JP2004319040A - オーディオ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の記録媒体の中から所望の記録媒体を他の記録媒体に簡便に連続記録するオーディオ装置を提供する。
【解決手段】複数の記録媒体を再生して他の記録媒体に記録する際に、連続記録を行う以前に最後に再生された記録媒体を最初に選択して再生手段1により再生し、最初に選択されて再生される記録媒体の記録形式がCD−DA形式である場合は、最初に選択された記録媒体を除く複数の記録媒体の中からCD−DA形式の記録媒体のみを選択して連続再生し他の記録媒体に記録手段9において連続記録し、最初に選択されて再生される記録媒体の記録形式がCD−DA形式でない場合は、最初に選択された記録媒体のみを再生して他の記録媒体に記録するように構成した制御手段14を備えて構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】複数の記録媒体を再生して他の記録媒体に記録する際に、連続記録を行う以前に最後に再生された記録媒体を最初に選択して再生手段1により再生し、最初に選択されて再生される記録媒体の記録形式がCD−DA形式である場合は、最初に選択された記録媒体を除く複数の記録媒体の中からCD−DA形式の記録媒体のみを選択して連続再生し他の記録媒体に記録手段9において連続記録し、最初に選択されて再生される記録媒体の記録形式がCD−DA形式でない場合は、最初に選択された記録媒体のみを再生して他の記録媒体に記録するように構成した制御手段14を備えて構成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録形式が異なる記録媒体を含む複数の記録媒体を再生して他の記録媒体に連続記録するオーディオ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の記録媒体を他の記録媒体に連続記録するオーディオ装置は、連続記録を行う前に、複数の記録媒体の記録媒体情報を読み込んでおく制御手段を有するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
図4は、従来のオーディオ装置を示すので、複数の記録媒体を再生手段1により再生して、記録手段9により他の記録媒体に連続記録する例を示している。
【0004】
同図4において、再生手段1は、複数の記録媒体(CD)を収納するチェンジャー部2、前記複数のCDの中から再生するCDを選択して信号読取部4に輸送する輸送手段3、前記輸送手段3により輸送されたCDの信号を読み取る信号読取部4、前記信号読取部4により読み取られた信号からオーディオ信号を抽出し変換して出力する再生信号出力部5、前記チェンジャー部2を制御するチェンジャー制御部6、前記信号読取部4により読み取られた信号から記録媒体情報を抽出し変換して出力する記録媒体情報デコーダ7、前記信号読取部4を制御する信号読取制御部8により構成される。
【0005】
また、記録手段9は、前記再生信号出力部5から出力されたオーディオ信号を他の記録媒体(MDやCD−R)に記録するための信号に変換して出力する記録信号入力部10、記録媒体情報を前記MDやCD−Rに記録するための信号に変換して出力する記録媒体情報エンコーダ12、前記記録信号入力部10と前記記録媒体情報エンコーダ12から出力された信号を前記MDやCD−Rに記録する信号記録部11、前記信号記録部11を制御する信号記録制御部13により構成される。
【0006】
そして、前記記録媒体情報デコーダ7から出力された信号を前記記録媒体情報エンコーダ12に出力し、前記信号読取制御部8に再生の指示を出し、前記信号記録制御部13に記録の指示を出し、操作部18の操作を検出し、表示部19に装置の動作状況を出力するシステムコントローラ17により構成される制御手段14備え、更に、利用者が操作を入力する操作部18、装置の動作状況を表示する表示部19が構成されている。
【0007】
図5は従来の、複数の記録媒体を他の記録媒体に連続記録するオーディオ装置の制御手段のフローチャートを示し、記録を行うCDを選択する(ステップS51)と、連続記録を開始し(ステップS52)、1枚目のCDの記録を実行し(ステップS53)、その記録を終了(ステップS54)すると、2枚目、3枚目のCDの記録を実行及びその終了が順次行われる(ステップS55〜S58)。そして、ステップS59で連続記録が終了する。
【0008】
ここで、図4、図5において、制御手段は連続記録を行う前に、利用者が複数の記録媒体の中から記録を行う記録媒体を操作部18により選択するように構成されている。
【0009】
【特許文献1】
特許第3235231号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
このような複数の記録媒体を他の記録媒体に連続記録するオーディオ装置においては、チェンジャー部2に収納されるCD等の記録媒体として、再生のために常に収納されている記録媒体(例えばCD−DA形式のCD)と、他の記録媒体への記録のために一時的に収納されている記録形式が異なる記録媒体(例えば各種の圧縮形式で記録されたCD)とが混在して収納されていることがある。ここで、この圧縮形式で記録されたCDの場合、CD−DA形式で記録されたCDに比べて、10〜20倍のデータが記録されているものがある。
【0011】
このような記録形式が異なる記録媒体が混在している場合で、連続記録を行う前に、利用者が複数の記録媒体の中から記録を行う記録媒体を選択したり、記録を行わない記録媒体をオーディオ装置から排出しておく必要があり、簡便な連続記録を実現できないという問題がある。
【0012】
本発明は、連続記録を行う前に、利用者が複数の記録媒体の中から記録を行う記録媒体を選択したり、記録を行わない記録媒体をオーディオ装置から排出しなくても、記録形式が異なる記録媒体を含む複数の記録媒体の中から所望の記録形式の記録媒体を他の記録媒体に簡便に連続記録するオーディオ装置を提供することを目的としてなされたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
これらの課題を解決するために本発明のオーディオ装置は、記録形式が異なる記録媒体を含む複数の記録媒体を再生可能な再生手段と、当該再生手段によって再生された再生信号を他の記録媒体に記録する記録手段と、前記再生手段による再生と記録手段による記録を制御する制御手段とを備えたオーディオ装置であって、前記制御手段は、前記複数の記録媒体を再生して他の記録媒体に記録する際に、前記複数記録媒体の中から最初に選択されて再生される記録媒体の記録形式がCD−DA形式である場合は、当該最初に選択された記録媒体を除く前記複数の記録媒体の中からCD−DA形式の記録媒体のみを選択して連続再生して他の記録媒体に連続記録し、最初に選択されて再生される前記記録媒体の記録形式がCD−DA形式でない場合は、当該最初に選択された記録媒体のみを再生して他の記録媒体に記録する制御を行うように構成したものである。
【0014】
これにより、連続記録を行う前に、利用者が複数の記録媒体の中から記録を行う記録媒体を選択したり、記録を行わない記録媒体をオーディオ装置から排出しなくても、記録形式が異なる記録媒体を含む複数の記録媒体の中から所望の記録形式の記録媒体を他の記録媒体に簡便に連続記録することができるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、記録形式が異なる記録媒体を含む複数の記録媒体を再生可能な再生手段と、当該再生手段によって再生された再生信号を他の記録媒体に記録する記録手段と、前記再生手段による再生と記録手段による記録を制御する制御手段とを備えたオーディオ装置であって、前記制御手段は、前記複数の記録媒体を再生して他の記録媒体に記録する際に、前記複数記録媒体の中から最初に選択されて再生される記録媒体の記録形式がCD−DA形式である場合は、当該最初に選択された記録媒体を除く前記複数の記録媒体の中からCD−DA形式の記録媒体のみを選択して連続再生して他の記録媒体に連続記録し、最初に選択されて再生される前記記録媒体の記録形式がCD−DA形式でない場合は、当該最初に選択された記録媒体のみを再生して他の記録媒体に記録する制御を行うように構成したものである。
【0016】
最初に選択されて再生される記録媒体が、利用者が記録を行いたい記録媒体である場合に、連続記録を行う前に、利用者が複数の記録媒体の中から記録を行う記録媒体を選択したり、記録を行わない記録媒体をオーディオ装置から排出しなくても、記録形式が異なる記録媒体を含む複数の記録媒体の中から所望の記録形式の記録媒体を他の記録媒体に簡便に連続記録することができるという作用を有する。
【0017】
請求項2に記載の発明は、前記制御手段は、前記再生手段により再生して連続記録を行う際に、当該連続記録を行う以前に最後に再生された記録媒体を前記複数記録媒体の中から最初に選択して再生して他の記録媒体に記録するように構成したものであり、連続記録を行う前に、利用者が複数の記録媒体の中から記録を行う記録媒体を選択したり、記録を行わない記録媒体をオーディオ装置から排出しなくても、記録形式が異なる記録媒体を含む複数の記録媒体の中から、前回再生した所望の記録媒体を再生することができるという作用を有する。
【0018】
請求項3に記載の発明は、記録形式が異なる記録媒体を含む複数の記録媒体を再生可能な再生手段と、当該再生手段によって再生された再生信号を他の記録媒体に記録する記録手段と、前記再生手段による再生と記録手段による記録を制御する制御手段とを備えたオーディオ装置であって、前記制御手段は、前記複数の記録媒体を再生して他の記録媒体に記録する際に、前記複数記録媒体の中から最初に選択されて再生される前記記録媒体の記録時間が80分以下である場合は、当該最初に選択された記録媒体を除く前記複数の記録媒体の中から記録時間が80分以下の記録媒体のみを選択して連続再生して他の記録媒体に連続記録し、最初に選択されて再生される前記記録媒体の記録時間が80分以下でない場合は、当該最初に選択された記録媒体のみを再生して他の記録媒体に記録する制御を行うように構成したものであり、最初に選択されて再生される記録媒体が、利用者が記録を行いたい記録媒体である場合に、連続記録を行う前に、利用者が複数の記録媒体の中から記録を行う記録媒体を選択したり、記録を行わない記録媒体をオーディオ装置から排出しなくても、記録形式が異なる記録媒体を含む複数の記録媒体の中から所望の記録媒体を他の記録媒体に簡便に連続記録することができるという作用を有する。
【0019】
請求項4に記載の発明は、前記制御手段は、前記再生手段により再生して連続記録を行う際に、当該連続記録を行う以前に最後に再生された記録媒体を前記複数記録媒体の中から最初に選択して再生して他の記録媒体に記録するように構成したものであり、連続記録を行う前に、利用者が複数の記録媒体の中から記録を行う記録媒体を選択したり、記録を行わない記録媒体をオーディオ装置から排出しなくても、記録形式が異なる記録媒体を含む複数の記録媒体の中から、前回再生した所望の記録媒体を再生することができるという作用を有する。
【0020】
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における、オーディオ装置を示すブロック図であり、複数の記録媒体を再生手段1により再生して、記録手段9により他の記録媒体に連続記録する
再生手段1は、複数の記録媒体(CD)を収納するチェンジャー部2、前記複数のCDの中から再生するCDを選択して信号読取部4に輸送する輸送手段3、前記輸送手段3により輸送されたCDの信号を読み取る信号読取部4、前記信号読取部4により読み取られた信号からオーディオ信号を抽出し変換して出力する再生信号出力部5、前記チェンジャー部2を制御するチェンジャー制御部6、前記信号読取部4により読み取られた信号から記録媒体情報を抽出し変換して出力する記録媒体情報デコーダ7、前記信号読取部4を制御する信号読取制御部8により構成されている。
【0021】
前記記録手段9は、再生信号出力部5から出力されたオーディオ信号を他の記録媒体(MDやCD−R)に記録するための信号に変換して出力する記録信号入力部10、記録媒体情報を前記MDやCD−Rに記録するための信号に変換して出力する記録媒体情報エンコーダ12、前記記録信号入力部10と前記記録媒体情報エンコーダ12から出力された信号を前記MDやCD−Rに記録する信号記録部11、前記信号記録部11を制御する信号記録制御部13により構成されている。
【0022】
14は制御手段であり、前記チェンジャー制御部6の動作を記憶するチェンジャー動作記憶部15、前記記録媒体情報デコーダ7の情報を解析する記憶媒体情報解析部16、システムコントローラ17により構成される。そのシステムコントローラ17は、前記チェンジャー動作記憶部15により記憶された過去のチェンジャー動作の内容から連続記録を行う以前に最後に再生されたCDを認定し、前記チェンジャー部2に収納された複数のCDの中から当該CDを選択するように前記チェンジャー制御部6に指示を出し、前記記憶媒体解析部16により解析された結果に基づき前記チェンジャー制御部6に指示を出し、前記記録媒体情報デコーダ7から出力された信号を前記記録媒体情報エンコーダ12に出力し、前記信号読取制御部8に再生の指示を出し、前記信号記録制御部13に記録の指示を出し、操作部18の操作を検知し、表示部19に装置の動作状況を出力するものである。
【0023】
利用者が操作を入力する操作部18、装置の動作状況を表示する表示部19とにより構成されている。
【0024】
図2は本発明の第1の実施の形態における、複数の記録媒体を他の記録媒体に連続記録するオーディオ装置の制御手段のフローチャートを示す。
【0025】
以上のように構成された複数の記録媒体を他の記録媒体に連続記録するオーディオ装置について、以下その動作について説明する。
【0026】
まず利用者が操作部18により連続記録ボタンを押すと、システムコントローラ17はチェンジャー動作記憶部15に記憶された過去のチェンジャー動作の内容から連続記録を行う以前に最後に再生されたCDを認定し、チェンジャー部2に収納された複数のCDの中から当該CDを選択するようにチェンジャー制御部6に指示を出す(ステップS1)。ここで、複数のCDを再生可能なオーディオ装置においては、再生のために常習的に収納されているCD−DA形式のCDと、記録のために一時的に収納されている例えば各種の圧縮形式で記録されてデータ量がCD−DA形式のものに比べて10〜20倍のデータを有するCDとがオーディオ装置内に混在して収納されていることがあるが、連続記録を行う前に記録を行いたいCDを再生して確認することが多い。そのため、連続記録を行おうとする以前に最後に再生されたCDは、利用者が記録を行いたいCD−DA形式のCDであると考えられる。
【0027】
次に、チェンジャー部2により選択されたCDは信号読取部4に移送された後、記録媒体情報デコーダ7により記録媒体情報が抽出され読み取られる。記録媒体情報デコーダ7により読み取られた記録媒体情報は記録媒体情報解析部16によりCDの記録形式が解析され、その結果はシステムコントローラ17へ伝達され、その形式がCD−DA形式のCDか判断される(ステップS2)。
【0028】
その最初に選択されたCDの記録形式がCD−DA形式である場合は、システムコントローラ17は当該CDを再生するように信号読取制御部8に指示を出すとともに、MDやCD−Rに記録するように信号記録制御部13に指示を出して記録を実行する(ステップS3)。当該CDの再生終了後、システムコントローラ17は記録を一時停止するように信号記録制御部13に指示を出す(ステップS4)とともに、信号読取部4にある当該CDをチェンジャー部2に収納し、チェンジャー部2に収納された複数のCDの中から2枚目のCDを選択するようにチェンジャー制御部6に指示を出す。チェンジャー部2により選択された2枚目のCDは信号読取部4に移送された後、記録媒体情報デコーダ7により記録媒体情報が抽出され読み取られる(ステップS5)。記録媒体情報デコーダ7により読み取られた記録媒体情報は記録媒体情報解析部16によりCDの記録形式が解析され、その結果はシステムコントローラ17へ伝達される。システムコントローラ17は、2枚目に選択されたCDの記録形式がCD−DA形式である場合は、ステップS6〜S7へと進み、当該CDを再生するように信号読取制御部8に指示を出すとともに、MDやCD−Rに記録するように信号記録制御部13に指示を出し、2枚目に選択されたCDの記録形式がCD−DA形式でない場合は、このステップS6〜S7をパスしてステップ8へ進み、当該CDを再生せずにチェンジャー部2に収納するようにチェンジャー制御部6に指示を出す。以下、最後に選択されるCDまで同様の動作(ステップS8〜S11)を繰り返し、連続記録動作を終了する。これにより、最初に選択されたCDの記録形式がCD−DA形式である場合は、複数のCDの中から記録形式がCD−DA形式であるCDのみが再生されMDやCD−Rに記録される。
【0029】
一方、ステップS2で、最初に選択されたCDの記録形式がCD−DA形式でない場合は、システムコントローラ17は、ステップ12に進んで、当該CDを再生するように信号読取制御部8に指示を出すとともに、MDやCD−Rに記録するように信号記録制御部13に指示を出す。当該CDの再生終了(ステップS13)後、連続記録動作を終了する(ステップS14)。これにより、最初に選択されたCDの記録形式がCD−DA形式でない場合は、当該CDのみが再生されMDやCD−Rに記録される。
【0030】
CD−DA形式でないCDとして、MP3などの圧縮音楽データを記録可能なISO9660形式がある。ISO9660形式のCDは、利用者が既にCD−DA形式のCDを再生して記録したCDが多い。したがって、オーディオ装置に収納された複数のCDの中で、利用者が新たにMDやCD−Rに記録を行いたいCDはCD−DA形式のCDだけであると考えられる。また、ISO9660形式のCDには、圧縮音楽データを記録できるため、CD−DA形式のCDに比べ10倍程度の長時間記録ができる。このため、ISO9660形式のCDをMDやCD−Rに記録した場合、オーディオ装置に収納された複数のCDの中で当該CD以降に選択されるCDに含まれる音楽データの全てをMDやCD−Rに記録できない場合が多い。そこで、利用者が新たにMDやCD−Rに記録を行いたいCDの記録形式がCD−DA形式でない場合は、当該CDのみを記録することが望ましいと考えられる。
【0031】
以上のように本実施形態によれば、連続記録を行う前に、利用者が複数の記録媒体の中から記録を行う記録媒体を選択したり、記録を行わない記録媒体をオーディオ装置から排出しなくても、複数の記録媒体の中から所望の記録媒体を簡便に連続記録することができることとなる。
【0032】
(実施の形態2)
図3は本発明の第2の実施の形態における、記録形式が異なる複数の記録媒体を他の記録媒体に連続記録するオーディオ装置の制御手段のフローチャートを示す。
【0033】
この実施形態では、実施の形態1の場合と異なる点は、図2のステップS2、S6、S8の部分の判断のベースが異なる点である。すなわち、図2のステップS2、S6、S8では、記録媒体情報デコーダ7により読み取られた記録媒体情報は記録媒体情報解析部16によりCDの記録形式が解析され、その結果はシステムコントローラ17へ伝達され、その形式がCD−DA形式のCDか判断されるのに対して、ステップS22、S26、S28においては、記録媒体情報デコーダ7により読み取られた記録媒体情報は記録媒体情報解析部16によりCDの記録時間が解析され、その結果はシステムコントローラ17へ伝達される。ここで、CDの記録時間が80分以下である場合は、CD−DA形式のCDと同様のステップの処理となり、80分以下の場合はCD−DA形式以外のCDの場合と同様のステップの処理となる。
【0034】
ここで、記録時間が80分以下であるCDとしてCD−DA形式のCDがあり、記録時間が80分以下でないCDとして、MP3などの圧縮音楽データを記録可能なISO9660形式がある。ISO9660形式のCDは、利用者が既にCD−DA形式のCDを再生して記録したCDが多い。したがって、オーディオ装置に収納された複数のCDの中で、利用者が新たにMDやCD−Rに記録を行いたいCDは記録時間が80分以下であるCDだけであると考えられる。また、ISO9660形式のCDには、圧縮音楽データを記録できるため、CD−DA形式のCDに比べ10倍程度の長時間記録ができる。このため、ISO9660形式のCDをMDやCD−Rに記録した場合、オーディオ装置に収納された複数のCDの中で当該CD以降に選択されるCDに含まれる音楽データの全てをMDやCD−Rに記録できない場合が多い。そこで、利用者が新たにMDやCD−Rに記録を行いたいCDの記録時間が80分以下でない場合は、当該CDのみを記録することが望ましいと考えられる。
【0035】
以上のように本実施形態によれば、連続記録を行う前に、利用者が複数の記録媒体の中から記録を行う記録媒体を選択したり、記録を行わない記録媒体をオーディオ装置から排出しなくても、複数の記録媒体の中から所望の記録媒体を簡便に連続記録することができることとなる。
【0036】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、記録形式が異なる記録媒体を含む複数の記録媒体を再生可能な再生手段と、当該再生手段によって再生された再生信号を他の記録媒体に記録する記録手段と、前記再生手段による再生と記録手段による記録を制御する制御手段とを備えたオーディオ装置であって、前記制御手段は、前記複数の記録媒体を再生して他の記録媒体に記録する際に、前記複数記録媒体の中から最初に選択されて再生される記録媒体の記録形式がCD−DA形式である場合は、当該最初に選択された記録媒体を除く前記複数の記録媒体の中からCD−DA形式の記録媒体のみを選択して連続再生して他の記録媒体に連続記録し、最初に選択されて再生される前記記録媒体の記録形式がCD−DA形式でない場合は、当該最初に選択された記録媒体のみを再生して他の記録媒体に記録する制御を行うように構成したものであり、最初に選択されて再生される記録媒体が、利用者が記録を行いたい記録媒体である場合に、連続記録を行う前に、利用者が複数の記録媒体の中から記録を行う記録媒体を選択したり、記録を行わない記録媒体をオーディオ装置から排出しなくても、記録形式が異なる記録媒体を含む複数の記録媒体の中から所望の記録形式の記録媒体を他の記録媒体に簡便に連続記録することができるという作用を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるオーディオ装置のブロック図
【図2】同制御手段のフローチャート
【図3】本発明の二一実施の形態によるオーディオ装置の制御手段のフローチャート
【図4】従来のオーディオ装置のブロック図
【図5】同制御手段のフローチャート
【符号の説明】
1 再生手段
2 チェンジャー部
3 輸送手段
4 信号読取部
5 再生信号出力部
6 チェンジャー制御部
7 記録媒体情報デコーダ
8 信号読取制御部
9 記録手段
10 記録信号入力部
11 信号記録部
12 記録媒体情報エンコーダ
13 信号記録制御部
14 制御手段
15 チェンジャー動作記憶部
16 記録媒体情報解析部
17 システムコントローラ
18 操作部
19 表示部
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録形式が異なる記録媒体を含む複数の記録媒体を再生して他の記録媒体に連続記録するオーディオ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の記録媒体を他の記録媒体に連続記録するオーディオ装置は、連続記録を行う前に、複数の記録媒体の記録媒体情報を読み込んでおく制御手段を有するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
図4は、従来のオーディオ装置を示すので、複数の記録媒体を再生手段1により再生して、記録手段9により他の記録媒体に連続記録する例を示している。
【0004】
同図4において、再生手段1は、複数の記録媒体(CD)を収納するチェンジャー部2、前記複数のCDの中から再生するCDを選択して信号読取部4に輸送する輸送手段3、前記輸送手段3により輸送されたCDの信号を読み取る信号読取部4、前記信号読取部4により読み取られた信号からオーディオ信号を抽出し変換して出力する再生信号出力部5、前記チェンジャー部2を制御するチェンジャー制御部6、前記信号読取部4により読み取られた信号から記録媒体情報を抽出し変換して出力する記録媒体情報デコーダ7、前記信号読取部4を制御する信号読取制御部8により構成される。
【0005】
また、記録手段9は、前記再生信号出力部5から出力されたオーディオ信号を他の記録媒体(MDやCD−R)に記録するための信号に変換して出力する記録信号入力部10、記録媒体情報を前記MDやCD−Rに記録するための信号に変換して出力する記録媒体情報エンコーダ12、前記記録信号入力部10と前記記録媒体情報エンコーダ12から出力された信号を前記MDやCD−Rに記録する信号記録部11、前記信号記録部11を制御する信号記録制御部13により構成される。
【0006】
そして、前記記録媒体情報デコーダ7から出力された信号を前記記録媒体情報エンコーダ12に出力し、前記信号読取制御部8に再生の指示を出し、前記信号記録制御部13に記録の指示を出し、操作部18の操作を検出し、表示部19に装置の動作状況を出力するシステムコントローラ17により構成される制御手段14備え、更に、利用者が操作を入力する操作部18、装置の動作状況を表示する表示部19が構成されている。
【0007】
図5は従来の、複数の記録媒体を他の記録媒体に連続記録するオーディオ装置の制御手段のフローチャートを示し、記録を行うCDを選択する(ステップS51)と、連続記録を開始し(ステップS52)、1枚目のCDの記録を実行し(ステップS53)、その記録を終了(ステップS54)すると、2枚目、3枚目のCDの記録を実行及びその終了が順次行われる(ステップS55〜S58)。そして、ステップS59で連続記録が終了する。
【0008】
ここで、図4、図5において、制御手段は連続記録を行う前に、利用者が複数の記録媒体の中から記録を行う記録媒体を操作部18により選択するように構成されている。
【0009】
【特許文献1】
特許第3235231号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
このような複数の記録媒体を他の記録媒体に連続記録するオーディオ装置においては、チェンジャー部2に収納されるCD等の記録媒体として、再生のために常に収納されている記録媒体(例えばCD−DA形式のCD)と、他の記録媒体への記録のために一時的に収納されている記録形式が異なる記録媒体(例えば各種の圧縮形式で記録されたCD)とが混在して収納されていることがある。ここで、この圧縮形式で記録されたCDの場合、CD−DA形式で記録されたCDに比べて、10〜20倍のデータが記録されているものがある。
【0011】
このような記録形式が異なる記録媒体が混在している場合で、連続記録を行う前に、利用者が複数の記録媒体の中から記録を行う記録媒体を選択したり、記録を行わない記録媒体をオーディオ装置から排出しておく必要があり、簡便な連続記録を実現できないという問題がある。
【0012】
本発明は、連続記録を行う前に、利用者が複数の記録媒体の中から記録を行う記録媒体を選択したり、記録を行わない記録媒体をオーディオ装置から排出しなくても、記録形式が異なる記録媒体を含む複数の記録媒体の中から所望の記録形式の記録媒体を他の記録媒体に簡便に連続記録するオーディオ装置を提供することを目的としてなされたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
これらの課題を解決するために本発明のオーディオ装置は、記録形式が異なる記録媒体を含む複数の記録媒体を再生可能な再生手段と、当該再生手段によって再生された再生信号を他の記録媒体に記録する記録手段と、前記再生手段による再生と記録手段による記録を制御する制御手段とを備えたオーディオ装置であって、前記制御手段は、前記複数の記録媒体を再生して他の記録媒体に記録する際に、前記複数記録媒体の中から最初に選択されて再生される記録媒体の記録形式がCD−DA形式である場合は、当該最初に選択された記録媒体を除く前記複数の記録媒体の中からCD−DA形式の記録媒体のみを選択して連続再生して他の記録媒体に連続記録し、最初に選択されて再生される前記記録媒体の記録形式がCD−DA形式でない場合は、当該最初に選択された記録媒体のみを再生して他の記録媒体に記録する制御を行うように構成したものである。
【0014】
これにより、連続記録を行う前に、利用者が複数の記録媒体の中から記録を行う記録媒体を選択したり、記録を行わない記録媒体をオーディオ装置から排出しなくても、記録形式が異なる記録媒体を含む複数の記録媒体の中から所望の記録形式の記録媒体を他の記録媒体に簡便に連続記録することができるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、記録形式が異なる記録媒体を含む複数の記録媒体を再生可能な再生手段と、当該再生手段によって再生された再生信号を他の記録媒体に記録する記録手段と、前記再生手段による再生と記録手段による記録を制御する制御手段とを備えたオーディオ装置であって、前記制御手段は、前記複数の記録媒体を再生して他の記録媒体に記録する際に、前記複数記録媒体の中から最初に選択されて再生される記録媒体の記録形式がCD−DA形式である場合は、当該最初に選択された記録媒体を除く前記複数の記録媒体の中からCD−DA形式の記録媒体のみを選択して連続再生して他の記録媒体に連続記録し、最初に選択されて再生される前記記録媒体の記録形式がCD−DA形式でない場合は、当該最初に選択された記録媒体のみを再生して他の記録媒体に記録する制御を行うように構成したものである。
【0016】
最初に選択されて再生される記録媒体が、利用者が記録を行いたい記録媒体である場合に、連続記録を行う前に、利用者が複数の記録媒体の中から記録を行う記録媒体を選択したり、記録を行わない記録媒体をオーディオ装置から排出しなくても、記録形式が異なる記録媒体を含む複数の記録媒体の中から所望の記録形式の記録媒体を他の記録媒体に簡便に連続記録することができるという作用を有する。
【0017】
請求項2に記載の発明は、前記制御手段は、前記再生手段により再生して連続記録を行う際に、当該連続記録を行う以前に最後に再生された記録媒体を前記複数記録媒体の中から最初に選択して再生して他の記録媒体に記録するように構成したものであり、連続記録を行う前に、利用者が複数の記録媒体の中から記録を行う記録媒体を選択したり、記録を行わない記録媒体をオーディオ装置から排出しなくても、記録形式が異なる記録媒体を含む複数の記録媒体の中から、前回再生した所望の記録媒体を再生することができるという作用を有する。
【0018】
請求項3に記載の発明は、記録形式が異なる記録媒体を含む複数の記録媒体を再生可能な再生手段と、当該再生手段によって再生された再生信号を他の記録媒体に記録する記録手段と、前記再生手段による再生と記録手段による記録を制御する制御手段とを備えたオーディオ装置であって、前記制御手段は、前記複数の記録媒体を再生して他の記録媒体に記録する際に、前記複数記録媒体の中から最初に選択されて再生される前記記録媒体の記録時間が80分以下である場合は、当該最初に選択された記録媒体を除く前記複数の記録媒体の中から記録時間が80分以下の記録媒体のみを選択して連続再生して他の記録媒体に連続記録し、最初に選択されて再生される前記記録媒体の記録時間が80分以下でない場合は、当該最初に選択された記録媒体のみを再生して他の記録媒体に記録する制御を行うように構成したものであり、最初に選択されて再生される記録媒体が、利用者が記録を行いたい記録媒体である場合に、連続記録を行う前に、利用者が複数の記録媒体の中から記録を行う記録媒体を選択したり、記録を行わない記録媒体をオーディオ装置から排出しなくても、記録形式が異なる記録媒体を含む複数の記録媒体の中から所望の記録媒体を他の記録媒体に簡便に連続記録することができるという作用を有する。
【0019】
請求項4に記載の発明は、前記制御手段は、前記再生手段により再生して連続記録を行う際に、当該連続記録を行う以前に最後に再生された記録媒体を前記複数記録媒体の中から最初に選択して再生して他の記録媒体に記録するように構成したものであり、連続記録を行う前に、利用者が複数の記録媒体の中から記録を行う記録媒体を選択したり、記録を行わない記録媒体をオーディオ装置から排出しなくても、記録形式が異なる記録媒体を含む複数の記録媒体の中から、前回再生した所望の記録媒体を再生することができるという作用を有する。
【0020】
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における、オーディオ装置を示すブロック図であり、複数の記録媒体を再生手段1により再生して、記録手段9により他の記録媒体に連続記録する
再生手段1は、複数の記録媒体(CD)を収納するチェンジャー部2、前記複数のCDの中から再生するCDを選択して信号読取部4に輸送する輸送手段3、前記輸送手段3により輸送されたCDの信号を読み取る信号読取部4、前記信号読取部4により読み取られた信号からオーディオ信号を抽出し変換して出力する再生信号出力部5、前記チェンジャー部2を制御するチェンジャー制御部6、前記信号読取部4により読み取られた信号から記録媒体情報を抽出し変換して出力する記録媒体情報デコーダ7、前記信号読取部4を制御する信号読取制御部8により構成されている。
【0021】
前記記録手段9は、再生信号出力部5から出力されたオーディオ信号を他の記録媒体(MDやCD−R)に記録するための信号に変換して出力する記録信号入力部10、記録媒体情報を前記MDやCD−Rに記録するための信号に変換して出力する記録媒体情報エンコーダ12、前記記録信号入力部10と前記記録媒体情報エンコーダ12から出力された信号を前記MDやCD−Rに記録する信号記録部11、前記信号記録部11を制御する信号記録制御部13により構成されている。
【0022】
14は制御手段であり、前記チェンジャー制御部6の動作を記憶するチェンジャー動作記憶部15、前記記録媒体情報デコーダ7の情報を解析する記憶媒体情報解析部16、システムコントローラ17により構成される。そのシステムコントローラ17は、前記チェンジャー動作記憶部15により記憶された過去のチェンジャー動作の内容から連続記録を行う以前に最後に再生されたCDを認定し、前記チェンジャー部2に収納された複数のCDの中から当該CDを選択するように前記チェンジャー制御部6に指示を出し、前記記憶媒体解析部16により解析された結果に基づき前記チェンジャー制御部6に指示を出し、前記記録媒体情報デコーダ7から出力された信号を前記記録媒体情報エンコーダ12に出力し、前記信号読取制御部8に再生の指示を出し、前記信号記録制御部13に記録の指示を出し、操作部18の操作を検知し、表示部19に装置の動作状況を出力するものである。
【0023】
利用者が操作を入力する操作部18、装置の動作状況を表示する表示部19とにより構成されている。
【0024】
図2は本発明の第1の実施の形態における、複数の記録媒体を他の記録媒体に連続記録するオーディオ装置の制御手段のフローチャートを示す。
【0025】
以上のように構成された複数の記録媒体を他の記録媒体に連続記録するオーディオ装置について、以下その動作について説明する。
【0026】
まず利用者が操作部18により連続記録ボタンを押すと、システムコントローラ17はチェンジャー動作記憶部15に記憶された過去のチェンジャー動作の内容から連続記録を行う以前に最後に再生されたCDを認定し、チェンジャー部2に収納された複数のCDの中から当該CDを選択するようにチェンジャー制御部6に指示を出す(ステップS1)。ここで、複数のCDを再生可能なオーディオ装置においては、再生のために常習的に収納されているCD−DA形式のCDと、記録のために一時的に収納されている例えば各種の圧縮形式で記録されてデータ量がCD−DA形式のものに比べて10〜20倍のデータを有するCDとがオーディオ装置内に混在して収納されていることがあるが、連続記録を行う前に記録を行いたいCDを再生して確認することが多い。そのため、連続記録を行おうとする以前に最後に再生されたCDは、利用者が記録を行いたいCD−DA形式のCDであると考えられる。
【0027】
次に、チェンジャー部2により選択されたCDは信号読取部4に移送された後、記録媒体情報デコーダ7により記録媒体情報が抽出され読み取られる。記録媒体情報デコーダ7により読み取られた記録媒体情報は記録媒体情報解析部16によりCDの記録形式が解析され、その結果はシステムコントローラ17へ伝達され、その形式がCD−DA形式のCDか判断される(ステップS2)。
【0028】
その最初に選択されたCDの記録形式がCD−DA形式である場合は、システムコントローラ17は当該CDを再生するように信号読取制御部8に指示を出すとともに、MDやCD−Rに記録するように信号記録制御部13に指示を出して記録を実行する(ステップS3)。当該CDの再生終了後、システムコントローラ17は記録を一時停止するように信号記録制御部13に指示を出す(ステップS4)とともに、信号読取部4にある当該CDをチェンジャー部2に収納し、チェンジャー部2に収納された複数のCDの中から2枚目のCDを選択するようにチェンジャー制御部6に指示を出す。チェンジャー部2により選択された2枚目のCDは信号読取部4に移送された後、記録媒体情報デコーダ7により記録媒体情報が抽出され読み取られる(ステップS5)。記録媒体情報デコーダ7により読み取られた記録媒体情報は記録媒体情報解析部16によりCDの記録形式が解析され、その結果はシステムコントローラ17へ伝達される。システムコントローラ17は、2枚目に選択されたCDの記録形式がCD−DA形式である場合は、ステップS6〜S7へと進み、当該CDを再生するように信号読取制御部8に指示を出すとともに、MDやCD−Rに記録するように信号記録制御部13に指示を出し、2枚目に選択されたCDの記録形式がCD−DA形式でない場合は、このステップS6〜S7をパスしてステップ8へ進み、当該CDを再生せずにチェンジャー部2に収納するようにチェンジャー制御部6に指示を出す。以下、最後に選択されるCDまで同様の動作(ステップS8〜S11)を繰り返し、連続記録動作を終了する。これにより、最初に選択されたCDの記録形式がCD−DA形式である場合は、複数のCDの中から記録形式がCD−DA形式であるCDのみが再生されMDやCD−Rに記録される。
【0029】
一方、ステップS2で、最初に選択されたCDの記録形式がCD−DA形式でない場合は、システムコントローラ17は、ステップ12に進んで、当該CDを再生するように信号読取制御部8に指示を出すとともに、MDやCD−Rに記録するように信号記録制御部13に指示を出す。当該CDの再生終了(ステップS13)後、連続記録動作を終了する(ステップS14)。これにより、最初に選択されたCDの記録形式がCD−DA形式でない場合は、当該CDのみが再生されMDやCD−Rに記録される。
【0030】
CD−DA形式でないCDとして、MP3などの圧縮音楽データを記録可能なISO9660形式がある。ISO9660形式のCDは、利用者が既にCD−DA形式のCDを再生して記録したCDが多い。したがって、オーディオ装置に収納された複数のCDの中で、利用者が新たにMDやCD−Rに記録を行いたいCDはCD−DA形式のCDだけであると考えられる。また、ISO9660形式のCDには、圧縮音楽データを記録できるため、CD−DA形式のCDに比べ10倍程度の長時間記録ができる。このため、ISO9660形式のCDをMDやCD−Rに記録した場合、オーディオ装置に収納された複数のCDの中で当該CD以降に選択されるCDに含まれる音楽データの全てをMDやCD−Rに記録できない場合が多い。そこで、利用者が新たにMDやCD−Rに記録を行いたいCDの記録形式がCD−DA形式でない場合は、当該CDのみを記録することが望ましいと考えられる。
【0031】
以上のように本実施形態によれば、連続記録を行う前に、利用者が複数の記録媒体の中から記録を行う記録媒体を選択したり、記録を行わない記録媒体をオーディオ装置から排出しなくても、複数の記録媒体の中から所望の記録媒体を簡便に連続記録することができることとなる。
【0032】
(実施の形態2)
図3は本発明の第2の実施の形態における、記録形式が異なる複数の記録媒体を他の記録媒体に連続記録するオーディオ装置の制御手段のフローチャートを示す。
【0033】
この実施形態では、実施の形態1の場合と異なる点は、図2のステップS2、S6、S8の部分の判断のベースが異なる点である。すなわち、図2のステップS2、S6、S8では、記録媒体情報デコーダ7により読み取られた記録媒体情報は記録媒体情報解析部16によりCDの記録形式が解析され、その結果はシステムコントローラ17へ伝達され、その形式がCD−DA形式のCDか判断されるのに対して、ステップS22、S26、S28においては、記録媒体情報デコーダ7により読み取られた記録媒体情報は記録媒体情報解析部16によりCDの記録時間が解析され、その結果はシステムコントローラ17へ伝達される。ここで、CDの記録時間が80分以下である場合は、CD−DA形式のCDと同様のステップの処理となり、80分以下の場合はCD−DA形式以外のCDの場合と同様のステップの処理となる。
【0034】
ここで、記録時間が80分以下であるCDとしてCD−DA形式のCDがあり、記録時間が80分以下でないCDとして、MP3などの圧縮音楽データを記録可能なISO9660形式がある。ISO9660形式のCDは、利用者が既にCD−DA形式のCDを再生して記録したCDが多い。したがって、オーディオ装置に収納された複数のCDの中で、利用者が新たにMDやCD−Rに記録を行いたいCDは記録時間が80分以下であるCDだけであると考えられる。また、ISO9660形式のCDには、圧縮音楽データを記録できるため、CD−DA形式のCDに比べ10倍程度の長時間記録ができる。このため、ISO9660形式のCDをMDやCD−Rに記録した場合、オーディオ装置に収納された複数のCDの中で当該CD以降に選択されるCDに含まれる音楽データの全てをMDやCD−Rに記録できない場合が多い。そこで、利用者が新たにMDやCD−Rに記録を行いたいCDの記録時間が80分以下でない場合は、当該CDのみを記録することが望ましいと考えられる。
【0035】
以上のように本実施形態によれば、連続記録を行う前に、利用者が複数の記録媒体の中から記録を行う記録媒体を選択したり、記録を行わない記録媒体をオーディオ装置から排出しなくても、複数の記録媒体の中から所望の記録媒体を簡便に連続記録することができることとなる。
【0036】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、記録形式が異なる記録媒体を含む複数の記録媒体を再生可能な再生手段と、当該再生手段によって再生された再生信号を他の記録媒体に記録する記録手段と、前記再生手段による再生と記録手段による記録を制御する制御手段とを備えたオーディオ装置であって、前記制御手段は、前記複数の記録媒体を再生して他の記録媒体に記録する際に、前記複数記録媒体の中から最初に選択されて再生される記録媒体の記録形式がCD−DA形式である場合は、当該最初に選択された記録媒体を除く前記複数の記録媒体の中からCD−DA形式の記録媒体のみを選択して連続再生して他の記録媒体に連続記録し、最初に選択されて再生される前記記録媒体の記録形式がCD−DA形式でない場合は、当該最初に選択された記録媒体のみを再生して他の記録媒体に記録する制御を行うように構成したものであり、最初に選択されて再生される記録媒体が、利用者が記録を行いたい記録媒体である場合に、連続記録を行う前に、利用者が複数の記録媒体の中から記録を行う記録媒体を選択したり、記録を行わない記録媒体をオーディオ装置から排出しなくても、記録形式が異なる記録媒体を含む複数の記録媒体の中から所望の記録形式の記録媒体を他の記録媒体に簡便に連続記録することができるという作用を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるオーディオ装置のブロック図
【図2】同制御手段のフローチャート
【図3】本発明の二一実施の形態によるオーディオ装置の制御手段のフローチャート
【図4】従来のオーディオ装置のブロック図
【図5】同制御手段のフローチャート
【符号の説明】
1 再生手段
2 チェンジャー部
3 輸送手段
4 信号読取部
5 再生信号出力部
6 チェンジャー制御部
7 記録媒体情報デコーダ
8 信号読取制御部
9 記録手段
10 記録信号入力部
11 信号記録部
12 記録媒体情報エンコーダ
13 信号記録制御部
14 制御手段
15 チェンジャー動作記憶部
16 記録媒体情報解析部
17 システムコントローラ
18 操作部
19 表示部
Claims (4)
- 記録形式が異なる記録媒体を含む複数の記録媒体を再生可能な再生手段と、当該再生手段によって再生された再生信号を他の記録媒体に記録する記録手段と、前記再生手段による再生と記録手段による記録を制御する制御手段とを備えたオーディオ装置であって、
前記制御手段は、前記複数の記録媒体を再生して他の記録媒体に記録する際に、前記複数記録媒体の中から最初に選択されて再生される記録媒体の記録形式がCD−DA形式である場合は、当該最初に選択された記録媒体を除く前記複数の記録媒体の中からCD−DA形式の記録媒体のみを選択して連続再生して他の記録媒体に連続記録し、最初に選択されて再生される前記記録媒体の記録形式がCD−DA形式でない場合は、当該最初に選択された記録媒体のみを再生して他の記録媒体に記録する制御を行うように構成したことを特徴とするオーディオ装置。 - 前記制御手段は、前記再生手段により再生して連続記録を行う際に、当該連続記録を行う以前に最後に再生された記録媒体を前記複数記録媒体の中から最初に選択して再生して他の記録媒体に記録するように構成したことを特徴とする請求項1記載のオーディオ装置。
- 記録形式が異なる記録媒体を含む複数の記録媒体を再生可能な再生手段と、当該再生手段によって再生された再生信号を他の記録媒体に記録する記録手段と、前記再生手段による再生と記録手段による記録を制御する制御手段とを備えたオーディオ装置であって、
前記制御手段は、前記複数の記録媒体を再生して他の記録媒体に記録する際に、前記複数記録媒体の中から最初に選択されて再生される前記記録媒体の記録時間が80分以下である場合は、当該最初に選択された記録媒体を除く前記複数の記録媒体の中から記録時間が80分以下の記録媒体のみを選択して連続再生して他の記録媒体に連続記録し、最初に選択されて再生される前記記録媒体の記録時間が80分以下でない場合は、当該最初に選択された記録媒体のみを再生して他の記録媒体に記録する制御を行うように構成したことを特徴とするオーディオ装置。 - 前記制御手段は、前記再生手段により再生して連続記録を行う際に、当該連続記録を行う以前に最後に再生された記録媒体を前記複数記録媒体の中から最初に選択して再生して他の記録媒体に記録するように構成したことを特徴とする請求項3記載のオーディオ装置。
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- 2003-04-18 JP JP2003113882A patent/JP2004319040A/ja active Pending
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