JP2004332178A - 母乳パッドおよび母乳パッドの製造方法 - Google Patents

母乳パッドおよび母乳パッドの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】様々な乳房の形状に応じた母乳パッドを安価に構成するともに、リラックス時における母乳パッド装着の違和感を解消することを課題とする。
【解決手段】シート2を引き出し方向に沿って折りたたみ、シート2引出し方向の一方と他方とを一定の間隔を空けて略円弧状に切断し、切断部4の一部を閉じることにより、シートが折り返される折りたたみ部5と、折りたたみ部5と対向する部位で開口する開口部6と、折りたたみ部と開口部の左右両方に構成され、折りたたみ部と開口部とを接続する接着部4・4とを有する母乳パッドを構成する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乳児に母乳を与える者が、インナーシャツもしくはブラジャー等に装着して、乳首から漏出する余乳を吸収させるための母乳パッドであり、特に就寝時などのリラックス状態で装着される母乳パッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、母乳パッドは、肌接触側の透水性シートと非肌接触側の不透水性シートとの間に吸水性物質を介在させて、これらを乳房状に形成したものが多い。これらは、主にブラジャーで肌に密着させて使用するもである。
【0003】
そして、人それぞれに乳房の形状が異なることから、複雑な立体形状によりより乳房にフィットした母乳パッドが求められてきた。
そこで、母乳パッドを使用者の乳房にフィットさせるために、吸収材料を円形に裁断すると共に円形の一部又は全周部に絞りを形成し、乳房にフィットさせることを目的としている。
そこで、略三角形状で、外周縁からパッド本体の中心方向に向けスリットを切断し、任意の角度で相互に重合係着させることにより保型パッドを形成し、保型パッドの裏側に使い捨てパッドを着脱自在するものが知られている。これは、使用者が乳房の形状にあわせて自由に変形させてるものである(例えば、特許文献1を参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−194603号
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような母乳パッドは大掛かりなものであり、実際に乳房の形状に合わせることは、育児で疲労している者にとっては負担に感じられる場合もある。
さらに、外出する用事がない日や、自宅においてリラックスする場合においては、乳房にフィットする母乳パッドよりも、乳房に対してゆったりとした母乳パッド、もしくは乳房より大き目の母乳パッドによりパッドのズレを気にすることなく装着できるものが望まれている。
特に、就寝時においては、従来の母乳パッドでは乳房へのフィットを目的としているため、乳房よりずれた場合には乳頭より漏れ出る母乳を十分に吸収し難いものであり、夜用の母乳パッドとしては不適切なものである。さらに、就寝時においては母乳パッドの取り替えまでの時間が長くなるため、母乳を多く吸収するものが望まれる。
すなわち、軽量であり、薄く、就寝時の乳房の変形にも対応し、母乳の吸収量の多い母乳パッドであり、製造に係る費用が少ないものが望まれるものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決すべく、本発明は次のような手段を用いる。
請求項1に記載のごとく、シートを引き出し方向に沿って折りたたみ、シート引出し方向の一方と他方とを一定の間隔を空けて略円弧状に切断し、切断部の一部を閉じることにより母乳パッドを構成する。
【0007】
請求項2に記載のごとく、シートが折り返される折りたたみ部と、折りたたみ部と対向する部位で開口する開口部と、折りたたみ部と開口部の左右両方に構成され、折りたたみ部と開口部とを接続する接着部とにより、母乳パッドを構成する。
【0008】
【発明の実施の形態】
[第一実施例] 次に、本発明の実施の形態について図を用いて説明する。
図1は母乳パッドの装着状態を示す図である。
図1に示すごとく、母乳パッド1は個々の乳房に装着されるものである。母乳パッド1は略お椀型をしており、乳房を覆う状態で装着されるものである。望ましくは、母乳パッド1は乳房より大きく構成され、乳房に対してゆったりとした装着感をあたえるものである。母乳パッド1は乳房に対してルーズフィットした状態となるので、母乳パッド1が乳房に対して位置がずれても乳房が母乳パッド1で覆われる。これにより、乳首が母乳パッド1よりはみ出して母乳が衣服に付着するのを防止する。
また、母乳パッド1を乳房に対して横長のお椀形状とすることにより、就寝時における母乳パッドのズレに関係なく、母乳を母乳パッド1により吸収することが可能となる。
【0009】
次に、母乳パッド1の製造方法について説明する。
母乳パッド1はシートを引き出し方向に沿って折りたたみ、シート引出し方向の一方と他方とを一定の間隔を空けて略円弧状に切断し、切断部の一部を閉じることにより構成される。そして、引き出したシートを折りたたんで、端を一致させる。折りたたまれたシートを、側面視において平坦部を有する半円状もしくは楕円形状に切断する。さらに、切断部の一部もしくは全部を接着することにより母乳パッドを製造するものである。
【0010】
図2は母乳パッドの製造工程の一例を示す模式図である。
母乳パッド1はシート2を切断成形し、縁部を接着することにより構成されるものである。まず、図2に示すごとく、シート2を引き出し方向に沿って、半分に折りたたむ。そして、折りたたんだ状態のシート2を、切断接着装置3により、略扇状に切断し、切断により円弧状に構成された縁部を接着するものである。
母乳パッド1において、折りたたんだ部分が先端部となり、切断前のシート2の縁部が乳房の根元部分に当接する部位となる。折りたたんだ部位よりシート2の縁部にかけて接着を行うことにより、カップ状の母乳パッドを構成するものである。このように、シート2から容易に母乳パッド1を構成できるものである。
【0011】
図3は母乳パッド成形過程を示す図、図3(a)は引き出されたシートを示す図、図3(b)は半分に折りたたまれたシートを示す図、図3(c)は切断成形されたシートを示す図、図3(d)は母乳パッドを示す図である。
図3(a)に示すごとく、シート2が取出される。図3(b)に示すごとく、シート2は引き出し方向に沿って折られ、図3(c)に示すごとく、折られた状態で母乳パッド形状に切断される。そして、図3(d)に示すごとく、母乳パッド1が構成される。
【0012】
母乳パッドは、図3(c)に示すごとく、切断された後に切断により構成される縁部を接着されるものである。なお、シートの縁部を切断と同時に接着して、母乳パッド1を構成することも可能である。
このように、シート2を折りたたみ、切断し、縁部を一定幅で接着することにより、容易に母乳パッド1を構成することができるものである。シート2を二つ折りにして構成することにより、シート2の切断部分の長さを短く構成できるとともに、接着部分の長さも短くできる。これにより、成形の品質を向上し、接着に係るエネルギーもしくは接着剤の量を低減できる。
そして、シート2を切断する形状を変更することにより、容易に母乳パッド1のサイズを調節することが可能となるものである。このため、様々なサイズの母乳パッド1を容易に、且つ速く、しかも安価に製造することが出来るものである。例えば、シート2を切断する間隔を変更することにより、容易に母乳パッドの幅を調節可能となる。
【0013】
次に、母乳パッド1の構成について、図4を用いて説明する。
母乳パッド1は、シートが折り返される折りたたみ部と、折りたたみ部と対向する部位で開口する開口部と、折りたたみ部と開口部の左右両方に構成され、折りたたみ部と開口部とを接続する接着部とにより構成される。開口部はシートを折りたたむ際に側部を合わせた部分である。そして、母乳パッド1の左右側部に外に凸の接着部を構成するものである。
【0014】
図4はシートより成形された母乳パッド1の側面図である。
母乳パッド1はシート2の折り返し部により構成される先端部5、先端部5と反対側に構成される縁部6、そして、先端部5と縁部6との間に構成される接着部4とにより構成される。
図4に示すごとく、母乳パッド1は略扇形状に構成されている。図4において、母乳パッド1の先端部5はシート2の折り返し部により構成されるものであり、先端部5の左右上側部には接着部4・4が構成されている。接着部4は母乳パッド1の側部を閉じるものであり、2枚重ねと成った縁部6をひろげることにより、母乳パッド1を、おわん状、ドーム状に構成できる。
先端部5はシート2により接続部や折り目なく構成されるので、乳房の乳首が当接する場合に、刺激を与えにくく構成されるものである。また、乳房の基部には接着部の無い縁部6の内側面が当接するので、乳房に与える刺激が少ない。さらに、接着部4は柔らかく構成されたシート2の内側面同士を向かい合わせて接着するので、乳房側に接着した部位の突出が無く乳房に与える刺激を少なくできる。
【0015】
次に、図5を用いて、母乳パッドの広げ方について説明する。
図5は母乳パッドのひろげ方を示す模式図である。
母乳パッド1は図5(a)に示すごとく、縁部6・6同士を閉じた状態となっている。この母乳パッド1の縁部6を開き、図5(b)に示すごとく、母乳パッド1を略円錐形状に構成する。そして、先端部5を内側へ押し込むことにより、図5(c)に示すごとく、母乳パッド1をお椀型もしくはカップ形状に構成することができるものである。
図5(c)に示すごとく、先端部5を内側に押し込み、先端部5を平たく構成することができるものであり、接着部4と先端部5との境界部分においては、母乳パッド1が外側に折れ込んだ状態となり、母乳パッド1の内側には突出部が形成されない。これにより、母乳パッド1の装着により乳房に与える刺激を最小限に抑制することができるものである。
【0016】
次に、母乳パッドを構成するシートの構成について説明する。
図6はシートの構成を示す断面図である。
母乳パッド1を構成するシート2は、図6に示すごとく、2層構造となっている。外側は、フィルム層11により構成され、フィルム層11は防水フィルムもしくは湿透性防水フィルムにより構成される。フィルムの例をあげると、ポリエチレンフィルム、ポリエステルフィルム等を用いることができる。内側は、吸水性の高い素材により構成された吸水層12により構成されている。吸水層12を構成するものとしては、不織布や親水性の多孔性素材より、母乳の吸収性や保持性、肌触りにより適宜選択することができるものである。例えば、綿繊維の不織布を用いることにより、やわらかい肌触りと母乳の吸収保持能とを両立できる。
【0017】
母乳パッド1を構成するシート2は、フィルム層11と吸水層12とが接着され、一体的に構成されたものを利用することも可能であり、母乳パッド1の縁を切断接着する際に、フィルム層11と吸水層12とを構成するそれぞれのシート状部材を接着して構成することも可能である。
本実施例においては、シート2はフィルム層11と吸水層12とが一体的に構成されており、吸水層12に接着剤が分散されている。これにより、シート2を切断するとともに、端部を容易に接着することができるものである。接着の方法には、超音波接着や溶着など様々なものを用いることが可能である。特に、超音波接着を用いることにより、内面である吸水層12の肌触りを変えることなく、母乳パッドを構成することが出来るものである。
【0018】
シート2を2層構造とすることにより、シート2により構成された母乳パッド1に高い柔軟性をもたせることが可能であるとともに、軽く構成して使用時の違和感を大きく低減できる。そして、高いコストパフォーマンスを実現することができ、安価にかつ短時間に製造可能となるものである。
なお、シートの端部を切断し、接着することが可能であれば、シートの層を多層構造とすることも可能である。例えば、シートを3層構造とし、外面を防水フィルムにより構成し、内面をポリエチレン等により形成した不織布により構成し、その間に吸水性ポリマーなどの吸水剤を保持することも可能である。
【0019】
[第二実施例]
次に、母乳パッドの第二実施例について説明する。
図7は第二実施例である母乳パッドの構成過程を示す図である。
第二実施例である母乳パッドの構成例について、図7を用いて説明する。まず、図7(a)に示すごとく、シート2を引き出し、図7(b)に示すごとく、シート2において吸水層が内側になるようにシート2を側部を一致させるように折りたたむ。さらに、図7(c)に示すごとく、折り込んだ部分をさらに反対側に折り込む。すなわち、外面側より山折りとなった部分を谷折りにする。図7(c)においてはシート2の下部が断面視W字状に折られるものである。シート2はこの状態のまま、図7(d)に示すごとく、切断接着されて、図7(e)に示すごとく、母乳パッド21が構成されるものである。この状態において、母乳パッド21の先端部15はシート2が4重となっている。これにより、母乳パッド21は4重の先端部と、左右の円弧状の接着部と、平坦な開口部とにより構成されるものである。
【0020】
次に、第二実施例である母乳パッド21の構成について説明する。
図8は第二実施例である母乳パッドの側面図である。
母乳パッド21はシート2の折り返し部により構成される先端部15、先端部15と反対側に構成される縁部6、そして、先端部5と縁部6との間に構成される接着部4とにより構成される。
図8に示すごとく、母乳パッド21は略扇形状に構成されている。母乳パッド21の先端部15はシート2の折り返し部により構成されるものであり、先端部15の左右上側部には接着部4・4が構成されている。接着部4は母乳パッド21の側部を閉じるものである。そして、2枚重ねと成った縁部6をひろげることにより、母乳パッド21を、おわん状もしくはドーム状に構成できる。
【0021】
先端部15は、シート2を2回折り返すことにより構成されるものであり、シート2により接続部や折目なく構成される。このため、先端部15の内側には突出部が無く、乳房の乳首が母乳パッド21の内側に当接する場合に、刺激を与えにくく構成されるものである。また、乳房の基部には接着部の無い縁部6の内側面が当接するので、乳房に与える刺激が少ない。さらに、接着部4は柔らかく構成されたシート2の内側面同士を向かい合わせて接着するので、乳房側に接着した部位の突出が無く乳房に与える刺激を少なくできる。
【0022】
次に、図9を用いて、第二実施例である母乳パッドの広げ方について説明する。
図9は第二実施例である母乳パッドのひろげ方を示す模式図である。
母乳パッド21は図9(a)に示すごとく、縁部6・6同士を閉じた状態となっている。この母乳パッド21の縁部6を開き、先端部15を外側へ押し出すことにより、図9(b)に示すごとく、母乳パッド21をお椀型もしくはカップ形状に構成することができるものである。
【0023】
図9(b)に示すごとく、2回折り返した先端部15を外側に押し出し、先端部15を平たく構成することにより、先端部15内側において、簡便に立体的であるとともに滑らかな曲線をえがくことができ、乳首への刺激の少ない、乳房にやさしい母乳パッド21を構成できるものである。
また、接着部4と先端部5との境界部分においては、母乳パッド21の内側より見た場合に、シート2が外側に折れ込んだ状態となり、母乳パッド1の内側には突出部が形成されない。これにより、母乳パッド1の装着により乳房に与える刺激を最小限に抑制することができるものである。
【0024】
次に、図10を用いて、広げた状態の第二実施例について説明する。
図10は広げた状態の母乳パッドを示す図、図10(a)は乳房に装着した状態を示す母乳パッドの側面断面図、図10(b)は広げた状態の母乳パッドの正面図である。
母乳パッド21は広げた状態において、図10に示すごとく、先端部15が平らに構成されるとともに、母乳パッド21の側部を構成する傾斜部16と滑らかに接続している。このため、乳房の乳首が母乳パッド21内において、突出部に接触することがない。さらに、母乳パッド21を横長に構成するとともに、先端部15も横方向に長く構成することにより、母乳パッドが対応可能な乳房形状に幅をもたせることができる。そして、乳房の位置がずれた場合によいても、乳首が先端部15の近傍に位置することとなり、装着者が違和感を感じにくく、乳首をやさしく覆うことができる。
【0025】
次に、母乳パッドに位置保持手段を取付けた構成について説明する。
図11は位置保持手段を設けた母乳パッドの構成を示す図である。図11(a)は母乳パッドの側面図、図11(b)は同じく正面図である。
母乳パッド21に位置保持手段として粘着テープ22を装着した構成について説明する。母乳パッド21の正面下部には、粘着テープ22が貼り付けられており、この粘着テープにより母乳パッド21をTシャツもしくはブラジャー等の下着に取付けるものである。
母乳パッド21の未使用状態において、粘着テープ22の表面にはシールが貼られており、粘着テープ22の粘着を阻止している。使用時には、シールを取り除き、粘着テープ22により母乳パッド21を下着などに貼り付けるものである。これにより、母乳パッド21の下着に対する位置を保持させることができ、母乳パッド21により乳房を覆うことが出来るものである。
位置保持手段としては、粘着テープの他に面ファスナーやクリップなどを用いて、下着などに対して位置を保持可能なものであればよい。
【0026】
[第三実施例]
次に、母乳パッドの第三実施例について説明する。
図12は第三実施例である母乳パッドの構成を示す斜視図である。
第三実施例において、母乳パッド31は二つの乳房を1つの母乳パッドにより覆うように構成されたものである。母乳パッド31の横幅は、ほぼ肩幅程度となっており、1つの母乳パッド31により二つの乳房もしくは、二つの乳首を覆うことが可能となっている。
母乳パッド31の構成方法としては、上記の第一もしくは第二実施例において示した製造工程において、接着するは端部間の間隔を長くすることにより、容易に構成できるものである。
第三実施例に示すごとく、母乳パッド31を構成することにより、母乳を吸収する面積を大きくし、母乳の吸収性能および保持性能を向上させるとともに、乳房をゆったりと覆うことができる。
【0027】
[第四実施例]
次に、第四実施例について、図13および図14を用いて説明する。
図13は第四実施例の製造過程を示す模式図、図14は第四実施例である母乳パッドの広げ方を示す模式図である。
第四実施例においては、シート2の両側部を引き出し方向に沿って折りたたみ一定間隔で切断し、端部の2枚重ねになった部分を接着することにより、母乳パッド42を構成するものである。
まず、シート2を引き出し、延出方向に沿って、図13(a)に示すごとく、左右両端部を同一方向に折り込む。そして、シート2を折りたたんだ状態で一定間隔で切断する。切断形状は、本実施例においては図13(b)に示すごとく、端部の切断形状を一定の間隔をおいて互いに向かいあう円弧状にする。この他にも広げた状態で、乳房を包み込むことの可能な形状であればよい。そして、折りたたんだシート2を切断することにより、図13(c)に示すごとく、母乳パッド42が構成される。母乳パッド42において、折りたたまれて2重に構成した部位の端部を切断部に沿って接着し、接着部41を構成する。これにより、母乳パッド41には2つの袋状部分を有する構成となるものである。
このように、構成された母乳パッド42を、図14(a)に示すごとく、中央部を折り返された部分のある方から押し広げることにより、図14(b)に示すごとく、母乳パッドを略お椀状に構成することができるものである。
【0028】
本発明においては、シート状部材を折りたたみ、シート状部材の一部を切り出すとともに、端部の一部を接着などによりとじることで、母乳パッドを構成するものである。このような製造方法において、シート状部材の折り方もしくは切断間隔および切断形状を調節することにより、容易にかつ迅速に様々な母乳パッドを構成することができるものである。これにより、様々な母乳の形状に対応した母乳パッドを安価に製造可能である。
さらに、薄いシートを利用して、母乳パッドを構成することにより、リラックス状態において使用しても違和感を低減できる。このため、就寝時において装着しても、違和感が少ない。また、寝返りなどにより母乳パッドが下敷きとなった場合においても、母乳パッドが薄いシート材により構成されるので、違和感を感じにくいものである。
【0029】
【発明の効果】
請求項1に記載のごとく、シートを引き出し方向に沿って折りたたみ、シート引出し方向の一方と他方とを一定の間隔を空けて略円弧状に切断し、切断部の一部を閉じることにより母乳パッドを構成するので、母乳パッドを容易に製造可能であり、様々な乳房形状に応じた母乳パッドを容易に構成することができる。
【0030】
請求項2に記載のごとく、シートが折り返される折りたたみ部と、折りたたみ部と対向する部位で開口する開口部と、折りたたみ部と開口部の左右両方に構成され、折りたたみ部と開口部とを接続する接着部とにより、母乳パッドを構成するので、単純な構成により母乳パッドを構成できる。広げる前の状態においてコンパクトであり、携帯や持ち運びに便利な母乳パッドを構成できる。シートを薄く構成することにより、母乳パッドをフレキシブルに構成でき、母乳への追従性を向上させ、母乳パッドのずれを防止できる。また、母乳パッドを軽量に構成できるので、リラックス時や就寝時に装着しても違和感を感じにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】母乳パッドの装着状態を示す図。
【図2】母乳パッドの製造工程の一例を示す模式図。
【図3】母乳パッド成形過程を示す図。
【図4】シートより成形された母乳パッド1の側面図。
【図5】母乳パッドのひろげ方を示す模式図。
【図6】シートの構成を示す断面図。
【図7】第二実施例である母乳パッドの構成過程を示す図。
【図8】第二実施例である母乳パッドの側面図。
【図9】第二実施例である母乳パッドのひろげ方を示す模式図。
【図10】広げた状態の母乳パッドを示す図。
【図11】位置保持手段を設けた母乳パッドの構成を示す図。
【図12】第三実施例である母乳パッドの構成を示す斜視図。
【図13】第四実施例の製造過程を示す模式図。
【図14】第四実施例である母乳パッドの広げ方を示す模式図。
【符号の説明】
1 母乳パッド
2 シート
3 切断接着装置
4 接着部5
5 先端部
6 縁部

Claims (2)

  1. シートを引き出し方向に沿って折りたたみ、シート引出し方向の一方と他方とを一定の間隔を空けて略円弧状に切断し、切断部の一部を閉じることにより母乳パッドを構成することを特徴とする母乳パッドの製造方法。
  2. シートが折り返される折りたたみ部と、折りたたみ部と対向する部位で開口する開口部と、折りたたみ部と開口部の左右両方に構成され、折りたたみ部と開口部とを接続する接着部とにより構成されることを特徴とする母乳パッド。
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