JP2004330865A - 車両用空調装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る車両用空調装置は、赤外線センサと室内温度センサとこれらのセンサの信号に基づいて目標吹出温度を決定する空調吹出温度制御手段を備え、赤外線センサの受光部の視野中央が車室前方から見て運転席と助手席とのほぼ中央に向く部位に赤外線センサを設置すると共に、車室内中央部の赤外線情報、運転席の一部分乃至全体の赤外線情報及び助手席の一部分乃至全体の赤外線情報を検出するように受光部の視野角を設定したことを特徴とする。
【選択図】図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、赤外線センサにて検出した車室内の赤外線情報及び室内温度センサにて検出した車室内温度情報に基づいて車室内の空調制御を行なう車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用エアコンは、外気温度センサ(外気センサ)、室内温度センサ(インカセンサ)、日射センサなどの情報を基に、目標吹出温度を決定して制御を行なっている。
【0003】
しかし、これらの情報では、外気温度、内気温度及び日射量で判断しているため、実際の乗員の感覚と異なることがみられた。
【0004】
そこで、その対策として赤外線センサで車室内を計測し、乗員の温度情報によりエアコンを制御するものが提案されている(例えば特許文献1を参照。)。
【0005】
また、赤外線センサを複数車室内に設置し、それぞれの赤外線センサは車室内の別々の箇所を測定し、その温度勾配にしたがって車室内の温度制御を行なう装置も開示されている(例えば特許文献2を参照。)。
【特許文献1】特開閉11−201822号公報、請求項1及び3
【特許文献2】特開2000−94923号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1の技術ではエアバックシステムの制御も考慮して複数の赤外線検出素子を2次元的に配列したセンサを用いるため、そのセンサのコストが高い。また、複数の赤外線検出素子から得られる情報を熱画像データとして処理するため、データの解析が複雑で車両用空調装置のみを考えた場合に合理的な装置とはいいがたい。また、特許文献2についても複数の赤外線センサの必須が必要であり、コストが高くなってしまう。赤外線センサを用いた技術では、乗員の身長や着衣量の違いによって、快適な空調制御を行なうことが出来なくなる場合が多かった。
【0007】
本発明は、室内温度センサ(インカセンサ)に加え、1個の赤外線センサを用いて、その設置位置並びに受光部の視野角の設定を創意工夫することで、コストアップをせずに実際の乗員の感覚と近い車両用空調装置を提供することを目的とする。すなわち、室内温度センサによる車室内温度情報と車室内の中央部から車室内全体の環境温度を反映している赤外線情報との差を評価することで、室内温度のみならず日射量の影響と風速による内装材の温度低下を確認して快適性を向上させることを目的とする。
【0008】
本発明では、赤外線センサの受光部の視野角を、車室内中央部の赤外線情報、運転席の一部分乃至全体の赤外線情報及び助手席の一部分乃至全体の赤外線情報を検出するように設定する、より具体的には20〜45°に設定することで日射量を赤外線センサで直接測定するのではなく、日射量による乗員の温度変化を測定することで、乗員の感覚に近い空調制御を行なうことを目的とする。赤外線センサの受光部の視野角を上記のように設定することで、視野内に窓ガラスを入れないものである。
【0009】
このように室内温度センサに加えて赤外線センサを用いることで、従来の空調装置で用いられた日射センサ及び日射センサ設置に伴うハーネスを省略して低コスト化を図るものである。
【0010】
また本発明は、赤外線センサと室内温度センサを一体型赤外線−温度センサとすることで、センサ及びこれに必要な配線類の簡素化を図ると共に、室内温度センサによる車室内温度情報と車室内の中央部から車室内全体の環境温度を反映している赤外線情報との差を評価しやすくすることを目的とする。
【0011】
ところで、従来、赤外線センサの受光部には、図1に示すように、赤外線検出素子1と、赤外線検出素子1に向けて赤外線を透過させる赤外線バンドパスフィルタ2とを赤外線を透過しない材質で形成されたケース3内に配置し、さらに赤外線バンドパスフィルタに向けて広範囲から入射してくる赤外線を集光するレンズ4がケース3の蓋と兼用で基板5上に配置されていた。しかし構成部品が多く、赤外線センサは高価であった。本発明では、所望領域から入射してくる赤外線のみを受光させるために、受光部の視野角を所望の角度に設定しなければならない。そこで本発明では、レンズ4に相当する部品を配置せずにレンズフード状のケースを用い、フードの長さ及び開口径を調整することで受光部の視野角を所望角度に容易に設定することが出来る赤外線センサを本車両用空調装置のために提供することを目的とする。
【0012】
本発明では、日射があるときに赤外線センサ温度と室内温度センサ温度との間に温度差が発生することに着目して、この温度差に応じて目標吹出温度を低温側にシフトさせることで、乗員の感覚に近い空調制御を行なうことが可能な本車両用空調装置を提供することを目的とする。
【0013】
本発明では、乗員がやや暑いと感ずるとき、すなわち冷房運転を行なう状況下において、乗員の温冷感と赤外線センサ温度とが相関関係を有することに着目して、冷房運転を行なうときには赤外線センサ温度に基づいて目標吹出温度を設定することで乗員の感覚に近い空調制御を行なう車両用空調装置を提供することを目的とする。
【0014】
本発明では、乗員が寒いと感ずるとき、すなわち暖房運転を行なう状況下において、乗員の温冷感と室内温度センサ温度とが相関関係を有することに着目して、暖房運転を行なうときには室内温度センサ温度に基づいて目標吹出温度を設定することで乗員の感覚に近い空調制御を行なう車両用空調装置を提供することを目的とする。
【0015】
本発明は、外気温度情報を検出する外気温度センサを設けることで、冬に窓が曇りやすくなるときに、フレッシュモード(外気取り込み)とリサーキュレーションモード(室内循環)の切り替えを制御する機能を備えた車両用空調装置を提供することを目的とする。
【0016】
さらに本発明では、後部座席の赤外線情報を検出するために第2赤外線センサを設置することで、乗員の感覚に近い空調制御を行なうデュアルエアコンを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成させるために本発明者は、受光部の視野角を所定角度に設定した赤外線センサを用いて車室内の中央部を含む領域の赤外線情報を検出し、室内温度との温度差を評価し得るように赤外線センサと室内温度センサとを組み合わせることで、日射センサを省略した条件下で実際の乗員の感覚にあった空調制御を行なうことが出来る車両用空調装置を提供できることを見出した。すなわち本発明に係る車両用空調装置は、受光部の視野内の赤外線情報を検出する赤外線センサと、車室内温度情報を検出する室内温度センサと、前記赤外線情報及び前記車室内温度情報に基づいて車室内に吹き出す空調風の目標吹出温度を決定する空調吹出温度制御手段を備え、前記赤外線センサの受光部の視野中央が車室前方から見て運転席と助手席とのほぼ中央に向く部位に前記赤外線センサを設置すると共に、車室内中央部の赤外線情報、運転席の一部分乃至全体の赤外線情報及び助手席の一部分乃至全体の赤外線情報を検出するように前記受光部の視野角を設定したことを特徴とする。
【0018】
また本発明に係る車両用空調装置では、前記赤外線センサを空調パネル面等の車室フロント中央部に設置し、前記受光部の視野角を20〜45°に設定することが好ましい。
【0019】
さらに本発明に係る車両用空調装置では、前記赤外線センサの受光部の視野内に窓ガラスを入れないことが好ましい。
【0020】
本発明に係る車両用空調装置では、前記赤外線センサと前記室内温度センサを、受光部の視野内の赤外線情報を検出する赤外線検出素子と車室内温度情報を検出する室内温度検出素子とを同一基板上に配置した一体型赤外線−温度センサとすることがより好ましい。
【0021】
本発明に係る車両用空調装置では、前記赤外線センサは、赤外線量に応じた信号を出力する赤外線検出素子と、該赤外線検出素子への赤外線の入射角度を規制して受光部の視野角を設定するレンズフード状のケースと、前記赤外線検出素子に向けて赤外線を透過させる赤外線バンドパスフィルタとを具備することが好ましい。
【0022】
本発明に係る車両用空調装置では、前記空調吹出温度制御手段は、赤外線センサ温度と室内温度センサ温度との温度差を算出し、前記温度差に応じて前記目標吹出温度を低温側にシフトさせることが好ましい。
【0023】
本発明に係る車両用空調装置では、前記空調吹出温度制御手段は、冷房運転を行なうときには赤外線センサ温度に基づいて目標吹出温度を設定することが好ましい。
【0024】
本発明に係る車両用空調装置では、前記空調吹出温度制御手段は、暖房運転を行なうときには室内温度センサ温度に基づいて目標吹出温度を設定することが好ましい。
【0025】
また本発明に係る車両用空調装置では、外気温度情報を検出する外気温度センサを設け、外気温度情報に基づいて空調モードをフレッシュモード又はリサーキュレーションモードのいずれかに選択することが好ましい。
【0026】
さらにデュアルエアコンとするためには、受光部の視野中央が後部座席のほぼ中央に向く部位に第2赤外線センサを設置すると共に、後部中央座席の赤外線情報、後部左座席の一部分乃至全体の赤外線情報及び後部右座席の一部分乃至全体の赤外線情報を検出するように前記第2赤外線センサの受光部の視野角を設定し、前記空調吹出温度制御手段は、前記第2赤外線センサの赤外線情報に基づいて後部座席に向けて吹き出す空調風の後部座席目標吹出温度を決定することが好ましい。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下本発明について実施形態を示しながら詳細に説明するが、本発明はこれらの記載に限定して解釈されない。
【0028】
図2〜図11を参照しながら本実施形態に係る車両用空調装置について説明する。図2は、本実施形態に係る車両用空調装置100の構成の一形態を示す概略図である。車両用空気清浄装置100は、空気通路を形成するケース17に、空気吸入口、ブロア12、集塵脱臭フィルタ14、エバポレータ15、ヒータコア21とを備える。
【0029】
また、本実施形態に係る車両用空調装置100は、受光部の視野内の赤外線情報を検出する赤外線センサ22と、車室内温度情報を検出する室内温度センサ23と、外気温度センサ24とを備える。
【0030】
本発明は図1に示した従来の赤外線センサではなく、赤外線入射の視野角を設定できるものが好ましい。赤外線センサ22の詳細な形態の断面概略図を図3に示す。図3の赤外線センサは、赤外線量に応じた信号を出力する赤外線検出素子40と、赤外線検出素子40への赤外線の入射角度を規制して受光部の視野角を設定するレンズフード状のケース41と、赤外線検出素子40に向けて赤外線を透過させる赤外線バンドパスフィルタ42とを具備する。赤外線センサは、基板43上に形成されている。
【0031】
赤外線検出素子40は、サーモパイル型の赤外線検出素子が好ましく、赤外線を吸収して熱に変換する赤外線吸収膜と変換された熱量に応じて熱起電力を発生する熱電対とから構成される。熱気電力からなる電気信号は、マイコン25に送られる。
【0032】
ケース41は、赤外線の入射角度を規制して受光部の視野角を設定するようにレンズフード状とすることが好ましい。図3の赤外線センサは、円筒形状のケースを使用している。円筒体の開口部側を受光部として、視野角を45°に設定したときの場合を示している。図4に赤外線センサの第2形態の断面概略図を示す。図4の赤外線センサのように、円筒体の長さLと開口部の開口径Φを適宜調整することで、受光部の視野角を20°に設定することも出来る。図4の赤外線フィルタは図3の赤外線フィルタと比較して円筒体の長さLを長くすることで視野角を45°から20°へ変更したものである。さらに、図5に赤外線センサの第3形態の断面概略図を示す。図5の赤外線フィルタは図3の赤外線フィルタと比較して開口部の開口径Φを小さくすることで視野角を45°から20°へ変更したものである。本発明では、円筒体の長さLと開口部の開口径Φの少なくともいずれかを調整することで受光部の視野角を自在に設定できる。なお、開口部の形状は、円形、楕円形、矩形のいずれでも良い。ケースは赤外線を透過しない材料で形成する。
【0033】
赤外線バンドパスフィルタ42は、赤外線検出素子40に向けて赤外線透過させるフィルタである。例えば赤外線透過率が高いシリコン製のフィルタが好ましい。図3では赤外線検出素子40の直上に赤外線バンドパスフィルタ42を設置した場合を示した。図6に赤外線センサの第4形態の断面概略図を示す。図6に示すように赤外線バンドパスフィルタ44は、ケースの円筒体の開口部をふさぐように設置しても良い。本発明では、赤外線バンドパスフィルタは、赤外線検出素子に向けて赤外線透過させるのであればその設置位置に限定されない。
【0034】
基板43は、回路基板と兼用することが好ましい。
【0035】
図2の室内温度センサ23は、温度に応じて抵抗値が変化するNTCサーミスタからなり、温度に応じた電気信号を発生する。この電気信号はマイコン25に送られる。室内温度センサ23は車室内に設置する。日射の影響を受けない箇所に設置することが好ましい。
【0036】
本実施形態にかかる車両用空調装置では赤外線センサ22と室内温度センサ23を、図7に示すような受光部の視野内の赤外線情報を検出する赤外線検出素子51と車室内温度情報を検出する室内温度検出素子52とを同一基板53上に配置した一体型赤外線−温度センサとすることが特に好ましい。赤外線検出素子51はサーモパイルであり、室内温度検出素子52はNTCサーミスタであることが好ましい。
【0037】
図2の外気温度センサ24も温度に応じて抵抗値が変化するNTCサーミスタからなり、温度に応じた電気信号を発生する。この電気信号はマイコン25に送られる。外気温度センサ24は車室外に設置される。本実施形態にかかる車両用空調装置では外気温度センサは必須ではないが設置することが好ましい。外気温度センサにより、外気温が低いと判断された場合、インテークドア10をリサーキュレーションモードからフレッシュモードに切り替えて窓の曇りを防止することが出来る。
【0038】
図2に示すように、赤外線センサ22、室内温度センサ23、外気温度センサ24から出力される電気信号はマイコン25に送られる。マイコン25は、乗員がパネルスイッチ類26を操作したときに、設定吹出温度、吹出モード、オート−マニュアル、フレッシュモード−リサーキュレーションモード等の各種信号も入力する。マイコン25から得た信号を信号出力部27は、インテークドア制御手段28、ブロア制御手段29、エバポレータ制御手段30及びエアミックスドア制御手段31に出力する。すなわちマイコン25は、赤外線情報及び車室内温度情報に基づいて車室内に吹き出す空調風の目標吹出温度を決定する空調吹出温度制御手段としての役割を担う。
【0039】
信号に基づいてインテークドア制御手段28は、インテークドア10を駆動させて、車室外空気の吸入(フレッシュモード)又は車室内空気の循環(リサーキュレーションモード)の切り替えを行なう。
【0040】
信号に基づいてブロア制御手段29は、ブロア12の回転速度を制御して、所望の吹出風量を空気通路に流す。
【0041】
信号に基づいてエバポレータ制御手段30は、冷凍サイクル(不図示)の制御を行なう。コンプレッサ(不図示)のオン−オフ又は容量変化をすることで、エバポレータの冷却レベルを調整する。
【0042】
ブロア12を作動させることで空気通路に空気流れが形成される。すなわち、インテークドア10の切り替えにより車室外空気又は車室内空気が空気通路内に取り込まれ、その空気流れ11がブロア12に吸気される。続いて集塵脱臭フィルタ14及びエバポレータ15に向けて空気流れ13がブロア12によって吐出され、浄化され熱交換された空気流れ16がエアミックスドア18の切り替えによって、空気流れ19又は空気流れ20となる。空気流れ19は冷房運転時の空気流れである。一方、空気流れ20は、ヒータコア21によって加熱される。空気流れ19と空気流れ20はダクト内で混合された後、デフォグ、サイドベント、ベント又はフットの空気吹出口に送られる。
【0043】
次に赤外線センサ22の設置箇所について説明する。図7の一体型赤外線−温度センサを用いる場合には、赤外線センサと室内温度センサはほぼ同一箇所に設置されることとなる。一体型赤外線−温度センサを用いることで、センサ及びこれに必要な配線類の簡素化できる。赤外線センサは、赤外線センサの受光部の視野中央が車室前方から見て運転席と助手席とのほぼ中央に向きうる部位、例えば空調操作パネル内をはじめとするフロントパネル内、バックミラー、車室前方の天井中央など、車室フロント中央部に設置することが好ましい。一体型赤外線−温度センサを用いた場合では、室内温度は赤外線センサを設置した箇所の室内温度を検出することとなる。そして、赤外線センサの受光部の視野角を、車室内中央部の赤外線情報、運転席の一部分乃至全体の赤外線情報及び助手席の一部分乃至全体の赤外線情報を検出するように設定することが好ましい。
【0044】
このときの赤外線情報の取り込み形態を図8及び図9に示した。図8は、赤外線センサ60をフロントパネル中央部に設置し、受光部を運転席と助手席とのほぼ中央に向けて、さらに赤外線センサの受光部の視野角を20°若しくは45°に設定したときの赤外線情報の取り込み形態を示す図である。図9は、赤外線センサのフードの円筒体開口部形状を矩形とした場合の受光部における視野像の模式図である。視野角を45°と設定した場合には、図8の45°と図9(a)で示すように、赤外線センサは車室内中央部の赤外線情報、運転席の一部分の赤外線情報及び助手席の一部分の赤外線情報を検出することが出来る。一方、視野角を20°と設定した場合には、図8の20°と図9(b)で示すように、赤外線センサは車室内中央部の赤外線情報、運転席全体の赤外線情報及び助手席全体の赤外線情報を検出することが出来る。本実施形態に係る赤外線センサ60は、受光部の視野角を20〜45°に設定することで、車室中央部の環境情報、乗員の皮膚や衣料等の表面温度情報及び座席表面温度情報を車室内総合環境情報として入手できる。
【0045】
受光部の視野角を20〜45°に設定することで赤外線センサの受光部の視野内に窓ガラスは入らない。これにより赤外線センサ60は日射情報を入手することはない。日射量の多少により乗員の皮膚温度が変化するので、それを測定することで間接的に日射量を把握しうると共に、日射に影響されずに乗員の実際の感覚を重視した空調制御が可能となる。特に一体型赤外線−温度センサを用いることで、温度センサによる車室内温度情報と車室内の中央部から車室内全体の環境温度を反映している赤外線情報との差を評価しやすくなる。なお、赤外線センサ温度は、間接的な日射量の情報、風速情報が加わっていることとなる。
【0046】
本実施形態に係る車両用空調装置では、後部座席用の第2赤外線センサを設置することで、後部座席を独立に空調制御するデュアルエアコンに対応させても良い。すなわち、受光部の視野中央が後部座席のほぼ中央に向く部位に第2赤外線センサを設置する。例えば、運転席と助手席との間に設置し、受光部を後部座席側に向ける。一体型赤外線−温度センサを設置することがより好ましい。同時に後部中央座席の赤外線情報、後部左座席の一部分乃至全体の赤外線情報及び後部右座席の一部分乃至全体の赤外線情報を検出するように第2赤外線センサの受光部の視野角を設定する。第2赤外線センサの視野角を20°に設定すれば、後部中央座席の赤外線情報、後部左座席の一部分の赤外線情報及び後部右座席の一部分の赤外線情報を検出する。また第2赤外線センサの視野角を45°に設定すれば、後部中央座席の赤外線情報、後部左座席全体の赤外線情報及び後部右座席全体の赤外線情報を検出する。フロントパネル中央部に赤外線センサを設置したとときと同様の理由により視野角はこの20°と45°の間で設定することが好ましい。後部座席部の環境情報、乗員の表面温度情報及び座席表面温度情報を入手するためである。第2赤外線センサの赤外線情報により、前座席とは独立に制御できる。ここで空調吹出温度制御手段(図2のマイコン25に相当する)が、第2赤外線センサの赤外線情報に基づいて後部座席に向けて吹き出す空調風の後部座席目標吹出温度を決定する。
【0047】
【実施例】
次に図2に示した車両用空調装置を用いて、空調テストを行なった。赤外線センサ、室内温度センサとして、一体型赤外線−温度センサを用い、設置箇所は図8の赤外線センサ60と同じ位置、すなわちプロントパネル中央とした。受光部の視野角は45°若しくは20°とし、このときの視野像が図9(a)(b)に示した模式図となるように赤外線センサのフードの開口部を調整した。テスト条件は、風洞内で日射あり(日射量650W/m2)と日射なしの条件でテストした。ここで温度は、時間経過によって変化が生ずる。
【0048】
図10に日射ありの場合と日射なしの場合について、室内温度センサ温度と赤外線センサ温度(視野角45°)との相関関係をグラフで示した。赤外線センサ温度は、受光部の視野角を45°としたため、車室内中央部の赤外線情報、運転席全体の赤外線情報及び助手席全体の赤外線情報からなる車室内総合環境情報に基づく室内温度を示す。図中、FREはフレッシュモードで日射なし、RECはリサーキュレーションモードで日射なし、FRE−Solarはフレッシュモードで日射あり、REC−Solarはリサーキュレーションモードで日射あり、のデータを示す。
【0049】
日射なしの場合、赤外線センサ温度と室内温度センサ温度はほぼ等しい。これに対して日射ありの場合は、赤外線センサ温度が高く検出された。なお、フレッシュモードとリサーキュレーションモードとの間では差異は見出せなかった。図10の結果から、赤外線センサ温度と室内温度センサ温度の温度差を評価することで、日射量の推定が可能となる。このことは日射センサを空調装置から省くことが出来ることを示している。上記温度差が大きいときは日射あり(晴れ)であることが分かるため、温度差がある場合にはその温度差に応じて空調吹出温度制御手段が目標吹出温度を低めにシフトさせることにより、乗員の実際の感覚にあった空調制御を行なうことが可能となる。
【0050】
次に図11に乗員の温冷感とセンサ出力温度との相関関係をグラフで示した。ここで縦軸のセンサ出力温度とは、室内温度センサ温度(INC)、赤外線センサ(20°)温度(IR temp20)及び赤外線センサ(45°)温度(IR temp45)のことである。また、横軸の温冷感の−1とは乗員が多少寒いと感じる場合であり、温冷感の0とは乗員が暑くもなく寒くもない感覚を受ける場合であり、温冷感の1とは乗員が多少暑いと感じる場合であり、温冷感の2とは乗員が暑いと感じる場合であり、温冷感の3とは乗員が非常に暑いと感じる場合であり、温冷感の4とは乗員が3の場合よりもさらに暑いと感じる場合である。
【0051】
図11を参照すると、温冷感が−1、0、1、2、3、4と増加しても室内温度センサ温度は、温冷感1以上でほぼ同一の温度を示している。このことは、室内温度センサでは実際に室内が高温になっても、温冷感と相関関係のあるセンサ出力温度を出すことが出来ないことを示している。これに対して、赤外線センサ(20°)温度又は赤外線センサ(45°)温度は、温冷感が−1〜4のいずれにあるときでも温冷感と相関関係のあるセンサ出力温度を示している。すなわち赤外温度センサを指標とすることで、常に乗員の実際の感覚にあった空調制御を行なうことが可能である。
【0052】
なお、赤外線センサの視野から窓ガラスをはずすことで、日射の影響を除去して、赤外線センサ温度から乗員の温冷感を推定することが可能となる。
【0053】
図11を詳細に検討すると室内温度センサ温度は、温冷感が−1、0、1の間では、データのバラツキが少ない。赤外線センサ温度は温冷感が−1〜4にわたってデータのバラツキがみられるものの、上述のように温冷感が−1〜4のいずれにあるときでも温冷感と相関関係のあるセンサ出力温度を示している。そこで、室内温度センサ温度が35℃以下を示しているとき(温冷感が−1〜1)は、室内温度センサ温度に基づいて空調制御を行い、赤外線センサ温度が30℃以上を示しているとき(温冷感が1〜4)は、赤外線センサ温度に基づいて空調制御を行なうことで、さらに乗員の実際の感覚にあった空調制御を行なうことが可能である。
【0054】
図10及び図11を総合的に判断する空調制御は次にように行なうことが望ましい。空調吹出温度制御手段(図2のマイコン25)は、赤外線センサ温度と室内温度センサ温度との温度差を計算する。温度差が大きいときは晴れで日射量が多いときであり、温度差が小さいときは曇りで日射量が少ないときである。したがって、空調吹出温度制御手段は上記温度差が大きくなるにつれて、目標吹出温度を低めにシフトするように空調制御する。さらに、空調吹出温度制御手段は、暖房運転を行なうときは室内温度センサ温度に基づいて目標吹出温度を設定し、冷房運転を行なうときは赤外線センサ温度に基づいて目標吹出温度を設定して、空調制御を行なう。なお、冷房運転を行なうか暖房運転を行なうかの判断は、外気温度センサ温度によって判断しても良い。
【0055】
【発明の効果】
本発明の空調装置は、室内温度センサによる車室内温度情報と車室内の中央部から車室内全体の環境温度を反映している赤外線情報との差を評価することで、室内温度のみならず日射量の影響と風速による内装材の温度低下を確認して快適性を向上、すなわち乗員の感覚に近い空調制御を行なうことができる。
【0056】
本発明の空調装置は、日射センサ及び日射センサ設置に伴うハーネスを省略して低コスト化が可能である。
【0057】
ここで本発明の空調装置は、赤外線センサと室内温度センサを一体型赤外線−温度センサとすることで、室内温度センサ温度と赤外線センサ温度との温度差を評価しやすくする。
【0058】
本発明の空調装置では、受光部の視野角を所望角度に容易に設定することが出来る本発明独自の赤外線センサを用いることで、所望の赤外線情報を容易に入手できる。
【0059】
本発明の空調装置では、日射があるときに赤外線センサ温度と室内温度センサ温度との間に温度差が発生することに着目して、この温度差に応じて目標吹出温度を低温側にシフトさせることで、乗員の感覚に近い空調制御を行なうことができる。
【0060】
本発明の空調装置では、乗員がやや暑いと感ずるとき、すなわち冷房運転を行なう状況下において乗員の温冷感と赤外線センサ温度とが相関関係を有することに着目して、冷房運転を行なうときには赤外線センサ温度に基づいて目標吹出温度を設定することで、乗員の感覚に近い空調制御を行なうことができる。
【0061】
本発明の空調装置では、乗員が寒いと感ずるとき、すなわち暖房運転を行なう状況下において乗員の温冷感と室内温度センサ温度とが相関関係を有することに着目して、暖房運転を行なうときには室内温度センサ温度に基づいて目標吹出温度を設定することで、乗員の感覚に近い空調制御を行なうことができる。
【0062】
本発明の空調装置は、デュアルエアコンにおいて、乗員の感覚に近い空調制御を行なうことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の赤外線センサの一形態の断面概略図である。
【図2】本実施形態に係る車両用空調装置の構成の一形態を示す概略図である。
【図3】本実施形態に係る赤外線センサの一形態の断面概略図である。
【図4】本実施形態に係る赤外線センサの第2形態の断面概略図である。
【図5】本実施形態に係る赤外線センサの第3形態の断面概略図である。
【図6】本実施形態に係る赤外線センサの第4形態の断面概略図である。
【図7】本実施形態に係る一体型赤外線−温度センサの回路図の一形態を示す図である。
【図8】赤外線センサをフロントパネル中央部に設置し、受光部を運転席と助手席とのほぼ中央に向けて、さらに赤外線センサの受光部の視野角を20°若しくは45°に設定したときの赤外線情報の取り込み形態を示す図である。
【図9】赤外線センサのフードの円筒体開口部形状を矩形とした場合の受光部における視野像の模式図であり、(a)が視野角が45°の場合、(b)は視野角が20°の場合を示す。
【図10】日射ありの場合と日射なしの場合について、室内温度センサ温度と赤外線センサ温度(視野角45°)との相関関係を示すグラフである。
【図11】乗員の温冷感とセンサ出力温度との相関関係を示す図である。
【符号の説明】
1,40,51,赤外線検出素子
2,42,44,赤外線バンドパスフィルタ
3,ケース
4,レンズ
10,インテークドア
11,13,16,19,20,空気流れ
12,ブロア
14,集塵脱臭フィルタ
15,エバポレータ
17,空気通路を形成するケース
18,エアミックスドア
21,ヒータコア
22,60,赤外線センサ
23,室内温度センサ
24,外気温度センサ
25,マイコン
26,パネルスイッチ類
27,信号出力部
28,インテークドア制御手段
29,ブロア制御手段
30,エバポレータ制御手段
31,エアミックスドア制御手段
41,レンズフード状のケース
43,53,基板
52,室内温度検出素子
100,車両用空調装置
Claims (10)
- 受光部の視野内の赤外線情報を検出する赤外線センサと、車室内温度情報を検出する室内温度センサと、前記赤外線情報及び前記車室内温度情報に基づいて車室内に吹き出す空調風の目標吹出温度を決定する空調吹出温度制御手段を備え、前記赤外線センサの受光部の視野中央が車室前方から見て運転席と助手席とのほぼ中央に向く部位に前記赤外線センサを設置すると共に、車室内中央部の赤外線情報、運転席の一部分乃至全体の赤外線情報及び助手席の一部分乃至全体の赤外線情報を検出するように前記受光部の視野角を設定したことを特徴とする車両用空調装置。
- 前記赤外線センサを空調パネル面等の車室フロント中央部に設置し、前記受光部の視野角を20〜45°に設定したことを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
- 前記赤外線センサの受光部の視野内に窓ガラスを入れないことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用空調装置。
- 前記赤外線センサと前記室内温度センサを、受光部の視野内の赤外線情報を検出する赤外線検出素子と車室内温度情報を検出する室内温度検出素子とを同一基板上に配置した一体型赤外線−温度センサとしたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の車両用空調装置。
- 前記赤外線センサは、赤外線量に応じた信号を出力する赤外線検出素子と、該赤外線検出素子への赤外線の入射角度を規制して受光部の視野角を設定するレンズフード状のケースと、前記赤外線検出素子に向けて赤外線を透過させる赤外線バンドパスフィルタとを具備することを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の車両用空調装置。
- 前記空調吹出温度制御手段は、赤外線センサ温度と室内温度センサ温度との温度差を算出し、前記温度差に応じて前記目標吹出温度を低温側にシフトさせることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の車両用空調装置。
- 前記空調吹出温度制御手段は、冷房運転を行なうときには赤外線センサ温度に基づいて目標吹出温度を設定することを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の車両用空調装置。
- 前記空調吹出温度制御手段は、暖房運転を行なうときには室内温度センサ温度に基づいて目標吹出温度を設定することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の車両用空調装置。
- 外気温度情報を検出する外気温度センサを設け、外気温度情報に基づいて空調モードをフレッシュモード又はリサーキュレーションモードのいずれかに選択することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の車両用空調装置。
- 受光部の視野中央が後部座席のほぼ中央に向く部位に第2赤外線センサを設置すると共に、後部中央座席の赤外線情報、後部左座席の一部分乃至全体の赤外線情報及び後部右座席の一部分乃至全体の赤外線情報を検出するように前記第2赤外線センサの受光部の視野角を設定し、前記空調吹出温度制御手段は、前記第2赤外線センサの赤外線情報に基づいて後部座席に向けて吹き出す空調風の後部座席目標吹出温度を決定することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の車両用空調装置。
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