JP2004325652A - 車両用インジケータ表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人がインジケータ意匠部の重要度を容易に判別することが可能な車両用インジケータ表示装置を提供する。
【解決手段】重要度の高いインジケータ21、22を、インジケータ図形21a、22aを暗く且つ背景部21b、22bを明るく発光表示し、重要度の低いインジケータ23、24を、インジケータ図形23a、24aを明るく且つ背景部23b、24bを暗く発光表示して、各インジケータ21〜24の重要度を黒白のコントラストで判別させている。これにより、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人が容易且つ正確に各インジケータ21〜24の重要度を識別することのできるコンビネーションメータ1を実現できる。
【選択図】 図1
【解決手段】重要度の高いインジケータ21、22を、インジケータ図形21a、22aを暗く且つ背景部21b、22bを明るく発光表示し、重要度の低いインジケータ23、24を、インジケータ図形23a、24aを明るく且つ背景部23b、24bを暗く発光表示して、各インジケータ21〜24の重要度を黒白のコントラストで判別させている。これにより、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人が容易且つ正確に各インジケータ21〜24の重要度を識別することのできるコンビネーションメータ1を実現できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等に採用するに適した車両用インジケータ表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、たとえば自動車に装備される車両用インジケータ表示装置は、普段は点灯していないが、当該自動車の作動状態に異常が発生した場合、インジケータ図形等のインジケータ意匠部を発光表示して運転者に視認させることにより、運転者に注意を喚起したり、あるいは必要な処置を講じることを促したりしている。
【0003】
車両用インジケータ表示装置においては、情報の重要度によりインジケータ意匠部の発光色を変えることで、運転者が異常の発生およびその重要度を素早く且つ正確に認知できるようにしている。たとえば、重要度の高いインジケータ意匠部、すなわち、速やかな点検、処置が必要な異常を表示するインジケータ意匠部を赤色で発光表示し、一方、重要度の低いインジケータ意匠部、すなわち、とりあえず、そのまま走行を続けることが可能な異常を表示するインジケータ意匠部を赤以外の色、たとえばアンバー等で発光表示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、インジケータ意匠部の重要度をインジケータ意匠部の発光色によって表示し且つ識別させる方式の従来の車両用インジケータ表示装置においては、運転者が色盲の人である場合、点灯表示されたインジケータ意匠部の重要度を判別することが困難となることがある。
【0005】
また、運転者が色盲の人でなくても、白内障等に起因して色覚機能が変化している場合も、点灯表示されたインジケータ意匠部の重要度を判別することが困難となることがある。
【0006】
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたもので、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人がインジケータ意匠部の重要度を容易に判別することが可能な車両用インジケータ表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成する為、以下の技術的手段を採用する。
【0008】
本発明の請求項1に記載の車両用インジケータ表示装置は、透光性を有する材質からなる文字盤と、文字盤に形成されインジケータ図形を備えるインジケータ意匠部と、文字盤の裏面側にインジケータ意匠部に対応して配設されインジケータ意匠部を透過照明する光源とを備え、重要度の高いインジケータ意匠部においては光源により少なくともインジケータ図形の外側背景部が発光表示され、重要度の低いインジケータ意匠部においては前記光源によりインジケータ図形あるいはインジケータ図形の輪郭線が発光表示される構成としている。
【0009】
この場合、車両各部に異常が無い場合、インジケータ意匠部は文字盤と同色、たとえば黒色等で一体的に視認される。つまりインジケータ意匠部は無いかのように視認される。何らかの原因により車両各部に何か異常が発生し、それに対応したインジケータ意匠部が光源により発光表示されると、重要度の高いインジケータ意匠部においては、インジケータ図形の外側背景部が発光表示される。つまり、インジケータ意匠部が略正方形の場合、たとえば白色の略正方形の中にインジケータ図形が黒色で視認される。一方、重要度の低いインジケータ意匠部においては、インジケータ図形あるいはインジケータ図形の輪郭線がたとえば白色で発光表示される。
【0010】
この場合、発光表示されたインジケータ意匠部において、その形状は、白色部分と黒色部分とのコントラストにより認識される。言い換えると、インジケータ意匠部の重要度を、従来の車両用インジケータ表示装置のようにインジケータ意匠部の発光色を変えて識別させるのではなく、白色部分と黒色部分とのコントラスト、すなわち明度差を認識させ、それにより識別させる方式としている。色の識別が困難な人、たとえば、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人の場合、明度差は正確に認識できるため、発光表示されたインジケータ意匠部のインジケータ図形の形状は、正確に識別される。
【0011】
これにより、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人がインジケータ意匠部の重要度を容易に判別することが可能な車両用インジケータ表示装置を実現できる。
【0012】
本発明の請求項2に記載の車両用インジケータ表示装置は、透光性を有する材質からなる文字盤と、文字盤に形成されインジケータ図形を備えるインジケータ意匠部と、文字盤の裏面側に前記インジケータ意匠部に対応して配設されインジケータ意匠部を透過照明する光源とを備え、重要度の高いインジケータ意匠部同士は互いに近接し且つ第1インジケータ群を形成するように配置され、重要度の低いインジケータ意匠部同士は互いに近接し且つ第2インジケータ群を形成するように配置され、第1インジケータ群および第2インジケータ群は、それぞれ明瞭に区別して視認されるように配置される構成としている。
【0013】
一般に、車両用インジケータ表示装置においては、インジケータ意匠部は複数個設けられている。
【0014】
そこで、本発明の請求項2に記載の車両用インジケータ表示装置では、重要度が同レベルであるインジケータ意匠部を一箇所に近接して配置し一つのインジケータ群を形成させるとともに、重要度が異なるインジケータ群を明瞭に区別して視認されるように、言い換えると、あるインジケータ意匠部が発光表示された場合、それがどちらのインジケータ群に属するものか瞬時に且つ正確に理解できるように各インジケータ群を配置している。
【0015】
この場合、発光表示されたインジケータ意匠部は、そのインジケータ図形の形状により異常の内容が、また、発光表示された場所、つまり属するインジケータ群により異常の重要度が認識される。
【0016】
すなわち、インジケータ意匠部の重要度を、従来の車両用インジケータ表示装置のようにインジケータ意匠部の発光色を変えて識別させるのではなく、発光表示された場所、つまり属するインジケータ群により識別させる方式としている。
【0017】
これにより、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人がインジケータ意匠部の重要度を容易に判別することが可能な車両用インジケータ表示装置を実現できる。
【0018】
本発明の請求項3に記載の車両用インジケータ表示装置は、文字盤は複数の計器部を備え、第1インジケータ群は複数の計器部の一つの内側に配置され、第2インジケータ群は複数の計器部の他の一つの内側に配置される構成としている。
【0019】
この場合、第1インジケータ群と第2インジケータ群とを明瞭に区別して視認させることができる。
【0020】
したがって、インジケータ意匠部の重要度を、従来の車両用インジケータ表示装置のようにインジケータ意匠部の発光色を変えて識別させるのではなく、発光表示された場所、つまり属するインジケータ群により識別させることができるので、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人がインジケータ意匠部の重要度を容易に判別することが可能な車両用インジケータ表示装置を実現できる。
【0021】
本発明の請求項4に記載の車両用インジケータ表示装置は、文字盤は複数の計器部を備え、第1インジケータ群および第2インジケータ群は、複数の計器部の少なくとも一つを挟むように配置される構成としている。
【0022】
この場合、第1インジケータ群と第2インジケータ群とを明瞭に区別して視認させることができる。
【0023】
したがって、インジケータ意匠部の重要度を、従来の車両用インジケータ表示装置のようにインジケータ意匠部の発光色を変えて識別させるのではなく、発光表示された場所、つまり属するインジケータ群により識別させることができるので、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人がインジケータ意匠部の重要度を容易に判別することが可能な車両用インジケータ表示装置を実現できる。
【0024】
本発明の請求項5に記載の車両用インジケータ表示装置は、透光性を有する材質からなる文字盤と、文字盤に形成されインジケータ図形を備えるインジケータ意匠部と、文字盤の裏面側にインジケータ意匠部に対応して配設されインジケータ意匠部を透過照明する光源とを備え、インジケータ意匠部にはインジケータ図形に加えて前記インジケータ図形の重要度を表す重要度指示図形が設けられる構成としている。
【0025】
この場合、発光表示されたインジケータ意匠部は、そのインジケータ図形の形状により異常の内容が、また、その重要度指示図形により異常の重要度が表示される。
【0026】
すなわち、インジケータ意匠部の重要度を、従来の車両用インジケータ表示装置のようにインジケータ意匠部の発光色を変えて識別させるのではなく、発光表示される図形形状により識別させている。
【0027】
これにより、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人がインジケータ意匠部の重要度を容易に判別することが可能な車両用インジケータ表示装置を実現できる。
【0028】
本発明の請求項6に記載の車両用インジケータ表示装置は、透光性を有する材質からなる文字盤と、文字盤に形成されるインジケータ意匠部と、文字盤に形成されインジケータ意匠部の重要度情報を表示する重要度表示部と、文字盤の裏面側にインジケータ意匠部に対応して配設されインジケータ意匠部を透過照明する光源とを備え、インジケータ意匠部が発光表示されると、発光表示されたインジケータ意匠部の重要度に対応する重要度表示部が発光表示される構成としている。
【0029】
この場合、何らかの原因により車両各部に何か異常が発生すると、それに対応したインジケータ意匠部、たとえばインジケータ図形が光源により発光表示されるのと同時に、発光表示されたインジケータ意匠部の重要度に対応するインジケータ意匠部とは独立して配置された重要度表示部が、たとえば図形あるいは文字等により発光表示される。
【0030】
これにより、インジケータ意匠部の重要度を、従来の車両用インジケータ表示装置のようにインジケータ意匠部の発光色を変えて識別させるのではなく、発光表示されたインジケータ意匠部の重要度に対応する重要度表示部、たとえば図形あるいは文字等を発光表示させることにより認識させることができる。
【0031】
したがって、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人がインジケータ意匠部の重要度を容易に判別することが可能な車両用インジケータ表示装置を実現できる。
【0032】
本発明の請求項7に記載の車両用インジケータ表示装置は、重要度表示部は、図形および文字の少なくとも一方により表示される構成としている。
【0033】
これにより、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人がインジケータ意匠部の重要度を容易に正確に認識することを可能にできる。
【0034】
本発明の請求項8に記載の車両用インジケータ表示装置は、重要度表示部は、液晶パネル上に表示される構成としている。
【0035】
これにより、重要度表示部としての図形あるいは文字等のデザイン設定の自由度を高めつつ、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人がインジケータ意匠部の重要度を容易に正確に認識することを可能にできる。
【0036】
本発明の請求項9に記載の車両用インジケータ表示装置は、インジケータ意匠部および重要度指示部の少なくとも一つが点滅発光表示される構成としている。
【0037】
これにより、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人に対して、異常発生時において、異常内容およびその重要度を確実に知らせることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による車両用インジケータ表示装置を自動車用コンビネーションメータに適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
【0039】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による車両用インジケータ表示装置であるコンビネーションメータ1の部分正面図である。なお、図1は、各インジケータ21〜24の全てが発光表示された状態を示している。また、図1中においてハッチング部は均一に着色されていることを示す。
【0040】
図2は、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の断面図であり、図1中のII−II線断面図である。図2において左側が運転席側であり、コンビネーションメータ1は運転者により図2において左方から視認される。
【0041】
コンビネーションメータ1は、自動車の運転席前方の運転者から視認可能な位置に配設され、自動車に関する各種情報を表示するものである。コンビネーションメータ1は、各種情報を表示して運転者に視認させるための文字盤2を備えている。
【0042】
図3は、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する模式図である。
【0043】
文字盤2は、透光性材質、たとえば無色透明なポリカーボネート等の薄板から形成されている。文字盤2には、図1に示すように、透過照明されるインジケータ意匠部であるブレーキ液インジケータ21、エアバッグシステムインジケータ22、燃料インジケータ23、ABSシステムインジケータ24が形成されている。
【0044】
ブレーキ液インジケータ21は、ブレーキ液用リザーブタンク内の液面レベルが規定値以下になると発光表示され、エアバッグシステムインジケータ22は、エアバッグシステムに異常が発生すると発光表示され、燃料インジケータ23は、燃料タンク内の残存燃料量が規定量以下になると発光表示され、ABSシステムインジケータ24は、ABSシステムに異常が発生すると発光表示され、運転者に異常発生を知らせるものである。
【0045】
ここで、ブレーキ液インジケータ21およびエアバッグシステムインジケータ22は重要度が高いインジケータ、すなわち、運転者はできるだけ速やかに状況を確認し、必要な処置を講じる必要があるような異常が発生したことを運転者に知らしめるためのインジケータである。一方、燃料インジケータ23、ABSシステムインジケータ24は重要度が低いインジケータ、すなわち、運転者は直ちに状況を確認する必要はなく、停車時、あるいは帰宅時等に、確認し必要におうじて処置を講じればよい程度の異常が発生したことを運転者に知らしめるためのインジケータである。
【0046】
インジケータ意匠部である各インジケータ21、22、23、24は、図1に示すように、インジケータ図形21a、22a、23a、24aを備えるとともに、インジケータ図形21a、22a、23a、24aの外側に背景部21b、22b、23b、24bが形成されている。インジケータ図形21a、22a、23a、24aおよび背景部21b、22b、23b、24bは、文字盤2に印刷あるいはホットスタンプを施して形成されている。
【0047】
重要度が高いインジケータであるブレーキ液インジケータ21およびエアバッグシステムインジケータ22においては、インジケータ図形21aおよび22aは、遮光性の黒色あるいは濃青色で形成され、その周囲には、背景部21b、22bが略長方形に透明状態で形成されている。また、背景部21b、22bの外側は遮光性の黒色あるいは濃青色で着色されている。すなわち、重要度が高いインジケータ21、22を、インジケータ図形を暗く且つ周囲を明るい状態として、たとえば写真のポジフィルムのように表示している。
【0048】
一方、重要度が低いインジケータである燃料インジケータ23、ABSシステムインジケータ24においては、インジケータ図形23a、24aは、図形そのもの、または図形の輪郭線を透明状態とし、背景部23b、24bを遮光性の黒色あるいは濃青色で着色している。すなわち、重要度が低いインジケータ23、24を、インジケータ図形または図形の輪郭線を明るく且つ周囲を暗い状態として、たとえば写真のネガフィルムのように表示している。なお、文字盤2においては、各インジケータ21、22、23、24以外の部分も遮光性の黒色あるいは濃青色で着色されているため、背景部23b、24bとその外側との境界線は見えない。
【0049】
このように、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1では、重要度の高いインジケータ21、22をポジ状態で表示し、重要度が低いインジケータ23、24をネガ状態で表示することで、言い換えると、表示意匠の明暗状態を変えることで各インジケータ21、22、23、24の重要度を指示している。これにより、各インジケータ意匠部の発光色を変えて各インジケータの重要度を識別させている従来の車両用インジケータ表示装置で発生している色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人が重要度を判別し難いという不具合を解消して、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人が容易且つ正確に重要度を識別することのできるコンビネーションメータ1を実現できる。
【0050】
文字盤2の裏側(図1の右側)には、図1に示すように、各インジケータ21、22、23、24に対応して、各インジケータ21、22、23、24を発光表示させるための光源である発光ダイオード41、42、43、44が配置されている。各発光ダイオード41、42、43、44は、文字盤2の裏側に配置されるプリント基板5上に実装されている。本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1においては、各発光ダイオード41、42、43、44として、白色発光ダイオードを採用している。これにより、各インジケータ21、22、23、24の表示意匠の明暗状態を白と黒あるいは濃青色の組み合わせで構成して、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人が容易且つ正確に重要度を識別することのできるコンビネーションメータ1を実現できる。
【0051】
プリント基板5は、コンビネーションメータ1の電気回路を構成している。プリント基板5には、各発光ダイオード41、42、43、44のほかに、各発光ダイオード41、42、43、44の点灯・消灯を制御するコントローラ6が実装されている。さらに、コンビネーションメータ1の計器部(図示せず)を構成する回動内機(図示せず)、目盛・数字(図示せず)等照明用の発光ダイオード(図示せず)も実装されている。
【0052】
また、文字盤2と、各発光ダイオード41、42、43、44の間には、各発光ダイオード41、42、43、44が発する光を各インジケータ21、22、23、24に導いて発光表示させるための導光体31、32、33、34が配置されている。導光体31、32、33、34は透光性を有する材質、たとえば無色透明なポリカーボネート等により形成されている。導光体31、32の平面形状は、それぞれ背景部21b、22bを完全に包含する形状に、一方、導光体33、34の平面形状は、インジケータ図形23a、24aを完全に包含する形状に形成されている。また、各導光体31、32、33、34の各発光ダイオード41、42、43、44側端面は、発光ダイオード側に凸の球面状に形成され、これにより、導光体31、32、33、34に入射した光の進行方向を各インジケータ21、22、23、24に直接向かう方向に近づけて、各インジケータ21、22、23、24の発光輝度を高めることができる。また、各導光体31、32、33、34の文字盤2側端面にはシボ面が形成されている。このシボ面により各発光ダイオード41、42、43、44からの光を拡散反射させて、各インジケータ21、22、23、24の発光輝度を全域に亘って均一にできる。
【0053】
以上説明した、文字盤2およびプリント基板5は、図1に示すように、樹脂材料からなるケース7内に収容保持されている。
【0054】
次に、以上説明した、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成について説明する。
【0055】
図3の電気回路構成図に示すように、コントローラ6には、バッテリ8から電力が常時供給されるとともに、イグニッションスイッチ9が、その作動状態(ONまたはOFF)を検出可能に接続されている。また、コントローラ6にはブレーキ液面センサ10、燃料レベルセンサ11、エアバッグ制御装置12およびABS制御装置13が接続されている。また、コントローラ6には、発光ダイオード41、42、43、44が接続されている。
【0056】
このような電気回路構成により、コントローラ6は、ブレーキ液面センサ10および燃料レベルセンサ11からの検出信号、エアバッグ制御装置12およびABS制御装置13からの作動状態信号に基づいて発光ダイオード41、42、43、44の点灯・消灯を制御する。
【0057】
次に、以上説明したように構成された本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の作動について、特に文字盤2の各インジケータ21、22、23、24の視認状態について説明する。
【0058】
(1)当該自動車に異常が発生していない場合。
【0059】
この場合、各発光ダイオード41、42、43、44はいずれも消灯状態であり、各インジケータ21、22、23、24は発光表示されない。したがって、各インジケータ21、22、23、24において発光表示される部分、つまり、背景部21b、22b、インジケータ図形23a、24aは暗く視認され、文字盤2の遮光性の黒色あるいは濃青色で着色された部分との明度差は非常に小さくなっている。言い換えると、各インジケータ21、22、23、24が存在しないかのように視認される。
【0060】
(2)当該自動車に何らかの異常が発生した場合。
【0061】
コントローラ6は、ブレーキ液面センサ10および燃料レベルセンサ11からの検出信号、エアバッグ制御装置12およびABS制御装置13からの作動状態信号に基づき異常発生を検知して、異常発生部位に対応した各発光ダイオード41、42、43、44のいずれかを点灯駆動する。これにより、異常発生部位に対応した各インジケータ21、22、23、24が発光表示される。
【0062】
この場合、重要度が高いインジケータであるブレーキ液インジケータ21およびエアバッグシステムインジケータ22においては、背景部21b、22bが白色で明るく発光表示され、インジケータ図形21aおよび22aは、黒色あるいは濃青色で影絵状に視認される。これにより、運転者は、影絵状のインジケータ図形21aおよび22aから異常発生部位あるいは異常内容を識別するとともに、背景部21b、22bが明るいことから、発生した異常の重要度が高い、すなわち速やかな処置が必要であることを認知する。
【0063】
重要度が低いインジケータである燃料インジケータ23、ABSシステムインジケータ24においては、インジケータ図形23a、24aが白色で明るく発光表示され、背景部23b、24bは、黒色あるいは濃青色で視認される。これにより、運転者は、発光表示されるインジケータ図形23a、24aから異常発生部位あるいは異常内容を識別するとともに、背景部23b、24bが黒色あるいは濃青色であることから、発生した異常の重要度が低い、すなわち速やかな処置は必要でないが帰宅時等折を見て確認が必要であることを認知する。
【0064】
以上説明した、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1においては、透光性を有する材質からなる文字盤2上にインジケータ21、22、23、24が形成され、各インジケータ21、22、23、24は、インジケータ図形21a、22a、23a、24aを備えるとともに、インジケータ図形21a、22a、23a、24aの外側に背景部21b、22b、23b、24bが形成され、文字盤2の裏面側に各インジケータ21、22、23、24に対応して各インジケータ21、22、23、24を透過照明する発光ダイオード41、42、43、44が配置され、重要度の高いインジケータ21、22においては、発光ダイオード41、42により背景部21b、22bが発光表示され、重要度の低いインジケータ23、24においては、発光ダイオード43、44によりインジケータ図形23a、24aが発光表示される構成としている。
【0065】
すなわち、重要度の高いインジケータ21、22をポジ状態で表示し、重要度が低いインジケータ23、24をネガ状態で表示している。言い換えると、表示意匠の明暗状態を変えることで各インジケータ21、22、23、24の重要度を指示している。
【0066】
これにより、各インジケータ意匠部の発光色を変えて各インジケータの重要度を識別させている従来の車両用インジケータ表示装置で発生する色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人が各インジケータ意匠部の発光色を識別し難く、したがって重要度を判別し難いという不具合を解消して、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人が容易且つ正確に重要度を識別することのできるコンビネーションメータ1を実現できる。
【0067】
なお、以上説明した、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1においては、発光ダイオード41〜44として白色発光ダイオードを採用し、各インジケータ21〜24の発光表示色を白色としているが、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人による感度の高い波長域の色であれば白色以外の色であってもよい。たとえば、所定の波長域の青色発光ダイオードを採用してもよい。
【0068】
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態による車両用インジケータ表示装置であるコンビネーションメータ1の部分正面図である。なお、図4は、各インジケータ21〜24の全てが発光表示された状態を示している。また、図4中において、ハッチング部は均一に着色されていることを示す。
【0069】
本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1は、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1に対して、各インジケータ21〜24に各インジケータ21〜24の重要度を表す重要度指示図形である重要度マーク21c〜24cを追加したものである。それ以外の構成は、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1と同一である。
【0070】
本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1において、文字盤2上に形成されるインジケータの種類およびその重要度は、前述の第1実施形態の場合と同様である。すなわち、重要度が高いインジケータとしてブレーキ液インジケータ21およびエアバッグシステムインジケータ22が、重要度が低いインジケータとして燃料インジケータ23、ABSシステムインジケータ24が設けられている。
【0071】
本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1では、各インジケータ21〜24において、図4に示すように、インジケータ図形21a〜24aは遮光性の黒色あるいは濃青色で形成され、その周囲の背景部21b〜24bが略長方形に透明状態で形成されている。すなわち、この第2実施形態においては、各インジケータ21〜24の全てがポジ状態で形成されている。さらに、背景部21b〜24b内に、図4に示すように、各インジケータ21〜24の重要度を表す重要度指示図形である重要度マーク21c〜24cが遮光性の黒色あるいは濃青色で形成されている。
【0072】
すなわち、重要度が高いインジケータ21、22においては、重要度マーク21c、22cは×、つまりX字、重要度が低いインジケータ23、24においては、重要度マーク23c、24cは三角形となっている。
【0073】
本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1において、何らかの原因で自動車に異常が発生し、それにより各インジケータ21〜24のいずれかが発光表示された場合、明るい白色で発光する背景部21b〜24bの中に、インジケータ図形21a〜24aおよび重要度マーク21c〜24cが黒色あるいは濃青色で影絵状に視認される。すなわち、黒白のモノトーン情報として視認される。これにより、運転者は、影絵状のインジケータ図形21a〜24aから異常発生部位あるいは異常内容を識別するとともに、重要度マーク21c〜24cから、発生した異常の重要度を認知する。
【0074】
したがって、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の場合と同様に、各インジケータ意匠部の発光色を変えて各インジケータの重要度を識別させている従来の車両用インジケータ表示装置で発生する色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人が各インジケータ意匠部の発光色を識別し難く、したがって重要度を判別し難いという不具合を解消して、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人が容易且つ正確に重要度を識別することのできるコンビネーションメータ1を実現できる。
【0075】
図5には、本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1の変形例の部分正面図を示す。なお、図5は、各インジケータ21〜24の全てが発光表示された状態を示している。また、図5中において、ハッチング部は均一に着色されていることを示す。
【0076】
上述の、本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1においては、図4に示すように、各背景部21b〜24b内に重要度指示図形である重要度マーク21c〜24cを設けているが、この変形例においては、図5に示すように、重要度指示図形である重要度マーク14、15を、文字盤2上において各インジケータ21〜24の外部に独立して形成している。重要度マーク14は重要度が高いことを指示し、重要度マーク15は重要度が低いことを指示している。
【0077】
各重要度マーク14、15は、その形状を透明状態とし、その周囲を遮光性の黒色あるいは濃青色で着色して形成されている。また、文字盤2の裏側には、各インジケータ21〜24の場合と同様に、各重要度マーク14、15を発光表示させるための発光ダイオード(図示せず)および導光体(図示せず)が配置されている。
【0078】
何らかの原因で自動車に異常が発生し、それにより各インジケータ21〜24のいずれかが発光表示されると、同時に発光表示されたインジケータの重要度を指示する重要度マーク14、15のいずれかが、各インジケータ21〜24と同様に白色で発光表示される。たとえば、重要度の高いインジケータ21が発光表示されると、同時に重要度マーク14が発光表示される。
【0079】
これにより、運転者は、影絵状のインジケータ図形21a〜24aから異常発生部位あるいは異常内容を識別するとともに、重要度マーク14、15から、発生した異常の重要度を認知する。
【0080】
したがって、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の場合と同様に、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人が容易且つ正確に重要度を識別することのできるコンビネーションメータ1を実現できる。
【0081】
図6には、本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1における他の変形例の部分正面図を示す。なお、図6は、各インジケータ21〜24の全てが発光表示された状態を示している。
【0082】
本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1の他の変形例においては、重要度指示図形を背景部21b〜24bに兼用させる構成、つまり、背景部21b〜24bの輪郭形状を各インジケータ21〜24の重要度を表す重要度マーク21c〜24c形状としている。
【0083】
すなわち、重要度が高いインジケータ21、22においては、背景部21b、22bの輪郭形状は、図6に示すように、略長方形とし、一方、重要度が低いインジケータ23、24においては、背景部23b、24bの輪郭形状は略楕円形としている。
【0084】
この変形例においても、各インジケータ21〜24が発光表示されると、異常発生部位あるいは異常内容および重要度が黒白のモノトーン情報として視認される。
【0085】
したがって、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の場合と同様に、各インジケータ意匠部の発光色を変えて各インジケータの重要度を識別させている従来の車両用インジケータ表示装置で発生する色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人が各インジケータ意匠部の発光色を識別し難く、したがって重要度を判別し難いという不具合を解消して、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人が容易且つ正確に重要度を識別することのできるコンビネーションメータ1を実現できる。
【0086】
なお、以上説明した本発明の第2実施形態の他の変形例においては、各インジケータ21〜24の重要度を重要度指示図形である重要度マーク14、15により指示しているが、この重要度指示図形の替わりに重要度表示部(図示せず)を設け、それにより重要度を表示してもよい。
【0087】
すなわち、重要度の高いインジケータ21、22に対応する重要度表示部として「すみやかに停車してください」という言葉を文字盤2上に形成し、重要度の低いインジケータ23、24に対応する重要度表示部として「はやめに確認してください」という言葉を文字盤2上に形成し、異常発生時に発光表示するインジケータに対応して方の重要度表示部を発光表示してもよい。
【0088】
また、以上説明した本発明の第2実施形態の他の変形例における重要度指示図形である重要度マーク14、15、あるいは上述の重要度表示部をコンビネーションメータ1が備える液晶パネル上に表示してもよい。
【0089】
(第3実施形態)
図7は、本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ1の正面図である。なお、図7中において、ハッチング部は均一に着色されていることを示す。
【0090】
本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ1では、各インジケータ21〜24において、インジケータ図形21a〜24aは遮光性の黒色あるいは濃青色で形成され、その周囲の背景部21b〜24bが略長方形に透明状態で形成され、第2実施形態の場合と同様に、各インジケータ21〜24の全てがポジ状態で形成されている。
【0091】
本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ1は、文字盤2上における各インジケータ21〜24の配置方法に特徴がある。
【0092】
すなわち、本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ1では、重要度の高いインジケータ21、22を、図7に示すように、互いに近接して配置して第1インジケータ群Aを形成し、一方、重要度の低いインジケータ23、24を、図7に示すように、互いに近接して配置して第2インジケータ群Bを形成している。そして、第1インジケータ群Aを計器部である速度計Cの左側に、第2インジケータ群Bを速度計Cの右側に配置している。つまり、第1インジケータ群Aおよび第2インジケータ群Bは速度計Cを挟むように配置されている。
【0093】
これにより、第1インジケータ群Aおよび第2インジケータ群Bは、文字盤2上において、明瞭に区別して視認される。
【0094】
したがって、本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ1において、各インジケータ21〜24が発光表示されると、異常発生部位あるいは異常内容が黒白のモノトーン情報として表示され、且つ異常の重要度は、当該インジケータの属するインジケータ群により、言い換えると発光表示される位置(速度計Cの右側あるいは左側)により判別される。
【0095】
これにより、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人が容易且つ正確に重要度を識別することのできるコンビネーションメータ1を実現することができる。
【0096】
なお、以上説明した、本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ1においては、計器部を速度計C1個としているが、他の計器部、たとえばエンジン回転計、時計、水温計、燃料計等に置き換える、または追加する等してもよい。また計器部を複数個配置した場合、第1インジケータ群Aおよび第2インジケータ群Bを複数の計器部を挟むように配置してもよい。
【0097】
また、以上説明した、本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ1においては、第1インジケータ群Aを構成するインジケータ21、22の輪郭形状、つまり背景部21b、22bの輪郭形状、および第2インジケータ群Bを構成するインジケータ23、24の輪郭形状、つまり背景部23b、24bの輪郭形状、を同一形状としているが、第1インジケータ群Aを構成するインジケータ21、22の輪郭形状と第2インジケータ群Bを構成するインジケータ23、24の輪郭形状とを異なるものとしてもよい。この場合、各インジケータ群A、Bをより容易且つ正確に判別することが可能となる。
【0098】
なお、以上説明した、本発明の第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態によるコンビネーションメータ1においては、インジケータ意匠部の個数を4個としているが、4個に限る必要は無く、必要に応じて増減させてもよい。また、インジケータ意匠部の種類をブレーキ液インジケータ21、エアバッグシステムインジケータ22、燃料インジケータ23、ABSシステムインジケータ24としているが、これら4種類の少なくとも1つを他の種類のインジケータに置き換える、あるいは他の種類のインジケータを追加してもよい。
【0099】
また、以上説明した、本発明の第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態によるコンビネーションメータ1においては、各インジケータ21〜24を透過照明するための光源として、発光ダイオード41〜44を用いているが、これらのうちの少なくとも1つを他の光源、たとえば電球あるいは放電灯等に置き換えてもよい。
【0100】
また、以上説明した、本発明の第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態では、車両用インジケータ表示装置としてコンビネーションメータ1を例にとっているが、コンビネーションメータ1の替わりに、たとえばナビゲーションシステム用画面としてもよい。この場合も、各インジケータを、本発明の第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態に示すような構成とすることで、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人に容易且つ正確に各インジケータの重要度を識別させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の部分正面図である。
【図2】本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の断面図であり、図1中のII−II線断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する模式図である。
【図4】本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1の部分正面図である。
【図5】本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1の変形例の部分正面図である。
【図6】本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1における他の変形例の部分正面図である。
【図7】本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ1の正面図である。
【符号の説明】
1 コンビネーションメータ(車両用インジケータ表示装置)
2 文字盤
21 ブレーキ液インジケータ(インジケータ意匠部)
21a インジケータ図形
21b 背景部
21c 重要度マーク(重要度指示図形)
22 エアバッグシステムインジケータ(インジケータ意匠部)
22a インジケータ図形
22b 背景部
22c 重要度マーク(重要度指示図形)
23 燃料インジケータ(インジケータ意匠部)
23a インジケータ図形
23b 背景部
23c 重要度マーク(重要度指示図形)
24 ABSシステムインジケータ(インジケータ意匠部)
24a インジケータ図形
24b 背景部
24c 重要度マーク(重要度指示図形)
31、32、33、34 導光体
41、42、43、44 発光ダイオード(光源)
5 プリント基板
6 コントローラ
7 ケース
8 バッテリ8
9 イグニッションスイッチ
10 ブレーキ液面センサ
11 燃料レベルセンサ
12 エアバッグ制御装置
13 ABS制御装置
14 重要度マーク(重要度指示図形)
15 重要度マーク(重要度指示図形)
A 第1インジケータ群
B 第2インジケータ群
C 速度計(計器部)
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等に採用するに適した車両用インジケータ表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、たとえば自動車に装備される車両用インジケータ表示装置は、普段は点灯していないが、当該自動車の作動状態に異常が発生した場合、インジケータ図形等のインジケータ意匠部を発光表示して運転者に視認させることにより、運転者に注意を喚起したり、あるいは必要な処置を講じることを促したりしている。
【0003】
車両用インジケータ表示装置においては、情報の重要度によりインジケータ意匠部の発光色を変えることで、運転者が異常の発生およびその重要度を素早く且つ正確に認知できるようにしている。たとえば、重要度の高いインジケータ意匠部、すなわち、速やかな点検、処置が必要な異常を表示するインジケータ意匠部を赤色で発光表示し、一方、重要度の低いインジケータ意匠部、すなわち、とりあえず、そのまま走行を続けることが可能な異常を表示するインジケータ意匠部を赤以外の色、たとえばアンバー等で発光表示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、インジケータ意匠部の重要度をインジケータ意匠部の発光色によって表示し且つ識別させる方式の従来の車両用インジケータ表示装置においては、運転者が色盲の人である場合、点灯表示されたインジケータ意匠部の重要度を判別することが困難となることがある。
【0005】
また、運転者が色盲の人でなくても、白内障等に起因して色覚機能が変化している場合も、点灯表示されたインジケータ意匠部の重要度を判別することが困難となることがある。
【0006】
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたもので、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人がインジケータ意匠部の重要度を容易に判別することが可能な車両用インジケータ表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成する為、以下の技術的手段を採用する。
【0008】
本発明の請求項1に記載の車両用インジケータ表示装置は、透光性を有する材質からなる文字盤と、文字盤に形成されインジケータ図形を備えるインジケータ意匠部と、文字盤の裏面側にインジケータ意匠部に対応して配設されインジケータ意匠部を透過照明する光源とを備え、重要度の高いインジケータ意匠部においては光源により少なくともインジケータ図形の外側背景部が発光表示され、重要度の低いインジケータ意匠部においては前記光源によりインジケータ図形あるいはインジケータ図形の輪郭線が発光表示される構成としている。
【0009】
この場合、車両各部に異常が無い場合、インジケータ意匠部は文字盤と同色、たとえば黒色等で一体的に視認される。つまりインジケータ意匠部は無いかのように視認される。何らかの原因により車両各部に何か異常が発生し、それに対応したインジケータ意匠部が光源により発光表示されると、重要度の高いインジケータ意匠部においては、インジケータ図形の外側背景部が発光表示される。つまり、インジケータ意匠部が略正方形の場合、たとえば白色の略正方形の中にインジケータ図形が黒色で視認される。一方、重要度の低いインジケータ意匠部においては、インジケータ図形あるいはインジケータ図形の輪郭線がたとえば白色で発光表示される。
【0010】
この場合、発光表示されたインジケータ意匠部において、その形状は、白色部分と黒色部分とのコントラストにより認識される。言い換えると、インジケータ意匠部の重要度を、従来の車両用インジケータ表示装置のようにインジケータ意匠部の発光色を変えて識別させるのではなく、白色部分と黒色部分とのコントラスト、すなわち明度差を認識させ、それにより識別させる方式としている。色の識別が困難な人、たとえば、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人の場合、明度差は正確に認識できるため、発光表示されたインジケータ意匠部のインジケータ図形の形状は、正確に識別される。
【0011】
これにより、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人がインジケータ意匠部の重要度を容易に判別することが可能な車両用インジケータ表示装置を実現できる。
【0012】
本発明の請求項2に記載の車両用インジケータ表示装置は、透光性を有する材質からなる文字盤と、文字盤に形成されインジケータ図形を備えるインジケータ意匠部と、文字盤の裏面側に前記インジケータ意匠部に対応して配設されインジケータ意匠部を透過照明する光源とを備え、重要度の高いインジケータ意匠部同士は互いに近接し且つ第1インジケータ群を形成するように配置され、重要度の低いインジケータ意匠部同士は互いに近接し且つ第2インジケータ群を形成するように配置され、第1インジケータ群および第2インジケータ群は、それぞれ明瞭に区別して視認されるように配置される構成としている。
【0013】
一般に、車両用インジケータ表示装置においては、インジケータ意匠部は複数個設けられている。
【0014】
そこで、本発明の請求項2に記載の車両用インジケータ表示装置では、重要度が同レベルであるインジケータ意匠部を一箇所に近接して配置し一つのインジケータ群を形成させるとともに、重要度が異なるインジケータ群を明瞭に区別して視認されるように、言い換えると、あるインジケータ意匠部が発光表示された場合、それがどちらのインジケータ群に属するものか瞬時に且つ正確に理解できるように各インジケータ群を配置している。
【0015】
この場合、発光表示されたインジケータ意匠部は、そのインジケータ図形の形状により異常の内容が、また、発光表示された場所、つまり属するインジケータ群により異常の重要度が認識される。
【0016】
すなわち、インジケータ意匠部の重要度を、従来の車両用インジケータ表示装置のようにインジケータ意匠部の発光色を変えて識別させるのではなく、発光表示された場所、つまり属するインジケータ群により識別させる方式としている。
【0017】
これにより、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人がインジケータ意匠部の重要度を容易に判別することが可能な車両用インジケータ表示装置を実現できる。
【0018】
本発明の請求項3に記載の車両用インジケータ表示装置は、文字盤は複数の計器部を備え、第1インジケータ群は複数の計器部の一つの内側に配置され、第2インジケータ群は複数の計器部の他の一つの内側に配置される構成としている。
【0019】
この場合、第1インジケータ群と第2インジケータ群とを明瞭に区別して視認させることができる。
【0020】
したがって、インジケータ意匠部の重要度を、従来の車両用インジケータ表示装置のようにインジケータ意匠部の発光色を変えて識別させるのではなく、発光表示された場所、つまり属するインジケータ群により識別させることができるので、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人がインジケータ意匠部の重要度を容易に判別することが可能な車両用インジケータ表示装置を実現できる。
【0021】
本発明の請求項4に記載の車両用インジケータ表示装置は、文字盤は複数の計器部を備え、第1インジケータ群および第2インジケータ群は、複数の計器部の少なくとも一つを挟むように配置される構成としている。
【0022】
この場合、第1インジケータ群と第2インジケータ群とを明瞭に区別して視認させることができる。
【0023】
したがって、インジケータ意匠部の重要度を、従来の車両用インジケータ表示装置のようにインジケータ意匠部の発光色を変えて識別させるのではなく、発光表示された場所、つまり属するインジケータ群により識別させることができるので、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人がインジケータ意匠部の重要度を容易に判別することが可能な車両用インジケータ表示装置を実現できる。
【0024】
本発明の請求項5に記載の車両用インジケータ表示装置は、透光性を有する材質からなる文字盤と、文字盤に形成されインジケータ図形を備えるインジケータ意匠部と、文字盤の裏面側にインジケータ意匠部に対応して配設されインジケータ意匠部を透過照明する光源とを備え、インジケータ意匠部にはインジケータ図形に加えて前記インジケータ図形の重要度を表す重要度指示図形が設けられる構成としている。
【0025】
この場合、発光表示されたインジケータ意匠部は、そのインジケータ図形の形状により異常の内容が、また、その重要度指示図形により異常の重要度が表示される。
【0026】
すなわち、インジケータ意匠部の重要度を、従来の車両用インジケータ表示装置のようにインジケータ意匠部の発光色を変えて識別させるのではなく、発光表示される図形形状により識別させている。
【0027】
これにより、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人がインジケータ意匠部の重要度を容易に判別することが可能な車両用インジケータ表示装置を実現できる。
【0028】
本発明の請求項6に記載の車両用インジケータ表示装置は、透光性を有する材質からなる文字盤と、文字盤に形成されるインジケータ意匠部と、文字盤に形成されインジケータ意匠部の重要度情報を表示する重要度表示部と、文字盤の裏面側にインジケータ意匠部に対応して配設されインジケータ意匠部を透過照明する光源とを備え、インジケータ意匠部が発光表示されると、発光表示されたインジケータ意匠部の重要度に対応する重要度表示部が発光表示される構成としている。
【0029】
この場合、何らかの原因により車両各部に何か異常が発生すると、それに対応したインジケータ意匠部、たとえばインジケータ図形が光源により発光表示されるのと同時に、発光表示されたインジケータ意匠部の重要度に対応するインジケータ意匠部とは独立して配置された重要度表示部が、たとえば図形あるいは文字等により発光表示される。
【0030】
これにより、インジケータ意匠部の重要度を、従来の車両用インジケータ表示装置のようにインジケータ意匠部の発光色を変えて識別させるのではなく、発光表示されたインジケータ意匠部の重要度に対応する重要度表示部、たとえば図形あるいは文字等を発光表示させることにより認識させることができる。
【0031】
したがって、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人がインジケータ意匠部の重要度を容易に判別することが可能な車両用インジケータ表示装置を実現できる。
【0032】
本発明の請求項7に記載の車両用インジケータ表示装置は、重要度表示部は、図形および文字の少なくとも一方により表示される構成としている。
【0033】
これにより、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人がインジケータ意匠部の重要度を容易に正確に認識することを可能にできる。
【0034】
本発明の請求項8に記載の車両用インジケータ表示装置は、重要度表示部は、液晶パネル上に表示される構成としている。
【0035】
これにより、重要度表示部としての図形あるいは文字等のデザイン設定の自由度を高めつつ、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人がインジケータ意匠部の重要度を容易に正確に認識することを可能にできる。
【0036】
本発明の請求項9に記載の車両用インジケータ表示装置は、インジケータ意匠部および重要度指示部の少なくとも一つが点滅発光表示される構成としている。
【0037】
これにより、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人に対して、異常発生時において、異常内容およびその重要度を確実に知らせることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による車両用インジケータ表示装置を自動車用コンビネーションメータに適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
【0039】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による車両用インジケータ表示装置であるコンビネーションメータ1の部分正面図である。なお、図1は、各インジケータ21〜24の全てが発光表示された状態を示している。また、図1中においてハッチング部は均一に着色されていることを示す。
【0040】
図2は、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の断面図であり、図1中のII−II線断面図である。図2において左側が運転席側であり、コンビネーションメータ1は運転者により図2において左方から視認される。
【0041】
コンビネーションメータ1は、自動車の運転席前方の運転者から視認可能な位置に配設され、自動車に関する各種情報を表示するものである。コンビネーションメータ1は、各種情報を表示して運転者に視認させるための文字盤2を備えている。
【0042】
図3は、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する模式図である。
【0043】
文字盤2は、透光性材質、たとえば無色透明なポリカーボネート等の薄板から形成されている。文字盤2には、図1に示すように、透過照明されるインジケータ意匠部であるブレーキ液インジケータ21、エアバッグシステムインジケータ22、燃料インジケータ23、ABSシステムインジケータ24が形成されている。
【0044】
ブレーキ液インジケータ21は、ブレーキ液用リザーブタンク内の液面レベルが規定値以下になると発光表示され、エアバッグシステムインジケータ22は、エアバッグシステムに異常が発生すると発光表示され、燃料インジケータ23は、燃料タンク内の残存燃料量が規定量以下になると発光表示され、ABSシステムインジケータ24は、ABSシステムに異常が発生すると発光表示され、運転者に異常発生を知らせるものである。
【0045】
ここで、ブレーキ液インジケータ21およびエアバッグシステムインジケータ22は重要度が高いインジケータ、すなわち、運転者はできるだけ速やかに状況を確認し、必要な処置を講じる必要があるような異常が発生したことを運転者に知らしめるためのインジケータである。一方、燃料インジケータ23、ABSシステムインジケータ24は重要度が低いインジケータ、すなわち、運転者は直ちに状況を確認する必要はなく、停車時、あるいは帰宅時等に、確認し必要におうじて処置を講じればよい程度の異常が発生したことを運転者に知らしめるためのインジケータである。
【0046】
インジケータ意匠部である各インジケータ21、22、23、24は、図1に示すように、インジケータ図形21a、22a、23a、24aを備えるとともに、インジケータ図形21a、22a、23a、24aの外側に背景部21b、22b、23b、24bが形成されている。インジケータ図形21a、22a、23a、24aおよび背景部21b、22b、23b、24bは、文字盤2に印刷あるいはホットスタンプを施して形成されている。
【0047】
重要度が高いインジケータであるブレーキ液インジケータ21およびエアバッグシステムインジケータ22においては、インジケータ図形21aおよび22aは、遮光性の黒色あるいは濃青色で形成され、その周囲には、背景部21b、22bが略長方形に透明状態で形成されている。また、背景部21b、22bの外側は遮光性の黒色あるいは濃青色で着色されている。すなわち、重要度が高いインジケータ21、22を、インジケータ図形を暗く且つ周囲を明るい状態として、たとえば写真のポジフィルムのように表示している。
【0048】
一方、重要度が低いインジケータである燃料インジケータ23、ABSシステムインジケータ24においては、インジケータ図形23a、24aは、図形そのもの、または図形の輪郭線を透明状態とし、背景部23b、24bを遮光性の黒色あるいは濃青色で着色している。すなわち、重要度が低いインジケータ23、24を、インジケータ図形または図形の輪郭線を明るく且つ周囲を暗い状態として、たとえば写真のネガフィルムのように表示している。なお、文字盤2においては、各インジケータ21、22、23、24以外の部分も遮光性の黒色あるいは濃青色で着色されているため、背景部23b、24bとその外側との境界線は見えない。
【0049】
このように、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1では、重要度の高いインジケータ21、22をポジ状態で表示し、重要度が低いインジケータ23、24をネガ状態で表示することで、言い換えると、表示意匠の明暗状態を変えることで各インジケータ21、22、23、24の重要度を指示している。これにより、各インジケータ意匠部の発光色を変えて各インジケータの重要度を識別させている従来の車両用インジケータ表示装置で発生している色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人が重要度を判別し難いという不具合を解消して、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人が容易且つ正確に重要度を識別することのできるコンビネーションメータ1を実現できる。
【0050】
文字盤2の裏側(図1の右側)には、図1に示すように、各インジケータ21、22、23、24に対応して、各インジケータ21、22、23、24を発光表示させるための光源である発光ダイオード41、42、43、44が配置されている。各発光ダイオード41、42、43、44は、文字盤2の裏側に配置されるプリント基板5上に実装されている。本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1においては、各発光ダイオード41、42、43、44として、白色発光ダイオードを採用している。これにより、各インジケータ21、22、23、24の表示意匠の明暗状態を白と黒あるいは濃青色の組み合わせで構成して、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人が容易且つ正確に重要度を識別することのできるコンビネーションメータ1を実現できる。
【0051】
プリント基板5は、コンビネーションメータ1の電気回路を構成している。プリント基板5には、各発光ダイオード41、42、43、44のほかに、各発光ダイオード41、42、43、44の点灯・消灯を制御するコントローラ6が実装されている。さらに、コンビネーションメータ1の計器部(図示せず)を構成する回動内機(図示せず)、目盛・数字(図示せず)等照明用の発光ダイオード(図示せず)も実装されている。
【0052】
また、文字盤2と、各発光ダイオード41、42、43、44の間には、各発光ダイオード41、42、43、44が発する光を各インジケータ21、22、23、24に導いて発光表示させるための導光体31、32、33、34が配置されている。導光体31、32、33、34は透光性を有する材質、たとえば無色透明なポリカーボネート等により形成されている。導光体31、32の平面形状は、それぞれ背景部21b、22bを完全に包含する形状に、一方、導光体33、34の平面形状は、インジケータ図形23a、24aを完全に包含する形状に形成されている。また、各導光体31、32、33、34の各発光ダイオード41、42、43、44側端面は、発光ダイオード側に凸の球面状に形成され、これにより、導光体31、32、33、34に入射した光の進行方向を各インジケータ21、22、23、24に直接向かう方向に近づけて、各インジケータ21、22、23、24の発光輝度を高めることができる。また、各導光体31、32、33、34の文字盤2側端面にはシボ面が形成されている。このシボ面により各発光ダイオード41、42、43、44からの光を拡散反射させて、各インジケータ21、22、23、24の発光輝度を全域に亘って均一にできる。
【0053】
以上説明した、文字盤2およびプリント基板5は、図1に示すように、樹脂材料からなるケース7内に収容保持されている。
【0054】
次に、以上説明した、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成について説明する。
【0055】
図3の電気回路構成図に示すように、コントローラ6には、バッテリ8から電力が常時供給されるとともに、イグニッションスイッチ9が、その作動状態(ONまたはOFF)を検出可能に接続されている。また、コントローラ6にはブレーキ液面センサ10、燃料レベルセンサ11、エアバッグ制御装置12およびABS制御装置13が接続されている。また、コントローラ6には、発光ダイオード41、42、43、44が接続されている。
【0056】
このような電気回路構成により、コントローラ6は、ブレーキ液面センサ10および燃料レベルセンサ11からの検出信号、エアバッグ制御装置12およびABS制御装置13からの作動状態信号に基づいて発光ダイオード41、42、43、44の点灯・消灯を制御する。
【0057】
次に、以上説明したように構成された本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の作動について、特に文字盤2の各インジケータ21、22、23、24の視認状態について説明する。
【0058】
(1)当該自動車に異常が発生していない場合。
【0059】
この場合、各発光ダイオード41、42、43、44はいずれも消灯状態であり、各インジケータ21、22、23、24は発光表示されない。したがって、各インジケータ21、22、23、24において発光表示される部分、つまり、背景部21b、22b、インジケータ図形23a、24aは暗く視認され、文字盤2の遮光性の黒色あるいは濃青色で着色された部分との明度差は非常に小さくなっている。言い換えると、各インジケータ21、22、23、24が存在しないかのように視認される。
【0060】
(2)当該自動車に何らかの異常が発生した場合。
【0061】
コントローラ6は、ブレーキ液面センサ10および燃料レベルセンサ11からの検出信号、エアバッグ制御装置12およびABS制御装置13からの作動状態信号に基づき異常発生を検知して、異常発生部位に対応した各発光ダイオード41、42、43、44のいずれかを点灯駆動する。これにより、異常発生部位に対応した各インジケータ21、22、23、24が発光表示される。
【0062】
この場合、重要度が高いインジケータであるブレーキ液インジケータ21およびエアバッグシステムインジケータ22においては、背景部21b、22bが白色で明るく発光表示され、インジケータ図形21aおよび22aは、黒色あるいは濃青色で影絵状に視認される。これにより、運転者は、影絵状のインジケータ図形21aおよび22aから異常発生部位あるいは異常内容を識別するとともに、背景部21b、22bが明るいことから、発生した異常の重要度が高い、すなわち速やかな処置が必要であることを認知する。
【0063】
重要度が低いインジケータである燃料インジケータ23、ABSシステムインジケータ24においては、インジケータ図形23a、24aが白色で明るく発光表示され、背景部23b、24bは、黒色あるいは濃青色で視認される。これにより、運転者は、発光表示されるインジケータ図形23a、24aから異常発生部位あるいは異常内容を識別するとともに、背景部23b、24bが黒色あるいは濃青色であることから、発生した異常の重要度が低い、すなわち速やかな処置は必要でないが帰宅時等折を見て確認が必要であることを認知する。
【0064】
以上説明した、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1においては、透光性を有する材質からなる文字盤2上にインジケータ21、22、23、24が形成され、各インジケータ21、22、23、24は、インジケータ図形21a、22a、23a、24aを備えるとともに、インジケータ図形21a、22a、23a、24aの外側に背景部21b、22b、23b、24bが形成され、文字盤2の裏面側に各インジケータ21、22、23、24に対応して各インジケータ21、22、23、24を透過照明する発光ダイオード41、42、43、44が配置され、重要度の高いインジケータ21、22においては、発光ダイオード41、42により背景部21b、22bが発光表示され、重要度の低いインジケータ23、24においては、発光ダイオード43、44によりインジケータ図形23a、24aが発光表示される構成としている。
【0065】
すなわち、重要度の高いインジケータ21、22をポジ状態で表示し、重要度が低いインジケータ23、24をネガ状態で表示している。言い換えると、表示意匠の明暗状態を変えることで各インジケータ21、22、23、24の重要度を指示している。
【0066】
これにより、各インジケータ意匠部の発光色を変えて各インジケータの重要度を識別させている従来の車両用インジケータ表示装置で発生する色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人が各インジケータ意匠部の発光色を識別し難く、したがって重要度を判別し難いという不具合を解消して、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人が容易且つ正確に重要度を識別することのできるコンビネーションメータ1を実現できる。
【0067】
なお、以上説明した、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1においては、発光ダイオード41〜44として白色発光ダイオードを採用し、各インジケータ21〜24の発光表示色を白色としているが、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人による感度の高い波長域の色であれば白色以外の色であってもよい。たとえば、所定の波長域の青色発光ダイオードを採用してもよい。
【0068】
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態による車両用インジケータ表示装置であるコンビネーションメータ1の部分正面図である。なお、図4は、各インジケータ21〜24の全てが発光表示された状態を示している。また、図4中において、ハッチング部は均一に着色されていることを示す。
【0069】
本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1は、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1に対して、各インジケータ21〜24に各インジケータ21〜24の重要度を表す重要度指示図形である重要度マーク21c〜24cを追加したものである。それ以外の構成は、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1と同一である。
【0070】
本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1において、文字盤2上に形成されるインジケータの種類およびその重要度は、前述の第1実施形態の場合と同様である。すなわち、重要度が高いインジケータとしてブレーキ液インジケータ21およびエアバッグシステムインジケータ22が、重要度が低いインジケータとして燃料インジケータ23、ABSシステムインジケータ24が設けられている。
【0071】
本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1では、各インジケータ21〜24において、図4に示すように、インジケータ図形21a〜24aは遮光性の黒色あるいは濃青色で形成され、その周囲の背景部21b〜24bが略長方形に透明状態で形成されている。すなわち、この第2実施形態においては、各インジケータ21〜24の全てがポジ状態で形成されている。さらに、背景部21b〜24b内に、図4に示すように、各インジケータ21〜24の重要度を表す重要度指示図形である重要度マーク21c〜24cが遮光性の黒色あるいは濃青色で形成されている。
【0072】
すなわち、重要度が高いインジケータ21、22においては、重要度マーク21c、22cは×、つまりX字、重要度が低いインジケータ23、24においては、重要度マーク23c、24cは三角形となっている。
【0073】
本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1において、何らかの原因で自動車に異常が発生し、それにより各インジケータ21〜24のいずれかが発光表示された場合、明るい白色で発光する背景部21b〜24bの中に、インジケータ図形21a〜24aおよび重要度マーク21c〜24cが黒色あるいは濃青色で影絵状に視認される。すなわち、黒白のモノトーン情報として視認される。これにより、運転者は、影絵状のインジケータ図形21a〜24aから異常発生部位あるいは異常内容を識別するとともに、重要度マーク21c〜24cから、発生した異常の重要度を認知する。
【0074】
したがって、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の場合と同様に、各インジケータ意匠部の発光色を変えて各インジケータの重要度を識別させている従来の車両用インジケータ表示装置で発生する色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人が各インジケータ意匠部の発光色を識別し難く、したがって重要度を判別し難いという不具合を解消して、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人が容易且つ正確に重要度を識別することのできるコンビネーションメータ1を実現できる。
【0075】
図5には、本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1の変形例の部分正面図を示す。なお、図5は、各インジケータ21〜24の全てが発光表示された状態を示している。また、図5中において、ハッチング部は均一に着色されていることを示す。
【0076】
上述の、本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1においては、図4に示すように、各背景部21b〜24b内に重要度指示図形である重要度マーク21c〜24cを設けているが、この変形例においては、図5に示すように、重要度指示図形である重要度マーク14、15を、文字盤2上において各インジケータ21〜24の外部に独立して形成している。重要度マーク14は重要度が高いことを指示し、重要度マーク15は重要度が低いことを指示している。
【0077】
各重要度マーク14、15は、その形状を透明状態とし、その周囲を遮光性の黒色あるいは濃青色で着色して形成されている。また、文字盤2の裏側には、各インジケータ21〜24の場合と同様に、各重要度マーク14、15を発光表示させるための発光ダイオード(図示せず)および導光体(図示せず)が配置されている。
【0078】
何らかの原因で自動車に異常が発生し、それにより各インジケータ21〜24のいずれかが発光表示されると、同時に発光表示されたインジケータの重要度を指示する重要度マーク14、15のいずれかが、各インジケータ21〜24と同様に白色で発光表示される。たとえば、重要度の高いインジケータ21が発光表示されると、同時に重要度マーク14が発光表示される。
【0079】
これにより、運転者は、影絵状のインジケータ図形21a〜24aから異常発生部位あるいは異常内容を識別するとともに、重要度マーク14、15から、発生した異常の重要度を認知する。
【0080】
したがって、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の場合と同様に、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人が容易且つ正確に重要度を識別することのできるコンビネーションメータ1を実現できる。
【0081】
図6には、本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1における他の変形例の部分正面図を示す。なお、図6は、各インジケータ21〜24の全てが発光表示された状態を示している。
【0082】
本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1の他の変形例においては、重要度指示図形を背景部21b〜24bに兼用させる構成、つまり、背景部21b〜24bの輪郭形状を各インジケータ21〜24の重要度を表す重要度マーク21c〜24c形状としている。
【0083】
すなわち、重要度が高いインジケータ21、22においては、背景部21b、22bの輪郭形状は、図6に示すように、略長方形とし、一方、重要度が低いインジケータ23、24においては、背景部23b、24bの輪郭形状は略楕円形としている。
【0084】
この変形例においても、各インジケータ21〜24が発光表示されると、異常発生部位あるいは異常内容および重要度が黒白のモノトーン情報として視認される。
【0085】
したがって、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の場合と同様に、各インジケータ意匠部の発光色を変えて各インジケータの重要度を識別させている従来の車両用インジケータ表示装置で発生する色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人が各インジケータ意匠部の発光色を識別し難く、したがって重要度を判別し難いという不具合を解消して、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人が容易且つ正確に重要度を識別することのできるコンビネーションメータ1を実現できる。
【0086】
なお、以上説明した本発明の第2実施形態の他の変形例においては、各インジケータ21〜24の重要度を重要度指示図形である重要度マーク14、15により指示しているが、この重要度指示図形の替わりに重要度表示部(図示せず)を設け、それにより重要度を表示してもよい。
【0087】
すなわち、重要度の高いインジケータ21、22に対応する重要度表示部として「すみやかに停車してください」という言葉を文字盤2上に形成し、重要度の低いインジケータ23、24に対応する重要度表示部として「はやめに確認してください」という言葉を文字盤2上に形成し、異常発生時に発光表示するインジケータに対応して方の重要度表示部を発光表示してもよい。
【0088】
また、以上説明した本発明の第2実施形態の他の変形例における重要度指示図形である重要度マーク14、15、あるいは上述の重要度表示部をコンビネーションメータ1が備える液晶パネル上に表示してもよい。
【0089】
(第3実施形態)
図7は、本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ1の正面図である。なお、図7中において、ハッチング部は均一に着色されていることを示す。
【0090】
本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ1では、各インジケータ21〜24において、インジケータ図形21a〜24aは遮光性の黒色あるいは濃青色で形成され、その周囲の背景部21b〜24bが略長方形に透明状態で形成され、第2実施形態の場合と同様に、各インジケータ21〜24の全てがポジ状態で形成されている。
【0091】
本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ1は、文字盤2上における各インジケータ21〜24の配置方法に特徴がある。
【0092】
すなわち、本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ1では、重要度の高いインジケータ21、22を、図7に示すように、互いに近接して配置して第1インジケータ群Aを形成し、一方、重要度の低いインジケータ23、24を、図7に示すように、互いに近接して配置して第2インジケータ群Bを形成している。そして、第1インジケータ群Aを計器部である速度計Cの左側に、第2インジケータ群Bを速度計Cの右側に配置している。つまり、第1インジケータ群Aおよび第2インジケータ群Bは速度計Cを挟むように配置されている。
【0093】
これにより、第1インジケータ群Aおよび第2インジケータ群Bは、文字盤2上において、明瞭に区別して視認される。
【0094】
したがって、本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ1において、各インジケータ21〜24が発光表示されると、異常発生部位あるいは異常内容が黒白のモノトーン情報として表示され、且つ異常の重要度は、当該インジケータの属するインジケータ群により、言い換えると発光表示される位置(速度計Cの右側あるいは左側)により判別される。
【0095】
これにより、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人が容易且つ正確に重要度を識別することのできるコンビネーションメータ1を実現することができる。
【0096】
なお、以上説明した、本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ1においては、計器部を速度計C1個としているが、他の計器部、たとえばエンジン回転計、時計、水温計、燃料計等に置き換える、または追加する等してもよい。また計器部を複数個配置した場合、第1インジケータ群Aおよび第2インジケータ群Bを複数の計器部を挟むように配置してもよい。
【0097】
また、以上説明した、本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ1においては、第1インジケータ群Aを構成するインジケータ21、22の輪郭形状、つまり背景部21b、22bの輪郭形状、および第2インジケータ群Bを構成するインジケータ23、24の輪郭形状、つまり背景部23b、24bの輪郭形状、を同一形状としているが、第1インジケータ群Aを構成するインジケータ21、22の輪郭形状と第2インジケータ群Bを構成するインジケータ23、24の輪郭形状とを異なるものとしてもよい。この場合、各インジケータ群A、Bをより容易且つ正確に判別することが可能となる。
【0098】
なお、以上説明した、本発明の第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態によるコンビネーションメータ1においては、インジケータ意匠部の個数を4個としているが、4個に限る必要は無く、必要に応じて増減させてもよい。また、インジケータ意匠部の種類をブレーキ液インジケータ21、エアバッグシステムインジケータ22、燃料インジケータ23、ABSシステムインジケータ24としているが、これら4種類の少なくとも1つを他の種類のインジケータに置き換える、あるいは他の種類のインジケータを追加してもよい。
【0099】
また、以上説明した、本発明の第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態によるコンビネーションメータ1においては、各インジケータ21〜24を透過照明するための光源として、発光ダイオード41〜44を用いているが、これらのうちの少なくとも1つを他の光源、たとえば電球あるいは放電灯等に置き換えてもよい。
【0100】
また、以上説明した、本発明の第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態では、車両用インジケータ表示装置としてコンビネーションメータ1を例にとっているが、コンビネーションメータ1の替わりに、たとえばナビゲーションシステム用画面としてもよい。この場合も、各インジケータを、本発明の第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態に示すような構成とすることで、色盲あるいは白内障等に起因して色覚機能が変化している人に容易且つ正確に各インジケータの重要度を識別させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の部分正面図である。
【図2】本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の断面図であり、図1中のII−II線断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する模式図である。
【図4】本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1の部分正面図である。
【図5】本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1の変形例の部分正面図である。
【図6】本発明の第2実施形態によるコンビネーションメータ1における他の変形例の部分正面図である。
【図7】本発明の第3実施形態によるコンビネーションメータ1の正面図である。
【符号の説明】
1 コンビネーションメータ(車両用インジケータ表示装置)
2 文字盤
21 ブレーキ液インジケータ(インジケータ意匠部)
21a インジケータ図形
21b 背景部
21c 重要度マーク(重要度指示図形)
22 エアバッグシステムインジケータ(インジケータ意匠部)
22a インジケータ図形
22b 背景部
22c 重要度マーク(重要度指示図形)
23 燃料インジケータ(インジケータ意匠部)
23a インジケータ図形
23b 背景部
23c 重要度マーク(重要度指示図形)
24 ABSシステムインジケータ(インジケータ意匠部)
24a インジケータ図形
24b 背景部
24c 重要度マーク(重要度指示図形)
31、32、33、34 導光体
41、42、43、44 発光ダイオード(光源)
5 プリント基板
6 コントローラ
7 ケース
8 バッテリ8
9 イグニッションスイッチ
10 ブレーキ液面センサ
11 燃料レベルセンサ
12 エアバッグ制御装置
13 ABS制御装置
14 重要度マーク(重要度指示図形)
15 重要度マーク(重要度指示図形)
A 第1インジケータ群
B 第2インジケータ群
C 速度計(計器部)
Claims (9)
- 透光性を有する材質からなる文字盤と、
前記文字盤に形成されインジケータ図形を備えるインジケータ意匠部と、
前記文字盤の裏面側に前記インジケータ意匠部に対応して配設され前記インジケータ意匠部を透過照明する光源とを備え、
重要度の高い前記インジケータ意匠部においては前記光源により少なくとも前記インジケータ図形の外側背景部が発光表示され、
重要度の低い前記インジケータ意匠部においては前記光源により前記インジケータ図形あるいは前記インジケータ図形の輪郭線が発光表示されることを特徴とする車両用インジケータ表示装置。 - 透光性を有する材質からなる文字盤と、
前記文字盤に形成されインジケータ図形を備えるインジケータ意匠部と、
前記文字盤の裏面側に前記インジケータ意匠部に対応して配設され前記インジケータ意匠部を透過照明する光源とを備え、
重要度の高い前記インジケータ意匠部同士は互いに近接し且つ第1インジケータ群を形成するように配置され、
重要度の低い前記インジケータ意匠部同士は互いに近接し且つ第2インジケータ群を形成するように配置され、
前記第1インジケータ群および前記第2インジケータ群は、それぞれ明瞭に区別して視認されるように配置されることを特徴とする車両用インジケータ表示装置。 - 前記文字盤は複数の計器部を備え、
前記第1インジケータ群は前記複数の計器部の一つの内側に配置され、
前記第2インジケータ群は前記複数の計器部の他の一つの内側に配置されることを特徴とする請求項2に記載の車両用インジケータ表示装置。 - 前記文字盤は複数の計器部を備え、
前記第1インジケータ群および前記第2インジケータ群は、前記複数の計器部の少なくとも一つを挟むように配置されることを特徴とする請求項2に記載の車両用インジケータ表示装置。 - 透光性を有する材質からなる文字盤と、
前記文字盤に形成されインジケータ図形を備えるインジケータ意匠部と、
前記文字盤の裏面側に前記インジケータ意匠部に対応して配設され前記インジケータ意匠部を透過照明する光源とを備え、
前記インジケータ意匠部にはインジケータ図形に加えて前記インジケータ図形の重要度を表す重要度指示図形が設けられることを特徴とする車両用インジケータ表示装置。 - 透光性を有する材質からなる文字盤と、
前記文字盤に形成されるインジケータ意匠部と、
前記文字盤に形成され前記インジケータ意匠部の重要度情報を表示する重要度表示部と、
前記文字盤の裏面側に前記インジケータ意匠部に対応して配設され前記インジケータ意匠部を透過照明する光源とを備え、
前記インジケータ意匠部が発光表示されると、発光表示されたインジケータ意匠部の重要度に対応する前記重要度表示部が発光表示されることを特徴とする車両用インジケータ表示装置。 - 前記重要度表示部は、図形および文字の少なくとも一方により表示されることを特徴とする請求項6に記載の車両用インジケータ表示装置。
- 前記重要度表示部は、液晶パネル上に表示されることを特徴とする請求項6に記載の車両用インジケータ表示装置。
- 前記インジケータ意匠部および前記重要度指示部の少なくとも一つが点滅発光表示されることを特徴とする請求項6ないし請求項8のいずれかに記載の車両用インジケータ表示装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009107409A (ja) * | 2007-10-26 | 2009-05-21 | Denso Corp | 車両用表示装置 |
KR20160043704A (ko) * | 2014-10-14 | 2016-04-22 | 김도형 | 적록 색약자용 가전기기 또는 스마트폰 충전기 |
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-
2003
- 2003-04-23 JP JP2003118544A patent/JP2004325652A/ja active Pending
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