JP2004044113A - 鋼板付き軌道パッド - Google Patents

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JP2004044113A
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plate
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rubber plate
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Koichi Takahashi
高橋 浩一
Seiki Kokuni
小国 清貴
Toshihiko Iriyama
入山 俊彦
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Eslite Technology Inc
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Abstract

【課題】レール底面が接触する鋼板と、この鋼板の下面に接着された矩形のゴム板とからなり、レール下面とタイプレートとの間に介装される軌道パッドは、高速鉄道用に多く用いられているが、ゴム板と鋼板との接着箇所が剥離することがあり、問題となっていた。
【解決手段】レール底面が接触する鋼板と、この鋼板の下面に接着された矩形のゴム板とからなり、レール底面とタイプレートとの間に介装される軌道パッドにおいて、レール長手方向における鋼板両端を下方に折り曲げて一対の折り曲げ部とし、ゴム板の前後両端面を前記折り曲げ部によって挟み込む様にした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明はレール締結用具、詳しくはマクラギ上面あるいはマクラギ上面に載置されるタイプレートとレール底面との間に介装される軌道パッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
軌道パッドは鉄道車両走行時の振動の吸収、騒音の軽減等を目的にしてレール底面とタイプレート又はマクラギとの間に介装するものであり、鉄道軌道敷設の際にはなくてはならないレール締結用具であり、厚みを有する矩形をしたゴム板のみからなるタイプのものや、ゴム板の上面(レール底面側)に鋼板を接着せしめたタイプのものが多く使用されている。後者の鋼板を接着せしめたタイプのものは、鋼板付き軌道パッドと称されているが、レール底面と金属同士で接触するのですべりやすく、長尺レールの伸縮現象や列車通過時の振動、あるいは締結用ボルト/ナットの緩みなどによって軌道パッド自体が所定位置からずれ出しにくい為、高速鉄道用に多く採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年この鋼板付き軌道パッドにおいては、使用中に何らかの原因によって、鋼板がゴム板から分離する事故が発生しており、この様な事故が発生しない様に、抜本的な対策が求められている。鋼板とゴム板の分離は、両者の接着不良が主な原因であろうと考えられ、接着作業の際の品質管理を厳重にして、接着を完璧にすべく試みられているが、軌道パッドは使用個数が膨大であり、使用箇所はほとんど露天で、温度変化も激しく、使用条件も過酷であるので、鋼板とゴム板との分離現象を根絶することは実際上不可能であった。
【0004】
この発明はこの軌道パッドに関する上記問題点を解決することを目的とするものであり、鋼板とゴム板との接着箇所が万が一何らかの理由で剥離したとしても、鋼板とゴム板とが分離しない様に配慮した安全性にすぐれた軌道パッドを提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
レール底面が接触する鋼板と、この鋼板の下面に接着された矩形のゴム板とからなり、レール底面とタイプレートとの間に介装される軌道パッドにおいて、レール長手方向における鋼板両端を下方に折り曲げて一対の折り曲げ部とし、ゴム板の前後両端面を前記折り曲げ部によって挟み込むことにより上記課題を解決せんとするものである。
【0006】
【実施の形態】
図1はこの発明に係る鋼板付き軌道パッドの一実施形態の斜視図、図2はそれを裏面側から見た斜視図である。この実施形態は、主にレール10の底面とタイプレート6との間に介装するタイプのものであり、図中1はゴム板を示し、厚みを有する矩形をなしており、平板状でその表裏にはレール10の長手方向に複数の平行溝2が設けられている。なお、製品によっては平行溝ではなく、小さな円盤状突起やくぼみが設けられているものもある。一方、3はこのゴム板1の上面(レール10の底面側)に接着せしめられている鋼板であり、横方向側溝つまりレール10の幅方向はこのゴム板1と同寸法か若干大きくなっている。なお、この鋼板3は錆の発生を防ぐ為、ステンレス鋼製が好ましい。そして、その前後方向即ちレール長手方向において、その縁部はそれぞれ下方に直角に折り曲げられ、折り曲げ部4となっており、この折り曲げ部4によってゴム板1の長手方向前後端面11、11は挟み込まれている。なお、この折り曲げ部4の長さはゴム板1の厚みより小さく形成されている。この実施形態の軌道パッドは図3に示す様に、マクラギ8の上面の所定位置に固定されているタイプレート6に折り曲げ部4、4がレール10の長手方向を向く様に装着する。この状態において、レール10が温度変化によって伸縮現象を起したり、車両通過によって前後方向へ荷重がかかったり、あるいは振動が加えられても、レール10の底面と鋼板3との間で滑りが生じ、この軌道パッドのづり出しは効果的に阻止される。又、万が一何らかの原因によって鋼板3とゴム板1とが剥離したとしても、ゴム板1の前後端面11、11は鋼板3の折り曲げ部4、4によって挟み込まれており、一方、ゴム板1の側面はタイプレート6によって同様に挟み込まれているので、この軌道パッドがタイプレート6とレール10との間に固定されている限り、ゴム板1は鋼板3及びタイプレート6によって前後左右方向が閉じ込められたままの状態に置かれるので、鋼板3から分離離脱することは全くない。
【0007】
【発明の効果】
この発明に係る軌道パッドは上述の通りの構成を有するものであり、極めて簡単な構造ながら、重大事故の原因となりかねない鋼板とゴム板の分離離脱を防ぐことができる効果を有し、非常に実用的なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る軌道パッドの一実施形態の斜視図。
【図2】それを裏面から見た斜視図。
【図3】同じく、タイプレートに装着した状態の正面図。
【符号の説明】
1   ゴム板
2   平行溝
3   鋼板
4   折り曲げ部
6   タイプレート
8   マクラギ
10   レール
11   端面

Claims (1)

  1. レール底面が接触する鋼板と、この鋼板の下面に接着された矩形のゴム板とからなり、レール底面とタイプレートとの間に介装される軌道パッドにおいて、レール長手方向における鋼板両端を下方に折り曲げて一対の折り曲げ部とし、ゴム板の前後両端面を前記折り曲げ部によって挟み込む様にしたことを特徴とする鋼板付き軌道パッド。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007113300A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 East Japan Railway Co 軌道構造
JP2015045154A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 公益財団法人鉄道総合技術研究所 軌道パッドずれ防止板
JP2015508133A (ja) * 2012-02-22 2015-03-16 フォスロー−ヴェアケ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングVossloh−Werke GmbH レールを固定するシステム用のプレート構成部材、レール用の固定点、並びにプレート構成部材を製造する方法
JP2016017340A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 日本発條株式会社 軌道パッド

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