JP7153903B2 - 軌道パッドおよび軌道パッドの製造方法 - Google Patents

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本発明は、軌道パッドおよび軌道パッドの製造方法の技術に関し、より詳細には、マクラギ上面又はタイプレートとレール底面との間に介設される軌道パッドおよび軌道パッドの製造方法に関する。
従来、鉄道の軌道には、マクラギ上面又はマクラギ上面若しくは軌道スラブ上面に設置されたタイプレートとレール底面との間に軌道パッドと呼ばれる弾性を有する薄板状のパッドが介設されている。この軌道パッドは、マクラギ又はタイプレートとレールとの間で緩衝材として機能し、車両走行に伴い、マクラギや軌道スラブ等のレールより下の軌道部材に伝わる荷重を緩和してそれらを保護するとともに、軌道で発生する振動とそれに伴う騒音を低減する等の役割を担うものである。
この種の軌道パッドの構成としては、ゴム材の上面に鋼板又は合成樹脂板が固着された構成が公知である。これらの軌道パッドは、ゴム材だけからなる軌道パッドに比べてレールとの摩擦が少なく、寒暖による伸縮や列車の加減速時に受ける力によってレールがふく進する際に、レールによって引きずられ難いという長所があり、主に、長尺レールを使用する高速鉄道用の軌道パッドとして採用されている。
例えば、従来の軌道パッドとしては、特許文献1に開示されるように、ゴム板(基板部)と、ゴム板の上面より摩擦係数が低い合成樹脂より成形される合成樹脂板(表層板部)と、を有してなる軌道パッドの構成が公知である。このような合成樹脂板付きの軌道パッドでは、鋼板付き軌道パッドと比べて、軽量化を図れるとともに、サビに起因する摩擦抵抗の低下がないので、レールのふく進により軌道パッドが引きずられたりするのを効果的に防止することができる。
しかしながら、上述した従来の合成樹脂板付きの軌道パッドでは、基板部の上面と表層板部の下面とが水平方向に沿った接合面にて固着される構成であったため、長期間の使用によりレールのふく進や列車通過時の振動を受けて基板部と表層板部との接着力が低下し、基板部と表層板部との接着部分である接合面から両者が剥離して、場合によっては分離離脱してしまうという問題があった。
特開2007-113300号公報
そこで、本発明では、軌道パッドおよび軌道パッドの製造方法に関し、前記従来の課題を解決するもので、基板部と表層板部とが接着部分にて容易に剥離するのを防止した軌道パッドおよび軌道パッドの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、マクラギ上面又はタイプレートとレール底面との間に介設される軌道パッドにおいて、ゴム材料より成形される基板部と、前記基板部の上面を覆うように一体に接合され、前記基板部の上面より摩擦係数が低い合成樹脂より成形される表層板部と、を具備してなり、前記基板部の長手方向端縁に形成された段部と前記表層板部の長手方向端縁に形成された下方凸部とで構成され、前記下方凸部が前記段部の上面と水平接合面にて密着して当接されるとともに前記基板部の上部側面と垂直接合面にて密着して当接され、前記水平接合面が他の水平接合面よりも低く、かつ前記段部及び前記下方凸部の長手方向端面が段差のない面一となるように形成された段差縁部を有するものである。
請求項2においては、前記表層板部は、合成樹脂としてポリアミド系樹脂が用いられるものである。
請求項3においては、請求項1又は請求項2に記載の軌道パッドの製造方法であって、長手方向寸法が軌道パッドの設定寸法よりも長い合成樹脂板の下面に接着剤を塗布する工程と、長手方向寸法が軌道パッドの設定寸法と同じ長さのキャビティを有する金型に前記合成樹脂板を載置する工程と、前記合成樹脂板が載置された金型のキャビティに基体部を形成するゴム材料を充填する工程と、前記金型を加熱加圧して、前記合成樹脂板の長手方向縁部を屈曲させて表層板部を形成した状態で、ゴム材料を加硫成形するとともに、ゴム材料が加硫成形された基板部と表層板部とを一体に接合する工程と、を有してなるものである。
本発明の効果として、基板部と表層板部とが接着部分にて容易に剥離するのを防止することができる。
本発明の一実施例に係る軌道パッドをタイプレートに挿着した状態を示した正面図である。 軌道パッドの斜視図である。 軌道パッドの平面図である。 軌道パッドの底面図である。 軌道パッドの正面図である。 軌道パッドの側面図である。 図6の拡大側面図である。 本実施例の軌道パッドの製造工程を模式的に示した断面図である。 別実施例の軌道パッドの斜視図である。
次に、発明を実施するための形態を説明する。
図1に示すように、本実施例の軌道パッド3は、鉄道軌道において軌道の長さ方向に沿って設けられたレール1の底面1aと、タイプレート2との間に介設されて用いられる。タイプレート2は、矩形状に形成されたベース20と、ベース20の上面20aに略垂直上方に突出して一体的に配設された一対のショルダ21・21と、レール1の固定用の板ばね22・22等とで構成され、ボルト23にてベース20の幅方向を軌道の長さ方向に合わせてマクラギの上に固定されている。
ショルダ21・21は、ベース20の幅方向(図1において紙面前後方向)に沿って延出され、所定の間隔を開けて互いに平行となるように設けられている。ベース20の上面20aであってショルダ21・21の間には、矩形袋状で樹脂注入により固化された可変パッド26が配設されており、可変パッド26の上面に後述する軌道パッド3が載置され、軌道パッド3の上面(表層板部31の上面31a)にレール1が載置された状態で固定される。
板ばね22は、ベース20に載置されたレール1の両側位置に配置され、一端22a側の上に他端22b側が重ねられた状態でショルダ21に取り付けられている。板ばね22は、一端22a側及び他端22bの重ねられた箇所に図示せぬ取付孔が穿設されており、かかる取付孔を介してショルダ21から上方に突設されたボルト24が挿入され、ボルト24にナット25が締結されて固定される。かかる状態で、一端22aにてレール1の底部1aが軌道パッド3の方向に上方から押圧されることで、タイプレート2にレール1が位置決め固定される。
図2乃至図6に示すように、本実施例の軌道パッド3は、ゴム材料より成形される基板部30と、基板部30の上面30aを覆うように一体に接合され、基板部30の上面30aより摩擦係数が低い合成樹脂より成形される表層板部31と、を具備してなるものである。本実施例の軌道パッド3は、所定の設定寸法(例えば、平面視で140mm×180mm~200mm)の平面視矩形状に形成され、基板部30の上面30aと表層板部31の下面31bとが水平接合面3a・3b及び垂直接合面3cを介して一体に固着されている。
基板部30は、原料ゴムにて成形された所定の厚さ(10mm~12mm)のゴム板として構成され、下面30bにレール1の長手方向(軌道の長さ方向)に沿って直線状に延出される複数の溝部30cが形成されている。基板部30は、長手方向(軌道の長さ方向)の縁端に側面視L字状となるように下方に切り欠きされた段部30d・30dがそれぞれ形成されており、長手方向縁端に段部30d・30dを有することで全体として断面視で凸形状となるように形成されている(図6参照)。なお、段部30dは、後述する表層板部31の下方凸部31cとで段差縁部32を構成している。
基板部30の原料ゴムとしては、例えば、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、スチレン-ブタジエンゴム(SBR)、アクリロニトリル-ブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、エチレン-プロピレンゴム(EPM)、エチレン-プロピレン-ジエンゴム(EPDM)、シリコーンゴム(UI)等の公知のゴム種が用いられる。これらの原料ゴムには、その他に充填剤、加硫剤、加硫促進剤、補強剤、軟化剤、可塑剤、起泡剤、ゲル化剤、加工助剤、老化防止剤等、一般に用いられる各種配合剤が配合される。
表層板部31は、合成樹脂にて成形された所定の厚さ(1mm~2mm)の合成樹脂板として構成され、長手方向(軌道の長さ方向)の縁端に端部が下方に向けて延出された下方凸部31c・31cがそれぞれ形成されており、長手方向縁端に下方凸部31c・31cを有することで全体として断面視で下方に開口したコ字形状となるように形成されている(図6参照)。なお、下方凸部31cは、上述した基板部30の段部30dとで段差縁部32を構成している。
表層板部31は、上面31aがレール1の底面1aと接触されるため、上面31aにおいて基板部30の上面30aと比べて表面硬度が高く、摩擦係数が低い合成樹脂より成形される。合成樹脂としては、機械的強度に優れ耐熱性が強化されたエンジニアリングプラスチックの一種であるポリカーボネート系樹脂やポリアミド系樹脂などを用いることができる。中でも、耐衝撃性、耐摩擦・摩耗性、耐油性などに優れるという点でポリアミド系樹脂(6ナイロン、6,6ナイロン)が好ましく用いられる。
特に、合成樹脂としてのポリアミド系樹脂は、摩擦係数(例えば、6ナイロンにおいて静摩擦係数0.16、動摩擦係数0.14)が鋼板(例えば、SUS430において静摩擦係数0.13、動摩擦係数0.20)より低いため軌道パッド3に載置されたレール1が滑り易く、比重(例えば、6ナイロンにおいて1.14)が鋼板(例えば、SUS430において7.75)に比べて低いため軌道パッド3の軽量化を図ることができる。また、合成樹脂(熱可塑性樹脂)の中で溶融温度が高く、後述する加硫温度で溶融しない。
図2、図6及び図7に示すように、本実施例の軌道パッド3は、長手方向端縁に基板部30と表層板部31との水平方向の接合面である水平接合面3bが他の水平接合面3aよりも低くなるように形成された段差縁部32が設けられている。段差縁部32は、軌道パッド3の長手方向の両端縁にそれぞれ形成されており、具体的には、基板部30の段部30dと段部30dと対応する表層板部31の下方凸部31cとで構成されている。
段差縁部32は、基板部30の段部30dの上面と表層板部31の下方凸部31cの下面とが水平接合面3bにて密着して当接されるとともに、下方凸部31cの内側側面が基板部30の上部側面と垂直接合面3cにて密着して当接されており、段部30d及び下方凸部31cの長手方向端面が段差のない面一となるように形成されている。なお、軌道パッド3は、段差縁部32以外の他の箇所では、基板部30の上面30aと表層板部31の下面31bとが水平接合面3aにて密着して当接されている。
段差縁部32は、レール1の載置面である表層板部31の上面31aから水平接合面3bまでの距離L2が、段差縁部32以外の他の箇所での表層板部31の上面31aから水平接合面3aまでの距離L1よりも大きく(L1>L2)、軌道パッド3に載置されたレール1に対してより低位置に設けられるようにレベル設定されている。このとき、距離L1は表層板部31の所定の厚さ(1mm~2mm)と同じであり、距離L2は少なくとも距離L1より大きく(2mm~5mm)なるように設定されている。
次に、軌道パッド3の製造方法について、以下に説明する。
図8に示すように、本実施例の軌道パッド3の製造方法としては、長手方向寸法が軌道パッド3の設定寸法よりも長く表層板部31を形成する合成樹脂板31Mの表面に接着剤を塗布する工程と、長手方向寸法が軌道パッド3の設定寸法と同じ長さのキャビティ40aを有する金型4(固定型40)に合成樹脂板31Mを載置する工程と、合成樹脂板31Mが載置された金型4(固定型40)のキャビティ40aに基板部30を形成するゴム材料30Mを充填する工程と、金型4を加熱加圧して、合成樹脂板31Mの長手方向縁部を屈曲させて表層板部31を形成した状態でゴム材料30Mを加硫成形するとともに、ゴム材料30Mが加硫成形された基板部30と表層板部31とを一体に接合する工程等とを有してなる。
軌道パッド3を加硫成形するための金型4は、一方の固定型40と他方の可動型41等とで構成され、固定型40にゴム材料30M及び合成樹脂板31Mが充填されるキャビティ40aが形成されている。キャビティ40aは、軌道パッド3の設定寸法に合わせて短手方向寸法:140mm、長手方向寸法:180mm~200mm、厚さ(深さ)寸法:11mm~14mmとなるように設定されている。また、可動型41には、基板部40の下面30bに設けられる溝部30cに対応した図示せぬ成形用凸部が形成されている。
金型4は、固定型40のキャビティ40aのキャビティ面を砥石、ペーパー、又はダイヤモンド等で磨いて鏡面又は半鏡面とする鏡面仕上げが施されたものが好ましく用いられる。このようにキャビティ40aが鏡面仕上げされた金型4を用いることで、後述する軌道パッド3を加硫成形する際に、合成樹脂板31Mの表面にキャビティ面の表面凹凸が転写されないようにして、軌道パッド3の上面(表層板部31の上面31a)の平滑性を向上させることができる。
合成樹脂板31Mに接着剤を塗布する工程では、表層板部31の下面31bに相当する合成樹脂板31Mの表面を脱脂処理した後に、公知の加硫用接着剤が一面に塗布される。合成樹脂板31Mとしては、所定の合成樹脂を公知の方法(射出成形等)で成形されたものが用いられる。合成樹脂板31Mは、長手方向寸法において軌道パッド3の設定寸法(180mm~200mm)よりも表層板部31の長手方向の両縁端の2つの下方凸部31c・31cの分(1mm~4mm×2)だけ長くなるように形成されている。
合成樹脂板31Mを載置する工程(図8(a)参照)では、表層板部31の上面31aに相当する合成樹脂板31Mの表面を下方(キャビティ方向)に向けた状態で、合成樹脂板31Mがキャビティ40aに載置される。このとき、合成樹脂板31Mの長手方向寸法がキャビティ40aの長手方向寸法よりも長いため、合成樹脂板31Mの中央部が下方に湾曲した状態でキャビティ40aの中央に位置決めして収容される。
ゴム材料30Mを充填する工程(図8(a)参照)では、合成樹脂板31Mが収容されたキャビティ40aに所定量のゴム材料30Mが収容される。ゴム材料30Mとしては、所定の原料ゴムを主成分としてその他の各種配合剤と所定の配合量にて配合してゴム組成物を調製し、密閉式混練機やオープンロール等を用いて充分に混練したものが用いられる。その後、可動型41を移動させて金型4が閉じられることで、キャビティ40aに充填されたゴム材料30Mによって合成樹脂板31Mが押圧され、長手方向縁部がキャビティ40aの形状に沿って屈曲されて表層板部31が形成される(図8(b)参照)。
ゴム材料30Mを加硫成形する工程(図8(c)参照)では、金型4を所定の圧力にて加圧するとともに、加硫温度(約150℃~200℃)及び時間(約5~30分)をコントロールして加硫速度を調整しながらゴム材料30Mを加硫成形させる。やがて、ゴム材料30Mの加硫反応が終了すると、基板部30の上面30aと表層板部31の下面31bとが接合界面として水平接合面3a・3b及び垂直接合面3cを介して一体に固着された軌道パッド3が得られる。
以上のように、本実施例の軌道パッド3は、タイプレート2とレール1の底面1aとの間に介設される軌道パッド3において、ゴム材料より成形される基板部30と、基板部30の上面30aを覆うように一体に接合され、基板部30の上面30aより摩擦係数が低い合成樹脂より成形される表層板部31と、を具備してなり、長手方向端縁に基板部30と表層板部31との水平方向の接合面である水平接合面3bが他よりも低くなるように形成された段差縁部32を有するため、基板部30と表層板部31とが接着部分にて容易に剥離するのを防止することができるのである。
すなわち、本実施例の軌道パッド3は、長手方向端縁に基板部30と表層板部31との水平方向の接合面である水平接合面3bが他よりも低くなるように形成された段差縁部32が設けられることで、従来の合成樹脂板付きの軌道パッドの構成とは異なり、基板部30と表層板部31との接着部分である水平接合面3a・3bにて充分な接着強度を有するため、長期間の使用によりレール1のふく進や列車通過時の振動を受けて基板部30と表層板部31との接着力が低下するのを防止することができ、両者が容易に剥離することがない。
特に、段差縁部32は、基板部30の長手方向縁端に形成される段部30dと、表層板部31の長手方向端縁に形成される段部30dと対応する下方凸部31cとで構成されるため、レール1の軌道の長さ方向である長手方向に沿ったレール1のふく進に対して表層板部31が剥離したりずれたりするのを効果的に防止することができる。
また、段差縁部32の長手方向端面が面一となるように形成されるため、端面より表層板部31等が突出することなく、軌道パッド3の長手方向端面の耐久性を向上することができる。
なお、軌道パッド3の構成としては、上述した実施例に限定されず、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
すなわち、上述した実施例(図2等)の軌道パッド3は、所定の設定寸法の平面視矩形状に形成された構成について説明したが、軌道パッド3の形状はこれに限定されず、例えば、図9に示すように、長手方向の両端部の一部が外側方向に突出され下方(基板部30において表層板部31に対して反対方向)に屈曲された突起部33・33が設けられた形状となるように構成されてもよい。なお、かかる場合であっても、上述した実施例と同様に、突起部33には長手方向端縁に基板部30と表層板部31との水平方向の接合面である水平接合面3bが他の水平接合面3bよりも低くなるように形成された段差縁部32が設けられる。
1 レール
1a 底面
2 タイプレート
3 軌道パッド
3a 水平接合面
3b 水平接合面
3c 垂直接合面
4 金型装置
20 基板
21 ショルダ
22 板ばね
22a 一端
22b 他端
23 ボルト
24 ボルト
25 ナット
30 ゴム部
30a 上面
30b 下面
30c 溝部
30d 段部
30M ゴム材料
31 表層板部
31a 上面
31b 下面
31c 下方凸部
31M 合成樹脂板
32 段差縁部

Claims (3)

  1. マクラギ上面又はタイプレートとレール底面との間に介設される軌道パッドにおいて、
    ゴム材料より成形される基板部と、
    前記基板部の上面を覆うように一体に接合され、前記基板部の上面より摩擦係数が低い合成樹脂より成形される表層板部と、を具備してなり、
    前記基板部の長手方向端縁に形成された段部と前記表層板部の長手方向端縁に形成された下方凸部とで構成され、前記下方凸部が前記段部の上面と水平接合面にて密着して当接されるとともに前記基板部の上部側面と垂直接合面にて密着して当接され、前記水平接合面が他の水平接合面よりも低く、かつ前記段部及び前記下方凸部の長手方向端面が段差のない面一と なるように形成された段差縁部を有することを特徴とする軌道パッド。
  2. 前記表層板部は、合成樹脂としてポリアミド系樹脂が用いられる請求項1に記載の軌道パッド。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の軌道パッドの製造方法であって
    長手方向寸法が軌道パッドの設定寸法よりも長い合成樹脂板の下面に接着剤を塗布する工程と、
    長手方向寸法が軌道パッドの設定寸法と同じ長さのキャビティを有する金型に前記合成樹脂板を載置する工程と、
    前記合成樹脂板が載置された金型のキャビティに基体部を形成するゴム材料を充填する工程と、
    前記金型を加熱加圧して、前記合成樹脂板の長手方向縁部を屈曲させて表層板部を形成した状態で、ゴム材料を加硫成形するとともに、ゴム材料が加硫成形された基板部と表層板部とを一体に接合する工程と、
    を有してなることを特徴とする軌道パッドの製造方法。
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