JP2004330255A - ハイドロフォーミング装置 - Google Patents

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Katsumi Ishigaki
勝己 石垣
Takumi Fukumura
卓己 福村
Masaru Haneda
勝 羽田
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Yamamoto Suiatsu Kogyosho Co Ltd
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Abstract

【課題】素材チューブの材料特性に起因する成形誤差を解消し、高精度の波形断面を有するチューブを高能率に製造することができるハイドロフォーミング装置を提供する。
【解決手段】固定金型5と移動金型7との間の中間金型6に変位センサ9aを取付け、この変位センサ9aのセンサロッド90を、中間金型6の孔型60内側中央部に突出させ、中間金型6の内側にて生じる素材チューブSの周壁の膨れ変位を検出し、例えば、検出された膨れ変位が所定量に達したことを条件として移動ヘッド4を動作させ、移動金型7を固定金型5に向けて接近移動させる構成とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、波形に屈曲成形された周壁を有するチューブを製造すべく用いられるハイドロフォーミング装置に関し、特に、ランフラットタイヤに用いられるサポートチューブ等、波形の屈曲形状に高い形状精度が要求されるチューブの製造を可能とするためのハイドロフォーミング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車の安全走行に寄与する重要な技術として、走行中に不可避に発生するパンク時においても一定距離の走行を可能とするタイヤ、所謂、ランフラットタイヤが実用化されつつある。
【0003】
ランフラットタイヤは、主として、2通りの形式にて実用化が図られている。一方の形式は、タイヤのサイドウォールを内面に被着された硬質ゴムにより補強し、パンクの発生時に補強されたサイドウォールにより車重を支えて走行することができるように構成されたサイド補強式のランフラットタイヤであり、他方の形式は、タイヤの内側にホイールリムに外嵌された金属製の中子(サポートチューブ)を取付け、パンクの発生時にタイヤのトレッド部をサポートチューブにより裏側から支えて接地させ、この状態で走行を継続することができるように構成された中子式のランフラットタイヤである(例えば、非特許文献1参照)。
【0004】
図7は、中子式のランフラットタイヤの内部構造の一例を示す断面図である。図示の如くランフラットタイヤ1は、トレッド部1aの両側に延設されたサイドウォール1b,1bの基端をホイールリム1cに嵌着固定してなるタイヤ本体の内側にサポートチューブ2を備えて構成されている。このサポートチューブ2は、2連の波形に屈曲成形された薄肉の周壁を有する短寸の金属チューブであり、両端部に一体化された支持部材2a,2aを介してホイールリム1cに外嵌され、波形の2つの山部をトレッド部1aの裏面に対向させて取付けられている。
【0005】
図7(a)は、通常走行時の状態を示している。本図に示す如く通常走行時のランフラットタイヤ1は、内側に加わる空気圧の作用によりトレッド部1aの表面を路面Rに押し付けた状態にあり、前記空気圧により車重を支えた状態での走行がなされる。図7(b)は、パンク発生後の状態を示している。本図に示す如くパンクにより内部の空気圧が失われたランフラットタイヤ1は、サポートチューブ2の山部間に裏面を支えられたトレッド部1aの表面を路面Rに押し付けた状態となり、サポートチューブ2により車重を支えた状態での走行がなされる。
【0006】
図8は、サポートチューブ2の一部破断斜視図である。本図に示す如くサポートチューブ2は、2つの山部20,20、及びこれらの間を連絡する谷部21を備えると共に、夫々の山部20,20の他側に前記支持部材2a,2aを一体化させるための短寸の直線部22,22を備える断面形状を有している。
【0007】
このような断面形状を有するサポートチューブ2は、例えば、プレス加工により得られた波形の板材をチューブ形に成形し、端部を溶接により接合する手順、又はスピニングマシンを用いてチューブ材を絞り成形する手順により製造することができるが、これらの手順によった場合、多くの工数及び時間を要するという問題がある。更に、前者の手順によった場合、溶接部の信頼性の問題があり、また後者の手順によった場合、表面に成形疵が生じることが避けられないという問題があって、サポートチューブ2に要求される高い信頼性を確保することは難しい。
【0008】
このような難点を解消し、高い信頼性を有するサポートチューブ2を製造する手段として、高圧の液体(一般的には高圧水)を利用して成形を行うハイドロフォーミングがある。本願出願人は、内部流れの作用、外部からの加振等の振動に起因する流体輸送用の配管系の破損を防止することを目的とし、この種の配管系の各部に介装して用いられるフレキシブルチューブをハイドロフォーミングにより製造する装置を、従来から実用化している(例えば、特許文献1参照)。
【0009】
この装置は、同軸上に対向配置された一対の押圧ヘッドと、これらの間に並設された複数の金型とを備えてなり、素材となるチューブを押圧ヘッド間にセットし、この素材チューブの外側を囲繞するように前記金型を等間隔に並べ、素材チューブの内側に液圧を加えつつ押圧ヘッドを接近移動させて、液圧の作用により外側に膨れ出す素材チューブの周壁を押圧ヘッドの間にて相互に突き合わされる各金型の合わせ形状に沿わせて波形に屈曲成形する構成となっている。
【0010】
この装置によれば、図8に示すような山部20,20、谷部21及び直線部22,22に対応する合わせ形状を有する金型を用いることにより、ランフラットタイヤ1に用いられるサポートチューブ2を簡易に製造することができる。この製造においては、チューブ形の素材を用いるため溶接が不要であり、また、液圧による成形であるため成形疵が生じる虞れがなく、高い信頼性を有する良質のサポートチューブ2を高能率に製造することができる。
【0011】
【特許文献1】
特開平10−80729号公報
【非特許文献1】
日経メカニカル2002年5月号,no572,p.51−56
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特許文献1に開示されたハイドロフォーミング装置においては、内側に加わる液圧の作用による素材チューブの変形状態が、使用する素材チューブの抗張力、内部応力等の材料特性のばら付きに影響されることが避けられず、金型の合わせ形状に正確に合致した成形品が得られない場合があった。
【0013】
このように生じる成形誤差は、流体輸送用の配管系に用いられるフレキシブルチューブの製造においては問題とならない程度のわずかな誤差である。しかしながら、ランフラットタイヤ1用のサポートチューブ2の製造においては、走行中の車重を支えての走行を安定して行わせるために、山部20,20の高さ、谷部21の深さ、山部20,20間の間隔等を含めた各部の形状寸法を高精度にて実現することが要求されており、この要求に応えるために前述した成形誤差を解消することが重要な課題となっている。
【0014】
なおこの成形誤差は、材料特性のばら付きが小さい高品質の素材チューブを使用し、また液圧の作用下での成形時間を十分に長く確保することにより低減することができるが、高品質の素材チューブの使用は製品コストの上昇を招き、また長い成形時間は生産性の低下を招くこととなり、大量生産が必要となるランフラットタイヤ1用のサポートチューブ2の製造においては好ましい対策ではない。
【0015】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、素材チューブの材料特性に起因する成形誤差を解消し、金型の合わせ形状に合致した高精度の波形断面を有するチューブを高能率に製造することができ、ランフラットタイヤ用のサポートチューブ等、高い形状精度が要求される波形断面のチューブの製造に対応可能なハイドロフォーミング装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るハイドロフォーミング装置は、同軸上に対向配置された一対の押圧ヘッドと、これらの押圧ヘッドの間に並設された複数の金型とを備え、前記押圧ヘッドにより両端を保持され、前記金型の夫々により外側を囲繞された素材チューブの内側に液圧を加えつつ前記押圧ヘッドを接近移動させて、前記液圧の作用により外側に膨れ出す前記素材チューブの周壁を、前記押圧ヘッドの間にて相互に突き合わされる各金型に沿わせて波形に屈曲成形するハイドロフォーミング装置において、前記液圧の作用により前記金型の内側にて生じる前記素材チューブの周壁の膨れ変位を検出する変位検出手段と、該変位検出手段の検出結果に基づいて前記押圧ヘッドの移動を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0017】
本発明においては、液圧の作用により外側に膨れ出す素材チューブの膨れ変位を変位検出手段により検出し、この検出結果からわかる素材チューブの材料特性の相違を加味して、複数の金型の突き合わせのためになされる押圧ヘッドの接近移動を制御することにより、金型の合わせ形状に合致した高精度の波形断面を有するチューブを成形する。押圧ヘッドの移動制御は、例えば、変位検出手段により検出される膨れ変位が所定値に達した後に接近移動を開始させることによりなされる。
【0018】
また本発明の第2発明に係るハイドロフォーミング装置は、第1発明における変位検出手段が、前記素材チューブの軸長方向の略中央部での膨れ変位を検出すべく配してあることを特徴とする。
【0019】
この発明においては、変位検出手段による素材チューブの膨れ変位の検出を、液圧の作用により最初に膨れ出し、材料特性の相違を反映する素材チューブの中央部において行い、この検出結果に基づく押圧ヘッドの移動制御により金型の合わせ形状に合致した高精度の波形断面を有するチューブを成形する。
【0020】
更に本発明の第3発明に係るハイドロフォーミング装置は、第1発明又は第2発明における一対の押圧ヘッドの一方から突出され、前記素材チューブの内側に前記液圧の作用隙間を余して挿入される中子を備えることを特徴とする。
【0021】
この発明においては、液圧の導入前に素材チューブの内側に中子を挿入し、この中子と素材チューブとの間の隙間に液圧を導入することにより、圧液の充填のために必要な時間を短くし、成形所要時間の短縮を図り、高い形状精度を有するチューブを高能率にて製造する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係るハイドロフォーミング装置の構成を模式的に示す側断面図である。これらの図に示すハイドロフォーミング装置は、図7に示すランフラットタイヤ1用のサポートチューブ2の製造に用いるべく、同軸上に対向配置された固定ヘッド3及び移動ヘッド4と、これらの間に並設された固定金型5、中間金型6及び移動金型7を備えて構成されている。
【0023】
固定ヘッド3及び移動ヘッド4は、夫々との対向側に同径の開口を有する円筒体であり、他側の軸心部に同軸的に連結された各別の押圧シリンダ30,40の動作により互いに接離する向きに移動可能としてある。なお、押圧シリンダ30の動作による固定ヘッド3の移動は、後述する素材チューブSのセット時に限って行われ、該素材チューブSの後述する成形は、固定ヘッド3を所定位置に固定し、長い動作ストロークを有する押圧シリンダ40の動作により移動ヘッド4を移動せしめて行われる。
【0024】
固定ヘッド3には、円柱形をなす中子8が内嵌保持させてある。固定ヘッド3の内部底面に対向する中子8の基端は、前記底面に固設された中子シリンダ80の出力端に同軸的に固定され、また、固定ヘッド3の開口部から適長突出する中子8の先端側の外周面は、前記開口部の内周縁に巻着された端面シール31により液密に封止されている。この構成により中子8は、中子シリンダ80の動作に応じて端面シール31による封止下にて軸長方向に移動することが可能であり、この移動は、図1中に実線により示す如く、中子8の基部が固定ヘッド3の内側に引き込まれた退入位置と、図1中に2点鎖線により示す如く、固定ヘッド3の外側への突出長さを増した進出位置との間にて行われるようになしてある。
【0025】
移動ヘッド4の開口部の内周縁にも、前記端面シール31と同様の端面シール41が巻着されており、中子シリンダ80の動作により前述した進出位置に達した中子8の先端部は、端面シール41による封止下において移動ヘッド4の内部に適長挿入された状態となり、押圧シリンダ40の動作による移動ヘッド4の移動は、前記端面シール41による封止状態を保って行われるようになしてある。
【0026】
また中子8の外周面には、前記進出位置にあるとき固定ヘッド3の外側に突出する部位に、適長に亘って窪ませた凹部81が設けてあり、この凹部81は、中子8の内部にクランク状に穿設された導圧孔82により、該中子8の基端部近傍の外周面に連通されている。固定ヘッド3の内周面には、前記端面シール31よりも内側であり、進出位置に達した中子8の導圧孔82の他端部に連通する位置に導圧溝32が周設されており、この導圧溝32は、固定ヘッド3の周壁の外側に接続された導圧管33により図示しない水圧発生源に連結されている。
【0027】
固定金型5、中間金型6及び移動金型7は、以上の如き固定ヘッド3及び移動ヘッド4の対向面間に所定の間隔を保って並設された平板状の部材である。固定金型5の一面は、固定ヘッド3の端面に、また移動金型7の一面は、移動ヘッド4の端面に夫々当接させてあり、固定金型5及び移動金型7は、固定ヘッド3及び移動ヘッド4により押圧され、同軸上にて接離移動するようになしてある。
【0028】
中間金型6は、固定金型5と移動金型7との間に、夫々の対応部位に挿通された複数本(図1の下半部に1本のみ図示)のガイドバー10,10…により、これらに沿って軸長方向への移動のみが可能に支持されている。中間金型6と固定金型5及び移動金型7との間は、夫々の対向面間に架設された各複数(図1の下半部に各1つのみ図示)の押しばね11,11…のばね力により互いに等しい距離に保たれている。これらの押しばね11,11…は、固定金型5及び移動金型7を貫通し、中間金型6に螺合する各別の調整ボルト12,12…に外嵌保持させてあり、中間金型6と固定金型5及び移動金型7との間の離隔距離は、前記調整ボルト12,12…の螺進により各別に調整可能としてある。
【0029】
図2は、中間金型6の外観斜視図である。図示の如く中間金型6は、矩形平板の中央部に円形断面を有する孔型60を備え、該孔型60の軸心を通る割り面61により2つ割り可能に構成されている。孔型60は、成形すべきサポートチューブ2の谷部21(図8参照)に対応する内径を有する小径部と、該小径部の厚さ方向の両側に連設され、サポートチューブ2の山部20,20(図8参照)の半部に対応する凹部とを備えている。
【0030】
中間金型6の4隅には、前記ガイドバー10,10…の挿通孔62,62…が貫通形成され、これらの挿通孔62,62…の内側の所定の円周上に、前記調整ボルト12,12…をねじ込むための複数(本図においては4個)のねじ孔63,63…が形成されている。また中間金型6は、前記割り面61の両側に外向きに張り出すように突設された型締め鍔64,64を備えており、これらの型締め鍔64,64を、図中に2点鎖線により示す型締め部材65,65により掴持して、割り面61による2つ割り不可に一体化される構成としてある。
【0031】
このような中間金型6には、一部を破断して示すように、厚さ方向の中央部を径方向に貫通し、孔型60の小径部の略中央に開口するセンサ孔66が形成されている。このセンサ孔66には、中間金型6の外周に取付けた変位センサ9aのセンサロッド90が挿通されており、該センサロッド90の先端は、孔型60の小径部の内側に適長突出させてある。変位センサ9aは、センサロッド90の軸長方向変位を検出して、この変位量に対応する出力を発するセンサであり、例えば、リニアポテンシオメータ、差動トランスを用いて構成されている。
【0032】
図3は、固定金型5の外観斜視図である。図示の如く固定金型5は、中間金型6と同様、中央に円形断面の孔型50を備え、該孔型50の軸心を通る割り面51により2つ割り可能に構成された矩形平板である。固定金型5の孔型50は、中間金型6の孔型60とは異なり、成形すべきサポートチューブ2の山部20(図8参照)の半部に相当する凹部を一面側に備え、この凹部の内径側にサポートチューブ2の直線部22に対応する小径部を連設した形状を有している。
【0033】
固定金型5の4隅には、前記ガイドバー10,10…の挿通孔52,52…が貫通形成され、また、これらの挿通孔52,52…の内側の所定の円周上に、前記調整ボルト12,12…を挿通させるための複数(本図においては4個)のボルト孔53,53…が貫通形成されている。また固定金型5は、割り面51の両側に外向きに張り出すように突設された型締め鍔54,54を備えており、これらの型締め鍔54,54を、図中に2点鎖線により示す型締め部材55,55により掴持して、割り面51による2つ割り不可に一体化される構成としてある。
【0034】
このように構成された固定金型5の端面には、径方向に延設され、孔型50の最大径部に連通するセンサ溝56が形成されており、このセンサ溝56には、固定金型5の外周に取付けた変位センサ9bのセンサロッド91が挿通されている。図2に示す如く、中間金型6の端面にも同様のセンサ溝67が形成されており、前記変位センサ9bのセンサロッド91は、固定金型5と中間金型6との合わせ部において、センサ溝56,67により形成される孔を通して孔型50,60の最大径部の内側に適長突出させてある。
【0035】
移動金型7は、固定金型5と同様の構成を有しており、この移動金型7の孔型70と前記中間金型6の孔型60との合わせ部内には、図1に示す如く、移動金型7の外側に取付けた変位センサ9cのセンサロッド92が突出させてある。
【0036】
以上の如く取付けられた変位センサ9a〜9cの出力は、制御部13に与えられている。制御部13は、予め定められた制御プログラムに従って本発明に係るハイドロフォーミング装置の動作を制御する動作をなすものであり、その出力は、固定ヘッド3の押圧シリンダ30、移動ヘッド4の押圧シリンダ40、中子8の中子シリンダ80、導圧管33の中途に設けられた開閉弁34等に与えられている。
【0037】
図4及び図5は、以上の如く構成された本発明に係るハイドロフォーミング装置によるサポートチューブ2の成形手順の説明図である。なお、これらの図中には、ガイドバー10、押しばね11、調整ボルト12及び制御部13の図示を省略してある。
【0038】
サポートチューブ2の成形は、図1に示す如く、固定ヘッド3からの中子8の突出部に薄肉の管体である素材チューブSを外嵌せしめた状態にセットし、移動ヘッド4との間に挾持させた後、該素材チューブSの外側に、固定金型5、中間金型6及び移動金型7を所定の間隔を保って並べ、この状態で中子シリンダ80の動作により中子8を進出移動させて、移動ヘッド4内に適長挿入せしめた状態にて開始される。
【0039】
中子8への素材チューブSのセットは、固定ヘッド3と移動ヘッド4とを離反せしめ、また、固定金型5、中間金型6及び移動金型7を、セット用の空間確保のために夫々2つ割りした状態でなされる。この後の成形は、押圧シリンダ30の動作により固定ヘッド3を移動ヘッド4に接近移動させ、前記端面シール31及び端面シール41に素材チューブSの両端面を押し当てて液密に封止すると共に、2つ割りされた固定金型5、中間金型6及び移動金型7を素材チューブSの外側を囲繞するように一体化させ、更に、水圧発生源から送出される高圧水を導圧管33を経て送り込むと共に、押圧シリンダ40の動作により移動ヘッド4を固定ヘッド3に向けて接近移動させて行われる。
【0040】
なお、固定金型5、中間金型6及び移動金型7を一体化させたとき、素材チューブSの両端部は、図1に示す如く、内側に挿入された中子8と、固定金型5及び移動金型7の孔型50,70の小径部との間に挾持された状態となり、素材チューブSの中央部は、中間金型6の孔型60の小径部に所定の間隙を隔てて対向した状態となる。
【0041】
このような状態で導圧管33を経て送り込まれる高圧水は、固定ヘッド3の内周面に周設された導圧溝32に導入され、この導圧溝32内に前述の如く連通する導圧孔82を経て中子8の外周に設けられた凹部81に満たされることとなり、この高圧水の圧力が、図4中に矢符にて示す如く、端面シール31,41により両側を封止された素材チューブSの内側に作用する。このような水圧の作用により素材チューブSは、図4に示す如く外向きに膨れ出すように変形を開始する。
【0042】
以上の如き高圧水の導入は、中子8が挿入された素材チューブSに対して行われるから、素材チューブSをセットした後、該素材チューブSが変形を開始するまでの間に、凹部81により形成される環状空間内に高圧水を満たす時間が必要となるのみであり、成形工程間の無駄時間を大幅に減じることができ、高能率での生産が可能となるという利点がある。
【0043】
本発明に係るハイドロフォーミング装置においては、中央金型6の孔型60内に変位センサ9aのセンサロッド90が突出しており、該センサロッド90は、前述した高圧水の作用により膨れ変形する素材チューブSの中央部に当接して押圧され、変位センサ9aの出力が変化する。このような変位センサ9aの出力は、素材チューブSの軸長方向の略中央部での膨れ変位の検出結果を示す信号として制御部13に与えられており、この検出結果を用いて制御部13は、以下に示す如き制御動作を行う。
【0044】
図6は、制御部13の動作内容を示すフローチャートである。制御部13は、例えば、素材チューブSのセットを完了した後、成形開始のための所定の操作がなされたことを条件として動作を開始し、まず、固定ヘッド3の押圧シリンダ30に動作指令を発し、該固定ヘッド3を所定量進出動作させて、移動ヘッド4との間に素材チューブSを挾持せしめ、また中子シリンダ80に動作指令を発し、中子8を所定量進出動作させて素材チューブS内に挿入し、更に、2つ割りされた固定金型5、中間金型6及び移動金型7の開閉手段に動作指令を発し、これらを前述の如く一体化させる成形準備動作を行う(ステップ1)。
【0045】
このような成形準備動作を終えた後、制御部13は成形動作を開始し、まず、導圧管33の中途に設けられた開閉弁34に開指令を発し、導圧管33を開放して素材チューブSの内部に高圧水を導入し(ステップ2)、次いで、変位センサ9aにより検出される素材チューブSの中央部の膨れ変位δを所定のサンプリング周期にて取込み(ステップ3)、この膨れ変位δが、予め設定された変位量δに達したか否かを判定し(ステップ4)、設定変位量δに達していない場合、前記膨れ変位δの取込みを継続しつつ待機する。
【0046】
一方、ステップ3において膨れ変位δの検出値が設定変位量δに達したと判定された場合、制御部13は、移動ヘッド4の押圧シリンダ40に動作指令を発し、移動ヘッド4を固定ヘッド3に向けて移動させる(ステップ5)。
【0047】
固定ヘッド3に向けて移動ヘッド4を移動させた場合、移動ヘッド4に当接させてある移動金型7が、固定ヘッド3に当接させてある固定金型5に接近移動せしめられ、これらの間に配された中間金型6も、前記押しばね11,11…の作用により固定金型5及び移動金型7と等距離を保ちつつ固定金型5に向けて接近移動せしめられる。この移動は、図5に示す如く、固定金型5、中間金型6及び移動金型7が相互に突き合わされた状態となるまで継続される。
【0048】
この移動により素材チューブSは、内部に加わる液圧の作用による膨れ変形を継続しつつ固定金型5と移動金型7との間にて押圧され、図5に示す如く、固定金型5、中間金型6及び移動金型7の孔型50,60,70に沿うように波形に屈曲成形される。これらの孔型50,60,70は、前述の如き形状を有しており、図8に示す如く、一対の山部20,20、これらの間の谷部21、及び山部20,20の両側に連続する直線部22,22を備えるサポートチューブ2が得られる。
【0049】
このような制御部13の動作により素材チューブSは、内部に加わる高圧水の作用による中央部の膨れ変位が所定値に達した時点、即ち、所定の初期変形が生じた時点において移動を開始する移動ヘッド4により軸長方向の押圧力を加えられることとなる。前記初期変形は、使用される素材チューブSの抗張力、内部応力等の材料特性に応じて異なるから、このような初期変形の結果に基づいてなされる押圧開始後の素材チューブSの変形を、材料特性の如何に拘らず略同一の状態で行わせることができ、成形完了後に得られるサポートチューブ2は、固定金型5、中間金型6及び移動金型7の合わせ形状に正確に合致した高い形状精度を有するようになる。
【0050】
なお以上の実施の形態においては、中間金型6に1つの変位センサ9aを備え、該変位センサ9aの検出結果に基づいて移動ヘッド4の移動を開始させる構成としてあるが、変位センサ9aを複数備え、これらにより素材チューブSの中央部における膨れ変位を周方向の複数か所にて検出し、これらの検出結果に基づいて移動ヘッド4の移動を開始させる構成としてもよい。また、変位センサ9aの検出結果は、移動ヘッド4の移動開始のみならず、移動速度等を含めた移動ヘッド4の移動全般の制御に用いることができる。更に、膨れ変位δの検出値との比較に用いる設定変位量δは、材料、サイズ、厚さの異なる種々の素材チューブSを用いた成形試験の結果に基づいて成形後に良好な形状精度を有し得るように決定すればよい。
【0051】
制御部13は、例えば、押圧シリンダ40に取付けた変位センサ、圧力センサ等の検出結果に基づいて、移動ヘッド4の移動が完了したか否かを判定し(ステップ6)、移動が完了し、固定金型5、中間金型6及び移動金型7の突き合わせがなされたと判定された場合、次いで、固定金型5及び移動金型7と中間金型6との合わせ部に夫々取付けられた変位センサ9b,9cの検出値δ,δを取込む(ステップ7)。前述した如く変位センサ9bは、固定金型5と中間金型6との合わせ部において、両者の孔型50,60の最大径部の内側に突出するセンサロッド91を備えており、同じく変位センサ9cは、移動金型7の孔型70及び中間金型6の孔型60の最大径部の内側に突出するセンサロッド92を備えており。これらの変位センサ9b,9cの検出値δ,δは、成形により得られたサポートチューブ2の一対の山部20,20の実外径に夫々対応する。
【0052】
次いで制御部13は、変位センサ9b,9cの検出値δ及びδが予め設定された基準値δに達しているか否かを判定し(ステップ8,9)、夫々が基準値δに達していない場合、固定金型5、中間金型6及び移動金型7の合わせ状態を維持したまま水圧の印加を継続し、基準値δに達した時点において一連の成形動作を終える。
【0053】
ステップ7〜ステップ9の動作により、成形完了後に得られるサポートチューブ2を、固定金型5、中間金型6及び移動金型7の合わせ形状に一層正確に合致させることができ、高い形状精度を有するサポートチューブ2を製造することができる。
【0054】
なおステップ8,9での判定の結果、変位センサ9b,9cの検出値δ及びδが基準値δに達していないと判定された場合、成形を促進すべく素材チューブSの内側に加えられる水圧を上昇させるようにしてもよい。また、以上の実施の形態においては、固定金型5及び移動金型7に各1つの変位センサ9b,9cを設けてあるが、変位センサ9b,9cを各複数備え、これらにより成形完了の判定を行わせるようにしてもよい。更に、ステップ7〜ステップ9の動作において、変位センサ9aの検出結果を併せて用いてもよい。
【0055】
また以上の実施の形態においては、ランフラットタイヤ1に用いるサポートチューブ2を製造する場合について述べたが、本発明に係るハイドロフォーミング装置は、波形に屈曲成形された周壁に高い形状精度が要求されるチューブの製造全般に適用することが可能であることは言うまでもない。
【0056】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明に係るハイドロフォーミング装置においては、液圧の作用により生じる素材チューブの膨れ変位を検出し、この検出結果に基づいて金型を押圧する押圧ヘッドの移動を制御するから、素材チューブの材料特性に起因する成形誤差を有効に解消し、金型の合わせ形状に高精度に合致した高精度の波形断面を有するチューブを高能率に製造することができ、例えば、ランフラットタイヤに用いるサポートチューブの大量生産に、要求精度を守りつつ対応することが可能となる。
【0057】
また、膨れ変位の検出を素材チューブの軸長方向の中央部にて行い、この検出結果を用いるから、素材チューブの材料特性に起因する成形誤差を一層確実に解消することができ、更に、素材チューブの内側に挿入される中子を備え、素材チューブの内側に加わる液圧を中子との間に導入するようにしたから、液圧導入に用する時間が大幅に削減され、より高能率での成形が可能となる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るハイドロフォーミング装置の構成を模式的に示す側断面図である。
【図2】本発明に係るハイドロフォーミング装置に用いられる中間金型の外観斜視図である。
【図3】本発明に係るハイドロフォーミング装置に用いられる固定金型の外観斜視図である。
【図4】本発明に係るハイドロフォーミング装置によるサポートチューブの成形手順の説明図である。
【図5】本発明に係るハイドロフォーミング装置によるサポートチューブの成形手順の説明図である。
【図6】制御部の動作内容を示すフローチャートである。
【図7】中子式のランフラットタイヤの内部構造の一例を示す断面図である。
【図8】サポートチューブの一部破断斜視図である。
【符号の説明】
1 ランフラットタイヤ
2 サポートチューブ
3 固定ヘッド
4 移動ヘッド
5 固定金型
6 中間金型
7 移動金型
8 中子
9a,9b,9c 変位センサ
13 制御部
S 素材チューブ

Claims (3)

  1. 同軸上に対向配置された一対の押圧ヘッドと、これらの押圧ヘッドの間に並設された複数の金型とを備え、前記押圧ヘッドにより両端を保持され、前記金型の夫々により外側を囲繞された素材チューブの内側に液圧を加えつつ前記押圧ヘッドを接近移動させて、前記液圧の作用により外側に膨れ出す前記素材チューブの周壁を、前記押圧ヘッドの間にて相互に突き合わされる各金型に沿わせて波形に屈曲成形するハイドロフォーミング装置において、
    前記液圧の作用により前記金型の内側にて生じる前記素材チューブの周壁の膨れ変位を検出する変位検出手段と、
    該変位検出手段の検出結果に基づいて前記押圧ヘッドの移動を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とするハイドロフォーミング装置。
  2. 前記変位検出手段は、前記素材チューブの軸長方向の略中央部での膨れ変位を検出すべく配してある請求項1記載のハイドロフォーミング装置。
  3. 前記一対の押圧ヘッドの一方から突出され、前記素材チューブの内側に前記液圧の作用隙間を余して挿入される中子を備える請求項1又は請求項2記載のハイドロフォーミング装置。
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