JP2004324551A - 組み込み用ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、小型化、低コスト化を実現する冷媒や燃料を循環させる電子機器などへの組み込み用ポンプを提供することを目的とする。
【解決手段】外周に多数の羽根5が形成され内周にマグネットローターが設けられた羽根車4と、羽根車4を支える軸7と、マグネットローターへ回転力を与えるモーターステーター9と、流体を吸い込む吸込口2と、流体を吐き出す吐出口3と、モーターステーター9に電気信号を供給する金属端子10が設けられたケーシング1を有する組み込み用ポンプであって、ケーシング1に設けられた金属端子10を電子基板に直接実装する構成とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品冷却用冷媒の循環や、燃料電池の燃料循環などに用いられる、電子機器に最適に組み込む組み込み用ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の電子機器における処理の高速化などはきわめて急速であり、CPUのクロック周波数などは以前に比較して、格段に大きなものになってきている。このため、内部で冷媒を循環させてLSIなどを冷却する方式が検討されてきている。また、近年開発が進んでいる燃料電池は、その小型化が年々進みノートブック型パソコンや情報携帯端末(以下「PDA」という)などに内蔵することが検討されている。
【0003】
このような冷却に用いられる冷媒や燃料電池の燃料などを循環させるには、小型の組み込み用ポンプが用いられることが多い。小型化されたポンプを電子機器内部に組み込むことで、電子機器内部での冷媒や燃料の循環が実現されていた(例えば特許文献1)。
【0004】
このとき、組み込み用ポンプの電子機器への実装においては、まず組み込み用ポンプ本体が筺体などに固定される。次いで、組み込み用ポンプに内蔵されるモーターステーターに電気信号を供給するためにフレキシブルテープやリード線が組込み用ポンプから引き出される。引き出されたフレキシブルテープやリード線がコネクタなどを介して電子基板上の処理回路と接続されて、その実装がなされていた。
【0005】
図12は従来の技術における組み込み用ポンプの実装図である。
【0006】
100は組み込み用ポンプ、101はフレキシブルテープ、102は処理回路、103は電子基板、104は筺体の一部、105はコネクタ、106は基板パターンである。
【0007】
組み込み用ポンプ100は筺体の一部104に固定される。固定においては、接着剤や溶接、ねじ止めなどの手法が用いられる。フレキシブルテープ101は組み込み用ポンプ100内部に内蔵されるモーターステーターに電気的接続され、モーターステーターに対して電源、制御信号などを供給し、モーターステーターからの状態信号を処理回路102に伝達させるために用いられる。フレキシブルテープ101の一方は電子基板103に実装されたコネクタ105に差し込まれる。コネクタ105の金属端子は半田付けされて電子基板103に実装されており、電子基板103にはコネクタ105の金属端子からの基板パターン106が形成されており、処理回路102の端子に接続されている。これにより組み込み用ポンプ100の電子機器内部への実装が実現され、組み込み用ポンプ100の電気動作が実現される。
【0008】
【特許文献1】
特開平7−142886号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年の電子機器では小型化と低コスト化の要求がますます高まっている。このため各種電子部品の小型化や高密度実装などがますます進展している。このような中で、冷媒などを循環させる組み込み用ポンプの実装効率に対する要求もますます高まっている。
【0010】
このような中、従来のようにリード線やフレキシブルテープをコネクタを介して実装する方式では余分な実装面積を必要とする問題があった。また、組み込み用ポンプを電子基板とリード線などを介して接続するために、これらの構成や部品が高密度実装を妨げて、小型化を目的とする電子機器にとってデメリットとなる問題なども多数生じていた。更にリード線やコネクタなどの余分な部品コストも発生する。
【0011】
また、組み込み用ポンプは処理回路などの他のLSIなどの部品に比較して、高い電圧を必要とする場合が多いため、リード線などを流れる信号が電子基板に対してノイズを発生させる原因となる問題も生じやすい。あるいはリード線やフレキシブルテープが電子機器内でたわみ、筺体表面に接するなどにより、筺体にノイズやリップルが発生してそのグランドレベルが変動し、各電子部品の動作不良や故障の原因となるなどの問題もあった。
【0012】
そこで、本発明は、電子機器の小型化、薄型化、低コスト化を維持しながら実装される組み込み用ポンプを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、外周に多数の羽根が形成され内周にマグネットローターが設けられた羽根車と、羽根車を支える軸と、マグネットローターの内周側に挿入されるモーターステーターと、吸込口と、吐出口と、ケーシングを有する組み込み用ポンプであって、組み込み用ポンプに設けられた金属端子を電子基板に直接実装する構成とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、流体を循環する循環手段と、流体を前記循環手段内部に吸い込む吸込口と、流体を前記循環手段外部に吐き出す吐出口と、ケーシングを有する組み込み用ポンプであって、組み込み用ポンプに設けられた金属端子を電子基板に直接実装することを特徴とする組み込み用ポンプであって、電子機器の小型化、低コスト化を維持しつつ、電子機器の性能に悪影響を与えずに組み込み用ポンプを組み込むことができる。
【0015】
本発明の請求項2に記載の発明は、外周に多数の羽根が形成され内周にマグネットローターが設けられた羽根車と、羽根車を支える軸と、マグネットローターへ回転力を与えるモーターステーターと、流体を吸い込む吸込口と、流体を吐き出す吐出口と、モーターステーターに電気信号を供給する金属端子が設けられたケーシングを有する組み込み用ポンプであって、ケーシングに設けられた金属端子を電子基板に直接実装することを特徴とする組み込み用ポンプであって、電子機器の小型化、低コスト化を維持しつつ、電子機器の性能に悪影響を与えずに組み込み用ポンプを組み込むことができる。
【0016】
本発明の請求項3に記載の発明は、外周に多数の羽根が形成され内周にマグネットローターが設けられた羽根車と、羽根車を支える軸と、マグネットローターへ回転力を与え、電気信号を供給する金属端子が設けられたモーターステーターと、羽根車と前記モーターステーターを気密に仕切る分離板と、流体を吸い込む吸込口と、流体を吐き出す吐出口と、ケーシングを有する組み込み用ポンプであって、モーターステーターに設けられた金属端子を電子基板に直接実装することを特徴とする組み込み用ポンプであって、モーターステーターに設けられた金属端子を電子基板に直接実装することを特徴とする組み込み用ポンプであって、電子機器の小型化、低コスト化を維持しつつ、電子機器の性能に悪影響を与えずに組み込み用ポンプを組み込むことができる。
【0017】
本発明の請求項4に記載の発明は、モーターステーターに設けられた金属端子を電子基板に直接実装した後に、該モーターステーター以外を実装することを特徴とする請求項3に記載の組み込み用ポンプであって、電子機器の小型化、低コスト化を維持しつつ、電子機器の性能に悪影響を与えずに組み込み用ポンプを組み込むことができる。
【0018】
本発明の請求項5に記載の発明は、金属端子が前記組み込み用ポンプ底面の外周端側に存在するように設けられ、該金属端子を電子基板に直接実装することを特徴とする請求項1〜4いずれか1記載の組み込み用ポンプであって、組み込み用ポンプが電子基板と接する底面の中央付近に空きスペースを設けることができ、組み込み用ポンプの発する振動を吸収する振動吸収板を設置する領域を確保することができる。
【0019】
本発明の請求項6に記載の発明は、組み込み用ポンプ底面の外周端側に存在するように設けられた金属端子の内側の空きスペースに振動吸収板を設置し、前記振動吸収板を介してケーシングが電子基板表面と接するように電子基板と直接実装することを特徴とする請求項5に記載の組み込み用ポンプであって、組み込み用ポンプの発する振動が電子基板上の他の部品への悪影響を及ぼすことを回避することができる。
【0020】
本発明の請求項7に記載の発明は、請求項1〜6いずれか1記載の組み込み用ポンプを格納する大きさと形状と厚みを有し、前記ケーシングもしくは前記モーターステーターのいずれかに設けられた金属端子と対応する端子受けを有するソケットが電子基板に直接実装され、前記ソケットに挿入することで電気的実装をすることを特徴とする組み込み用ポンプであって、電子機器の小型化、低コスト化を維持しつつ、電子機器の性能に悪影響を与えずに組み込み用ポンプを非常に容易に組み込むことができる。
【0021】
本発明の請求項8に記載の発明は、ソケットが振動吸収機能を有することを特徴とする請求項7に記載の組み込み用ポンプであって、組み込み用ポンプの発する振動が電子基板上の他の部品への悪影響を及ぼすことを回避することができる。
【0022】
本発明の請求項9に記載の発明は、金属端子がボールバンプ端子であって、電子基板表面に設けられた金属膜からなる端子ランドに半田付けされて直接実装されることを特徴とする請求項1〜8いずれか1記載の組み込み用ポンプであって、電子基板への直接実装を容易にすることができる。
【0023】
本発明の請求項10に記載の発明は、金属端子がピングリッド端子であって、該ピングリッド端子が電子基板に設けられたビアホールに挿入され半田付けされて直接実装されることを特徴とする請求項1〜8いずれか1記載の組み込み用ポンプであって、電子基板への直接実装を容易にすることができる。
【0024】
本発明の請求項11に記載の発明は、組み込み用ポンプの縦をL1、横をL2、厚みをL3としたときに、該組み込み用ポンプの大きさが、
5.0mm≦L1≦30.0mm
5.0mm≦L2≦30.0mm
5.0mm≦L3≦20.0mm
であることを特徴とする、請求項1〜10いずれか1記載の組み込み用ポンプであって、電子機器の小型化がさらに促進される作用を有する。
【0025】
本発明の請求項12に記載の発明は、吸込口と、吐出口に導管が接続されていることを特徴とする請求項1〜11いずれか1記載の組み込み用ポンプであって、実装後に循環路を構成する導管を接続する際の困難性を回避することができる。
【0026】
本発明の請求項13に記載の発明は、請求項1〜12いずれか1記載の電子基板に直接実装された組み込み用ポンプが樹脂モールドで封止されていることを特徴とする組み込み用ポンプであって、組み込み用ポンプからの液漏れを他の電子部品に及ぼすことを回避し、電子機器の耐久性を高めることができる。
【0027】
本発明の請求項14に記載の発明は、請求項1〜13いずれか1記載の組み込み用ポンプが電子基板に直接実装されていることを特徴とするポンプモジュールであって、電子機器への組み込み用ポンプの組み込みを容易にすることができる。
【0028】
本発明の請求項15に記載の発明は、請求項3乃至4に記載の金属端子が設けられたモーターステーターが電子基板に直接実装されていることを特徴とするポンプモジュールであって、電子機器への組み込み用ポンプの組み込みを容易にし、組み込みのフレキシビリティを高めることができる。
【0029】
本発明の請求項16に記載の発明は、金属端子が設けられた複数のモーターステーターが電子基板に直接実装されていることを特徴とする請求項15に記載のポンプモジュールであって、実装するユーザーの所望するサイズの組み込み用ポンプを後からフレキシブルに組み込むことができる。
【0030】
本発明の請求項17に記載の発明は、外周に多数の羽根が形成され内周にマグネットローターが設けられた羽根車と、羽根車を支える軸と、流体を吸い込む吸込口と、流体を吐き出す吐出口と、ケーシングを有し、請求項15乃至16に記載の電子基板に直接実装されたモーターステーターに組み合わされることで組み込み用ポンプを構成することを特徴とする機構モジュールであって、実装するユーザーの所望するサイズの組み込み用ポンプを後からフレキシブルに組み込むことができる。
【0031】
本発明の請求項18に記載の発明は、請求項14に記載のポンプモジュールと、処理装置と、マンマシンインターフェースと、これらを格納する筺体を有することを特徴とする電子機器であって、組み込み用ポンプが組み込まれる電子機器の小型化、低コスト化を実現することができる。
【0032】
本発明の請求項19に記載の発明は、電子機器がノートブック型パソコンであることを特徴とする請求項18に記載の電子機器であって、組み込み用ポンプが組み込まれるノートブック型パソコンの小型化、低コスト化を実現することができる。
【0033】
本発明の請求項20に記載の発明は、電子機器がPDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)であることを特徴とする請求項18に記載の電子機器であって、組み込み用ポンプが組み込まれるPDAの小型化、低コスト化を実現することができる。
【0034】
本発明の請求項21に記載の発明は、請求項14に記載のポンプモジュールと、電源端子と、燃料タンクと、これらを格納する筺体を有することを特徴とする燃料電池であって、組み込み用ポンプが組み込まれる燃料電池の小型化、低コスト化を実現することができる。
【0035】
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
【0036】
ここで、本明細書では流体循環手段として渦流ポンプ(ウエスコ型ポンプ、再生ポンプ、摩擦ポンプとも呼称される)を例として説明してあるが、遠心ポンプであっても同様である。あるいは圧縮ポンプなどの他のポンプであっても同様である。
【0037】
また、流体循環手段は羽根車、マグネットローター、モーターステーターなどから構成されることを例として説明してある。
【0038】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における組み込み用ポンプの分解図である。1はケーシング、2は吸込口、3は吐出口、4は羽根車、5は羽根であり羽根車4の外周に設けられている。6はポンプ室、7は軸、8は分離板、9はモーターステーター、10は金属端子である。
【0039】
ケーシング1の素材は、銅やアルミニウムなどの金属材料や、軽量化のための合成樹脂が選択されるのが適当である。吸込口2と吐出口3は個別に形成された後にケーシング1と接着や嵌合してもよく、ケーシング1と一体で形成されてもよい。またケーシング1と同じ素材で形成されてもよいし、あるいはコストや重量削減のために吸込口2と吐出口3のみを軽量プラスチックなどを用いることも好適である。更に、後で述べる電子基板に実装した後に長さの短い吸込口2と吐出口3に循環路を接続させることが困難な場合も考慮されるため、あらかじめ循環路としての導管を接続しておくことも好適である。この導管は吸込口2などと同様に樹脂素材や金属素材で形成されてもよく、あるいはゴムチューブなどで形成されても良い。
【0040】
羽根車4の外周には羽根5が多数形成されており、羽根車4の回転により羽根5の周囲に乱流が引き起こされる。このとき、羽根5の表面に撥水加工が施されることで、回転の初動をスムーズにすることができる。また、図1には示されていないが羽根車4の内側にはマグネットローターが取り付けられており、モーターステーター9が発生する磁界に反応してマグネットローターに回転力が生じ、羽根車4と共に回転することになる。
【0041】
ポンプ室6は吸込口2から流入した冷媒や燃料が取り込まれる領域であり、ポンプ室6内部で生じる乱流により冷媒や燃料の循環が発生する。
【0042】
軸7は羽根車4を支えるためにあり、羽根車4に発生する応力などとのバランスが取られた直径や強度を有している。分離板8は冷媒や燃料などの液体が循環するポンプ室6や羽根車4の存在する機構領域と、電気接続されたモーターステーター9とを気密して分離するためのものであり、冷媒などの液体が電気部材であるモーターステーター9に付着するのを防止するものである。これによりモーターステーター9の故障が防止される。なお、図1に示すように分離板8はケーシング1と別に形成されて後にねじ止めや接着、嵌合などで一体にされても良く、あらかじめケーシング1と一体で形成されてもよい。
【0043】
また分離板8の内側にはモーターステーター9が挿入されるスペースが形成されており、モーターステーター9が分離板8に組み込まれた後に、ケーシング1などと共に組み込み用ポンプが構成される。もちろん、モーターステーター9も含めてケーシング1に格納されてもよく、分離板の内側にあるスペースにモーターステーター9が格納された後にその底面にカバーが設けられても良い。この場合には強度や耐久性の向上などのメリットがある。更に分離板8がなく、マグネットローターの内側にモーターステーター9が挿入されても良い。
【0044】
金属端子10は図1ではモーターステーター9に接続されているが、モーターステーター9と内部接続された後に引き出されてケーシング1の底面に形成されても良い。あるいはケーシング1の側面にリード端子として金属端子10が形成されても良い。また、モーターステーター9の底面にカバーを設けた場合にはカバー底面に金属端子10が設けられて、電子基板への実装に用いられる。また、金属端子10はモーターステーター9に電気信号を与えるために設けられているもので、ピングリッド形状であれば電子基板に設けられたビアホールに挿入してから半田付けなどで実装される。あるいはボールバンプ形状であれば、電子基板表面に設けられた端子ランドに半田付けする面実装により基板実装される。あるいはリード端子であれば、電子基板に設けられた電極パッドに半田付けする面実装により基板実装される。
【0045】
次に、この組み込み用ポンプの動作を説明する。吸込口2から冷媒や燃料が吸い込まれてポンプ室6内部に流入する。モーターステーター9に電気信号が付与されることで、巻き線に電界と磁界が発生する。発生した磁界に反応して羽根車4内部に取り付けられたマグネットローターに反発力が発生し、この反発力が回転動作につながりマグネットローターが回転動作を始める。マグネットローターは羽根車4に固定されているので、結果として羽根車4も回転動作を始めることになる。このとき、与えられる電気信号の強弱やパルスパターンにより回転動作の速度や強度などを切り替えることも可能である。羽根車4はポンプ室6内部で回転するために乱流が引き起こされて冷媒や燃料がポンプ室6内部を循環する。ポンプ室6内部を循環した冷媒や燃料はやがて吐出口3から外部へ吐出される。吐出された冷媒や燃料は吸込口2と吐出口3を結ぶ循環路(図には示されていない)での循環がなされ、組み込み用ポンプによる冷媒や燃料の循環が実現される。
【0046】
なお、組み込み用ポンプを組み込む電子機器がノートブック型パソコンやPDAなどであり、その目的が発熱電子部品の冷却であれば冷媒の循環が目的であり、燃料電池バッテリーであれば燃料電池用の燃料の循環が目的となる。
【0047】
図2は本発明の実施の形態1における組み込み用ポンプの断面図である。11はマグネットローターであり、羽根車4の内側に取り付けられて固定されている。このマグネットローターにより羽根車4の回転動作が実現される。
【0048】
次に、組み込み用ポンプの電子基板への直接実装について説明する。
【0049】
図3は本発明の実施の形態1における組み込み用ポンプの実装図である。図1、2で説明された組み込み用ポンプを電子基板上に直接実装した場合が示されている。
【0050】
12は組み込み用ポンプであり、13は電子基板、14は半田ランド、15は固定ビス、16は処理回路である。組み込み用ポンプ12はまず固定ビス15によりポンプ本体が電子基板13に物理固定される。次いで、モーターステーター9もしくはケーシング1の底面に設けられた金属端子10は電子基板13に設けられたビアに挿入されて半田ランド14により固定され電気接続されて直接実装が実現される。金属端子10が接続されたビアには基板パターンが形成されて、基板パターンにより処理回路16の信号線との電気接続が実現される。もちろん、金属端子10の半田接続のみで十分な固定強度を得られる場合には、固定ビス15により組み込み用ポンプ12の固定は不要である。
【0051】
なお、金属端子10としてピングリッド型の端子を例に説明したが、ボールバンプ端子、リード端子などのタイプの端子であってもよい。ボールバンプ端子の場合には、電子基板13表面に設けられた半田ランド14と半田接続されることで、電子基板13への実装が実現される。リード端子の場合には、電子基板13の表面に設けられた電極パッドとの半田接続により、電子基板13への実装が実現される。
【0052】
また、組み込み用ポンプ12のサイズとして、その縦をL1、横をL2、厚さをL3としたときに、
5.0mm≦L1≦30.0mm
5.0mm≦L2≦30.0mm
5.0mm≦L3≦20.0mm
である組み込み用ポンプが用いられることが多く、いわゆる20mm角や10mm角、5mm角などの小型のポンプが用いられることが多い。電子機器の小型化が年々進むのに合せて組み込み用ポンプ12の小型化が年々進み、更なる小型化の実現のためには、これらの小型となっていく組み込み用ポンプ12が電子基板13に直接実装されることが重要となってくるためである。
【0053】
図4(a)、図4(b)は本発明の実施の形態1における組み込みポンプの実装図であり、図4(a)にはボールバンプ端子で実装された場合が示されており、図4(b)にはリード端子で実装された場合が示されている。17はボールバンプ端子であり、18は半田ランドであり、電子基板13の表面にボールバンプ端子17と同位置になるように設けられている。ボールバンプ端子17と半田ランド18にそれぞれ熱が加えられることで、それぞれが溶融して接続される。ボールバンプ端子17としては金や銀などが用いられる。あるいは周囲に非伝導性カバーが施され、半田ランド18との接触圧力により非伝導性カバーが破れて内部の導電性部分と半田ランド18とが電気接続される方式でも良い。
【0054】
19はリード端子であり、20は電極パッドである。リード端子19はQFPと呼ばれるLSIパッケージの端子と同様のものである。リード端子19の同位置になるように設けられた電極パッド20と半田接続されて実装が実現される。
【0055】
なお、金属端子10がピングリッド端子であっても、ボールバンプ端子であっても、リード端子であっても必要な信号の数だけの端子数であってもよく、実装時の固定強度を増加させるためにグランドや電源との接続端子を余分に設けて実装されても良い。
【0056】
図5は、本発明の実施の形態1における組み込み用ポンプの実装図であり、電子基板13を斜視方向から表した図である。21は基板パターンであり、組み込み用ポンプ12の金属端子と処理回路16の信号端子とを結び、電気的接続が実現されている。なお、組み込み用ポンプ12からの冷媒などの液体漏れが、電子基板13上の他の電子部品に悪影響を及ぼすことを防止するためにモールド樹脂で封止することも好適である。この場合には組み込み用ポンプ12の耐久性などの向上というメリットも生じる。
【0057】
図6は本発明の実施の形態1における組み込み用ポンプの実装図であり、まず金属端子10を備えるモーターステーター9が電子基板13に実装され、その後で羽根車4やケーシング1などの機構部品が実装される場合を示している。22は固定穴であり、組み込み用ポンプ12を物理固定するためのビスなどを固定する部分である。固定強度が十分である場合には不要である。
【0058】
モーターステーター9は巻き線が施され、電気信号が供給される電気部品であり、ケーシング1や羽根車4などは電気接続のない機構部品である。この電気部品であるモーターステーター9と機構部品である羽根車4などは分離板8で気密に仕切られているため、個別に形成することが容易である。このため、図6に示すように、まず電気部品であるモーターステーター9に設けられた金属端子10が電子基板13に半田などで実装され、それから残りの機構部品である分離板8などが順次嵌合されながら実装され、組み込み用ポンプ12が電子基板13に直接実装される。電子機器の実装手順や部品の流通の状況に合せて、このような実装がなされてもよいからである。もちろん、ケーシング1から分離板8までの機構部分をあらかじめ一つの機構モジュールとして構成しておき、電子基板13に実装されたモーターステーター9にこの機構モジュールを嵌合させて実装させてもよい。
【0059】
なお、電子基板13にモーターステーター9のみが実装されたポンプモジュールと、ケーシング1や羽根車4などの機構部品からなる機構モジュールとを個別に構成し、それぞれを別部品として提供してもよい。この場合には、電子機器内部の各種部品の実装のフレキシビリティがより高くなる利点がある。
【0060】
図7は本発明の実施の形態1におけるポンプモジュールの斜視図である。モーターステーター9のみが電子基板13に実装されたポンプモジュールであり、実装を行うユーザーが機構モジュールを後付することが可能となる。もちろん、組み込み用ポンプ12をあらかじめ直接実装したポンプモジュールであってもよく、これらの実装済みのポンプモジュールを提供することで、電子機器への組み込みが容易となる。
【0061】
図8は本発明の実施の形態1におけるポンプモジュールと機構モジュールの斜視図である。図8では、電子基盤13に異なる大きさのモーターステーターが複数実装されている、ポンプモジュールが表されている。
【0062】
9a、9b、9cはモーターステーターであり、それぞれ大きさが異なり、巻き線数などの条件も異なっている。このためモーターステーター9a、9b、9cが回転させることのできる羽根車の大きさを異ならせることが可能であり、回転能力を異ならせることも可能である。
【0063】
23a、23b、23cは羽根車4や分離板8などの機構部分からなる機構モジュールであり、それぞれ羽根車4の大きさや形状、羽根数などが異なっている。これら機構モジュール23a、23b、23cをモーターステーター9a、9b、9cに嵌合させて実装させることで、複数の組み込み用ポンプの実装が実現される。あるいは、異なる大きさの機構モジュールのうち、実装を行うユーザーの希望する大きさの機構モジュールのみを選択して実装することで、電子機器への組み込み用ポンプの組み込みのフレキシビリティを向上させることのできるメリットがある。例えば、あるユーザーはサイズの大きな組み込み用ポンプの組み込みを欲する場合には、実装されているモーターステーターの内最大の9cに合う機構モジュール23cを選択して実装すればよい。
【0064】
図9は本発明の実施の形態1における組み込み用ポンプの底面図である。組み込み用ポンプ12を電子基板13と実装する際に接する底面から見た図である。
【0065】
24は組み込み用ポンプ12の底面であり、25は振動吸収板である。金属端子10は底面24の外周端側に設けられている。金属端子10は図9には表れていない電子基板13に、金属端子10と同位置に設けられた端子ランドなどと半田付けなどにより電気接続されて実装される。
【0066】
組み込み用ポンプ12を電子基板13に直接実装した場合には、電子基板13の表面上に直接設置されるため、羽根車4などから発生する振動が電子基板13に伝導する可能性がある。このような振動が電子基板13に伝導されると、電子基板13に実装されている他の電子部品の性能を劣化させたり、あるいは半田接続部分に振動が溜まった結果、亀裂発生などの問題を生じさせたりする場合もある。このため、振動吸収板25を金属端子10の内側にあるスペースに設置して、電子基板13と組み込み用ポンプ12との間に挟んで実装することで、振動を電子基板13に伝達させないようにする。振動吸収板25はゴムシートなどの振動を吸収しやすい素材のものを用いることが好適であり、その厚みを金属端子の厚みとほぼ同じとすることで電子基板13と組み込み用ポンプ12との間に余分な隙間を生じさせず、更に実装の厚みが余分になることもない。このように、振動吸収板25を組み込み用ポンプ12と電子基板13の間に挟み込んで実装することで、他の電子部品の動作不良や実装劣化などの悪影響を回避できる。このために、金属端子10を底面24の外周端側に設置させて、振動吸収板25の設置スペースを確保することが重要である。
【0067】
なお、金属端子10を中央付近に設置して、中央付近以外の部分に振動吸収板25を設けて実装することでも同様の効果が得られる。このときには、金属端子10と接続される電子基板13の基盤パターンを電子基板の裏面や内層に形成するほうが、振動吸収板25が基板パターンと直接接することがなくなるため、好適である。
【0068】
また、金属端子10がモーターステーター9に設けられる場合には、モーターステーター9から金属端子10を外側に引き出して、組み込み用ポンプ12の底面の外周側に設置されるようにした上で、空きスペースに振動吸収板25を設けて、電子基板に実装することでも同様の効果が得られる。
【0069】
図10は、本発明の実施の形態1における組み込み用ポンプの実装図である。組み込み用ポンプ12を格納するのに合せた形状とサイズを有するソケットをあらかじめ電子基板13に実装しておいて、このソケットに組み込み用ポンプ12を嵌め込むことで、基板への直接実装を実現することが表されている。
【0070】
26はソケットであり、ソケット26内部には組み込み用ポンプ12の底面に設けられた金属端子10と同位置に端子ランドが設けられている。更に、ソケット26に組み込み用ポンプ12が固定されるように、固定用の爪などが設けられ、この爪などによる圧力によってソケット26内部に挿入された組み込み用ポンプ12が固定される。
【0071】
このようにソケット26をあらかじめ実装しておくことで、組み込み用ポンプ12を後から電子基板に実装することが可能となり、実装上のフレキシビリティが高まる。更に、組み込み用ポンプ12が故障した場合に、電子基板13を取り替えることなく交換が可能となるメリットもある。
【0072】
以上のように、電子基板13に組み込み用ポンプを様々な方式で直接実装することにより、従来必要となっていたリード線やフレキシブルテープなどの余分な部品コストが削減でき、実装面積が削減できる。更に、フレキシブルテープなどが原因となる動作不良やノイズなどの問題も解消される。
【0073】
また、組み込み用ポンプ12が実装されたポンプモジュールやモーターステーター9のみが実装されたポンプモジュールにより、電子機器への組み込みが容易となり、実装効率の向上などのメリットも生じる。
【0074】
(実施の形態2)
図11は本発明の実施の形態2における電子機器の構成図である。
【0075】
30は電子機器であり、電子機器の1例としてノートブック型パソコンが表されている。31は第一筺体であり、32は電子基板であり、33は組み込み用ポンプであり、34は第二筺体、35は表示面、36は循環路である。
【0076】
電子機器30では、例えば高速動作により発熱する発熱電子部品の冷却のために、組み込み用ポンプ33で冷媒を循環させる場合が示されている。組み込み用ポンプ33は実施の形態1で説明されたとおり、電子基板32に直接実装されている。電子基板32に直接実装された組み込み用ポンプ33が電子機器30に組み込まれることで、従来のリード線やフレキシブルテープなどの余分な部品が削減でき、コスト低下、電子機器の小型化が実現される。
【0077】
組み込み用ポンプ33は吸込口から冷媒を吸込み、内部の羽根車の回転により冷媒を循環させ吐出口から吐き出す。吐き出された冷媒は循環路36を循環して、再び吸込口に戻り、吸込口から組み込み用ポンプ33内部に再び流入して、冷媒が循環される。例えば組み込み用ポンプ33の底面に受熱面が形成されており、その受熱面に発熱電子部品が接している場合には、受熱面で発熱電子部品の発する熱が受熱され、温度上昇した冷媒が循環路36を循環する。循環路36には放熱部などが設けられることで、冷媒が受熱した熱が放散され、冷媒の温度が再び低下する。温度低下した冷媒が組み込み用ポンプ33に流入して発熱電子部品から再び熱を奪い、発熱電子部品の温度を一定以下に保つことができる。
【0078】
なお、図11ではノートブック型パソコンを電子機器の1例として説明したが、PDAなどの携帯端末などであってもよく、電子機器内部の発熱電子部品の冷却を実現する組み込み用ポンプ33の組み込みでの、実装面積削減やコスト削減が同様に実現される。
【0079】
更に、今後環境対策などで重要となってくる燃料電池を電子機器に組み込む場合には、燃料電池方式のバッテリーにも燃料循環のための組み込み用のポンプが必要となってくる。この燃料電池に用いる場合にも組み込み用ポンプを実施の形態1で説明したように基板への直接実装を行ったり、あらかじめ電子基板に実装されたポンプモジュールを提供したりすることで、小型化、低コストを維持したまま、組み込み用ポンプを組み込むことが可能となる。
【0080】
【発明の効果】
以上のように、本発明の組み込み用ポンプでは、電子基板に直接実装されることで、従来必要としていたリード線やフレキシブルテープなどの余分な部品が不要となり、コスト低減の効果がある。
【0081】
また、余分な部品が削減できることで実装面積が低減でき、電子機器の小型化を進めることができる効果がある。
【0082】
また、従来のリード線やフレキシブルテープなどが発するノイズにより、他の電子部品の誤動作や性能劣化などの問題も解消することができ、小型化を実現しつつ、更に電子機器の性能向上が図られるという効果がある。
【0083】
更に、組み込み用ポンプの金属端子配置を外周端側などの一定部分に集中させ、それ以外の部分に空きスペースを設けて、空きスペースに振動吸収板を設置して実装することで、小型化などを維持したまま組み込み用ポンプの電子基板への直接実装を可能にし、更に組み込み用ポンプの発する振動による性能劣化や実装破壊などを生じさせない効果がある。
【0084】
更に、組み込み用ポンプをあらかじめ電子基板に直接実装したポンプモジュールを提供することで、電子機器への組み込みを容易にすることができる。更に、モーターステーターのみを電子基板に直接実装したポンプモジュールを提供することで、機構部分のみを後から実装することができ、実装上のフレキシビリティが高まる効果がある。
【0085】
また、これらの電子基板に直接実装された組み込み用ポンプが組み込まれることにより、電子機器や燃料電池での効果的な冷媒や燃料の循環が実現され、電子機器の小型化を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における組み込み用ポンプの分解図
【図2】本発明の実施の形態1における組み込み用ポンプの断面図
【図3】本発明の実施の形態1における組み込み用ポンプの実装図
【図4】(a)本発明の実施の形態1における組み込み用ポンプの実装図(b)本発明の実施の形態1における組み込み用ポンプの実装図
【図5】本発明の実施の形態1における組み込み用ポンプの実装図
【図6】本発明の実施の形態1における組み込み用ポンプの実装図
【図7】本発明の実施の形態1におけるポンプモジュールの斜視図
【図8】本発明の実施の形態1におけるポンプモジュールと機構モジュールの斜視図
【図9】本発明の実施の形態1における組み込み用ポンプの底面図
【図10】本発明の実施の形態1における組み込み用ポンプの実装図
【図11】本発明の実施の形態2における電子機器の構成図
【図12】従来の技術における組み込み用ポンプの実装図
【符号の説明】
1 ケーシング
2 吸込口
3 吐出口
4 羽根車
5 羽根
6 ポンプ室
7 軸
8 分離板
9 モーターステーター
10 金属端子
11 マグネットローター
12 組み込み用ポンプ
13 電子基板
14、18 半田ランド
15 固定ビス
16 処理回路
17 ボールバンプ端子
19 リード端子
20 電極パッド
21 基板パターン
22 固定穴
23a、23b、23c 機構モジュール
24 底面
25 振動吸収板
26 ソケット
30 電子機器
31 第一筺体
32 電子基板
33 組み込み用ポンプ
34 第二筺体
35 表示面
36 循環路
100 組み込み用ポンプ
101 フレキシブルテープ
102 処理回路
103 電子基板
104 筺体の一部
105 コネクタ
106 基板パターン

Claims (21)

  1. 流体を循環する循環手段と、
    流体を前記循環手段内部に吸い込む吸込口と、
    流体を前記循環手段外部に吐き出す吐出口と、
    ケーシングを有する組み込み用ポンプであって、
    前記組み込み用ポンプに設けられた金属端子を電子基板に直接実装することを特徴とする組み込み用ポンプ。
  2. 外周に多数の羽根が形成され内周にマグネットローターが設けられた羽根車と、
    前記羽根車を支える軸と、
    前記マグネットローターへ回転力を与えるモーターステーターと、
    流体を吸い込む吸込口と、
    流体を吐き出す吐出口と、
    前記モーターステーターに電気信号を供給する金属端子が設けられたケーシングを有する組み込み用ポンプであって、
    前記ケーシングに設けられた金属端子を電子基板に直接実装することを特徴とする組み込み用ポンプ。
  3. 外周に多数の羽根が形成され内周にマグネットローターが設けられた羽根車と、
    前記羽根車を支える軸と、
    前記マグネットローターへ回転力を与え、電気信号を供給する金属端子が設けられたモーターステーターと、
    前記羽根車と前記モーターステーターを気密に仕切る分離板と、
    流体を吸い込む吸込口と、
    流体を吐き出す吐出口と、
    ケーシングを有する組み込み用ポンプであって、
    前記モーターステーターに設けられた金属端子を電子基板に直接実装することを特徴とする組み込み用ポンプ。
  4. 前記モーターステーターに設けられた金属端子を電子基板に直接実装した後に、該モーターステーター以外を実装することを特徴とする請求項3に記載の組み込み用ポンプ。
  5. 前記金属端子が前記組み込み用ポンプ底面の外周端側に存在するように設けられ、該金属端子を電子基板に直接実装することを特徴とする請求項1〜4いずれか1記載の組み込み用ポンプ。
  6. 前記組み込み用ポンプ底面の外周端側に存在するように設けられた金属端子の内側の空きスペースに振動吸収板を設置し、前記振動吸収板を介してケーシングが電子基板表面と接するように電子基板と直接実装することを特徴とする請求項5に記載の組み込み用ポンプ。
  7. 請求項1〜6いずれか1記載の組み込み用ポンプを格納する大きさと形状と厚みを有し、前記ケーシングもしくは前記モーターステーターのいずれかに設けられた金属端子と対応する端子受けを有するソケットが電子基板に直接実装され、前記ソケットに挿入することで電気的実装をすることを特徴とする組み込み用ポンプ。
  8. 前記ソケットが振動吸収機能を有することを特徴とする請求項7に記載の組み込み用ポンプ。
  9. 前記金属端子がボールバンプ端子であって、電子基板表面に設けられた金属膜からなる端子ランドに半田付けされて直接実装されることを特徴とする請求項1〜8いずれか1記載の組み込み用ポンプ。
  10. 前記金属端子がピングリッド端子であって、該ピングリッド端子が電子基板に設けられたビアホールに挿入され半田付けされて直接実装されることを特徴とする請求項1〜8いずれか1記載の組み込み用ポンプ。
  11. 前記組み込み用ポンプの縦をL1、横をL2、厚みをL3としたときに、該組み込み用ポンプの大きさが、
    5.0mm≦L1≦30.0mm
    5.0mm≦L2≦30.0mm
    5.0mm≦L3≦20.0mm
    であることを特徴とする、請求項1〜10いずれか1記載の組み込み用ポンプ。
  12. 前記吸込口と、前記吐出口に導管が接続されていることを特徴とする請求項1〜11いずれか1記載の組み込み用ポンプ。
  13. 請求項1〜12いずれか1記載の電子基板に直接実装された組み込み用ポンプが樹脂モールドで封止されていることを特徴とする組み込み用ポンプ。
  14. 請求項1〜13いずれか1記載の組み込み用ポンプが電子基板に直接実装されていることを特徴とするポンプモジュール。
  15. 請求項3乃至4に記載の金属端子が設けられたモーターステーターが電子基板に直接実装されていることを特徴とするポンプモジュール。
  16. 前記金属端子が設けられた複数のモーターステーターが電子基板に直接実装されていることを特徴とする請求項15に記載のポンプモジュール。
  17. 外周に多数の羽根が形成され内周にマグネットローターが設けられた羽根車と、
    前記羽根車を支える軸と、
    流体を吸い込む吸込口と、
    流体を吐き出す吐出口と、
    ケーシングを有し、請求項16乃至17に記載の電子基板に直接実装されたモーターステーターに組み合わされることで組み込み用ポンプを構成することを特徴とする機構モジュール。
  18. 請求項14に記載のポンプモジュールと、
    処理装置と、
    マンマシンインターフェースと、
    これらを格納する筺体を有することを特徴とする電子機器。
  19. 前記電子機器がノートブック型パソコンであることを特徴とする請求項18に記載の電子機器。
  20. 前記電子機器がPDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)であることを特徴とする請求項17に記載の電子機器。
  21. 請求項14に記載のポンプモジュールと、
    電源端子と、
    燃料タンクと、
    これらを格納する筺体を有することを特徴とする燃料電池。
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