JP2004323356A - 吹付材料及びそれを用いた吹付施工方法 - Google Patents
吹付材料及びそれを用いた吹付施工方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004323356A JP2004323356A JP2004235625A JP2004235625A JP2004323356A JP 2004323356 A JP2004323356 A JP 2004323356A JP 2004235625 A JP2004235625 A JP 2004235625A JP 2004235625 A JP2004235625 A JP 2004235625A JP 2004323356 A JP2004323356 A JP 2004323356A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- cement
- parts
- quick
- spraying
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
Abstract
【解決手段】 セメントコンクリートと急結剤スラリーとを含有してなる吹付材料及び該吹付材料を施工する吹付施工方法であって、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物を、セメント100重量部に対して0.05〜5重量部(固形分)の割合でセメントコンクリート側に、セルロース類を、セメント100重量部に対して0.001〜0.5重量部の割合で急結剤スラリー側に別々に配合してなること、前記セメントコンクリートが硫酸塩を含有してなることを特徴とする。
Description
この際に使用する急結剤としては、カルシウムアルミネートからなるもの、カルシウムアルミネートを主体としてアルカリアルミン酸塩やアルカリ炭酸塩を含有するもの、並びに、カルシウムアルミネートを含有せず、アルカリアルミン酸塩やアルカリ炭酸塩を主成分とするもの等が知られている(特許文献2〜5)。このような急結剤は、セメントの凝結を促進する働きがあり、いずれもセメントコンクリートと粉体混合し、急結性吹付コンクリートとして地山面に吹きつけるものである。しかしながら、このような急結剤を使用しても、急結性吹付コンクリートに充分に強い凝結力と地山面への付着力を得ることが困難であり、特に、湧水箇所に吹付けを行った場合等では、この急結性吹付コンクリートの付着力が低下し、剥落が生じやすいという課題があり、凝結力や付着力が不良であれば、リバウンド(跳ね返り)率が多くなるという課題があった。
これに対して、急結剤をスラリー化して、セメントコンクリートにミョウバン類を配合して作業環境を改善した急結施工法が提案された(特許文献7)。しかしながら、この施工法は、現状では、未だ充分満足できるものではなく、その改良が強く望まれていた。
即ち、本発明は、セメントコンクリートと急結剤スラリーとを含有してなる吹付材料であって、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物を、セメント100重量部に対して0.05〜5重量部(固形分)の割合でセメントコンクリート側に、セルロース類を、セメント100重量部に対して0.001〜0.5重量部の割合で急結剤スラリー側に別々に配合してなる吹付材料、前記セメントコンクリートが硫酸塩を含有してなることを特徴とする吹付材料、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物を、セメント100重量部に対して0.05〜5重量部(固形分)の量でセメントコンクリート側に、セルロース類を、セメント100重量部に対して0.001〜0.5重量部の量で急結剤スラリー側に別々に混合し、前記ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物を混合したセメントコンクリートと、前記セルロース類を混合した急結剤スラリーとを合流混合して施工することを特徴とする吹付施工方法、並びに、前記セメントコンクリートが硫酸塩を含有してなることを特徴とする請求項3記載の吹付施工方法である。
製造した吹付コンクリート1m3をコンクリート圧送ポンプ、アリバー 280で空気圧送した。
一方、急結剤B 100重量部に対して、表1に示すセルロース類αと50重量部の水を配合して連続ミキサーで混合し急結剤スラリーを調製した。
吹付コンクリート中のセメント100重量部に対して、急結剤が固形分で15重量部になるように、吹付コンクリートと急結剤スラリーを別々に圧送し、Y字管で合流混合し、鉄板でアーチ状に制作した高さ3.5m、幅2.5mの模擬トンネル側面に吹付施工を実施し、リバウンド率、粉塵量、及び圧縮強度を測定した。結果を表1に併記する。
セメント:普通ポルトランドセメント、市販品、比重3.16
細骨材 :新潟県姫川産川砂、比重2.61
粗骨材 :新潟県姫川産川砂、表乾状態、比重2.65、Gmax10mm
セルロース類α:メチルセルロース、市販品
NS :市販品
C12A7 :カルシウムアルミネート、非晶質、合成品
無水セッコウ:市販品、ブレーン比表面積5,800cm2/g
急結剤B:C12A7/無水セッコウ/アルミン酸ナトリウム/クエン酸重量比5/5/1/0.2混合品、比重2.88
硫酸塩b :カリミョウバン、市販品
リバウンド率:急結性吹付コンクリートを4m3/hの吹付速度で1m3吹付けし、吹付終了後、付着せずに床面に敷いたビニールシートに落下した急結性吹付コンクリートの量を測定し、リバウンド率=(吹付けの際に付着せずに落下した吹付コンクリートの重量)/(吹付けに使用した急結性吹付コンクリートの総量)×100(%)の式から算出した。
粉塵量 :吹付け10分後に吹付け場所より3mの定位置で測定
圧縮強度:材齢1時間と1日の圧縮強度は、幅25cm×長さ25cmのプルアウト型枠に設置したピンを、プルアウト型枠表面から急結吹付コンクリートで被覆し、型枠の裏面よりピンを引き抜き、そのときの引き抜き強度を求め、圧縮強度=(引き抜き強度)×4/(供試体接触面積)の式から圧縮強度を算出
材齢7日以降の圧縮強度は、幅50cm×長さ50cm×厚さ20cmの型枠に急結性吹付コンクリートを吹付け、採取した直径5cm×長さ10cmの供試体を20トン耐圧機で測定し、圧縮強度を求めた。
Claims (4)
- セメントコンクリートと急結剤スラリーとを含有してなる吹付材料であって、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物を、セメント100重量部に対して0.05〜5重量部(固形分)の割合でセメントコンクリート側に、セルロース類を、セメント100重量部に対して0.001〜0.5重量部の割合で急結剤スラリー側に別々に配合してなることを特徴とする吹付材料。
- 前記セメントコンクリートが硫酸塩を含有してなることを特徴とする請求項1記載の吹付材料。
- ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物を、セメント100重量部に対して0.05〜5重量部(固形分)の割合でセメントコンクリート側に、セルロース類を、セメント100重量部に対して0.001〜0.5重量部の割合で急結剤スラリー側に別々に混合し、前記ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物を混合したセメントコンクリートと、前記セルロース類を混合した急結剤スラリーとを合流混合して施工することを特徴とする吹付施工方法。
- 前記セメントコンクリートが硫酸塩を含有してなることを特徴とする請求項3記載の吹付施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004235625A JP4386810B2 (ja) | 2004-08-12 | 2004-08-12 | 吹付材料を用いた吹付施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004235625A JP4386810B2 (ja) | 2004-08-12 | 2004-08-12 | 吹付材料を用いた吹付施工方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33680797A Division JP3647230B2 (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 吹付材料及びそれを用いた吹付施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004323356A true JP2004323356A (ja) | 2004-11-18 |
JP4386810B2 JP4386810B2 (ja) | 2009-12-16 |
Family
ID=33509476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004235625A Expired - Fee Related JP4386810B2 (ja) | 2004-08-12 | 2004-08-12 | 吹付材料を用いた吹付施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4386810B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006327865A (ja) * | 2005-05-26 | 2006-12-07 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 吹付け材料およびそれを用いた吹付け工法 |
JP2019167284A (ja) * | 2018-03-26 | 2019-10-03 | 太平洋マテリアル株式会社 | 吹付用増粘性混和剤及びそれを用いた吹付材料 |
JP2020001205A (ja) * | 2018-06-26 | 2020-01-09 | 信越化学工業株式会社 | モルタル用組成物の製造方法 |
JP2020066543A (ja) * | 2018-10-23 | 2020-04-30 | デンカ株式会社 | 超速硬性組成物、セメント組成物、コンクリート組成物及び吹付け施工方法 |
KR102648868B1 (ko) * | 2023-09-19 | 2024-03-15 | 오정민 | 친환경 혼합재를 포함하는 그라우트 주입용 조성물 및 이를 이용한 그라우트 공법 |
-
2004
- 2004-08-12 JP JP2004235625A patent/JP4386810B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006327865A (ja) * | 2005-05-26 | 2006-12-07 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 吹付け材料およびそれを用いた吹付け工法 |
JP4514145B2 (ja) * | 2005-05-26 | 2010-07-28 | 電気化学工業株式会社 | 吹付け材料およびそれを用いた吹付け工法 |
JP2019167284A (ja) * | 2018-03-26 | 2019-10-03 | 太平洋マテリアル株式会社 | 吹付用増粘性混和剤及びそれを用いた吹付材料 |
JP7007059B2 (ja) | 2018-03-26 | 2022-01-24 | 太平洋マテリアル株式会社 | 吹付用増粘性混和剤及びそれを用いた吹付材料 |
JP2020001205A (ja) * | 2018-06-26 | 2020-01-09 | 信越化学工業株式会社 | モルタル用組成物の製造方法 |
JP2020066543A (ja) * | 2018-10-23 | 2020-04-30 | デンカ株式会社 | 超速硬性組成物、セメント組成物、コンクリート組成物及び吹付け施工方法 |
JP7173827B2 (ja) | 2018-10-23 | 2022-11-16 | デンカ株式会社 | 超速硬性組成物、セメント組成物、コンクリート組成物及び吹付け施工方法 |
KR102648868B1 (ko) * | 2023-09-19 | 2024-03-15 | 오정민 | 친환경 혼합재를 포함하는 그라우트 주입용 조성물 및 이를 이용한 그라우트 공법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4386810B2 (ja) | 2009-12-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN111433169B (zh) | 粉末状速凝剂、速凝材料、速凝材料固化物和喷射施工方法 | |
JP3532068B2 (ja) | 吹付材料及びそれを用いた吹付工法 | |
JP6030438B2 (ja) | 吹付け材料、およびそれを用いた吹付け工法 | |
JPH1059760A (ja) | 吹付材料及びそれを用いた吹付工法 | |
JP3647230B2 (ja) | 吹付材料及びそれを用いた吹付施工方法 | |
JPH1179818A (ja) | セメント混和材、セメント組成物、吹付材料、及びそれを用いた吹付工法 | |
JP2006342027A (ja) | 急結剤、急結剤スラリー、吹付け材料、及びそれを用いた吹付け工法 | |
JP6289093B2 (ja) | 吹付コンクリート及びその製造方法 | |
JP2002029808A (ja) | ドライセメントコンクリート、吹付材料及びそれを用いた吹付工法 | |
JP4428598B2 (ja) | 吹付工法 | |
JP4386810B2 (ja) | 吹付材料を用いた吹付施工方法 | |
JP5192106B2 (ja) | 吹付け工法 | |
JP4248455B2 (ja) | 吹付工法 | |
JP5888847B2 (ja) | 吹付け材料およびそれを用いた吹付け工法 | |
JP2010241624A (ja) | 急結剤、急結剤スラリー、吹付け材料及びそれを用いた吹付け工法 | |
JP5190167B2 (ja) | 吹付け工法 | |
JP2002068809A (ja) | セメントコンクリート、吹付材料及びそれを用いた吹付工法 | |
JP2000302506A (ja) | 急結剤スラリー、吹付材料及びそれを用いた吹付工法 | |
JP4484301B2 (ja) | 場所打ちライニング工法 | |
JP3478451B2 (ja) | 吹付材料及びそれを用いた吹付工法 | |
JP2000302505A (ja) | 急結剤、急結剤スラリー、吹付材料及びそれを用いた吹付工法 | |
JP5603016B2 (ja) | セメント急結剤及びセメント組成物 | |
JP5190166B2 (ja) | 吹付け工法 | |
JP2011001244A (ja) | 吹付け用急結剤、吹付け材料、及びこれを用いた吹付け工法 | |
JP2008156229A (ja) | 急結性吹付けセメントコンクリート組成物、急結性吹付けセメントコンクリート、及びそれを用いた吹付け材料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040901 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071226 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081017 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081215 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090918 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090929 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121009 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121009 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131009 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |