JP2004324199A - 軌道用パッド - Google Patents

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Sadao Abe
貞雄 阿部
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Abstract

【課題】弾性板の金属板材からの離脱を無くし、軌道の保守性を高める。
【解決手段】軌条と枕木との間に敷設される弾性のパッドであって、該パッドは軌条幅に略等しい幅の弾性板と、該弾性板の上面に接着されるところの軌条長さ方向に向けた両端を弾性板端より長く突出させ、しかも該突出先端を弾性板端との間に一定の間隔を介して下方に折り曲げてストッパーを形成した金属板材とからなり、しかも該金属板材の上記両ストッパー側であって、弾性板端に位置する部分の下面には弾性板端に接する係止片を取り付けてなる。 これにより弾性板が係止片により金属板に強固に保持されて位置ズレが生じ難く、仮に位置ズレが生じたとしても金属板材両端のストッパーによりそれ以上の位置ズレを規制されるために、二重の安全性を確保することができ、軌道の保守性をより一層高めることができる。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は鉄道線路、すなわち軌条と枕木との間に敷設される軌道用パッドの改良に関し、寒暖による軌条の延伸・伸縮や、繰り返される軌条の撓みなどによる軌道用パッドの位置ズレや煽りによる飛散を無くすことにより、高速走行する鉄道車両の保安性を高めることを目的とする。
【0002】
【従来の技術】
従来の軌条用のパッドは、図4および図5にもあらわしたように、軌条3と枕木4との間に敷設され、一般的に多用されているものは軌条幅に略等しい幅の弾性板1と、該弾性板1の上面に接着されるところの軌条3の長さ方向に向けた両端を弾性板1の端部よりもさらに長く軌条3の長さ方向に向けて突出させ、しかも該突出先端を弾性板1の端部との間に一定の間隔を介して下方に折り曲げてストッパー2aを形成した金属板材2とから構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来品にあっては、鉄道車両の通過に伴う繰り返しの振動や荷重変化によるローリング現象、あるいは寒暖の変化に伴うレールの伸縮により弾性板1が金属板材2から剥離し、しかも相互に位置ズレを起こして弾性板1がストッパー2aに接して停止することになるが、ストッパー2aに過度の負荷がかかった場合には、ストッパー2aが引き伸ばされて弾性板1が枕木4上から脱落し、鉄道車両の高速通過の際の煽りを受けて飛散する危険がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は上記した難点を解決し、軌道用パッドの位置ズレや煽りによる飛散を無くすことにより、高速走行する鉄道車両の保安性を高めるようにしたものであって、具体的には請求項1の発明は、軌条と枕木との間に敷設される弾性のパッドであって、該パッドは軌条幅に略等しい幅の弾性板と、該弾性板の上面に接着されるところの軌条長さ方向に向けた両端を弾性板端より長く突出させ、しかも該突出先端を弾性板端との間に一定の間隔を介して下方に折り曲げてストッパーを形成した金属板材とからなり、しかも該金属板材の上記両ストッパー側であって、弾性板端に位置する部分の下面には弾性板端に接する係止片を取り付けてなることを特徴とした軌道用パッドに関する。
【0005】
また請求項2の発明は、金属板材の下面に突出させた係止片が、金属板材の一部に一辺を残して係止片の輪郭に等しい切り込みを入れるとともに、該切り込みに囲まれた部分を下面に向けて起立させたものであるところの請求項1に記載の軌道用パッドに関する。 さらに請求項3の発明は、金属板材の両端ストッパー部には、該ストッパーの折り曲げ部分を中心に補強リブが形成されているところの請求項1又は請求項2に記載の軌条用パッドに関する。
【0006】
上記した各構成において、鉄道車両の通過に伴う繰り返しの振動や荷重変化を受けても弾性板の軌条方向両端部が常時係止片により金属板材に保持されているために、金属板材から剥離しにくく、また軌条方向への位置ズレが規制されて位置ズレが生じにくい。 また仮に位置ズレが生じたとしても金属板材両端のストッパーによりそれ以上の位置ズレを規制されるために、二重の安全性を確保することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下において、本発明の具体的な内容を図1〜3の実施例をもとに説明すると、11は軌条と枕木との間に敷設される弾性の軌道用パッドをあらわし、該軌道用パッド11は弾性板12と、該弾性板12の上面に接着される金属板材13とから構成される。 弾性板12は、ゴムあるいはウレタンなどの弾性のある材質のもので一定の厚みを有するとともに軌条幅に略等しい幅に構成され、しかも表面には弾性を増すための軌条方向に向けた複数の溝12aが一定間隔毎に形成されている。
【0008】
また金属板材13は、鉄あるいはステンレス鋼板が用いられ、上記した弾性板12と略等しいか、これより幾分広めの幅を有するとともに、軌条方向に向けた長さが弾性板12の長さよりも十分に長く突出し、しかもその突出先端を弾性板12の端部との間に一定の間隔を介して下方に折り曲げてストッパー14を形成している。 なお14aはストッパー14の折り曲げ部分を中心に形成した補強リブをあらわす。
【0009】
さらに金属板材13の上記両ストッパー14・14側であって、接着する弾性板12の端部に位置する部分の下面には弾性板12の端部に接する係止片15が相互に軌条方向に対面させて取り付けられる。 この係止片15は本実施例の場合、金属板材13の一部に一辺を残して係止片15の輪郭に等しい切り込み15aを入れるとともに、該切り込み15aに囲まれた部分を下面に向けて起立させたものであるが、このほかにも適当な大きさの金属片を金属板材13の裏面側に起立させた状態で溶接して設けるようにしてもよい。
【0010】
上記した金属板材13の裏面中央部であって、軌条方向に配した左右の、相互に対面する係止片15・15間に弾性板12を接着剤を介して強固に接着させ、弾性板12の軌条方向両端部を左右の係止片15・15に接触させた状態で金属板材13に保持させる。 このようにして軌道用パッド11を構成するとともに、これを軌条(レール)と枕木との間に、両ストッパー14・14を軌条の長さ方向に向けて敷設介在させて使用に供する。
【0011】
【発明の効果】
本発明は上記したとおり、軌条と枕木との間に敷設される弾性のパッドであって、該パッドは軌条幅に略等しい幅の弾性板と、該弾性板の上面に接着されるところの軌条長さ方向に向けた両端を弾性板端より長く突出させ、しかも該突出先端を弾性板端との間に一定の間隔を介して下方に折り曲げてストッパーを形成した金属板材とからなり、しかも該金属板材の上記両ストッパー側であって、弾性板端に位置する部分の下面には弾性板端に接する係止片を取り付けてなるものであるために、金属板材の裏面に接着されている弾性板が、常時接している係止片により金属板材に保持されているとともに、金属板材から剥離しにくく、また軌条方向への位置ズレが規制されて位置ズレが生じにくい。
【0012】
また仮に位置ズレが生じたとしても金属板材両端のストッパーによりそれ以上の位置ズレを規制されるために、二重の安全性を確保することができ、寒暖による軌条の延伸・伸縮や、繰り返される軌条の撓みなどによる軌道用パッドの位置ズレや煽りによる飛散を無くすことにより、高速走行する鉄道車両の保安性をより一層高めることができる。 さらに係止片は金属板材の一部に一辺を残して係止片の輪郭に等しい切り込みを入れるとともに、該切り込みに囲まれた部分を下面に向けて起立させることにより簡単に形成することができ、低コストで信頼性の高い軌道用パッドを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例をあらわした軌道用パッドの斜視図。
【図2】図1にあらわした軌道用パッドの側面図。
【図3】図1にあらわした軌道用パッドの正面図。
【図4】従来汎用されている軌道用パッドの側面図。
【図5】図4の軌道用パッドの使用状態をあらわした要部斜視図。
【符号の説明】
11 軌道用パッド
12 弾性板
12a 溝
13 金属板材
14 ストッパー
15 係止片
15a 切り込み

Claims (3)

  1. 軌条と枕木との間に敷設される弾性のパッドであって、該パッドは軌条幅に略等しい幅の弾性板と、該弾性板の上面に接着されるところの軌条長さ方向に向けた両端を弾性板端より長く突出させ、しかも該突出先端を弾性板端との間に一定の間隔を介して下方に折り曲げてストッパーを形成した金属板材とからなり、しかも該金属板材の上記両ストッパー側であって、弾性板端に位置する部分の下面には弾性板端に接する係止片を取り付けてなることを特徴とした軌道用パッド。
  2. 金属板材の下面に突出させた係止片が、金属板材の一部に一辺を残して係止片の輪郭に等しい切り込みを入れるとともに、該切り込みに囲まれた部分を下面に向けて起立させたものであるところの請求項1に記載の軌道用パッド。
  3. 金属板材の両端ストッパー部には、該ストッパーの折り曲げ部分を中心に補強リブが形成されているところの請求項1又は請求項2に記載の軌条用パッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010059618A (ja) * 2008-09-01 2010-03-18 Sadao Abe 軌道用スパイクパッド
JP2019199744A (ja) * 2018-05-16 2019-11-21 広島化成株式会社 軌道パッドおよび軌道パッドの製造方法

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