JP2004331125A - 飲料用被抽出材料の抽出バッグへの包装方法 - Google Patents

飲料用被抽出材料の抽出バッグへの包装方法 Download PDF

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Abstract

【課題】抽出バッグの整形及び供給から製品の取出しまでの一連の包装工程を完全に自動化し、包装品質が良好で生産能力の高い飲料用被抽出材料の抽出バッグへの包装方法を提供すること。
【解決手段】給袋工程(イ)〜(ル)にて第1折り目3,3から屈曲させて扁平に折り畳んで縦向き姿勢とされた抽出バッグaを、受渡し工程(ヲ)に間欠停止するグリップ対gに1枚ずつ供給し、充填工程にて(タ)所定量の飲料用被抽出材料を抽出バッグ内に充填し、シール工程(ソ)にて抽出バッグaの枠体の上部と濾紙袋の袋口を封止し、製品の排出工程(ツ)にて製品取り出し装置により抽出バッグを掴んで間欠回転駆動される回転ドラム105の上方に移送してから抽出バッグを落下させ、その回転ドラムに支承される落下抽出バッグaが枠体1の上部を前向きで水平姿勢とされ、ついで、その抽出バッグを搬出手段によって所定位置まで移送させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コーヒー粉末、紅茶・緑茶等の茶葉類である飲料用被抽出材料の抽出バッグへの包装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に飲料用被抽出材料の抽出バッグは、厚紙材料等からなる支持枠の内側に、飲料用被抽出材料、例えばコーヒー粉末の入った濾紙袋を取り付けて袋口を封止し、飲用時に開封して支持枠の一部を拡げることにより濾紙袋が開口するような構造とされている。この種の抽出バッグの例として、特開2002−142990号により開示された「カップ上載置式支持具付抽出バッグ」がある。このような形態の抽出バッグへの飲料用被抽出材料であるコーヒー粉末等を充填し包装する方法については、各コーヒー販売会社にて独自の方法を採用して実施されていると考えられるが、現在のところ公にされていないことから不明である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の飲料用被抽出材料の抽出バッグへの包装方法については、上に述べた理由により不明ではあるが、少なくとも包装作業の一部を自動化して実施されていると思われる。斯様な現状を鑑みて、本件出願人は、自動包装機を利用して特定形態の抽出バッグの整形及び供給から濾紙袋の封止、製品の排出までの一連の工程を完全に自動化することができて、多量生産に適した包装方法を開発するに至った。
【0004】
この発明の目的は、抽出バッグの整形及び供給から製品の取出しまでの一連の包装工程を完全に自動化し、包装品質が良好で生産能力の高い飲料用被抽出材料の抽出バッグへの包装方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために請求項1に記載した発明方法は、移動体に設けられた多数のグリップ対を包装袋の受渡し工程、包装袋の開口工程、充填工程、袋口のシール工程、製品の排出工程等の各工程に間欠停止して移動させ、各グリップ対により包装袋の受渡し工程にて供給される包装袋を吊り下げ状に支持するように構成された包装機を使用する飲料用被抽出材料の抽出バッグへの包装方法であって、
前記包装袋としての抽出バッグについては、中央の縦方向の第1折り目と、その第1折り目の左右位置に縦方向の第2折り目とが形成された前面部材と後面部材とを対向するように設け、その第1折り目の屈曲により扁平に折り畳むことができると共に、それらの第1折り目及び第2折り目により四角形状に展開することができる板状の枠体と、それらの第2折り目から外側に延びるように形成され、かつ、当該第2折り目により折り曲げ自由に設けられた前後一対の支持片と、前記枠体の内面に前面及び後面の一部を貼着され、その枠体の展開によって袋口が開放されるように設けられた濾紙袋とからなり、その濾紙袋及び前記枠体又は該濾紙袋の上部を前記支持片の上端縁から上方に突出させるようにした形態とされ、
前記包装袋の受渡し工程の前工程である給袋工程に、前記濾紙袋の底部を前方にしてほぼ水平姿勢で多数の抽出バッグが重ねて収容されるように設けられたストッカー部と、移送ベルトが整形領域内を直線的に水平方向に間欠移動するように設けられた移送手段と、その移送ベルトの進行方向の終端部に当該方向と直交する方向で対向するように配置された一対の押圧片が接離自在に設けられた姿勢変換手段とを備えた給袋装置を設け、
その給袋工程において、ストッカー部の最下位の抽出バッグを抜取り手段により一枚ずつ吸着して抜き取ってから前記移送ベルト上に前記濾紙袋の底部を前向きにした水平姿勢にて送り込み、前記整形領域にて当該抽出バッグは前記支持片を開かれて当該支持片を枠体の上面と下面に夫々折り込まれ、ついで、吸着手段により該枠体の上面と下面が吸着されて前記袋口を少し開放された状態とされ、その袋口が少し開放された状態の抽出バッグを押し込み手段によって前記姿勢変換手段の押圧片間に挿入し、その押圧片の閉成動作により当該抽出バッグを第1折り目から屈曲させてほぼ扁平に折り畳むと共に該押圧片の回転作動により横向き姿勢から袋口を上にした縦向き姿勢の状態とし、その扁平に折り畳まれて縦向き姿勢の状態とされた抽出バッグを受け渡し手段によって前記包装袋の受渡し工程に間欠停止する前記グリップ対に順次供給するようになし、
前記開口工程において、枠体の左右の下端部を前記グリップ対により挟持された前記抽出バッグの袋口を開口手段によって開放し、
前記充填工程において、所定量の飲料用被抽出材料を充填手段によって前記抽出バッグの濾紙袋内に充填し、
前記シール工程において、前記抽出バッグの枠体の上部と濾紙袋の袋口又は濾紙袋の袋口をシール手段により封止し、
前記製品の排出工程において、製品取り出し装置のクランプ片により前記グリップ対に支持された抽出バッグを掴んで間欠回転駆動される回転ドラムの上方に移送した後、そのクランプ片の釈放動作により該抽出バッグを落下させ、その回転ドラムの係止部に枠体の左右端部が遊嵌されて支承される落下抽出バッグを、当該回転ドラムの回転作動により前記枠体の上部を前向きで水平姿勢の状態とし、ついで、その抽出バッグをその姿勢状態のままで搬出手段によって所定位置まで移送させる、ことを特徴とする。
【0006】
同様の目的を達成するために請求項2に記載した発明は、請求項1に記載の飲料用被抽出材料の抽出バッグへの包装方法において、前記抽出バッグの支持片の折り曲げ部分をプレス手段により加圧して折り癖を付与するようにしたことを特徴とするものである。
【0007】
同様の目的を達成するために請求項3に記載した発明は、請求項1又は2に記載の飲料用被抽出材料の抽出バッグへの包装方法において、前記回転ドラムに支持された前記抽出バッグを振動手段によって振動させることにより前記濾紙袋内の飲料用被抽出材料の均しを施すようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
同様の目的を達成するために請求項4に記載した発明は、請求項1〜3の何れかに記載の飲料用被抽出材料の抽出バッグへの包装方法において、前記製品の排出工程において、前記回転ドラムの上方に移送された前記抽出バッグを、前記クランプ片による釈放動作と同時に送り込み手段によって強制的に回転ドラム内に送り込むようにしたことを特徴とするものである。
【0009】
同様の目的を達成するために請求項5に記載した発明は、請求項1〜4の何れかに記載の飲料用被抽出材料の抽出バッグへの包装方法において、前記製品の排出工程において、前記抽出バッグを前記搬出手段によって包装ラインの後工程に連装されるコンベア上に移送することを特徴とするものである。
【0010】
【発明の効果】
この飲料用被抽出材料の抽出バッグへの包装方法によれば、抽出バッグの整形及び供給から濾紙袋の封止、製品の排出までの一連の包装工程を完全に自動化することができ、生産能力が高く、優れた包装品質を得ることが可能である。加えて、抽出バッグの支持片が折り畳まれてコンパクト化されるので、包装ラインの後工程における個別包装を小形で経済的に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図1は本発明方法を適用したロータリー方式の包装機及びこれに付設された給袋装置の概要を示す平面図、図2は抽出バッグの説明図、図3は第1折り目から屈曲させて扁平に折り畳むと共に支持片を枠体に折り重ねた状態とした抽出バッグの説明図、図4は給袋装置の平面図、図5はストッカー部の側面図、図6は抽出バッグの案内板の説明図、図7は給袋工程の前半部分(イ)〜(ハ)を模式的に示す説明図、図8は給袋工程の中間部分(ニ)〜(ヘ)を模式的に示す説明図、図9は給袋工程の後半部分(ト)〜(ル)を模式的に示す説明図、図10は給袋工程側の抽出バッグを包装袋の受渡し工程に待機するグリップ対に受け渡す状態を模式的に示す説明図、図11は開口工程における抽出バッグの開口状態を模式的に示す説明図、図12は充填工程における充填作業を模式的に示す説明図、図13はシール手段を模式的に示す説明図、図14は製品排出工程にて排出される抽出バッグを水平姿勢として搬送コンベアに移送するまでの状態を模式的に示す説明図である。
【0012】
図1には、本発明の「飲料用被抽出材料の抽出バッグへの包装方法」を適用したロータリー方式の包装機P及びこれに付設された給袋装置Sを示す。図において、その包装機Pは、図示しない回転体に放射方向に設けられた多数の、ここでは10組のグリップ対gを、包装袋としての抽出バッグの受渡し工程(ヲ)、アイドル工程(ワ)、抽出バッグの片つかみ・把持高さの良否検出工程(カ)、抽出バッグの開口工程(ヨ)、充填工程(タ)、アイドル工程(レ)、袋口のシール工程(ソ)、製品の排出工程(ツ)、アイドル工程(ネ)、空袋・不良品排出工程(ナ)の10工程の各工程に間欠停止して移動させ、各グリップ対gにより包装袋の受渡し工程(ヲ)にて給袋装置Sから1枚ずつ順次供給される抽出バッグを吊り下げ状に支持するように構成されている。
【0013】
なお、本発明方法の実施例では、「飲料用被抽出材料」として「コーヒー粉末」を対象としているところ、その他に紅茶・緑茶・ウーロン茶等の茶葉類についても適用することが可能である。
【0014】
コーヒー粉末を充填する抽出バッグaについては、図2及び図3に示すように、厚紙等からなる枠体1に濾紙袋8を一体状に取り付けたものである。
詳しくは、この抽出バッグaは、中央の縦方向の第1折り目3,3と、その第1折り目3,3を中心にしてその左右位置に縦方向の第2折り目4,4とが形成された前面部材2aと後面部材2bとを対向するように設け、第1折り目3,3の屈曲により扁平に折り畳むことができると共に、それらの第1折り目3,3及び第2折り目4,4により四角形状に展開することができる板状の枠体1と、それらの第2折り目4,4から外側に延びるように該枠体1に一体に形成され、かつ、当該第2折り目4,4により折り曲げ自由に設けられると共にコーヒー椀等の口縁部(図示せず)に係合させるための切欠部7を下端側6bに形成した前後一対の支持片6,6と、前記枠体1の内面に前面部及び後面部を貼着し、その枠体1の展開により袋口9が開放されるように設けられた濾紙袋8とからなり、その濾紙袋8及び枠体1の上部1aを支持片6の上端縁6aから上方に突出させるようにした形態に構成されている。なお、その枠体1の上部1aについては、ミシン目5から切り離すことができるように設けられている。
【0015】
抽出バッグの給袋装置Sは、図2に示す抽出バッグaを図3に示す折り畳んだ状態に整形を施し、その扁平に折り畳まれて縦向き姿勢とされた抽出バッグaを、受け渡し手段90によって図10に示す抽出バッグの受渡し工程(ヲ)に間欠停止するグリップ対gに1枚ずつ順次供給するために設けられている。図1に示すように、この給袋装置Sは、包装機Pの長方形の機台11に直交状に配置されており、その機台21に移送手段たるアタッチコンベア22を設けている。そのアタッチコンベア22は、整形領域r内を移送ベルト23が直線的に水平方向に間欠移動するように設けられている。
【0016】
その移送ベルト23の両側には、図6に示す左右一対の下部案内板24a,24aを沿うように配置して機台21に固定している。それらの下部案内板24aの高さについては、移送ベルト23の上面の高さと同じに設ける。24b,24bは下部案内板24a,24aに対応してその上方にほぼ接するように設けられる左右一対の上部案内板である。しかして、抽出バッグaは、下部案内板24aと上部案内板24bとの間に枠体1を介入させて浮き上がらないようにされた状態にて、アタッチコンベア22により整形領域r内を強制的に移送されるように設けられている。
【0017】
図5に示すストッカー部25は、前記アタッチコンベア22の上流側に配置されていて、機台21に立設されたスタンド26の前面側に左右一対のガイドバー27,27を傾斜状に取り付けると共に、それらのガイドバー27から少し間隔を置いて左右一対のガイドプレート28,28を設けている。このストッカー部25には、多数の抽出バッグaが、その支持片6の上端縁6aをガイドバー27に夫々宛がわれ、かつ、支持片6の下端縁6bをガイドプレート28に夫々宛がわれて位置決めされた状態で、前記濾紙袋8の底部を前方にしてほぼ水平姿勢の状態にて積み重ねて収容されるように設けられている。
【0018】
図7において、抽出バッグaのセット工程(イ)には、抽出バッグaの抜取り手段30が設けられている。この抜取り手段30は、ストッカー部25に収容された抽出バッグaの中の最下位の抽出バッグaを、前記ストッカー部25のスタンド26に上下方向に揺動可能に設けられた左右一対のアーム30a,30aの先端に夫々取り付けられた吸盤31,31によって吸着して抜取り、濾紙袋8の底部を前方にしてほぼ水平姿勢の状態にてアタッチコンベア22上に供給するように設けられている。32,32は図示しない駆動機構により押圧自在に設けられた左右一対の押さえ片である。これらの押さえ片32,32は、アタッチコンベア22上に載置される抽出バッグaの支持片6,6の跳ね上がりを防止するために設けられている。
【0019】
印字工程(ロ)では、公知の印字手段33によってセット工程(イ)から移送されて間欠停止する抽出バッグaの所定箇所に賞味期限等の印字が施される。
【0020】
支持片の第1開き工程(ハ)には、図示しない駆動機構により進退自在とされた左右一対の突き当て片35,35が設けられている。それらの突き当て片35,35は、移送ベルト23の進行方向に対して直交する方向で、かつ、該移送ベルト23の両側に配置されている。36,36は上下一対で、かつ、移送ベルト23の両側に配置されていて、図示しない駆動機構により接離自在に設けられた吸盤である。
【0021】
しかして、前記印字を施された抽出バッグaの前後一対の支持片6,6が吸盤36,36によって少し開かれるとほぼ同時に、突き当て片35,35がそれら支持片6,6の間に介入されて当該抽出バッグaの第2折り目4,4の内方部分に当接するまで前進移動する。これにより、それら支持片6,6は、やや開いたV字形状に整形加工される。
【0022】
なお、前記印字工程(ロ)と支持片の第1開き工程(ハ)とは、整形領域rの前後に配置することもできるところ、ここでは、同一箇所に設けている。
【0023】
図8に示す支持片の第2開き工程(ニ)には、左右一対の整形用ブロック38,38が、移送ベルト23の両側に一定間隔を置いて機台21に固定されている。これらの整形用ブロック38,38は、抽出バッグaの支持片6,6を迎え入れ易いように先端の内面を上流側に向かって少し広がるように形成されていると共に、先端から後方の対向面38a,38aを垂直に形成されている。
【0024】
しかして、移送ベルト23により移送される抽出バッグaは、前記下部案内板24aと上部案内板24bとにより拘束されて案内されつつ当該支持片の第2開き工程(ニ)を通過するときに、前工程にて開き癖を付与された支持片6,6の内面が整形用ブロック38,38の対向面38a,38aに強く押し付けられる。これにより、それらの支持片6,6は、180°の角度で上下方向に展開された状態に整形加工される。
【0025】
支持片の折込工程(ホ)には、左右一対の整形片40,40が設けられている。それらの整形片40,40は、移送ベルト23の進行方向に対して直交する方向で、かつ、移送ベルト23の両側に対向状に配置されていて、前記支持片の開き工程(ハ)の突き当て片35の駆動機構と同一の駆動機構により進退自在に設けられている。それらの整形片40,40は、相対向する内面40a,40aをV字形状に形成されている。
【0026】
しかして、抽出バッグaが移送ベルト23により当該支持片の折込工程(ホ)に移送されて間欠停止したときに、整形片40,40が前進移動することにより、当該抽出バッグaの一対の支持片6,6は、枠体1の上面と下面に夫々折り込まれる。
【0027】
図8に示す支持片の加圧工程(ヘ)には、抽出バッグaの支持片6,6の折り曲げ部分を加圧して折り癖を付与するためのプレス手段が設けられている。このプレス手段の上下一対の加圧片42,42は、移送ベルト23を跨ぐようにコ字形状に設けられていて、加圧部42a,42aを対向させるように配置されている。
【0028】
しかして、抽出バッグaが、移送ベルト23により当該支持片の加圧工程(ヘ)に移送されて間欠停止するときに、図示しない駆動機構により加圧片42,42は互いに接近移動して抽出バッグaの支持片6,6の折り曲げ部分を同時に加圧し、ついで、一端離れた後に再び加圧作動してから元位置に復帰移動するように設けられている。
【0029】
図9に示す支持片の開き戻し工程(ト)から袋口の開き工程(チ)までの区間には、左右一対のガイドプレート45,45と、それらのガイドプレート45,45の内方に配置された左右一対のガイドバー47,47とを設けている。ガイドプレート45,45については、移送ベルト23の両側に一定間隔を置いて機台21に固定され、前工程において折り曲げられて移送される抽出バッグaの支持片6,6の外面を摺接させて案内するように設けられている。また、ガイドバー47,47については、先端から中間部までを下流側に向かってほぼV字形に拡がるように形成され、その中間部から後端にいたる部分を前記ガイドプレート45,45に接近させた状態で平行に設けられている。しかして、抽出バッグaの枠体1の上面と下面に折り込まれた支持片6,6の内面をガイドバー47,47に摺接させつつ通過させることにより、それらの支持片6,6を再び上下方向に展開した状態に戻すことができるように設けられている。
【0030】
袋口の開き工程(チ)には、抽出バッグの吸着手段50が設けられる。この吸着手段50は、上下一対のアーム(図示せず)を図示しない駆動機構により上下方向に揺動可能に設け、移送ベルト23の上方に位置する一方のアームの先端に吸盤51を取り付け、該ベルト23の下方に位置する他方のアームの先端で該吸盤51のほぼ両側に対応する位置に一対の吸盤52,52を取り付けている。
【0031】
しかして、抽出バッグaが移送ベルト23により当該袋口の開き工程(チ)に移送されて間欠停止するときに、図示しない駆動機構により吸着手段50のアームが、互いに接近移動して吸盤51と吸盤52,52とによって枠体の上面と下面を真空作用により吸着してから互いに離れる方向に移動することにより、抽出バッグaの袋口9を少しだけ開放させるように設けられている。
【0032】
図9に示すアイドル工程(リ)から抽出バッグの押し込み工程(ヌ)の終端部までの区間には、左右一対のガイドプレート55,55を設けている。それらのガイドプレート55,55は、何れも2枚の薄いプレートを僅かな隙間を設けて重ね合わせるように設けられていて、移送ベルト23の両側に一定間隔を置いて機台21に固定されている。
【0033】
しかして、抽出バッグaが移送ベルト23により移送されて当該アイドル工程(リ)の始端部に進入する際に、支持片6,6は上下方向に開いた状態のままガイドプレート55,55に挿入されるように設けられている。抽出バッグaについては、その支持片6,6の展開状態を維持されつつ、押し込み工程(ヌ)の終端部まで移動案内される。
【0034】
抽出バッグの押し込み工程(ヌ)には、前工程にて袋口9が少し開放された状態の抽出バッグaを後記姿勢変換手段70の固定押圧片75と可動押圧片79との間に挿入させるための押し込み手段60を設けている。図4において、62は機台21に適宜間隔を置いて立設された支柱61a,61bに水平に取り付けられた一対の平行なガイドバーであり、そのガイドバー62には移動板63が移動自由に遊嵌されている。図9に示すように、その移動板63には、伏コ字形の押し込み片65を下端に固定したアクチュエータ64を設けると共に、図示しない駆動機構により往復運動するロッド66の一端が連結されている。
【0035】
図9に示す抽出バッグの折り畳み工程(ル)には、姿勢変換手段70が設けられている。図4に示すように、移送ベルト23の進行方向の終端部には、その進行方向と直交する水平方向とした回転軸71を設け、その回転軸71に固定されたタイミングギア72には、図示しない駆動手段により間欠駆動されるタイミングベルト73が掛け渡されている。
【0036】
74,77は上記回転軸71に対向状に設けられた回転盤である。上記タイミングギア72の側の一方の回転盤74の内方には、4個の固定押圧片75を円周方向に等角度間隔で設けている。また、他方の回転盤77の内方には、4個の可動押圧片79を円周方向に等角度間隔で配置し、かつ、それらの可動押圧片79と一体状に設けられたロッド78を当該回転盤77に遊嵌して軸方向に移動可能に支持するように設けている。それらの固定押圧片75と可動押圧片79とは、各々対向するように配置されていて一対の押圧片を構成している。
【0037】
80は回転軸71の軸心と同心に配置されて回転しないように設けられた円筒カムである。この円筒カム80の周縁のカム面81には、前記ロッド78に取り付けられたカムフォロア82を図示しないコイルバネにより付勢して当接させるように設けられている。
【0038】
しかして、抽出バッグの折り畳み工程(ル)では、袋口が少し開放された状態とされた抽出バッグaが前工程に設けられた押し込み手段60によって固定押圧片75と可動押圧片79との間に挿入されると、姿勢変換手段70の回転軸71が1/4回転だけ間欠駆動される。このとき、姿勢変換手段70の可動押圧片79は、ロッド78が円筒カム80により案内されて内方に移動することにより、固定押圧片75に対して少し隙間を生ずる位置まで前進する閉成動作を生ずる。これにより、固定押圧片75と可動押圧片79により挟持された抽出バッグaは、第1折り目3,3から屈曲されてほぼ扁平に折り畳まれると共に、回転軸71の間欠回転作動により横向き姿勢から袋口9を上にした縦向き姿勢の状態とされる(図3、図8)。
【0039】
固定押圧片75と可動押圧片79との間には、図示しない駆動機構により昇降自在とされた薄板状の押し上げ片83が介装されている。
【0040】
図10において、85,85は互いに接近し又は離隔自在に設けられた一対のガイド片である。それらのガイド片85,85は、抽出バッグaが前記姿勢変換手段70により扁平に折り畳まれて縦向き姿勢の状態とされると同時に、互いに接近移動して押し上げ片83により押し上げられる当該抽出バッグaを案内し、他方、その抽出バッグaが後記受渡し手段90のクランプ片93により掴まれると、後退移動して元位置に戻るように設けられている。
【0041】
受渡し手段90は、包装機Pの機台11に所定角度、ここでは36°の角度範囲を往復回転制御される回転軸91を垂直状に設け、該回転軸91の上端に直交状に固定されたアーム92に、図示しない駆動機構により開閉動作を行なう一対のT字形のクランプ片93,93を設けた構成とされている。なお、この種の受渡し手段として、本件出願人に関わるものが、特開平9−165013号に記載されている。
【0042】
しかして、抽出バッグの受渡し工程(ヲ)では、図10に示すように、扁平に折り畳まれて縦向き姿勢の状態とされた抽出バッグaを、受け渡し手段90のクランプ片93,93によって掴んで当該受渡し工程(ヲ)に間欠停止する包装機Pのグリップ対gに受け渡すように構成されている。
以上により、抽出バッグの給袋装置Sの概要構造及び作動の説明を終える。
【0043】
つぎに、包装機Pの主な工程における作業内容について具体的に説明する。
まず、抽出バッグの開口工程(ヨ)においては、枠体1の左右の下端部をグリップ対gにより挟持された抽出バッグaは、図示しない公知の開口手段の吸盤によって枠体1の中央の前後部を吸着されて外側に引っ張られることにより、図11に示すように袋口9が開放される。図中、95は抽出バッグaの袋口9の内面を清浄にするために該袋口9の上方に臨むように設けられた吸引ノズルである。
【0044】
充填工程(タ)には、充填手段96が設置されている。図12に示すように、図示しない計量手段により計量された所定量のコーヒー粉末が充填手段96の充填漏斗97の挿入により、この工程に間欠停止する抽出バッグaの濾紙袋8内に充填される。
【0045】
シール工程(ソ)には、シール手段たる超音波溶接装置100が設置されている(図13)。この超音波溶接装置100は、アンビルと工具ホーンとの間に被溶着物を挟持して工具ホーンに超音波振動を付与することにより溶着を施す公知の構造とされている。
【0046】
しかして、超音波溶接装置100の開放された状態にあるアンビル101と工具ホーン102との間に抽出バッグaが間欠停止するときに、アンビル101と工具ホーン102とが前進移動して抽出バッグaの枠体1の上部1aを挟持し超音波振動を付与することにより、その上部1aと濾紙袋8の袋口9とが封止されるように構成されている。
【0047】
製品の排出工程(ツ)には、グリップ対gに支持された抽出バッグaの枠体1をクランプ片(図示せず)により掴んで後記回転ドラム105の上方に移送する製品取り出し装置(図示せず)が設けられている。この製品取り出し装置については、前述した受渡し手段90と同様の構成とされるので、詳細な説明を省略する。
【0048】
図1に示すように、回転ドラム105は、製品の排出工程(ツ)に間欠停止するグリップ対gの間の中心を通る仮想線に対して一定角度、ここでは36°だけ変位した方向に回転方向を設定され、包装機Pの回転体の間欠移動動作と同期するように、図示しない駆動手段により間欠回転制御されるように設けられている。107は機台11の上に水平方向に配設された回転ドラム105の回転軸であり、この回転軸107に固定されたタイミングギア108には、タイミングベルト109が掛け渡されている。
【0049】
回転ドラム105は2枚の円形板を小間隔を置いて並設されていて、回転軸107の中心から等角度方向に8箇所に配置された一対の係止部106が外周内方に設けられている。それらの係止部106は、グリップ対gの釈放動作により放出される抽出バッグaの枠体1の左右端部を収めて同バッグaを吊り下げ状に支持することができるように設けられている。なお、回転ドラム105の外周内方には、同ドラム105の回転時に抽出バッグaが係止部106から脱落しないようにするため、円弧状の内端面を沿うように設けた案内板(図示せず)を設ける。
【0050】
図14において、110は前記回転ドラム105の上方に移送された抽出バッグaを、製品取り出し装置のクランプ片による釈放動作と同時に強制的に前記係止部106内に送り込むようにした送り込み手段である。この送り込み手段110には、機台11に固定されるアクチュエータ111の昇降ロッド111aに押え棒112を取り付けている。
【0051】
上記回転ドラム105の側部には、濾紙袋8内のコーヒー粉末の均しを施すための振動手段115を設けている。この振動手段115は、先端にヘッド117が一体に形成された3本のロッド116を図示しない駆動機構により前後方向に移動自在に設け、上記回転ドラム105の側面に穿設された透孔105aにそれらのヘッド117を臨ませるように配置している。
【0052】
しかして、回転ドラム105が間欠停止したときに、振動手段115のロッド116が前後に2回往復運動して当該回転ドラム105に支持された抽出バッグaの側部を叩くことにより、濾紙袋8内のコーヒー粉末の均しを施すように構成されている。
【0053】
120は回転ドラム105の後方に配置された搬出手段である。この搬出手段120は、水平方向に平行に配置された一対のガイドロッド(図示せず)に、上下方向に移動可能なロッド121aを備えたアクチュエータ121を取り付けるスライダ(図示せず)を摺動自由に遊嵌し、そのスライダを図示しない駆動機構により前後方向に移動させるように設けられている。アクチュエータ121のロッド121aの下端部には、L字形の掻き寄せ片122を取り付けている。
【0054】
125は回転ドラム105の後方で、上記掻き寄せ片122の移動方向と同一方向に直線状に配置されたベルト式のコンベアである。このコンベア125の供給端側については、包装ラインの後工程に連装されている。
【0055】
しかして、製品の排出工程(ツ)の後半の搬出工程(ラ)においては、回転ドラム105に支承される落下抽出バッグaを、同ドラム105の回転作動により枠体1の上部1aを前向きで水平姿勢の状態とし、ついで、搬出手段120の下方に移動した掻き寄せ片122の前進移動によって該抽出バッグaをその姿勢状態のままでコンベア125の上に移送し、ついで、掻き寄せ片122を上昇端に移動させて再び回転ドラム105に支承された次の抽出バッグaの位置まで後退移動させるように構成されている。
【0056】
つぎに、本発明の「飲料用被抽出材料の抽出バッグへの包装方法」を工程毎に順を追って説明する。
(1)給袋装置S側のセット工程(イ)において、ストッカー部25には、図2に示す多数の抽出バッグaが濾紙袋8の底部を前方にしてほぼ水平姿勢の状態にて積み重ねて収容される。そこで、ストッカー部25の抽出バッグaは、最下位の抽出バッグaから抜取り手段30の吸盤31,31により一枚ずつ吸着して抜き取られ、アタッチコンベア22の整形領域r内を直線的に水平方向に間欠移動する移送ベルト23上に前記水平姿勢にて供給される。
(2)印字工程(ロ)において、賞味期限等の印字が施される。
(3)支持片の第1開き工程(ハ)において、印字を施された抽出バッグaの前後一対の支持片6,6が突き当て片35,35の介入動作によってやや開いたV字形状に整形加工される。
(4)支持片の第2開き工程(ニ)において、移送される抽出バッグaは、当該工程を通過するときに支持片6,6の内面を整形用ブロック38,38に強く押し付けられる。これにより、支持片6,6は上下方向に展開した状態に加工される。
(5)支持片の折込工程(ホ)において、抽出バッグaは整形片40,40により支持片6,6を開かれて枠体1の上面と下面に夫々折り込まれる。
(6)支持片の加圧工程(ヘ)において、抽出バッグaは、支持片6,6の折り曲げ部分を加圧片42,42によって2回加圧されて折り癖を付与される。
(7)支持片の開き戻し工程(ト)において、移送される抽出バッグaの支持片6,6の内面をガイドバー47,47に接触させつつ通過させることにより、前工程で折り込まれた支持片6,6を再び上下方向に展開させる。
(8)袋口の開き工程(チ)において、抽出バッグaは、その枠体1の上面と下面を吸着手段50の吸盤51,52により吸着されて袋口9を少し開放された状態とされる。
(9)抽出バッグの押し込み工程(ヌ)において、前工程で袋口9を少し開放された状態の抽出バッグaは、押し込み手段60の押し込み片65の前進動作により、姿勢変換手段70の固定押圧片75と可動押圧片79との間に挿入される。
(10)抽出バッグの折り畳み工程(ル)において、前工程で固定押圧片75と可動押圧片79との間に挿入された抽出バッグaは、その可動押圧片79の閉成動作により第1折り目3,3から屈曲されてほぼ扁平に折り畳まれると共に横向き姿勢から袋口9を上にした縦向き姿勢の状態とされる。ついで、その姿勢状態とされた抽出バッグaは、押し上げ片83により所定高さまで持ち上げられる。
(11)抽出バッグの受渡し工程(ヲ)において、扁平に折り畳まれて縦向き姿勢とされた抽出バッグaは、受け渡し手段90のクランプ片93によって掴まれて受渡し工程(ヲ)に間欠停止する包装機Pのグリップ対gに順次供給される。
【0057】
(12)包装機P側の抽出バッグの片つかみ・把持高さの良否検出工程(カ)において、グリップ対gにより掴まれた抽出バッグaの片つかみ・把持高さの良否が検出され、不良の場合にはコーヒー粉末の充填を行なわず、空袋・不良品排出工程(ナ)にてグリップ対gの釈放動作により抽出バッグaを落下させて機外に排出する。
(13)開口工程(ヨ)において、グリップ対gにより挟持された抽出バッグaの袋口9が、開口手段の吸盤の真空吸着動作によって開放される。
(14)充填工程(タ)において、所定量のコーヒー粉末が充填手段96によって抽出バッグaの濾紙袋8内に充填される。
(15)シール工程(ソ)において、抽出バッグaの枠体1の上部1aと濾紙袋8の袋口9とが、超音波溶接装置100の超音波振動を付与されることによって封止される。
(16)製品の排出工程(ツ)において、グリップ対gに支持された抽出バッグaは、製品取り出し装置のクランプ片により掴まれて間欠回転駆動される回転ドラム105の上方に移送されてから、そのクランプ片の釈放動作により落下される。また、抽出バッグaは、そのクランプ片による釈放動作と同時に、送り込み手段110により回転ドラム105の係止部106内に強制的に送り込まれる。
(17)回転ドラム105の係止部106に枠体1の左右端部が遊嵌されて支承される落下抽出バッグaは、当該回転ドラムの回転作動により枠体1の上部を前向きで水平姿勢の状態とされる。また、その回転ドラムの間欠停止時において、回転ドラム105内の抽出バッグaは、振動手段115により側部を叩かれる。これにより、濾紙袋8内のコーヒー粉末の偏りがなくなるように均される。
(18)ついで、製品の排出工程(ツ)の後半の搬出工程(ラ)において、回転ドラム105により水平姿勢とされた落下抽出バッグaは、搬出手段120の掻き寄せ片122の前進移動によりその姿勢状態のままでコンベア125の上に移送される。
かかる一連の包装機P及びこれに付設された給袋装置Sにより、コーヒー粉末を充填した抽出バッグaが効率的に自動的に生産される。
【0058】
因みに、後工程においては、コンパクトな形態とされた抽出バッグaをピロータイプの包装機により不活性ガスを封入して個別包装が行われる。
【0059】
以上に述べた通り、この飲料用被抽出材料の抽出バッグへの包装方法によれば、抽出バッグの整形及び供給から濾紙袋の封止、製品の排出までの一連の包装工程を完全に自動化することができ、生産能力が高く、優れた包装品質を得ることができる。加えて、抽出バッグの支持片が折り畳まれてコンパクト化されるので、包装ラインの後工程における個別包装を小形で経済的に行うことができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を適用したロータリー方式の包装機及びこれに付設された給袋装置の概要を示す平面図
【図2】抽出バッグの説明図
【図3】第1折り目から屈曲させて扁平に折り畳むと共に支持片を枠体に折り重ねた状態とした抽出バッグの説明図
【図4】給袋装置の平面図
【図5】ストッカー部の側面図
【図6】抽出バッグの案内板の説明図
【図7】給袋工程の前半部分(イ)〜(ハ)を模式的に示す説明図
【図8】給袋工程の中間部分(ニ)〜(ヘ)を模式的に示す説明図
【図9】給袋工程の後半部分(ト)〜(ル)を模式的に示す説明図
【図10】給袋工程側の抽出バッグを包装袋の受渡し工程に待機するグリップ対に受け渡す状態を模式的に示す説明図
【図11】開口工程における抽出バッグの開口状態を模式的に示す説明図
【図12】充填工程における充填作業を模式的に示す説明図
【図13】シール手段を模式的に示す説明図
【図14】製品排出工程にて排出される抽出バッグを水平姿勢として搬送コンベアに移送するまでの状態を模式的に示す説明図
【符号の説明】
a・・・抽出バッグ(包装袋)
1・・・枠体 1a・・・枠体の上部
3,3・・・第1折り目
4,4・・・第2折り目
6,6・・・支持片
8・・・濾紙袋 9・・・袋口
S・・・給袋装置
22・・・アタッチコンベア
23・・・移送ベルト
r・・・整形領域
25・・・ストッカー部
30・・・抜取り手段
31・・・吸盤
35,35・・・突き当て片
38,38・・・整形用ブロック
40,40・・・整形片
42,42・・・プレス手段の加圧片
45・・・ガイドプレート
47・・・ガイドバー
50・・・吸着手段
51,52・・・吸盤
60・・・押し込み手段
65・・・押し込み片
70・・・姿勢変換手段
75・・・固定押圧片
79・・・可動押圧片
90・・・受渡し手段
93・・・クランプ片
P・・・包装機
g・・・グリップ対
96・・・充填手段
97・・・充填漏斗
100・・・超音波溶接手段
105・・・回転ドラム
106・・・係止部
110・・・送り込み手段
115・・・振動手段
117・・・ヘッド
120・・・搬出手段
122・・・掻き寄せ片

Claims (5)

  1. 移動体に設けられた多数のグリップ対を包装袋の受渡し工程、包装袋の開口工程、充填工程、袋口のシール工程、製品の排出工程等の各工程に間欠停止して移動させ、各グリップ対により包装袋の受渡し工程にて供給される包装袋を吊り下げ状に支持するように構成された包装機を使用する飲料用被抽出材料の抽出バッグへの包装方法であって、
    前記包装袋としての抽出バッグについては、中央の縦方向の第1折り目と、その第1折り目の左右位置に縦方向の第2折り目とが形成された前面部材と後面部材とを対向するように設け、その第1折り目の屈曲により扁平に折り畳むことができると共に、それらの第1折り目及び第2折り目により四角形状に展開することができる板状の枠体と、それらの第2折り目から外側に延びるように形成され、かつ、当該第2折り目により折り曲げ自由に設けられた前後一対の支持片と、前記枠体の内面に前面及び後面の一部を貼着され、その枠体の展開によって袋口が開放されるように設けられた濾紙袋とからなり、その濾紙袋及び前記枠体又は該濾紙袋の上部を前記支持片の上端縁から上方に突出させるようにした形態とされ、
    前記包装袋の受渡し工程の前工程である給袋工程に、前記濾紙袋の底部を前方にしてほぼ水平姿勢で多数の抽出バッグが重ねて収容されるように設けられたストッカー部と、移送ベルトが整形領域内を直線的に水平方向に間欠移動するように設けられた移送手段と、その移送ベルトの進行方向の終端部に当該方向と直交する方向で対向するように配置された一対の押圧片が接離自在に設けられた姿勢変換手段とを備えた給袋装置を設け、
    その給袋工程において、前記ストッカー部の最下位の抽出バッグを抜取り手段により一枚ずつ吸着して抜き取ってから前記移送ベルト上に前記濾紙袋の底部を前向きにした水平姿勢にて送り込み、前記整形領域にて当該抽出バッグは前記支持片を開かれて当該支持片を枠体の上面と下面に夫々折り込まれ、ついで、吸着手段により該枠体の上面と下面が吸着されて前記袋口を少し開放された状態とされ、その袋口が少し開放された状態の抽出バッグを押し込み手段によって前記姿勢変換手段の押圧片間に挿入し、その押圧片の閉成動作により当該抽出バッグを第1折り目から屈曲させてほぼ扁平に折り畳むと共に該押圧片の回転作動により横向き姿勢から袋口を上にした縦向き姿勢の状態とし、その扁平に折り畳まれて縦向き姿勢の状態とされた抽出バッグを受け渡し手段によって前記包装袋の受渡し工程に間欠停止する前記グリップ対に順次供給するようになし、
    前記開口工程において、枠体の左右の下端部を前記グリップ対により挟持された前記抽出バッグの袋口を開口手段によって開放し、
    前記充填工程において、所定量の飲料用被抽出材料を充填手段によって前記抽出バッグの濾紙袋内に充填し、
    前記シール工程において、前記抽出バッグの枠体の上部と濾紙袋の袋口又は濾紙袋の袋口をシール手段により封止し、
    前記製品の排出工程において、製品取り出し装置のクランプ片により前記グリップ対に支持された抽出バッグを掴んで間欠回転駆動される回転ドラムの上方に移送した後、そのクランプ片の釈放動作により該抽出バッグを落下させ、その回転ドラムの係止部に枠体の左右端部が遊嵌されて支承される落下抽出バッグを、当該回転ドラムの回転作動により前記枠体の上部を前向きで水平姿勢の状態とし、ついで、その抽出バッグをその姿勢状態のままで搬出手段によって所定位置まで移送させる、
    ことを特徴とする飲料用被抽出材料の抽出バッグへの包装方法。
  2. 前記抽出バッグの支持片の折り曲げ部分をプレス手段により加圧して折り癖を付与するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の飲料用被抽出材料の抽出バッグへの包装方法。
  3. 前記回転ドラムに支持された前記抽出バッグを振動手段によって振動させることにより前記濾紙袋内の飲料用被抽出材料の均しを施すようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の飲料用被抽出材料の抽出バッグへの包装方法。
  4. 前記製品の排出工程において、前記回転ドラムの上方に移送された前記抽出バッグを、前記クランプ片による釈放動作と同時に、送り込み手段によって強制的に回転ドラム内に送り込むようにしたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の飲料用被抽出材料の抽出バッグへの包装方法。
  5. 前記製品の排出工程において、前記抽出バッグを前記搬出手段によって包装ラインの後工程に連装されるコンベア上に移送することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の飲料用被抽出材料の抽出バッグへの包装方法。
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