JP2004330603A - インクジェット記録システム - Google Patents

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Masakatsu Iwata
正勝 岩田
Hirobumi Ichinose
博文 一ノ瀬
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Abstract

【課題】一般に広く普及しているパーソナルコンピュータおよびインクジェット記録装置を用いた、簡便な記録システムにおいて、少量でも安価で創造性の高いスクラッチカードの作成を可能にすること。
【解決手段】相対的に定着力の強いインクによって所定の情報を記録した後に、相対的に定着力の弱いインクによって、記録した情報を隠蔽するための記録をおこなう。これにより、隠蔽部を爪やコインで擦過した場合に、相対的に定着力の弱いインクのみが剥がれ落ちる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクを滴として吐出し、記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置を用いたインクジェット記録システムに関する。詳細には、記録後に爪やコイン等で擦過した場合には消去可能であり、実使用に於いて指や用紙同士のこすれでは消去されない程度の、耐軽擦過性を有するスクリーン画像を記録可能な記録システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
隠蔽部をコイン等ではがし、更にその下に印刷された、例えば「あたり/はずれ」などのメッセージを楽しむスクラッチカードが、近年多く流通している。従来、このようなスクラッチカードは、通常の印刷物の上に、シルバー等の耐軽擦過性の顔料をスクリーン印刷する様な、特殊工程を施すことにより製造されていた。
【0003】
また、インクジェット記録技術を適用して、この様なスクラッチカードを作成する技術も既に提案されている(例えば特許文献1参照。)。インクジェット技術が適用できれば、比較的廉価でパーソナルユースに対応した記録物が提供可能となる。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−254688号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の一般的なスクリーン印刷の工程においては、一度に大量のスクラッチカードを記録するために、商業用の特殊な印刷装置が用いられており、少量の生産や個人的ユースには適用することが難しかった。
【0006】
また、インクジェット記録技術を適用すれば、少量の生産や個人的ユースには適用可能となるが、上記特許文献1によれば、隠蔽用の顔料インクを吐出するにあたり、直径が100μm以上のインクジェット記録ノズルが必要とされており、更に、隠蔽用のインクは顔料で、顔料インクで覆う情報を記録するインクは染料と限定されているため、高画質な画像を提供する一般的なインクジェット記録装置においては、適用が現実的とは言い難い状況であった。
【0007】
本発明は上述の問題点を解消するためになされたものであり、その目的とするところは、一般に広く普及しているパーソナルコンピュータ(以下PCと言う)およびインクジェット記録装置を用いた、簡便な記録システムにおいて、少量でも安価で創造性の高いスクラッチカードの作成を可能にすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そのために本発明では、相対的に記録媒体への定着力が強い第1のインクと、相対的に前記記録媒体への定着力が弱い第2のインクによって前記記録媒体に記録を行うインクジェット記録システムであって、前記第1のインクによって情報の記録を行った後に、前記第1のインクにより記録された情報の一部に対し、前記第2のインクによって隠蔽するためのパターンを重ねて記録する手段を具えたことを特徴とする。
【0009】
以上の構成によれば、隠蔽部を爪やコインで擦過した場合に、相対的に定着力の弱いインクのみが剥がれ落ち、その時点で、定着力の強いインクによって記録された情報が読み取られる。よって、一般に普及しているスクラッチカードと同様な効果が得られるのである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を説明する。
【0011】
図1は、本発明に適用可能なシリアル型のインクジェット記録装置の内部構成を説明する為の斜視図である。図1において、記録装置本体に挿入された記録媒体Pは、送りローラ109および110によって記録ヘッドユニット100の記録可能領域へ搬送される。
【0012】
記録ヘッドユニット100は、複数色のインク液滴を吐出するための記録ヘッド群と、それぞれの記録ヘッドに互いに異なるインクを供給するための4つのインクタンク101が、キャリッジに搭載された形で構成されている。本実施形態の場合、カラー画像を形成する、シアンC、マゼンタM、イエローY、および隠蔽部を形成するブラックKの各インクタンク101が、不図示の記録ヘッド群に対し、それぞれ独立に着脱および交換可能となっており、各インクタンク101は、記録ヘッド群に接続されることにより、記録ヘッド群の吐出口に連通するノズル流路内にインクの供給が可能となっている。ここで、通常の情報を記録するシアンC、マゼンタM、イエローYの各インクは、比較的記録媒体への定着力が強いものが適用され、逆にスクリーン記録に用いるブラックKは、比較的記録媒体への定着力が弱いものが適用されている。
【0013】
尚、本実施形態では、このような記録ヘッドと4つのインクタンク101が夫々独立に記録ヘッドユニット100に着脱可能な構成としたが、この例以外にも、例えば各色用のインクタンクを任意の組み合わせで一体構造としてもよい。また、ここでは、通常の記録をシアンC、マゼンタM、イエローYで、スクリーン記録をブラックKを用いて行っているが、インクの組み合わせも、このように限定されるものでもない。
【0014】
記録ヘッドユニット100は、2つのガイド軸107および102によって、それらの延在方向(主走査方向)に移動可能にガイドされており、記録領域を往復走査することができる。ここで、図の矢印Aで示した方向が記録ヘッドユニット100の走査方向となる主走査方向であり、矢印Bで示した方向が、記録媒体Pの搬送方向となる副走査方向である。
【0015】
記録ヘッドユニット100が移動可能な領域の右端の下部には、回復系ユニット112が配備されており、回復形ユニット112は、非記録時に記録ヘッドの吐出口部のメンテナンス処理を行う。
【0016】
図2は、記録ヘッドユニット100を、記録ヘッド群の吐出口側から示した図である。記録ヘッドユニット100は、隠蔽用のインクを吐出するKチップ2302、シアンのインクを吐出するCチップ2303、マゼンタのインクを吐出するMチップ2304、およびイエローのインクを吐出するYチップ2305が、フレーム2306に固定された状態で構成されている。それぞれのチップ2302〜2305において、吐出口21の列は、記録ヘッドの主走査方向に対しほぼ直交するように、図の上下方向に配置されている。
【0017】
本実施形態においては、記録する情報のうち、秘匿すべき情報の上に隠蔽パターンをオーバーレイ記録し、スクラッチカードを得るものとする。記録情報および隠蔽パターンは、一般的なアプリケーションソフトのオーバーレイ機能を用いて容易に作成することができる。
【0018】
図3は、本発明を適用可能なインクジェット記録システムの制御系の概略ブロック構成図である。図3において、CPU300は、ホスト装置200から入力される情報に基づき、インクジェット記録装置の動作の制御処理やデータ処理等を実行する。ROM301は、それらの処理手順等のプログラムが格納され、またRAM302は、それらの処理を実行するためのワークエリアなどとして用いられる。記録ヘッド20からのインクの吐出は、CPU300が、駆動データ(画像データ)および駆動制御信号をヘッドドライバ20Aに供給することにより行われる。CPU300は、記録ヘッド20を搭載したキャリッジを主走査方向に駆動するためのキャリッジモータ303をモータドライバ303Aを介して制御し、また用紙Pを副走査方向に搬送するためのP.Fモータ304をモータドライバ304Aを介して制御する。
【0019】
本実施形態においては、上記一般的なアプリケーションソフトのオーバーレイ機能が、ホスト装置200に具備されているものとする。更に、ホスト装置200は、アプリケーションによって作成された、画像情報を、シアン用のレイヤー、マゼンタ用のレイヤー、イエロー用のレイヤー、更に隠蔽すべき情報のスクリーン画像をブラック用のレイヤーとして、それぞれ独立に構成する。記録の際にはこれらの情報を、記録装置のCPU300にレイヤー別に転送するものとする。
【0020】
図4は、上記インクジェット記録システムを用いて、スクラッチカードを記録する場合の一連の処理を説明する為のフローチャートである。
【0021】
図4において、ホスト装置200からスクラッチカードの記録命令が入力されると、まずステップS1において、インクジェット記録装置内のCPU300は、モータドライバ304Aを制御することでP.Fモータ304を駆動し、記録媒体となるスクラッチカードを記録装置内に給紙する。
【0022】
次にステップS2において、秘匿すべき情報も含んだ通常の記録情報を、第1のインクを用いて記録する。
【0023】
図5(a)および(b)は、第1のインクで秘匿すべき情報を記録媒体に記録した状態を模式的に示した断面図および平面図である。図5において、スクラッチカードである記録媒体1に第1のインク2によって「A」という文字が記録されている。ここで、第1のインクとは、図1および図2で説明した、シアン、イエロー、マゼンタの各インクを示し、「A」の文字は、上記3つのどれか1色のインクで記録されても、また、これらの混色によって記録されるものであってもよい。
【0024】
次に、第1のインクによって記録が終了した記録媒体1を、P.Fモータ304を逆送させる等の方法で、再度記録ヘッド20によって記録が可能な位置に配置する(ステップS3)。この場合、記録媒体1を逆送させる以外に、第1のインクによって全画像の記録が終了した記録媒体を、一度排出した後に、再度ユーザが手差しすることによって給紙する方法を採っても良い。また、1回の記録走査毎に記録媒体の搬送を行わず、C、M、Yによって記録情報を記録する走査と、Kによってスクリーン記録を行う記録走査との2回の記録走査を行うことも出来る。
【0025】
続いて、第2のインクによって、秘匿すべき情報を覆い隠す様にスクリーン記録を行う(ステップS4)。
【0026】
図6(a)および(b)は、第1のインク2で記録した秘匿すべき情報「A」対し、第2のインク3をスクリーン記録した状態を模式的に示した断面図および平面図である。
【0027】
ここでは、「A」と言う文字を隠蔽するように長方形のパターンが重ねて記録されている。この段階で、第2のインク3によりスクリーン記録されたAという文字は、隠蔽されて目視では確認できなくなっている。
【0028】
ステップS4にて、全ての秘匿すべき情報に対し、第2のインクがスクリーン記録されると、全ての記録が終了したとみなされ、記録媒体は排紙され(ステップS5)、スクラッチカードの記録処理は終了する。
【0029】
記録終了後、第1及び第2のインクは、記録直後あるいは所定の時間経過後に記録媒体1に定着する。1度定着すると、第2のインクは耐軽擦過性を有するので、記録面を軽く指でこすったり、記録媒体同士がこすれる程度では、脱落することはない。
【0030】
隠蔽された情報を確認する場合、ユーザーは、コイン等で隠蔽された部分をこする。
【0031】
図7(a)および(b)は、第2のインク3で秘匿された情報「A」が、第2のインク3が除去されたことによって、再び確認可能となった状態を模式的に示した断面図および平面図である。本実施形態では、比較的定着力の弱い第2のインク3のみが除去され、比較的定着力の強い第1のインク2は、そのまま記録媒体に定着された状態となっているので、第1のインク2で記録された情報「A」が視覚的に確認可能となっている。
【0032】
第1のインクおよび第2のインクの組み合わせとしては、上述した様に、第2のインクの記録媒体に対する定着力が、第1のインクよりも低いことが条件となるが、その他、両者の相対的な関係として次の2通りの条件のうち、どちらかが備わっていることが望ましい。
【0033】
1つ目の条件は、 第1のインクが第2のインクよりも高い明度を有することである。2つのインクの色の関係は重ねて記録した状態で、第1のインクの記録が視認できないという条件を満たせばよい。よって第2のインクが第1のインクよりも明度が低く、記録部と非記録部を区別できない状態に覆い隠してしまえば、第1のインクで記録された情報は確認出来ないのである。
【0034】
この関係を満たしていれば、上記実施形態以外にも、種々の色の組み合わせを用いることができる。例えば、第1のインクをイエロー、第2のインクを濃紺ととすれば、両者を重ねて記録することにより、第1のインクで記録された情報は、視認できなくなる。特に、上記実施形態のように第2のインクの色がブラックであれば、第1のインクがどのような色彩であれ、隠蔽する能力が高いことが期待できる。
【0035】
2つめの条件は、第1のインクと第2のインクとが略同色であることである。2つのインクが略同色であれば、第2のインクが第1のインクの記録部と非記録部を区別できない状態に覆い隠してしまった時に、第1のインクで記録された情報は確認出来なくなるのである。
【0036】
この場合、第2のインクを単純に一様に記録してしまうと、2つのインクが重ねて記録された部分のみが、他の領域よりもインクの打ち込み量および濃度が高まり、両者の間で視認可能な色差を生じてしまう恐れがある。このような状況を避けるための方法の1つとして、予め第1のインクで記録する情報は、画像濃度が飽和してしまう程度に記録を行っておき、同様に第2のインクにおいても、画像濃度が飽和してしまう量のインクを打ち込むことによって、第1のインクの記録部分と非記録部分との色差を生じさせない方法がある

【0037】
以下に、本発明で適用可能なインクの成分について説明する。本発明で適用するインクは、主として色剤、水溶性有機溶剤、および水から生成されているものとする。このうち色剤は、主に染料と顔料とに分けられ、これらに起因する定着力の違いを、本発明では利用することも出来る。
【0038】
色剤として染料を用いる場合には、例えば、直接染料、酸性染料、塩基性染料、反応性染料および食用色素等に代表される水溶性染料が好ましい。水溶性染料は、一般に水、または水と有機溶剤からなる溶媒中に溶解して使用するものであり、これらの溶媒成分としては、水と水溶性の各種有機溶剤との混合物が好ましい。また、有機溶剤の例としては、エチレングリコールやグリセリン、ジエチレングリコール等の多価アルコール、またはトリエチレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコール低級アルキルエーテル等が挙げられる。
【0039】
一方、色剤として顔料を用いる場合には、具体的には、黒色のインクに使用されるものとしてカーボンブラックが挙げられる。カーボンブラックとしては、例えば、ファーネス法、チャネル法で製造されたカーボンブラックであって、一次粒子径が15〜40μm、BET法による比表面積が50〜300m/g、DBP吸油量が40〜150m1/100g、揮発分が0.5〜10%、pH値が2〜9等の特性を有するものが好ましい。この様な特性を有する市販品としては、例えば、No.2300、No.900、MCF88、No.33、No.40、No.45、No.52、MA7、MA8、No.2200B(以上三菱化成製)、RAVEN l255(以上コロンビア製)、REGAL400R、REGAL 330R、REGAL 660R、MOGUL L(以上キャボット製)、Color Black FWl、COLOR BlackFWl8、Color Black Sl70、Color Black Sl50、Printex 35、Printex U(以上デグッサ製)等が挙げられる。
【0040】
イエロー色の顔料を用いる場合、例えば、ピグメントイエロー1、ピグメントイエロー2、ピグメントイエロー3、ピグメントイエロー12、ピグメントイエロー13、ピグメントイエロー14、ピグメントイエロー16、ピグメントイエロー17、ピグメントイエロー55、ピグメントイエロー73、ピグメントイエロー74、ピグメントイエロー75、ピグメントイエロー83、ピグメントイエロー93、ピグメントイエロー95、ピグメントイエロー97、ピグメントイエロー98、ピグメントイエロー109、ピグメントイエロー110、ピグメントイエロー114、ピグメントイエロー128、ピグメントイエロー138、ピグメントイエロー139、ピグメントイエロー150、ピグメントイエロー151、ピグメントイエロー154、ピグメントイエロー155及びピグメントイエロー180等が挙げられる。
【0041】
マゼンタ色の顔料を用いる場合、例えば、ピグメントレッド5、ピグメントレッド7、ピグメントレッド12、ピグメントレッド48(Ca)、ピグメントレッド48(Mn)、ピグメントレッド57:1、ピグメントレッド57(Sr)、ピグメントレッド57:2、ピグメントレッド122、ピグメントレッド123、ピグメントレッド168、ピグメントレッド184、ピグメントレッド202及びピグメントレッド238等が挙げられる。
【0042】
シアン色の顔料を用いる場合、例えば、ピグメントブルー1、ピグメントブルー2、ピグメントブルー3、ピグメントブルー16、ピグメントブルー22、ピグメントブルー60、ピグメントブルー15:2、ピグメントブルー15:3、バットブルー4及びバットブルー60等が挙げられる。
【0043】
上記で列挙した顔料は、水を主とした分散媒体に分散して用いられる。顔料インク作製の工程は、顔料を水に分散する工程と、最終インク組成に調整する工程など2段階以上の工程を要する。分散させる方法としては、種々の方法があるが、分散剤を用いる方法もその1つである。インクジェット記録用の分散剤としては界面活性剤のような比較的低分子量のものや、スチレン−アクリル系樹脂のような高分子量のものまで広く利用されている。いずれも、疎水性の有機顔料を水に分散するために、顔料を吸着するための疎水部分と水に分散するための親水部分を有するものである。加えて、分散状態を安定に保つに十分な立体効果を発揮できるだけの炭素鎖をもつ必要もある。高分子の分散剤を用いる場合には構造も重要で、A−Bブロックポリマーなどの構造を有するものを用いる場合がある。
【0044】
また、上述した分散剤の吸着による分散方法の他に、顔料表面を改質して分散安定性を得る方法がある。この方法は静電的な反発力により保たれており、具体的には表面官能基として顔料表面に有機基を結合するもので自己分散顔料とも呼ばれる。ここで、顔料に結合することができる好ましい有機基は、官能基としてのイオン基、またはイオン性基で置換された有機基である。イオン性基とは、使用される媒体中でイオン基を生成することができる基のことを示す。イオン基はアニオン基又はカチオン基でよく、イオン性基はアニオン又はカチオンを生成することができる。
【0045】
アニオンを生成するイオン性官能基には、例えば、酸性基や酸性基の塩がある。したがって、有機基は、有機酸から誘導された基を含む。好ましくは、アニオンを生成するイオン基を含む場合、この有機基はa)芳香族基又はC1〜C12アルキル基と、b)11未満の pKaを有する少なくとも1種の酸性基、又は11未満のpKaを有する少なくとも1種の酸性基の塩、又は11未満の pKaを有する少なくとも1種の酸性基の塩と11未満の pKaを有する少なくとも1種の酸性基の塩の混合物を有する。酸性基のpKaとは、全体としての有機基のpKaを言い、酸性置換基だけではない。より好ましくは、pKaは10未満であり、最も好ましくは9未満である。更に好ましくは、有機基の芳香族基又はアルキル基が、カーボンに直接結合する。芳香族基は、例えばアルキル基でさらに置換されることができるが、置換されなくてもよい。C1〜C12アルキル基は枝分かれしても枝分かれしていなくてもよく、好ましくはエチルである。より好ましくは、有機基はフェニル基又はナフチル基であり、酸性基はスルホン酸基、スルフィン酸基、ホスホン酸基、又はカルボン酸基である。例としては、−COOH、−SOH、−PO、−SONH、−SONHCOR、及びこれらの塩の例えば−COONa、−COOK、−COO−NR 、−SONa、−HPONa、−SONR 、PONaなどが挙げられ、ここでRはアルキル基又はフェニル基である。特に好ましいイオン性置換基は、−COOH、−SOH及びこれらのナトリウム塩とカリウム塩である。
【0046】
別の分散方法としては、顔料粒子を樹脂で被覆し、分散安定性を持たせる方法があり、一般にマイクロカプセル化顔料とよばれる幾つかの顔料の製造方法がある。
【0047】
また、上記の分散方法で得られた分散体にインク組成に調整する工程で高分子樹脂などを定着性の向上のために加えてもよい。
【0048】
尚、上記顔料インクに用いられる顔料粒子の平均粒子径は、25nm〜200nm程度の範囲が好適である。この範囲であれば、可視光線の波長よりも十分に小さいので、散乱が少なければ十分に鮮明と言える印刷物が与えられる。
【0049】
本発明においては、上記の染料インクと顔料インクそれぞれにおいて、記録媒体への定着力の違いを利用し、第1のインクと第2のインクとして使用することもできる。
【0050】
(第1のインク)
第1のインクは、定着力の強いインクであるが、ここでの強い定着力とは具体的には記録媒体に強固に定着し、十分な耐擦過性を有することを示す。そして、本実施形態においては、第1のインクとしては顔料インクよりも染料インクの方が好ましいと言える。これは染料自体の大きさが分子レベル程度に小さく、記録媒体の繊維質内へ迅速に浸透可能であり、顔料のように表面に露出することがないという特性を有するからである。
【0051】
しかしながら、本発明において、顔料インクが第1のインクとして適用不可能と言うわけではない。顔料の場合でも粒子径を記録媒体の有する細孔径の大きさ以下に調整し、浸透しやすくすることにより第1のインクとして有用することも可能である。また、高分子分散剤を用いることや、マイクロカプセル化などの処理によって、記録媒体表面との親和性を高めたポリマー修飾を施してもよい。
【0052】
ここでの親和性とは、ポリマー樹脂の接着力のみでなくイオン性の親和性も含むものである。親和性を高める方法としては、ポリマー樹脂のTg(ガラス転移温度)や樹脂量を調整するなどの方法が挙げられ、イオン性を記録媒体にあわせて調整して親和性を高めることもできる。具体的には、ある種の高分子分散剤の共重合体を用いる場合に親水性部位の共重合比を高める方法であり、例えば、スチレン−アクリル酸の共重合体を用いる場合にはアクリル酸部位の共重合比を高めることができる。また、このときの親和性の目安として酸価が測定でき、この場合はカルボキシル基を定量し、酸価の大きいものほどインクジェット用の記録媒体への親和性が高いといえる。尚、酸価の測定はJIS K0070によって測定できる。
【0053】
(第2のインク)
第2のインクは、相対的に定着力の弱いインクであるが、本実施形態においては、記録媒体に耐軽擦過性を有する程度に定着するタイプのものが好適である。このような場合には顔料インクが好適であり、中でも、ポリマー樹脂などを含まない自己分散顔料を用いたインクや、低分子量の分散剤を用いた顔料インクが好適である。また、上述したポリマー修飾した顔料を用いた顔料でも樹脂量を少なくすることや、接着力の小さな樹脂の使用、粒子径を大きくすること、添加剤などにより浸透性を付与することなどにより調整可能である。
【0054】
粒子径の調整としては第1のインクよりも大きくすると、記録媒体表面の空隙サイズ分布領域が第2のインクの顔料粒子径分布よりも小さい側にあるように調整すること、また、第2のインクの顔料粒子径分布領域の半値幅下限が、記録媒体表面の空隙サイズ分布領域の半値幅の上限の近傍にあるように調整することが効果的である。
【0055】
(記録媒体)
本発明に適用可能な記録媒体は、普通紙、コート紙、特殊処理をした用紙やフィルムやなど様々なものがある。しかし、スクラッチカードのような用途に適用させることを考慮すると、表面強度や顔料粒子径との関係を鑑みて、コート紙の中でもシリカやアルミナなどの無機顔料とバインダーを用いた用紙やフィルムが好適といえる。
【0056】
また、記録媒体においては、第2のインクに適用する顔料粒子径に対しての、表面の空隙サイズの調整が重要である。実使用においては、実際に用いる第1及び第2のインクのによって調整するが、一般には、細孔半径として2.0nm〜100nmが好適である。
【0057】
以下に上記の機能を実現するために適用可能なインクおよびインクジェット記録媒体の実施例を列挙する。
【0058】
<第1の実施例>
第1のインクは染料インクとし、第2のインクは顔料インクとする。通常のインクジェット記録装置においては、ブラックK、シアンC、マゼンタMおよびイエローYのインクを適用するが、本実施例においては、このうちC、M、Yを染料を色材とした第1のインクとし、ブラックKを顔料を色材とした第2のインク3とする。ブラック色は、C、M、Yインクよりも明度が低いので、C、M、Yで記録したカラー情報を、効果的に隠蔽することができる。
【0059】
第1のインクに用いたインクの色材としての染料を以下に示す。
C:C.I.ダイレクトブルー199
M:C.I.アシッドレッド35
Y:C.I.ダイレクトイエロー86
【0060】
また、上記染料を用いて以下のようなインク組成とした。
色材 3.5部
グリセリン 5部
ジエチレングリコール 5部
ポリエチレングリコール 10部
水 77部
【0061】
第2のインクに用いたインクの顔料は、カーボンブラックにカルボキシル基を結合して自己分散したものを用いた。インク組成は上記と同様である。尚、平均粒子径は120nmであった。
【0062】
本実施例で用いた記録媒体は市販の光沢フィルム(キヤノン製HG−201)とした。
【0063】
<第2の実施例>
第1および第2のインクともに、色材を顔料とした。ただし、第2のインクの顔料粒子径分布は第1のインクの顔料粒子径分布よりも大きいものを適用する。
【0064】
本実施例においては、記録媒体として、主に写真印刷等の高画質記録にに用いられるインクジェット記録用紙を適用した。このような記録媒体においては、その表面がインク受容層によってコートされており、このコート層には、微小な空隙が無数に存在している。
【0065】
図8(a)および(b)は、上記インクジェット記録用紙の断面図および受容層の拡大断面図を示したものである。図において、4aは、紙あるいはフィルムで構成されたベース4bの上に、塗布されたコート層である。コート層4aの表面には、種々のサイズの空隙4cが無数に散在している。
【0066】
図9は、本実施例で適用するコート層4aの表面に散在する空隙のサイズの分布11、および第2のインクとして適用する顔料粒子径の分布12を、それぞれ表した図である。図において、顔料粒子分布12の方が、空隙のサイズの分布11よりも、大きい側にずれていることが分かる。このようにすることで、顔料粒子がコート層4a内に吸収される割合を低くすることが出来、結果的には、表面に残存する顔料粒子が、コイン等で比較的簡単に脱落させることが可能となる。
【0067】
一方で、記録された画像面を軽く指でこすったり、記録媒体同士が互いにこすれる程度の摩擦に対しては、インクが脱落することのない程度の耐軽擦過性をもたせることが望まれる。これに対しては、第2のインクの顔料粒子径分が、あまり大きすぎても望ましくないので、図に示す程度に、第2のインクの顔料粒子径分布11とコート面の空隙サイズの分布11は、部分的に重りあっていたほうが好ましい。
【0068】
実用的には、図9に示すごとく、空隙サイズ分布11の半値幅の上限11bが顔料粒子径分布の半値幅の下限11aの近傍に来るのが望ましい。このようにすれば所望の定着力を得ることができる。
【0069】
尚、本実施例で用いた第1と第2の顔料インクは、第1の実施例と同様の顔料を用い、分散方法を変えて顔料分散体を製造した。ここで、第1のインクの顔料は、平均粒子径15nmの超微粒子とし、第2のインクの顔料は、平均粒子径を120nmとした。また、本実施例で用いたインクジェット用紙は、無機粒子をシリカとして適用し、PVAをバインダーとして空隙を形成した光沢紙を用いた。このときこの用紙の平均細孔半径は20nmであった。
【0070】
<第3の実施例>
第1および第2のインクともに、色材を顔料とした。ただし、第1のインクの顔料粒子表面のみ、適用する記録媒体と親和性の高いポリマーで修飾している。
【0071】
第1のインクには、高分子ポリマーを分散剤に用いた顔料インクを用い、第2のインクには実施例1と同様のインクを用いた。また、第1のインクにおいては、実施例1と同様にして、顔料を分散剤ポリマーで分散し、この分散剤ポリマーとしては、スチレン−アクリル酸共重合体をアルカリ可溶化した樹脂を用いた。
このとき、スチレン:アクリル酸の共重合比は50:50であり、酸価は260であった。又、顔料と吸着した樹脂の比率は1:0.62であった。粒子径は100nmであった。記録媒体としてのインクジェット記録用紙は、第2の実施例と同様のものを用いた。
【0072】
<第4の実施例>
第1および第2のインクともに、顔料粒子表面をポリマーで修飾された顔料を色材として用いた。ただし、第1のインクの顔料粒子表面を修飾するポリマーの記録媒体に対する親和性を、第2のインクのそれよりも大きくしている。
【0073】
本実施例において、第1のインクには第1の実施例と同様のものを用い、第2のインクには第1のインクと同様に分散剤ポリマーで分散したものを用いた。但し、ここではスチレン−アクリル酸の共重合体の共重合比の異なるものを用い、スチレン:アクリル酸の共重合比は80:20、酸価は110とした。また、顔料と吸着した樹脂の比率は1:0.61であった。粒子径は102nmであった。
【0074】
尚、上記実施形態では、図1示したようなシリアル型のインクジェット記録装置を適用したが、本発明はこれに限定されるものではない。最終的にスクリーン記録を行う為のインクが記録されるような構成であれば、例えばラインヘッド型の記録装置においても、同様の効果を得ることが出来る。
【0075】
更に上記では、ホスト装置とインクジェット記録装置を別体として構成した記録システムを例に説明してきたが、それぞれの機能は上記実施形態に限定されるものではなく、たとえば全ての機能をインクジェット記録装置側で有するような記録システムであっても構わない。
【0076】
本発明の実施態様を以下に列挙する。
【0077】
〔実施態様1〕相対的に記録媒体への定着力が強い第1のインクと、相対的に前記記録媒体への定着力が弱い第2のインクによって前記記録媒体に記録を行うインクジェット記録システムであって、
前記第1のインクによって情報の記録を行った後に、前記第1のインクにより記録された情報の一部に対し、前記第2のインクによって隠蔽するためのパターンを重ねて記録する手段を具えたことを特徴とするインクジェット記録システム。
【0078】
〔実施態様2〕記録後の前記記録媒体の被記録部部分を擦過した時に、前記第1のインクは、前記記録媒体より剥落せず、前記第2のインクは前記記録媒体より剥落することを特徴とする実施態様1に記載のインクジェット記録システム。
【0079】
〔実施態様3〕前記第1のインクは色材として染料を含有し、前記第2のインクは色材として顔料を含有していることを特徴とする実施態様1または2に記載のインクジェット記録システム。
【0080】
〔実施態様4〕前記第1のインクおよび前記第2のインクは色材として顔料を含有し、且つ前記第2のインクの顔料粒子径の平均値(分布を平均値に変えた)が前記第1のインクの顔料粒子径の平均値よりも大きいことを特徴とする実施態様1または2に記載のインクジェット記録システム。
【0081】
〔実施態様5〕前記第1のインクは、粒子表面に前記記録媒体の表面と親和性の高いポリマーで修飾された顔料を色材として含有し、前記第2のインクは、粒子表面に前記記録媒体の表面と親和性の高いポリマーで修飾されていない顔料を色材として含有していることを特徴とする。実施態様1または2に記載のインクジェット記録システム。
【0082】
〔実施態様6〕前記第1のインクは、粒子表面に前記記録媒体の表面に対する親和性が相対的に高いポリマーで修飾された顔料を色材として含有し、前記第2のインクは、粒子表面に前記記録媒体の表面に対する親和性が相対的に低いポリマーで修飾されている顔料を色材として含有していることを特徴とする実施態様1または2に記載のインクジェット記録システム。
【0083】
〔実施態様7〕前記記録媒体の表面に散在する空隙のサイズの平均値が、前記第2のインクの顔料粒子径の平均値よりも小さく、且つ、前記空隙のサイズの分布領域と前記第2のインクの顔料粒子径の分布領域とが、部分的に重複していることを特徴とする実施態様3乃至6のいずれかに記載のインクジェット記録システム。
【0084】
〔実施態様8〕前記第2のインクの顔料粒子径分布において、分布領域の半値幅の下限値と、前記記録媒体の表面に散在する空隙サイズの分布領域の半値幅の上限値とが、略一致することを特徴とする実施態様7に記載のインクジェット記録システム。
【0085】
〔実施態様9〕異なる記録ヘッドから記録すべき情報を前記各記録ヘッドに対応する複数のレイヤーとして生成可能なホスト装置と、該ホスト装置が作成した前記複数のレイヤーから得られた情報に従い、前記各記録ヘッドによって同一の記録媒体に画像を記録するこことが可能なインクジェット記録装置から構成される実施態様1乃至8のいずれかに記載のインクジェット記録システム。
【0086】
〔実施態様10〕相対的に記録媒体への定着力が強い第1のインクと、相対的に前記記録媒体への定着力が弱い第2のインクによって前記記録媒体に記録を行うインクジェット記録方法であって、前記第1のインクによって情報の記録を行った後に、前記第1のインクにより記録された情報の一部に対し、前記第2のインクによって隠蔽するためのパターンを重ねて記録することを特徴とするインクジェット記録方法。
【0087】
〔実施態様11〕実施態様10に記載のインクジェット記録方法によって記録が行われたインクジェット記録物。
【0088】
【発明の効果】
以上説明した様に本発明によれば、隠蔽部を爪やコインで擦過した場合に、相対的に定着力の弱いインクのみが剥がれ落ち、その時点で、定着力の強いインクによって記録された情報が読み取られる。よって、一般に普及しているスクラッチカードと同様な効果が得られるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に適用したインクジェット記録装置の内部構成を説明する為の模式図である。
【図2】吐出口側から示した記録ヘッドユニットの図である。
【図3】本発明に適用可能なインクジェット記録システムの制御系の概略ブロック構成図である。
【図4】スクラッチカードを記録する場合の一連の処理を説明する為のフローチャートである。
【図5】(a)および(b)は、第1のインクで秘匿すべき情報を記録媒体に記録した状態を模式的に示した断面図および平面図である。
【図6】(a)および(b)は、第1のインクで記録した秘匿すべき情報「A」対し、第2のインクをスクリーン記録した状態を模式的に示した断面図および平面図である。
【図7】(a)および(b)は、第2のインクで秘匿された情報「A」が、第2のインクが除去されたことによって、再び確認可能となった状態を模式的に示した断面図および平面図である。
【図8】(a)および(b)は、インクジェット記録用紙の断面図および受容層の拡大断面図である。
【図9】本発明の第2の実施例で適用するコート層の表面に散在する空隙のサイズの分布、および第2のインクとして適用する顔料粒子径の分布を、それぞれ表した図である。
【符号の説明】
1 記録媒体
2 第1のインク
3 第2のインク
4a コート層
4b ベース
4c 空隙
11 コート層の表面に散在する空隙のサイズの分布
12 第2のインクとして適用する顔料粒子径の分布
20 記録ヘッド
20A ヘッドドライバ
100 記録ヘッドユニット
101Y、101M、101C、101K インクタンク
102、107 ガイド軸
109、110 送りローラ
112 回復系ユニット
200 ホスト装置
300 CPU
301 ROM
302 RAM
303 キャリッジモータ
303A モータドライバ
304 P.F.モータ
304A モータドライバ
2302 Kチップ
2303 Cチップ
2304 Mチップ
2305 Yチップ
2306 フレーム

Claims (1)

  1. 相対的に記録媒体への定着力が強い第1のインクと、相対的に前記記録媒体への定着力が弱い第2のインクによって前記記録媒体に記録を行うインクジェット記録システムであって、
    前記第1のインクによって情報の記録を行った後に、前記第1のインクにより記録された情報の一部に対し、前記第2のインクによって隠蔽するためのパターンを重ねて記録する手段を具えたことを特徴とするインクジェット記録システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109968850A (zh) * 2019-01-31 2019-07-05 上海造币有限公司 一种金属币章的高速定位彩印制作方法

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