JP2004329356A - ゲームカード及びゲームカードキット - Google Patents

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徹 田中
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Abstract

【課題】熟練者と入門者との間の対戦であっても、勝敗の行方が一方的に偏りにくく、幅広い層の人たちが楽しめるゲームカードを提供すること。
【解決手段】ゲームカードの裏面側Rの可視図案には、肉眼では可視不可能であって、可視手段である万線シート7を用いることで認識可能となる隠蔽情報8が表示されている。この隠蔽情報8は、特殊網点印刷の網点で構成されており、この万線シート7には、隠蔽情報8を読み取ることが可能な万線が表示されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本件発明は、複数のカードを用いて楽しむゲームカードに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ゲームカードとしては多数のゲームカードを複数のゲームプレーヤーが持ち合い、互いにゲームカードに定められたポイントの取得を巡って競うものが知られている。このゲームカードの表面側には、人気のあるキャラクターの画像がプリントされており、ゲームのルールに則した所定のポイントの得喪を指定する文字或いは情報が記載されている。また、ゲームカードの裏面側には、共通の図案がプリントされている。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】
特開2001−334012号(段落0010,0011)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなカードゲームのルールは徐々に複雑になってきており、ゲームの熟達者には有利であるが、ゲーム入門者には不利であるので、ゲームに負けることが多く、マニア同士のゲームになり易いという問題がある。
【0005】
他方、ゲームカードに設ける情報の中には、バーコードやICチップ等を用いて特別な情報を記憶させて、更にゲームの内容を豊富にしたものもある。
【0006】
しかし、このようなバーコードやICチップを用いて情報を盛り込んだものは、バーコードリーダやICチップのデータ読み取り装置が必要となり、高額なものになってしまうという問題がある。
【0007】
この発明は、このような問題に着目してなされたものであり、第1に、熟練者と入門者との間の対戦であっても、勝敗の行方が一方的に偏りにくく、幅広い層の人たちが楽しめるゲームカードを提供することを目的とする。第2に、通常使用しないカードの裏面に、肉眼では認識できないゲームの勝敗を左右する情報を持たせ、その不可視情報が特殊な装置を必要とせず、印刷技術と安価な部材や方法で簡単に情報を確認できるゲームカードを提供することを目的とする。また不可視情報は、カードの持ち主でさえも、安価な部材や方法で情報を確認するまで内容がわからず、ゲームの偶発性を高め、より興奮度のあるゲームカードを提供することを目的とする。第3に、低年齢層でも購入できる価格帯で提供可能なゲームカードを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、
本願の第1のゲームカードは、ゲームカードの裏面に、肉眼では可視不可能であって、可視手段を用いることで肉眼により認識可能となる隠蔽情報が含まれていることを特徴とする。
【0009】
第1のゲームカードによれば、隠蔽情報が含まれているために、目視状態でゲームを行っているときには、目視で認識している範囲内でゲームが行われるが、可視手段を用いて隠蔽情報を目視出来る場合と隠蔽情報の機能をゲームのルールに決めることによって、意外性が生じるために、面白さが増大する。
【0010】
本願の第2のゲームカードは、第1のゲームカードにおいて、当該隠蔽情報は網点により構成され、前記可視手段は、光学フィルターであることを特徴とする。
【0011】
第2のゲームカードによれば、光学フィルターを網点に含まれる隠蔽情報に載せることで、簡単に隠蔽情報を目視できるので、低年齢層でも使いやすく、低額である。この光学フィルターとしては、万線を引いた万線フィルター若しくはカラーフィルターが挙げることができる。
【0012】
第3のゲームカードは、第1のゲームカードにおいて、前記隠蔽情報は温度変化により変色する示温インクにより直接若しくは示温インクで隠蔽されて構成され、前記可視手段は前記示温インクを加温若しくは冷却することであることを特徴とする。
【0013】
第3のゲームカードによれば、隠蔽情報を示温インクを使用することで形成されているので、例えば手を隠蔽情報の位置に当てることで簡単に隠蔽情報を目視でき、器具を要しないので、低コストである。
【0014】
第4のゲームカードは、第1乃至第3の何れかのゲームカードにおいて、前記隠蔽情報は、1個以上であり且つ1種以上の情報であることを特徴とする。
【0015】
第4のゲームカードによれば、1種で複数個の情報或いは複数種で複数個の情報を含ませることができるので、情報量が多くなり、ゲームの展開パターンが更に増えることとなり、様々な機能を盛り込むことができる。
【0016】
第5のゲームカードは、第1乃至第4のゲームカードにおいて、前記隠蔽情報を使用することを指示する指示手段が表面に目視可能に表示されていることを特徴とする。
【0017】
第5のゲームカードによれば、ゲームカードに隠蔽情報を使用する指示手段が表示されていることによって、裏返して並べられたゲームカードを表にしたときにマークが表れる。このため、隠蔽情報の確認時期を決めるための手間がかからない。
【0018】
本願の第1のゲームカードキットは、第1乃至第5の何れかのゲームカードを含んでいることを特徴とする。
【0019】
本願の第1のゲームカードキットによれば、第1乃至第5のゲームカードの効果を得ることができる。
【0020】
本願の第2のゲームカードキットは、第1のゲームカードキットにおいて、前記可視手段として光学フィルターを備えていることを特徴とする。
【0021】
本願の第2のゲームカードキットによれば、光学フィルターを備えているので、光学フィルターを網点に含まれる隠蔽情報に載せることで、簡単に隠蔽情報を目視できるので、低年齢層でも使いやすく、低額である。この光学フィルターは、万線を表示した万線フィルター若しくはカラーフィルターの少なくとも何れかを挙げることができる。これらの万線フィルター或いはカラーフィルターには透過シート、透過フィルム、透過板が含まれ、示温インクの場合は暖めた光学フィルターを隠蔽情報の上に載せることによって隠蔽情報が表れるため、隠蔽情報を光学フィルターを介して容易に確認できる。
【0022】
本願の第3のゲームカードキットは、第1,第2のゲームカードキットにおいて、前記ゲームカードを配置するカード配置シートを備え、該カード配置シートは、プレーヤの持ち札となるゲームカードを載せておく領域と、捨て札となるゲームを載せておく領域と、前記ゲームカードを提示する提示領域と、次の対戦に用いるゲームカードを裏返して待機させておく複数個の待機領域とを有することを特徴とする。
【0023】
第3のゲームカードキットによれば、カード配置シートは、紙やプラスチックなどのシート或いは板状のものにより低コストで構成することが出来ると共に、ゲームカードの待機領域や提示領域に配置された裏返しのゲームカードの隠蔽情報を指定することができ、変化に富んだゲームを行うことが出来る。
【0024】
本願の第4のゲームカードキットは、第3のゲームカードキットにおいて、前記カード配置シートの所定位置に配られたゲームカードの前記隠蔽情報を使用することを指示する指示手段がゲームカード表面に可視可能に表示されていることを特徴とする。
【0025】
本願の第4のゲームカードキットによれば、対戦中のゲームカードに指示手段が設けられている場合、ゲームカードの待機領域や提示領域に配置された裏返しのゲームカードの隠蔽情報を指定することができ、変化に富んだゲームを行うことが出来る。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態にかかるゲームカード及びゲームカードキットを図面を用いて説明する。
【0027】
図1は実施の形態のゲームカード1である。このゲームカード1は、キャラクター2、文字3、数字4等が表示された面が表面Sとなり、同一に見える共通の絵柄模様5が表示された面が裏面Rとなる。ゲームカード1の表面Sに描かれたキャラクター2の絵柄、文字3、数字4は、共通のルールに従ってゲームを遊技する時に、他のゲームカード1との優劣を決する特性情報5とされる。特性情報5は肉眼によって認識可能に表示されており、多種多様である。
【0028】
この特性情報5のキャラクター2は複数種類のものからなり、1枚のゲームカード1には一つのキャラクター2が表示されている。キャラクター2には、対戦相手となるキャラクター2によって攻撃点或いは防御点が変わるなど、それぞれ固有の攻撃能力が与えられている。特性情報5の文字3や数字4は、例えば、攻撃時に使用する攻撃点と防御時に使用する防御点である。
【0029】
ゲームカード1の表面には後述する隠蔽情報を使用するためのマークM(指示手段)が目視可能に表示されている。ゲームカード1の裏面Rには、肉眼では他のゲームカードの裏面と同一に認識される可視図案6が表示されている。
【0030】
ゲームカードの裏面側Rの可視図案6には、肉眼では可視不可能であって、可視手段としての万線シート7(光学フィルター)を用いることで認識可能となる隠蔽情報8が表示されている。
【0031】
この隠蔽情報8は、特殊網点印刷の網点で構成されており、この万線シート7は、隠蔽情報8を読み取ることが可能な万線が表示されている。
【0032】
この隠蔽情報8は、透過性シートからなる万線シート7を被せることにより、万線シート7にモワレ模様が表れるようになっている(図1(d)参照)。万線シート7を使用して現れた隠蔽情報8は、ゲームの優勢又は劣勢を逆転させたり、ゲームの持ち点の得喪等を指示するものである。隠蔽情報は、例えば、「+10」、「−10」等の能力値が変化する情報であったり、手持ちのゲームカード1が相手のものと交換される「チェンジ」、相手のカードがもらえる「スチール」等がある。
【0033】
このような隠蔽情報8を表示することにより、偶然性が高くなってカードゲームの面白さが増大し、熟練度によって熟練者が初心者に常に勝ってしまうということも防止される。万線シート7は、ゲームカードキットに予め含まれている。尚、万線シート7には、プラスチックフィルム、プラスチックカード、プラスチックシートがあり、半透明でも良い。
【0034】
この隠蔽情報8と、可視手段の組合せは、特殊網点印刷と万線シート等の透過性シートによってモワレ模様を認識させる第1の組合せの他にも、特殊網点印刷とカラーフイルムとの第2の組合せと、示温インキと温度変化手段との第3の組合せ等の少なくとも何れかがある。
【0035】
第2の組合せのカラーフィルムと特殊網点印刷の場合、黄、赤、青などの色で特殊網点印刷を行う。これに光学フィルターとしてのカラーフィルム、例えば、赤のカラーフィルムを被せると、赤色の網点部分はフィルムに同化して見えなくなり、他の黄、青の網点部分だけが認識される。この原理を利用することで、カラーフィルムを被せる前は認識できない網点模様が、カラーフィルムを被せることで任意の隠蔽情報が認識できる。又、違う色のカラーフィルムを被せることで、違う内容の隠蔽情報を認識することも出来る。
【0036】
第3の組合せである示温インクを用いる場合、図3に示すように、通常のインクで隠蔽情報を印刷する。そのインクと同じ色若しくはスミ色の示温インクで隠蔽情報を隠蔽するようにベタ印刷する。隠蔽情報は示温インクで隠蔽されているが、温度(例えば体温)を加えることで、示温インクは透明になり、隠蔽情報が認識できるようになる(図3(b)参照)。
【0037】
尚、示温インクの温度設定を常温より低く設定して示温インクで隠蔽情報を表示することも考えられる。この場合は、例えば、ゲームカードを冷たい清涼飲料缶やボトル等に接触させると、隠蔽情報が表れることとなる。
【0038】
ゲームカードキットは、複数枚(例えば30枚)のゲームカード1と、ゲームカード1を配置するカード配置シート9と、光学フィルターである万線シート7とからなるが、ゲームの進行状態を変える特殊カードを備えていても良い。
【0039】
カード配置シート9には、図4に示すように、山札置き場10と捨て札置き場11と対戦の場12と持ち点表示欄13とが表示されている。山札置き場10には対戦に未使用のゲームカード1を裏返して伏せておく場所である。捨て札置き場11は対戦に使用したゲームカード1を置く場所である。対戦の場12は山札置き場10から取り出したゲームカード1を伏せて置く場所である。
【0040】
この実施の形態では対戦型のゲームとなり、ゲームプレーヤーは二人となる。この二人のゲームプレーヤは、お互い同数の所定枚数(例えば30枚)のゲームカード1をそれぞれ、所持し、ゲームで定められた所定の場所に所定枚数のゲームカード1を裏返して配置し、攻撃時と防御時に所定位置に配置されたゲームカード1を表にすることにより、ゲームカード1の表面Sをそれぞれ互いに提示して、表面Sの特性情報5に基づいてゲームの勝敗を決する。
【0041】
例えば、表面Sに表示された数字4の大小を比較し、数字の大きい方が勝者となる。勿論、表示されているキャラクター2或いはキャラクター2のタイプにより、勝敗の条件が変わる場合もある。
【0042】
次に、このゲームカードキットの使用方法となるゲームを概略説明する。
【0043】
ゲームカード1のキャラクターカードとは、特性情報5が表示されたカードを指し、キャラクターカードの点数の大小の差によりゲームカード1同士の勝ち負けが決まり、負けた方の持ち点が減少され、早く持ち点が「0」になったゲームプレーヤが敗者となる。
【0044】
このゲームカード1を用いて二人のプレーヤがゲームをするときには、お互いに相手の所定枚数(例えば30枚)のゲームカード1をシャッフルして、カード配置シート9(図4参照)の山札置き場10に置く。各ゲームプレーヤはゲームの持ち点(例えば100ポイント)を持っている。次に、先攻・後攻をジャンケン等で決める。
【0045】
各ゲームプレーヤは、山札置き場10から各自のゲームカード1を1枚ずつ引いて、対戦の場12に裏返して載せる。
(1)先攻のゲームプレーヤと後攻のゲームプレーヤとがゲームカード1を表にして対戦を開始する。先攻のゲームプレーヤから攻撃となり、後攻のゲームプレーヤは防御となる。このとき、それぞれのゲームカード1の特性情報5を見せて、攻撃点と防御点を比較する。
【0046】
例えば、先攻のゲームプレーヤのゲームカード1の攻撃点が、後攻のゲームプレーヤのゲームカード1の防御点より10点高かったら、先攻のゲームプレーヤが後攻のゲームプレーヤに10点のダメージを与えたこととなる。ゲーム開始前に各ゲームプレーヤが持ち点を100ポイント持っているとすると、後攻のゲームプレーヤの持ち点は90ポイントとなる。
(2)後攻のゲームプレーヤが攻撃する番となり、後攻側のゲームカード1の攻撃点と先攻側のゲームカード1の防御点とを比較し、上記(1)と同様な処理を行って一対のゲームカード1同士の対戦が終わり、対戦に使用したゲームカード1を捨て札置き場11に置いて(1)に戻って繰り返す。
(3)この繰り返しの結果、持ち点が0になったゲームプレーヤが敗者となる。また、どちらかのゲームプレーヤの山札が無くなったら、残りのゲームポイントの少ないゲームプレーヤが敗者となり、他方が勝者となる。
【0047】
上記の一連のゲームの流れにおいて、対戦の場12に出されたゲームカード1に裏面を使用するマークMが表示されていたら、自分のゲームカード1を裏返して隠蔽情報8を表わす為の万線シート7を使用できる。ゲームカード1の隠蔽情報8は、裏面が一見共通に見える図案なので、その時点では隠蔽情報8が何であるかゲームカード1の持ち主でも分からない。また、隠蔽情報8も、1つではなく複数隠されている場合は、万線シート7を使用するまでどの情報が現れるかゲームカード1の持ち主でも分からない。
【0048】
このように、ゲームカード1の裏面側に、万線シート等の光学フィルターを用いて初めて可視可能な隠蔽情報8を表示することにより、ゲームの面白さが増大し、熟練度の相異により、強いものが常に勝ってしまうということも緩和される。
【0049】
例えば、隠蔽情報8として「攻撃点+10」と認識できたら、自分の攻撃点が10点加算されることとなる。隠蔽情報8として「攻撃点−10」が認識できたら、今後は逆に自分の攻撃点が10点引かれてしまうこととなる。また、手持ちのカードが相手のものと交換される「チェンジ」、相手のカードがもらえる「スチール」など、ゲームの展開を左右する隠し情報である。勿論、隠蔽情報を使わないルールでゲームを行なうことも可能である。従って、表面のマークM(記号、文字など)はなるべく目立たないものが効果的である。
【0050】
図5は、ゲームカードキットの他の実施の形態を示したものであり、この実施の形態のゲームカードキットでは、カード配置シート14に待機位置15が複数個形成されている。待機位置15には、対戦の場12にあるゲームカード1の次に対戦する予定のゲームカード1が配置される。
【0051】
対戦の場12に出されたゲームカード1に裏面を使用するマークMが表示されていたら、待機位置15にある自分のゲームカード1を裏返して隠蔽情報8を表わす為の光学フィルター(万線シート7、カラーシート)を使用できる。
【0052】
この実施の形態では、例えばその指示マークが待機カードの「一番右端R1」または「真中R3」の裏面を使用するといった指示であれば、さらにその隠し情報が何が出るかわからないといった興奮度が増す。
【0053】
但し、この場合、待機位置15にゲームカード1がなければ無効となる。又、その指示手段であるマークMが待機カードから「相手決定」であれば、対戦相手が任意に選ぶこととなり、どの隠蔽情報が出るか完全に判らなくなり、更に興奮度が増す。
【0054】
即ち、何度もゲームをやっていくうちに、ゲームプレーヤは自分の札の隠蔽情報を覚えてしまうということがあるが、このようなマークMで指定された位置である待機位置15にあるゲームカード1の隠蔽情報8を使用する場合には、光学フィルターや手で暖めるなどの可視手段を使用するまで、隠蔽情報8が何であるか判らないために、ゲームカード1の慣れを解消することもできるので、ゲームの変化に富み、面白さが更に増大する。
【0055】
尚、上記の図1乃至図5の実施の形態において、隠蔽情報8はゲームの進行を変えるための情報が複数含まれていても良い。更に、隠蔽情報8を含む可視図案は複数個設けられていても良い。
【0056】
【発明の効果】
本願の第1のゲームカード及び第1のゲームカードキットによれば、隠蔽情報が含まれているために、目視状態でゲームを行っているときには、目視で認識している範囲内でゲームが行われるが、可視手段を用いて隠蔽情報を目視出来る場合と隠蔽情報の機能をゲームのルールに決めることによって、意外性が生じるために、面白さが増大する。
【0057】
第2のゲームカード及び第2のゲームカードキットによれば、光学フィルターを網点に含まれる隠蔽情報に載せることで、簡単に隠蔽情報を目視できるので、低年齢層でも使いやすく、低額である。
【0058】
第3のゲームカードによれば、隠蔽情報が示温インクを使用することで形成されているので、例えば手を隠蔽情報の位置に当てることで簡単に隠蔽情報を目視でき、器具を要しないので、低コストである。
【0059】
第3のゲームカードキットによれば、カード配置シートは、紙やプラスチックなどのシート或いは板状のものにより低コストで構成することが出来ると共に、ゲームカードの待機領域や提示領域に配置された裏返しのゲームカードの隠蔽情報を指定することができ、変化に富んだゲームを行うことが出来る。
【0060】
本願の第4のゲームカードキットによれば、対戦中のゲームカードにマークが設けられている場合、ゲームカードの待機領域や提示領域に配置された裏返しのゲームカードの隠蔽情報を指定することができ、変化に富んだゲームを行うことが出来る。
【0061】
又、上記ゲームカード及びゲームカードキットによれば、ゲームカードに隠蔽情報が肉眼では可視不能に表示されているが、ゲームの進行中の所定の条件が成立した場合に、可視手段を用いることにより、思いもかけない状態にゲームの進行状況が変化する意外性が生じることとなり、ゲームの勝敗の行方が一方的に偏りにくく、初心者を含む幅広い層の人たちが楽しめることとなる。
【0062】
また、通常では使用しないゲームカードの裏面に、肉眼では認識できない情報を含ませるので、可視手段を使用しないルールの場合でも、通常のゲームを楽しむことが出来る。ゲームプレーヤの決めるルールによって可視手段を用いる状態になるときでも、その隠蔽情報がスキャナーやバーコードリーダ或いは読み取り装置などの特殊で高価な装置を必要とせず、光学フィルター等により目視できるので、印刷技術と安価な部材や方法で簡単に情報を確認できるゲームカードを提供することができる。
【0063】
即ち、1つのゲームカードキットで、可視手段を使用して初心者を含む幅広い層の人たちが楽しめると共に、可視手段を使用しない場合は従来のルールでゲームを出来るので、熟練者同士のゲームにも対応が出来る。
【0064】
また、隠蔽情報は、カードの持ち主でさえも中身を確認するまで内容がわからないので、ゲームの偶発性を高め、よりスリリングなものとすることができる。
【0065】
更に、隠蔽情報は印刷技術により表示され、可視手段は光学フィルターで構成されるので、低年齢層でも購入できる価格帯で提供可能なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施の形態にかかるゲームカードの表面の形状を示す表面図、(b)はゲームカードの裏面図、(c)は光学フィルターである万線シートの図、(d)はゲームカードの裏面に万線シートを載せて隠蔽情報を表示した状態の図。
【図2】(a)は本発明の実施の形態の変形例にかかるゲームカードの裏面図、(b)は光学フィルターであるカラーシートの図、(c)はゲームカードの裏面に例えば赤のカラーシートを載せて隠蔽情報を表示した状態の図、(d)はゲームカードの裏面に例えば青のカラーシートを載せて別の隠蔽情報を表示した状態の図。
【図3】(a)は更に他の変形例にかかるゲームカードの裏面図であり、熱を加える状態の図、(b)はゲームカードの裏面に熱を加えて隠蔽情報を表示した状態の図、
【図4】ゲームカードキットのカード配置シート上にゲームカードを配置した状態の一例を示す図。
【図5】他のゲームカードキットのカード配置シート上にゲームカードを配置した状態の一例を示す図。
【符号の説明】
1 ゲームカード
2 キャラクター
3 文字
4 数字
5 勝敗情報
6 ゲームカード裏面の可視情報
7 万線シート(光学フィルター)
8 隠蔽情報
9 カード配置シート

Claims (9)

  1. ゲームカードの裏面に、肉眼では可視不可能であって、可視手段を用いることで肉眼により認識可能となる隠蔽情報が含まれていることを特徴とするゲームカード。
  2. 前記隠蔽情報は網点により構成され、前記可視手段は前記網点を透過若しくは遮光する光学フィルターであることを特徴とする請求項1記載のゲームカード。
  3. 前記隠蔽情報は温度変化により変色する示温インクにより直接若しくは示温インクで隠蔽されて構成され、前記可視手段は前記示温インクを加温若しくは冷却することであることを特徴とする請求項1記載のゲームカード。
  4. 前記隠蔽情報は、1個以上であり且つ1種以上の情報であることを特徴とする請求項1乃至請求項3何れか記載のゲームカード。
  5. 前記隠蔽情報を使用することを指示する指示手段が表面に目視可能に表示されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4何れか記載のゲームカード。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れかのゲームカードを含んでいることを特徴とするゲームカードキット。
  7. 前記可視手段として前記隠蔽情報を可視化する光学フィルターを備えていることを特徴とする請求項6記載のゲームカードキット。
  8. 前記ゲームカードを配置するカード配置シートを備え、該カード配置シートは、プレーヤの持ち札となるゲームカードを載せておく領域と、捨て札となるゲームカードを載せておく領域と、前記ゲームカードを提示する提示領域と、次の提示に用いるゲームカードを裏返して待機させておく複数個の待機領域とを有することを特徴とする請求項6、請求項7何れか記載のゲームカードキット。
  9. 前記カード配置シートの所定位置に配られたゲームカードの前記隠蔽情報を使用することを指示する指示手段が前記ゲームカード表面に可視可能に表示されていることを特徴とする請求項8記載のゲームカードキット。
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