JP2004328930A - 電気接続箱の防水構造 - Google Patents
電気接続箱の防水構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004328930A JP2004328930A JP2003122385A JP2003122385A JP2004328930A JP 2004328930 A JP2004328930 A JP 2004328930A JP 2003122385 A JP2003122385 A JP 2003122385A JP 2003122385 A JP2003122385 A JP 2003122385A JP 2004328930 A JP2004328930 A JP 2004328930A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover member
- wall
- main body
- waterproof structure
- junction box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Abandoned
Links
Images
Landscapes
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
Abstract
【課題】簡易な構造により防水性を高めることのできる電気接続箱の防水構造を提供する。
【解決手段】カバー部材30f、30rの裏面における本体20の基部20aに対面する基部30aに内部二重壁部37を設けたので、本体20の開口部21f、21rにカバー部材30f、30rを被せ、カバー部材30f、30rの嵌合端縁32aがほぼ垂直面に沿うようにして使用する際に、カバー部材30f、30rの嵌合端縁32aを伝ってカバー部材30f、30rの裏面に水分が浸入した場合でも、内部二重壁部37が水分の浸入を阻止するとともに、内部二重壁部37に沿って流す。これにより、本体20内部への水分の浸入を防止することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】カバー部材30f、30rの裏面における本体20の基部20aに対面する基部30aに内部二重壁部37を設けたので、本体20の開口部21f、21rにカバー部材30f、30rを被せ、カバー部材30f、30rの嵌合端縁32aがほぼ垂直面に沿うようにして使用する際に、カバー部材30f、30rの嵌合端縁32aを伝ってカバー部材30f、30rの裏面に水分が浸入した場合でも、内部二重壁部37が水分の浸入を阻止するとともに、内部二重壁部37に沿って流す。これにより、本体20内部への水分の浸入を防止することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電気接続箱の防水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車の電気回路に使用される電気接続箱はエンジンルームに配置される場合が多いが、車内に配置される場合もある。この場合、直接水が当たることは少ないが、近年行われるようになってきた車内の湿式洗浄(水洗い)の場合や、車内で飲食する際に飲み物をこぼした場合や、エアコンダクトからの結露水がかかる場合等、車内でも水の浸入を防止することが要求されるようになってきた。
【0003】
高度な防水性を得るためにはOリングを用いることが考えられるが、本体およびカバー部材にOリングに対応した溝を形成する必要がある。
このため、金型コストの上昇、Oリングの使用により部品点数および組付け工数の増加等を招くという問題がある。
【0004】
前述した問題に対して、図6に示すように、電気接続箱100を本体101とカバー部材102とから構成することにより、本体101とカバー部材102との間に水が侵入しないような防水構造103が施されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
すなわち、図7に示すように、本体101の周壁101aにL字形断面の枠体104を設け、この枠体104と本体101の周壁101aとの間に環状溝105を形成するとともに、カバー部材102の四周に枠体104を被覆する被覆体106を周設している。
そして、枠体104および被覆体106との立上り基部間に適宜空間を形成し、さらに被覆体106の端縁に、先端が本体101の周壁101aに近接する傾斜板107を設けている。
【0006】
しかしながら、前述した電気接続箱100においても、本体101やカバー部材102が成形後の「引け」等により変形すると、本体101とカバー部材102との間に隙間が生じて、水分が浸入する虞れがある。
【0007】
そこで、この問題点を解決すべく、図8に示すような防水構造が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
すなわち、図8に示すように、この電気接続箱110をアッパーカバー111とロアーカバー112で構成し、アッパーカバー111の外周下部にスカート部113を形成して、上部を閉じた嵌合溝114を形成する。ロアーカバー112の上端部の周壁112aが嵌合溝114内に嵌合されるように、アッパーカバー111をロアーカバー112に被せる。
これにより、スカート部113とロアーカバー112により3重の壁が形成され、防水を図っている。
【0008】
【特許文献1】
実開昭55−129479号公報(第1頁、第1図)
【特許文献2】
特開平11−41748号公報(第2、3頁、第1図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した電気接続箱110においては、本体であるロアーカバー112とカバー部材であるアッパーカバー111の位置決めと、防水とを同時に行うので、ロアーカバー112やアッパーカバー111に「引け」等の変形があった場合には、図9に示すようにロアーカバー112の上部の周壁112aが、アッパーカバー111のスカート部113の途中の段差113aに引っ掛かったりして相互の嵌合が面倒である。
【0010】
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な構造により防水性を高めることのできる電気接続箱の防水構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明にかかる電気接続箱の防水構造は、請求項1に記載したように、本体と、前記本体の開口部の外側に被るように嵌合されるカバー部材とを有し、前記カバー部材における複数の嵌合端縁が垂直面にほぼ沿うように配置される電気接続箱の防水構造であって、前記カバー部材の裏面における前記本体の基部に対面する基部に設けられた内部二重壁部を有し、前記内部二重壁部が、少なくとも取付け状態における上方に設けられていることを特徴としている。
【0012】
このように構成された電気接続箱の防水構造においては、本体の開口部にカバー部材を被せ、カバー部材の嵌合端縁がほぼ垂直面に沿うようにして使用する際に、カバー部材の嵌合端縁を伝ってカバー部材の裏面に水分が浸入した場合でも、本体の基部に対面するカバー部材の基部に設けられている内部二重壁部が水分の浸入を阻止するとともに、内部二重壁部に沿って流すので、本体内部への水分の浸入を防止することができる。
【0013】
また、本発明にかかる電気接続箱の防水構造は、請求項2に記載したように、請求項1に記載した電気接続箱の防水構造において、前記内部二重壁部が、前記カバー部材の前記基部に沿って環状に設けられていることを特徴としている。
【0014】
このように構成された電気接続箱の防水構造においては、内部二重壁部がカバー部材の基部に沿って環状に設けられているので、水が内部二重壁部によって囲まれている内側に入るのを防止することができる。
【0015】
また、本発明にかかる電気接続箱の防水構造は、請求項3に記載したように、請求項1に記載した電気接続箱の防水構造において、取付け状態における下方に向けて前記内部二重壁部が部分的に切り欠かれた切欠部が設けられていることを特徴としている。
【0016】
このように構成された電気接続箱の防水構造においては、結露等により万が一内部二重壁部で囲われた内側に水分が浸入しても、内部二重壁部に設けられている切欠きから排出することができることになる。
【0017】
また、本発明にかかる電気接続箱の防水構造は、請求項4に記載したように、請求項1から3のいずれかに記載した電気接続箱の防水構造において、前記カバー部材の周囲に設けられている外壁部と前記内部二重壁部との間に溝を形成し、前記溝に前記カバー部材を貫通する貫通穴を設けたことを特徴としている。
【0018】
このように構成された電気接続箱の防水構造においては、溝に設けられている貫通穴から空気が流入するので、溝の中の水が流れ易くなる。また、貫通穴から外部に水が抜けることもある。
【0019】
また、本発明にかかる電気接続箱の防水構造は、請求項5に記載したように、請求項4に記載した電気接続箱の防水構造において、前記貫通穴が、前記溝の隅角部の下側に設けられていることを特徴としている。
【0020】
このように構成された電気接続箱の防水構造においては、溝の隅角部の下側に設けられている貫通穴から空気が流入するので、溝の内部が負圧になるのを防止する。このため、隅角部に水が溜まるのを防止するとともに、水を流れ易くする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電気接続箱の防水構造の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は電気接続箱の分解斜視図、図2は図1中II−II位置における電気接続箱の防水構造を示す断面図、図3は図2中III部分の拡大断面図である。
【0022】
図1に示すように、本発明に係る電気接続箱10は、前後両面に開口部21f、21rを有する本体20と、この本体20の前後の開口部21f、21rの両外側に被るように嵌合される一対のカバー部材30f、30rとを有している。本体20、カバー部材30f、30r等は、一般に、合成樹脂から形成されている。この電気接続箱10は、例えば本体20の両開口部21f、21rがほぼ垂直面に沿った状態で使用される。
【0023】
本体20の内部には、種々の電装品を装着するための電装品収容ブロック22が設けられており、その外周には本体壁部23がカバー部材30f、30rの嵌合方向(図1中矢印方向)である前後両側に設けられている。本体壁部23の内、少なくとも電気接続箱10の使用状態において上側となる本体壁部23Uにおいては、外部内部二重壁部を構成する外壁24aおよび内壁24bが各々前後両方に向かって設けられている。
なお、全周にわたって外壁24aおよび内壁24bを設けることも可能である。
【0024】
図2に示すように、本体20に設けられている外壁24aおよび内壁24bから構成される外部内部二重壁部は、外壁24aと内壁24bとの間に一定の隙間25を設け、この隙間25にカバー部材30f、30rを各々嵌合させることにより、カバー部材30f、30rを外壁24aと内壁24bとの間に含む構造となっている。
【0025】
図1に示すように、裏側のカバー部材30rは、前述した本体20の裏側の開口部21rを覆うべく、ほぼ矩形状のベースプレート31rを有しており、このベースプレート31rの外周には壁32rがベースプレート31rに対して直角(嵌合方向)に設けられている。嵌合端縁となる壁32rの先端には、図2に示すように、本体壁部23の外壁24aに向かってリブ32aが突出して設けられている。
【0026】
図3に示すように、リブ32aの先端32bがちょうど外壁24aの内面24dに当接する高さとするのが好ましいが、少なくともリブ32aの突出寸法Hが水滴の直径寸法以上、具体的には1.5mm以上となるようにする。
これにより、水分が毛細管現象で滲み込むのを防止することができる。
【0027】
さらに、リブ32aの側面32cが本体壁部23の中央側面32eに接するのがよい。
これにより、本体壁部23の内部方向への水の流れを防止して、防水性を高めることができる。なお、外壁24aの先端面24cは、少なくともリブ32aを完全に内側に覆うような長さとするのが好ましい。
【0028】
図1に示すように、カバー部材30rの壁32rは、場所によって切欠き33a、33bが設けられており、本体20の電装品収容ブロック22に設けられている取付けブラケット34との干渉を回避したり、電装品収容ブロック22に取付けたコネクタを覆うコネクタカバーを付けることができるようになっている。壁32rの先端に設けられているリブ32aは、壁32rの形状に沿って、切欠き33a、33b等に沿うように、全周にわたって連続して設けられている。従って、カバー部材30rの外面に付着した水分がカバー部材30rの内側に侵入することは、リブ32aにより確実に阻止されている。
【0029】
なお、切欠き33a、33b等に沿って設けられているリブ32aは、本体20側から外側に向かって切欠き33a、33bが狭くなる方向に傾斜して設けられている。
すなわち、リブ32aは必ず鈍角(図1中θ)で折れ曲がることになり、リブ32aに沿った水の流れがスムーズとなって、水が溜まるのを防止することができる。これに伴い、防水性を改善することができる。
【0030】
また、図2に示すように、カバー部材30f、30rの裏面における本体20の基部20aに対面する基部30aには、本体壁部23の内壁24bの先端部を係止するための内部二重壁部を構成する受けリブ37が内側に突出して設けられている。
これにより、内壁24bを保持して、本体20と両カバー部材30f、30rを確実に一体化できるようにしている。
なお、外部内部二重壁部の内側である内壁24bの外側面で外壁24aの幅の内側には、カバー部材30f、30rの嵌合状態を保持する係合手段である係止突起26が設けられており、カバー部材30f、30rを係止して脱落を防止している。
【0031】
受けリブ37は、少なくとも図2に示したように使用状態における電気接続箱10の上方に設けられているが、好ましくは、例えば図4に示すように、カバー部材30rの基部30aに沿って環状に設けるようにする。
この場合、カバー部材30rの下方において、壁32rに切欠き39を設けるのがよい。また、電気接続箱10の下方位置において受けリブ37を切欠くこともできる。
さらに、壁32rと受けリブ37との間に形成される溝40に、貫通穴41を設けるようにする。例えば、隅角部42のすぐ下側が有効である。
【0032】
図5には、電気接続箱10を斜めにして使用する場合が示してある。この場合には、壁32rの下部に設けられている切欠き39において、受けリブ37の下端部37aを外側に向かって曲げ、溝40を外部に導くようにするのがよい。
【0033】
また、図1に示すように、表側のカバー部材30fは、本体20の表側の開口部21fを覆うべく、前述した裏側のカバー部材30rと同様の形状をしている。
すなわち、ベースプレート31fの外周には壁32fが嵌合方向に延びて設けられており、壁32fの先端には前述した裏側のカバー部材30rに設けたリブ32aと同じリブ32aが設けられている。また、裏側のカバー部材30rと同様に内部二重壁部を構成する受けリブ37も設けられている。
なお、カバー部材30fには、電装品収容ブロック22に装着される電装品との干渉を回避するために、電装品の形状に対応して、凹部35が設けられたり、切欠き36a、36bが設けられたりしている。
【0034】
図6には、電気接続箱10の上側から滴下した水の流れ道が示されている。上方から上側の本体壁部23Uに滴下した水分は、外壁24aの上面に沿って前後(図6において左右)両側に流れ(図6中矢印▲1▼)、カバー部材30f、30rの壁32f、32rに落ちる(矢印▲2▼)。壁32f、32rに落ちた水の一部は、一旦内側に向かって流れる(矢印▲3▼)ものもあるが、壁32f、32rに設けられているリブ32aに当たって戻り、カバー部材30f、30rの外面を伝って流れ落ちる(矢印▲4▼)。
【0035】
また、図7に示すように、図6の矢印▲3▼で内側に流れた水のうち一部は、リブ32aに沿って左右方向へ流れる(図7中矢印▲5▼)が、リブ32aは全周にわたって連続しているので、リブ32aを超えて本体壁部23の内壁24bに達するものはない。
例えば、裏側のカバー部材30rに設けられている切欠き33a部分においても、リブ32aは連続して切欠き33aを回避しているので、水はリブ32aに沿って流れ落ちる(矢印▲6▼)。
【0036】
なお、万が一カバー部材30rの壁32rの裏面に水分が浸入した場合には、図4に示したような環状の受けリブ37により、ベースプレート31rの裏面への水分の浸入を防止するので水分は図4中矢印▲7▼で示したように流れる。そして切欠き39から排水される(矢印▲8▼)。このとき、溝40に設けられている貫通穴41から空気が溝40に流れ込むことができるので、上部の溝40が負圧になるのを防止して、水が溝40に沿って落下し易くなる。あるいは、貫通穴41から水が外部に流れ出ることもある。
【0037】
また、図5に示すように、結露等により万が一電気接続箱10の内部に水分が浸入した場合には、受けリブ37に切欠き38が設けられていると、この切欠き38から排水(矢印▲9▼)することができる。
また、この場合に、壁32rの下部に設けられている切欠き39において、受けリブ37の下端部37aを外側に向かって曲げ、溝40を外部に導くようにされていると、矢印10で示すように水分が流れて、切欠き39から排水される。
【0038】
なお、図5に示すように、溝40の隅角部42の下側に貫通穴41を設けてあると、水が隅角部42に溜まるのを防止してスムーズに流すことができる。すなわち、溝40に設けられている貫通穴41から空気が溝40に流れ込むことができるので、上部の溝40が負圧になるのを防止して、水が溝40に沿って落下し易くなる。また、貫通穴41から水が外部に抜けることもある。
【0039】
以上、前述した電気接続箱10の防水構造によれば、使用状態において上側に位置する本体20の基部20aに対面するカバー部材30f、30rの基部30aに設けられている内部二重壁部である受けリブ37が水分の浸入を阻止するとともに、受けリブ37に沿って流すので、本体20内部への水分の浸入を防止することができる。
【0040】
なお、本発明の電気接続箱の防水構造は、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形、改良等が可能である。
例えば、前述した実施形態においては、図1に示したように、本体20の前後両面に開口部21f、21rが設けられており、一対のカバー部材30f、30rにより両開口部21f、21rを覆う場合について説明したが、この他、本体20の前面(あるいは後面)にのみ開口部21を有し、この開口部21を1枚のカバー部材30により覆う場合についても同様に適用することができる。この場合には、本体20の前側に延びるように外壁24aと内壁24bを設けて外部内部二重壁部を形成し、外壁24aと内壁24bとの間の隙間25にカバー部材30の壁32の端縁が嵌合される。
【0041】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明にかかる電気接続箱の防水構造によれば、請求項1に記載したように、本体の開口部にカバー部材を被せ、カバー部材の嵌合端縁がほぼ垂直面に沿うようにして使用する際に、カバー部材の嵌合端縁を伝ってカバー部材の裏面に水分が浸入した場合でも、本体の基部に対面するカバー部材の基部に設けられている内部二重壁部が水分の浸入を阻止するとともに、内部二重壁部に沿って流すので、本体内部への水分の浸入を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気接続箱の防水構造の一実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】図1中II−II位置における外部内部二重壁部の断面図である。
【図3】図2中III部分の拡大断面図である。
【図4】内部二重壁部の形状および内部二重壁部を伝った水の流れを示す説明図である。
【図5】内部二重壁部の下方に切欠きを設けた場合および水の流れを示す説明図である。
【図6】上方から滴下した水の流れを示す断面図である。
【図7】上方から滴下した水の流れを示す平面図である。
【図8】従来の電気接続箱の一例を示す斜視図である。
【図9】図8中IX−IX位置における断面図である。
【図10】従来の電気接続箱の別の例を示す斜視図である。
【図11】図10の電気接続箱における問題点を示す断面図である。
【符号の説明】
10 電気接続箱
20 本体
20a 本体の基部
21f、21r 開口部
30a 基部
30f、30r カバー部材
32a リブ(嵌合端縁)
37 受けリブ(内部二重壁部)
38 切欠部
40 溝
41 貫通穴
42 隅角部
【発明の属する技術分野】
この発明は、電気接続箱の防水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車の電気回路に使用される電気接続箱はエンジンルームに配置される場合が多いが、車内に配置される場合もある。この場合、直接水が当たることは少ないが、近年行われるようになってきた車内の湿式洗浄(水洗い)の場合や、車内で飲食する際に飲み物をこぼした場合や、エアコンダクトからの結露水がかかる場合等、車内でも水の浸入を防止することが要求されるようになってきた。
【0003】
高度な防水性を得るためにはOリングを用いることが考えられるが、本体およびカバー部材にOリングに対応した溝を形成する必要がある。
このため、金型コストの上昇、Oリングの使用により部品点数および組付け工数の増加等を招くという問題がある。
【0004】
前述した問題に対して、図6に示すように、電気接続箱100を本体101とカバー部材102とから構成することにより、本体101とカバー部材102との間に水が侵入しないような防水構造103が施されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
すなわち、図7に示すように、本体101の周壁101aにL字形断面の枠体104を設け、この枠体104と本体101の周壁101aとの間に環状溝105を形成するとともに、カバー部材102の四周に枠体104を被覆する被覆体106を周設している。
そして、枠体104および被覆体106との立上り基部間に適宜空間を形成し、さらに被覆体106の端縁に、先端が本体101の周壁101aに近接する傾斜板107を設けている。
【0006】
しかしながら、前述した電気接続箱100においても、本体101やカバー部材102が成形後の「引け」等により変形すると、本体101とカバー部材102との間に隙間が生じて、水分が浸入する虞れがある。
【0007】
そこで、この問題点を解決すべく、図8に示すような防水構造が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
すなわち、図8に示すように、この電気接続箱110をアッパーカバー111とロアーカバー112で構成し、アッパーカバー111の外周下部にスカート部113を形成して、上部を閉じた嵌合溝114を形成する。ロアーカバー112の上端部の周壁112aが嵌合溝114内に嵌合されるように、アッパーカバー111をロアーカバー112に被せる。
これにより、スカート部113とロアーカバー112により3重の壁が形成され、防水を図っている。
【0008】
【特許文献1】
実開昭55−129479号公報(第1頁、第1図)
【特許文献2】
特開平11−41748号公報(第2、3頁、第1図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した電気接続箱110においては、本体であるロアーカバー112とカバー部材であるアッパーカバー111の位置決めと、防水とを同時に行うので、ロアーカバー112やアッパーカバー111に「引け」等の変形があった場合には、図9に示すようにロアーカバー112の上部の周壁112aが、アッパーカバー111のスカート部113の途中の段差113aに引っ掛かったりして相互の嵌合が面倒である。
【0010】
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な構造により防水性を高めることのできる電気接続箱の防水構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明にかかる電気接続箱の防水構造は、請求項1に記載したように、本体と、前記本体の開口部の外側に被るように嵌合されるカバー部材とを有し、前記カバー部材における複数の嵌合端縁が垂直面にほぼ沿うように配置される電気接続箱の防水構造であって、前記カバー部材の裏面における前記本体の基部に対面する基部に設けられた内部二重壁部を有し、前記内部二重壁部が、少なくとも取付け状態における上方に設けられていることを特徴としている。
【0012】
このように構成された電気接続箱の防水構造においては、本体の開口部にカバー部材を被せ、カバー部材の嵌合端縁がほぼ垂直面に沿うようにして使用する際に、カバー部材の嵌合端縁を伝ってカバー部材の裏面に水分が浸入した場合でも、本体の基部に対面するカバー部材の基部に設けられている内部二重壁部が水分の浸入を阻止するとともに、内部二重壁部に沿って流すので、本体内部への水分の浸入を防止することができる。
【0013】
また、本発明にかかる電気接続箱の防水構造は、請求項2に記載したように、請求項1に記載した電気接続箱の防水構造において、前記内部二重壁部が、前記カバー部材の前記基部に沿って環状に設けられていることを特徴としている。
【0014】
このように構成された電気接続箱の防水構造においては、内部二重壁部がカバー部材の基部に沿って環状に設けられているので、水が内部二重壁部によって囲まれている内側に入るのを防止することができる。
【0015】
また、本発明にかかる電気接続箱の防水構造は、請求項3に記載したように、請求項1に記載した電気接続箱の防水構造において、取付け状態における下方に向けて前記内部二重壁部が部分的に切り欠かれた切欠部が設けられていることを特徴としている。
【0016】
このように構成された電気接続箱の防水構造においては、結露等により万が一内部二重壁部で囲われた内側に水分が浸入しても、内部二重壁部に設けられている切欠きから排出することができることになる。
【0017】
また、本発明にかかる電気接続箱の防水構造は、請求項4に記載したように、請求項1から3のいずれかに記載した電気接続箱の防水構造において、前記カバー部材の周囲に設けられている外壁部と前記内部二重壁部との間に溝を形成し、前記溝に前記カバー部材を貫通する貫通穴を設けたことを特徴としている。
【0018】
このように構成された電気接続箱の防水構造においては、溝に設けられている貫通穴から空気が流入するので、溝の中の水が流れ易くなる。また、貫通穴から外部に水が抜けることもある。
【0019】
また、本発明にかかる電気接続箱の防水構造は、請求項5に記載したように、請求項4に記載した電気接続箱の防水構造において、前記貫通穴が、前記溝の隅角部の下側に設けられていることを特徴としている。
【0020】
このように構成された電気接続箱の防水構造においては、溝の隅角部の下側に設けられている貫通穴から空気が流入するので、溝の内部が負圧になるのを防止する。このため、隅角部に水が溜まるのを防止するとともに、水を流れ易くする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電気接続箱の防水構造の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は電気接続箱の分解斜視図、図2は図1中II−II位置における電気接続箱の防水構造を示す断面図、図3は図2中III部分の拡大断面図である。
【0022】
図1に示すように、本発明に係る電気接続箱10は、前後両面に開口部21f、21rを有する本体20と、この本体20の前後の開口部21f、21rの両外側に被るように嵌合される一対のカバー部材30f、30rとを有している。本体20、カバー部材30f、30r等は、一般に、合成樹脂から形成されている。この電気接続箱10は、例えば本体20の両開口部21f、21rがほぼ垂直面に沿った状態で使用される。
【0023】
本体20の内部には、種々の電装品を装着するための電装品収容ブロック22が設けられており、その外周には本体壁部23がカバー部材30f、30rの嵌合方向(図1中矢印方向)である前後両側に設けられている。本体壁部23の内、少なくとも電気接続箱10の使用状態において上側となる本体壁部23Uにおいては、外部内部二重壁部を構成する外壁24aおよび内壁24bが各々前後両方に向かって設けられている。
なお、全周にわたって外壁24aおよび内壁24bを設けることも可能である。
【0024】
図2に示すように、本体20に設けられている外壁24aおよび内壁24bから構成される外部内部二重壁部は、外壁24aと内壁24bとの間に一定の隙間25を設け、この隙間25にカバー部材30f、30rを各々嵌合させることにより、カバー部材30f、30rを外壁24aと内壁24bとの間に含む構造となっている。
【0025】
図1に示すように、裏側のカバー部材30rは、前述した本体20の裏側の開口部21rを覆うべく、ほぼ矩形状のベースプレート31rを有しており、このベースプレート31rの外周には壁32rがベースプレート31rに対して直角(嵌合方向)に設けられている。嵌合端縁となる壁32rの先端には、図2に示すように、本体壁部23の外壁24aに向かってリブ32aが突出して設けられている。
【0026】
図3に示すように、リブ32aの先端32bがちょうど外壁24aの内面24dに当接する高さとするのが好ましいが、少なくともリブ32aの突出寸法Hが水滴の直径寸法以上、具体的には1.5mm以上となるようにする。
これにより、水分が毛細管現象で滲み込むのを防止することができる。
【0027】
さらに、リブ32aの側面32cが本体壁部23の中央側面32eに接するのがよい。
これにより、本体壁部23の内部方向への水の流れを防止して、防水性を高めることができる。なお、外壁24aの先端面24cは、少なくともリブ32aを完全に内側に覆うような長さとするのが好ましい。
【0028】
図1に示すように、カバー部材30rの壁32rは、場所によって切欠き33a、33bが設けられており、本体20の電装品収容ブロック22に設けられている取付けブラケット34との干渉を回避したり、電装品収容ブロック22に取付けたコネクタを覆うコネクタカバーを付けることができるようになっている。壁32rの先端に設けられているリブ32aは、壁32rの形状に沿って、切欠き33a、33b等に沿うように、全周にわたって連続して設けられている。従って、カバー部材30rの外面に付着した水分がカバー部材30rの内側に侵入することは、リブ32aにより確実に阻止されている。
【0029】
なお、切欠き33a、33b等に沿って設けられているリブ32aは、本体20側から外側に向かって切欠き33a、33bが狭くなる方向に傾斜して設けられている。
すなわち、リブ32aは必ず鈍角(図1中θ)で折れ曲がることになり、リブ32aに沿った水の流れがスムーズとなって、水が溜まるのを防止することができる。これに伴い、防水性を改善することができる。
【0030】
また、図2に示すように、カバー部材30f、30rの裏面における本体20の基部20aに対面する基部30aには、本体壁部23の内壁24bの先端部を係止するための内部二重壁部を構成する受けリブ37が内側に突出して設けられている。
これにより、内壁24bを保持して、本体20と両カバー部材30f、30rを確実に一体化できるようにしている。
なお、外部内部二重壁部の内側である内壁24bの外側面で外壁24aの幅の内側には、カバー部材30f、30rの嵌合状態を保持する係合手段である係止突起26が設けられており、カバー部材30f、30rを係止して脱落を防止している。
【0031】
受けリブ37は、少なくとも図2に示したように使用状態における電気接続箱10の上方に設けられているが、好ましくは、例えば図4に示すように、カバー部材30rの基部30aに沿って環状に設けるようにする。
この場合、カバー部材30rの下方において、壁32rに切欠き39を設けるのがよい。また、電気接続箱10の下方位置において受けリブ37を切欠くこともできる。
さらに、壁32rと受けリブ37との間に形成される溝40に、貫通穴41を設けるようにする。例えば、隅角部42のすぐ下側が有効である。
【0032】
図5には、電気接続箱10を斜めにして使用する場合が示してある。この場合には、壁32rの下部に設けられている切欠き39において、受けリブ37の下端部37aを外側に向かって曲げ、溝40を外部に導くようにするのがよい。
【0033】
また、図1に示すように、表側のカバー部材30fは、本体20の表側の開口部21fを覆うべく、前述した裏側のカバー部材30rと同様の形状をしている。
すなわち、ベースプレート31fの外周には壁32fが嵌合方向に延びて設けられており、壁32fの先端には前述した裏側のカバー部材30rに設けたリブ32aと同じリブ32aが設けられている。また、裏側のカバー部材30rと同様に内部二重壁部を構成する受けリブ37も設けられている。
なお、カバー部材30fには、電装品収容ブロック22に装着される電装品との干渉を回避するために、電装品の形状に対応して、凹部35が設けられたり、切欠き36a、36bが設けられたりしている。
【0034】
図6には、電気接続箱10の上側から滴下した水の流れ道が示されている。上方から上側の本体壁部23Uに滴下した水分は、外壁24aの上面に沿って前後(図6において左右)両側に流れ(図6中矢印▲1▼)、カバー部材30f、30rの壁32f、32rに落ちる(矢印▲2▼)。壁32f、32rに落ちた水の一部は、一旦内側に向かって流れる(矢印▲3▼)ものもあるが、壁32f、32rに設けられているリブ32aに当たって戻り、カバー部材30f、30rの外面を伝って流れ落ちる(矢印▲4▼)。
【0035】
また、図7に示すように、図6の矢印▲3▼で内側に流れた水のうち一部は、リブ32aに沿って左右方向へ流れる(図7中矢印▲5▼)が、リブ32aは全周にわたって連続しているので、リブ32aを超えて本体壁部23の内壁24bに達するものはない。
例えば、裏側のカバー部材30rに設けられている切欠き33a部分においても、リブ32aは連続して切欠き33aを回避しているので、水はリブ32aに沿って流れ落ちる(矢印▲6▼)。
【0036】
なお、万が一カバー部材30rの壁32rの裏面に水分が浸入した場合には、図4に示したような環状の受けリブ37により、ベースプレート31rの裏面への水分の浸入を防止するので水分は図4中矢印▲7▼で示したように流れる。そして切欠き39から排水される(矢印▲8▼)。このとき、溝40に設けられている貫通穴41から空気が溝40に流れ込むことができるので、上部の溝40が負圧になるのを防止して、水が溝40に沿って落下し易くなる。あるいは、貫通穴41から水が外部に流れ出ることもある。
【0037】
また、図5に示すように、結露等により万が一電気接続箱10の内部に水分が浸入した場合には、受けリブ37に切欠き38が設けられていると、この切欠き38から排水(矢印▲9▼)することができる。
また、この場合に、壁32rの下部に設けられている切欠き39において、受けリブ37の下端部37aを外側に向かって曲げ、溝40を外部に導くようにされていると、矢印10で示すように水分が流れて、切欠き39から排水される。
【0038】
なお、図5に示すように、溝40の隅角部42の下側に貫通穴41を設けてあると、水が隅角部42に溜まるのを防止してスムーズに流すことができる。すなわち、溝40に設けられている貫通穴41から空気が溝40に流れ込むことができるので、上部の溝40が負圧になるのを防止して、水が溝40に沿って落下し易くなる。また、貫通穴41から水が外部に抜けることもある。
【0039】
以上、前述した電気接続箱10の防水構造によれば、使用状態において上側に位置する本体20の基部20aに対面するカバー部材30f、30rの基部30aに設けられている内部二重壁部である受けリブ37が水分の浸入を阻止するとともに、受けリブ37に沿って流すので、本体20内部への水分の浸入を防止することができる。
【0040】
なお、本発明の電気接続箱の防水構造は、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形、改良等が可能である。
例えば、前述した実施形態においては、図1に示したように、本体20の前後両面に開口部21f、21rが設けられており、一対のカバー部材30f、30rにより両開口部21f、21rを覆う場合について説明したが、この他、本体20の前面(あるいは後面)にのみ開口部21を有し、この開口部21を1枚のカバー部材30により覆う場合についても同様に適用することができる。この場合には、本体20の前側に延びるように外壁24aと内壁24bを設けて外部内部二重壁部を形成し、外壁24aと内壁24bとの間の隙間25にカバー部材30の壁32の端縁が嵌合される。
【0041】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明にかかる電気接続箱の防水構造によれば、請求項1に記載したように、本体の開口部にカバー部材を被せ、カバー部材の嵌合端縁がほぼ垂直面に沿うようにして使用する際に、カバー部材の嵌合端縁を伝ってカバー部材の裏面に水分が浸入した場合でも、本体の基部に対面するカバー部材の基部に設けられている内部二重壁部が水分の浸入を阻止するとともに、内部二重壁部に沿って流すので、本体内部への水分の浸入を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気接続箱の防水構造の一実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】図1中II−II位置における外部内部二重壁部の断面図である。
【図3】図2中III部分の拡大断面図である。
【図4】内部二重壁部の形状および内部二重壁部を伝った水の流れを示す説明図である。
【図5】内部二重壁部の下方に切欠きを設けた場合および水の流れを示す説明図である。
【図6】上方から滴下した水の流れを示す断面図である。
【図7】上方から滴下した水の流れを示す平面図である。
【図8】従来の電気接続箱の一例を示す斜視図である。
【図9】図8中IX−IX位置における断面図である。
【図10】従来の電気接続箱の別の例を示す斜視図である。
【図11】図10の電気接続箱における問題点を示す断面図である。
【符号の説明】
10 電気接続箱
20 本体
20a 本体の基部
21f、21r 開口部
30a 基部
30f、30r カバー部材
32a リブ(嵌合端縁)
37 受けリブ(内部二重壁部)
38 切欠部
40 溝
41 貫通穴
42 隅角部
Claims (5)
- 本体と、前記本体の開口部の外側に被るように嵌合されるカバー部材とを有し、前記カバー部材における複数の嵌合端縁が垂直面にほぼ沿うように配置される電気接続箱の防水構造であって、
前記カバー部材の裏面における前記本体の基部に対面する基部に設けられた内部二重壁部を有し、前記内部二重壁部が、少なくとも取付け状態における上方に設けられていることを特徴とする電気接続箱の防水構造。 - 前記内部二重壁部が、前記カバー部材の前記基部に沿って環状に設けられていることを特徴とする請求項1に記載した電気接続箱の防水構造。
- 取付け状態における下方に向けて前記内部二重壁部が部分的に切り欠かれた切欠部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載した電気接続箱の防水構造。
- 前記カバー部材の周囲に設けられている外壁部と前記内部二重壁部との間に溝を形成し、前記溝に前記カバー部材を貫通する貫通穴を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載した電気接続箱の防水構造。
- 前記貫通穴が、前記溝の隅角部の下側に設けられていることを特徴とする請求項4に記載した電気接続箱の防水構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003122385A JP2004328930A (ja) | 2003-04-25 | 2003-04-25 | 電気接続箱の防水構造 |
CNB2004100346699A CN100370663C (zh) | 2003-04-25 | 2004-04-16 | 电接线盒的防水结构 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003122385A JP2004328930A (ja) | 2003-04-25 | 2003-04-25 | 電気接続箱の防水構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004328930A true JP2004328930A (ja) | 2004-11-18 |
Family
ID=33500631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003122385A Abandoned JP2004328930A (ja) | 2003-04-25 | 2003-04-25 | 電気接続箱の防水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004328930A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016039066A1 (ja) * | 2014-09-12 | 2016-03-17 | 日本電業工作株式会社 | 防水カバーを備えた電気装置及び防水カバー |
JP2020141050A (ja) * | 2019-02-28 | 2020-09-03 | ニチコン株式会社 | 電気機器 |
-
2003
- 2003-04-25 JP JP2003122385A patent/JP2004328930A/ja not_active Abandoned
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016039066A1 (ja) * | 2014-09-12 | 2016-03-17 | 日本電業工作株式会社 | 防水カバーを備えた電気装置及び防水カバー |
JP2016059021A (ja) * | 2014-09-12 | 2016-04-21 | 日本電業工作株式会社 | 防水カバーを備えた電気装置及び防水カバー |
JP2020141050A (ja) * | 2019-02-28 | 2020-09-03 | ニチコン株式会社 | 電気機器 |
JP7208827B2 (ja) | 2019-02-28 | 2023-01-19 | ニチコン株式会社 | 電気機器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5173596B2 (ja) | 電気接続箱 | |
US7671275B2 (en) | Electrical connection box | |
AU2009213464B2 (en) | Waterproof structure of electrical junction box | |
JP4199042B2 (ja) | 電気接続箱の防水構造 | |
JP6072948B1 (ja) | 防水型制御装置 | |
US11031761B2 (en) | Resin structure | |
JP2004254479A (ja) | 電気接続箱の防水構造 | |
JP2001118628A (ja) | コネクタ | |
JP2004328930A (ja) | 電気接続箱の防水構造 | |
JP5605633B2 (ja) | 電気接続箱 | |
JP2013149573A (ja) | 筺体構造 | |
JP7114918B2 (ja) | 電子制御装置 | |
JPH09163547A (ja) | 電気接続箱の排水構造 | |
JPH06327121A (ja) | 電気接続箱 | |
JP2017220597A (ja) | 基板ユニット | |
JP2004328929A (ja) | 電気接続箱の防水構造 | |
JP2011211852A (ja) | 電気接続箱 | |
JP2007068371A (ja) | 電気接続箱 | |
JP7120852B2 (ja) | 電気接続箱及びワイヤハーネス | |
JP2021057991A (ja) | 電気接続箱 | |
JP3956779B2 (ja) | 電気接続箱 | |
JP3500818B2 (ja) | 照明器具 | |
CN214753567U (zh) | 一种电磁继电器壳体透气孔结构 | |
JP2023169000A (ja) | 電気接続箱 | |
KR200412956Y1 (ko) | 렌지 후드용 램프 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050621 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060325 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070404 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20070601 |