JP2004328398A - 映像情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】飛び越し走査による映像情報を複数のフィールドに亘って記憶し、飛び越し走査による映像情報、および記憶された映像情報の少なくとも一方から、複数のフィールドにおける画素毎の動き情報を生成し、生成された画素毎の動き情報のうち、補間画素と同一フィールド内の画素の動き情報から、補間画素の動き情報を生成する。また、補間画素と同一位置における前後のフィールドの画素の動き情報から、補間画素の動き情報を生成する。これらの動き情報から、補間画素の動き情報を判定する。判定結果を基に、補間画素を含むフィールドより過去のフィールドの、補間画素と同一位置の画素情報、およびフィールド内の画素情報から生成された画素情報のいずれかを選択し、補間画素情報とする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビジョンにおける、飛び越し走査による映像情報を順次走査による映像情報に変換する映像情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、テレビジョン放送の方式として、従来のアナログ方式からデジタル方式に移行する検討が開始されている。デジタル化という新たな技術革新を契機として、テレビジョン放送が情報通信メディアとして更に高度化し、飛躍的な発展を遂げようとしている。既に国内では、PerfectTVやDirectTV等、CS(Communication Satellite:通信衛星)を用いた放送や、BS(Broadcasting Satellite:放送衛星)を用いた放送でデジタル化が実現されている。更に現在、地上波においてもデジタル化の検討が進められており、近い将来、全ての放送波がデジタル方式に変わろうとしている。
【0003】
デジタルテレビジョン放送の大きなメリットは、アナログ方式における1チャンネル分に相当する周波数帯域で、デジタル方式では3チャンネルの番組を伝送することができ、多チャンネル化が可能となることである。これにより、ニュース、スポーツ、ドラマなどを組み合わせたマルチ番組(混合多重編成番組)や、1つのチャンネル内で異なる3つの番組を放送するマルチチャンネル放送など、新たなサービスが実現される。
【0004】
さらに、デジタルテレビジョン放送では、映像や音声の放送に限らず、各種のデータ放送を付加した統合型の放送サービスが可能となる。データ放送を付加したサービスとしては、テレビ番組にデータ情報を付加してマルチメディア的サービスを提供するものと、テレビ番組とは別の独立したサービスを提供するものとに分けられ、主なサービスとしては、視聴者参加型テレビ、ホームショッピング、各種情報サービス、いつでも好きな時に見ることのできる天気予報やニュースなどが挙げられる。
【0005】
このようなデジタルテレビジョン放送に対応するために、テレビジョン放送の受信装置も進化を遂げており、薄型で大画面のプラズマディスプレイが登場したり、従来のブラウン管型のテレビ受像機もデジタルテレビジョン放送に対応した高精細な解像度を有するものが登場している。これらの表示装置では、従来の1ライン毎の飛び越し走査による映像表示ではなく、順次走査による映像の表示が行われる。このため、従来のアナログテレビジョン放送を表示する場合、飛び越し走査による映像情報を順次走査による映像情報に変換し(以下、IP(Interlace−Progressive)変換と呼ぶ)、さらに表示装置が有する解像度に映像情報を変換して表示を行っている。
【0006】
ここで、従来のIP変換処理回路について簡単に説明する。図9は従来の一般的なIP変換処理回路の構成を示すブロック図である。図において、101、102は入力された映像情報をフィールド単位で記憶しておくフィールド情報記憶部である。103は動き検出生成器である。この動き検出生成器103は、現在入力されているフィールド情報と、フィールド情報記憶部102から出力される、現在入力されているフィールド情報よりも1フレーム期間過去に入力されたフィールド情報との差分を取ることにより、画素単位で動画情報であるか静止画情報であるかの判定を行い、さらに求まった画素毎の動き情報から補間画素の動きを判定して出力する。
【0007】
104は入力される映像情報をライン単位で記憶しておくライン情報記憶部である。107は、入力される2系統の信号の加算演算を行う加算器である。108は加算器107により加算された値の半分の値を求める除算器である。109は補間情報選択部である。補間情報選択部109は、動き検出生成器103からの出力信号に応じて、フィールド情報記憶部101から出力される、現在入力されているフィールド情報よりも1フィールド期間過去に入力された画素情報と、除算器108から出力される、補間画素位置の上下のラインにおける画素値の平均値とのいずれかを選択して補間画素値とする。
【0008】
105、106は、それぞれ補間情報選択部109から出力される画素情報と入力された画素情報とをライン単位で記憶し、記憶した画素情報を入力された映像情報の倍の速さで読み出すための入出力速度変換部である。110は入出力速度変換部105および入出力速度変換部106から出力される画素情報を1ライン毎に切り換えて出力する表示情報選択部である。
【0009】
従来のIP変換処理回路の動作を示す。入力された飛び越し走査による映像情報は、フィールド情報記憶部101およびライン情報記憶部104に入力され、フィールド情報記憶部101から1フィールド期間遅延した画素情報、およびライン情報記憶部104から1ライン前の画素情報を得る。
【0010】
図10はNTSC(national television system committee)信号における飛び越し走査により表示される映像情報を示す図である。同図(a)に示すように、NTSC信号では、525本の水平ラインにより1画面が構成され、この1画面の単位をフレームと呼ぶ。また、フレームは、同図(b)に示すように、飛び越し走査により奇数ラインを表現する奇数フィールドと、同図(c)に示すように、偶数ラインを表現する偶数フィールドとに分けられる。NTSC信号では、この奇数フィールドと偶数フィールドの映像を交互に表示することにより、525ラインの映像情報が表現される。即ち、奇数フィールドと偶数フィールドは、互いに不足しているライン情報を補間する関係にある。
【0011】
したがって、フィールド情報記憶部101から、補間しようとする画素の位置に相当する前フィールドの画素情報が得られる。また、入力された映像情報とライン情報記憶部104から、補間しようとする画素の上下のラインにおける画素情報が得られる。さらに、入力された映像情報とライン情報記憶部104から、加算器107および除算器108により、補間しようとする画素の上下のラインにおける画素情報の平均値が求められ、動画時の補間画素情報として用いられる。
【0012】
フィールド情報記憶部101から出力される画素情報は、フィールド情報記憶部102によりさらに1フィールド期間遅延させられ、入力されている映像情報より1フレーム期間遅延した映像情報、つまり入力されている画素の位置に相当する前フレームの画素情報が得られる。
【0013】
つぎに、動き検出生成器103について説明する。図11は動き検出生成器103の構成を示すブロック図である。図において、1031は現在入力されているフィールド情報と、フィールド情報記憶部102から出力される、現在入力されているフィールド情報よりも1フレーム期間過去に入力されたフィールド情報との差分を求める減算器である。
【0014】
1032は減算器1031で求まった差分値の絶対値を求める絶対値器である。1033は絶対値器1032で求まった値と予め設定されている閾値とを比較する閾値フィルタ回路である。閾値フィルタ回路1033は、絶対値器1032で求まった値が閾値よりも小さい場合、その画素が静止画であると判断して値”0”を出力する一方、絶対値器1032で求まった値が閾値よりも大きい場合あるいは等しい場合、その画素が動画であると判断して値”1”を出力する。これにより、入力された映像情報にノイズのような不正な画素情報が加わっている場合でも、多少の変動である限り、その影響を取り除くことが可能となる。
【0015】
1034は閾値フィルタ回路1033から出力される画素毎の動き情報をライン単位で記憶するライン動き情報記憶部である。これにより、ライン動き情報記憶部1034から、入力されている映像情報より1ライン前の画素の動き情報を得ることができる。
【0016】
1035は2入力1出力のOR素子であり、閾値フィルタ回路1033から出力される動き情報と、ライン動き情報記憶部1034から出力される1ライン前の画素の動き情報との論理和を求めることにより、補間画素の動き情報を判断して出力する。
【0017】
補間情報選択部109は、動き検出生成器103から出力される動き情報が値”0”である場合、フィールド情報記憶部101から出力される画素情報を選択する一方、値”1”である場合、除算器108から出力される画素情報を選択し、補間画素情報として出力する。
【0018】
入出力速度変換部105および入出力速度変換部106は、それぞれ補間情報選択部109から出力される補間画素情報および入力された映像情報をライン単位で記憶する。記憶された画素情報は、入力された映像情報の倍の速さで読み出され、表示情報選択部110により、1ライン毎に入出力速度変換部105から出力される画素情報と入出力速度変換部106から出力される画素情報とが切り換えられて出力される。
【0019】
しかし、上記従来のIP変換方式では、動き情報の検出にフレーム間の差分情報を用いるので、フレーム間におけるフィールドで動きが生じた場合、動画であるにもかかわらず静止画であると判定してしまい、結果として誤ったデータを補間画素値としてしまう場合があった。
【0020】
また、ノイズ等の影響により不正な画素情報が印加され、正確に動き情報が検出できないような場合、頻繁に動画としての補間画素情報と静止画としての補間画素情報とが切り替わることが発生し、映像に著しい画質劣化が生じてしまう。
【0021】
これらの課題に対し、既にいくつかの提案が行われている。例えば、フレーム間のフィールドで動きが生じた場合の誤検知に対し、特許文献1、2では、前フィールドにおける動き情報も参照するようにする手段が示されている。また、ノイズ等の影響による誤検知に対し、特許文献3では、前フレームにおける動き情報も参照するようにする手段が示されている。このように、過去のフィールドあるいはフレームにおける動き情報を参照することは、動き情報の誤検知を防止する上で有効な手段である。
【0022】
【特許文献1】
特公平8−32025号公報
【特許文献2】
特開2000−175159号公報
【特許文献3】
特開平10−98692号公報
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例のように、単純に過去のフィールドあるいはフレームの動き情報を参照するだけでは、新たな誤検知を招くことになってしまうおそれがあった。以下にそのような場合を説明する。
【0024】
図12は”H”という文字が右から左方向に水平に移動して表示される例を示す図である。同図(a)が注目するフィールドの映像情報の表示状態であるとすると、同図(b)はその1つ前のフィールドの映像情報の表示状態を示し、同図(c)、(d)はそれぞれ更に1フィールド期間過去に溯った映像情報の表示状態を示している。
【0025】
従来の動き検出手法を用いると、フレーム間での差分を取ることにより動き情報を検出するので、同図(a)の表示状態における動き情報は、同図(a)の表示状態と同図(c)の表示状態を比較することによって得られる。図13は各フィールドにおける動き情報を示す図である。この結果、図13(e)に示すように、図12(a)の”H”の表示状態と図12(c)の”H”の表示状態が動き情報として求まる。
【0026】
同様に、1つ前のフィールドである図12(b)の表示状態の動き情報は、図13(f)に示す結果となる。また、図12(a)の次のフィールドの動き情報は、図13(g)に示す結果となる。ここで、図13(e)に示すように、注目するフィールドの動き情報に着目すると、フレーム間で動き情報を検出しているので、その間のフィールドである図12(b)の表示状態の動き情報が抜けてしまうことになる。
【0027】
そこで、特許文献1や特許文献2で示されるように、前フィールドの動き情報、つまり図13(f)に示す動き情報も図12(a)の表示状態の動き情報として用いることにより、このような検出漏れを回避することができる。前述したように、前フィールドにおける動き情報も参照するということは、動き情報の誤検知を防止する上で有効な手段である。
【0028】
しかしながら、図12(a)の表示状態で必要な動き情報は、1フレーム期間過去に溯った表示状態からどの箇所の画素状態が変化したかということである。つまり、図12(a)から図12(c)までの動きの変化を検出すればよいことになる。ところが、単純に1フィールド前の動き情報である図13(f)に示す動き情報をそのまま用いると、3フィールド期間過去に溯った動き情報、つまり図12(d)の表示状態の動き情報も含まれてしまうことになる。この結果、本来、静止画として処理されてよい所まで動画として処理されてしまうことになる。
【0029】
上記従来のIP変換方式では、動画として処理した場合、同一フィールド内で上下のラインに位置する画素値の平均値を補間画素値とするので、垂直方向の空間周波数が半分に低下してしまい、ぼやけた映像になってしまうという欠点がある。このため、垂直方向の空間周波数を維持するためにもできる限り静止画として処理し、前フィールドの画素値を補間画素値として用いた方が好ましい。このような観点から、前フィールドの動き情報を用いる際にも不要な動画としての動き情報は用いないようにすることが、画質の劣化を防止することに繋がる。
【0030】
図14は”H”という文字が右から左方向に水平に移動して表示される例を示す図である。ここで、同図(h)は注目するフィールドの映像情報の表示状態を示している。同図(i)、(j)、(k)はそれぞれ1フィールド過去に溯った映像情報の表示状態を示している。
【0031】
この表示状態において、従来の動き検出手法を用いると、同図(h)の表示状態における動き情報は、同図(h)の表示状態と同図(j)の表示状態を比較することによって得られる。この結果、図15(m)に示す動き情報が求まる。図15は各フィールドにおける動き情報を示す図である。
【0032】
この表示例の場合、図14(j)の表示状態から図14(h)の表示状態に移動した文字の状態を見ると、図14(j)の表示状態の”H”という文字の位置と、図14(h)の表示状態の”H”という文字の位置とで重なる箇所が存在し、その箇所の動き情報は静止画として扱われることになる。本来、このように文字の重なりが生じる箇所についても動画として扱われなければならず、動き情報の誤検知となってしまう。同様に、1つ前のフィールドである図14(i)の表示状態の動き情報は、図15(n)に示す結果となる。
【0033】
このような場合、動き情報自体に誤検知情報が含まれることとなり、正確な補間画素の動き情報を求めることができない。さらに、このような誤検知情報を含む動き情報を、図12および図13で示したように、前フィールドの動き情報として用いた場合、誤検知を完全に救済することができなくなってしまう。したがって、より正確な補間画素の動き情報を求めるためには、図14および図15で示すような誤検知の対策を予め施した上で、前フィールドにおける動き情報として用いるようにしなければならない。このような誤検知は、図12および図13に示すような前フィールドの動き情報を参照することでは回避することができない。
【0034】
以上、フレーム間の差分情報を取ることにより生じる動き情報の誤検知は、単純に前フィールドの動き情報を参照するだけでは解決できないことを示したが、ノイズ等の影響を軽減するために過去のフレームの動き情報を参照する場合も、過去のフレームの動き情報に同様の誤検知情報が含まれている場合、十分な効果を期待できない。
【0035】
そこで、本発明は、新たな誤検知を招くことなく、フレーム間のフィールドの動きを検出し、さらに動画の画素情報が前フレームの画素情報と同じであった場合、本来、動画として処理されるべき箇所が静止画として処理されてしまうような誤検知を防止でき、動き判定を正確に行うことができる映像情報処理装置を提供する。
【0036】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の映像情報処理装置は、飛び越し走査による映像情報を受信し、補間画素の動き情報を求め、該求められた補間画素の動き情報が静止画である場合、前記補間画素を含むフィールドより過去のフィールドの、前記補間画素と同一位置の画素情報を補間画素情報とする一方、前記補間画素の動き情報が動画である場合、該補間画素を含むフィールド内の画素情報から補間画素情報を生成することで、前記飛び越し走査による映像情報を順次走査による映像情報に変換する映像情報処理装置において、入力された前記飛び越し走査による映像情報を複数のフィールドに亘って記憶する映像情報記憶手段と、入力された前記飛び越し走査による映像情報、および前記映像情報記憶手段に記憶された映像情報の少なくとも一方から、複数のフィールドにおける画素毎の動き情報を生成する参照画素動き情報生成手段と、前記参照画素動き情報生成手段により生成された画素毎の動き情報のうち、前記補間画素と同一フィールド内の画素の動き情報から、前記補間画素の動き情報を生成するフィールド内補間画素動き情報生成手段と、前記参照画素動き情報生成手段により生成された画素毎の動き情報のうち、前記補間画素と同一位置における前後のフィールドの画素の動き情報から、前記補間画素の動き情報を生成するフィールド間補間画素動き情報生成手段と、前記フィールド内補間画素動き情報生成手段により生成された補間画素の動き情報と、前記フィールド間補間画素動き情報生成手段により生成された補間画素の動き情報とから、前記補間画素の動き情報を判定する補間画素動き判定手段と、前記補間画素動き判定手段により判定された前記補間画素の動き情報にしたがって、前記補間画素を含むフィールドより過去のフィールドの、前記補間画素と同一位置の画素情報、およびフィールド内の画素情報から生成された画素情報のいずれかを選択して前記補間画素情報とする選択手段とを備えたことを特徴とする。
【0037】
【発明の実施の形態】
本発明の映像情報処理装置の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態の映像情報処理装置はIP変換処理回路に適用される。
【0038】
[第1の実施形態]
第1の実施形態では、新たな誤検知を招くことなく、前述した図12および図13に示すような、フレーム間のフィールドの動きを検出する場合を示す。また、図13(f)および(g)からわかるように、図13(e)の表示状態でフレーム間差信号から検知できていなかった、図12(b)に示す1フィールド前の動きの表示状態が、前後のフィールドでは動画として検出されている。そこで、注目しているフィールドの動き情報を決定する際、その前後のフィールドの動き情報も参照するようにし、注目しているフィールドの動き情報が静止画であっても、その前後のフィールドの動き情報が動画である場合、その画素の動き情報を動画として扱うようにすることで、フレーム間のフィールドの動き情報を動画として検出することが可能となる。
【0039】
図1は第1の実施形態におけるIP変換処理回路の構成を示すブロック図である。図において、111は画素単位で動きの有無を検出する動き検出器である。動き検出器111は、従来の動き検出生成器103のうち(図11参照)、注目しているフィールドの映像情報とその1フレーム期間過去に入力された映像情報との差分値を求める減算器1031、減算器1031により求まった差分値の絶対値を求める絶対値器1032、および絶対値器1032の出力情報から動画であるか静止画であるかを判断し、動画である場合、値”1”を出力する一方、静止画である場合、値”0”を出力する閾値フィルタ回路1033から構成される。したがって、動き検出器111から、入力された画素毎の動き情報が出力される。
【0040】
112、113は動き検出器111から出力される画素毎の動き情報をフィールド単位で記憶するフィールド動き情報記憶部である。114は2入力1出力のAND素子である。115は入力された複数フィールドの動き情報から、補間しようとする画素の最終的な動き情報を決定する動き情報生成部である。その他の構成部分は、図9に示す従来のIP変換処理回路と同じであるので、その説明を省略する。
【0041】
つぎに、上記構成を有するIP変換処理回路の動作について説明する。動き検出器111は、入力されている映像情報と、フィールド情報記憶部102から出力される、入力されている映像情報よりも1フレーム期間遅延させられた映像情報とを比較することにより、入力されているフィールドに関する動き情報を求める。動き検出器111で求められた動き情報は、フィールド単位でフィールド動き情報記憶部112およびフィールド動き情報記憶部113に記憶されていく。この結果として、各フィールド動き情報記憶部112、113から、それぞれ入力されているフィールドよりも1フィールド期間前のフィールドにおける動き情報が出力される。
【0042】
図2は補間しようとする画素の位置と、補間画素の動きを判定するために参照される動き情報を有する、補間画素位置周辺の画素および前後のフィールドにおける画素の位置との関係を示す図である。図中、「×」は補間する注目画素である。「○」および「●」は奇数フィールドの入力画素である。「△」および「▲」は偶数フィールドの入力画素である。また、「●」および「▲」は補間する注目画素の動きを判定する際、動き情報が参照される画素である。ここでは、補間しようとする画素を含むフィールドをnフィールドとし、奇数フィールドであるとする。さらに、補間しようとする画素は、フレームのmラインに位置する。
【0043】
つまり、入力映像情報として、n+1フィールドの映像情報が入力されており、動き検出器111は、入力されたn+1フィールドの映像情報とフィールド情報記憶部102から出力されるn−1フィールドの映像情報とから、n+1フィールドの画素の動き情報を求めて出力する。
【0044】
また、フィールド動き情報記憶部112から、先に動き検出器111で求められたnフィールドの画素の動き情報が出力されるとともに、フィールド動き情報記憶部113から、さらに1フィールド前のn−1フィールドの画素の動き情報が出力される。
【0045】
また、AND素子114には、動き検出器111から出力されるn+1フィールドの画素の動き情報と、フィールド動き情報記憶部113から出力されるn−1フィールドの画素の動き情報とが入力され、これらの論理積の情報がAND素子114から得られる。つまり、n−1フィールドの動き情報が値”1”であり、かつn+1フィールドでの動き情報が値”1”である場合、補間しようとする画素の動きがあったものとして、AND素子114から値”1”が出力される。尚、ここでは、nフィールドにおけるmラインに位置する補間画素の動き情報を求めようとしているので、AND素子114から、n+1フィールドのmラインに位置する画素の動き情報と、n−1フィールドのmラインに位置する画素の動き情報との論理積情報が出力されることになる。
【0046】
動き情報生成部115は、フィールド動き情報記憶部112から出力されるnフィールドの動き情報と、AND素子114から出力されるnフィールドの動き情報とから、補間画素の最終的な動き情報を決定する。図3は動き情報生成部115の構成を示す図である。図において、1151は入力された動き情報をライン単位で記憶しておくライン動き情報記憶部である。1152は3入力1出力のOR素子である。
【0047】
フィールド動き情報記憶部112から出力されるnフィールドの動き情報はライン動き情報記憶部1151に入力される。そして、ライン動き情報記憶部1151から1ライン期間前に処理された画素の動き情報が出力される。つまり、フィールド動き情報記憶部112から、nフィールドのm+1ラインに位置する画素の動き情報が出力されているとすると、ライン動き情報記憶部1151からnフィールドにおけるm−1ラインに位置する画素の動き情報が出力されることになる。
【0048】
OR素子1152には、AND素子114から出力される、補間しようとする画素の前後のフィールドに位置する画素の動き情報から求めた補間画素の動き情報と、フィールド動き情報記憶部112から出力される、補間しようとする画素の同一フィールド内の次のラインに位置する画素の動き情報と、ライン動き情報記憶部1161から出力される、補間しようとする画素の同一フィールド内の前のラインに位置する画素の動き情報とが入力され、これらの論理和がOR素子1152から出力される。つまり、OR素子1152から、入力される3つの動き情報のうちのいずれか1つが動画であると判断された場合、動画としての動き情報が出力され、3つの動き情報のうちのいずれもが静止画である場合、静止画としての動き情報が出力されることになる。
【0049】
ここでは、n+1フィールドの映像情報が入力されているとしているので、動き情報生成部115からnフィールドにおける補間画素の動き情報が出力される。したがって、補間情報選択部109には、補間しようとするフィールドより1フィールド期間過去に入力された画素情報として、フィールド情報記憶部102から出力されるn−1フィールドの画素情報が入力される。
【0050】
また、除算器108から補間画素位置の上下のラインにおける画素値の平均値を得るために、ライン情報記憶部104および加算器107には、フィールド情報記憶部101から出力されるnフィールドの画素情報が入力されている。除算器108から得られる補間画素位置の上下のラインにおける画素値の平均値は、補間情報選択部109に入力される。
【0051】
補間情報選択部109は、動き情報生成部115から出力される補間画素の動き情報にしたがって、フィールド情報記憶部102から出力されるn−1フィールドの画素情報、および除算器108から出力される補間画素位置の上下のラインにおける画素値の平均値のいずれか1つを選択し、入出力速度変換部105に出力する。
【0052】
入出力速度変換部106には、フィールド情報記憶部101から出力されるnフィールドの画素情報が入力される。入出力速度変換部105および入出力速度変換部106に入力された画素情報は、入力された速度の倍の速さで読み出される。そして、表示情報選択部110により、1ライン毎に入出力速度変換部105から出力される画素情報と、入出力速度変換部106から出力される画素情報とが切り換えられ、順次走査による映像信号として出力される。
【0053】
この結果、前述した図12(a)の注目フィールドの動き情報は、図4に示すように、図12(a)、(b)、(c)の各フィールドの動きの状態が正確に表された動き情報として得られている。図4は注目フィールドの動き情報を示す図である。
【0054】
第1の実施形態のIP変換処理回路によれば、補間しようとする画素の動き情報を決定する際、従来と同様、補間画素と同一フィールド内の上下ラインの画素の動き情報から、補間画素の動きの有無を判断する他、補間画素と同一位置の前後のフィールドの画素の動き情報から、補間画素の動きの有無を判断するので、新たな誤検知を招くことなく、前述した図12および図13に示すフレーム間のフィールドの動きを検出することが可能となる。
【0055】
尚、本実施形態では、動き検出器111で求められた動き情報をフィールド動き情報記憶部112およびフィールド動き情報記憶部113にフィールド単位で記憶することにより、複数フィールドの動き情報を同時に得ているが、フィールド動き情報記憶部112およびフィールド動き情報記憶部113を設ける代わりに、フィールド情報記憶部および動き検出器を複数設け、必要とする複数のフィールドの動き情報をその都度求めるようにしてもよく、同様の効果が得られる。
【0056】
[第2の実施形態]
前記第1実施形態では、補間しようとする画素の動き情報を決定する際、従来と同様、補間画素と同一フィールド内の上下ラインの画素の動き情報から補間画素の動きの有無を判断する他、補間画素と同一位置における前後フィールドの画素の動き情報から、補間画素の動きの有無を判断することにより、新たな誤検知を招くことなく、フレーム間のフィールドの動きを検出する場合を示したが、前述した図14および図15に示すように、参照する動き情報自体が誤った情報である場合、正確にフレーム間のフィールドの動きを検出することができなくなってしまう。
【0057】
図14および図15では、動画の画素情報が前フレームの画素情報と同じであった場合、本来、動画としての動き情報が求められるべき箇所が静止画としての動き情報になってしまうという誤検知が示されている。このような誤検知は、補間画素と、同位置の前後のフィールドにおける画素の動き情報とから、補間画素の動きの有無を判断しても、解決できない。このような誤検知、つまり図15(m)の状態で文字の重なりが生じ、動画として扱われなかった箇所の動き情報が、図15(p)、(q)に示すように、前後のフレームでは動画として検出されている。
【0058】
そこで、参照する画素の動き情報を決定する際、その前後のフレームの動き情報も参照し、参照する画素の動き情報が静止画であっても、その前後のフレームの同じ位置における画素の動き情報が動画である場合、その画素の動き情報を動画として扱うようにすることで、図14および図15に示すような誤検知を防止できる。
【0059】
本実施形態では、補間しようとする画素の動き情報を決定する際、まず参照する画素の動き情報に対し、従来のようにフレーム間差信号から参照画素の動きの有無を判断する他、参照画素と同一位置の前後のフレームの画素の動き情報から参照画素の動きの有無を判断し、この後、補間画素と同一フィールド内の上下のラインの画素の動き情報と、補間画素と同一位置の前後のフィールドの画素の動き情報とから、補間画素の動きの有無を判断する。
【0060】
図5は第2の実施形態におけるIP変換処理回路の構成を示すブロック図である。前記第1の実施形態と比べ、第2の実施形態におけるIP変換処理回路では、フィールド情報記憶部102から出力される映像情報をフィールド単位で記憶しておくフィールド情報記憶部116、このフィールド情報記憶部116から出力される映像情報をフィールド単位で記憶しておくフィールド情報記憶部117、フィールド動き情報記憶部113から出力される動き情報をフィールド単位で記憶しておくフィールド動き情報記憶部118、このフィールド動き情報記憶部118から出力される動き情報をフィールド単位で記憶しておくフィールド動き情報記憶部119、動き検出器111から出力される動き情報とフィールド動き情報記憶部119から出力される動き情報との論理積を求める2入力1出力のAND素子120、このAND素子120から出力される動き情報とフィールド動き情報記憶部113から出力される動き情報との論理和を求める2入力1出力のOR素子121、このOR素子121から出力される動き情報をフィールド単位で記憶しておくフィールド動き情報記憶部122、およびこのフィールド動き情報記憶部122から出力される動き情報をフィールド単位で記憶しておくフィールド動き情報記憶部123が追加されている。
【0061】
上記構成を有するIP変換処理回路の動作を示す。動き検出器111は、入力されている映像情報と、フィールド情報記憶部102から出力される、入力されている映像情報よりも1フレーム期間遅延させられた映像情報とを比較することにより、入力されているフィールドに関する動き情報を求める。
【0062】
動き検出器111で求められた動き情報は、フィールド単位でフィールド動き情報記憶部112、フィールド動き情報記憶部113、フィールド動き情報記憶部118およびフィールド動き情報記憶部119に順次記憶されていき、結果として、フィールド動き情報記憶部112、フィールド動き情報記憶部113、フィールド動き情報記憶部118およびフィールド動き情報記憶部119から、入力されているフィールドよりもそれぞれ1フィールド期間前のフィールドの動き情報が出力される。
【0063】
図6は補間しようとする画素の位置と、補間画素位置周辺の画素および前後複数のフィールドの画素の位置との関係を示す図である。ここで、補間画素位置周辺の画素および前後複数のフィールドの画素は、補間画素の動きを判定するために参照される動き情報を有する。図中、斜線付きの「○」、「●」および白抜きの「○」は奇数フィールドの入力画素を示す。斜線付きの「△」、「▲」および白抜きの「△」は偶数フィールドの入力画素を示す。「×」は補間する注目画素を示す。また、「●」は補間する注目画素の動き判定の際に動き情報が参照される画素である。「▲」は補間する注目画素の動き判定の際に動き情報が参照される画素、または補間する注目画素の動き判定の際に動き情報が参照される画素を補正する際に参照される画素である。斜線付き「○」および斜線付き「△」は補間する注目画素の動き判定の際に動き情報が参照される画素を補正する際に参照される画素である。
【0064】
本実施形態では、補間画素の動きを判定する際、前記第1の実施形態と同様、補間画素と同一フィールド内の上下のラインの画素の動き情報と、補間画素と同一位置の前後のフィールドの画素の動き情報とから、補間画素の動きを判定するが、さらに、補間画素の動きを判定する際、参照する画素の動き情報に対し、従来のようにフレーム間差信号から画素の動き情報を求める他、その前後のフレームの画素の動き情報も参照して画素の動き情報を決定する。つまり、図5では、n+3フィールドの映像情報が入力されており、動き検出器111は、入力されたn+3フィールドの映像情報と、フィールド情報記憶部102から出力されるn+1フィールドの映像情報とから、n+3フィールドの画素の動き情報を求めて出力する。
【0065】
また、フィールド動き情報記憶部112から、先に動き検出器111で求められたn+2フィールドの画素の動き情報が出力され、フィールド動き情報記憶部113から、さらに1フィールド前のn+1フィールドの画素の動き情報が出力される。同様に、フィールド動き情報記憶部118、フィールド動き情報記憶部119から、それぞれnフィールドの画素の動き情報、n−1フィールドの画素の動き情報が出力される。
【0066】
また、フィールド動き情報記憶部113から出力されるn+1フィールドの画素の動き情報と、その前後のフレームの動き情報との論理和がOR素子121で求められる。その前後のフレームの動き情報は、動き検出器111から出力されるn+3フィールドの画素の動き情報とフィールド動き情報記憶部119から出力されるn−1フィールドの画素の動き情報との論理積がAND素子120で求められる。つまり、n+1フィールドの画素の動き情報は、動き検出器111で求められたフレーム間差信号からの動き情報と、その前後のフレームの動き情報が共に動画であると判断された場合、動画としての動き情報が出力されるAND素子120からの動き情報とから、OR素子121で決定される。
【0067】
nフィールドのmラインに位置する補間画素の動き情報を求めるために参照されるn+1フィールドのmラインに位置する画素の動き情報は、動き検出器111において、n+1フィールドのmラインに位置する画素の画素値と、n−1フィールドのmラインに位置する画素の画素値との差分情報から求められ、フィールド動き情報記憶部112およびフィールド動き情報記憶部113に記憶された後、フィールド動き情報記憶部113から出力される。
【0068】
AND素子120では、動き検出器111から出力されるn+3フィールドのmラインに位置する画素の動き情報と、フィールド動き情報記憶部119から出力されるn−1フィールドのmラインに位置する画素の動き情報とから、論理積情報が求められて出力される。
【0069】
OR素子121には、動き検出器111でフレーム間差信号から求められた、フィールド動き情報記憶部113から出力されるn+1フィールドの画素の動き情報と、AND素子120で前後のフレームの動き情報から求められたn+1フィールドの画素の動き情報とが入力され、そのいずれかが動画であると判断された場合、動画としての動き情報が出力され、それ以外の場合、静止画としての動き情報が出力される。OR素子121で生成された動き情報は、フィールド単位でフィールド動き情報記憶部122、フィールド動き情報記憶部123に記憶されていき、結果として、フィールド動き情報記憶部122、フィールド動き情報記憶部123から、それぞれnフィールドの画素の動き情報、n−1フィールドの画素の動き情報が出力される。
【0070】
ここで、フィールド動き情報記憶部122およびフィールド動き情報記憶部123から出力される動き情報は、動き検出器111で求められたフレーム間差信号からの動き情報の他、その前後のフレームの動き情報も参照されて決定された動き情報となる。
【0071】
OR素子121、フィールド動き情報記憶部122およびフィールド動き情報記憶部123から出力される動き情報は、前記第1実施形態と同様に処理される。つまり、AND素子114には、OR素子121から出力されるn+1フィールドの画素の動き情報と、フィールド動き情報記憶部123から出力されるn−1フィールドの画素の動き情報とが入力され、これらの論理積の情報が得られる。図6では、nフィールドのmラインに位置する補間画素の動き情報を求めるので、AND素子114からn+1フィールドのmラインに位置する画素の動き情報と、n−1フィールドのmラインに位置する画素の動き情報との論理積情報が出力されている。
【0072】
動き情報生成部115は、フィールド動き情報記憶部122から出力されるnフィールドの動き情報と、AND素子114から出力される、nフィールドの動き情報とから、補間画素の最終的な動き情報を決定する。つまり、動き情報生成部115では、前記第1実施形態の図3に示したように、AND素子114から出力される、補間しようとする画素の前後のフィールドに位置する画素の動き情報から求めた補間画素の動き情報と、フィールド動き情報記憶部122から出力される、補間しようとする画素の同一フィールド内の上下のラインに位置する画素の動き情報との論理和が求められ、nフィールドの補間画素の最終的な動き情報として出力される。つまり、AND素子114から出力される動き情報と、フィールド動き情報記憶部122から出力される、補間しようとする画素の同一フィールド内の上下のラインに位置する画素の動き情報とのいずれかが動画であると判断された場合、動画としての動き情報が出力され、それ以外の場合、静止画としての動き情報が出力される。
【0073】
本実施形態では、入力される映像情報からn+3フィールドの映像情報が得られ、動き情報生成部115からnフィールドの補間画素の動き情報が出力されるので、補間情報選択部109には、補間しようとするフィールドより1フィールド期間過去に入力された画素情報として、フィールド情報記憶部117から出力されるn−1フィールドの画素情報が入力される。また、除算器108から補間画素位置の上下のラインにおける画素値の平均値を得るために、ライン情報記憶部104および加算器107には、フィールド情報記憶部116から出力されるnフィールドの画素情報が入力される。さらに、入出力速度変換部106には、フィールド情報記憶部116から出力されるnフィールドの画素情報が入力される。
【0074】
補間情報選択部109では、動き情報生成部115から出力される補間画素の動き情報にしたがって、フィールド情報記憶部117から出力されるn−1フィールドの画素情報、あるいは除算器108から出力される補間画素位置の上下のラインにおける画素値の平均値のいずれかが選択され、入出力速度変換部105に出力される。
【0075】
入出力速度変換部105および入出力速度変換部106に入力された画素情報は、入力された速度の倍の速さで読み出され、表示情報選択部110により、1ライン毎に入出力速度変換部105から出力される画素情報と、入出力速度変換部106から出力される画素情報とが切り換えられ、順次走査による映像信号として出力される。
【0076】
図7は注目フィールドの動き情報を示す図である。図7では、前述した図14(h)と同様のフィールドの動き情報として、図14(h)、(i)、(j)の各フィールドの動きの状態が正確に得られている。
【0077】
第2の実施形態によれば、補間しようとする画素の動き情報を決定する際、従来のように、補間画素と同一フィールド内の上下のラインの画素の動き情報から、補間画素の動きの有無を判断する他、補間画素と同一位置の前後のフィールドの画素の動き情報から補間画素の動きの有無を判断し、さらに参照する画素の動き情報に対してその前後のフレームの同じ位置の画素の動き情報も参照して決定する。
【0078】
これにより、図14および図15に示すような、動画の画素情報が前フレームの画素情報と同じであった場合、本来、動画としての動き情報が求められるべき箇所が静止画としての動き情報になってしまうという誤検知を防止でき、図12および図13に示すような、フレーム間のフィールドの動きを正確に検出できる。
【0079】
尚、本実施形態では、動き検出器111で求められた動き情報を、フィールド動き情報記憶部112、フィールド動き情報記憶部113、フィールド動き情報記憶部118、フィールド動き情報記憶部119に記憶し、またOR素子121で求められた動き情報を、フィールド動き情報記憶部122、フィールド動き情報記憶部123にフィールド単位で記憶することにより、複数フィールドの動き情報を同時に得るようにしているが、フィールド動き情報記憶部112、フィールド動き情報記憶部113、フィールド動き情報記憶部118、フィールド動き情報記憶部119、フィールド動き情報記憶部122およびフィールド動き情報記憶部123を設ける代わりに、フィールド情報記憶部および動き検出器を複数設け、必要とする複数フィールドの動き情報をその都度求めるようにすることも可能である。
【0080】
[第3の実施形態]
前記第1実施形態では、補間しようとする画素の動き情報を決定する際、従来のように、補間画素と同一フィールド内の上下のラインの画素の動き情報から補間画素の動きの有無を判断する他、補間画素と同一位置における前後のフィールドの画素の動き情報から補間画素の動きの有無を判断していた。さらに、前記第2の実施形態では、参照する画素の動き情報に対し、従来のように、フレーム間差信号から画素の動き情報を求める他、その前後のフレームの同一位置における画素の動き情報も参照して決定するようにしていた。
【0081】
これにより、従来のようにフレーム間差信号から求めることにより発生する、画素の動き情報の誤検知を防止できる。つまり、図12および図13に示すような、フレーム間のフィールドの動きを検出できないという誤検知、あるいは図14および図15に示すような、動画の画素情報が前フレームの画素情報と同じであった場合、本来、動画としての動き情報が求められるべき箇所が静止画としての動き情報になってしまうという誤検知を防止できる。
【0082】
このようにして求められた誤検知の無い正確な動き情報を、さらに複数フィールド期間に亘って記憶しておき、複数のフィールドの動き情報を組み合わせることにより、フレーム間差信号から得られた誤検知情報を含む複数のフィールドの動き情報を組み合わせる場合に比べ、上記効果を的確に得ることができる。
【0083】
例えば、前述した特許文献3では、注目しているフィールドの動き情報の他、前フレームにおける動き情報も参照することで、ノイズによる影響を軽減することが示されている。しかし、このようなフレーム間差信号から得られた注目しているフィールドの動き情報と前フレームの動き情報とから、新たな注目しているフィールドの動き情報を求める場合に比べ、前記第1実施形態あるいは前記第2実施形態で示したように、動き情報と、その動き情報を複数のフィールド単位で記憶することにより得られる前フレームの動き情報とを用いて、新たな注目しているフィールドの動き情報を求める方が、参照する動き情報に誤検知情報が含まれていない分、より的確にノイズの影響を排除できる。
【0084】
第3の実施形態では、前記第2実施形態で得られた動き情報を、複数フィールド期間に亘って記憶しておき、複数フィールドの動き情報を組み合わせて新たな動き情報を生成する際、前記第2の実施形態で得られた動き情報を、1フレーム期間に亘って記憶しておく記憶部を設け、前記第2の実施形態で得られた動き情報と、記憶部から得られた前フレームの動き情報とから、新たな補間画素の動き情報を生成する。
【0085】
図8は第3の実施形態におけるIP変換処理回路の構成を示すブロック図である。このIP変換処理回路には、前記第2の実施形態におけるIP変換処理回路(図5参照)と比べ、動き情報生成部115から出力された動き情報をフィールド単位で記憶しておくフィールド動き情報記憶部124、このフィールド動き情報記憶部124から出力される動き情報をフィールド単位で記憶しておくフィールド動き情報記憶部125、および動き情報生成部115から出力される動き情報とフィールド動き情報記憶部125から出力される動き情報との論理積を求める2入力1出力のAND素子126が追加されている。
【0086】
上記構成を有するIP変換処理回路の動作を示す。動き情報生成部115では、前記第2の実施形態で示したように、フレーム間差信号から求めた動き情報の他、前後のフレームの同じ位置の画素の動き情報を参照することにより決定された動き情報を有する、補間画素と同一フィールド内の上下のラインの画素の動き情報と、補間画素と同一位置の前後のフィールドの画素の動き情報とから、求められた補間画素の動き情報が出力される。
【0087】
動き情報生成部115から出力された動き情報は、フィールド単位でフィールド動き情報記憶部124およびフィールド動き情報記憶部125に記憶されていき、結果としてフィールド動き情報記憶部124およびフィールド動き情報記憶部125から、入力されているフィールドよりもそれぞれ1フィールド期間前のフィールドにおける動き情報が出力される。
【0088】
AND素子126には、動き情報生成部115から出力される動き情報と、フィールド動き情報記憶部125から出力される、動き情報生成部115から出力される動き情報より1フレーム期間前のフィールドの動き情報とが入力され、これらの論理積情報が得られる。つまり、動き情報生成部115から出力される動き情報が値”1”であり、かつフィールド動き情報記憶部125から出力される動き情報が値”1”である場合、AND素子126から、その画素の動きがあったものとして値”1”が出力される。これにより、たとえ動き情報生成部115から動画としての動き情報が出力されても、1フレーム期間前の状態が静止画であった場合、AND素子126から静止画としての動き情報が出力される。
【0089】
補間情報選択部109には、補間しようとするフィールドより1フィールド期間過去に入力された画素情報として、フィールド情報記憶部117から出力される画素情報が入力される。また、除算器108から補間画素位置の上下のラインにおける画素値の平均値を得るために、ライン情報記憶部104および加算器107には、フィールド情報記憶部116から出力される画素情報が入力される。さらに、入出力速度変換部106には、フィールド情報記憶部116から出力される画素情報が入力される。
【0090】
補間情報選択部109では、AND素子126から出力される補間画素の動き情報にしたがって、フィールド情報記憶部117から出力される1フィールド期間過去に入力された画素情報、および除算器108から出力される補間画素位置の上下のラインにおける画素値の平均値のいずれかが選択され、入出力速度変換部105に出力される。
【0091】
入出力速度変換部105および入出力速度変換部106に入力された画素情報は、入力された速度の倍の速さで読み出され、表示情報選択部110により、1ライン毎に入出力速度変換部105から出力される画素情報と、入出力速度変換部106から出力される画素情報とが切り換えられ、順次走査による映像信号として出力される。
【0092】
本実施形態では、動き情報生成部115から出力される動き情報と、フィールド動き情報記憶部125から出力される、動き情報生成部115から出力される動き情報より1フレーム期間前のフィールドの動き情報との論理積情報を、新たな動き情報としてAND素子126から得ている。これにより、ノイズのような外的要因により瞬間的に画素値が変化しても、その影響を排除することが可能である。
【0093】
しかし、この方法では、瞬間的に発生した画素値の変化がノイズのような外的要因によるものであるのか、本当に映像自体が変化したものであるのかを判断できず、誤検知を招くおそれがある。そこで、前記第2の実施形態で得られた動き情報を、複数フィールド期間に亘って記憶しておき、複数のフィールドの動き情報を組み合わせて新たな動き情報を生成する別の例として、AND素子の代わりに、OR素子を用いて動画とする処理を優先させたり、あるいは前記第2の実施形態で参照画素の動き情報を決定する際に行ったように、前後のフレームの動き情報を参照し、前後のフレームの動き情報が動画である場合、強制的に注目しているフィールドの動き情報を動画としての動き情報に変更する方法も可能である。
【0094】
第3の実施形態によれば、前記第2の実施形態で得られた動き情報を、複数フィールド期間に亘って記憶しておき、複数のフィールドの動き情報を組み合わせて新たな動き情報を生成することで、的確にノイズ等の外的要因による瞬間的な画素値の変化による影響を排除することが可能である。
【0095】
尚、本実施形態では、動き検出器111で求められた動き情報をフィールド動き情報記憶部112、フィールド動き情報記憶部113、フィールド動き情報記憶部118、フィールド動き情報記憶部119に、またOR素子121で求められた動き情報をフィールド動き情報記憶部122、フィールド動き情報記憶部123に、また動き情報生成部115で求められた動き情報をフィールド動き情報記憶部124、フィールド動き情報記憶部125に、フィールド単位で記憶することにより、複数フィールドでの動き情報を同時に得るようにしているが、フィールド動き情報記憶部112、フィールド動き情報記憶部113、フィールド動き情報記憶部118、フィールド動き情報記憶部119、フィールド動き情報記憶部122、フィールド動き情報記憶部123、フィールド動き情報記憶部124、フィールド動き情報記憶部125を設ける代わりに、フィールド情報記憶部および動き検出器を複数設け、必要とする複数のフィールドの動き情報をその都度求めるようにすることも可能である。
【0096】
以上が本発明の実施の形態の説明であるが、本発明は、これら実施の形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または実施の形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
【0097】
本発明の実施形態を以下に列挙する。
【0098】
[実施態様1] 飛び越し走査による映像情報を受信し、補間画素の動き情報を求め、該求められた補間画素の動き情報が静止画である場合、前記補間画素を含むフィールドより過去のフィールドの、前記補間画素と同一位置の画素情報を補間画素情報とする一方、前記補間画素の動き情報が動画である場合、該補間画素を含むフィールド内の画素情報から補間画素情報を生成することで、前記飛び越し走査による映像情報を順次走査による映像情報に変換する映像情報処理装置において、入力された前記飛び越し走査による映像情報を複数のフィールドに亘って記憶する映像情報記憶手段と、入力された前記飛び越し走査による映像情報、および前記映像情報記憶手段に記憶された映像情報の少なくとも一方から、複数のフィールドにおける画素毎の動き情報を生成する参照画素動き情報生成手段と、前記参照画素動き情報生成手段により生成された画素毎の動き情報のうち、前記補間画素と同一フィールド内の画素の動き情報から、前記補間画素の動き情報を生成するフィールド内補間画素動き情報生成手段と、前記参照画素動き情報生成手段により生成された画素毎の動き情報のうち、前記補間画素と同一位置における前後のフィールドの画素の動き情報から、前記補間画素の動き情報を生成するフィールド間補間画素動き情報生成手段と、前記フィールド内補間画素動き情報生成手段により生成された補間画素の動き情報と、前記フィールド間補間画素動き情報生成手段により生成された補間画素の動き情報とから、前記補間画素の動き情報を判定する補間画素動き判定手段と、前記補間画素動き判定手段により判定された前記補間画素の動き情報にしたがって、前記補間画素を含むフィールドより過去のフィールドの、前記補間画素と同一位置の画素情報、およびフィールド内の画素情報から生成された画素情報のいずれかを選択して前記補間画素情報とする選択手段とを備えたことを特徴とする映像情報処理装置。
【0099】
[実施態様2] 飛び越し走査による映像情報を受信し、補間画素の動き情報を求め、該求められた補間画素の動き情報が静止画である場合、前記補間画素を含むフィールドより過去のフィールドの、前記補間画素と同一位置の画素情報を補間画素情報とする一方、前記補間画素の動き情報が動画である場合、該補間画素を含むフィールド内の画素情報から補間画素情報を生成することで、前記飛び越し走査による映像情報を順次走査による映像情報に変換する映像情報処理装置において、入力された前記飛び越し走査による映像情報を複数のフィールドに亘って記憶する映像情報記憶手段と、入力された前記飛び越し走査による映像情報、および前記映像情報記憶手段に記憶された映像情報の少なくとも一方から、画素毎の動き情報を生成する参照画素動き情報生成手段と、前記参照画素動き情報生成手段により生成された動き情報を複数のフィールドに亘って記憶する参照画素動き情報記憶手段と、前記参照画素動き情報記憶手段に記憶されている動き情報のうち、前記補間画素と同一フィールド内の画素の動き情報から、前記補間画素の動き情報を生成するフィールド内補間画素動き情報生成手段と、前記参照画素動き情報生成手段により生成された動き情報、および前記参照画素動き情報記憶手段に記憶されている動き情報のうち、前記補間画素と同一位置における前後のフィールドの画素の動き情報から、前記補間画素の動き情報を生成するフィールド間補間画素動き情報生成手段と、前記フィールド内補間画素動き情報生成手段により生成された補間画素の動き情報と、前記フィールド間補間画素動き情報生成手段により生成された補間画素の動き情報とから、前記補間画素の動き情報を判定する補間画素動き判定手段と、前記補間画素動き判定手段により判定された前記補間画素の動き情報にしたがって、前記補間画素を含むフィールドより過去のフィールドの、前記補間画素と同一位置の画素情報、およびフィールド内の画素情報から生成された画素情報のいずれかを選択して前記補間画素情報とする選択手段とを備えたことを特徴とする映像情報処理装置。
【0100】
[実施態様3] 前記参照画素動き情報生成手段は、入力された前記飛び越し走査による映像情報、および前記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報から、フレーム間の差分情報を検出するフレーム間差分情報検出手段を備え、前記フレーム間差分情報検出手段により検出されたフレーム間の映像情報の差分情報から、画素毎の動き情報を生成することを特徴とする実施態様1または2記載の映像情報処理装置。
【0101】
[実施態様4] 前記参照画素動き情報生成手段は、前記フレーム間差分情報検出手段により検出された、参照画素と同一位置の前後のフレームの画素の差分情報から、前記参照画素の動き情報を生成するフレーム間参照画素動き情報生成手段を備え、前記参照画素の動き情報を生成することを特徴とする実施態様3記載の映像情報処理装置。
【0102】
[実施態様5] 前記フレーム間参照画素動き情報生成手段は、前記参照画素と同一位置における前後のフレームの画素の差分情報がいずれも動画としての差分情報である場合、前記参照画素の動き情報を動画とし、それ以外の場合、前記参照画素の動き情報を静止画とすることを特徴とする実施態様4記載の映像情報処理装置。
【0103】
[実施態様6] 前記フィールド内補間画素動き情報生成手段は、前記補間画素と同一フィールド内の画素の動き情報のうち、参照するいずれかの画素の動き情報が動画である場合、前記補間画素の動き情報を動画とし、それ以外の場合、前記補間画素の動き情報を静止画とし、前記フィールド間補間画素動き情報生成手段は、前記補間画素と同一位置における前後のフィールドの画素の動き情報がいずれも動画である場合、前記補間画素を動画とし、それ以外の場合、前記補間画素の動き情報を静止画とし、前記補間画素動き判定手段は、前記フィールド内補間画素動き情報生成手段により生成された前記補間画素の動き情報、および前記フィールド間補間画素動き情報生成手段により生成された前記補間画素の動き情報のうち、いずれかの補間画素の動き情報が動画である場合、前記補間画素の動き情報を動画とし、それ以外の場合、前記補間画素の動き情報を静止画とすることを特徴とする実施態様1乃至5のいずれかに記載の映像情報処理装置。
【0104】
[実施態様7] 前記補間画素動き判定手段により生成された補間画素の動き情報を、1フレーム期間あるいは複数フレーム期間に亘って記憶する補間画素動き情報記憶手段と、前記補間画素動き判定手段により生成された前記補間画素の動き情報、および前記補間画素動き情報記憶手段に記憶されている複数フレームの補間画素の動き情報から、前記補間画素の動き情報を判定する第2の補間画素動き判定手段とを備え、前記選択手段は、前記第2の補間画素動き判定手段により判定された補間画素の動き情報にしたがって、前記補間画素を含むフィールドより過去のフィールドにおける前記補間画素と同一位置の画素情報、およびフィールド内の画素情報から生成された画素情報のいずれかを選択して補間画素情報とすることを特徴とする実施態様1乃至6のいずれかに記載の映像情報処理装置。
【0105】
[実施態様8] 前記第2の補間画素動き判定手段は、前記補間画素動き判定手段により判定された前記補間画素の動き情報、および前記補間画素動き情報記憶手段に記憶されている前フレームの補間画素の動き情報のいずれも動画である場合、前記補間画素の動き情報を動画とし、それ以外の場合、前記補間画素の動き情報を静止画とするか、あるいは前記補間画素動き判定手段により判定された前記補間画素の動き情報、および前記補間画素動き情報記憶手段に記憶されている前フレームの補間画素の動き情報のいずれかが動画である場合、前記補間画素の動き情報を動画とし、それ以外の場合、前記補間画素の動き情報を静止画とすることを特徴とする実施態様7記載の映像情報処理装置。
【0106】
[実施態様9] 前記第2の補間画素動き判定手段は、前記補間画素動き判定手段により判定された前記補間画素の動き情報、および前記補間画素動き情報記憶手段に記憶されている複数フレームの補間画素の動き情報のうち、注目している補間画素の前後のフレームの補間画素の動き情報がいずれも動画である場合、注目している補間画素の動き情報を動画とし、それ以外の場合、前記補間画素動き情報記憶手段に記憶されている、注目している補間画素の動き情報をそのまま用いることを特徴とする実施態様8記載の映像情報処理装置。
【0107】
[実施態様10] 飛び越し走査による映像情報を受信し、補間画素の動き情報を求め、該求められた補間画素の動き情報が静止画である場合、前記補間画素を含むフィールドより過去のフィールドの、前記補間画素と同一位置の画素情報を補間画素情報とする一方、前記補間画素の動き情報が動画である場合、該補間画素を含むフィールド内の画素情報から補間画素情報を生成することで、前記飛び越し走査による映像情報を順次走査による映像情報に変換する映像情報処理方法において、入力された前記飛び越し走査による映像情報を複数のフィールドに亘って記憶する映像情報記憶ステップと、入力された前記飛び越し走査による映像情報、および前記映像情報記憶ステップで記憶された映像情報の少なくとも一方から、複数のフィールドにおける画素毎の動き情報を生成する参照画素動き情報生成ステップと、前記参照画素動き情報生成ステップで生成された画素毎の動き情報のうち、前記補間画素と同一フィールド内の画素の動き情報から、前記補間画素の動き情報を生成するフィールド内補間画素動き情報生成ステップと、前記参照画素動き情報生成ステップで生成された画素毎の動き情報のうち、前記補間画素と同一位置における前後のフィールドの画素の動き情報から、前記補間画素の動き情報を生成するフィールド間補間画素動き情報生成ステップと、前記フィールド内補間画素動き情報生成ステップで生成された補間画素の動き情報と、前記フィールド間補間画素動き情報生成ステップで生成された補間画素の動き情報とから、前記補間画素の動き情報を判定する補間画素動き判定ステップと、前記補間画素動き判定ステップで判定された前記補間画素の動き情報にしたがって、前記補間画素を含むフィールドより過去のフィールドの、前記補間画素と同一位置の画素情報、およびフィールド内の画素情報から生成された画素情報のいずれかを選択して前記補間画素情報とする選択ステップとを有することを特徴とする映像情報処理方法。
【0108】
[実施態様11] 飛び越し走査による映像情報を受信し、補間画素の動き情報を求め、該求められた補間画素の動き情報が静止画である場合、前記補間画素を含むフィールドより過去のフィールドの、前記補間画素と同一位置の画素情報を補間画素情報とする一方、前記補間画素の動き情報が動画である場合、該補間画素を含むフィールド内の画素情報から補間画素情報を生成することで、前記飛び越し走査による映像情報を順次走査による映像情報に変換する映像情報処理装置において、入力された前記飛び越し走査による映像情報を複数のフィールドに亘って記憶する映像情報記憶ステップと、入力された前記飛び越し走査による映像情報、および前記映像情報記憶ステップで記憶された映像情報の少なくとも一方から、画素毎の動き情報を生成する参照画素動き情報生成ステップと、前記参照画素動き情報生成ステップで生成された動き情報を複数のフィールドに亘って記憶する参照画素動き情報記憶ステップと、前記参照画素動き情報記憶ステップで記憶された動き情報のうち、前記補間画素と同一フィールド内の画素の動き情報から、前記補間画素の動き情報を生成するフィールド内補間画素動き情報生成ステップと、前記参照画素動き情報生成ステップで生成された動き情報、および前記参照画素動き情報記憶ステップで記憶された動き情報のうち、前記補間画素と同一位置における前後のフィールドの画素の動き情報から、前記補間画素の動き情報を生成するフィールド間補間画素動き情報生成ステップと、前記フィールド内補間画素動き情報生成ステップで生成された補間画素の動き情報と、前記フィールド間補間動き情報生成ステップで生成された補間画素の動き情報とから、前記補間画素の動き情報を判定する補間画素動き判定ステップと、前記補間画素動き判定ステップで判定された前記補間画素の動き情報にしたがって、前記補間画素を含むフィールドより過去のフィールドの、前記補間画素と同一位置の画素情報、およびフィールド内の画素情報から生成された画素情報のいずれかを選択して前記補間画素情報とする選択ステップとを有することを特徴とする映像情報処理方法。
【0109】
【発明の効果】
本発明によれば、新たな誤検知を招くことなく、フレーム間のフィールドの動きを検出でき、さらに動画の画素情報が前フレームの画素情報と同じであった場合、本来、動画として処理されるべき箇所が静止画として処理されてしまうような誤検知を防止でき、動き判定を正確に行うことができる。
【0110】
つまり、従来のフレーム間差信号から求めた動き情報では、検出することのできなかったフレーム間のフィールドの動きを検出することができる。また、従来のフレーム間差信号から求めた動き情報で発生していた、動画の画素情報が前フレームの画素情報と同じであった場合、本来、動画としての動き情報が求められるべき箇所が静止画としての動き情報になってしまうという誤検知を防止できる。さらに、的確にノイズ等の外的要因による瞬間的な画素値の変化による影響を排除できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態におけるIP変換処理回路の構成を示すブロック図である。
【図2】補間しようとする画素の位置と、補間画素の動きを判定するために参照される動き情報を有する、補間画素位置周辺の画素および前後のフィールドにおける画素の位置との関係を示す図である。
【図3】動き情報生成部115の構成を示す図である。
【図4】注目フィールドの動き情報を示す図である。
【図5】第2の実施形態におけるIP変換処理回路の構成を示すブロック図である。
【図6】補間しようとする画素の位置と、補間画素位置周辺の画素および前後複数のフィールドの画素の位置との関係を示す図である。
【図7】注目フィールドの動き情報を示す図である。
【図8】第3の実施形態におけるIP変換処理回路の構成を示すブロック図である。
【図9】従来の一般的なIP変換処理回路の構成を示すブロック図である。
【図10】NTSC(national television system committee)信号における飛び越し走査により表示される映像情報を示す図である。
【図11】動き検出生成器103の構成を示すブロック図である。
【図12】”H”という文字が右から左方向に水平に移動して表示される例を示す図である。
【図13】各フィールドにおける動き情報を示す図である。
【図14】”H”という文字が右から左方向に水平に移動して表示される例を示す図である。
【図15】各フィールドにおける動き情報を示す図である。
【符号の説明】
101、102、116、117 フィールド情報記憶部
109 補間情報選択部
111 動き検出器
112、113、118、119、122、123、124、125 フィールド動き情報記憶部
114、120、126 AND素子
115 動き情報生成部
121 OR素子
Claims (1)
- 飛び越し走査による映像情報を受信し、補間画素の動き情報を求め、該求められた補間画素の動き情報が静止画である場合、前記補間画素を含むフィールドより過去のフィールドの、前記補間画素と同一位置の画素情報を補間画素情報とする一方、前記補間画素の動き情報が動画である場合、該補間画素を含むフィールド内の画素情報から補間画素情報を生成することで、前記飛び越し走査による映像情報を順次走査による映像情報に変換する映像情報処理装置において、
入力された前記飛び越し走査による映像情報を複数のフィールドに亘って記憶する映像情報記憶手段と、
入力された前記飛び越し走査による映像情報、および前記映像情報記憶手段に記憶された映像情報の少なくとも一方から、複数のフィールドにおける画素毎の動き情報を生成する参照画素動き情報生成手段と、
前記参照画素動き情報生成手段により生成された画素毎の動き情報のうち、前記補間画素と同一フィールド内の画素の動き情報から、前記補間画素の動き情報を生成するフィールド内補間画素動き情報生成手段と、
前記参照画素動き情報生成手段により生成された画素毎の動き情報のうち、前記補間画素と同一位置における前後のフィールドの画素の動き情報から、前記補間画素の動き情報を生成するフィールド間補間画素動き情報生成手段と、
前記フィールド内補間画素動き情報生成手段により生成された補間画素の動き情報と、前記フィールド間補間画素動き情報生成手段により生成された補間画素の動き情報とから、前記補間画素の動き情報を判定する補間画素動き判定手段と、
前記補間画素動き判定手段により判定された前記補間画素の動き情報にしたがって、前記補間画素を含むフィールドより過去のフィールドの、前記補間画素と同一位置の画素情報、およびフィールド内の画素情報から生成された画素情報のいずれかを選択して前記補間画素情報とする選択手段とを備えたことを特徴とする映像情報処理装置。
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