JP2004330285A - フランジ状部を先端に備えた円筒体を金属板部材上に立設する方法 - Google Patents

フランジ状部を先端に備えた円筒体を金属板部材上に立設する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】金属板部材上に立設する円筒体の先端に、カシメ加工を施すことなくフランジ状部を形成して、円筒体の倒れを防止する。
【解決手段】金属板部材20に第1のバーリング加工を施して金属板部材20上に第1の円筒体21を立設し、次いでこの該第1の円筒体21の周囲に同心的に第2のバーリング加工を施して、金属板部材20上に、第1の円筒体21よりも大径でかつ第1の円筒体21が変形されたフランジ状部を先端に備えた第2の円筒体を形成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フランジ状部を先端に備えた円筒体を金属板部材上に立設する方法に関し、特に、ロータリーシャッタを備えた小型磁気ディスクカートリッジにおいて、ロータリーシャッタの軸支構造の形成に好適な、フランジ状部を先端に備えた軸筒を金属板部材に立設するのに好適な方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、磁気ディスクは、高容量化、小型化が進んでおり、この磁気ディスクを回転自在に収容する磁気ディスクカートリッジを構成する機構部品についても高い寸法精度が要求されている。
【0003】
薄い金属板部材に、例えばロータリーシャッタの軸支構造を形成するために円筒体を設ける場合、一般に「バーリング」と呼ばれる加工法を用いられている。図6(a)〜(e)は、このバーリング加工法を原理的に説明する図であり、先ず図6(a)に示すように、金属板部材40に小径の下孔41を開けておく。次に、図6(b)に示すように、上記下孔41に挿入可能な先端の円柱状小径部51と、この小径部51の根元に連接して拡径する切頭円錐体52と、この切頭円錐体52の小径部51側とは反対側に連接する円柱状大径部53とを同心的に備えたバーリング工具50を用意し、その小径部51を金属板部材40の下孔41に挿入する。
【0004】
次に、この工具50を図の上方へ移動させると、図6(c)に示すように、工具50の切頭円錐体52によって下孔41の周囲の金属板部分42が上方へ押し広げられる。次に、図6(d)に示すように、円孔55aを備えた治具55で周囲を押さえながら工具50をさらに上方へ押し進めると、金属板部分42が大径部53によってさらに押し広げられかつ延伸されて塑性変形し、図6(e)に示すように中心孔44を備えた円筒体43が形成される。なお、図示を一部省略したが、図6(d)に示されている治具55は、図6(b)および(c)に示す工程でも使用される。
【0005】
上記円筒体43は、一般に別部材との相対回転を可能にする軸筒として用いられ、その場合は、図7(a)に示すように、軸孔45aを有する別の板状部材45を円筒体43に遊嵌してから、円筒体43の先端部にカシメ加工を施して、図7(b)に示すような、抜止め手段としてのフランジ状部43aを形成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記カシメ加工に際しては、図8に示すようなカシメ用治具が用いられる。この治具60は、下型61と上型62とによって構成され、下型61は、金属板部材40を載置する平坦な上面61aを備え、この上面61a上に、円筒体43の中心孔44に嵌挿される位置決め用円柱体63が突設されている。
【0007】
上型62は、その下面62aに、下型61の円柱体63と同径の短い円柱体64を円柱体63と同心的に備えており、かつこの円柱体64の根元部の表面は、上型62の下面62aに向かって曲線的に拡径されて、カシメ用壁面65を形成している。
【0008】
上記円筒体43の先端部にフランジ状部43aを形成する場合は、別の板状部材45を円筒体43に遊嵌した状態で、円筒体43の中心孔44にカシメ用治具60の円柱体63,64を上下から嵌挿し、上型62を下方へ移動させることにより、上型62の円柱体64の根元部のカシメ用壁面65によって円筒体43の先端部が押し広げられ、抜止め手段としてのフランジ状部43aが形成される。
【0009】
しかしながら、円筒体43の先端部は図7(b)に示すような理想的な形状にはならず、実際には、図7(c)に示すように、円筒体43の周壁が外方へ倒れて先端部が開き勝ちになる。そのため、別の板状部材45に当接して、板状部材の相対回転が阻害されるという不都合が発生しやすく、品質懸念事項となっていた。
【0010】
そこで従来は、上型62のカシメ用壁面65の形状の変更、押圧速度の調整、あるいは押圧工程数を増やす等の対策が採られていたが、有効な解決策とはならず、得率の低下および品質のバラツキの要因となっていた。
【0011】
上述の事情に鑑み、本発明の第1の目的は、カシメ加工を施すことなく、フランジ状部を先端に備えた円筒体を金属板部材上に立設する方法を提供することにある。
【0012】
本発明の第2の目的は、金属板部材で構成されるロータリーシャッタを備えた小型磁気ディスクカートリッジを作成する際に、上記方法を利用して、フランジ状部を先端に備えた軸筒を上記金属板部材上に立設する方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の方法は、金属板部材に円孔を形成し、次いでこの円孔の周囲に第1のバーリング加工を施して上記金属板部材上に第1の円筒体を立設し、次いでこの第1の円筒体の周囲に同心的に第2のバーリング加工を施して、上記金属板部材上に上記第1の円筒体よりも大径でかつこの第1の円筒体が変形されたフランジ状部を先端に備えた第2の円筒体を形成することを特徴とするものである。
【0014】
この場合、上記第2の円筒体を形成する途中で第2のバーリング加工を中断して、第2の円筒体の未完形態である環状突縁を、円孔を備えた別部材の円孔に挿通した後に、第2のバーリング加工を再開して、抜止め手段としての上記フランジ状部を先端に備えた、上記別部材と相対回転可能な上記第2の円筒体を完成させることが好ましい。
【0015】
上記金属板部材は、アルミニウム合金からなることが好ましい。
【0016】
また、本発明の方法は、記録媒体としての磁気ディスクを収容する扁平なハウジングを備え、このハウジングが、磁気ディスクに対して磁気ヘッドをアクセスさせるための開口部と、この開口部を開閉するための、金属板部材で構成されるロータリーシャッタとを備えてなる磁気ディスクカートリッジにおいて、フランジ状部を先端に備えた軸筒を金属板部材に立設する方法であって、
上記金属板部材に円孔を形成し、次いでこの円孔の周囲に第1のバーリング加工を施して金属板部材上に第1の円筒体を立設し、次いでこの第1の円筒体の周囲に第2のバーリング加工を施して、上記金属板部材上に上記第1の円筒体よりも大径でかつ第1の円筒体が変形されたフランジ状部を先端に備えた第2の円筒体を形成することを特徴とするものである。
【0017】
この場合も、上記第2の円筒体を形成する途中で第2のバーリング加工を中断して、第2の円筒体の未完形態である環状突縁を、円孔を備えたハウジング構成部材の円孔に挿通した後に、第2のバーリング加工を再開して、上記ハウジング構成部材に回転可能に支持されかつ抜止め手段としての上記フランジ状部を先端に備えた第2の円筒体を完成させることが好ましい。
【0018】
上記ロータリーシャッタの構成部材である金属板部材がアルミニウム合金からなることが好ましい。
【0019】
なお、上述のようにロータリーシャッタ側に軸筒を形成する代わりに、同様の方法でハウジング側に軸筒を形成することもできる。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、金属板部材に対し2段階のバーリング加工を施すことによって、カシメ加工を伴わずに抜止め手段としてのフランジ状部を先端に備えた円筒体を金属板部材上に立設することができるから、フランジ状部を作成するためのカシメ加工に伴う円筒体の周壁の倒れを防止することができる。
【0021】
したがって、この方法を磁気ディスクカートリッジのロータリーシャッタを構成する金属板部材に軸筒を形成する場合に適用することによって、軸筒とハウジングとが図7(c)に示すような状態で接触するのを回避することができ、得率および品質の向上、ならびにコスト低減を可能にしたディスクカートリッジ機構部品を供給することができる効果がある。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して、本発明の方法について詳細に説明する。
【0023】
図1(a)〜(c)および図2(a)〜(c)は、本発明による、フランジ状部を先端に備えた円筒体を金属板部材上に立設する方法の原理的な説明図である。
【0024】
先ず、アルミニウム合金のような比較的軟らかい金属で形成された板部材20に対し、第1のバーリング工具(図略)を用いて、図6(a)〜(e)と同様の1回目のバーリング加工(第1のバーリング加工)を施して、円筒体21を板部材20上に立設する。
【0025】
次に、図1(b)に示すように、円筒体21の軸孔に挿入可能な先端の円柱状小径部71と、この小径部71の根元に連接して下方へ向かって拡径する切頭円錐体72と、この切頭円錐体72の小径部71側とは反対側に連接する円柱状大径部73とを同心的に備えた、より大径の第2のバーリング工具70を用意し、その小径部71を円筒体21の軸孔に下方から挿入する。
【0026】
次に、所定の内径(図2(c)に示す目的とする第2の円筒体23の外径に略等しい)の円孔75aを備えた治具75で周囲を押さえながらバーリング工具70を図の上方へ移動させて2回目のバーリング加工(第2のバーリング加工)を行なうことにより、図1(c)に示すように、工具70の切頭円錐体72によって円筒体21の周囲の金属板部分23´が上方へ押し広げられるとともに、円筒体21も延伸されて軸線に対して傾斜したフランジ状に変形され、この部分22´の外端が治具70の円孔75aの垂直な内壁面に当接し、軸線に対して傾斜した環状部分22´,23´からなる中間状態の環状突縁が形成される。
【0027】
次に、ここで2回目のバーリング加工を一旦中断し、工具70および治具75を除去してから、図2(a)に示すように、治具75の円孔75aの内径よりも大径の円孔28aを備えた別の板部材28の円孔28aに上記環状突縁を挿入する。なお、上記別の板部材28の挿入に先立って、必要に応じて浅いV字状の溝Gを環状部分23´の根元に沿って刻設しておくことが好ましい。
【0028】
次に図2(b)に示すように、バーリング工具70による2回目のバーリング加工を再開して中間状態の環状突縁を立ち上げることにより、図2(c)に示すような、別部材28と相対回転可能でかつ抜止め手段としてのフランジ状部22を先端に備えた円筒体23が金属板部材20上に立設される。
【0029】
なお、図2(b)の工程においては治具75を用いることは不可能であるが、図1(c)の工程において、環状部分23´の根元部分が十分に曲げられるので、図2(b)の工程において円筒体23を形成することができる。しかしながら、さらに前記したように、浅いV字状の溝Gを環状部分23´の根元に沿って刻設しておくことにより、この根元部をより正確に曲げることができる。
【0030】
また、本発明の理解を容易にするために、図1および図2においては、1回目のバーリング加工で形成された円筒体21の内径と、2回目のバーリング加工で形成される円筒体23の内径との比が比較的大きくなるように描いてあるが、本発明の方法の原理上、実際にはこの比が1に近い程加工は容易になる。因みに、後述する図5に示す実施の形態において例示された実際の寸法比d5/d2は約1.05になっている。
【0031】
次に、本発明の方法を、ハウジングに回転可能に支持されたロータリーシャッタを備えた磁気ディスクカートリッジにおけるロータリーシャッタの軸支構造の形成に適用した場合について説明する。
【0032】
図3(a),(b)は、本発明の方法が適用される磁気ディスクカートリッジにおける、そのロータリーシャッタ7が閉状態にある平面図および底面図、図4は、図3(b)のIV−IV線に沿った要部の拡大断面図である。
【0033】
それ自体は公知の磁気ディスクカートリッジ1は、押込み部2aを含む樹脂製のフレーム2と、厚さ0.2mm程度のステンレス鋼板からなる上下シェル3,4とによって構成された、幅50mm、奥行き55mm、厚さ1.95mmの扁平なハウジング内に、1GBの記憶容量を有する直径1.8インチ(45.7mm)の磁気ディスク5を、ドライブ装置に装填されたときに回転自在になるように収容している。磁気ディスク5の中央部には、中心孔10aを備えたセンタコア10が固着されている。
【0034】
この磁気ディスクカートリッジ1は、ドライブ装置が備えているスロットに挿入形式で装填されるように構成され、上下シェル3,4には、ドライブ装置が備えている磁気ヘッドを磁気ディスク5の表面にアクセスさせるためのV字状の開口部6が形成され、上下シェル3,4の内側には、上記開口部6を回転式に開閉するための開口部7aを備えたロータリーシャッタ7が、図示しないバネ部材によって閉方向に付勢された態様で設けられている。
【0035】
ロータリーシャッタ7は、互いに係合された、厚さ0.18mm程度のアルミ合金の薄い板部材で形成された上下のシャッタ部材7U、7Dからなり、上シャッタ部材7Uは、バーリング加工によって上シェル3の下面から内方へ突設された小径の円筒体3aによって回転可能に軸支され、かつ円筒体3aの先端には、円筒体3aからの上シャッタ部材7Uの抜け出しを防止するための部材9が溶接されて、センタコア10の中心孔10a内に介入している。
【0036】
下シェル4の中央部には、センタコア10を外部に臨ませる円形の開口部4aが形成され、下シャッタ部材7Dの中心部には、図4に示すように、下シェル4の開口部4aの周縁に遊嵌される大径の円筒体7Daが下方へ向かって突設されて、この円筒体7Daによって、下シャッタ部材7Dが下シェル4に回転可能に支持されているとともに、円筒体7Daの軸孔14からセンタコア10が外部に臨んでいる。円筒体7Daの先端には、抜止め手段としてのフランジ状部12が形成されている。上下のシャッタ部材7U,7Dの内面にはライナ13が貼付されている。
【0037】
さらに下シェル4には、ロータリーシャッタ7と同心的な円弧状溝4bが形成され、下シャッタ部材7Dには、上記円弧状溝4bから突出しかつこの円弧状溝4bに沿って移動してロータリーシャッタ7を開閉するシャッタノブ7bが固設されている。
【0038】
ところで、下シャッタ部材7Dの円筒体7Daは、下シャッタ部材7Dに対するバーリング加工によって形成され、その先端の抜止め手段としてのフランジ状部12が、従来はカシメ加工によって形成されていたために、図7(c)に示すような不都合が生じていたが、円筒体7Daおよびフランジ状部12の形成に、図1および図2で説明した方法を適用することによって、上記不都合を解消することができた。
【0039】
図5(a)〜(f)は、下シャッタ部材7Dの円筒体7Daの形成に際して、図1および図2に示した方法を適用した場合の順次の工程を示す説明図である。なお、図5においては、下シャッタ部材7Dの上下が図4とは反対になっている。
【0040】
先ず、図5(a)に示すように、厚さ0.2mmのアルミニウム合金からなる下シャッタ部材7Dに直径d1=13.8〜13.9mmの円孔16を開け、次に図5(b)に示すように、1回目のバーリング加工によって、図1(a)の円筒体21と同様の図5(b)に示すような円筒体11を立設する。この円筒体11の内径d2=14.1mm、下面からの高さh1=0.5mmであった。
【0041】
次に図1(b),(c)に示した工程と同様の2回目のバーリング加工を行ない、かつそのバーリング加工を途中で中断して、図5(c)に示すような、軸線に対して傾斜した環状部分12´,15´からなる中間状態の環状突縁を形成する。この環状突縁の外径d3=15.1mm、内径d4=14.5mmであった。そしてこの時点で、図2(a)に示したものと同様の、環状部分15´の根元に沿った浅いV字状の溝を刻設しておくことが好ましい。
【0042】
次に、図5(d)に示すように、上記環状突縁を下シェル4の開口部4aに挿入する。そして、次に図2(b)と同様に2回目のバーリング加工を再開して、中間状態の環状突縁を立ち上げ、図5(e)に示すように、円筒体7Daを形成する。なお、この時点では、円筒体7Daの先端のフランジ状部12が若干傾斜している可能性があるので、これを水平になるように修正して、図5(f)に示すように、図4に等しい状態の円筒体7Daを完成させる。この円筒体7Daの内径d5=14.8mm、外径d6=15.1mm、フランジ状部12の上面の幅d7=0.45mm、下シェル4の下面からの円筒体7Daの高さh2=0.6mmとなった。
【0043】
以上の説明で明らかなように、本実施の形態においては、下シャッタ部材7Dに対し2段階のバーリング加工を施すことによって、カシメ加工を伴わずに抜止め手段としてのフランジ状部12を先端に備えた円筒体7Daを下シャッタ部材7D上に立設することができるから、フランジ状部12を作成するためのカシメ加工に伴う円筒体7Daの周壁の倒れを防止することができる。
【0044】
したがって、円筒体7Daが下シェル4に対し、図7(c)に示すような状態で接触するのを回避することができ、得率および品質の向上、ならびにコスト低減を可能にしたディスクカートリッジ機構部品を供給することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)〜(c)は、本発明の方法の前半の工程の説明に供する原理的な説明図
【図2】図2(a)〜(c)は、本発明の方法の後半の工程の説明に供する原理的な説明図
【図3】図3(a),(b)は、本発明の方法が適用される磁気ディスクカートリッジにおけるロータリーシャッタが閉状態にあるときの平面図および底面図
【図4】図3(b)のIV−IV線に沿った拡大断面図
【図5】図5(a)〜(f)は、図3の磁気ディスクカートリッジのシャッタ部材に、本発明により円筒体を形成する場合の順次の工程を示す断面図
【図6】図7(a)〜(e)は、バーリング加工法の説明に供する説明図
【図7】円筒体の先端部にフランジ状部を形成する場合の説明図
【図8】従来の方法によりフランジ状部を形成するためのカシメ用治具の断面図
【符号の説明】
1 磁気ディスクカートリッジ
3 上シェル
3a 軸筒としての円筒体
4 下シェル
5 磁気ディスク
7 ロータリーシャッタ
7U 上シャッタ部材
7D 下シャッタ部材
7Da 円筒体
10 センタコア
12 フランジ状部
50,70 バーリング工具

Claims (6)

  1. 金属板部材に円孔を形成し、次いで該円孔の周囲に第1のバーリング加工を施して前記金属板部材上に第1の円筒体を立設し、次いで該第1の円筒体の周囲に同心的に第2のバーリング加工を施して、前記金属板部材上に、前記第1の円筒体よりも大径でかつ前記第1の円筒体が変形されたフランジ状部を先端に備えた第2の円筒体を形成することを特徴とする、フランジ状部を先端に備えた円筒体を金属板部材上に立設する方法。
  2. 前記第2のバーリング加工により前記第2の円筒体を形成する途中で前記第2のバーリング加工を中断して、該第2の円筒体の未完形態である環状突縁を、円孔を備えた別部材の該円孔に挿通した後に、前記第2のバーリング加工を再開して、前記別部材と相対回転可能でかつ抜止め手段としての前記フランジ状部を先端に備えた前記第2の円筒体を完成させることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記金属板部材がアルミニウム合金からなることを特徴とする請求項1または2記載の方法。
  4. 記録媒体としての磁気ディスクを収容する扁平なハウジングを備え、該ハウジングが、前記磁気ディスクに対して磁気ヘッドをアクセスさせるための開口部と、該開口部を開閉するための、金属板部材で構成されるロータリーシャッタとを備えてなる磁気ディスクカートリッジにおいて、フランジ状部を先端に備えた軸筒を前記金属板部材に立設する方法であって、
    前記金属板部材に円孔を形成し、次いで該円孔の周囲に第1のバーリング加工を施して前記金属板部材上に第1の円筒体を立設し、次いで該第1の円筒体の周囲に第2のバーリング加工を施して、前記金属板部材上に、前記第1の円筒よりも大径でかつ前記第1の円筒体が変形されたフランジ状部を先端に備えた第2の円筒体を形成することを特徴とする、フランジ状部を先端に備えた軸筒を金属板部材上に立設する方法。
  5. 前記第2の円筒体を形成する途中で前記第2のバーリング加工を中断して、該第2の円筒体の未完形態である環状突縁を、円孔を備えたハウジング構成部材の該円孔に挿通した後に、前記第2のバーリング加工を再開して、前記ハウジング構成部材に回転可能に支持されかつ抜止め手段としての前記フランジ状部を先端に備えた前記第2の円筒体を完成させることを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 前記金属板部材がアルミニウム合金からなることを特徴とする請求項4または5に記載の方法。
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