JP2003312900A - シート搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置および画像形成装置

Info

Publication number
JP2003312900A
JP2003312900A JP2002114626A JP2002114626A JP2003312900A JP 2003312900 A JP2003312900 A JP 2003312900A JP 2002114626 A JP2002114626 A JP 2002114626A JP 2002114626 A JP2002114626 A JP 2002114626A JP 2003312900 A JP2003312900 A JP 2003312900A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
stepping motor
skew
detecting
input current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002114626A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoto Yamada
直人 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002114626A priority Critical patent/JP2003312900A/ja
Publication of JP2003312900A publication Critical patent/JP2003312900A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、上記課題を鑑みて、シート搬送の
斜行補正制御を安定させ、任意の分解能で行うことがで
き、また搬送方向の位置ずれを防止したシート搬送装
置、およびこれを備えた画像形成装置を提供することを
目的としている。 【解決手段】 上記課題を解決するために、本発明に係
るシート搬送装置および画像形成装置の代表的な構成
は、シートを搬送しつつ斜行を矯正しうるシート搬送装
置において、シートを搬送する搬送ローラと、前記搬送
ローラを駆動するステッピングモータと、シートの斜行
状態を検出する斜行検出手段と、前記斜行検出手段から
得られた検出値と基準値を比較して、シートの挙動を補
正するため前記ステッピングモータの回転数を制御する
補正制御手段と、前記補正制御手段に応じて前記ステッ
ピングモータへの入力電流を可変させる入力電流制御手
段と、を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートを搬送する
シート搬送装置に関し、特にシートの斜行補正に特徴を
有するシート搬送装置、およびこれを有する画像形成装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、複写機、プリンタ、ファクシ
ミリなどの画像形成装置においては、シートが積載され
ているシートカセット部または手差しトレイ部から、画
像形成部にシートを給送するシート搬送装置が備えられ
ている。このようなシート搬送装置において、シートカ
セット部から画像形成部までのシート搬送経路は複数の
シート搬送用のローラが設置されている。以前は各ロー
ラの駆動源としてDCモータなどを電磁クラッチで制御
する等の方式で行っていたが、近年ではステッピングモ
ータを駆動源に使用することで高精度なシート搬送を行
えるようになっている。
【0003】しかし給送時のシートのピックアップ、搬
送ローラの磨耗、左右の搬送ローラの圧力差、機械的な
機構上の誤差等がシートの搬送時における斜行等の位置
ずれを招き、これらが高精度なシート搬送を行う上での
障害になっている。すなわち、高精度なシート搬送を維
持するためには、これらの機械的な障害による影響を解
消する必要がある。
【0004】この課題に関しては、例えば特開平11-212
055号公報に記載されたような構成が開示されている。
これは、シートの画像形成部の搬送において、シート幅
方向に配置された少なくとも2つの検知手段を有し、前
記検知手段によりシートの左右先端の通過時間を検出す
ることによりシートの斜行状態を検出し、例えば左側が
遅れた状態になると、その検出情報に基づいて左右のス
テッピングモータへの回転速度の指令信号に変換して、
搬送ローラの駆動を変え、右側の駆動ローラの回転速度
を落とすか、あるいは左側の駆動ローラの速度を上げ
る。これによりシートの左右位置の搬送速度が修正さ
れ、シートの斜行が補正されて、シートは正しい姿勢で
送られる、というものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の構成
にあっては、ステッピングモータの回転速の微調整を行
う際にそれに追従する電流制御を施していないため、微
少時間での回転速の変化、高回転域での回転速の変化な
どで、トルク不足等によるステッピングモータの回転動
作の不安定、脱調などを招くという問題がある。またス
テッピングモータの回転角が固定されてしまうため、任
意の分解能で補正することができず、所定回転角以下の
位置ずれの補正に対応できないという問題がある。一般
に、ステッピングモータの分解能は200ステップ/回転
(1.8度/ステップ)であり、分解能が最高のモータでも
400ステップ/回転(0.9度/ステップ)にすぎない。
【0006】また、斜行の補正動作において前記公報に
よれば左右どちらか一方の搬送ローラの駆動を変えるこ
とにより、斜行の状態を補正しているが、これにより例
えば一方の搬送ローラの回転速度を遅らせたのみの場合
は搬送方向のシート位置は全体として遅延をしてしま
い、逆に一方の搬送ローラの回転速度を上げたのみの場
合は搬送方向のシート位置は全体として進んでしまい、
結果的に搬送方向のシート位置のずれを招いてしまう。
【0007】そこで本発明は、上記課題を鑑みて、シー
ト搬送の斜行補正制御を安定させ、任意の分解能で行う
ことができ、また搬送方向の位置ずれを防止したシート
搬送装置、およびこれを備えた画像形成装置を提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るシート搬送装置および画像形成装置の
代表的な構成は、シートを搬送しつつ斜行を矯正しうる
シート搬送装置において、シートを搬送する搬送ローラ
と、前記搬送ローラを駆動するステッピングモータと、
シートの斜行状態を検出する斜行検出手段と、前記斜行
検出手段から得られた検出値と基準値を比較して、シー
トの挙動を補正するため前記ステッピングモータの回転
数を制御する補正制御手段と、前記補正制御手段に応じ
て前記ステッピングモータへの入力電流を可変させる入
力電流制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】[第一実施形態]本発明にかかる
シート搬送装置および画像形成装置の第一実施形態につ
いて、図を用いて説明する。図1は画像形成装置の制御
構成を説明するブロック図、図2は画像形成装置の全体
概略構成図、図3は本実施形態に係るシート搬送装置の
搬送ローラ部の説明図、図4は本実施形態に係る斜行補
正制御を説明するフローチャートである。
【0010】(画像形成装置の制御構成)まず、図1を
用いて画像形成装置の制御構成について説明する。画像
形成装置の装置制御部1は、CPU5、ROM6、RA
M4を有しており、その各々はバスを介して接続されて
いる。装置制御部1の周囲には、シート搬送制御部2が
接続されている。シート搬送制御部2は、シート搬送装
置を駆動させるモータドライバ7、ステッピングモータ
302、搬送ローラ224、シート積載部に積載されたシート
のサイズを検出するサイズ検知手段としてのシートサイ
ズセンサ11、搬送時のシートの挙動を検出する斜行検出
手段としての給送センサ225などを備えている。また装
置制御部1には画像形成手段を制御する画像形成制御部
3で成り立っており、各々はバスや信号線等で接続され
ている。
【0011】装置制御部1において、CPU5は画像形
成装置全体のシーケンスの実行、演算を行なうものであ
り、ROM6はCPU5にシーケンスの実行手順を示す
プログラムや、制御に必要な各値をテーブルとして格納
しているものである。RAM4は上記プログラムを実行
時に一時的にデータを保持するものである。
【0012】シート搬送制御部2において、モータドラ
イバ7は上記CPU5と信号線を介して接続されてお
り、CPU5の実行命令をうけてモータドライバ7をC
PU5で設定された電流値で駆動させ、信号線と電力供
給線を介して接続されたステッピングモータ302の各相
に駆動電流を供給する。ステッピングモータはギアなど
の機械的要素で接続された搬送ローラ224にその駆動を
伝達する。
【0013】画像形成制御部3について、図2を用いて
説明する。まず画像信号データに対応するレーザ光を光
学手段201から発振し、ポリゴンミラーで主走査方向に
走査して感光体ドラム202に照射する。感光体ドラム202
上に形成された静電潜像は、感光体ドラム202の反時計
方向への回転により、色現像器203や黒現像器204のスリ
ーブ位置に達する。色現像器203および黒現像器204から
は、感光体ドラム202上の電荷に応じた量のトナーが供
給され、感光体ドラム202上の静電潜像が現像される。
感光体ドラム202上に形成されたトナー像は、感光体ド
ラム202の反時計方向への回転により、時計方向に回転
する中間転写体205に転写される。中間転写体205への転
写は、黒単色画像の場合には中間転写体205の1回転
で、フルカラー画像の場合は同4回転で完了する。
【0014】一方、上段カセット208または下段カセッ
ト209からピックアップローラ211、212によりピックア
ップされ、給送ローラ213、214により搬送されるシート
は、搬送ローラ215、216、217及び搬送ローラ224a、22
4bによりレジストローラ219まで搬送される。そして、
中間転写体205への転写が終了するタイミングで、中間
転写体205と転写ベルト206の間にシートが搬送される。
その後、シートは、転写ベルト206により搬送されると
ともに中間転写体205に圧着され、中間転写体205上のト
ナー像がシートに転写される。シートに転写されたトナ
ー像は、定着ローラおよび加圧ローラ207により加熱お
よび加圧されシートに定着される。画像が定着されたシ
ートは、フェイスアップ排出口221に排出される。
【0015】図3に示すように、搬送ローラ224a、224
bは、シート幅方向に2つ配設されている。各搬送ロー
ラ224a、224bの搬送方向上流側には、それぞれ斜行検
出手段としての給送センサ225a、225bが配設されてい
る。これらの給送センサ225a、225bがシート幅方向に
配設されることにより、斜行検出手段としての機能を有
している。また搬送ローラ224a、224bにはそれぞれス
テッピングモータ302a、302bが接続され、入力電流制
御手段としてのモータドライバ7a、7bから電流を入
力され駆動する。モータドライバ7a、7bは、補正制
御手段としてのCPU5によって制御される。
【0016】上記構成を有する画像形成装置の斜行補正
制御について、図4のフローチャートを用いて説明す
る。まず、給送開始動作であるか否かを判断する(ステ
ップS1)。給送開始である場合、基準の搬送速度に基
づいてステッピングモータ302a、302bの基準周波数f
0をRAM4にセットし、CPU5からf0のパルスを
モータドライバ7へ入力する(ステップS2)。また上
記基準周波数f0に基づく基準入力電流信号をCPU5
からモータドライバに送信し、基準入力電流i0をステ
ッピングモータの各相へ入力する(ステップS3)。こ
のときの時刻をt0とし、CPU5内部の第二測定手段
としてのカウンタをスタートさせ(ステップS4)、R
AM4上にて保持する。
【0017】次に斜行検出手段としての給送センサ225
a、225bのそれぞれにシート先端が到達したか否かを
判断する(ステップS5)。ここで給送センサ225a、2
25bにシート先端が到達した時刻は、第一測定手段とし
てのCPU5によって検出する。給送センサ225a、225
bに所定時刻が経過してもシートの到達が検出できない
場合は、エラー表示を画像形成装置本体の表示部に表示
する(ステップS6)。
【0018】シートの到達を検出した場合は、上記カウ
ンタをストップし、給送センサ225a、225bにおける各
到達時刻ta、tbを検出する。これらta、tbと給
送開始時刻t0の差分ta−t0、tb−t0を搬送時
間Ta、TbとしてRAM4内に格納する(ステップS
7、S8)。そしてRAM4上からバスを介し、CPU
5へ各時刻のデータを呼び出し、搬送時間Ta、Tbと
ROM内に格納されている所定時刻との比較を行う(ス
テップS9)。
【0019】このように補正制御手段としてのCPU5
により、設定されている基準値とシートの挙動のずれを
検出し、比較演算により得られたずれの大きさに対応し
てステッピングモータにおけるパルス数の過不足を算出
し、この過不足を補うようにステッピングモータの回転
数を変化させることにより、搬送方向の位置ずれを招く
ことなく斜行補正を行うことができる。例えば図3に示
すように、L1の位置において給送センサ225aが給送
センサ225bより先にシート先端を検出し、所定時刻後
にL2の位置にシート先端が来なくてはならない場合、
搬送ローラ224aの搬送ローラの回転速度を落とし、搬
送ローラ224bの搬送ローラの回転速度を上げることに
より、位置L2にて斜行補正することができる。
【0020】また本発明においては、斜行補正の際の回
転数の変化から生じるトルク変動を安定させるために、
ステッピングモータ302a、302bの各相に入力する電流
値の設定信号をCPU5から入力電流制御手段としての
モータドライバ7a、7bへ送信し、所望の入力電流を
ステッピングモータ302a、302bへそれぞれ流す。これ
により生成された回転トルクを搬送ローラ224a、224b
の各ローラに伝達する。このように、斜行補正のために
変動する回転数に応じてステッピングモータへの入力電
流値を制御するよう構成したことにより、ステッピング
モータのトルク不足や脱調を招くことなく、安定性をも
って高精度に斜行補正を行うことができる。
【0021】そこで搬送時間Ta、Tbの値に応じて各
搬送ローラ224a、224b駆動させるステッピングモータ
の補正分の周波数Δfa、Δfbを上記CPU5で算出
し、基準周波数f0に重畳した周波数fa、fbを各々
モータドライバ7a、7bに送信し(ステップS10、1
2)、所定時間ステッピングモータ302a、302bを周波
数fa、fbで駆動させる。このように給送開始から到
達時刻までの時間差分である搬送時間を用いて斜行補正
のために重畳する周波数を算出することにより、シート
搬送装置の構造を簡素化することができる。
【0022】また各周波数fa、fbに基づいて、その
変化に追従するような各電流値Δia、Δibを加えた
入力電流ia、ibをステッピングモータの各相へそれ
ぞれ入力する(ステップS11、13)。なお、Ta、Tb
がそれぞれ所定時刻と一致している場合、若しくは所定
の許容範囲内である場合には、搬送ローラ224a、224b
は補正動作をしない。これらステップS1〜S13の動作
により補正制御を終了させる。
【0023】[第二実施形態]本発明に係るシート搬送
装置および画像形成装置の第二実施形態について、図を
用いて説明する。図5は本実施形態に係るシート搬送装
置の搬送ローラ部の説明図、図6は本実施形態に係る斜
行補正制御を説明するフローチャート、図7はマイクロ
ステップ動作およびフルステップ動作の相電流の説明
図、図8はマイクロステップ動作のトルク説明図および
実際の電流制御図であって、上記第一実施形態と説明の
重複する部分については同一の符号を付して説明を省略
する。
【0024】図5に示すように、本実施形態において
は、シート幅方向に3つの搬送ローラ224a〜c、およ
びこれに対応する検出部としての給送センサ225a〜c
を備えている。また上段カセット208、下段カセット209
などには、不図示のサイズ検知手段を備えており、給送
するシートのサイズを検知可能となっている。
【0025】本実施形態においてはステッピングモータ
302をパルス数の分解能以下の距離まで補正制御できる
ように、CPU5から入力電流制御手段としてのモータ
ドライバ7へステップモード切替信号を送信する。ステ
ップモード切替信号を受信したモータドライバ7は、各
相の入力電流を図8(b)に示すように切り替えていき、マ
イクロステップ動作を行なう。これは、モータの2つの
相に電流を供給して両電流のベクター和に比例する相ト
ルクを発生させるものであり、その際の相電流を制御す
れば各ステップをより細かいステップに分割できる。こ
の相トルクが1回転(電気的に360度)すると、モータ
は正確に4ステップ(1トルクサイクル分)回転する。
同様に、相トルクが電気的に22.5度動くとモータは1ス
テップの25%〔=(22.5/90)×100〕だけ回転する。従っ
て、モータを任意の角度に回転できる。そして、図7(a)
に示すような電気的に位相が90度違う周期的波形をモー
タに与えることにより、相トルクの角度を容易に変化さ
せることができる。
【0026】例えば、相電流を、 IA=I0cosθe …(1) IB=I0sinθe …(2) (θe:電気的位相角) とおくと、この相電流が発生するトルクTAは、 TA=KIA=KI0cosθe …(3) TA=KIB=KI0sinθe …(4) (K:モータのトルク常数) となる。式(3)、(4)よりベクター加算を行うとモ
ータ軸に発生する全トルクは、 T=KI0 …(5) となる。
【0027】ベクター和が図8(a)に示すような円を描く
ように複数の中間レベルの振幅をもつ電流を使ってモー
タを駆動することによって、図7(b)に示すフルステップ
(電気的位相角が90度)を数多くのマイクロステップに
再分割できる。すなわち速度変動がない細分割が可能で
ある。
【0028】図8(b)の場合、ステップ角はフルステップ
時のステップ角と比較して約16分の1である。このよう
に入力電流の切替によるマイクロステップモードを用い
ることでステップ角をより小さいものとすることがで
き、フルステップモードでは補正することができなかっ
た微小なずれ量までも補正することができる。すなわ
ち、ステッピングモータの各相における入力電流の比を
変更し、前記ステッピングモータの1ステップあたりの
回転角を制御することにより、ステッピングモータの回
転角が固定されることなく更に微小なステップで駆動す
ることができ、任意の分解能で補正制御を行うことがで
きるため、シートの斜行を更に正確に補正することが可
能である。
【0029】上記構成を有する画像形成装置の斜行補正
制御について、図6のフローチャートを用いて説明す
る。まず、給送開始動作であるか否かを判断する(ステ
ップS14)。給送開始である場合、給送するシートのサ
イズを検出する(ステップS15)。これにより補正制御
を行なう搬送ローラ224a〜cに接続されたステッピン
グモータを特定する(ステップS16)。
【0030】次に基準の搬送速度に基づいてステッピン
グモータ302a、302bの基準周波数f0をRAM4にセ
ットし、CPU5からf0のパルスをモータドライバ7
へ入力する(ステップS17)。また上記基準周波数f0
に基づく基準入力電流信号をCPU5からモータドライ
バに送信し、基準入力電流i0をステッピングモータの
各相へ入力する(ステップS18)。このときの時刻をt
0とし、CPU5内部の第二測定手段としてのカウンタ
をスタートさせ(ステップS19)、RAM4上にて保持
する。
【0031】次に斜行検出手段としての給送センサ225
a、225bのそれぞれにシート先端が到達したか否かを
判断する(ステップS20)。ここで給送センサ225a、2
25bにシート先端が到達した時刻は、第一測定手段とし
てのCPU5によって検出する。給送センサ225a、225
bに所定時刻が経過してもシートの到達が検出できない
場合は、エラー表示を画像形成装置本体の表示部に表示
する(ステップS30)。
【0032】シートの到達を検出した場合は、上記カウ
ンタをストップし、給送センサ225a、225bにおける各
到達時刻ta、tbを検出する。これらta、tbと給
送開始時刻t0の差分ta−t0、tb−t0を搬送時
間Ta、TbとしてRAM4内に格納する(ステップS
21、S22)。そしてRAM4上からバスを介し、CPU
5へ各時刻のデータを呼び出し、搬送時間Ta、Tbと
ROM内に格納されている所定時刻との比較を行う(ス
テップS23)。
【0033】搬送時間Ta、Tbが所定時刻と一致しな
い場合は、シートの位置が適正でないと判断し、ステッ
プモードをフルステップモードからマイクロステップモ
ードへ切り替える(ステップS24、25)。搬送時間T
a、Tbの値に応じて各搬送ローラ224a、224b駆動さ
せるステッピングモータの補正分の周波数Δfa、Δf
bを上記CPU5で算出し、基準周波数f0に重畳した
周波数fa、fbを各々モータドライバ7a、7bに送
信し(ステップS26、27)、所定時間ステッピングモー
タ302a、302bを周波数fa、fbで駆動させる。また
各周波数fa、fbに基づいて、その変化に追従するよ
うな各電流値Δia、Δibを加えた入力電流ia、i
bをステッピングモータの各相へそれぞれ入力する(ス
テップS28、29)。
【0034】ここで上記動作においてステッピングモー
タ302a、302bを用いて説明したが、本実施形態におい
ては上記説明した如くシート幅方向に3つの搬送ローラ
224a〜cを有している(図5参照)。そして上記斜行
補正動作は、ステップS16においてシートのサイズに応
じて特定したステッピングモータに接続された、いずれ
か2つの搬送ローラを用いて行う。例えば、図5に示す
ようにA4サイズのシートS1の場合には搬送ローラ22
4a、224bの二つの搬送ローラを駆動させて補正制御を
行ない、B4サイズのシートS2の場合には搬送ローラ
224a、224cを駆動させて補正制御を行う。外側の搬送
ローラ224a、224cを用いる場合には、間にある搬送ロ
ーラ224bは従動させる。
【0035】このように、検出したシートのサイズに応
じて、補正制御を行うステッピングモータ(すなわちこ
れに接続された搬送ローラ224a〜c)を選択すること
により、より大判のシートにも補正制御を行うことがで
きる。
【0036】なお、Ta、Tbがそれぞれ所定時刻と一
致している場合、若しくは所定の許容範囲内である場合
には、搬送ローラ224a、224bは補正動作をしない。こ
れらステップS14〜S29の動作により補正制御を終了さ
せる。
【0037】
【発明の効果】上記説明した如く、本発明に係るシート
搬送装置および画像形成装置は、ステッピングモータを
用いることで補正機構を簡素化し、斜行補正の際の回転
動作の不安定や脱調などを招くことなく、搬送方向の位
置ずれを防止し、また任意の分解能で高精度の補正を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の制御構成を説明するブロック図
である。
【図2】画像形成装置の全体概略構成図である。
【図3】第一実施形態に係るシート搬送装置の搬送ロー
ラ部の説明図である。
【図4】第一実施形態に係る斜行補正制御を説明するフ
ローチャートである。
【図5】第二実施形態に係るシート搬送装置の搬送ロー
ラ部の説明図である。
【図6】第二実施形態に係る斜行補正制御を説明するフ
ローチャートである。
【図7】マイクロステップ動作およびフルステップ動作
の相電流の説明図である。
【図8】マイクロステップ動作のトルク説明図および実
際の電流制御図である。
【符号の説明】 1 …装置制御部 2 …シート搬送制御部 3 …画像形成制御部 4 …RAM 5 …CPU 6 …ROM 7 …モータドライバ 11 …シートサイズセンサ 201 …光学手段 202 …感光体ドラム 203 …色現像器 204 …黒現像器 205 …中間転写体 206 …転写ベルト 207 …加圧ローラ 208 …上段カセット 209 …下段カセット 211 …ピックアップローラ 212 …ピックアップローラ 213 …給送ローラ 214 …給送ローラ 215 …搬送ローラ 216 …搬送ローラ 217 …搬送ローラ 219 …レジストローラ 221 …フェイスアップ排出口 224 …搬送ローラ 225 …給送センサ 302 …ステッピングモータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを搬送しつつ斜行を矯正しうるシ
    ート搬送装置において、 シートを搬送する搬送ローラと、 前記搬送ローラを駆動するステッピングモータと、 シートの斜行状態を検出する斜行検出手段と、 前記斜行検出手段から得られた検出値と基準値を比較し
    て、シートの挙動を補正するため前記ステッピングモー
    タの回転数を制御する補正制御手段と、 前記補正制御手段に応じて前記ステッピングモータへの
    入力電流を可変させる入力電流制御手段と、 を備えたことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記斜行検出手段は、シート搬送経路上
    に配置された少なくとも2つの検出部と、夫々の検出部
    においてシートの搬送時刻を測定する第一測定手段とを
    有し、 前記補正制御手段は、前記第一測定手段から得られた夫
    々の検出値の時間差分を算出し、この時間差分から前記
    ステッピングモータの回転数を算出することを特徴とす
    る請求項1記載のシート搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記斜行検出手段は、一枚ごとに給送開
    始から各検出部へ到達するまでの到達時間を測定する第
    二測定手段を有し、 前記第一測定手段から得られた検出値と、前記第二測定
    手段から得られた到達時間との関係により、前記ステッ
    ピングモータの回転数を制御することを特徴とする請求
    項2記載のシート搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記入力電流制御手段は、前記補正制御
    手段による前記ステッピングモータの回転数変動に伴う
    出力トルクの変化に応じて、前記ステッピングモータへ
    の入力電流値を調整することを特徴とする請求項1記載
    のシート搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記入力電流制御手段は、前記ステッピ
    ングモータの各相における入力電流の比を変更し、前記
    ステッピングモータの1ステップあたりの回転角を制御
    することを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  6. 【請求項6】 シートのサイズを検出するサイズ検知手
    段を有し、 前記補正制御手段は、前記サイズ検知手段の検知結果に
    従って制御を行うステッピングモータを特定することを
    特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  7. 【請求項7】 シートを搬送するシート搬送装置と、 前記シートに画像を形成する画像形成手段とを有し、 前記シート搬送装置は、請求項1乃至6のいずれか1項
    記載のシート搬送装置であることを特徴とする画像形成
    装置。
JP2002114626A 2002-04-17 2002-04-17 シート搬送装置および画像形成装置 Pending JP2003312900A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002114626A JP2003312900A (ja) 2002-04-17 2002-04-17 シート搬送装置および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002114626A JP2003312900A (ja) 2002-04-17 2002-04-17 シート搬送装置および画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003312900A true JP2003312900A (ja) 2003-11-06

Family

ID=29533573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002114626A Pending JP2003312900A (ja) 2002-04-17 2002-04-17 シート搬送装置および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003312900A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008201582A (ja) * 2007-01-26 2008-09-04 Canon Inc シート搬送装置、画像形成装置、及び画像読取装置
JP2012503580A (ja) * 2008-09-24 2012-02-09 イーストマン コダック カンパニー シートの位置合わせに対する装置及び方法
US10384893B2 (en) 2017-03-22 2019-08-20 Canon Finetech Nisca Inc. Sheet conveying apparatus, image reading apparatus, and image forming apparatus
JP2019156582A (ja) * 2018-03-14 2019-09-19 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008201582A (ja) * 2007-01-26 2008-09-04 Canon Inc シート搬送装置、画像形成装置、及び画像読取装置
JP2012503580A (ja) * 2008-09-24 2012-02-09 イーストマン コダック カンパニー シートの位置合わせに対する装置及び方法
US10384893B2 (en) 2017-03-22 2019-08-20 Canon Finetech Nisca Inc. Sheet conveying apparatus, image reading apparatus, and image forming apparatus
JP2019156582A (ja) * 2018-03-14 2019-09-19 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9952545B2 (en) Motor control apparatus and image forming apparatus
US11595536B2 (en) Motor control apparatus, sheet conveyance apparatus, and image forming apparatus
JP2019195232A (ja) モータ制御装置、搬送装置、画像形成装置、およびモータ制御方法
US7038404B2 (en) Image forming apparatus
US9961221B2 (en) Motor control apparatus that controls motor based on result of detection by position detection sensor that detects rotational position of rotor of motor, and image forming apparatus
JP4603785B2 (ja) 画像形成装置
JP2003312900A (ja) シート搬送装置および画像形成装置
US20180358913A1 (en) Motor control apparatus, sheet conveyance apparatus, document feeding apparatus, document reading apparatus, and image forming apparatus
JP6980555B2 (ja) モータ制御装置、シート搬送装置及び画像形成装置
US11126128B2 (en) Image forming apparatus
US20200270083A1 (en) Sheet conveying apparatus
JP2017077157A (ja) モータ制御装置及び画像形成装置
JP6576396B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP6569635B2 (ja) モーター制御装置、及び画像形成装置
JP2004331293A (ja) 紙搬送装置
JP6781808B2 (ja) モータ制御装置、シート搬送装置、原稿読取装置及び画像形成装置
JP2020036515A (ja) モータ駆動装置、モータの駆動方法及びプログラム
US11592775B2 (en) Image forming apparatus
US11843341B2 (en) Image forming apparatus having reduced power consumption
US11747759B2 (en) Image forming apparatus having a motor to drive a pickup roller
JP7233987B2 (ja) 画像形成装置
JP2005024616A (ja) 画像形成装置
JP2024001518A (ja) 画像形成装置
JP2022016110A (ja) モータ制御装置
JP2023127148A (ja) 画像形成装置