JP2007218163A - ポンプ及びポンプシステム - Google Patents

ポンプ及びポンプシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2007218163A
JP2007218163A JP2006039252A JP2006039252A JP2007218163A JP 2007218163 A JP2007218163 A JP 2007218163A JP 2006039252 A JP2006039252 A JP 2006039252A JP 2006039252 A JP2006039252 A JP 2006039252A JP 2007218163 A JP2007218163 A JP 2007218163A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
rotor magnet
impeller
salient pole
driving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006039252A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukinobu Kurita
幸信 栗田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP2006039252A priority Critical patent/JP2007218163A/ja
Priority to TW096104387A priority patent/TWI406481B/zh
Priority to CN2007100840841A priority patent/CN101025160B/zh
Priority to US11/675,745 priority patent/US20070188029A1/en
Publication of JP2007218163A publication Critical patent/JP2007218163A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/14Structural association with mechanical loads, e.g. with hand-held machine tools or fans
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D13/00Pumping installations or systems
    • F04D13/02Units comprising pumps and their driving means
    • F04D13/06Units comprising pumps and their driving means the pump being electrically driven
    • F04D13/0673Units comprising pumps and their driving means the pump being electrically driven the motor being of the inside-out type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D13/00Pumping installations or systems
    • F04D13/02Units comprising pumps and their driving means
    • F04D13/06Units comprising pumps and their driving means the pump being electrically driven
    • F04D13/0686Mechanical details of the pump control unit
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/58Cooling; Heating; Diminishing heat transfer
    • F04D29/586Cooling; Heating; Diminishing heat transfer specially adapted for liquid pumps
    • F04D29/588Cooling; Heating; Diminishing heat transfer specially adapted for liquid pumps cooling or heating the machine
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D5/00Pumps with circumferential or transverse flow
    • F04D5/002Regenerative pumps
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K11/00Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection
    • H02K11/30Structural association with control circuits or drive circuits
    • H02K11/33Drive circuits, e.g. power electronics

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

【課題】情報機器の小型化要求や各種電子部品の高密度実装要求を満たすように、実装効率を向上させるとともに、ポンプからフレキシブルテープ等を引き出さなくても制御可能なポンプ及びポンプシステムを提供する。
【解決手段】外周に複数の羽根111が形成され、内周にロータマグネット112が設けられた羽根車11と、ロータマグネット112と対向して配置され、羽根車11の径方向外側に向かって放射状に延出する複数の突極部121と、ロータマグネット112と複数の突極部121との間に介在するポンプケーシング13と、複数の突極部121に巻回されたコイル122に電流を供給する駆動IC16と、駆動IC16が実装された電子基板15と、を有するポンプ1であって、電子基板15は、駆動IC16が複数の突極部121の間に介在する状態で、ポンプケーシング13に固着されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子部品を冷却する冷媒の循環や燃料電池の燃料循環などに用いられるポンプ及びポンプシステムに関し、特に、その実装効率を向上させたポンプ及びポンプシステムに関する。
近年、情報機器の高性能化,高機能化に伴い、その情報機器の内部にある電子部品の発熱が増加してきており、冷却装置の重要度が増してきている。例えば、CPUのクロック周波数などは以前と比べて格段に大きなものとなっており、このため内部で冷媒を循環させてLSIなどを冷却する方式が実用化されている。一方で、近年になって、燃料電池の開発が急速に進んできている。この燃料電池は、燃料を循環させて電気を取り出す電池であるが、益々小型化する傾向にあり、ノートパソコンやPDAなどの情報処理端末に内蔵されるケースが増えてきている。
ところで、このような冷媒や燃料の循環には、小型化されたポンプが用いられることが多い。小型化されたポンプを情報機器に組み込むことによって、情報機器内部での冷媒や燃料の循環が実現していた(例えば特許文献1参照)。
特許文献1記載に開示された薄型過流ポンプは、ポンプケーシングとカバーとで形成された空間内に、マグネットとロータを内蔵させている。また、ポンプケーシングとカバーとで形成された空間外に、そのマグネットと対向するようにステータが配置されている。このような構成においてステータに電流を流すと、ステータとマグネットとの電磁的相互作用によって、ロータが回転し、冷媒や燃料を循環させることができる。
ここで、特許文献1では開示されていないが、一般に、上述したステータに電流を供給するために、フレキシブルテープやリード線がポンプから引き出される。そして、引出されたフレキシブルテープやリード線は、コネクタを介して、電子基板上でポンプから離れた位置に存在する処理回路(駆動ICなど)と接続される。
特開2003−161284号公報(図1)
しかしながら、ポンプと、駆動ICを含む処理回路とが離れた位置に存在するとなると、その分だけ電子基板の面積が大きくなってしまい、情報機器の小型化要求や各種電子部品の高密度実装要求を満たすことができない。
また、従来のように、フレキシブルテープやリード線をポンプから引き出すような方式では、これらを流れる電気信号が電子基板に対してノイズを発生させてしまう場合がある。この場合、各種電子部品の動作不良や故障に繋がるおそれがある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、情報機器の小型化要求や各種電子部品の高密度実装要求を満たすように、実装効率を向上させるとともに、ポンプからフレキシブルテープ等を引き出さなくても制御可能なポンプ及びポンプシステムを提供することにある。
以上のような課題を解決するために、本発明は、以下のものを提供する。
(1) 外周に複数の羽根が形成され、内周にロータマグネットが設けられた羽根車と、前記ロータマグネットと対向して配置され、前記羽根車の径方向外側に向かって放射状に延出する複数の突極部と、前記ロータマグネットと前記複数の突極部との間に介在するポンプケーシングと、前記複数の突極部に巻回されたコイルに電流を供給する駆動ICと、前記駆動ICが実装された電子基板と、を有するポンプであって、前記電子基板は、前記駆動ICが前記複数の突極部の間に介在する状態で、前記ポンプケーシングに固着されていることを特徴とするポンプ。
本発明によれば、内周にロータマグネットが設けられた羽根車と、このロータマグネットと対向して配置された複数の突極部(ステータの一部となる)と、ロータマグネットと複数の突極部との間に介在するポンプケーシングと、電子基板に実装され、複数の突極部に巻回されたコイルに電流を供給する駆動ICと、を有するポンプで、電子基板を、駆動ICが複数の突極部の間に介在する状態でポンプケーシングに固着することとしたので、実装効率を向上させ、情報機器の小型化や各種電子部品の高密度実装を実現することができる。
すなわち、駆動ICが実装された電子基板をポンプの一構成要素であるポンプケーシングに固着させることとしたので、結果的に、駆動ICを含む処理回路とポンプとが一体化することになり、従来のようにフレキシルテープやリード線をポンプから引き出さなくても、複数の突極部に巻回されたコイルに電流を供給することができる。従って、実装効率が向上し、情報機器の小型化や各種電子部品の高密度実装(又は最適配置)を実現することができる。
特に、本発明は、駆動ICが複数の突極部の間に介在する状態となっていることから、単に、ポンプケーシングの上面或いは下面に電子基板を固着し、駆動ICを含む処理回路とポンプとが一体化したものとは異なり、ポンプケーシングの(羽根車の軸方向の)厚さを薄くし、ポンプ全体として薄型化に寄与することができる。この点、実装効率の更なる向上や、情報機器の薄型化に資することができる。
また、本発明は、フレキシルテープやリード線をポンプから引き出す必要がないので、電子基板に対してノイズを発生させることもなく、電子部品の動作不良や故障を防ぐこともできる。
(2) 外周に複数の羽根が形成され、内周にロータマグネットが設けられた羽根車と、前記ロータマグネットと対向して配置され、前記羽根車の径方向外側に向かって放射状に延出する複数の突極部と、前記ロータマグネットと前記複数の突極部との間に介在するポンプケーシングと、前記複数の突極部に巻回されたコイルに電流を供給する駆動ICと、前記駆動ICが実装された電子基板と、前記ロータマグネットの位置検出を行うホール素子と、を有するポンプであって、前記ホール素子は、前記電子基板の外周の一部と対向して配置され、かつ、前記ポンプケーシングを介して前記ロータマグネットと対向して配置されていることを特徴とするポンプ。
本発明によれば、ポンプに設けられたホール素子が、上述した電子基板の外周の一部と対向して配置され、かつ、ポンプケーシングを介してロータマグネットと対向して配置されていることとしたので、ポンプ全体の薄型化を更に進めることができ、ひいては実装効率を更に向上させることができる。
すなわち、従来は、ロータマグネットの位置検出を行うホール素子は、電子基板上においてポンプとは別の位置に配置されていたが、本発明では、電子基板上ではなく電子基板の側壁面近傍に配置されている。従って、ホール素子の存在によって、電子基板が膨らみ、結果的にポンプケーシングの(羽根車の軸方向の)厚さが厚くなってしまうのを防ぐことができ、ひいては実装効率を更に向上させることができる。
(3) 前記電子基板の中央には、前記ポンプケーシングの凸部を嵌入する第1嵌入穴が形成されており、前記電子基板が前記ポンプケーシングに固着されたとき、前記凸部は、前記第1嵌入穴から所定高さ突出することを特徴とする(1)又は(2)記載のポンプ。
本発明によれば、電子基板の中央には、ポンプケーシングの凸部を嵌入する第1嵌入穴が形成されており、電子基板がポンプケーシングに固着されたとき、凸部が第1嵌入穴から所定高さ突出することとしたので、例えばポンプを情報機器に組み込んだとき、その凸部が支えとなって、直接電子基板に圧力が加わるのを防ぐことができる。従って、ポンプ全体として耐久性を向上させることができる。
(4) 前記電子基板には、前記駆動ICを嵌入する第2嵌入穴が形成されており、前記駆動ICは、前記第2嵌入穴に埋設されていることを特徴とする(1)から(3)のいずれか記載のポンプ。
本発明によれば、上述した電子基板に、駆動ICを嵌入する第2嵌入穴が形成されており、その第2嵌入穴に駆動ICが埋設されていることとしたので、駆動ICが多少大きくても、ポンプの薄型化を図ることができる。
(5) (1)から(4)のいずれか記載のポンプと、前記ポンプに対し、前記羽根車の回転数を変化させる制御信号を送信する制御回路と、を有するポンプシステムであって、前記ポンプは、前記羽根車の回転数に応じて周期的に変化するFG信号を出力するFG端子を備え、前記制御回路は、前記FG端子から受信するFG信号に基づき、前記制御信号を送信することを特徴とするポンプシステム。
本発明によれば、上述したポンプと、羽根車の回転数を変化させる制御信号をポンプに送信する制御回路と、を有するポンプシステムであって、ポンプに、羽根車の回転数に応じて周期的に変化するFG信号を出力するFG端子を設け、このFG端子から受信するFG信号に基づき、制御回路によって制御信号が送信されることとしたので、ポンプの回転数を制御回路側で適切に把握すると同時に、ポンプ性能(吐出量)を適切にコントロールすることができる。
本発明に係るポンプは、以上説明したように、電子基板に実装された駆動ICが複数の突極部の間に介在する状態で、電子基板をポンプケーシングに固着することとしたので、実装効率を向上させることができ、ひいては情報機器の小型化・薄型化や各種電子部品の高密度実装・最適配置を実現することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
[機械構造]
図1は、本発明の実施の形態に係るポンプ1の機械構造を示す図である。特に、図1(a)は、ポンプ1の側面断面図を示しており、図1(b)は、ステータ12と駆動IC16との位置関係を表す概略平面図を示している。なお、図1(a)は、説明の便宜上、上下逆となっている。
図1(a)において、本実施形態に係るポンプ1は、主に、羽根車11と、ステータ12と、ポンプケーシング13と、底板14と、から構成されている。
羽根車11は、その外周に複数の羽根111が形成されており、羽根車11の回転によって、羽根111の周囲に乱流が引き起こされるようになっている。なお、この羽根111の表面に撥水加工を施すことによって、回転の初動をスムーズにすることができる。
一方、羽根車11の内周には、ロータマグネット112が取り付けられている。ロータマグネット112には、ステータ12が発生する磁界に応じて回転力が生じ、ロータマグネット112と羽根車11とが一体になって回転するようになっている。
また、羽根車11は、軸113に固着されており、その軸113は、ラジアル軸受114によって支承されている。なお、ラジアル軸受114は、例えばボールベアリングによって構成してもよい。これにより、羽根車11が上下に揺動しながら回転するのを防ぐことができ、ひいては衝突による異音の発生や回転効率の低下を防ぐことができる。
ステータ12は、ロータマグネット112と対向して配置され、羽根車11の径方向外側に向かって放射状に延出する6個の突極部121を有している。外観構成は、図1(b)に示すとおりである。また、6個の突極部には、それぞれコイル122が巻回されており、コイル122に電流を流すことによって、ステータ12の近傍に磁界を発生させることができる。
ポンプケーシング13は、羽根車11が存在するロータ領域21や冷媒又は燃料などの液体が循環するポンプ室22と、電流が供給されるステータ12とを気密して分離するためのものであって、冷媒又は燃料などの液体がステータ12に付着し、ステータ12が故障するのを防いでいる。すなわち、ロータマグネット112と複数の突極部121との間にポンプケーシング13が介在している。
なお、ポンプ室22は、図示しない吸込口から流入し、図示しない吐出口から流出する冷媒や燃料などの液体が、乱流により循環する領域である。このポンプ室22は、ポンプケーシング13と底板14とが固着することによって形成されている。ポンプケーシング13は、軽量化の観点から合成樹脂であることが好ましいが、その他、銅やアルミニウムなどの金属材料を用いても構わない。
ポンプケーシング13の外側(図1(a)でいえば上側)には、ステータ12が挿入されるスペース(凹部)が形成されており、ステータ12はそのスペースに組み込まれるようになっている。その結果、図1(b)に示すように円環状に形成されたステータ12の中央付近には、ポンプケーシング13の中央に形成された凸部131が位置することになる。
また、この凸部131と隣接する段部132には、駆動IC16が実装された電子基板15が固着されている。より具体的に説明すると、電子基板15の中央には、ポンプケーシング13の凸部131を嵌入する第1嵌入穴15aが形成されており、ポンプケーシング13が段部132に固着されたとき、凸部131は、この第1嵌入穴15aから所定高さだけ突出するようになっている。これにより、ポンプ1を情報機器に組み込んだとき、この凸部131が支えとなって、直接電子基板15に圧力が加わるのを防ぐことができ、ひいてはポンプ1全体として耐久性を向上させることができる。
ここで、本実施形態に係るポンプ1では、駆動IC16が複数の突極部121の間に介在する状態で(図1(b)参照)、電子基板15がポンプケーシング13に固着されている。
すなわち、図1(a)に示すように、側面断面図で見ると、駆動IC16がステータ12の一部であるコイル122(又は、コイル122及び突極部121)に埋め込まれているようにみえる。これにより、ポンプケーシング13の(軸113の軸方向の)厚さを薄くし、ポンプ1全体として薄型化に寄与することができ、ひいては実装効率の向上や情報機器の薄型化に寄与することができる。また、ポンプケーシング13と電子基板15とを一体化させることで、従来のようにフレキシブルテープやリード線をポンプ1から引き出す必要がなくなり、電子基板15に対してノイズが発生するのを防ぎ、ひいては電子部品の動作不良や故障を防ぐことができる。
また、本実施形態に係るポンプ1は、ロータマグネット112の位置検出を行うホール素子17を備えており、このホール素子17は、電子基板15の外周の一部と対向して配置され、かつ、ポンプケーシング13を介してロータマグネット112と対向して配置されている(図1(a)参照)。これにより、ホール素子17の存在により電子基板15が膨らんでしまうのを防ぐことができ、ひいてはポンプケーシング13或いはポンプ1の厚さが厚くなってしまうのを防ぐことができる。
以下、ポンプ1の電気的構成について詳述する。
[回路構成]
図2は、本発明の実施の形態に係るポンプ1の電気的構成を示す構成図である。また、図3は、本発明の実施の形態に係るポンプ1の電気回路を示す回路図である。
図2において、ポンプ1の電気回路は、主として、コイル122に電流を供給する駆動IC16と、ロータマグネット112の位置検出を行うホール素子17と、が設けられた電子基板15から構成される。なお、図2(b)は、図2(a)に示す電子基板15を側面から見たときの概略図であって、図2(b)に示すように(また、上述したように)、ホール素子17は、電子基板15の外周の一部と対向して配置されている。
図3において、電子基板15に実装された駆動IC16は、01端子,02端子,VC端子,G端子,(ホール素子用の)H1端子,H2端子,FG端子,PW端子の全部で8個の端子(ピン)を有している。
01端子及び02端子は、コイル122に接続されており、ロータマグネット112を回転させるための電流を供給する端子である。VC端子及びG端子は、それぞれ電力供給を受ける端子及びアース端子である。H1端子及びH2端子は、ホール効果を利用した磁電変換素子であるホール素子17から電気信号を受信する端子である。なお、ホール素子17としては、InSbを使用したタイプのものや、GaAsを使用したタイプのもの等があるが、その種類の如何は問わない。
また、FG端子は、周波数発電(Frequency Generator)信号を出力する、すなわち羽根車11の回転数に応じて周期的に変化するFG信号を出力する出力端子である。FG信号は、駆動IC16において、例えばホール素子17から受信した電気信号に基づいて生成される。PW端子は、上位回路である制御回路100(後述する図4参照)からのPWM(Pulse Width Modulation)信号、すなわち羽根車11の回転数を変化させる制御信号を受信する端子である。ポンプ1の駆動IC16は、このPW端子を介して、PWM制御されるようになっている。なお、PWM制御とは、電圧パルスの幅比(いわゆるデューティ比)を変化させて供給電力を制御する方式をいう。
図4は、本発明の実施の形態に係るポンプシステムの概要を示す図である。このポンプシステムは、主に、実際に冷媒や燃料を循環させる羽根車11と、羽根車11に電磁的に回転力を付与するステータ12と、ステータ12のコイル122に電流を供給する駆動IC16が実装された電子基板15と、電子基板15に対して制御信号を送信する制御回路100と、から構成される。図3及び図4を用いて、このポンプシステムの動作について説明する。
まず、制御回路100は、羽根車11の回転を始動させる制御信号を駆動IC16に対して送信する。この制御信号は、駆動IC16のPW端子において受信され、その後、駆動IC16の01端子及び02端子からコイル122に対して電流供給が行われる。そうすると、コイル122に磁界が発生し、この磁界に反応して、ロータマグネット112に反発力が発生し、この反発力によって、ロータマグネット112が取り付けられた羽根車11が回転し始める。羽根車11がポンプ室22内で回転すると、乱流が引き起こされて、冷媒や燃料がポンプ室22内部を循環する。このようにして、吸込口から流入した冷媒や燃料がポンプ室22を経て、吐出口から外部へ吐出されることになる。
ここで、羽根車11の回転数を増加させることを考える。制御回路100は、上述のとおり駆動IC16のFG端子から出力されたFG信号を受信しており、このFG信号に基づいて、所望のPWM信号(デューティ比を大きくした信号)を生成する。そして、制御回路100は、生成したPWM信号を駆動IC16のPW端子に送信する。これを受信した駆動IC16は、PWM信号に基づきコイル122に供給する電流量を増加させる。これにより、羽根車11の回転数が増加することになる。羽根車11の回転数を減少させる場合にも同様にすればよい。すなわち、デューティ比を小さくしたPWM信号を制御回路100から駆動IC16に送信し、羽根車11の回転数を減少させればよい。
以上説明したように、本発明の実施形態に係るポンプシステムによれば、FG信号によって、ポンプ1(羽根車11)の回転数を制御回路100側で適切に把握すると同時に、PWM信号によって、ポンプ性能(吐出量)を適切にコントロールすることができる。
[変形例]
図5は、本発明の他の実施の形態に係るポンプ1Aを説明するための説明図である。特に、図5(a)は、上述した本実施形態に係るポンプ1における駆動IC16の側面断面図であり、図5(b)は、本発明の他の実施の形態に係るポンプ1Aにおける駆動IC16の側面断面図である。
図5(b)に示すように、ポンプ1Aの駆動IC16は、電子基板15に埋め込まれている。すなわち、電子基板15には、駆動IC16を嵌入する第2嵌入穴15bが形成されており、駆動IC16は、この第2嵌入穴15bに埋設されている。これにより、駆動IC16が多少大きくても、ポンプの薄型化を図ることができる。
なお、本実施形態に係るポンプ1の駆動方式は、単相全波駆動方式を考えたが、本発明はこれに限られず、例えば二相全波(半波)駆動方式,三相全波(半波)駆動方式を考えてもよい。また、ブラシレスモータでも対応することができる。
本発明に係るポンプ及びポンプシステムは、駆動IC又はホール素子などの電子部品の実装効率を向上させることが可能なものとして有用である。
本発明の実施の形態に係るポンプの機械構造を示す図である。 本発明の実施の形態に係るポンプの電気的構成を示す構成図である。 本発明の実施の形態に係るポンプの電気回路を示す回路図である。 本発明の実施の形態に係るポンプシステムの概要を示す図である。 本発明の他の実施の形態に係るポンプを説明するための説明図である。
符号の説明
1 ポンプ
11 羽根車
111 羽根
112 ロータマグネット
113 軸
114 ラジアル軸受
12 ステータ
121 突極部
122 コイル
13 ポンプケーシング
131 凸部131
14 底板
15 電子基板
15a 第1嵌入穴
15b 第2嵌入穴
16 駆動IC
22 ポンプ室

Claims (5)

  1. 外周に複数の羽根が形成され、内周にロータマグネットが設けられた羽根車と、
    前記ロータマグネットと対向して配置され、前記羽根車の径方向外側に向かって放射状に延出する複数の突極部と、
    前記ロータマグネットと前記複数の突極部との間に介在するポンプケーシングと、
    前記複数の突極部に巻回されたコイルに電流を供給する駆動ICと、
    前記駆動ICが実装された電子基板と、を有するポンプであって、
    前記電子基板は、前記駆動ICが前記複数の突極部の間に介在する状態で、前記ポンプケーシングに固着されていることを特徴とするポンプ。
  2. 外周に複数の羽根が形成され、内周にロータマグネットが設けられた羽根車と、
    前記ロータマグネットと対向して配置され、前記羽根車の径方向外側に向かって放射状に延出する複数の突極部と、
    前記ロータマグネットと前記複数の突極部との間に介在するポンプケーシングと、
    前記複数の突極部に巻回されたコイルに電流を供給する駆動ICと、
    前記駆動ICが実装された電子基板と、
    前記ロータマグネットの位置検出を行うホール素子と、を有するポンプであって、
    前記ホール素子は、前記電子基板の外周の一部と対向して配置され、かつ、前記ポンプケーシングを介して前記ロータマグネットと対向して配置されていることを特徴とするポンプ。
  3. 前記電子基板の中央には、前記ポンプケーシングの凸部を嵌入する第1嵌入穴が形成されており、
    前記電子基板が前記ポンプケーシングに固着されたとき、前記凸部は、前記第1嵌入穴から所定高さ突出することを特徴とする請求項1又は2記載のポンプ。
  4. 前記電子基板には、前記駆動ICを嵌入する第2嵌入穴が形成されており、
    前記駆動ICは、前記第2嵌入穴に埋設されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか記載のポンプ。
  5. 請求項1から4のいずれか記載のポンプと、
    前記ポンプに対し、前記羽根車の回転数を変化させる制御信号を送信する制御回路と、を有するポンプシステムであって、
    前記ポンプは、前記羽根車の回転数に応じて周期的に変化するFG信号を出力するFG端子を備え、
    前記制御回路は、前記FG端子から受信するFG信号に基づき、前記制御信号を送信することを特徴とするポンプシステム。
JP2006039252A 2006-02-16 2006-02-16 ポンプ及びポンプシステム Pending JP2007218163A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006039252A JP2007218163A (ja) 2006-02-16 2006-02-16 ポンプ及びポンプシステム
TW096104387A TWI406481B (zh) 2006-02-16 2007-02-07 Pump and pump system
CN2007100840841A CN101025160B (zh) 2006-02-16 2007-02-15 泵和泵系统
US11/675,745 US20070188029A1 (en) 2006-02-16 2007-02-16 Pump and pumping system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006039252A JP2007218163A (ja) 2006-02-16 2006-02-16 ポンプ及びポンプシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007218163A true JP2007218163A (ja) 2007-08-30

Family

ID=38367645

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006039252A Pending JP2007218163A (ja) 2006-02-16 2006-02-16 ポンプ及びポンプシステム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20070188029A1 (ja)
JP (1) JP2007218163A (ja)
CN (1) CN101025160B (ja)
TW (1) TWI406481B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014075922A (ja) * 2012-10-04 2014-04-24 Mitsubishi Electric Corp 電動機のステータ及び電動機

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6129478B2 (ja) * 2012-03-27 2017-05-17 日本電産サンキョー株式会社 ポンプ装置およびポンプ装置の製造方法
CN103629117A (zh) * 2013-11-25 2014-03-12 丹东克隆先锋泵业有限公司 机械密封装置冷却液外循环磁力泵
GB2552342A (en) * 2016-07-19 2018-01-24 Sevcon Ltd Electric motor
WO2018133943A1 (de) * 2017-01-20 2018-07-26 Pierburg Gmbh Gebläse für einen verbrennungsmotor
DE102018207891A1 (de) * 2018-05-18 2019-11-21 Robert Bosch Gmbh Seitenkanalverdichter für ein Brennstoffzellensystem zur Förderung und/oder Verdichtung von einem gasförmigen Medium
TWI701385B (zh) * 2019-07-01 2020-08-11 大陸商深圳興奇宏科技有限公司 薄型泵浦結構

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6196778A (ja) * 1984-10-17 1986-05-15 Nec Corp 光フアイバ結合用の発光装置
JPH0376974U (ja) * 1989-11-30 1991-08-01
JPH11168858A (ja) * 1997-09-30 1999-06-22 Mitsumi Electric Co Ltd ファンモータ
JP2003343492A (ja) * 2002-05-31 2003-12-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 薄型ポンプ
JP2004324551A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 組み込み用ポンプ

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0645875B2 (de) * 1993-09-08 2001-01-03 Siemens Aktiengesellschaft Motor-Pumpen-Aggregat, insbesondere Kraftfahrzeug-Antiblockier-Bremsvorrichtung
DE29505575U1 (de) * 1994-05-04 1995-06-14 Halm Richard Naßläufer-Spaltrohrmotor für Pumpen
US5823261A (en) * 1996-09-25 1998-10-20 Sandia Corporation Well-pump alignment system
JP3752594B2 (ja) * 2000-04-25 2006-03-08 愛三工業株式会社 磁気結合ポンプ
TW561226B (en) * 2001-09-25 2003-11-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd Ultra-thin pump and cooling system including the pump
CN2546662Y (zh) * 2001-12-21 2003-04-23 林永德 恒压变频泵
JP4004296B2 (ja) * 2002-01-28 2007-11-07 テルモ株式会社 遠心式液体ポンプ装置
JP2004346774A (ja) * 2003-05-20 2004-12-09 Aisan Ind Co Ltd 磁気結合ポンプ
US20060245956A1 (en) * 2003-07-24 2006-11-02 Lacroix Michael C Electric fluid pump
CN2648116Y (zh) * 2003-09-30 2004-10-13 福建南方路面机械有限公司 沥青泵变频控制装置
JP4565870B2 (ja) * 2004-03-26 2010-10-20 ミネベア株式会社 電動ポンプ
US7474024B2 (en) * 2004-09-15 2009-01-06 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha Electronic control unit and electric pump
CN100529419C (zh) * 2005-07-22 2009-08-19 富准精密工业(深圳)有限公司 液冷散热系统的小型泵体

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6196778A (ja) * 1984-10-17 1986-05-15 Nec Corp 光フアイバ結合用の発光装置
JPH0376974U (ja) * 1989-11-30 1991-08-01
JPH11168858A (ja) * 1997-09-30 1999-06-22 Mitsumi Electric Co Ltd ファンモータ
JP2003343492A (ja) * 2002-05-31 2003-12-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 薄型ポンプ
JP2004324551A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 組み込み用ポンプ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014075922A (ja) * 2012-10-04 2014-04-24 Mitsubishi Electric Corp 電動機のステータ及び電動機

Also Published As

Publication number Publication date
CN101025160A (zh) 2007-08-29
US20070188029A1 (en) 2007-08-16
TWI406481B (zh) 2013-08-21
CN101025160B (zh) 2011-06-08
TW200740084A (en) 2007-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007218163A (ja) ポンプ及びポンプシステム
US11018540B2 (en) Slim-type stator, and single phase motor and cooling fan using same
JP4186593B2 (ja) Dcブラシレスモータ及びそれを備えたdcポンプ
US6856054B2 (en) Brushless DC motor, pump, and electronic apparatus
US10511201B2 (en) Stacking-type stator using multilayer printed circuit board, and single-phase motor and cooling fan using same
CN109075621B (zh) 薄型定子及利用其的无传感器单相马达及冷却风扇
JP2009033786A (ja) バスバーを内蔵したインナーロータブラシレスモータ
US20230077214A1 (en) Axial gap type motor and water pump using same
JP2005020980A (ja) 振動発生装置および電子機器
JP2005073325A (ja) Dcキャンドポンプ
US20140232246A1 (en) Fan motor
JP2009008055A (ja) 薄型電動ポンプ
Yan et al. Axial-flux permanent magnet brushless motor for slim vortex pumps
JP4932839B2 (ja) ポンプ及びポンプシステム
US20050214144A1 (en) Centrifugal Fan
KR101926472B1 (ko) 다층 인쇄회로기판을 이용한 적층형 스테이터, 이를 이용한 단상 모터와 쿨링 팬
KR101897219B1 (ko) 데드 포인트 방지 기능을 갖는 쿨링 팬
JP4014101B2 (ja) ロータファン駆動装置、及び、このロータファン駆動装置を備えた冷却装置、換気装置、吸排液装置
JP2004092610A (ja) 液冷システムの軸流ポンプ
CN108574379A (zh) 无位置传感器控制的直流无刷风扇
JP4016738B2 (ja) ディスク駆動装置
JP2006034067A (ja) ステータと同ステータを備えた扁平型ブラシレスファンモータ及び同モータの移動体機器搭載構造
JP2000337287A (ja) 外部駆動形dcラインポンプ
KR200228532Y1 (ko) 냉각팬
JPH08298761A (ja) ブラシレスdcモータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080425

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110223

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110420

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111025