JP2004333195A - 原子炉圧力容器の支持装置 - Google Patents
原子炉圧力容器の支持装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004333195A JP2004333195A JP2003126402A JP2003126402A JP2004333195A JP 2004333195 A JP2004333195 A JP 2004333195A JP 2003126402 A JP2003126402 A JP 2003126402A JP 2003126402 A JP2003126402 A JP 2003126402A JP 2004333195 A JP2004333195 A JP 2004333195A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support
- pressure vessel
- side slope
- reactor pressure
- reactor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
【課題】部品点数が少なく、簡単な構造で小型化でき、RPVの運転時における径方向及び軸方向の熱膨張が吸収できる原子炉圧力容器の支持装置を提供する。
【解決手段】原子炉遮蔽壁2側に固着されたベースサポート10と、ベースサポート10の先端部に連結された調整サポート11と、調整サポートの先端部に連結された遮蔽壁側斜面サポート12を有し、原子炉圧力容器1側に遮蔽壁側斜面サポート12と対向する容器側斜面サポート13が設けられ、遮蔽壁側斜面サポート12と容器側斜面サポート13の互いの対向面が、原子炉圧力容器1の軸方向に沿って傾斜した斜面14,15となっており、両斜面14,15の間に所定のギャップYが設けられている。
【選択図】 図3
【解決手段】原子炉遮蔽壁2側に固着されたベースサポート10と、ベースサポート10の先端部に連結された調整サポート11と、調整サポートの先端部に連結された遮蔽壁側斜面サポート12を有し、原子炉圧力容器1側に遮蔽壁側斜面サポート12と対向する容器側斜面サポート13が設けられ、遮蔽壁側斜面サポート12と容器側斜面サポート13の互いの対向面が、原子炉圧力容器1の軸方向に沿って傾斜した斜面14,15となっており、両斜面14,15の間に所定のギャップYが設けられている。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,原子力発電所に設置される原子炉圧力容器の支持装置係り、特に熱膨張を拘束しないで吸収し、かつ地震時の水平力を吸収するのに好適な原子炉圧力容器の支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の原子炉圧力容器(以下、RPVと略す。)の支持装置を図5に示す。RPV1は内部に核燃料を内蔵した炉心部を収容する容器で、原子炉格納容器7内のペデスタル原子炉本体基礎8上に中空円筒を縦に立てた形で設置される。
【0003】
原子炉格納容器7は、コンクリート壁で形成された生体遮蔽壁6で覆われて、原子炉建家基礎9上に設置される。RPV1の周囲に原子炉遮蔽壁2が形成され、原子炉遮蔽壁2の上端に設けられたトッププレート4が原子炉格納容器7の内面と連結して剛性を確保している。
【0004】
RPV1の耐震支持装置として、図6に示すようにスタビライザ(制振機構)40がRPV1の外周に沿って等間隔に複数設けられている。
【0005】
スタビライザ40は、トッププレート4上に固定したソールプレート41と、その上に重ねて溶着されたブラケット42と、ブラケット42に対向するように設けられた2つのブラケット43と、その2つのブラケット43の内側に所定の間隔をおいて配置されて、ブラケット43に溶着された2つのブラケット44を有している。
【0006】
このブラケット44の間に、ヨーク45が両ブラケット44と若干の隙間をおいて挿入されている。ヨーク45の中央部に挿通穴47が形成され、RPV1から突出されたスタビライザブラケット46の先端部が挿通されている。
【0007】
2本のロッド48が前記ブラケット44の外側からヨーク45側に向けて挿入され、各ロッド48の先端部が前記ヨーク45の両端部に螺着されることにより、2本のロッド48がヨーク45と一体に連結されている。
【0008】
ロッド48の途中位置に挿通された環体49とブラケット44の間には皿ばね50とワッシャー51が介在されている。ロッド48に螺着したナット52を適度に締め付けることにより、スタビライザ40を介してRPV1が原子炉遮蔽壁2に保持され、地震時にRPV1の水平振動を抑制している。このスタビライザ5は図6に示すように、RPV1の外周に等間隔に配置され、あらゆる水平方向の地震に対処することができる。
【0009】
地震における水平震度の制振機構を図9に簡素化して模式的に示す。図中RPV1から突出したスタビライザブラケット46の両側が前記皿ばね50,50によって支持されている。図中の矢印は地震の方向を示している。
【0010】
また、図10〜図13に示すように、複数のラバーベアリング(制振機構)30を、原子炉遮蔽壁2とRPV1の間に設けた構成が下記特許文献1に開示されている。
【0011】
ラバーベアリング30は、硬質ゴム31と金属板32とを複数枚交互に積層し、その一端をソールプレート29に溶着している。図12に示すようにRPV1と原子炉遮蔽壁2の間に間隔35があり、この間隔35内において、原子炉遮蔽壁2の内面上部に台座28を突設し、台座28に前記ソールプレート29が締着されている。ラバーベアリング30は、硬質ゴム31と金属板32の積層方向がRPV1の径方向を向き、ラバーベアリング30の先端面33がRPV1の外面に僅かなギャップ34を介して対向している。
【0012】
このように構成されたラバーベアリング30の複数個がRPV1の周方向に等間隔に配置され、RPV1の耐震支持装置となっている。この耐震支持装置を図13に簡素化して模式的に示す。図中の矢印は地震の方向を示している。
【0013】
また、図14と図15に示すような制振機構が下記特許文献2に開示されている。この制振機構60もRPV1と原子炉遮蔽壁2の間に、RPV1の周方向に沿って等間隔に配置されている。
【0014】
制振機構60は、原子炉遮蔽壁2の内面にアンカーボルト61とナット62によりソールプレート63を固定する。ロッド64の一端部をソールプレート63に固着し、そのロッド64に複数枚の皿ばね65を挿通・積層し、皿ばね65を押さえるスリーブ66を介してナット67を螺着する。
【0015】
このスリーブ66にシム68を介して遮蔽壁側斜面サポート69を取り付ける。斜面サポート69の外側面には図15に示すように、RPV1の軸方向に沿って傾斜した斜面70が形成されている。
【0016】
RPV1の外面で遮蔽壁側斜面サポート69と対向する位置に、容器側斜面サポート72が固着され、容器側斜面サポート72の外側面に前記斜面70とほぼ平行な斜面72が形成され、両サポート69、71の間にギャツプ73が形成されている。
【0017】
この制振機構60の基本的な原理と機構は前記の図10〜図13に示す制振機構と同様であり、それに加えてRPV1の運転時における熱膨張量を吸収できる構造となっている。すなわち、RPV1の径方向及び軸方向の熱膨張が吸収できる構造となっている。
【0018】
【特許文献1】
特開昭59−75188号公報
【0019】
【特許文献2】
特開平11−125685号公報
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかし従来の原子炉圧力容器の支持装置は、制振機構を構成する部品の数が多く、構造が複雑で、大型化している。
【0021】
具体的には図6〜図8の構造は部品点数が多く、構造が複雑で大型化し易い。このため現地での据付作業が煩雑で、また地震時にスタビライザブラケット46に加わった荷重はモーメントとして作用し、そのため高応力を発生する恐れがあり、スタビライザブラケット46等に強度上の配慮がされていなかった。
【0022】
図10〜図13の構造は、RPV1が運転中と停止状態とでは、RPV1の外周面とラバーベアリング30の先端面33とのギャップ34が異なることがある。すなわち、運転中のギャップ34は停止状態のそれより小となり、停止状態〜運転中〜停止状態のサイクルを通じ一貫として一定のギャップ34を保持することが出来ない恐れがあり、耐震性を一定に確保する点について、配慮されていなかった。
【0023】
図14、図15の構造は、図6〜図8の構造と比較して構造は小型化され、さらに図10〜図13の構造で配慮されていなかったRPV1の運転時における径方向及び軸方向の熱膨張が吸収できる構造となっている。しかし、この構造も図6〜図8の構造と同様に制振構造を構成する部品が多く、構造が複雑で大型になる。また、現地での据付に調整作業を要する。具体的には、ナット67の締付けによる皿ばね65の調整、さらに斜面サポート69の設置、調整作業を要するという問題があった。
【0024】
本発明の目的は、従来技術の欠点を解消し、部品点数が少なく、簡単な構造で小型化でき、しかもRPVの運転時における径方向及び軸方向の熱膨張が吸収できる原子炉圧力容器の支持装置を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明の第1の手段は、原子炉圧力容器と,その原子炉圧力容器の周りを覆う原子炉遮蔽壁の間に、原子炉遮蔽壁の周方向に沿って所定の間隔をおいて複数の制振機構を設置した原子炉圧力容器の支持装置において,
前記制振機構は、前記原子炉遮蔽壁側に固着されたベースサポートと、そのベースサポートの先端部に連結された調整サポートと、その調整サポートの先端部に連結された遮蔽壁側斜面サポートとを有して、
前記原子炉圧力容器側に前記遮蔽壁側斜面サポートと対向する容器側斜面サポートが設けられ、
前記遮蔽壁側斜面サポートと容器側斜面サポートの互いの対向面が、前記原子炉圧力容器の軸方向に沿って傾斜した斜面となっており、両斜面の間に所定のギャップが設けられていることを特徴とするものである。
【0026】
第2の手段は前記第1の手段において、前記ベースサポートと調整サポートと遮蔽壁側斜面サポートが、所定のばね定数を有する弾性体で構成されていることを特徴とするものである。
【0027】
第3の手段は前記第1の手段において、前記調整サポートが、前記遮蔽壁側斜面サポートと容器側斜面サポートの互いに対向する斜面の間のギャップ長を調整する機能を有していることを特徴とするものである。
【0028】
第4の手段は前記第3の手段において、前記調整サポートとベースサポートがねじ部を介して連結され、ベースサポートに対して調整サポートを回転することにより、前記ギャップ長が調整できる構成になっていることを特徴とするものである。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図1〜図4により説明する。図1は本発明の実施形態に係る原子力発電所の主要部を示す縦断面図、図2はその原子力発電所に設置した制振機構の据付け状態を示す横断面図、図3は図2のA−A線矢視図、図4はその制振機構の模式図である。
【0030】
図1に示されているようにRPV1は、原子炉格納容器7内のペデスタル原子炉本体基礎8上に中空円筒を縦に立てた形で設置される。原子炉格納容器7は、コンクリート壁で形成された生体遮蔽壁6で覆われ、原子炉建家基礎9上に設置されている。RPV1の周囲に原子炉遮蔽壁2が形成され、原子炉遮蔽壁2の上端に設けられたトッププレート4が原子炉格納容器7の内面と連結して剛性を確保している。
【0031】
図1に示すように、RPV1の外面と、その周りを覆う原子炉遮蔽壁2の内面との間に、複数の制振機構3を周方向に所定の間隔をおいて設置されている。
【0032】
制振機構3は、原子炉遮蔽壁2側にRPV1の径方向に沿って連結した金属又は非金属からなる複数本の弾性体、すなわちベースサポート10、調整サポート11及び遮蔽壁側斜面サポート12を備えている。一方、RPV1側には、前記遮蔽壁側斜面サポート12と対向する容器側斜面サポート13が設けられている。
【0033】
遮蔽壁側斜面サポート12と容器側斜面サポート13の対向する面に、RPV1側の径方向の熱膨張量ΔRと軸方向の熱膨張量ΔV(図4参照)による変位が許容できるように、これら変位ΔR、ΔVの比ΔR/ΔVよりなる勾配Xを有し、両者間に所定のギャップYを形成する斜面14,15を有する。
【0034】
前記ベースサポート10、調整サポート11及び遮蔽壁側斜面サポート12は所定のばね定数を有しており、これらの合成ばね定数Kは、次式で求められる(記号は図2参照)。
【0035】
1/K = 1/KA + 1/KB + 1/KC
ここで、KA :ベースサポート10のばね定数=(AA×EA)/LA
KB :調整サポート11のばね定数=(AB×EB)/LB
KC :斜面サポート12のばね定数=(AC×EC)/LC
AA :ベースサポート10の断面積
AB :調整ポート11の断面積
AC :斜面サポート12の断面積
EA :ベースサポート10の縦弾性係数
EB :調整サポート11の縦弾性係数
EC :斜面サポート12の縦弾性係数
LA :ベースサポート10の軸方向の長さ
LB :調整サポート11の軸方向の長さ
LC :斜面サポート12の軸方向の長さ
従って各サポート10〜12のそれぞれの断面積、縦弾性係数並びに軸方向の長さを設定することにより、RPV1の耐震設計上必要とする所定のばね定数を得ることができる。
【0036】
容器側斜面サポート13はRPV1と同一材料で構成し、予めRPV1の外面に溶接等で固着するか一体成型し、RPV1とともに熱処理後にその外面に所定の勾配Xを有する斜面15を加工形成する。前記遮蔽壁側斜面サポート12も同じ勾配Xを有する斜面14を加工形成する。
【0037】
次に制振機構3の組み立て、据付けを以下に述べる。原子炉遮蔽壁2に固着するソールプレート16とベースサポート10を溶着して一体化する。遮蔽壁側斜面サポート12を調整サポート11と合体させ、斜面サポート12に設けた挿入孔17から調整サポート11に設けた挿入孔18にかけて通しロッド19を挿入する。
【0038】
調整サポート11とベースサポート10はねじ部20で螺合接続して、制振機構3が原子炉遮蔽壁2と容器側斜面サポート13のスペースLL内に据付(挿入)が可能となるように、図2に示す長さL(=LA+LB+LC)をねじ部20で調整する。
【0039】
その後、ソールプレート16を原子炉遮蔽壁2に設けたアンカーボルト21とナット22で取り付ける。次に調整サポート11に調整レンチ23を着脱可能に取り付け、調整サポート11を回転させて遮蔽壁側斜面サポート12と容器側斜面サポート13の間に所定のギャップYを確保する。
【0040】
このギャップYを設定した後に調整レンチ23を外し、調整サポート11に設けた挿入孔24およびねじ部25により固定ボルト26を取り付けて、固定ボルト26の先端部で前記通しロッド19を圧着固定する。この固定により遮蔽壁側斜面サポート12と容器側斜面サポート13の間のギャップYが完全に確保される。さらに、RPV1の運転中に制振機構3が回転するのを防止するため、ベースサポート10と調整サポート11、調整サポート11と斜面サポート12の各接続部を回り止め溶接をする。
【0041】
次に制振機構3の熱膨張に対する動作を説明する。RPV1が停止状態より運転に入り、熱膨張によりRPV1が径方向及び軸方向に伸びる。予めギャップYを設けており、前述の伸びは予め設定してある勾配Xに沿って伸びることになり、制振機構3は据付時より運転中を通して常にRPV1の熱膨張を拘束しないで変位自在である。
【0042】
図4は、この状態を簡素化して示す図である。実線はRPV1の据付時又は停止時の状態を示し、破線は運転時の状態を示す。図中のばね27は制振機構3のベースサポート10、調整サポート11及び斜面サポート12の合成ばね(前記した合成ばね定数Kに対応)に相当する。従って、熱膨張による荷重が複数の制振機構3よりなる支持装置に作用しないため、支持装置の強度健全性に全く影響を受けない。
【0043】
次に制振機構3の地震に対する動作を述べる。地震時、RPV1に急激な水平荷重が発生してRPV1が例えば図2ならびに図3において左側に水平方向移動した場合、その移動(荷重)は、ベースサポート10を介して調整サポート11に伝わり、最終的に斜面サポート12に伝達される。そして、RPV1に設けた斜面サポート13と平面で接触することにより、制振機構10が耐震機能を発揮する。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、耐震機構の簡素化が図れる。また、RPVの停止状態から運転中を通して、一貫して斜面サポート部のギャップを一定に維持できることから、停止状態及び運転中においても、RPVの耐震性を確保することができ、信頼性が向上できる。
【0045】
また、従来より小型化が可能となり、原子炉RPVと原子炉遮蔽壁との間の限定されたスペースの環境下において、供用期間中の検査作業性や定期検査時の作業性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る原子力発電所の主要部を示す縦断面図である。
【図2】その原子力発電所に設置した制振機構の据付け状態を示す横断面図である。
【図3】図2のA−A線矢視図である。
【図4】本発明の実施形態に係る制振機構の模式図である。
【図5】第1の従来例に係る原子力発電所の主要部を示す縦断面図である。
【図6】図5のB−B線矢視図である。
【図7】図6C部の一部を断面にした拡大図である。
【図8】図7のD−D線矢視図である。
【図9】図6に示す制振機構の模式図である。
【図10】第2の従来例に係る原子力発電所の主要部を示す縦断面図である。
【図11】図10E部の一部を断面にした拡大図である。
【図12】図11のF−F線矢視図である。
【図13】図10に示す制振機構の模式図である。
【図14】第3の従来例における制振機構の縦断面図である。
【図15】図14のG−G線矢視図である。
【符号の説明】
1:圧力容器(RPV)、2:原子炉遮断壁、3:制振機構、4:トッププレート、6:生体遮断壁、7:原子炉格納容器、8:ペデスタル原子炉本体基礎、9:原子炉建屋基礎、10:ベースサポート、11:調整サポート、12:遮断壁側斜面サポート、13:容器側斜面サポート、14,15:斜面、16:ソールプレート、17,18:挿入孔、19:通しロッド、20:ねじ部、21:アンカーボルト、22:ナット、23:調整レンチ、24:挿入孔、25:ねじ部、26:固定ボルト、27:ばね、X:斜面の勾配、Y:遮断壁側斜面サポートと容器側斜面サポートのギャップ。
【発明の属する技術分野】
本発明は,原子力発電所に設置される原子炉圧力容器の支持装置係り、特に熱膨張を拘束しないで吸収し、かつ地震時の水平力を吸収するのに好適な原子炉圧力容器の支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の原子炉圧力容器(以下、RPVと略す。)の支持装置を図5に示す。RPV1は内部に核燃料を内蔵した炉心部を収容する容器で、原子炉格納容器7内のペデスタル原子炉本体基礎8上に中空円筒を縦に立てた形で設置される。
【0003】
原子炉格納容器7は、コンクリート壁で形成された生体遮蔽壁6で覆われて、原子炉建家基礎9上に設置される。RPV1の周囲に原子炉遮蔽壁2が形成され、原子炉遮蔽壁2の上端に設けられたトッププレート4が原子炉格納容器7の内面と連結して剛性を確保している。
【0004】
RPV1の耐震支持装置として、図6に示すようにスタビライザ(制振機構)40がRPV1の外周に沿って等間隔に複数設けられている。
【0005】
スタビライザ40は、トッププレート4上に固定したソールプレート41と、その上に重ねて溶着されたブラケット42と、ブラケット42に対向するように設けられた2つのブラケット43と、その2つのブラケット43の内側に所定の間隔をおいて配置されて、ブラケット43に溶着された2つのブラケット44を有している。
【0006】
このブラケット44の間に、ヨーク45が両ブラケット44と若干の隙間をおいて挿入されている。ヨーク45の中央部に挿通穴47が形成され、RPV1から突出されたスタビライザブラケット46の先端部が挿通されている。
【0007】
2本のロッド48が前記ブラケット44の外側からヨーク45側に向けて挿入され、各ロッド48の先端部が前記ヨーク45の両端部に螺着されることにより、2本のロッド48がヨーク45と一体に連結されている。
【0008】
ロッド48の途中位置に挿通された環体49とブラケット44の間には皿ばね50とワッシャー51が介在されている。ロッド48に螺着したナット52を適度に締め付けることにより、スタビライザ40を介してRPV1が原子炉遮蔽壁2に保持され、地震時にRPV1の水平振動を抑制している。このスタビライザ5は図6に示すように、RPV1の外周に等間隔に配置され、あらゆる水平方向の地震に対処することができる。
【0009】
地震における水平震度の制振機構を図9に簡素化して模式的に示す。図中RPV1から突出したスタビライザブラケット46の両側が前記皿ばね50,50によって支持されている。図中の矢印は地震の方向を示している。
【0010】
また、図10〜図13に示すように、複数のラバーベアリング(制振機構)30を、原子炉遮蔽壁2とRPV1の間に設けた構成が下記特許文献1に開示されている。
【0011】
ラバーベアリング30は、硬質ゴム31と金属板32とを複数枚交互に積層し、その一端をソールプレート29に溶着している。図12に示すようにRPV1と原子炉遮蔽壁2の間に間隔35があり、この間隔35内において、原子炉遮蔽壁2の内面上部に台座28を突設し、台座28に前記ソールプレート29が締着されている。ラバーベアリング30は、硬質ゴム31と金属板32の積層方向がRPV1の径方向を向き、ラバーベアリング30の先端面33がRPV1の外面に僅かなギャップ34を介して対向している。
【0012】
このように構成されたラバーベアリング30の複数個がRPV1の周方向に等間隔に配置され、RPV1の耐震支持装置となっている。この耐震支持装置を図13に簡素化して模式的に示す。図中の矢印は地震の方向を示している。
【0013】
また、図14と図15に示すような制振機構が下記特許文献2に開示されている。この制振機構60もRPV1と原子炉遮蔽壁2の間に、RPV1の周方向に沿って等間隔に配置されている。
【0014】
制振機構60は、原子炉遮蔽壁2の内面にアンカーボルト61とナット62によりソールプレート63を固定する。ロッド64の一端部をソールプレート63に固着し、そのロッド64に複数枚の皿ばね65を挿通・積層し、皿ばね65を押さえるスリーブ66を介してナット67を螺着する。
【0015】
このスリーブ66にシム68を介して遮蔽壁側斜面サポート69を取り付ける。斜面サポート69の外側面には図15に示すように、RPV1の軸方向に沿って傾斜した斜面70が形成されている。
【0016】
RPV1の外面で遮蔽壁側斜面サポート69と対向する位置に、容器側斜面サポート72が固着され、容器側斜面サポート72の外側面に前記斜面70とほぼ平行な斜面72が形成され、両サポート69、71の間にギャツプ73が形成されている。
【0017】
この制振機構60の基本的な原理と機構は前記の図10〜図13に示す制振機構と同様であり、それに加えてRPV1の運転時における熱膨張量を吸収できる構造となっている。すなわち、RPV1の径方向及び軸方向の熱膨張が吸収できる構造となっている。
【0018】
【特許文献1】
特開昭59−75188号公報
【0019】
【特許文献2】
特開平11−125685号公報
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかし従来の原子炉圧力容器の支持装置は、制振機構を構成する部品の数が多く、構造が複雑で、大型化している。
【0021】
具体的には図6〜図8の構造は部品点数が多く、構造が複雑で大型化し易い。このため現地での据付作業が煩雑で、また地震時にスタビライザブラケット46に加わった荷重はモーメントとして作用し、そのため高応力を発生する恐れがあり、スタビライザブラケット46等に強度上の配慮がされていなかった。
【0022】
図10〜図13の構造は、RPV1が運転中と停止状態とでは、RPV1の外周面とラバーベアリング30の先端面33とのギャップ34が異なることがある。すなわち、運転中のギャップ34は停止状態のそれより小となり、停止状態〜運転中〜停止状態のサイクルを通じ一貫として一定のギャップ34を保持することが出来ない恐れがあり、耐震性を一定に確保する点について、配慮されていなかった。
【0023】
図14、図15の構造は、図6〜図8の構造と比較して構造は小型化され、さらに図10〜図13の構造で配慮されていなかったRPV1の運転時における径方向及び軸方向の熱膨張が吸収できる構造となっている。しかし、この構造も図6〜図8の構造と同様に制振構造を構成する部品が多く、構造が複雑で大型になる。また、現地での据付に調整作業を要する。具体的には、ナット67の締付けによる皿ばね65の調整、さらに斜面サポート69の設置、調整作業を要するという問題があった。
【0024】
本発明の目的は、従来技術の欠点を解消し、部品点数が少なく、簡単な構造で小型化でき、しかもRPVの運転時における径方向及び軸方向の熱膨張が吸収できる原子炉圧力容器の支持装置を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明の第1の手段は、原子炉圧力容器と,その原子炉圧力容器の周りを覆う原子炉遮蔽壁の間に、原子炉遮蔽壁の周方向に沿って所定の間隔をおいて複数の制振機構を設置した原子炉圧力容器の支持装置において,
前記制振機構は、前記原子炉遮蔽壁側に固着されたベースサポートと、そのベースサポートの先端部に連結された調整サポートと、その調整サポートの先端部に連結された遮蔽壁側斜面サポートとを有して、
前記原子炉圧力容器側に前記遮蔽壁側斜面サポートと対向する容器側斜面サポートが設けられ、
前記遮蔽壁側斜面サポートと容器側斜面サポートの互いの対向面が、前記原子炉圧力容器の軸方向に沿って傾斜した斜面となっており、両斜面の間に所定のギャップが設けられていることを特徴とするものである。
【0026】
第2の手段は前記第1の手段において、前記ベースサポートと調整サポートと遮蔽壁側斜面サポートが、所定のばね定数を有する弾性体で構成されていることを特徴とするものである。
【0027】
第3の手段は前記第1の手段において、前記調整サポートが、前記遮蔽壁側斜面サポートと容器側斜面サポートの互いに対向する斜面の間のギャップ長を調整する機能を有していることを特徴とするものである。
【0028】
第4の手段は前記第3の手段において、前記調整サポートとベースサポートがねじ部を介して連結され、ベースサポートに対して調整サポートを回転することにより、前記ギャップ長が調整できる構成になっていることを特徴とするものである。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図1〜図4により説明する。図1は本発明の実施形態に係る原子力発電所の主要部を示す縦断面図、図2はその原子力発電所に設置した制振機構の据付け状態を示す横断面図、図3は図2のA−A線矢視図、図4はその制振機構の模式図である。
【0030】
図1に示されているようにRPV1は、原子炉格納容器7内のペデスタル原子炉本体基礎8上に中空円筒を縦に立てた形で設置される。原子炉格納容器7は、コンクリート壁で形成された生体遮蔽壁6で覆われ、原子炉建家基礎9上に設置されている。RPV1の周囲に原子炉遮蔽壁2が形成され、原子炉遮蔽壁2の上端に設けられたトッププレート4が原子炉格納容器7の内面と連結して剛性を確保している。
【0031】
図1に示すように、RPV1の外面と、その周りを覆う原子炉遮蔽壁2の内面との間に、複数の制振機構3を周方向に所定の間隔をおいて設置されている。
【0032】
制振機構3は、原子炉遮蔽壁2側にRPV1の径方向に沿って連結した金属又は非金属からなる複数本の弾性体、すなわちベースサポート10、調整サポート11及び遮蔽壁側斜面サポート12を備えている。一方、RPV1側には、前記遮蔽壁側斜面サポート12と対向する容器側斜面サポート13が設けられている。
【0033】
遮蔽壁側斜面サポート12と容器側斜面サポート13の対向する面に、RPV1側の径方向の熱膨張量ΔRと軸方向の熱膨張量ΔV(図4参照)による変位が許容できるように、これら変位ΔR、ΔVの比ΔR/ΔVよりなる勾配Xを有し、両者間に所定のギャップYを形成する斜面14,15を有する。
【0034】
前記ベースサポート10、調整サポート11及び遮蔽壁側斜面サポート12は所定のばね定数を有しており、これらの合成ばね定数Kは、次式で求められる(記号は図2参照)。
【0035】
1/K = 1/KA + 1/KB + 1/KC
ここで、KA :ベースサポート10のばね定数=(AA×EA)/LA
KB :調整サポート11のばね定数=(AB×EB)/LB
KC :斜面サポート12のばね定数=(AC×EC)/LC
AA :ベースサポート10の断面積
AB :調整ポート11の断面積
AC :斜面サポート12の断面積
EA :ベースサポート10の縦弾性係数
EB :調整サポート11の縦弾性係数
EC :斜面サポート12の縦弾性係数
LA :ベースサポート10の軸方向の長さ
LB :調整サポート11の軸方向の長さ
LC :斜面サポート12の軸方向の長さ
従って各サポート10〜12のそれぞれの断面積、縦弾性係数並びに軸方向の長さを設定することにより、RPV1の耐震設計上必要とする所定のばね定数を得ることができる。
【0036】
容器側斜面サポート13はRPV1と同一材料で構成し、予めRPV1の外面に溶接等で固着するか一体成型し、RPV1とともに熱処理後にその外面に所定の勾配Xを有する斜面15を加工形成する。前記遮蔽壁側斜面サポート12も同じ勾配Xを有する斜面14を加工形成する。
【0037】
次に制振機構3の組み立て、据付けを以下に述べる。原子炉遮蔽壁2に固着するソールプレート16とベースサポート10を溶着して一体化する。遮蔽壁側斜面サポート12を調整サポート11と合体させ、斜面サポート12に設けた挿入孔17から調整サポート11に設けた挿入孔18にかけて通しロッド19を挿入する。
【0038】
調整サポート11とベースサポート10はねじ部20で螺合接続して、制振機構3が原子炉遮蔽壁2と容器側斜面サポート13のスペースLL内に据付(挿入)が可能となるように、図2に示す長さL(=LA+LB+LC)をねじ部20で調整する。
【0039】
その後、ソールプレート16を原子炉遮蔽壁2に設けたアンカーボルト21とナット22で取り付ける。次に調整サポート11に調整レンチ23を着脱可能に取り付け、調整サポート11を回転させて遮蔽壁側斜面サポート12と容器側斜面サポート13の間に所定のギャップYを確保する。
【0040】
このギャップYを設定した後に調整レンチ23を外し、調整サポート11に設けた挿入孔24およびねじ部25により固定ボルト26を取り付けて、固定ボルト26の先端部で前記通しロッド19を圧着固定する。この固定により遮蔽壁側斜面サポート12と容器側斜面サポート13の間のギャップYが完全に確保される。さらに、RPV1の運転中に制振機構3が回転するのを防止するため、ベースサポート10と調整サポート11、調整サポート11と斜面サポート12の各接続部を回り止め溶接をする。
【0041】
次に制振機構3の熱膨張に対する動作を説明する。RPV1が停止状態より運転に入り、熱膨張によりRPV1が径方向及び軸方向に伸びる。予めギャップYを設けており、前述の伸びは予め設定してある勾配Xに沿って伸びることになり、制振機構3は据付時より運転中を通して常にRPV1の熱膨張を拘束しないで変位自在である。
【0042】
図4は、この状態を簡素化して示す図である。実線はRPV1の据付時又は停止時の状態を示し、破線は運転時の状態を示す。図中のばね27は制振機構3のベースサポート10、調整サポート11及び斜面サポート12の合成ばね(前記した合成ばね定数Kに対応)に相当する。従って、熱膨張による荷重が複数の制振機構3よりなる支持装置に作用しないため、支持装置の強度健全性に全く影響を受けない。
【0043】
次に制振機構3の地震に対する動作を述べる。地震時、RPV1に急激な水平荷重が発生してRPV1が例えば図2ならびに図3において左側に水平方向移動した場合、その移動(荷重)は、ベースサポート10を介して調整サポート11に伝わり、最終的に斜面サポート12に伝達される。そして、RPV1に設けた斜面サポート13と平面で接触することにより、制振機構10が耐震機能を発揮する。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、耐震機構の簡素化が図れる。また、RPVの停止状態から運転中を通して、一貫して斜面サポート部のギャップを一定に維持できることから、停止状態及び運転中においても、RPVの耐震性を確保することができ、信頼性が向上できる。
【0045】
また、従来より小型化が可能となり、原子炉RPVと原子炉遮蔽壁との間の限定されたスペースの環境下において、供用期間中の検査作業性や定期検査時の作業性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る原子力発電所の主要部を示す縦断面図である。
【図2】その原子力発電所に設置した制振機構の据付け状態を示す横断面図である。
【図3】図2のA−A線矢視図である。
【図4】本発明の実施形態に係る制振機構の模式図である。
【図5】第1の従来例に係る原子力発電所の主要部を示す縦断面図である。
【図6】図5のB−B線矢視図である。
【図7】図6C部の一部を断面にした拡大図である。
【図8】図7のD−D線矢視図である。
【図9】図6に示す制振機構の模式図である。
【図10】第2の従来例に係る原子力発電所の主要部を示す縦断面図である。
【図11】図10E部の一部を断面にした拡大図である。
【図12】図11のF−F線矢視図である。
【図13】図10に示す制振機構の模式図である。
【図14】第3の従来例における制振機構の縦断面図である。
【図15】図14のG−G線矢視図である。
【符号の説明】
1:圧力容器(RPV)、2:原子炉遮断壁、3:制振機構、4:トッププレート、6:生体遮断壁、7:原子炉格納容器、8:ペデスタル原子炉本体基礎、9:原子炉建屋基礎、10:ベースサポート、11:調整サポート、12:遮断壁側斜面サポート、13:容器側斜面サポート、14,15:斜面、16:ソールプレート、17,18:挿入孔、19:通しロッド、20:ねじ部、21:アンカーボルト、22:ナット、23:調整レンチ、24:挿入孔、25:ねじ部、26:固定ボルト、27:ばね、X:斜面の勾配、Y:遮断壁側斜面サポートと容器側斜面サポートのギャップ。
Claims (4)
- 原子炉圧力容器と、その原子炉圧力容器の周りを覆う原子炉遮蔽壁の間に、原子炉遮蔽壁の周方向に沿って所定の間隔をおいて複数の制振機構を設置した原子炉圧力容器の支持装置において,
前記制振機構は、前記原子炉遮蔽壁側に固着されたベースサポートと、そのベースサポートの先端部に連結された調整サポートと、その調整サポートの先端部に連結された遮蔽壁側斜面サポートとを有して、
前記原子炉圧力容器側に前記遮蔽壁側斜面サポートと対向する容器側斜面サポートが設けられ、
前記遮蔽壁側斜面サポートと容器側斜面サポートの互いの対向面が、前記原子炉圧力容器の軸方向に沿って傾斜した斜面となっており、両斜面の間に所定のギャップが設けられていることを特徴とする原子炉圧力容器の支持装置。 - 請求項1記載の原子炉圧力容器の支持装置において、前記ベースサポートと調整サポートと遮蔽壁側斜面サポートが、所定のばね定数を有する弾性体で構成されていることを特徴とする原子炉圧力容器の支持装置。
- 請求項1記載の原子炉圧力容器の支持装置において、前記調整サポートが、前記遮蔽壁側斜面サポートと容器側斜面サポートの互いに対向する斜面の間のギャップ長を調整する機能を有していることを特徴とする原子炉圧力容器の支持装置。
- 請求項3記載の原子炉圧力容器の支持装置において、前記調整サポートとベースサポートがねじ部を介して連結され、ベースサポートに対して調整サポートを回転することにより、前記ギャップ長が調整できる構成になっていることを特徴とする原子炉圧力容器の支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003126402A JP2004333195A (ja) | 2003-05-01 | 2003-05-01 | 原子炉圧力容器の支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003126402A JP2004333195A (ja) | 2003-05-01 | 2003-05-01 | 原子炉圧力容器の支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004333195A true JP2004333195A (ja) | 2004-11-25 |
Family
ID=33503352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003126402A Pending JP2004333195A (ja) | 2003-05-01 | 2003-05-01 | 原子炉圧力容器の支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004333195A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102347087A (zh) * | 2011-09-01 | 2012-02-08 | 李志胜 | 用于核电站反应堆的防震装置 |
CN108962406A (zh) * | 2018-08-01 | 2018-12-07 | 中广核研究院有限公司 | 用于反应堆容器的单向滑动支承装置 |
CN112466482A (zh) * | 2020-11-26 | 2021-03-09 | 中广核研究院有限公司 | 一种反应堆堆坑堵缝屏蔽装置 |
-
2003
- 2003-05-01 JP JP2003126402A patent/JP2004333195A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102347087A (zh) * | 2011-09-01 | 2012-02-08 | 李志胜 | 用于核电站反应堆的防震装置 |
CN108962406A (zh) * | 2018-08-01 | 2018-12-07 | 中广核研究院有限公司 | 用于反应堆容器的单向滑动支承装置 |
CN108962406B (zh) * | 2018-08-01 | 2024-05-10 | 中广核研究院有限公司 | 用于反应堆容器的单向滑动支承装置 |
CN112466482A (zh) * | 2020-11-26 | 2021-03-09 | 中广核研究院有限公司 | 一种反应堆堆坑堵缝屏蔽装置 |
CN112466482B (zh) * | 2020-11-26 | 2024-03-01 | 中广核研究院有限公司 | 一种反应堆堆坑堵缝屏蔽装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7213766B2 (ja) | 免震装置の固定構造 | |
JP2011112554A (ja) | 使用済燃料貯蔵設備の改造方法 | |
JP2004333195A (ja) | 原子炉圧力容器の支持装置 | |
JP2001289988A (ja) | 原子炉圧力容器の支持装置および原子炉 | |
JP2006233488A (ja) | 制震柱脚構造及びこれを用いた制震構造物 | |
JPH11125685A (ja) | 原子炉圧力容器の支持装置 | |
JP7312422B2 (ja) | 橋梁の変位制限装置 | |
JP2001241502A (ja) | 免震滑り支承 | |
JPH1039087A (ja) | 使用済燃料貯蔵設備 | |
JP2000110887A (ja) | 免震装置 | |
JPH10267077A (ja) | 鋼棒入り鉛円柱ダンパー | |
JP3576281B2 (ja) | 免震装置 | |
JP2008038374A (ja) | 住宅用耐力壁およびそれを備えた耐震住宅 | |
EP3390747A1 (en) | Anti-seismic connection joint | |
JP2017141627A (ja) | 緩衝装置及び原子力施設の建屋 | |
JP3713645B2 (ja) | 積層ゴムを用いた免震装置 | |
JP2001173266A (ja) | 免震壁構造 | |
JP3845838B2 (ja) | 粘弾性ダンパー、その製造方法およびそれを用いた制震構造 | |
JP5659703B2 (ja) | 弾塑性ブレース防震構造 | |
JP2007085068A (ja) | 耐震装置 | |
JP2669112B2 (ja) | 免振用ダンパ | |
JP2020045723A (ja) | 杭と柱の接合構造 | |
JPH0647148Y2 (ja) | 鋼棒ダンパ | |
JP2006077530A (ja) | 既存建物の改修構造及び支承 | |
RU2508429C2 (ru) | Предварительно напряженная сейсмоизолирующая опора |