例においては第1実施例で示したトナー保持手段90の上流に、帯電補助部材92が設置されている。本実施例においては帯電補助部材は導電性の繊維をブラシ状に形成具備させたものを中間転写体に接触させて用いている。また、2次転写残余トナーのトナー保持手段90による取り込み、および吐き出しに至る動作は実施例1に示したものと同一であるため、省略する。
【0060】
本実施例においては、2次転写残余トナーは、トナー保持手段90によって取り込まれる前に、帯電補助部材92によって帯電される。帯電補助部材92には、正極性のバイアスが印加され、本実施例においては、+500[V]のバイアスが印加される。これは、2次転写残余トナーの帯電状態を揃える為に行われるものである。発明者らの実験によれば、2次転写残余トナーの帯電特性は、ほぼ±0〜+20[クーロン/g]程度であるが、微量ではあるが、負極性のものも混じっている。この負帯電トナーは、トナー保持手段90に取り込まれにくく、トナー保持手段90をすり抜け、1次転写部において、黒色現像機以外の現像機に混入するおそれもある。
【0061】
本実施例の構成によれば、2次転写残余トナーは、帯電補助部材92によって正帯電されることで極性が正に揃うため、もれなくトナー保持手段90によって取り込まれる。
【0062】
本実施例においては、上記の構成により、通常画像形成時に、黒色トナーの現像および転写装置が、他の色の現像および転写装置よりも、前記中間転写体に対する配置として、前記中間転写体の進行方向に対して最上流に配置されているため、黒色トナー像が1次転写時に他の色の像担持体に逆に転写されてしまうという、所謂再転写現象が発生し、他の色の現像装置に回収されてしまい、トナーの混色によって現像装置内の色味が変化してしまうといった問題を解決し、不具合なく、完全廃トナーレスの画像形成装置を提供することが出来た。
【0063】
さらに、帯電補助部材92によって2次転写残余トナーの帯電状態を揃える事で、トナー保持手段90による取り込みを、より確実なものにする効果も生まれた。
【0064】
また、本実施例においても、トナー保持手段90として、磁気ブラシを用いたが、他にも導電性ファーブラシ、導電性ローラ等のトナー保持能力を備えた導電性部材を用いても同様の効果を得ることが出来る。
【0065】
また、本実施例の帯電補助部材92は、第2実施例で示した装置にも弊害無く適用することが出来る。
【0066】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の画像形成装置によれば、静電潜像が形成される複数の像担持体と、前記静電潜像をトナー像として現像する現像手段と、前記複数の像担持体上に形成されたトナー像が転写される中間転写体と、前記中間転写体を帯電させる第1の転写手段と、前記中間転写体上に重ねて転写されたトナー像を記録媒体に一括して転写するための第2の転写手段とを有し、前記現像手段に、前記中間転写体へトナー像を転写した後に前記像担持体上に残留しているトナーを清掃するクリーニング手段を兼用させる画像形成装置において、通常画像形成時に、黒色トナーの現像および転写装置が、他の色の現像および転写装置よりも、前記中間転写体に対する配置として、前記中間転写体の進行方向に対して最上流に配置されているため、黒色トナー像が1次転写時に他の色の像担持体に逆に転写されてしまうという、所謂再転写現象が発生し、他の色の現像装置に回収されてしまい、トナーの混色によって現像装置内の色味が変化してしまうといった問題を解決し、不具合なく、完全廃トナーレスの画像形成装置を提供することが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る画像形成装置を示す構成図である。
【図2】本発明の第2実施例における2次転写部近傍の構成を示す断面図である。
【図3】本発明の第3実施例における2次転写部近傍の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1a、1b、1c、1d 感光ドラム(像担持体)
2a、2b、2c、2d 帯電器
3a、3b、3c、3d 現像器(現像手段)
4a、4b、4c、4d 転写帯電器(第1の転写手段)
50 中間転写体
61 転写帯電器(第2の転写手段)
66 抵抗
80 転写ベルト(記録材担持体)
90 トナー保持手段
91 再帯電部材
92 帯電補助部材

Claims (6)

  1. 静電潜像が形成される複数の像担持体と、前記静電潜像をトナー像として現像する現像手段と、前記複数の像担持体上に形成されたトナー像が転写される中間転写体と、前記中間転写体を帯電させる第1の転写手段と、前記中間転写体上に重ねて転写されたトナー像を記録媒体に一括して転写するための第2の転写手段とを有し、前記現像手段に、前記中間転写体へトナー像を転写した後に前記像担持体上に残留しているトナーを清掃するクリーニング手段を兼用させる画像形成装置において、
    前記現像手段の少なくとも一つは黒色のトナーを現像する現像手段であり、
    前記黒色のトナーを現像する現像手段、および像担持体は、他の色のトナーを現像する現像手段、および像担持体よりも、前記中間転写体に対する配置として、前記中間転写体の進行方向に対して最下流に配置され、前記中間転写体上に残留したトナーを一時的に捕獲し、中間転写体上に再び付着せしめるトナー保持手段を有し、前記トナー保持手段より中間転写体上に再付着したトナーは、黒色トナーが現像される像担持体に静電的に吸着され、さらに前記黒色トナーの現像手段によって回収される事を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記トナー保持手段によって捕獲されたトナーは、バイアスを印加することによって非作像時に中間転写体に静電的に再付着される事を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記第2の転写手段と前記トナー保持手段との間に、中間転写体上のトナーを帯電せしめる帯電補助部材を有する請求項1〜2記載の画像形成装置。
  4. 前記第2の転写手段と前記第1の転写手段との間に、中間転写体上のトナーを帯電せしめる再帯電部材を有する請求項1〜3記載の画像形成装置。
  5. 前記トナー保持手段は、磁気ブラシである事を特徴とする請求項1〜4記載の画像形成装置。
  6. 前記トナー保持手段は、ファーブラシである事を特徴とする請求項1〜5記載の画像形成装置。
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