JP2004329484A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技用画像を鮮明に表示すると共に遊技盤の裏面側を簡易に構成し得る遊技機を提供する。
【解決手段】遊技用画像を表示する液晶表示ユニット11と、遊技用部品が固定可能に形成されると共に液晶表示ユニット11の前面側に配設されてその前面側で遊技球が移動可能な遊技盤21とを備えたパチンコ台1であって、遊技盤21は、遊技球が通過可能な通路21aがその内部に形成されると共に、液晶表示ユニット11における遊技用画像の表示部位に対向する部位が光透過性を有する材料で構成されている。
【選択図】 図3
【解決手段】遊技用画像を表示する液晶表示ユニット11と、遊技用部品が固定可能に形成されると共に液晶表示ユニット11の前面側に配設されてその前面側で遊技球が移動可能な遊技盤21とを備えたパチンコ台1であって、遊技盤21は、遊技球が通過可能な通路21aがその内部に形成されると共に、液晶表示ユニット11における遊技用画像の表示部位に対向する部位が光透過性を有する材料で構成されている。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技用画像を表示する表示部と、表示部の前面側に配設された遊技盤とを備えた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
今日のパチンコ台(遊技機)の多くは、遊技盤にモニターを配設して、遊技状態に対応した様々な遊技用画像をモニターに表示することによって遊技者を楽しませる演出が可能に構成されている。しかしながら、モニターに釘や役物などの遊技用部品を配設するのが一般的に困難なため、この種のパチンコ台には、モニターの存在に起因して遊技用部品の配設位置が制約されているという問題点がある。この場合、小形のモニターを採用したり、モニターを遊技盤の端部に配設したりすることによって遊技用部品の配設位置についての制約を少なくする方法も考えられる。しかし、この方法では、遊技用画像の表示による演出効果を十分に発揮させるのが困難となる。
【0003】
この問題点を解決可能なパチンコ台として、特開2002−200231号公報には、釘(7)などの遊技用部品を固定した光透過性を有する(透明な)樹脂製の遊技盤(遊戯盤:3)をモニター部(2)の前面側に配置したパチンコ台(パチンコ遊戯機)が開示されている。このパチンコ台では、モニター部と遊技盤とが別体のため、任意の位置に遊技用部品を配設することが可能になっている。また、モニター部に表示された遊技用の画像(11)を遊技盤を透して視認させるため、遊技盤の大きさと同程度の大形のモニター部を採用することが可能になっている。また、このパチンコ台(同公報において第2の実施形態として開示されているパチンコ遊戯機)では、遊技盤に形成された入賞口(14)から入賞した遊技球(遊戯球:12)が、遊技盤の裏面とモニター部の前面との隙間を通って落下して、遊技盤の下部で回収されるように構成されている。この場合、このパチンコ台では、遊技盤とモニター部との間に光透過性を有するモニター部保護板(13)が配設されているため、入賞口から入賞した遊技球が衝突してモニター部が破損する事態が防止されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−200231号公報(第4−6頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この従来のパチンコ台には、以下の問題点がある。すなわち、このパチンコ台では、入賞口から入賞した遊技球の衝突によるモニター部の破損を防止するために、遊技盤とモニター部との間にモニター部保護板が配設されている。このため、モニター部保護板が存在する分だけ光が減衰して、遊技用画像が不鮮明となるという問題点がある。また、モニター部保護板の配設に起因して遊技盤の裏面側の構成が複雑となるという問題点もある。
【0006】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、遊技用画像を鮮明に表示すると共に遊技盤の裏面側を簡易に構成し得る遊技機を提供することを主目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく本発明に係る遊技機は、遊技用画像を表示する表示部と、遊技用部品が固定可能に形成されると共に前記表示部の前面側に配設されてその前面側で遊技球が移動可能な遊技盤とを備えた遊技機であって、前記遊技盤は、前記遊技球が通過可能な遊技球通路がその内部に形成されると共に、前記表示部における前記遊技用画像の表示部位に対向する部位が光透過性を有する材料で構成されている。
【0008】
この遊技機では、遊技球が通過可能な遊技球通路が遊技盤の内部に形成されている。このため、例えば入賞口に入賞した遊技球を遊技盤と表示部との間を通すことなく、遊技盤の遊技球通路を通して遊技盤の下部側に回収することが可能となる。したがって、遊技盤と表示部との間に遊技球を通す従来の遊技機とは異なり、表示部の前面側の破損を防止するための保護板が不要となるため、その分だけ遊技用画像が明瞭に視認される。また、保護板を不要にできるため、遊技盤の裏面側を簡易に構成することが可能となる。
【0009】
また、本発明に係る遊技機は、上記の遊技機において、前記遊技盤は、前記遊技球通路を構成する切込み、溝および孔のいずれか1種以上が形成された複数の板状部材を貼り合わせて構成されている。
【0010】
この遊技機では、遊技球通路を構成する切込みや孔が形成された複数の板状部材を貼り合わせて遊技盤が構成されている。このため、遊技球通路の形状が複雑であったとしても、射出成形等によって各板状部材を確実かつ容易に形成することが可能となる。
【0011】
また、本発明に係る遊技機は、遊技用画像を表示する表示部と、遊技用部品が固定可能に形成されると共に前記表示部の前面側に配設されてその前面側で遊技球が移動可能な遊技盤とを備えた遊技機であって、前記遊技盤は、前記遊技球が通過可能な遊技球通路がその前面側に形成されると共に、前記表示部における前記遊技用画像の表示部位に対向する部位が光透過性を有する材料で構成されている。
【0012】
この遊技機では、遊技球が通過可能な遊技球通路が遊技盤の前面側に形成されている。このため、遊技盤の内部に遊技球通路を形成した遊技機と同様にして、表示部の前面側の破損を防止するための保護板が不要となるため、遊技用画像が明瞭に視認される。また、保護板を不要にできるため、遊技盤の裏面側を簡易に構成することが可能となる。さらに、遊技球通路を構成する切込みなどを予め形成する必要がないため、遊技盤を安価に構成することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に係る遊技機の好適な実施の形態について説明する。
【0014】
最初に、パチンコ台(遊技機)1の構成について、図面を参照して説明する。パチンコ台1は、一例として、抽選によって「大当たり」が生じる「セブン機」タイプのパチンコ台であって、図1に示すように、遊技用画像G(例えば、同図に示す大地、富士山、および数字の「123」)を液晶表示ユニット11(図3参照)に表示可能に構成されている。具体的には、このパチンコ台1は、図2に示すように、遊技機構2、主制御部3、主記憶部4および表示装置5を備えて構成されている。
【0015】
遊技機構2は、図3に示すように、遊技盤21および駆動機構37を備えている。遊技盤21は、図1,3に示すように、複数の釘31,31・・、スタートチャッカー32、大入賞口(アタッカー)33、入賞口34,34・・、風車35,35および回収口36などの遊技用部品が配設(固定)されて構成されている。また、遊技盤21は、スタートチャッカー32、大入賞口33および入賞口34,34・・に入賞した遊技球や、これらに入賞せずに回収口36に入った遊技球を駆動機構37に移動させるための通路(遊技球通路)21a,21a・・がその内部に形成されて構成されている。また、遊技盤21は、図4に示すように、液晶表示ユニット11における遊技用画像Gが表示される表示部位に対向する部位が少なくとも光透過性を有する光透過性樹脂(一例としてポリカーボネイト)を材料として構成されている。具体的には、遊技盤21は、液晶表示ユニット11とほぼ同一の大きさに構成されているため、その全域(全体)が光透過性を有して正面視が例えば長方形の板状にそれぞれ形成された表板22、中板23および裏板24の3枚の板状部材を貼り合わせて一体に構成されている。この場合、表板22、中板23および裏板24は、通路21aを構成する切込み、溝および孔のいずれか1種以上が形成されると共に例えば射出成形によって形成されて光透過性を有する接着剤によって互いに貼り合わされている。
【0016】
表板22は、図3,4に示すように、回収口36の配設位置に孔22aが形成されると共に、スタートチャッカー32、大入賞口33および入賞口34,34・・の各配設位置に孔22b,22b・・がそれぞれ形成されて構成されている。また、中板23は、互いに貼り合わされた状態における表板22の孔22aに連通する孔23aが形成されると共に、互いに貼り合わされた状態における表板22の各孔22b,22b・・と孔23aとに連通し裏板24側の裏面まで連通する切込み23b,23b・・が形成されて構成されている。また、裏板24は、互いに貼り合わされた状態における中板23の孔23aに連通する孔24aが形成されて構成されている。この場合、孔22a,22b,23a,24aおよび切込み23bによって通路21aが構成されている。なお、図3に示すように、遊技盤21の正面には、透明なガラス板38aがはめ込まれた扉38が取り付けられている。駆動機構37は、同図に示すように、遊技盤21の背面に取り付けられて、主制御部3の指示に従って遊技球の払出しや大入賞口33の開閉を行う。また、駆動機構37は、通路21aを通過して駆動機構37に移動した遊技球を図外の遊技球貯留部に搬送(回収)する。
【0017】
主制御部3は、駆動機構37および表示装置5を統括的に制御すると共に、スタートチャッカー32に遊技球が入賞した際に抽選を実行する。また、主制御部3は、例えば抽選の開始時や大当たりの発生時などの遊技状態の変化時にコマンドCを出力することにより、表示装置5に対して画像表示処理を実行させて各種遊技用画像Gを表示させる。この場合、主制御部3は、遊技用画像Gを表示するために必要な表示手順データDs(これについては後述する)の指定をコマンドCに含めて出力する。主記憶部4は、主制御部3の動作プログラムなどを記憶する。
【0018】
表示装置5は、図2に示すように、液晶表示ユニット11、表示制御部12、RAM13、表示手順データ記憶部14、VRAM15および図柄データ記憶部16を備えて構成されている。液晶表示ユニット11は、本発明における表示部に相当し、遊技盤21とほぼ同じ大きさの正面視長方形に形成されて、遊技盤21の背面にその前面が近接するようにして(好ましくは密着するようにして)配設されている。また、液晶表示ユニット11は、画像をカラー表示可能な液晶パネルおよびバックライト(共に図示せず)を備えて構成されて、表示制御部12によって出力された表示用画像データDgに基づく各種遊技用画像Gを表示する。
【0019】
表示制御部12は、主制御部3によって出力されたコマンドCに従って画像表示処理を実行することにより、各種遊技用画像Gを表示させるための表示用画像データDgを生成して液晶表示ユニット11に出力する。RAM13は、表示制御部12によって生成された各種データを一時的に記憶する。表示手順データ記憶部14は、遊技用画像Gに使用する図柄の指定や遊技用画像Gの表示位置およびサイズなどが記述された表示手順データDsを記憶する。VRAM15は、表示制御部12によって画像が仮想的に描画されることによって生成される表示用画像データDgを記憶する。図柄データ記憶部16は、表示用画像データDgを生成するための各種図柄データDp(大地、富士山および数字などの図柄データ)を記憶する。
【0020】
次に、パチンコ台1の全体的な動作について、図面を参照して説明する。このパチンコ台1では、電源が投入された際には、まず、主制御部3が、例えば図1に示す初期状態の遊技用画像Gを表示させるための表示手順データDsを指定したコマンドCを出力する。これに応じて、表示制御部12が、コマンドCの内容をチェックして画像表示処理を実行する。この画像表示処理では、表示制御部12は、コマンドCで指定されている表示手順データDsを表示手順データ記憶部14から読み出す。次に、表示制御部12は、読み出した表示手順データDsの手順に従って遊技用画像Gを表示させるための表示用画像データDgの生成に必要な各図柄データDp,Dp・・を図柄データ記憶部16から読み出す。次いで、表示制御部12は、読み出した図柄データDp,Dp・・にそれぞれ対応する図柄をVRAM15の仮想平面上に仮想的に描画する(VRAM15に記憶させる)ことによってVRAM15内に表示用画像データDgを生成する。
【0021】
続いて、表示制御部12は、VRAM15内に記憶されている表示用画像データDgを液晶表示ユニット11に出力する。以後、表示制御部12は、新たなコマンドCが出力されるまで、図柄データDpの読み出し、表示用画像データDgの生成および出力を繰り返し行う。一方、液晶表示ユニット11は、表示制御部12によって出力された表示用画像データDgに基づく遊技用画像Gを表示する。これにより、図1に示すように、遊技用画像Gが液晶表示ユニット11に表示されて光透過性を有する遊技盤21を透して視認される。この場合、遊技盤21の背面にその前面が近接するようにして液晶表示ユニット11が配設されているため、遊技用画像Gが明瞭に視認される。
【0022】
次に、遊技が開始されて遊技球が入賞口34に入賞した際には、主制御部3は、駆動機構37に所定の(例えば7個の)遊技球を払い出させる。この際に、入賞口34に入賞した遊技球は、通路21aを通って(通過して)駆動機構37に移動して、駆動機構37によって図外の遊技球貯留部に搬送(回収)される。次いで、遊技球がスタートチャッカー32に入賞した際には、主制御部3は、抽選を実行する。この際に、スタートチャッカー32に入賞した遊技球は、通路21aを通って駆動機構37に移動して遊技球貯留部に搬送される。続いて、主制御部3は、抽選結果がはずれのときには、はずれ用の遊技用画像Gを表示させるための表示手順データDsを指定したコマンドCを出力する。これに応じて、表示制御部12は、コマンドCの内容をチェックして上記した画像表示処理を実行することによって表示用画像データDgを出力する。これにより、はずれ用の遊技用画像Gが液晶表示ユニット11に表示される。この場合、はずれ用の遊技用画像Gは、例えば1〜9までの数字が3列で所定時間それぞれスクロールしてその後スクロール速度が徐々に低下してやがて互いに異なる数字で停止する画像で構成されている。
【0023】
一方、抽選の結果「大当たり」が発生したときには、主制御部3は、大当たり演出用の遊技用画像Gを表示させるための表示手順データDsを指定したコマンドCを出力する。これに応じて、表示制御部12は、コマンドCの内容をチェックして画像表示処理を実行することによって表示用画像データDgを出力する。これにより、大当たり演出用の遊技用画像Gが液晶表示ユニット11に表示される。この場合、大当たり演出用の遊技用画像Gは、例えば、1〜9までの数字が3列で所定時間それぞれスクロールした後に互いに同じ数字(例えば「7」)で停止してその後に停止した各数字(この場合「7」「7」「7」)が点滅する画像と、花火を打ち上げるアニメーション画像とで構成されている。
【0024】
次に、主制御部3は、駆動機構37に対して大入賞口33を例えば15回開扉させる。この際に、遊技球が大入賞口33に入賞したときには、主制御部3は、駆動機構37に例えば15個の遊技球を払い出させる。この場合、大入賞口33に入賞した遊技球は、通路21aを通って駆動機構37に移動して遊技球貯留部に搬送される。次いで、主制御部3は、大入賞口33の開閉(この例では15回の開閉)を終了(大当たりが終了)した際には、大当たりのエンディングを演出するエンディング画像を表示させるための表示手順データDsを指定したコマンドCを出力する。これに応じて、表示制御部12が画像表示処理を実行して表示用画像データDgを出力することにより、エンディング画像が液晶表示ユニット11に表示される。この後、スタートチャッカー32への遊技球の入賞の都度、上記の処理が実行される。一方、スタートチャッカー32、大入賞口33および入賞口34に入賞せずに遊技盤21の下部側まで落下した遊技球は、回収口36から孔22a,23a,24aを通って駆動機構37に移動して遊技球貯留部に搬送される。
【0025】
このように、このパチンコ台1によれば、遊技球を移動させるための通路21aを光透過を有する遊技盤21の内部に形成したことにより、スタートチャッカー32、大入賞口33および入賞口34に入賞した遊技球を遊技盤21と液晶表示ユニット11との間を通すことなく駆動機構37に移動させることができる。したがって、従来のパチンコ台とは異なり、液晶表示ユニット11の破損を防止するための保護板を不要にすることができるため、保護板による光の減衰を回避することができる結果、その分だけ遊技用画像を明瞭に視認させることができる。また、保護板を不要にできるため、遊技盤21の裏面側を簡易に構成することができる。
【0026】
また、孔22a,22b,23a,24aや切込み23bが形成された表板22、中板23および裏板24を貼り合わせて遊技盤21を形成したことにより、通路21aの形状が複雑であったとしても、射出成形等によって各板22〜24を確実かつ容易に形成することができる。
【0027】
なお、本発明は、上記した本発明の実施の形態に限定されない。例えば、本発明の実施の形態では、遊技球を移動させるための通路21aを遊技盤21の内部に形成した例について説明したが、例えば、図5,6に示すように、孔22a,23a,24aに相当する部位を除く通路21aに代えて、遊技球の通過が可能で例えば光透過性を有して遊技盤61側が開口する断面コ字状に形成された通路61a,61a・・をその前面側に形成した(取り付けた)遊技盤61を備えてパチンコ台51を構成することもできる。このパチンコ台51によれば、通路21aを構成する孔22bや切込み23bを予め遊技盤61に形成する必要がないため、1枚の板状部材で遊技盤61を構成することができる。この結果、遊技盤61を安価に構成することができる。なお、通路61aについては、断面コ字状に限らず、筒状に形成することもできる。
【0028】
また、液晶表示ユニット11に代えてCRTやプラズマディスプレイなどを採用することもできる。さらに、液晶表示ユニット11に代えて、スクリーンパネルおよびプロジェクタ装置を備え、スクリーンパネルに遊技用画像をリアプロジェクション方式で投射表示するパチンコ台に本発明を適用することもできる。また、本発明の実施の形態では、表板22、中板23および裏板24の3枚の板状部材を貼り合わせて遊技盤21を構成した例について説明したが、遊技盤21を構成する板状部材の枚数は3枚に限定されない。例えば、中板23における切込み23bを溝状に形成することで、表板22および中板23の2枚の板状部材で遊技盤21を構成することができる。また、4枚以上の任意の枚数の板状部材で遊技盤21を構成することもできる。
【0029】
また、本発明の実施の形態では、その全体を光透過性樹脂で形成した遊技盤21(表板22、中板23および裏板24)を例に挙げて説明したが、必ずしも遊技盤21全体が光透過性を有している必要はなく、その一部(例えば遊技用画像が表示されない部位に対向する部位)を遮光性の材料(例えば木製材料)で形成した遊技盤を採用することもできる。また、全体を光透過性樹脂で形成した後に、その表面の一部に遮光性を有する薄板状部材を貼付したり、遮光性を有する塗料を塗布したりして遊技盤を構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ台1の概略構成を示す正面図である。
【図2】パチンコ台1の構成を示すブロック図である。
【図3】パチンコ台1の概略構成を示す側面断面図である。
【図4】遊技盤21の構成を示す斜視図である。
【図5】パチンコ台51における遊技盤61の概略構成を示す正面図である。
【図6】遊技盤61の概略構成を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1,51 パチンコ台、11 液晶表示ユニット、21,61 遊技盤、21a,61a 通路、22 表板、22a,22b,23a,24a 孔、23 中板、23b 切込み、24 裏板、31 釘、32 スタートチャッカー、33 大入賞口、34 入賞口、35 風車、36 回収口、G 遊技用画像
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技用画像を表示する表示部と、表示部の前面側に配設された遊技盤とを備えた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
今日のパチンコ台(遊技機)の多くは、遊技盤にモニターを配設して、遊技状態に対応した様々な遊技用画像をモニターに表示することによって遊技者を楽しませる演出が可能に構成されている。しかしながら、モニターに釘や役物などの遊技用部品を配設するのが一般的に困難なため、この種のパチンコ台には、モニターの存在に起因して遊技用部品の配設位置が制約されているという問題点がある。この場合、小形のモニターを採用したり、モニターを遊技盤の端部に配設したりすることによって遊技用部品の配設位置についての制約を少なくする方法も考えられる。しかし、この方法では、遊技用画像の表示による演出効果を十分に発揮させるのが困難となる。
【0003】
この問題点を解決可能なパチンコ台として、特開2002−200231号公報には、釘(7)などの遊技用部品を固定した光透過性を有する(透明な)樹脂製の遊技盤(遊戯盤:3)をモニター部(2)の前面側に配置したパチンコ台(パチンコ遊戯機)が開示されている。このパチンコ台では、モニター部と遊技盤とが別体のため、任意の位置に遊技用部品を配設することが可能になっている。また、モニター部に表示された遊技用の画像(11)を遊技盤を透して視認させるため、遊技盤の大きさと同程度の大形のモニター部を採用することが可能になっている。また、このパチンコ台(同公報において第2の実施形態として開示されているパチンコ遊戯機)では、遊技盤に形成された入賞口(14)から入賞した遊技球(遊戯球:12)が、遊技盤の裏面とモニター部の前面との隙間を通って落下して、遊技盤の下部で回収されるように構成されている。この場合、このパチンコ台では、遊技盤とモニター部との間に光透過性を有するモニター部保護板(13)が配設されているため、入賞口から入賞した遊技球が衝突してモニター部が破損する事態が防止されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−200231号公報(第4−6頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この従来のパチンコ台には、以下の問題点がある。すなわち、このパチンコ台では、入賞口から入賞した遊技球の衝突によるモニター部の破損を防止するために、遊技盤とモニター部との間にモニター部保護板が配設されている。このため、モニター部保護板が存在する分だけ光が減衰して、遊技用画像が不鮮明となるという問題点がある。また、モニター部保護板の配設に起因して遊技盤の裏面側の構成が複雑となるという問題点もある。
【0006】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、遊技用画像を鮮明に表示すると共に遊技盤の裏面側を簡易に構成し得る遊技機を提供することを主目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく本発明に係る遊技機は、遊技用画像を表示する表示部と、遊技用部品が固定可能に形成されると共に前記表示部の前面側に配設されてその前面側で遊技球が移動可能な遊技盤とを備えた遊技機であって、前記遊技盤は、前記遊技球が通過可能な遊技球通路がその内部に形成されると共に、前記表示部における前記遊技用画像の表示部位に対向する部位が光透過性を有する材料で構成されている。
【0008】
この遊技機では、遊技球が通過可能な遊技球通路が遊技盤の内部に形成されている。このため、例えば入賞口に入賞した遊技球を遊技盤と表示部との間を通すことなく、遊技盤の遊技球通路を通して遊技盤の下部側に回収することが可能となる。したがって、遊技盤と表示部との間に遊技球を通す従来の遊技機とは異なり、表示部の前面側の破損を防止するための保護板が不要となるため、その分だけ遊技用画像が明瞭に視認される。また、保護板を不要にできるため、遊技盤の裏面側を簡易に構成することが可能となる。
【0009】
また、本発明に係る遊技機は、上記の遊技機において、前記遊技盤は、前記遊技球通路を構成する切込み、溝および孔のいずれか1種以上が形成された複数の板状部材を貼り合わせて構成されている。
【0010】
この遊技機では、遊技球通路を構成する切込みや孔が形成された複数の板状部材を貼り合わせて遊技盤が構成されている。このため、遊技球通路の形状が複雑であったとしても、射出成形等によって各板状部材を確実かつ容易に形成することが可能となる。
【0011】
また、本発明に係る遊技機は、遊技用画像を表示する表示部と、遊技用部品が固定可能に形成されると共に前記表示部の前面側に配設されてその前面側で遊技球が移動可能な遊技盤とを備えた遊技機であって、前記遊技盤は、前記遊技球が通過可能な遊技球通路がその前面側に形成されると共に、前記表示部における前記遊技用画像の表示部位に対向する部位が光透過性を有する材料で構成されている。
【0012】
この遊技機では、遊技球が通過可能な遊技球通路が遊技盤の前面側に形成されている。このため、遊技盤の内部に遊技球通路を形成した遊技機と同様にして、表示部の前面側の破損を防止するための保護板が不要となるため、遊技用画像が明瞭に視認される。また、保護板を不要にできるため、遊技盤の裏面側を簡易に構成することが可能となる。さらに、遊技球通路を構成する切込みなどを予め形成する必要がないため、遊技盤を安価に構成することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に係る遊技機の好適な実施の形態について説明する。
【0014】
最初に、パチンコ台(遊技機)1の構成について、図面を参照して説明する。パチンコ台1は、一例として、抽選によって「大当たり」が生じる「セブン機」タイプのパチンコ台であって、図1に示すように、遊技用画像G(例えば、同図に示す大地、富士山、および数字の「123」)を液晶表示ユニット11(図3参照)に表示可能に構成されている。具体的には、このパチンコ台1は、図2に示すように、遊技機構2、主制御部3、主記憶部4および表示装置5を備えて構成されている。
【0015】
遊技機構2は、図3に示すように、遊技盤21および駆動機構37を備えている。遊技盤21は、図1,3に示すように、複数の釘31,31・・、スタートチャッカー32、大入賞口(アタッカー)33、入賞口34,34・・、風車35,35および回収口36などの遊技用部品が配設(固定)されて構成されている。また、遊技盤21は、スタートチャッカー32、大入賞口33および入賞口34,34・・に入賞した遊技球や、これらに入賞せずに回収口36に入った遊技球を駆動機構37に移動させるための通路(遊技球通路)21a,21a・・がその内部に形成されて構成されている。また、遊技盤21は、図4に示すように、液晶表示ユニット11における遊技用画像Gが表示される表示部位に対向する部位が少なくとも光透過性を有する光透過性樹脂(一例としてポリカーボネイト)を材料として構成されている。具体的には、遊技盤21は、液晶表示ユニット11とほぼ同一の大きさに構成されているため、その全域(全体)が光透過性を有して正面視が例えば長方形の板状にそれぞれ形成された表板22、中板23および裏板24の3枚の板状部材を貼り合わせて一体に構成されている。この場合、表板22、中板23および裏板24は、通路21aを構成する切込み、溝および孔のいずれか1種以上が形成されると共に例えば射出成形によって形成されて光透過性を有する接着剤によって互いに貼り合わされている。
【0016】
表板22は、図3,4に示すように、回収口36の配設位置に孔22aが形成されると共に、スタートチャッカー32、大入賞口33および入賞口34,34・・の各配設位置に孔22b,22b・・がそれぞれ形成されて構成されている。また、中板23は、互いに貼り合わされた状態における表板22の孔22aに連通する孔23aが形成されると共に、互いに貼り合わされた状態における表板22の各孔22b,22b・・と孔23aとに連通し裏板24側の裏面まで連通する切込み23b,23b・・が形成されて構成されている。また、裏板24は、互いに貼り合わされた状態における中板23の孔23aに連通する孔24aが形成されて構成されている。この場合、孔22a,22b,23a,24aおよび切込み23bによって通路21aが構成されている。なお、図3に示すように、遊技盤21の正面には、透明なガラス板38aがはめ込まれた扉38が取り付けられている。駆動機構37は、同図に示すように、遊技盤21の背面に取り付けられて、主制御部3の指示に従って遊技球の払出しや大入賞口33の開閉を行う。また、駆動機構37は、通路21aを通過して駆動機構37に移動した遊技球を図外の遊技球貯留部に搬送(回収)する。
【0017】
主制御部3は、駆動機構37および表示装置5を統括的に制御すると共に、スタートチャッカー32に遊技球が入賞した際に抽選を実行する。また、主制御部3は、例えば抽選の開始時や大当たりの発生時などの遊技状態の変化時にコマンドCを出力することにより、表示装置5に対して画像表示処理を実行させて各種遊技用画像Gを表示させる。この場合、主制御部3は、遊技用画像Gを表示するために必要な表示手順データDs(これについては後述する)の指定をコマンドCに含めて出力する。主記憶部4は、主制御部3の動作プログラムなどを記憶する。
【0018】
表示装置5は、図2に示すように、液晶表示ユニット11、表示制御部12、RAM13、表示手順データ記憶部14、VRAM15および図柄データ記憶部16を備えて構成されている。液晶表示ユニット11は、本発明における表示部に相当し、遊技盤21とほぼ同じ大きさの正面視長方形に形成されて、遊技盤21の背面にその前面が近接するようにして(好ましくは密着するようにして)配設されている。また、液晶表示ユニット11は、画像をカラー表示可能な液晶パネルおよびバックライト(共に図示せず)を備えて構成されて、表示制御部12によって出力された表示用画像データDgに基づく各種遊技用画像Gを表示する。
【0019】
表示制御部12は、主制御部3によって出力されたコマンドCに従って画像表示処理を実行することにより、各種遊技用画像Gを表示させるための表示用画像データDgを生成して液晶表示ユニット11に出力する。RAM13は、表示制御部12によって生成された各種データを一時的に記憶する。表示手順データ記憶部14は、遊技用画像Gに使用する図柄の指定や遊技用画像Gの表示位置およびサイズなどが記述された表示手順データDsを記憶する。VRAM15は、表示制御部12によって画像が仮想的に描画されることによって生成される表示用画像データDgを記憶する。図柄データ記憶部16は、表示用画像データDgを生成するための各種図柄データDp(大地、富士山および数字などの図柄データ)を記憶する。
【0020】
次に、パチンコ台1の全体的な動作について、図面を参照して説明する。このパチンコ台1では、電源が投入された際には、まず、主制御部3が、例えば図1に示す初期状態の遊技用画像Gを表示させるための表示手順データDsを指定したコマンドCを出力する。これに応じて、表示制御部12が、コマンドCの内容をチェックして画像表示処理を実行する。この画像表示処理では、表示制御部12は、コマンドCで指定されている表示手順データDsを表示手順データ記憶部14から読み出す。次に、表示制御部12は、読み出した表示手順データDsの手順に従って遊技用画像Gを表示させるための表示用画像データDgの生成に必要な各図柄データDp,Dp・・を図柄データ記憶部16から読み出す。次いで、表示制御部12は、読み出した図柄データDp,Dp・・にそれぞれ対応する図柄をVRAM15の仮想平面上に仮想的に描画する(VRAM15に記憶させる)ことによってVRAM15内に表示用画像データDgを生成する。
【0021】
続いて、表示制御部12は、VRAM15内に記憶されている表示用画像データDgを液晶表示ユニット11に出力する。以後、表示制御部12は、新たなコマンドCが出力されるまで、図柄データDpの読み出し、表示用画像データDgの生成および出力を繰り返し行う。一方、液晶表示ユニット11は、表示制御部12によって出力された表示用画像データDgに基づく遊技用画像Gを表示する。これにより、図1に示すように、遊技用画像Gが液晶表示ユニット11に表示されて光透過性を有する遊技盤21を透して視認される。この場合、遊技盤21の背面にその前面が近接するようにして液晶表示ユニット11が配設されているため、遊技用画像Gが明瞭に視認される。
【0022】
次に、遊技が開始されて遊技球が入賞口34に入賞した際には、主制御部3は、駆動機構37に所定の(例えば7個の)遊技球を払い出させる。この際に、入賞口34に入賞した遊技球は、通路21aを通って(通過して)駆動機構37に移動して、駆動機構37によって図外の遊技球貯留部に搬送(回収)される。次いで、遊技球がスタートチャッカー32に入賞した際には、主制御部3は、抽選を実行する。この際に、スタートチャッカー32に入賞した遊技球は、通路21aを通って駆動機構37に移動して遊技球貯留部に搬送される。続いて、主制御部3は、抽選結果がはずれのときには、はずれ用の遊技用画像Gを表示させるための表示手順データDsを指定したコマンドCを出力する。これに応じて、表示制御部12は、コマンドCの内容をチェックして上記した画像表示処理を実行することによって表示用画像データDgを出力する。これにより、はずれ用の遊技用画像Gが液晶表示ユニット11に表示される。この場合、はずれ用の遊技用画像Gは、例えば1〜9までの数字が3列で所定時間それぞれスクロールしてその後スクロール速度が徐々に低下してやがて互いに異なる数字で停止する画像で構成されている。
【0023】
一方、抽選の結果「大当たり」が発生したときには、主制御部3は、大当たり演出用の遊技用画像Gを表示させるための表示手順データDsを指定したコマンドCを出力する。これに応じて、表示制御部12は、コマンドCの内容をチェックして画像表示処理を実行することによって表示用画像データDgを出力する。これにより、大当たり演出用の遊技用画像Gが液晶表示ユニット11に表示される。この場合、大当たり演出用の遊技用画像Gは、例えば、1〜9までの数字が3列で所定時間それぞれスクロールした後に互いに同じ数字(例えば「7」)で停止してその後に停止した各数字(この場合「7」「7」「7」)が点滅する画像と、花火を打ち上げるアニメーション画像とで構成されている。
【0024】
次に、主制御部3は、駆動機構37に対して大入賞口33を例えば15回開扉させる。この際に、遊技球が大入賞口33に入賞したときには、主制御部3は、駆動機構37に例えば15個の遊技球を払い出させる。この場合、大入賞口33に入賞した遊技球は、通路21aを通って駆動機構37に移動して遊技球貯留部に搬送される。次いで、主制御部3は、大入賞口33の開閉(この例では15回の開閉)を終了(大当たりが終了)した際には、大当たりのエンディングを演出するエンディング画像を表示させるための表示手順データDsを指定したコマンドCを出力する。これに応じて、表示制御部12が画像表示処理を実行して表示用画像データDgを出力することにより、エンディング画像が液晶表示ユニット11に表示される。この後、スタートチャッカー32への遊技球の入賞の都度、上記の処理が実行される。一方、スタートチャッカー32、大入賞口33および入賞口34に入賞せずに遊技盤21の下部側まで落下した遊技球は、回収口36から孔22a,23a,24aを通って駆動機構37に移動して遊技球貯留部に搬送される。
【0025】
このように、このパチンコ台1によれば、遊技球を移動させるための通路21aを光透過を有する遊技盤21の内部に形成したことにより、スタートチャッカー32、大入賞口33および入賞口34に入賞した遊技球を遊技盤21と液晶表示ユニット11との間を通すことなく駆動機構37に移動させることができる。したがって、従来のパチンコ台とは異なり、液晶表示ユニット11の破損を防止するための保護板を不要にすることができるため、保護板による光の減衰を回避することができる結果、その分だけ遊技用画像を明瞭に視認させることができる。また、保護板を不要にできるため、遊技盤21の裏面側を簡易に構成することができる。
【0026】
また、孔22a,22b,23a,24aや切込み23bが形成された表板22、中板23および裏板24を貼り合わせて遊技盤21を形成したことにより、通路21aの形状が複雑であったとしても、射出成形等によって各板22〜24を確実かつ容易に形成することができる。
【0027】
なお、本発明は、上記した本発明の実施の形態に限定されない。例えば、本発明の実施の形態では、遊技球を移動させるための通路21aを遊技盤21の内部に形成した例について説明したが、例えば、図5,6に示すように、孔22a,23a,24aに相当する部位を除く通路21aに代えて、遊技球の通過が可能で例えば光透過性を有して遊技盤61側が開口する断面コ字状に形成された通路61a,61a・・をその前面側に形成した(取り付けた)遊技盤61を備えてパチンコ台51を構成することもできる。このパチンコ台51によれば、通路21aを構成する孔22bや切込み23bを予め遊技盤61に形成する必要がないため、1枚の板状部材で遊技盤61を構成することができる。この結果、遊技盤61を安価に構成することができる。なお、通路61aについては、断面コ字状に限らず、筒状に形成することもできる。
【0028】
また、液晶表示ユニット11に代えてCRTやプラズマディスプレイなどを採用することもできる。さらに、液晶表示ユニット11に代えて、スクリーンパネルおよびプロジェクタ装置を備え、スクリーンパネルに遊技用画像をリアプロジェクション方式で投射表示するパチンコ台に本発明を適用することもできる。また、本発明の実施の形態では、表板22、中板23および裏板24の3枚の板状部材を貼り合わせて遊技盤21を構成した例について説明したが、遊技盤21を構成する板状部材の枚数は3枚に限定されない。例えば、中板23における切込み23bを溝状に形成することで、表板22および中板23の2枚の板状部材で遊技盤21を構成することができる。また、4枚以上の任意の枚数の板状部材で遊技盤21を構成することもできる。
【0029】
また、本発明の実施の形態では、その全体を光透過性樹脂で形成した遊技盤21(表板22、中板23および裏板24)を例に挙げて説明したが、必ずしも遊技盤21全体が光透過性を有している必要はなく、その一部(例えば遊技用画像が表示されない部位に対向する部位)を遮光性の材料(例えば木製材料)で形成した遊技盤を採用することもできる。また、全体を光透過性樹脂で形成した後に、その表面の一部に遮光性を有する薄板状部材を貼付したり、遮光性を有する塗料を塗布したりして遊技盤を構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ台1の概略構成を示す正面図である。
【図2】パチンコ台1の構成を示すブロック図である。
【図3】パチンコ台1の概略構成を示す側面断面図である。
【図4】遊技盤21の構成を示す斜視図である。
【図5】パチンコ台51における遊技盤61の概略構成を示す正面図である。
【図6】遊技盤61の概略構成を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1,51 パチンコ台、11 液晶表示ユニット、21,61 遊技盤、21a,61a 通路、22 表板、22a,22b,23a,24a 孔、23 中板、23b 切込み、24 裏板、31 釘、32 スタートチャッカー、33 大入賞口、34 入賞口、35 風車、36 回収口、G 遊技用画像
Claims (3)
- 遊技用画像を表示する表示部と、遊技用部品が固定可能に形成されると共に前記表示部の前面側に配設されてその前面側で遊技球が移動可能な遊技盤とを備えた遊技機であって、
前記遊技盤は、前記遊技球が通過可能な遊技球通路がその内部に形成されると共に、前記表示部における前記遊技用画像の表示部位に対向する部位が光透過性を有する材料で構成されている遊技機。 - 前記遊技盤は、前記遊技球通路を構成する切込み、溝および孔のいずれか1種以上が形成された複数の板状部材を貼り合わせて構成されている請求項1記載の遊技機。
- 遊技用画像を表示する表示部と、遊技用部品が固定可能に形成されると共に前記表示部の前面側に配設されてその前面側で遊技球が移動可能な遊技盤とを備えた遊技機であって、
前記遊技盤は、前記遊技球が通過可能な遊技球通路がその前面側に形成されると共に、前記表示部における前記遊技用画像の表示部位に対向する部位が光透過性を有する材料で構成されている遊技機。
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