JP2004331293A - 紙搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高精度の紙搬送を目的とし、紙搬送駆動源であるステッピングモータを利用することで紙搬送機構を簡素化し、ステッピングモータの入力電流を制御することにより回転動作の不安定、脱調を除き、マイクロステップ駆動させることにより所定回転角以下の分解能で補正することを可能とする。
【解決手段】紙搬送装置において、紙搬送に用いる搬送ローラがステッピングモータにより駆動し、前記搬送ローラを補正するローラとする紙搬送手段と、前記記録用紙の搬送方向の挙動を検出する紙位置検出手段と、前記紙位置検出手段から得られた検出値と基準値を比較する比較手段と、前記比較手段により記録用紙の挙動を補正するように前記ステッピングモータの回転数の制御を行う補正手段と、前記補正手段に応じて、前記ステッピングモータへの入力電流を可変させる入力電流制御手段。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙搬送装置に関し、画像形成に用いる記録用紙が積載されている用紙カセット部または手差しトレイ部から、記録用紙を取り出し画像形成部に搬送し、画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ等に好適な画像形成装置に適応し、記録用紙の搬送を行うことができる紙搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機、プリンタ装置等の画像形成装置では、画像形成に用いる記録用紙が積載されている用紙カセット部から、記録用紙を取り出し画像形成部に搬送し、感光体ドラム等の画像記録媒体を介して記録用紙に転写することで画像形成、印字を行っている。
【0003】
これらの画像形成装置における紙搬送装置において、用紙カセット部から画像形成部までの紙搬送経路は複数の紙搬送用のローラが設置されており、各ローラの駆動源としてはDCモータなどを電磁クラッチで制御する等の方式で行っていた。近年ではステッピングモータを駆動源に使用することで、高精度な紙搬送を行えるようになっている。しかし給紙時の紙のピックアップ、搬送ローラの磨耗、機械的な機構上の誤差等が記録用紙の搬送時の位置ずれを招き、これらが高精度な紙搬送を行う上での障害になっている。従ってこれらの障害をキャンセルする必要がある。
【0004】
この課題に関しては、例えば特開平09−194054号公報に記載されたようなものがある。これは、記録紙の画像形成部の搬送において、少なくとも1つのセンサで紙の前後端を検出もしくは、一対のセンサにより紙の先端の通過時間を検出することにより記録紙の搬送速度を検出し、その検出情報に基づいてステッピングモータの回転速を微調整を行い、記録紙に皺や位置ずれが発生するのを防止するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】
しかし、この場合ステッピングモータの回転速の微調整を行う際にそれに追従する電流制御を施していないために微少時間での回転速の変化、高回転域での回転速の変化などでトルク不足等によるステッピングモータの回転動作の不安定、脱調などを招くという問題や、またステッピングモータの回転角が固定されてしまい任意の分解能で補正することができず所定回転角以下の位置ずれの補正に対応できないという問題がある。一般に、ステッピングモータの分解能は200ステップ/回転(1.8度/ステップ)であり、分解能が最高のモータでも400ステップ/回転(0.9度/ステップ)にすぎない。
【0006】
そこで本発明はこのようなことを鑑みて、上記課題を解決し紙搬送の補正制御を安定させ、任意の分解能で行うことができる紙搬送装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、請求項1記載の発明により画像形成に用いる記録用紙が積載されている用紙積載部から、記録用紙を取り出し画像形成部に搬送する紙搬送装置において、紙搬送に用いる搬送ローラがステッピングモータにより駆動し、前記搬送ローラを補正ローラとする紙搬送手段と、前期記録用紙の搬送方向の挙動を検出する紙位置検出手段と、前記紙位置検出手段から得られた検出値と基準値を比較する比較手段と、前記比較手段により記録用紙の挙動を補正するように前記ステッピングモータの回転数の制御を行う補正制御手段と、前記補正制御手段に応じて前記ステッピングモータへの入力電流を可変させる入力電流制御手段を具備することにより紙搬送方向における高精度な搬送を紙搬送駆動源であるステッピングモータのトルク不足や脱調を招くことなく実現することができる。
【0008】
さらに、前記紙位置検出手段において前記用紙カセット部から画像形成部までの搬送経路で前記補正ローラより上流に設置された少なくとも1点の検出部を有し、1枚毎の給紙開始時刻から検出部への到達時刻までを測定する測定手段と、前記測定手段から得られた検出値と前記基準値との時間差分を出し、この時間差分から前記補正制御手段により前記補正ローラを駆動するステッピングモータへ重畳するパルス数を算出する演算部を有することにより、既存のセンサを用いて記録用紙の位置ずれを検出することができるので前記紙搬送装置の構造を簡素化することができる。
【0009】
さらに、前記入力電流制御手段において前記補正制御手段により前記ステッピングモータの回転数変動に伴う出力トルクの変化に応じて前記ステッピングモータの入力電流値を調整する入力電流調整部を有することにより、微少時間での回転速の変化、高回転域での回転速の変化などにおいても、トルク不足などによる前記ステッピングモータの回転動作の不安定、脱調などを起こさずに良好な補正を行うことができる。
【0010】
さらに、前記入力電流制御手段において前記ステッピングモータの各相における入力電流の比を可変し、前記ステッピングモータの1ステップあたりの回転角を可変する手段を有することにより、ステッピングモータの回転角が固定されることなく更に微小なステップで駆動することができ、任意の分解能で補正制御を行うことができる。
【0011】
さらに、前記補正制御手段において記録用紙のサイズを検出する前記紙検知手段と、サイズに応じて前記補正制御手段に用いるステッピングモータの個数を設定する手段を有することにより、更に大判の記録用紙にも補正制御を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
以下に、本発明を図面に基づいて説明する。
【0013】
図1に本発明の実施例である紙搬送装置を搭載したプリンタの構成を示す。
【0014】
本構成は、CPU5、ROM6、RAM4、の装置制御部1を有しており、その各々はバスを介して接続されている。またその周囲には、本紙搬送装置を駆動させるモータドライバ7、ステッピングモータ8、搬送ローラ9、用紙積載部にある紙サイズを検出する用紙サイズセンサ11、搬送時の紙の挙動をセンスする各給紙センサ10からなる紙搬送制御部2、画像を形成する画像形成制御部3で成り立っており、各々はバスや信号線等で接続されている。
【0015】
装置制御部1において、CPU5は本プリンタ全体のシーケンスの実行、演算を行なうものであり、ROM6はCPU5にシーケンスの実行手順を示すプログラムや、制御に必要な各値をテーブルとして格納しているものである。RAM4は上記プログラムを実行時に一時的にデータを保持するものである。
【0016】
次に、紙搬送制御部2においてモータドライバ7は上記CPU5と信号線を介して接続されており、CPU5の実行命令をうけてモータドライバ7をCPU5で設定された電流値で駆動させ、信号線と電力供給線を介して接続されたステッピングモータ8の各相に駆動電流を供給する。ステッピングモータはギアなどのメカ的要素で接続された搬送ローラ9にその駆動を伝達する。
【0017】
次に、画像形成制御部3において、図2はそれを含むプリンタの構成図である。まず画像信号データに対応するレーザ光を、ポリゴンミラーで主走査方向に走査して感光ドラム202に照射する。感光ドラム202上に形成された静電潜像は、感光ドラム202の反時計方向への回転により、色現像器203や黒現像器204のスリーブ位置に達する。色現像器203および黒現像器204からは、感光ドラム202上の電荷に応じた量のトナーが供給され、感光ドラム202上の静電潜像が現像される。
【0018】
感光ドラム202上に形成されたトナー像は、感光ドラム202の反時計方向への回転により、時計方向に回転する中間転写体205に転写される。中間転写体205への転写は、黒単色画像の場合には中間転写体205の1回転で、フルカラー画像の場合は同4回転で完了する。
【0019】
一方、上段カセット208または下段カセット209からピックアップローラ211または212によりピックアップされ、給紙ローラ213または214により搬送される記録紙は、搬送ローラ215、216及び217によりレジストローラ219まで搬送される。そして、中間転写体205への転写が終了するタイミングで、中間転写体205と転写ベルト206の間に記録紙が搬送される。その後、記録紙は、転写ベルト206により搬送されるとともに中間転写体205に圧着され,中間転写体205上のトナー像が記録紙に転写される。記録紙に転写されたトナー像は、定着ローラおよび加圧ローラ207により加熱および加圧され記録紙に定着される。
【0020】
画像が定着された記録紙は、フェイスアップ排紙口221に排出される。
【0021】
上記構成のプリンタにおいて、本発明の第1の実施例である紙搬送装置の動作を図2のプリンタ構成図、図3のフローチャートを元に説明する。
【0022】
給紙開始とともに図2の上段カセット208に積載されている最上部の記録用紙がピックアップローラ211によりピックアップされる。更に給紙ローラ213の駆動により上記画像形成部の動作に同期して搬送を開始する。そのときの給紙開始時刻を上記RAM上にて保持する。さらに記録用紙が搬送され、給紙センサ218、搬送ローラ215を通り、記録用紙の先端が搬送ローラ217を通り、本実施例での紙位置検出手段に当たる給紙センサ218に到達した時刻を上記RAM4上に格納する。これにより上記RAM4上からバスを介し、本実施例での比較手段に当たる上記CPU5へ各時刻のデータを呼び出し、比較、演算を行なう。この比較手段により設定されている基準値と記録用紙の挙動のずれを検出し、演算により得られたずれの長さに対応して、本実施例の補正制御手段に当たるステッピングモータにおけるパルス数の過不足を算出し、上記過不足を補うようにステッピングモータの回転数を変化させる。またそのときの回転数の変化から生じるトルク変動を安定させるために、ステッピングモータの各相に入力する電流値の設定信号を上記CPU5から本実施例での入力電流制御手段に当たるモータドライバへ送信し、所望の入力電流をステッピングモータへ流す。これにより生成された回転、トルクを搬送ローラ217に伝達することにより紙の挙動が安定性をもって補正される構成になっている。
【0023】
次にこの構成を元にして、図3のフローチャートを用いて説明する。
【0024】
図のように給紙開始動作であるか否かを判断する(ステップS1)。給紙開始である場合、基準の搬送速度に基づいて、補正ローラに当たる搬送ローラの基準モータ周波数f0をRAM4にセットし、CPU5からf0のパルスをモータドライバへ入力する(ステップS2)。また上記基準モータ周波数f0に基づく基準入力電流信号をCPU5からモータドライバに送信し、基準入力電流i0をステッピングモータの各相へ入力する(ステップS3)。このときの時刻をt0とし、CPU5内部のカウンタをスタートさせる(ステップS4)。次に紙位置検出手段に当たるセンサ220に紙先端が到達したか否かを判断する(ステップS5)。センサ220に所定時刻が経過しても紙の到達がセンスできない場合は、エラー表示をプリンタ表示部に表示する(ステップS7)。紙の到達をセンスした場合は、上記カウンタをストップし、そのセンス時刻をt1を検出する。このt1と給紙開始時刻t0の差分t1−t0をROM6内に格納されている所定時刻Tと比較する(ステップS6)。T<t1−t0の場合は、記録用紙の搬送が遅延していると判断し、上記差分t1−t0の値に応じて補正分の周波数Δfを上記CPU5で算出し、上記基準モータ周波数f0に重畳したモータ周波数f1をセット(ステップS8)し、差分t1−t0に基づいた所定時間をモータ周波数f1で駆動させる。またモータ周波数f1に基づいて、その変化に追従するような電流値Δi1を加えた入力電流i1をステッピングモータの各相へ入力する(ステップS9)。
【0025】
次にT<t1−t0でない場合は、次いでT>t1−t0か否かの判断(ステップS10)を行い、T>t1−t0の場合は、記録用紙の搬送が早いと判断し、遅延している場合と同様に上記差分t1−t0の値に応じて補正分の周波数Δfを上記CPUで算出し、上記基準モータ周波数f0に重畳したモータ周波数f2をセット(ステップS11)し、差分t1−t0に基づいた所定時間をモータ周波数f2で駆動させる。またモータ周波数f2に基づいて、その変化に追従するような電流値Δi2を加えたi2をステッピングモータの各相へ入力する(ステップS12)。またT>t1−t0出ない場合、つまりT=t1−t0のときは、補正動作をしない。これらステップS1〜S12の動作により補正制御を終了させる。
【0026】
(実施例2)
図1、図2の構成を用いて第2の実施例について説明する。
【0027】
図1の本発明の紙搬送装置を搭載したプリンタの構成と図2のプリンタの構成は、第1の実施例と同様であり、説明を省略する。
【0028】
上記構成のプリンタにおいて、本発明の第2の実施例である紙搬送装置の動作を図2の構成図、図5および図4のフローチャートを元に説明する。
【0029】
給紙開始とともに給紙されるカセット(本実施例の場合上段カセット208)に積載されている用紙のサイズを用紙サイズセンサ222で検出する。次に、最上部の記録用紙がピックアップローラ211によりピックアップされる。更に給紙ローラ213の駆動により上記画像形成部の動作に同期して搬送を開始する。そのときの給紙開始時刻を上記RAM4上にて保持する。さらに記録用紙が搬送され、給紙センサ218、搬送ローラ215を通り、記録用紙の先端が搬送ローラ217を通り、本実施例での紙位置検出手段に当たる給紙センサ220に到達した時刻を上記RAM4上に格納する。これにより上記RAM4上からバスを介し、本実施例での比較手段に当たる上記CPU5へ各時刻のデータを呼び出し、比較、演算を行なう。この比較手段により設定されている基準値と記録用紙の挙動のずれを検出し、演算により得られたずれの長さに対応して、本実施例の補正制御手段に当たるステッピングモータにおけるパルス数の過不足を算出する。このときパルス数の分解能以下の距離まで補正できるように、上記CPU5から本実施例での入力電流制御手段に当たるモータドライバへステップモード切替信号を送信する。ステップモード切替信号を受信したモータドライバは、各相の入力電流を図5−4のように切り替えていきマイクロステップ動作を行なう。これは、モータの2つの相に電流を供給して両電流のベクター和に比例する相トルクを発生させるものであり、その際の相電流を制御すれば各ステップをより細かいステップに分割できる。この相トルクが1回転(電気的に360度)すると、モータは正確に4ステップ(1トルクサイクル分)回転する。同様に、相が電気的に22.5度動くとモータは1ステップの25%〔=(22.5/90)×100〕だけ回転する。従って、モータを任意の角度に回転できる。そして、図5−1に示すような電気的に位相が90度違う周期的波形をモータに与えることにより、トルク相の角度を容易に変えられる。
【0030】
例えば、相電流を、
IA=I0cosθe …(1)
IB=I0sinθe …(2)
(θe:電気的位相角)
とおくと、この相電流が発生するトルクは、
TA=KIA=KI0cosθe …(3)
TA=KIB=KI0sinθe …(4)
(K:モータのトルク常数)
となる。式(3),(4)よりベクター加算を行うとモータ軸に発生する全トルクは、
T=KI0 …(5)
となる。
【0031】
ベクター和が図5−3に示すような円を描くように複数の中間レベルの振幅をもつ電流を使ってモータを駆動することによって、図5−2に示すフルステップ(電気的位相角が90度)を数多くのマイクロステップに再分割できる。すなわち速度変動がない細分割が可能である。
【0032】
図5−4の場合、ステップ角はフルステップ時のステップ角と比較して約16分の1である。このステップモードにおいて、過不足を補うようにステッピングモータの回転数を変化させる。これによりフルステップモードでは補正することができなかった微小なずれ量までを入力電流の切替によるマイクロステップモードを用いることでステップ角をより小さいものとし、このステッピングモータの動作を補正ローラ217に伝達することにより紙の挙動が更に正確に補正される構成になっている。
【0033】
次にこの構成を元にして、図4のフローチャートを用いて説明する。
【0034】
図のように給紙開始動作であるか否かを判断する(ステップS13)。給紙開始である場合、給紙する用紙サイズを検出する(ステップS14)。これにより補正制御を行なうモータの個数を決定する(ステップS15)。次に基準の搬送速度に基づいて、補正ローラに当たる搬送ローラの基準モータ周波数f0をRAM4にセットし、CPU5からf0のパルスをモータドライバへ入力する(ステップS16)。また上記基準モータ周波数f0に基づく基準入力電流信号をCPUからモータドライバに送信し、基準入力電流i0をステッピングモータの各相へ入力する(ステップS18)。このときの時刻をt0とし、CPU5内部のカウンタをスタートさせる(ステップS19)。次に記録用紙の搬送に伴い、紙位置検出手段に当たるセンサ1に紙先端が到達したか否かを判断する(ステップS20)。センサ220に所定時刻が経過しても紙の到達がセンスできない場合は、エラー表示をプリンタ表示部に表示する(ステップS22)。紙の到達をセンスした場合は、上記カウンタをストップし、そのセンス時刻をt1を検出する。このt1と給紙開始時刻t0の差分t1−t0をROM6内に格納されている所定時刻Tと比較する(ステップS21)。T<t1−t0の場合は、記録用紙の搬送が遅延していると判断し、ステップモードをフルステップモードからマイクロステップモードへ切り替える(ステップS23)。上記差分t1−t0の値に応じて補正分の周波数Δfを上記CPU5で算出し、上記基準モータ周波数f0に重畳したモータ周波数f1をセット(ステップS24)し、またモータ周波数f1に基づいて、その変化に追従するような電流値Δi1を加えた入力電流i1をステッピングモータの各相へ入力する(ステップS25)。さらに差分t1−t0に基づいた所定時間をモータ周波数f1でステップSにより決定した個数(大判サイズの場合は複数のローラ)を同時に駆動させる。
【0035】
次にT<t1−t0でない場合は、次いでT>t1−t0か否かの判断(ステップS26)を行い、T>t1−t0の場合は、記録用紙の搬送が早いと判断し、遅延している場合と同様にステップモードをフルステップモードからマイクロステップモードへ切り替える(ステップS27)。上記差分t1−t0の値に応じて補正分の周波数Δfを上記CPU5で算出し、上記基準モータ周波数f0に重畳したモータ周波数f2をセット(ステップS28)し、またモータ周波数f2に基づいて、その変化に追従するような電流値Δi2を加えた入力電流i2をステッピングモータの各相へ入力する(ステップS29)。さらに差分t1−t0に基づいた所定時間をモータ周波数f2で同様にステップSにより決定した個数を同時に駆動させる。またT>t1−t0出ない場合、つまりT=t1−t0のときは、フルステップモードのままモータを駆動させ補正動作をしない。これらステップS13〜S29の動作により補正制御を終了させる。
【0036】
【発明の効果】
以上により、紙搬送駆動源であるステッピングモータを利用することで、紙搬送補正機構を簡素化でき、また前記ステッピングモータの入力電流を制御することにより補正制御時の回転動作の不安定、脱調を招くことなく良好な補正制御が行なえ、またマイクロステップ駆動させることにより所定回転角以下の分解能で補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙搬送装置を搭載したプリンタの構成図。
【図2】本発明の画像形成制御部を含んだプリンタの断面図。
【図3】第1の実施例における本発明のフローチャート。
【図4】第2の実施例における本発明のフローチャート。
【図5】(5−1)マイクロステップ動作の相電流の説明図。
(5−2)フルステップ動作の説明図。
(5−3)マイクロステップ動作のトルク説明図。
(5−4)マイクロステップ動作の実際の電流制御図。
【符号の説明】
1 装置制御部
2 紙搬送制御部
3 画像形成制御部
4 RAM(装置制御部)
5 CPU(装置制御部)
6 ROM(装置制御部)
7 モータドライバ(紙搬送制御部)
8 ステッピングモータ(紙搬送制御部)
9 搬送ローラ(紙搬送制御部)
10 給紙センサ(紙搬送制御部)
11 用紙サイズセンサ(紙搬送制御部)

Claims (5)

  1. 画像形成に用いる記録用紙が積載されている用紙積載部から、記録用紙を取り出し画像形成部に搬送する紙搬送装置において、紙搬送に用いる搬送ローラがステッピングモータにより駆動される紙搬送手段と、前期記録用紙の搬送方向の挙動を検出する紙位置検出手段と、前記紙位置検出手段から得られた検出値と基準値を比較する比較手段と、前記比較手段により記録用紙の挙動を補正するように前記ステッピングモータにおける回転数の補正制御手段と、前記補正制御手段に応じて前記ステッピングモータへの入力電流を可変させる入力電流制御手段を具備することを特徴とする紙搬送装置。
  2. 前記紙位置検出手段において、前記用紙カセット部から画像形成部までの搬送経路で少なくとも1点の検出部を有し、1枚毎の給紙開始時刻から検出部への到達時刻までを測定する測定手段と、前記測定手段から得られた検出値と前記基準値との時間差分を出し、この時間差分から前記補正制御手段により前記補正ローラを駆動するステッピングモータへ重畳するパルス数を算出する演算部を有することを特徴とする請求項1記載の紙搬送装置。
  3. 前記入力電流制御手段において、前記補正制御手段により前記ステッピングモータの回転数変動に伴う出力トルクの変化に応じて前記ステッピングモータの入力電流値を調整する入力電流調整部を有することを特徴とする請求項1〜2記載の紙搬送装置。
  4. 前記入力電流制御手段において前記ステッピングモータの各相における入力電流の比を可変し、前記ステッピングモータの1ステップあたりの回転角を可変する手段を有することを特徴とする請求項1〜3記載の紙搬送装置。
  5. 前記補正制御手段において、記録用紙のサイズを検出する前記紙検知手段と、サイズに応じて前記補正制御手段に用いるステッピングモータの個数を設定する手段を有することを特徴とする請求項1〜4記載の紙搬送装置。
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