JP2004333241A - 多点式秤 - Google Patents
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Abstract
【課題】秤の特定の位置を踏むだけの簡便な操作で荷重位置を検出することにより、特定の情報を識別し呼び出すことができる多点式秤を提供する。
【解決手段】複数の荷重センサを有する多点式秤において、前記複数の荷重センサ各々の出力値を比較して荷重位置を検出する位置検出手段と、複数の設定を識別するための識別情報を格納する格納手段と、前記荷重位置検出手段に従って、識別情報の中から特定の識別情報を呼び出す識別手段とを有することにより、別途識別用スイッチを設けることなく、秤の特定の位置を踏むだけの容易な操作で特定の識別情報を呼び出すことを可能とする。
【選択図】 図1
【解決手段】複数の荷重センサを有する多点式秤において、前記複数の荷重センサ各々の出力値を比較して荷重位置を検出する位置検出手段と、複数の設定を識別するための識別情報を格納する格納手段と、前記荷重位置検出手段に従って、識別情報の中から特定の識別情報を呼び出す識別手段とを有することにより、別途識別用スイッチを設けることなく、秤の特定の位置を踏むだけの容易な操作で特定の識別情報を呼び出すことを可能とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
複数の荷重センサにより秤の荷重位置を検出し、各荷重位置に対応させて設定した識別情報を呼び出す多点式秤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の秤において、特定情報の識別、例えば体重計における個人識別に関しては、体重計の1側面に足の爪先等で押して操作するフットスイッチを複数個設け、各スイッチに被験者の個人データを登録することにより個人識別スイッチとして構成していた。各スイッチを押すことにより、登録された被験者を特定し、個人情報の設定や呼び出し等を行うことが可能であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記個人識別スイッチは体重計の一側面という狭いスペースに複数並べて配設されているため、複数のスイッチを同時に押してしまったり、別のスイッチを押してしまったりすることがあった。またスイッチ自体が小さいため、視力の弱い人やお年寄りの場合、自分が登録したスイッチがどこなのか屈んでスイッチを覗き込み、手でスイッチを押してしまう等、屈むことなく立位で操作可能なフットスイッチとした利点が生かされていないことがあった。
【0004】
本発明は上述の従来技術の課題を解決し、秤の特定の位置を踏むだけの簡便な操作で荷重位置を検出することにより、特定の情報を識別し呼び出すことができる多点式秤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、複数の荷重センサを有する多点式秤において、前記複数の荷重センサ各々の出力値を比較して荷重位置を検出する位置検出手段と、複数の設定を識別するための識別情報を格納する格納手段と、前記荷重位置検出手段に従って、識別情報の中から特定の識別情報を呼び出す識別手段とを有する多点式秤を提供する。
【0006】
また、前記識別情報は個人を識別するための個人データである。
【0007】
更に、前記識別情報は身長や年齢等の設定モードの設定項目である。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の多点式秤は、複数の荷重センサを有する多点式秤において、前記複数の荷重センサ各々の出力値を比較して荷重位置を検出する位置検出手段と、複数の設定を識別するための識別情報を格納する格納手段と、前記荷重位置検出手段に従って、識別情報の中から特定の識別情報を呼び出す識別手段とを有することにより、別途識別用スイッチを設けることなく、秤の特定の位置を踏むだけの容易な操作で特定の識別情報を呼び出すことが可能である。
【0009】
また、前記識別情報は個人を識別するための個人データであることから、秤の4隅の内、右前側や左後ろ側等、個人登録した位置が感覚的に分かりやすく、面積は足で操作するのに十分広いため操作しやすい。よって誤操作が低減され、他人のデータとの混同を防止することができる。
【0010】
更に、前記識別情報は身長や年齢等の設定モードの設定項目であることから、足元で各種設定操作が簡便にでき、屈み込むことなく各種設定から測定まで立位でスムーズに行うことができる。
【0011】
【実施例】
本実施例は、4つの荷重センサから成る4点式秤を有する公知の体脂肪計において、各荷重センサにかかる荷重量を比較して荷重位置を検出し、荷重位置に対応させて個人情報を設定して個人登録しておくことにより、荷重位置により個人識別を可能とした体脂肪計を例としたものである。
【0012】
ここで本実施例において荷重位置の検出は、4つの荷重センサA、B、C及びDの内、最大出力を示す荷重センサを検出するものとし、4人分の個人識別を可能とする。
【0013】
本実施例を図1乃至8を用いて説明する。図1は本実施例の体脂肪計の荷重位置検出時の外観図であり、図2は本実施例の体脂肪計の機能構成ブロック図である。図3は本実施例の体脂肪計の動作を示すフローチャートであり、図4は荷重位置検出を示すサブルーチンを示し、図5は荷重位置を設定手段として用いた個人登録を示すサブルーチンのフローチャートを示す。図6、7及び8は個人登録時の表示例である。
【0014】
図1及び図2を用いて本実施例の体脂肪計の構成を説明する。まず図1より体脂肪計1は、体脂肪計1の全電力のオンとオフを切り換える電源スイッチ2と、測定結果や測定ガイダンス等を表示する表示部3と、インピーダンス測定のためのインピーダンス測定電極群4とから構成しており、図示しないが体脂肪計1内部には4つの荷重センサA、B、C及びDを各々4隅に配設して回路基板と共にホイートストンブリッジ回路を形成し、更に荷重センサ個々に荷重量を出力することが可能である。
【0015】
ここで図1によると、荷重位置検出時に図中×印で示した4隅の内の1つを足で踏むことにより荷重位置を指定する。このとき前記図示しない4つの荷重センサA、B、C及びDの中で×印付近に最も近い荷重センサが最大出力を示し、荷重位置により荷重センサが特定される。
【0016】
また図2によると、4つの荷重センサA、B、C及びDは出力の検出と、メモリより呼び出す情報を切り換えることにより入力モードを切り換えるモード切換部10を介して制御部11に接続されており、電源スイッチ2、表示部3及びインピーダンス測定電極群4が制御部11に接続されて構成している。
【0017】
ここで、モード切換部10は、各荷重センサA、B、C及びDの出力を個別に検出し、個人登録時に設定した個人情報をメモリより呼び出す荷重位置検出モードと、同じく出力を個別に検出し、個人識別のための設定項目をメモリより呼び出す設定モードと、更に同じく出力を個別に検出し、設定項目の設定値を変更及び入力するキー操作モードと、4つの荷重センサにより形成されたホイートストンブリッジからの出力を検出する通常モードとに切り換える。
【0018】
また、制御部11は各荷重センサA、B、C及びD又はインピーダンス測定電極群4により検出された信号を演算する演算部12と、各荷重センサA、B、C及びD個別の出力を比較することにより個人を識別する個人識別部13とに接続しており、更に予め設定された設定時間を計時する計時部14、個人情報や測定結果等を記憶しておくメモリ部15及び体脂肪計1に電力を供給する電源16とに接続して構成されている。
【0019】
次に図3乃至5を用いて体脂肪計1の動作を説明する。まず図3において、図1に示した電源スイッチ2により電源オンすると、ステップS1において、公知の体脂肪計の初期設定を行うと共に、前述の荷重位置検出モードが設定される。この荷重位置検出モードは、各荷重センサA、B、C及びDの各々の出力を個別に検出するモードであり、図2に示した制御部11によりモード切換部10を切り換えて自動設定される。
【0020】
続くステップS2において、図4を用いて後述する荷重位置検出を行う。本実施例においては、4つの荷重センサA、B、C及びDの出力を比較し、何れかの荷重センサが予め設定した検出条件を満たす時の荷重位置を検出するものである。
【0021】
ステップS3において、前記荷重位置検出により荷重位置が確定されたかどうか判断される。荷重位置が確定されておらず、未検出の状態であればNOに進み、ステップS9において表示部3にエラー表示された後、予め設定してある、エラー表示から一定時間後に自動的に電源オフする。また荷重位置が確定された場合はYESに進み、ステップS4においてメモリ部15内に格納してある個人識別のための個人データの中から、前記検出された荷重位置に対応する個人データを呼び出し表示部3に表示する。後述する個人登録が済んでいれば個人識別情報として設定した個人データが表示され、未登録の場合、未登録を示すメッセージを表示すると共にステップS5に進む。
【0022】
被験者は表示部3に表示された個人データ(未登録であれば未登録メッセージ)を確認し、ステップS5において荷重位置を再選択することができる。すなわち、ステップS4において表示された個人データが自分のものでなかった場合、予め定められた一定時間内に荷重位置を選択して再び荷重位置検出を行う。
【0023】
ステップS6において、前記ステップS5の荷重位置検出において荷重位置が再選択されたかどうか判断される。すなわち、前記表示された個人データが自分のデータではないことから一定時間内に荷重位置が再選択されると、一定時間経過していないと見なしNOに進み、再びステップS4に戻り、再選択された荷重位置に対応する個人データをメモリ部15より呼び出し表示し、更にステップS5において荷重位置を再選択することができる。
【0024】
また、ステップS4において表示された個人データが被験者本人の正しいデータであり、ステップS5において荷重位置が再選択されることなく一定時間経過して荷重位置検出を終了した場合、ステップS6においてYESに進み、ステップS7において前記検出した荷重位置が既に個人登録済みかどうか自動的に判断される。
【0025】
既に個人登録済みの場合YESに進み、ステップS10において、制御部11によりモード切換部10を切り換えることにより各荷重センサA、B、C及びDの出力を個別に検出する荷重位置検出モードを解除し、荷重センサA、B、C及びDによって形成されたホイートストンブリッジ回路の出力を検出することにより、体脂肪計1にかかる全荷重を測定する通常モードに切り換える。また未登録の場合NOに進み、図5を用いて後述する個人登録を行った後、個人登録済みと同様にステップS10に進み荷重位置検出モードを解除し、通常モードに切り換える。
【0026】
ステップS11において公知の体脂肪計の測定を行う。すなわち、体重測定及びインピーダンス測定を行い、前記個人データと合わせて体脂肪率を算出する。続くステップS12において測定結果を表示部3に表示すると共に、個人データとして荷重位置に対応させてメモリ部15に記憶させる。
【0027】
その後、一定時間経過するまで測定結果の表示を続け、一定時間経過後に自動で電源をオフし終了する。
【0028】
次に図3のステップS2において示した荷重位置検出について、図4に示すサブルーチンのフローチャートを用いて詳述する。
【0029】
荷重位置検出はまずステップS21において、各荷重センサA、B、C及びDの出力をセンサ毎に読み込み一時的にメモリ部15に記憶する。続くステップS22において4つのセンサ全ての出力値をメモリしたかどうか判断され、全てメモリされるまでNOに進み出力の読込を繰り返す。また4つ全ての荷重センサを読み込むとYESに進み、ステップS23において、読み込んだ各荷重センサA、B、C及びDの出力を比較する。
【0030】
ステップS24において、各荷重センサA、B、C及びDの内最大出力を示す荷重センサを検出し、続くステップS26においてこの最大出力値と予め荷重検出条件として設定しておいた閾値とを比較する。例えば閾値を2(kg)とし、図1に示したように体脂肪計1の4隅の内何れかの荷重位置を足で踏んだとき、この荷重位置に最も近い荷重センサの出力値が2(kg)以上を示したかどうかが判断される。
【0031】
検出された最大出力値が閾値に達しなかった場合、荷重が加えられていない、すなわち荷重位置が指定されていないと見なしNOに進み、ステップS25において荷重位置の検出スタート時から、予め設定してある一定時間経過したかどうか判断される。一定時間内においてはNOに進み、再びステップS21に戻り荷重位置の検出を続け、荷重が検出されないまま一定時間経過するとYESに進み、図3のフローチャートに戻り、ステップS3又はS6において荷重位置が確定されていないとして各々処理される。
【0032】
また前記ステップS26において最大出力値が閾値以上を示した場合、荷重位置が指定されたとみなしYESに進み、ステップS27において前記検出した荷重センサを一時的にメモリする。続くステップS28において、荷重センサによって示される荷重位置を確定し、図3のフローチャートに戻る。
【0033】
次に図3のステップS8において示した個人登録の設定手順を図5乃至8を用いて詳述する。ここでは個人データの設定として、身長、年齢及び性別の各生体情報と登録番号とを個人データの設定項目とし、前記設定項目を選択する設定モードと、設定モードから設定値を入力するキー操作モードとを切り換え、前記選択した設定項目の数値を設定する。これを全設定項目の設定が終了するまでモード切換を繰り返し、全設定が終了すると、荷重位置に対して予め付されている登録番号を自動的に付し、個人登録完了となる。
【0034】
個人登録はまずステップS41において、制御部11によりモード切換部10を切り換えることによって、図3のステップS8の時点において設定されていた荷重位置検出モードを解除し、個人識別情報の設定項目を選択する設定モードに切り換える。
【0035】
ステップS42において、予め各荷重センサA、B、C及びDを配設してある4隅に対応させてメモリ部15に格納されてある設定項目を、図6に示すように表示部3に荷重位置と共に示し、設定項目の選択を指示するメッセージを表示する。ここで選択する設定項目は身長、年齢、性別及び決定キーの4項目とする。
【0036】
続くステップS43において、前記図4を用いて詳述した荷重位置検出を行い、続くステップS44において荷重位置の検出が確定されたかどうか判断され、荷重位置が確定されず一定時間を経過して戻ってきた場合にはNOに進み、再びステップS43の荷重位置検出に戻り設定項目の選択を繰り返す。また荷重位置が確定された場合YESに進み、ステップS45において選択した荷重位置に対応する設定項目をメモリ部15より呼び出し表示部3に表示すると共に、選択された設定項目が正しければ決定キーとして割り当てた荷重位置を選択するよう指示するガイダンスを表示する。
【0037】
ステップS46において、前記荷重位置検出において決定キーが選択されたかどうか判断される。他の設定項目を選択していた場合NOに進み、再びステップS43に戻り荷重位置を検出する。また決定キーを選択した場合YESに進み、全設定項目の設定が完了したかどうか自動で判断される。
【0038】
全設定項目の内1つでも完了していない場合NOに進み、ステップS48において、制御部11二よりモード切換部10を制御して、設定モードとキー操作モードとの相互モード切換を行う。すなわち現モードが設定モードの場合キー操作モードに切り換えられ、現モードがキー操作モードの場合設定モードに切り換えられる。例えば前述したように設定モードにおいて設定項目を選択した場合、前記相互モード切換によりキー操作モードに切り換えられ、再びステップS42に戻る。
【0039】
ここで前述ように設定モードの時には各荷重位置に設定項目が割り当てられていたが、このキー操作モードにおいては、設定項目の数値を設定する数値のUP・DOWNキー及び決定キーが割り当てられており、図7に示すように設定モード時に選択された設定項目と共に表示部3に表示される。
【0040】
ステップS43からS47まで、前述した設定モード時の設定項目の選択手順と同様に、検出された荷重位置に対応する数値設定キーをメモリ部15より呼び出し数値を設定し、全設定項目の設定が完了するまで繰り返される。
【0041】
前記設定を繰り返し、再びステップS47において全設定項目の設定が完了するとYESに進み、ステップS49において全設定項目と設定された数値が表示部3に表示されると共に、各設定項目が正しく数値設定されていれば決定キーを押し、変更する場合には決定キー以外の荷重位置を選択するように指示するガイダンスを表示する。
【0042】
ステップS50において図4で詳述した荷重位置検出が行われ、続くステップS51において荷重位置が確定されたかどうか判断される。確定されていなければNOに進み、再びステップS50に戻り荷重位置が確定されるまで繰り返される。また荷重位置が確定されるとYESに進み、決定キーが押されたかどうかが判断される。決定キー以外の荷重位置が選択された場合NOに進み、再びステップS41に戻り前述と同様の操作により設定を変更する。また決定キーが選択されるとYESに進み、ステップS53において、図3のステップS2からS6において選択した荷重位置に対して、図8に示したように予め設定されている登録番号を自動で設定し個人登録を完了する。
【0043】
個人登録が完了すると、自動で制御部11によりモード切換部10を制御してキー操作モードを解除し荷重位置検出モードに切り換え、図3のフローチャートに戻る。
【0044】
なお本実施例においては、4つの荷重センサの内、1つの荷重センサが最大出力を示す荷重位置を検出することにより4人分の個人識別を可能としたが、同様の4点式秤において、図9に示すように荷重センサ間を荷重位置として検出することも可能である。図中付した番号は前述の登録番号であり、8人分の識別が可能である。
【0045】
例えば、4つの荷重センサの内、隣り合う2つの荷重センサが予め設定しておいた閾値以上の出力を示し、もう一方の隣り合う2つの荷重センサが閾値以下を示し、且つ前記隣り合う2つの荷重センサの出力差が、各々予め設定してある一定範囲以下を示した場合、前記閾値以上を示した2つの荷重センサの間に荷重位置を検出することが可能であり、より多くの個人情報を識別することが可能である。
【0046】
また本実施例においては、電源スイッチ2を用いて体脂肪計1への全電力供給のオンオフを切り換えたが、全電力供給オフの状態に代えて、荷重位置検出にかかる電力のみ供給することにより、前述の荷重位置検出モードで待機する待機状態とする。更に前記待機状態において、いずれかの荷重位置が検出された場合に全電力供給をオンすることにより、電力のオンオフの切り換えが可能となり、電源スイッチ2も不要とすることができ、この電力オンで図3のステップS2の荷重位置検出まで処理することもできる。
【0047】
【発明の効果】
本発明の多点式秤は、複数の荷重センサを有する多点式秤において、前記複数の荷重センサ各々の出力値を比較して荷重位置を検出する位置検出手段と、複数の設定を識別するための識別情報を格納する格納手段と、前記荷重位置検出手段に従って、識別情報の中から特定の識別情報を呼び出す識別手段とを有することにより、別途識別用スイッチを設けることなく、秤の特定の位置を踏むだけの容易な操作で特定の識別情報を呼び出すことが可能である。
【0048】
また、前記識別情報は個人を識別するための個人データであることから、秤の4隅の内、右前側や左後ろ側等、個人登録した位置が感覚的に分かりやすく、面積は足で操作するのに十分広いため操作しやすい。よって誤操作が低減され、他人のデータとの混同を防止することができる。
【0049】
更に、前記識別情報は身長や年齢等の設定モードの設定項目であることから、足元で各種設定操作が簡便にでき、屈み込むことなく各種設定から測定まで立位でスムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の4点式秤を有する体脂肪計の荷重位置検出時の外観図である。
【図2】本発明の体脂肪計の機能構成ブロック図である。
【図3】本発明の体脂肪計の動作を示すフローチャートである。
【図4】荷重位置検出を示すサブルーチンのフローチャートである。
【図5】個人登録を示すサブルーチンのフローチャートである。
【図6】設定項目選択時の表示例である。
【図7】設定項目の数値設定時の表示例である。
【図8】登録番号自動設定時の表示例である。
【図9】本実施例の応用例である。
【符号の説明】
1 体脂肪計
2 操作部
3 表示部
4 インピーダンス測定電極群
10 モード切換部
11 制御部
12 演算部
13 個人識別部
14 計時部
15 メモリ部
16 電源
【発明の属する技術分野】
複数の荷重センサにより秤の荷重位置を検出し、各荷重位置に対応させて設定した識別情報を呼び出す多点式秤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の秤において、特定情報の識別、例えば体重計における個人識別に関しては、体重計の1側面に足の爪先等で押して操作するフットスイッチを複数個設け、各スイッチに被験者の個人データを登録することにより個人識別スイッチとして構成していた。各スイッチを押すことにより、登録された被験者を特定し、個人情報の設定や呼び出し等を行うことが可能であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記個人識別スイッチは体重計の一側面という狭いスペースに複数並べて配設されているため、複数のスイッチを同時に押してしまったり、別のスイッチを押してしまったりすることがあった。またスイッチ自体が小さいため、視力の弱い人やお年寄りの場合、自分が登録したスイッチがどこなのか屈んでスイッチを覗き込み、手でスイッチを押してしまう等、屈むことなく立位で操作可能なフットスイッチとした利点が生かされていないことがあった。
【0004】
本発明は上述の従来技術の課題を解決し、秤の特定の位置を踏むだけの簡便な操作で荷重位置を検出することにより、特定の情報を識別し呼び出すことができる多点式秤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、複数の荷重センサを有する多点式秤において、前記複数の荷重センサ各々の出力値を比較して荷重位置を検出する位置検出手段と、複数の設定を識別するための識別情報を格納する格納手段と、前記荷重位置検出手段に従って、識別情報の中から特定の識別情報を呼び出す識別手段とを有する多点式秤を提供する。
【0006】
また、前記識別情報は個人を識別するための個人データである。
【0007】
更に、前記識別情報は身長や年齢等の設定モードの設定項目である。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の多点式秤は、複数の荷重センサを有する多点式秤において、前記複数の荷重センサ各々の出力値を比較して荷重位置を検出する位置検出手段と、複数の設定を識別するための識別情報を格納する格納手段と、前記荷重位置検出手段に従って、識別情報の中から特定の識別情報を呼び出す識別手段とを有することにより、別途識別用スイッチを設けることなく、秤の特定の位置を踏むだけの容易な操作で特定の識別情報を呼び出すことが可能である。
【0009】
また、前記識別情報は個人を識別するための個人データであることから、秤の4隅の内、右前側や左後ろ側等、個人登録した位置が感覚的に分かりやすく、面積は足で操作するのに十分広いため操作しやすい。よって誤操作が低減され、他人のデータとの混同を防止することができる。
【0010】
更に、前記識別情報は身長や年齢等の設定モードの設定項目であることから、足元で各種設定操作が簡便にでき、屈み込むことなく各種設定から測定まで立位でスムーズに行うことができる。
【0011】
【実施例】
本実施例は、4つの荷重センサから成る4点式秤を有する公知の体脂肪計において、各荷重センサにかかる荷重量を比較して荷重位置を検出し、荷重位置に対応させて個人情報を設定して個人登録しておくことにより、荷重位置により個人識別を可能とした体脂肪計を例としたものである。
【0012】
ここで本実施例において荷重位置の検出は、4つの荷重センサA、B、C及びDの内、最大出力を示す荷重センサを検出するものとし、4人分の個人識別を可能とする。
【0013】
本実施例を図1乃至8を用いて説明する。図1は本実施例の体脂肪計の荷重位置検出時の外観図であり、図2は本実施例の体脂肪計の機能構成ブロック図である。図3は本実施例の体脂肪計の動作を示すフローチャートであり、図4は荷重位置検出を示すサブルーチンを示し、図5は荷重位置を設定手段として用いた個人登録を示すサブルーチンのフローチャートを示す。図6、7及び8は個人登録時の表示例である。
【0014】
図1及び図2を用いて本実施例の体脂肪計の構成を説明する。まず図1より体脂肪計1は、体脂肪計1の全電力のオンとオフを切り換える電源スイッチ2と、測定結果や測定ガイダンス等を表示する表示部3と、インピーダンス測定のためのインピーダンス測定電極群4とから構成しており、図示しないが体脂肪計1内部には4つの荷重センサA、B、C及びDを各々4隅に配設して回路基板と共にホイートストンブリッジ回路を形成し、更に荷重センサ個々に荷重量を出力することが可能である。
【0015】
ここで図1によると、荷重位置検出時に図中×印で示した4隅の内の1つを足で踏むことにより荷重位置を指定する。このとき前記図示しない4つの荷重センサA、B、C及びDの中で×印付近に最も近い荷重センサが最大出力を示し、荷重位置により荷重センサが特定される。
【0016】
また図2によると、4つの荷重センサA、B、C及びDは出力の検出と、メモリより呼び出す情報を切り換えることにより入力モードを切り換えるモード切換部10を介して制御部11に接続されており、電源スイッチ2、表示部3及びインピーダンス測定電極群4が制御部11に接続されて構成している。
【0017】
ここで、モード切換部10は、各荷重センサA、B、C及びDの出力を個別に検出し、個人登録時に設定した個人情報をメモリより呼び出す荷重位置検出モードと、同じく出力を個別に検出し、個人識別のための設定項目をメモリより呼び出す設定モードと、更に同じく出力を個別に検出し、設定項目の設定値を変更及び入力するキー操作モードと、4つの荷重センサにより形成されたホイートストンブリッジからの出力を検出する通常モードとに切り換える。
【0018】
また、制御部11は各荷重センサA、B、C及びD又はインピーダンス測定電極群4により検出された信号を演算する演算部12と、各荷重センサA、B、C及びD個別の出力を比較することにより個人を識別する個人識別部13とに接続しており、更に予め設定された設定時間を計時する計時部14、個人情報や測定結果等を記憶しておくメモリ部15及び体脂肪計1に電力を供給する電源16とに接続して構成されている。
【0019】
次に図3乃至5を用いて体脂肪計1の動作を説明する。まず図3において、図1に示した電源スイッチ2により電源オンすると、ステップS1において、公知の体脂肪計の初期設定を行うと共に、前述の荷重位置検出モードが設定される。この荷重位置検出モードは、各荷重センサA、B、C及びDの各々の出力を個別に検出するモードであり、図2に示した制御部11によりモード切換部10を切り換えて自動設定される。
【0020】
続くステップS2において、図4を用いて後述する荷重位置検出を行う。本実施例においては、4つの荷重センサA、B、C及びDの出力を比較し、何れかの荷重センサが予め設定した検出条件を満たす時の荷重位置を検出するものである。
【0021】
ステップS3において、前記荷重位置検出により荷重位置が確定されたかどうか判断される。荷重位置が確定されておらず、未検出の状態であればNOに進み、ステップS9において表示部3にエラー表示された後、予め設定してある、エラー表示から一定時間後に自動的に電源オフする。また荷重位置が確定された場合はYESに進み、ステップS4においてメモリ部15内に格納してある個人識別のための個人データの中から、前記検出された荷重位置に対応する個人データを呼び出し表示部3に表示する。後述する個人登録が済んでいれば個人識別情報として設定した個人データが表示され、未登録の場合、未登録を示すメッセージを表示すると共にステップS5に進む。
【0022】
被験者は表示部3に表示された個人データ(未登録であれば未登録メッセージ)を確認し、ステップS5において荷重位置を再選択することができる。すなわち、ステップS4において表示された個人データが自分のものでなかった場合、予め定められた一定時間内に荷重位置を選択して再び荷重位置検出を行う。
【0023】
ステップS6において、前記ステップS5の荷重位置検出において荷重位置が再選択されたかどうか判断される。すなわち、前記表示された個人データが自分のデータではないことから一定時間内に荷重位置が再選択されると、一定時間経過していないと見なしNOに進み、再びステップS4に戻り、再選択された荷重位置に対応する個人データをメモリ部15より呼び出し表示し、更にステップS5において荷重位置を再選択することができる。
【0024】
また、ステップS4において表示された個人データが被験者本人の正しいデータであり、ステップS5において荷重位置が再選択されることなく一定時間経過して荷重位置検出を終了した場合、ステップS6においてYESに進み、ステップS7において前記検出した荷重位置が既に個人登録済みかどうか自動的に判断される。
【0025】
既に個人登録済みの場合YESに進み、ステップS10において、制御部11によりモード切換部10を切り換えることにより各荷重センサA、B、C及びDの出力を個別に検出する荷重位置検出モードを解除し、荷重センサA、B、C及びDによって形成されたホイートストンブリッジ回路の出力を検出することにより、体脂肪計1にかかる全荷重を測定する通常モードに切り換える。また未登録の場合NOに進み、図5を用いて後述する個人登録を行った後、個人登録済みと同様にステップS10に進み荷重位置検出モードを解除し、通常モードに切り換える。
【0026】
ステップS11において公知の体脂肪計の測定を行う。すなわち、体重測定及びインピーダンス測定を行い、前記個人データと合わせて体脂肪率を算出する。続くステップS12において測定結果を表示部3に表示すると共に、個人データとして荷重位置に対応させてメモリ部15に記憶させる。
【0027】
その後、一定時間経過するまで測定結果の表示を続け、一定時間経過後に自動で電源をオフし終了する。
【0028】
次に図3のステップS2において示した荷重位置検出について、図4に示すサブルーチンのフローチャートを用いて詳述する。
【0029】
荷重位置検出はまずステップS21において、各荷重センサA、B、C及びDの出力をセンサ毎に読み込み一時的にメモリ部15に記憶する。続くステップS22において4つのセンサ全ての出力値をメモリしたかどうか判断され、全てメモリされるまでNOに進み出力の読込を繰り返す。また4つ全ての荷重センサを読み込むとYESに進み、ステップS23において、読み込んだ各荷重センサA、B、C及びDの出力を比較する。
【0030】
ステップS24において、各荷重センサA、B、C及びDの内最大出力を示す荷重センサを検出し、続くステップS26においてこの最大出力値と予め荷重検出条件として設定しておいた閾値とを比較する。例えば閾値を2(kg)とし、図1に示したように体脂肪計1の4隅の内何れかの荷重位置を足で踏んだとき、この荷重位置に最も近い荷重センサの出力値が2(kg)以上を示したかどうかが判断される。
【0031】
検出された最大出力値が閾値に達しなかった場合、荷重が加えられていない、すなわち荷重位置が指定されていないと見なしNOに進み、ステップS25において荷重位置の検出スタート時から、予め設定してある一定時間経過したかどうか判断される。一定時間内においてはNOに進み、再びステップS21に戻り荷重位置の検出を続け、荷重が検出されないまま一定時間経過するとYESに進み、図3のフローチャートに戻り、ステップS3又はS6において荷重位置が確定されていないとして各々処理される。
【0032】
また前記ステップS26において最大出力値が閾値以上を示した場合、荷重位置が指定されたとみなしYESに進み、ステップS27において前記検出した荷重センサを一時的にメモリする。続くステップS28において、荷重センサによって示される荷重位置を確定し、図3のフローチャートに戻る。
【0033】
次に図3のステップS8において示した個人登録の設定手順を図5乃至8を用いて詳述する。ここでは個人データの設定として、身長、年齢及び性別の各生体情報と登録番号とを個人データの設定項目とし、前記設定項目を選択する設定モードと、設定モードから設定値を入力するキー操作モードとを切り換え、前記選択した設定項目の数値を設定する。これを全設定項目の設定が終了するまでモード切換を繰り返し、全設定が終了すると、荷重位置に対して予め付されている登録番号を自動的に付し、個人登録完了となる。
【0034】
個人登録はまずステップS41において、制御部11によりモード切換部10を切り換えることによって、図3のステップS8の時点において設定されていた荷重位置検出モードを解除し、個人識別情報の設定項目を選択する設定モードに切り換える。
【0035】
ステップS42において、予め各荷重センサA、B、C及びDを配設してある4隅に対応させてメモリ部15に格納されてある設定項目を、図6に示すように表示部3に荷重位置と共に示し、設定項目の選択を指示するメッセージを表示する。ここで選択する設定項目は身長、年齢、性別及び決定キーの4項目とする。
【0036】
続くステップS43において、前記図4を用いて詳述した荷重位置検出を行い、続くステップS44において荷重位置の検出が確定されたかどうか判断され、荷重位置が確定されず一定時間を経過して戻ってきた場合にはNOに進み、再びステップS43の荷重位置検出に戻り設定項目の選択を繰り返す。また荷重位置が確定された場合YESに進み、ステップS45において選択した荷重位置に対応する設定項目をメモリ部15より呼び出し表示部3に表示すると共に、選択された設定項目が正しければ決定キーとして割り当てた荷重位置を選択するよう指示するガイダンスを表示する。
【0037】
ステップS46において、前記荷重位置検出において決定キーが選択されたかどうか判断される。他の設定項目を選択していた場合NOに進み、再びステップS43に戻り荷重位置を検出する。また決定キーを選択した場合YESに進み、全設定項目の設定が完了したかどうか自動で判断される。
【0038】
全設定項目の内1つでも完了していない場合NOに進み、ステップS48において、制御部11二よりモード切換部10を制御して、設定モードとキー操作モードとの相互モード切換を行う。すなわち現モードが設定モードの場合キー操作モードに切り換えられ、現モードがキー操作モードの場合設定モードに切り換えられる。例えば前述したように設定モードにおいて設定項目を選択した場合、前記相互モード切換によりキー操作モードに切り換えられ、再びステップS42に戻る。
【0039】
ここで前述ように設定モードの時には各荷重位置に設定項目が割り当てられていたが、このキー操作モードにおいては、設定項目の数値を設定する数値のUP・DOWNキー及び決定キーが割り当てられており、図7に示すように設定モード時に選択された設定項目と共に表示部3に表示される。
【0040】
ステップS43からS47まで、前述した設定モード時の設定項目の選択手順と同様に、検出された荷重位置に対応する数値設定キーをメモリ部15より呼び出し数値を設定し、全設定項目の設定が完了するまで繰り返される。
【0041】
前記設定を繰り返し、再びステップS47において全設定項目の設定が完了するとYESに進み、ステップS49において全設定項目と設定された数値が表示部3に表示されると共に、各設定項目が正しく数値設定されていれば決定キーを押し、変更する場合には決定キー以外の荷重位置を選択するように指示するガイダンスを表示する。
【0042】
ステップS50において図4で詳述した荷重位置検出が行われ、続くステップS51において荷重位置が確定されたかどうか判断される。確定されていなければNOに進み、再びステップS50に戻り荷重位置が確定されるまで繰り返される。また荷重位置が確定されるとYESに進み、決定キーが押されたかどうかが判断される。決定キー以外の荷重位置が選択された場合NOに進み、再びステップS41に戻り前述と同様の操作により設定を変更する。また決定キーが選択されるとYESに進み、ステップS53において、図3のステップS2からS6において選択した荷重位置に対して、図8に示したように予め設定されている登録番号を自動で設定し個人登録を完了する。
【0043】
個人登録が完了すると、自動で制御部11によりモード切換部10を制御してキー操作モードを解除し荷重位置検出モードに切り換え、図3のフローチャートに戻る。
【0044】
なお本実施例においては、4つの荷重センサの内、1つの荷重センサが最大出力を示す荷重位置を検出することにより4人分の個人識別を可能としたが、同様の4点式秤において、図9に示すように荷重センサ間を荷重位置として検出することも可能である。図中付した番号は前述の登録番号であり、8人分の識別が可能である。
【0045】
例えば、4つの荷重センサの内、隣り合う2つの荷重センサが予め設定しておいた閾値以上の出力を示し、もう一方の隣り合う2つの荷重センサが閾値以下を示し、且つ前記隣り合う2つの荷重センサの出力差が、各々予め設定してある一定範囲以下を示した場合、前記閾値以上を示した2つの荷重センサの間に荷重位置を検出することが可能であり、より多くの個人情報を識別することが可能である。
【0046】
また本実施例においては、電源スイッチ2を用いて体脂肪計1への全電力供給のオンオフを切り換えたが、全電力供給オフの状態に代えて、荷重位置検出にかかる電力のみ供給することにより、前述の荷重位置検出モードで待機する待機状態とする。更に前記待機状態において、いずれかの荷重位置が検出された場合に全電力供給をオンすることにより、電力のオンオフの切り換えが可能となり、電源スイッチ2も不要とすることができ、この電力オンで図3のステップS2の荷重位置検出まで処理することもできる。
【0047】
【発明の効果】
本発明の多点式秤は、複数の荷重センサを有する多点式秤において、前記複数の荷重センサ各々の出力値を比較して荷重位置を検出する位置検出手段と、複数の設定を識別するための識別情報を格納する格納手段と、前記荷重位置検出手段に従って、識別情報の中から特定の識別情報を呼び出す識別手段とを有することにより、別途識別用スイッチを設けることなく、秤の特定の位置を踏むだけの容易な操作で特定の識別情報を呼び出すことが可能である。
【0048】
また、前記識別情報は個人を識別するための個人データであることから、秤の4隅の内、右前側や左後ろ側等、個人登録した位置が感覚的に分かりやすく、面積は足で操作するのに十分広いため操作しやすい。よって誤操作が低減され、他人のデータとの混同を防止することができる。
【0049】
更に、前記識別情報は身長や年齢等の設定モードの設定項目であることから、足元で各種設定操作が簡便にでき、屈み込むことなく各種設定から測定まで立位でスムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の4点式秤を有する体脂肪計の荷重位置検出時の外観図である。
【図2】本発明の体脂肪計の機能構成ブロック図である。
【図3】本発明の体脂肪計の動作を示すフローチャートである。
【図4】荷重位置検出を示すサブルーチンのフローチャートである。
【図5】個人登録を示すサブルーチンのフローチャートである。
【図6】設定項目選択時の表示例である。
【図7】設定項目の数値設定時の表示例である。
【図8】登録番号自動設定時の表示例である。
【図9】本実施例の応用例である。
【符号の説明】
1 体脂肪計
2 操作部
3 表示部
4 インピーダンス測定電極群
10 モード切換部
11 制御部
12 演算部
13 個人識別部
14 計時部
15 メモリ部
16 電源
Claims (3)
- 複数の荷重センサを有する多点式秤において、
前記複数の荷重センサ各々の出力値を比較して荷重位置を検出する位置検出手段と、
複数の設定を識別するための識別情報を格納する格納手段と、
前記荷重位置検出手段に従って、識別情報の中から特定の識別情報を呼び出す識別手段とを有することを特徴とする多点式秤。 - 前記識別情報は個人を識別するための個人データであることを特徴とする請求項1記載の多点式秤。
- 前記識別情報は身長や年齢等の設定モードの設定項目であることを特徴とする請求項1記載の多点式秤。
Priority Applications (1)
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-
2003
- 2003-05-06 JP JP2003127756A patent/JP2004333241A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103162781A (zh) * | 2011-12-19 | 2013-06-19 | 天津九安医疗电子股份有限公司 | 一种具有人体成分测量功能的人体秤 |
CN103162781B (zh) * | 2011-12-19 | 2016-01-27 | 天津九安医疗电子股份有限公司 | 一种具有人体成分测量功能的人体秤 |
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