JP2004318455A - 画像情報管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】通信エラーを起こすことなく、高速に画像情報を削除すること。
【解決手段】画像情報を保存、削除する画像情報管理システムにおいて、削除要求に対応するレコード情報を格納する削除テーブルと、前記削除テーブルを読み出して前記レコード情報に対応する画像データを削除する削除実行部とを備えることを特徴とする画像情報管理システム。
【選択図】 図1
【解決手段】画像情報を保存、削除する画像情報管理システムにおいて、削除要求に対応するレコード情報を格納する削除テーブルと、前記削除テーブルを読み出して前記レコード情報に対応する画像データを削除する削除実行部とを備えることを特徴とする画像情報管理システム。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医療分野等にて扱われる、大きな容量を有する画像情報を管理する画像情報管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、医療分野等にあっては、CT画像、MR画像、レントゲン画像等を扱うことがあるが、これらの画像に関連する画像情報は容量が大きく、保存、削除、復元等に多大の時間を要している。
【0003】
CT装置、MR装置、レントゲン装置等によって取得された医療画像を検索、保存、削除するようなシステムは、例えば、特開2002−149820等に開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−149820号公報
【0005】
このような従来の画像情報管理システムは、端的には、図2のブロック図に表わすようなシステムに集約される。
【0006】
即ち、図2にあって、ステーションS1,S2は、CT装置、MR装置、レントゲン装置等のような医療画像撮像装置、または、これらの装置で得られた画像情報をモニタするビューワ等であり、通信ネットワークNにより相互に接続される。
【0007】
画像サーバーS0は、同じ通信ネットワークNに接続し、CT装置、MR装置等で取得した画像情報を格納する、一般的なコンピュータ・システムである。通信部CはDICOM規格(Digital Imaging Communications in Medicine:医用ディジタル画像と通信に関する標準規格)を備え、ステーションS1,S2側からの画像情報を受信する。
【0008】
そして、受信した画像情報につき、患者情報、フォルダ情報等はデータベース部DBに格納され、画像データそのものはストレージ部STに格納される。画像ビューワ(ステーションS1,S2)側から画像情報を取得するには、通信ネットワークNを介して画像サーバーS0にアクセス、検索し、所望の画像情報を得ている。
【0009】
このような画像情報管理システムにおいて、画像サーバーS0内の画像情報を削除する場合がある。即ち、撮像装置(ステーションS1,S2)側で、撮影箇所を誤る、画像濃淡設定を誤る、装置操作ミス、装置テスト画像を消去する、システム構築の際のダミー・データの消去等の場合であり、次の操作により、これらの画像情報は削除される。
【0010】
はじめに、画像サーバーS0にあって、削除要求Rを発生する。この削除要求Rは、削除すべき画像情報を特定する識別情報を含むものである。
【0011】
通信部Cは削除要求Rを受け、データベース部DBへこの識別情報を送信し、データベース部DBは、対応するレコード情報L1をストレージ部STへ出力する。そして、レコード情報L1に対応する画像データF1を検索し、このレコード情報L1及びストレージ部ST内の画像データF1を消去、削除する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような画像情報を削除するまたは消去する場合、ストレージ部STにて対象とする画像データを見つけ出すまでの時間、即ち、記憶ディスクのアクセス待ち、入出力待ちが発生し、削除完了までにかなりの時間を要するという問題があった。
【0013】
また、削除する画像データがビューワ等の他のステーションへ転送中であるようなときは、レコード情報、画像データとも消去することはできず、更に、強制的に削除処理に移行すると、通信エラーを引き起こす、という問題もあった。
【0014】
本発明は、以上のような問題を解決するものであり、通信エラーを起こすことなく、高速に画像情報を削除すること目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決した本発明は、次の通りである。
(1)画像情報を保存、削除する画像情報管理システムにおいて、削除要求に対応するレコード情報を格納する削除テーブルと、前記削除テーブルを読み出して前記レコード情報に対応する画像データを削除する削除実行部とを備えることを特徴とする画像情報管理システム。
(2)前記削除実行部は、前記削除テーブルから前記レコード情報を読み出す際の経過時間情報を設定する定義ファイルを備えることを特徴とする(1)記載の画像情報管理システム。
(3)前記削除実行部は、バックグラウンド・プロセスにて起動することを特徴とする(1)または(2)記載の画像情報管理システム。
(4)前記削除実行部は、起動指示により起動することを特徴とする(1)または(2)記載の画像情報管理システム。
(5)前記定義ファイルは、削除動作の履歴を格納することを特徴とする(1)、(2)または(3)記載の画像情報管理システム。
(6)画像情報を保存、削除する画像情報管理システムにおいて、削除要求を受けて削除すべき画像情報の識別情報を送出する通信部と、前記識別情報を受けて対応するレコード情報を送出するデータベース部と、前記レコード情報に対応する画像データを格納するストレージ部と、前記レコード情報を取り込み前記データベース部内の前記レコード情報を削除するとともに前記ストレージ部内の画像データを削除する削除ツールとを備えることを特徴とする画像情報管理システム。
(7)前記削除ツールは、前記レコード情報を取り込むとともにその時刻を格納する削除テーブルを備えることを特徴とする(6)記載の画像情報管理システム。
(8)前記削除ツールは、前記削除テーブルから前記レコード情報を読み出す際の経過時間情報を設定する定義ファイルを備えることを特徴とする(6)または(7)のいずれかに記載の画像情報管理システム。
(9)前記削除ツールは、バックグラウンド・プロセスにて起動することを特徴とする(6)、(7)または(8)のいずれかに記載の画像情報管理システム。
(10)前記削除実行部は、起動指示により起動することを特徴とする(6)、(7)または(8)記載の画像情報管理システム。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の画像情報管理システムを実施した例を図1のブロック図に表わす。尚、この図は、本発明のシステムにかかる画像サーバーS0を表わしたものであり、図2と同様に、通信ネットワークNにはCT装置、MR装置、レントゲン装置、ビューワ等の画像情報を扱う複数のステーションが接続されるものとする。
【0017】
本発明システムの特徴は、画像サーバーS0に削除ツールETを付加した点であり、以下、詳細に説明する。
【0018】
削除ツールETは、この画像サーバーS0にて削除要求Rが発生したときに削除動作を実行するブロックであり、削除テーブルD、削除実行部Eから構成される。更に、削除実行部Eは、定義ファイルTを備える。
【0019】
削除テーブルDは、削除要求Rが発生したときに、データベース部DBから対象となるレコード情報及びその時刻を記憶格納するメモリ手段より構成されるテーブルであり、削除実行部Eは、削除テーブルDの内容に従ってストレージ部STに格納されている画像データ及び削除テーブルD内のレコード情報の削除を実行するブロックである。
【0020】
ここで、定義ファイル部Tは、主として時間を定義するブロックであり、削除実行部Eは、この時間を経過した削除テーブルD内の全てのレコード情報を取得し、対応するストレージ部ST内の画像データを削除する。
【0021】
また、削除実行部Eは、この画像サーバーS0内のプロセッサ部(図示せず)の負荷が軽い期間、即ち、バックグラウンド・プロセスの期間により、ユーザが意識しない期間に削除動作を実行する。
【0022】
または、削除実行部Eは、バックグラウンド・プロセスではなく、ユーザ、オペレータ等の起動指示により起動させ、削除動作を実行するようにしてもよい。
【0023】
次に、このように構成された本発明システムの動作を説明する。
【0024】
削除要求Rが発生し、通信部Cに与えられると、通信部Cからデータベース部DBへ識別情報が送出される。データベース部DBは、この識別情報に対応したレコード情報L10を送出する。
【0025】
そして、削除ツールETはこのレコード情報L10を取り込み、削除テーブルDに記憶、格納する。同時に、削除実行部Eは、データベース部DB内の該当レコード情報L10を削除し、この削除要求を実行する時刻等を削除テーブルDに書き込む。
【0026】
その後、この画像サーバーS0内の図示しないプロセッサ部の負荷が軽くなったとき、即ち、バックアップ・プロセス状態となったときに、削除実行部Eは起動する。
【0027】
このとき、削除実行部Eは、定義ファイルTを参照し、予め定義されている時間を読み出し、この時間以上経過したレコード情報、例えばレコード情報L10を読み出す。
【0028】
続いて、削除実行部Eは、このレコード情報L10を用いてストレージ部STにアクセスし、対応する画像データF10を削除、消去する。この削除、消去動作終了後、削除テーブルD内のレコード情報L10もこれを消去し、画像情報の削除動作を終了する。
【0029】
尚、削除実行部Eが削除テーブルDを参照した時、レコード情報L10の他、定義ファイルEに定義されている時間以上経過したレコード情報L8,L9を発見したような場合は、レコード情報L10に対応するストレージ部ST内の画像データF10を削除するとともに、レコード情報L8,L9に対応するストレージ部ST内の画像データF8,F9も削除する。そして、削除テーブルD内のレコード情報L8,L9を消去する。
【0030】
このように、本発明のシステムは、画像情報を消去するには、データベース部より該当するレコード情報を一旦、削除テーブルに保存し、プロセッサ部のバックグラウンド・プロセス期間またはユーザ、オペレータ等の起動指示によってストレージ部に格納されている画像データを削除し、その後に削除テーブル内のレコード情報を削除する。
【0031】
このため、消去する画像情報を格納する記憶手段の入出力アクセス待ちを発生することはなく、また、全体のシステムにあって、ビューワ等で画像データをモニタ中に画像データを消去するという動作を行うこともなく、通信エラーを発生することはない。
【0032】
更に、削除の対象となったレコード情報、削除実行時刻等も削除ツール内の、例えば、定義ファイル等に記憶、格納し、削除動作の履歴を残すようにしてもよい。
【0033】
また更に、実施例にあっては、画像サーバーS10内に、データベース部DB、ストレージ部ST、削除ツールETが設置されている例を表わしたが、通信ネットワークN上に、それぞれが一つのコンピュータ・システムとして独立して構成され、接続されるようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ユーザが削除要求を発行したとき、レコード情報を削除テーブルに転送し、画像データの消去はバックグラウンド・プロセスまたは起動指示により実行するので、ディスク等の記憶手段の入出力待ちを発生することはなく、また、画像情報転送中の通信エラーを発生するようなことはない。
【0035】
また、削除履歴を残すようにしておくことにより、後になってシステムの動作履歴を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像情報管理システムを表わす構成ブロック図である。
【図2】従来の画像情報管理システムを表わす構成ブロック図である。
【符号の説明】
S1,S2 ステーション
S0,S10 画像サーバー
N 通信ネットワーク
DB データベース部
ST ストレージ部
ET 削除ツール
D 削除テーブル
E 定義ファイル
T 削除実行部
【発明の属する技術分野】
本発明は、医療分野等にて扱われる、大きな容量を有する画像情報を管理する画像情報管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、医療分野等にあっては、CT画像、MR画像、レントゲン画像等を扱うことがあるが、これらの画像に関連する画像情報は容量が大きく、保存、削除、復元等に多大の時間を要している。
【0003】
CT装置、MR装置、レントゲン装置等によって取得された医療画像を検索、保存、削除するようなシステムは、例えば、特開2002−149820等に開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−149820号公報
【0005】
このような従来の画像情報管理システムは、端的には、図2のブロック図に表わすようなシステムに集約される。
【0006】
即ち、図2にあって、ステーションS1,S2は、CT装置、MR装置、レントゲン装置等のような医療画像撮像装置、または、これらの装置で得られた画像情報をモニタするビューワ等であり、通信ネットワークNにより相互に接続される。
【0007】
画像サーバーS0は、同じ通信ネットワークNに接続し、CT装置、MR装置等で取得した画像情報を格納する、一般的なコンピュータ・システムである。通信部CはDICOM規格(Digital Imaging Communications in Medicine:医用ディジタル画像と通信に関する標準規格)を備え、ステーションS1,S2側からの画像情報を受信する。
【0008】
そして、受信した画像情報につき、患者情報、フォルダ情報等はデータベース部DBに格納され、画像データそのものはストレージ部STに格納される。画像ビューワ(ステーションS1,S2)側から画像情報を取得するには、通信ネットワークNを介して画像サーバーS0にアクセス、検索し、所望の画像情報を得ている。
【0009】
このような画像情報管理システムにおいて、画像サーバーS0内の画像情報を削除する場合がある。即ち、撮像装置(ステーションS1,S2)側で、撮影箇所を誤る、画像濃淡設定を誤る、装置操作ミス、装置テスト画像を消去する、システム構築の際のダミー・データの消去等の場合であり、次の操作により、これらの画像情報は削除される。
【0010】
はじめに、画像サーバーS0にあって、削除要求Rを発生する。この削除要求Rは、削除すべき画像情報を特定する識別情報を含むものである。
【0011】
通信部Cは削除要求Rを受け、データベース部DBへこの識別情報を送信し、データベース部DBは、対応するレコード情報L1をストレージ部STへ出力する。そして、レコード情報L1に対応する画像データF1を検索し、このレコード情報L1及びストレージ部ST内の画像データF1を消去、削除する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような画像情報を削除するまたは消去する場合、ストレージ部STにて対象とする画像データを見つけ出すまでの時間、即ち、記憶ディスクのアクセス待ち、入出力待ちが発生し、削除完了までにかなりの時間を要するという問題があった。
【0013】
また、削除する画像データがビューワ等の他のステーションへ転送中であるようなときは、レコード情報、画像データとも消去することはできず、更に、強制的に削除処理に移行すると、通信エラーを引き起こす、という問題もあった。
【0014】
本発明は、以上のような問題を解決するものであり、通信エラーを起こすことなく、高速に画像情報を削除すること目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決した本発明は、次の通りである。
(1)画像情報を保存、削除する画像情報管理システムにおいて、削除要求に対応するレコード情報を格納する削除テーブルと、前記削除テーブルを読み出して前記レコード情報に対応する画像データを削除する削除実行部とを備えることを特徴とする画像情報管理システム。
(2)前記削除実行部は、前記削除テーブルから前記レコード情報を読み出す際の経過時間情報を設定する定義ファイルを備えることを特徴とする(1)記載の画像情報管理システム。
(3)前記削除実行部は、バックグラウンド・プロセスにて起動することを特徴とする(1)または(2)記載の画像情報管理システム。
(4)前記削除実行部は、起動指示により起動することを特徴とする(1)または(2)記載の画像情報管理システム。
(5)前記定義ファイルは、削除動作の履歴を格納することを特徴とする(1)、(2)または(3)記載の画像情報管理システム。
(6)画像情報を保存、削除する画像情報管理システムにおいて、削除要求を受けて削除すべき画像情報の識別情報を送出する通信部と、前記識別情報を受けて対応するレコード情報を送出するデータベース部と、前記レコード情報に対応する画像データを格納するストレージ部と、前記レコード情報を取り込み前記データベース部内の前記レコード情報を削除するとともに前記ストレージ部内の画像データを削除する削除ツールとを備えることを特徴とする画像情報管理システム。
(7)前記削除ツールは、前記レコード情報を取り込むとともにその時刻を格納する削除テーブルを備えることを特徴とする(6)記載の画像情報管理システム。
(8)前記削除ツールは、前記削除テーブルから前記レコード情報を読み出す際の経過時間情報を設定する定義ファイルを備えることを特徴とする(6)または(7)のいずれかに記載の画像情報管理システム。
(9)前記削除ツールは、バックグラウンド・プロセスにて起動することを特徴とする(6)、(7)または(8)のいずれかに記載の画像情報管理システム。
(10)前記削除実行部は、起動指示により起動することを特徴とする(6)、(7)または(8)記載の画像情報管理システム。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の画像情報管理システムを実施した例を図1のブロック図に表わす。尚、この図は、本発明のシステムにかかる画像サーバーS0を表わしたものであり、図2と同様に、通信ネットワークNにはCT装置、MR装置、レントゲン装置、ビューワ等の画像情報を扱う複数のステーションが接続されるものとする。
【0017】
本発明システムの特徴は、画像サーバーS0に削除ツールETを付加した点であり、以下、詳細に説明する。
【0018】
削除ツールETは、この画像サーバーS0にて削除要求Rが発生したときに削除動作を実行するブロックであり、削除テーブルD、削除実行部Eから構成される。更に、削除実行部Eは、定義ファイルTを備える。
【0019】
削除テーブルDは、削除要求Rが発生したときに、データベース部DBから対象となるレコード情報及びその時刻を記憶格納するメモリ手段より構成されるテーブルであり、削除実行部Eは、削除テーブルDの内容に従ってストレージ部STに格納されている画像データ及び削除テーブルD内のレコード情報の削除を実行するブロックである。
【0020】
ここで、定義ファイル部Tは、主として時間を定義するブロックであり、削除実行部Eは、この時間を経過した削除テーブルD内の全てのレコード情報を取得し、対応するストレージ部ST内の画像データを削除する。
【0021】
また、削除実行部Eは、この画像サーバーS0内のプロセッサ部(図示せず)の負荷が軽い期間、即ち、バックグラウンド・プロセスの期間により、ユーザが意識しない期間に削除動作を実行する。
【0022】
または、削除実行部Eは、バックグラウンド・プロセスではなく、ユーザ、オペレータ等の起動指示により起動させ、削除動作を実行するようにしてもよい。
【0023】
次に、このように構成された本発明システムの動作を説明する。
【0024】
削除要求Rが発生し、通信部Cに与えられると、通信部Cからデータベース部DBへ識別情報が送出される。データベース部DBは、この識別情報に対応したレコード情報L10を送出する。
【0025】
そして、削除ツールETはこのレコード情報L10を取り込み、削除テーブルDに記憶、格納する。同時に、削除実行部Eは、データベース部DB内の該当レコード情報L10を削除し、この削除要求を実行する時刻等を削除テーブルDに書き込む。
【0026】
その後、この画像サーバーS0内の図示しないプロセッサ部の負荷が軽くなったとき、即ち、バックアップ・プロセス状態となったときに、削除実行部Eは起動する。
【0027】
このとき、削除実行部Eは、定義ファイルTを参照し、予め定義されている時間を読み出し、この時間以上経過したレコード情報、例えばレコード情報L10を読み出す。
【0028】
続いて、削除実行部Eは、このレコード情報L10を用いてストレージ部STにアクセスし、対応する画像データF10を削除、消去する。この削除、消去動作終了後、削除テーブルD内のレコード情報L10もこれを消去し、画像情報の削除動作を終了する。
【0029】
尚、削除実行部Eが削除テーブルDを参照した時、レコード情報L10の他、定義ファイルEに定義されている時間以上経過したレコード情報L8,L9を発見したような場合は、レコード情報L10に対応するストレージ部ST内の画像データF10を削除するとともに、レコード情報L8,L9に対応するストレージ部ST内の画像データF8,F9も削除する。そして、削除テーブルD内のレコード情報L8,L9を消去する。
【0030】
このように、本発明のシステムは、画像情報を消去するには、データベース部より該当するレコード情報を一旦、削除テーブルに保存し、プロセッサ部のバックグラウンド・プロセス期間またはユーザ、オペレータ等の起動指示によってストレージ部に格納されている画像データを削除し、その後に削除テーブル内のレコード情報を削除する。
【0031】
このため、消去する画像情報を格納する記憶手段の入出力アクセス待ちを発生することはなく、また、全体のシステムにあって、ビューワ等で画像データをモニタ中に画像データを消去するという動作を行うこともなく、通信エラーを発生することはない。
【0032】
更に、削除の対象となったレコード情報、削除実行時刻等も削除ツール内の、例えば、定義ファイル等に記憶、格納し、削除動作の履歴を残すようにしてもよい。
【0033】
また更に、実施例にあっては、画像サーバーS10内に、データベース部DB、ストレージ部ST、削除ツールETが設置されている例を表わしたが、通信ネットワークN上に、それぞれが一つのコンピュータ・システムとして独立して構成され、接続されるようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ユーザが削除要求を発行したとき、レコード情報を削除テーブルに転送し、画像データの消去はバックグラウンド・プロセスまたは起動指示により実行するので、ディスク等の記憶手段の入出力待ちを発生することはなく、また、画像情報転送中の通信エラーを発生するようなことはない。
【0035】
また、削除履歴を残すようにしておくことにより、後になってシステムの動作履歴を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像情報管理システムを表わす構成ブロック図である。
【図2】従来の画像情報管理システムを表わす構成ブロック図である。
【符号の説明】
S1,S2 ステーション
S0,S10 画像サーバー
N 通信ネットワーク
DB データベース部
ST ストレージ部
ET 削除ツール
D 削除テーブル
E 定義ファイル
T 削除実行部
Claims (10)
- 画像情報を保存、削除する画像情報管理システムにおいて、削除要求に対応するレコード情報を格納する削除テーブルと、前記削除テーブルを読み出して前記レコード情報に対応する画像データを削除する削除実行部とを備えることを特徴とする画像情報管理システム。
- 前記削除実行部は、前記削除テーブルから前記レコード情報を読み出す際の経過時間情報を設定する定義ファイルを備えることを特徴とする請求項1記載の画像情報管理システム。
- 前記削除実行部は、バックグラウンド・プロセスにて起動することを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像情報管理システム。
- 前記削除実行部は、起動指示により起動することを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像情報管理システム。
- 前記定義ファイルは、削除動作の履歴を格納することを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載の画像情報管理システム。
- 画像情報を保存、削除する画像情報管理システムにおいて、削除要求を受けて削除すべき画像情報の識別情報を送出する通信部と、前記識別情報を受けて対応するレコード情報を送出するデータベース部と、前記レコード情報に対応する画像データを格納するストレージ部と、前記レコード情報を取り込み前記データベース部内の前記レコード情報を削除するとともに前記ストレージ部内の画像データを削除する削除ツールとを備えることを特徴とする画像情報管理システム。
- 前記削除ツールは、前記レコード情報を取り込むとともにその時刻を格納する削除テーブルを備えることを特徴とする請求項6記載の画像情報管理システム。
- 前記削除ツールは、前記削除テーブルから前記レコード情報を読み出す際の経過時間情報を設定する定義ファイルを備えることを特徴とする請求項6または請求項7のいずれかに記載の画像情報管理システム。
- 前記削除ツールは、バックグラウンド・プロセスにて起動することを特徴とする請求項6、請求項7または請求項8のいずれかに記載の画像情報管理システム。
- 前記削除実行部は、起動指示により起動することを特徴とする請求項6、請求項7または請求項8記載の画像情報管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003111026A JP2004318455A (ja) | 2003-04-16 | 2003-04-16 | 画像情報管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003111026A JP2004318455A (ja) | 2003-04-16 | 2003-04-16 | 画像情報管理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004318455A true JP2004318455A (ja) | 2004-11-11 |
Family
ID=33471692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003111026A Withdrawn JP2004318455A (ja) | 2003-04-16 | 2003-04-16 | 画像情報管理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004318455A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010055312A (ja) * | 2008-08-27 | 2010-03-11 | Japan Research Institute Ltd | データ管理システムおよびデータ削除方法 |
JP2012101088A (ja) * | 2011-12-19 | 2012-05-31 | Toshiba Corp | 医用画像検索システム |
-
2003
- 2003-04-16 JP JP2003111026A patent/JP2004318455A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010055312A (ja) * | 2008-08-27 | 2010-03-11 | Japan Research Institute Ltd | データ管理システムおよびデータ削除方法 |
JP2012101088A (ja) * | 2011-12-19 | 2012-05-31 | Toshiba Corp | 医用画像検索システム |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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