JP2004331133A - 気密キャップ - Google Patents

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JP2004331133A JP2003127391A JP2003127391A JP2004331133A JP 2004331133 A JP2004331133 A JP 2004331133A JP 2003127391 A JP2003127391 A JP 2003127391A JP 2003127391 A JP2003127391 A JP 2003127391A JP 2004331133 A JP2004331133 A JP 2004331133A
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pouring
cap
cap body
annular
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JP2003127391A
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Yukitomo Yuzuhara
幸知 柚原
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Yoshida Industry Co Ltd
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Yoshida Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】液体を収納する容器の液密性のみならず、気密性も保証することが可能な気密キャップを提供する。
【解決手段】容器4の注出口8に装着され、注出口に連通される中空筒体状の注出筒部9が形成された注出用部材2と、注出筒部に形成された断面U字状の環状溝部14と、注出用部材に着脱自在に被着され、注出筒部に挿抜自在に挿入される中空筒体状の栓体17が形成されたキャップ体3と、栓体に形成され、環状溝部に上下方向移動が規制されつつ嵌脱自在に嵌合されるとともに、表面が環状溝部の表面に当接されて気密シールを形成する断面U字形状の環状条部18と、注出筒部外方に位置させてキャップ体と注出用部材との間に設けられ、環状条部を環状溝部から離脱させるべく注出用部材に対しキャップ体をリフトアップさせる迫り上げ突起20および下向き突起22を有するリフト手段とを備えた。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体を収納する容器の液密性のみならず、気密性も保証することが可能な気密キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ローションやミルクなどの液体を収納する容器に用いられるキャップとして、例えば特許文献1〜3に開示されているものが知られている。これら特許文献1〜3では、容器の注出口周囲に装着される注出用部材に、基端が当該注出口と連通され先端に注出孔を有する中空筒体状の注出筒部を形成するとともに、この注出用部材に上方から被着されるキャップ体に、注出筒部内に上方から挿抜自在に挿入される栓体を形成し、注出用部材からキャップ体を取り外すことにより、容器内の液体を注出孔から取り出すことができ、またキャップ体を取り付けたときには、液体を容器内に液密に保持できるようになっている。そして特に、これら特許文献1〜3では、注出筒部にその内周に沿って形成した段差部に、栓体の外周に形成したリング状突起が係止されるようにして、これによりキャップ体を注出用部材に保持するようにしていた。
【0003】
【特許文献1】
実公平4−20760号公報
【特許文献2】
実公平4−24826号公報
【特許文献3】
実公平4−24827号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特許文献1〜3ではいずれにあっても、注出筒部の段差部は、注出孔側先端部分を小さな内径にするとともに、容器側基端部分を大きな内径とすることによって形成されていた。そして、大きな内径の容器側基端部分に達したリング状突起をその段差部で受け止めて、嵌合状態を維持するようにしていた。このため、キャップ体が上下に押し引きなどされると、リング状突起が段差部下の容器側基端部分で簡単に上下に移動して、栓体が注出筒部に対してガタつき、このため液密性はある程度保証できるものの、気密性までは保証することができないという課題があった。
【0005】
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、液体を収納する容器の液密性のみならず、気密性も保証することが可能な気密キャップを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる気密キャップは、容器の注出口周囲に装着されるとともに、該注出口に連通される中空筒体状の注出筒部が形成された注出用部材と、上記注出筒部にその内周に沿って形成された断面U字状の環状溝部と、上記注出用部材にその上方から着脱自在に被着されるとともに、上記注出筒部に上下方向から挿抜自在に挿入される中空筒体状の栓体が形成されたキャップ体と、上記栓体にその外周に沿って形成され、上記環状溝部に上下方向移動が規制されつつ嵌脱自在に嵌合されるとともに、その表面が該環状溝部の表面に当接されて気密シールを形成する断面U字形状の環状条部と、上記注出筒部外方に位置させて上記キャップ体と上記注出用部材との間に設けられ、上記環状条部を上記環状溝部から離脱させるべく該注出用部材に対し該キャップ体をリフトアップさせるリフト手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
注出用部材にその上方からキャップ体を被着して注出筒部内に栓体を挿入し、断面U字状の環状溝部に、断面U字状の環状条部を嵌合させると、環状条部は環状溝部に対する上下方向移動が規制され、これによって注出筒部に対する栓体、ひいては注出用部材に対するキャップ体のガタつきが阻止されて、これにより液密性、ひいては気密性の向上が図られるとともに、さらにいずれも断面がU字状の環状条部と環状溝部の表面が互いに当接されて気密シールが形成されることにより、さらに気密性を高めることが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明にかかる気密キャップの好適な一実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。本実施形態にかかる気密キャップ1は図1〜図4に示すように、注出用部材2と、これにその上方から着脱自在に被着されるキャップ体3とから主に構成され、容器4に取り付けられる。容器4は、液体を収納する中空筒体状の胴部5と、この胴部5の上部に上方へ向かって窄まる錐体面状に形成された肩部6と、この肩部6の上部に上方へ向かって中空筒体状に形成された首部7とから構成され、首部7には、胴部5内に連通されて液体を注出するための注出口8が形成されている。
【0009】
注出用部材2は、中空筒体状の注出筒部9と、この注出筒部9からその径方向外方へ向かって拡張形成された環状スカート部10とから構成され、スカート部10の内周に形成された凸部11が、首部7の外周に形成された凹部12に係合されることにより、容器4にその注出口8周囲を取り囲んで装着される。
【0010】
注出筒部9は、スカート部10の接合位置を挟んでスカート部10よりも上方へ突出された上方部分の先端に注出孔13が形成されるとともに、スカート部10より下方部分が首部7内に挿着され、これにより注出筒部9は容器4の注出口8と連通される。そして注出筒部9の内周面には、断面U字状に窪ませられた環状溝部14がその内周に沿って形成される。
【0011】
他方、キャップ体3は、平板状の天井部15と、この天井部15から容器4の胴部5の平面外形輪郭に沿って垂下させて形成された中空筒体状の周壁部16とから主に構成される。天井部15中央には、これより中空筒部9に向かって垂下させて、当該中空筒部9に上下方向から挿抜自在に挿入される中空筒体状の栓部17が形成される。この栓部17はこれを径方向に弾性変形自在とするために、その下端が開放されて形成される。
【0012】
この栓部17の外周面には、キャップ体3を注出用部材2に被着した際に環状溝部14と対面する位置に、断面U字状に隆起された環状条部18がその外周に沿って形成され、この環状条部18が環状溝部14に嵌脱自在に嵌合される。そしてこれら環状溝部14と環状条部18との嵌合によって、キャップ体3は注出用部材2に着脱自在に被着される。特にこの環状条部18は、環状溝部14に合致する形態で形成され、これにより環状溝部14との嵌合状態では、当該環状溝部14に対する上下方向移動が規制されるとともに、その隆起された表面が窪まされた環状溝部14の表面に当接され、これにより気密シールが形成される。
【0013】
さらに、キャップ体3と注出用部材2との間には、注出筒部9外方に位置させて、環状条部18を環状溝部14から離脱させるべく、注出用部材2に対しキャップ体3をリフトアップさせるリフト手段が設けられる。このリフト手段は本実施形態にあっては、スカート部10に容器4の肩部6に沿って形成された環状シート部19と、この環状シート部19上に容器4の周方向に沿って等間隔で4つ形成された迫り上げ突起20と、キャップ体3に環状シート部19に向かって天井部15から垂下させて形成された、比較的剛性のある中空筒体状の内筒部21と、この内筒部21の下端にその周方向に等間隔で形成された4つ以上の下向き突起22とから構成される。
【0014】
迫り上げ突起20および下向き突起22はともに、容器4の周方向に沿って上昇し下降するテーパ面20a,22aを備え、図4に示すようにキャップ体3を注出用部材2に対して容器4の周方向へ回転させると、それらのテーパ面20a,22a同士が当接した後、下向き突起22が迫り上げ突起20を乗り越えていき、この乗り越えの際に環状シート部19に対して内筒部21が上昇し、これによってキャップ体3が注出用部材2に対してリフトアップされ、ひいては栓体17の環状条部18が注出筒部9の環状溝部14から離脱されるようになっている。
【0015】
以上の構成を備える気密キャップ1の作用について説明すると、キャップ体3を取り外すときには、キャップ体3を容器4の周方向に回転させる。キャップ体3を回転させると、内筒部21の下向き突起22が環状シート部19の迫り上げ突起20を乗り越えることとなり、この乗り越えによって内筒部21、ひいてはキャップ体3が注出用部材2に対して相対的にリフトアップされる。キャップ体3がリフトアップされると、栓体17が注出筒部9から引き上げられて環状溝部14から環状条部18が離脱され、これによりキャップ体3を注出用部材2、ひいては容器4から取り外すことができる。このようにしてキャップ体3を取り外すことで、容器4の胴部5内の液体を注出孔13から取り出すことができる。
【0016】
他方、キャップ体3を容器4に取り付ける際には、キャップ体3を注出用部材2にその上方から被せて押し下げる。下向き突起22が迫り上げ突起20と干渉しないときはキャップ体3はそのまま下降される一方で、これら突起20,22が突き当たったときには、これら突起20,22はそれらのテーパ面20a,22aに沿ってスライドして、キャップ体3をわずかに回転させ、これにより下向き突起22が迫り上げ突起20を避けて、キャップ体3が下降される。このようにキャップ体3が注出用部材2に対して下降していくのに伴って、栓体17は注出筒部9内に挿入されていき、環状条部18が栓体17の弾性変形を利用して、環状溝部14に嵌合される。
【0017】
そして特に本実施形態にあっては、断面U字状の環状溝部14に、断面U字状の環状条部18を嵌合させた状態では、環状条部18は環状溝部14に対する上下方向移動が規制され、これによって注出筒部9に対する栓体17、ひいては注出用部材2に対するキャップ体3のガタつきが阻止されて、これにより液密性、ひいては気密性の向上を図ることができるとともに、さらにいずれも断面がU字状の環状条部18と環状溝部14の表面が互いに当接されて気密シールが形成されることにより、さらに気密性を高めることができる。
【0018】
【発明の効果】
以上要するに、本発明にかかる気密キャップにあっては、液体を収納する容器の液密性のみならず、気密性も保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる気密キャップの好適な一実施形態を示す一部破断斜視図である。
【図2】図1の気密キャップが閉じられている状態を示す側断面図である。
【図3】図1の気密キャップが開かれた状態を示す側断面図である。
【図4】図1の気密キャップに採用されているリフト手段を示す、容器の周方向に沿う部分拡大展開図である。
【符号の説明】
1 気密キャップ 2 注出用部材
3 キャップ体 4 容器
8 注出口 9 注出筒部
14 環状溝部 17 栓体
18 環状条部 19 環状シート部
20 迫り上げ突起 21 内筒部
22 下向き突起

Claims (1)

  1. 容器の注出口周囲に装着されるとともに、該注出口に連通される中空筒体状の注出筒部が形成された注出用部材と、上記注出筒部にその内周に沿って形成された断面U字状の環状溝部と、上記注出用部材にその上方から着脱自在に被着されるとともに、上記注出筒部に上下方向から挿抜自在に挿入される中空筒体状の栓体が形成されたキャップ体と、上記栓体にその外周に沿って形成され、上記環状溝部に上下方向移動が規制されつつ嵌脱自在に嵌合されるとともに、その表面が該環状溝部の表面に当接されて気密シールを形成する断面U字形状の環状条部と、上記注出筒部外方に位置させて上記キャップ体と上記注出用部材との間に設けられ、上記環状条部を上記環状溝部から離脱させるべく該注出用部材に対し該キャップ体をリフトアップさせるリフト手段とを備えたことを特徴とする気密キャップ。
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