JP2004327643A - 基板への接続物の接続方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本目的は、リフローはんだ付け時にはんだ30と接触する治具18においては、該治具18の少なくともはんだ30と接触する部分に、DLCコーティング20を施すことにより達成できる。また、リフローはんだ付け時にはんだ30と接触する治具18を用いた接続物の接続方法においては、前記治具18の少なくともはんだ30と接触する部分に、DLCコーティング20を施することで達成できる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、リフローはんだ付け時に使用する治具に関するものであり、特にリフローはんだ付け時に治具にはんだが付着しない構造の治具である。
【0002】
【従来の技術】
特許文献については、特に挙げるものはないが、以下にコネクタ10のコンタクトテール16部を押さえる治具を例示して説明する。
図4(A)のように、前記コネクタ10のコンタクトテール16は表面実装(SMT)タイプのものであり、前記コネクタ10は電気絶縁性のハウジング12と複数のコンタクト14を備えている。前記コネクタ10のコンタクトテール16は、図4(B)のようにバラツキがある場合、基板22にリフローはんだ付け時に安定した接続(実装)が出来る様に、リフローはんだ付け時にコンタクトテール16を治具18で押さえつけながらはんだ付けが行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、リフローはんだ付け時に、治具18でコンタクトテール16を押さえ付けながらリフローはんだ付けすると、はんだ30で治具18とコンタクトテール16とが固着してしまたり、治具18と基板22とが固着してしまうといった課題があった。
また、リフローはんだ付け時に、治具18にコンタクトテール16や基板22とが固着しないように、耐食性とはんだ付着防止を兼ねて治具18にニッケルめっき+陽極酸化処理をしてはんだ30が付着し難いようにしているが、完全にはんだ30が付着しないようにすることは困難で、リフローを行う度に、表面の酸化膜が徐々に破壊され、酸化膜が5μmの場合10回程度のリフローではんだ30の付着が始まってしまい、上記のように治具18と基板22やコンタクトテール16が固着してしまうことになる。
【0004】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、リフローはんだ付け時に治具18にはんだ30が固着することがない治具18及び接続物の接続方法を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、リフローはんだ付け時にはんだ30と接触する治具18においては、該治具18の少なくともはんだ30と接触する部分に、DLCコーティング20を施すことにより達成できる。また、リフローはんだ付け時にはんだ30と接触する治具18を用いた接続物の接続方法においては、前記治具18の少なくともはんだ30と接触する部分に、DLCコーティング20を施することで達成できる。
DLCコーティング20とは、ダイヤモンドライクカーボンの略で、主に炭素と水素から構成されるアモルファス(非晶質)状のカーボン膜の事で、硬度はダイヤモンドに近い。
またDLC20は、ダイヤモンドと異なりアモルファス状をしているため、表面は非常に滑らかで、耐磨耗性、非凝着性、低摩擦係数、離形性などの面で非常に優れている。
【0006】
【発明の実施の形態】
図に基づいて、本発明の治具について説明する。該治具18は、リフローはんだ付け時にはんだ30に接触するものに使用すると有効なものであり、ここでは、従来技術でも例示したコネクタ10のコンタクトテール16の押さえ治具18を例にとって説明する。図1はコネクタ10と治具18の斜視図であり、図2はコネクタ10のコンタクトテール16を基板22のパッド28に治具18で押さえ付けた状態の側面図である。図3(A)はリフローはんだ付け後のコネクタ10のコンタクトテール16を基板22のパッド28に治具18で押さえ付けた状態のままの側面図であり、(B)は治具18を外した状態の側面図である。
【0007】
まず、コネクタ10について説明すると、従来技術で説明したように、コネクタ10はハウジング12と複数のコンタクト14を備えている。前記ハウジング12は電気絶縁性のプラスチックで、公知技術の射出成形で作成され、相手物と嵌合する嵌合口26を有している。前記コンタクト14は導電性やばね性の良い金属製で、公知技術のプレス加工によって作成され、相手物と接触する接触部24と前記ハウジング12に固定される固定部と基板22に接続されるコンタクトテール16を備えている。
前記コンタクト14のコンタクトテール16はSMTタイプであり、図1のように基板22とほぼ平行になるような形状をしている。前記コネクタ10は基板22に実装することで電気的に導通させるものであり、すなわち、前記コンタクトテール16を基板22のパッド28にリフローはんだ付けすることにより電気的に導通させている。
【0008】
本発明の治具18について説明する。該治具18はコンタクトテール16のバラツキがある場合に、前記コンタクトテール16を基板22のパッド28に押し付けるためのものである。前記治具18は前記コンタクト14を確実に基板22のパッド28に接続するために、リフローはんだ付けの最中溶融はんだ30と接触した状態であり、かつ、溶融はんだ30が固化する間中もはんだ30と接触した状態になる。このような状態ではんだ付けすると、上述したような課題が発生することから、前記治具18の少なくともはんだ30と接触する部分に、DLCコーティング20を施した。DLCコーティング20を施すと、表面は非常に滑らかで、耐磨耗性、非凝着性、低摩擦係数、離形性などの面で非常に優れているので、はんだ固着が起こらない。
図1のように矢印「イ」方向に治具18を降ろし、図2のようにコンタクトテール16を治具18で押し付けた状態でリフローはんだ付け等を行う。その後、図3(B)のようにはんだ付けが終了した段階で矢印「ロ」方向に治具18を持ち上げる。はんだとの接触部分にはDLCコーティング20が施してあるので、はんだが付かない。
【0009】
本実施例では、コネクタ10のコンタクトテール16を基板22のパッド28に押し付ける治具18について説明したが、その用途としては、本発明の治具18は溶融はんだに接触しながらリフローはんだ付け等するもの全てに有効に使用できる。例えば、パルスヒート方式を利用したヒータチップの先端にDLCコーティングを施したものでもよく、赤外線ヒーターリフロー炉や温風リフロー炉、更にはベーパーリフロー炉などに投入されるはんだに接する抑え治具類などの広範に利用できる。
【0010】
リフローはんだ付け時にはんだ30と接触する治具18を用いた接続物の接続方法は、前記治具18の少なくともはんだ30と接触する部分に、DLCコーティング20を施した治具18を使用して行う。
【0011】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の治具18と接続物の接続方法によると、次のような優れた効果が得られる。
(1)リフローはんだ付け時にはんだ30と接触する治具18においては、該治具18の少なくともはんだ30と接触する部分に、DLCコーティング20を施しているので、リフロー時に溶融はんだと接触していても、治具18にはんだ30が固着することがなくなった。
(2)リフローはんだ付け時にはんだ30と接触する治具18を用いた接続物の接続方法においては、前記治具18の少なくともはんだ30と接触する部分に、DLCコーティング20を施しているので、治具18にはんだ30が固着することがなく、治具18と接続物(コンタクトテール16等)とが固着することが無くなった。
(3)治具18にはんだ30が固着することがないので、治具18と接続物(コンタクトテール16等)とが固着することもなく、しいては治具18と接続物及び被接続物(基板22等)とが固着することがなくなった。
(4)リフローはんだ付け時に、治具18に接続物(コンタクトテール16等)や被接続物(基板22等)とが固着しないように、耐食性とはんだ付着防止を兼ねて治具18にニッケルめっき+陽極酸化処理をしなくても、溶融はんだと接触する面にDLCコーティング20を施すだけで、耐磨耗性、非凝着性、低摩擦係数、離形性などに非常に優れた面が得られ、はんだ固着が起こらない。
【図面の簡単な説明】
【図1】コネクタと治具の斜視図であり、
【図2】コネクタのコンタクトテールを基板のパッドに治具で押さえ付けた状態の側面図である。
【図3】(A)
リフローはんだ付け後のコネクタのコンタクトテールを基板のパッドに治具で押さえ付けた状態のままの側面図である。
(B)
治具を外した状態の側面図である。
【図4】(A)
コネクタの斜視図である。
(B)
コネクタの側面図である。
【符号の説明】
10 コネクタ
12 ハウジング
14 コンタクト
16 コンタクトテール
18 治具
20 DLCコーティング
22 基板
24 接触部
26 嵌合口
28 パッド
30 はんだ
Claims (2)
- リフローはんだ付け時にはんだと接触する治具において、
該治具の少なくともはんだと接触する部分に、DLCコーティングを施したことを特徴とする治具。 - リフローはんだ付け時にはんだと接触する治具を用いた接続物の接続方法において、
前記治具の少なくともはんだと接触する部分に、DLCコーティングを施したことを特徴とする接続物の接続方法。
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