JP2004316949A - 高周波加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【課題】調理済みのフライ物を失敗することなく、短時間でおいしく再加熱調理すること。
【解決手段】冷凍のフライ物の場合は、その重量から高周波加熱して解凍した後、その重量と別のオーブントースターのヒータの消費電力値から別のオーブントースターで必要とするヒータ加熱時間を表示手段4に表示して調理終了する。また、冷凍でないフライ物の場合は、その重量と別のオーブントースターの消費電力値から、別のオーブントースターで必要とするヒータ加熱時間を表示手段4に表示して終了する。使用者は食品を別のオーブントースターに移し、表示された時間を設定して時間を間違えることなく、短時間でおいしくフライの再加熱調理をすることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】冷凍のフライ物の場合は、その重量から高周波加熱して解凍した後、その重量と別のオーブントースターのヒータの消費電力値から別のオーブントースターで必要とするヒータ加熱時間を表示手段4に表示して調理終了する。また、冷凍でないフライ物の場合は、その重量と別のオーブントースターの消費電力値から、別のオーブントースターで必要とするヒータ加熱時間を表示手段4に表示して終了する。使用者は食品を別のオーブントースターに移し、表示された時間を設定して時間を間違えることなく、短時間でおいしくフライの再加熱調理をすることができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、調理済みのフライ食品を、短時間でおいしく再加熱調理する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、さまざまな種類の冷凍食品が食品メーカーから発売されている。これは、加工食品技術の向上や、各家庭における冷凍保存状態の向上や、冷凍庫の大型化によるもので、家庭で、冷凍食品を調理する機会が増えてきている。また、お惣菜をお店で買ってきて、家庭で温め直す機会も増えてきている。しかしながら、ポテト、から揚げ、コロッケなどの調理済みのフライ物の冷凍食品やお惣菜を電子レンジで再加熱するだけでは、表面が油でべとつき、あまり好ましい仕上がりとは言えなかった。また、その解決策として、高周波加熱とヒータ加熱の連動調理が考えられているが、オーブンレンジも庫内の大型化が進み、フライ物をカラットおいしく再加熱するには時間がかかってしまい、あまり適していなかった。これらを解決するために、食品にヒータからの熱風を直接あてるようなダクトを設けた構成にし、短時間でフライ物を加熱する調理器も考えられている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−272864号公報(2頁)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のオーブンレンジでは、わざわざフライの再加熱のためにダクトを庫内に設けるというのは構成が複雑になり、使用者にとっては使いにくいものであった。また、オーブン機能のない電子レンジでは、フライ物をおいしく再加熱するこことに関し、何ら解決策になっていないという課題を有していた。
【0005】
また、ほとんどの家庭にあるオーブントースターでフライ物を再加熱調理しようとしたときに、時間設定をどうしたらいいのかわからずにオーブントースターのそばで出来具合を見ながら時間を調整して調理しなければならないといった課題も有していた。
【0006】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、オーブン機能のない電子レンジでも、別の調理器であるオーブントースターを併用して、フライ物を短時間でおいしく再加熱調理することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の高周波加熱調理器は、冷凍のフライ物の場合は、その重量から高周波加熱して解凍した後、ヒータ加熱に必要な時間を表示して調理終了する。また、冷凍でないフライ物の場合は、その重量から、ヒータ加熱に必要な時間を表示して終了する。使用者は食品をオーブントースターに移して、表示された時間を設定したらいいので、設定時間を間違えることなく短時間でおいしく再加熱調理することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、食品を収納する加熱室と、前記食品を高周波加熱する加熱手段と、前記加熱手段を制御する制御手段と、前記食品の重量を測定する重量測定手段と、表示手段とを備え、前記重量測定値をもとに、食品を高周波加熱調理した後で、ヒータ加熱に必要な時間を表示手段に表示することで、冷凍のフライ物を設定時間を間違えることなく、短時間でおいしく再加熱調理することができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、食品を収納する加熱室と、前記食品を高周波加熱する加熱手段と、前記加熱手段を制御する制御手段と、前記食品の重量を測定する重量測定手段と、表示手段とを備え、前記重量測定値をもとに、ヒータ加熱に必要な時間を表示手段に表示することで、冷凍でないフライ物を設定時間を間違えることなく、短時間でおいしく再加熱調理することができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、調理終了報知音は通常の調理終了報知音と異なり、別の加熱調理器でヒータ加熱をすることが必要であることを促すことによって、高周波加熱調理器から別の加熱調理器に食品を忘れることなく移す事ができる。
【0011】
請求項4、5に記載の発明は、別の加熱調理器のヒータの消費電力値を入力手段から入力することにより、ヒータ加熱を必要とする時間を最適に演算することができて、どんな消費電力値のヒータの加熱調理器にも対応することができる。
【0012】
【0013】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0014】
(実施例1)
図2は、本発明の第1の実施例における加熱調理器の縦断面図である。1は加熱室、2は加熱手段、3は重量測定手段、4は表示手段、5は制御手段、6は入力手段を表している。
【0015】
図1(a)は、本発明の第1の実施例における加熱シーケンスのフローチャートを表している。
【0016】
まず、別の加熱調理器のヒータの消費電力値を入力手段6から入力して設定する。なお、この設定は初めて別の加熱調理器を使用するときのみに設定するだけでもよい。加熱室1に入れられた食品が冷凍か冷凍でないかを入力手段6より入力する。冷凍食品の場合は、入れられた食品の重量を重量測定手段3が測定し、その重量測定値から、高周波加熱により解凍する時間を演算する。また、このときその重量測定値と別の加熱調理器のヒータの消費電力値から、高周波加熱による解凍終了後に別の加熱調理器で必要なヒータ加熱時間も演算する。
【0017】
図1(b)は、本発明の第1の実施例における加熱シーケンスで、ヒータの消費電力値を設定済みの場合の加熱シーケンスのフローチャートを表している。
【0018】
まず、加熱室1に入れられた食品が冷凍か冷凍でないかを入力手段6より入力する。冷凍食品の場合は、入れられた食品の重量を重量測定手段3が測定し、その重量測定値から、高周波加熱により解凍する時間を演算する。また、このときその重量測定値とすでに設定されている別の加熱調理器のヒータの消費電力値から、高周波加熱による解凍終了後に別の加熱調理器で必要なヒータ加熱時間も演算する。
【0019】
図3は食品の重量とヒータ加熱に必要な時間の関係を表す図であり、例としてヒータの消費電力値が1000Wと1500Wの時の重量とヒータ加熱に必要な時間の関係を表す図である。
【0020】
解凍終了後のヒータ加熱時間を演算する方法は、図4からも明らかなように、消費電力値が一定の場合はヒータ加熱時間は食品の重量に比例することを利用する。したがって、食品の重量に対しては比例計算でヒータ加熱時間を求める。
【0021】
例えば、消費電力値が一定で食品の重量値が100gの場合はヒータ加熱時間が2分ならば、食品の重量値が200gの場合はヒータ加熱時間は4分ということになる。
【0022】
また、食品の重量が一定の場合はヒータの加熱時間は別の加熱調理器のヒータの消費電力値に反比例することを利用する。したがって、ヒータの消費電力に対して反比例計算でヒータ加熱時間を求める。このとき、ヒータの消費電力値1000W前後が一般に多く販売されているオーブントースターの消費電力値であるので、ヒータの消費電力値1000Wを基準にしてヒータ加熱時間を求めるようにする。
【0023】
例えば、食品の重量は一定でヒータの消費電力値が1000Wの場合はヒータ加熱時間が6分ならば、ヒータの消費電力値が1500Wの場合はヒータ加熱時間は4分ということになる。
【0024】
一般的には、ヒータの加熱時間をT、食品の重量値をW、ヒータの消費電力値をPとすると
T=aW・1000/P(aは定数)
となる。
【0025】
高周波加熱終了後は、上記のようにして演算した別の加熱調理器で必要なヒータ加熱時間を表示手段4に表示して、別の加熱調理器で調理が必要であることを意味する通常の調理終了音とは異なる終了音を鳴らして調理終了する。使用者は、食品を別の加熱調理器に移して、表示手段4に表示されている時間を設定して別の加熱調理器で調理すればよい。
【0026】
冷凍食品でない場合は、高周波加熱して解凍する必要がないので、入れられた食品の重量を重量測定手段3が測定し、その重量測定値と別の加熱調理器のヒータの消費電力値から、別の加熱調理器で必要なヒータ加熱時間を演算する。演算する方法は上記で説明した方法と同様である。そのようにして演算した別の加熱調理器で必要なヒータ加熱時間を表示手段4に表示して、別の加熱調理器で調理が必要であることを意味する終了音を鳴らして調理終了する。使用者は、食品を別の加熱調理器に移して、表示手段4に表示されている時間を設定して別の加熱調理器で調理すればよい。
【0027】
例えば、オーブントースターの消費電力が1000Wの場合、使用者はヒータの消費電力値をキー入力により、高周波加熱調理器に設定する。この設定は、使用者が初めてオーブントースターを使用するときに1回だけ設定すればよい。
【0028】
また、別の消費電力のオーブントースター(例えば1500W)に買い換えたときは設定する必要があることは言うまでもない。次に、使用者は食品が冷凍か冷凍でないかをキー入力してスタートする。食品の重量と別のオーブントースターのヒータの消費電力値から高周波加熱して解凍し、解凍終了後は、別のオーブントースターで必要なヒータ加熱時間を表示して、通常の調理終了報知音と違う終了報知音を鳴らして調理終了する。
【0029】
使用者は、高周波加熱調理器から、食品を取り出し、別のオーブントースターに移し、高周波加熱調理器に表示された時間を設定して、再加熱調理をすることができる。
【0030】
また、お惣菜売り場などで買ってきた冷凍でないフライの場合は、食品を庫内に入れて冷凍でないことをキー入力してスタートする。食品の重量と別のオーブントースターのヒータの消費電力値から別のオーブントースターで必要な加熱時間を表示して、通常の調理終了報知音と違う終了報知音を鳴らして調理終了する。
【0031】
使用者は、高周波加熱調理器から、食品を取り出し、別のオーブントースターに移し、高周波加熱調理器に表示された時間を設定して、再加熱調理をすることができる。
【0032】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、冷凍のフライ物の場合は、その重量値から高周波加熱して解凍し、その重量値と別のオーブントースターのヒータの消費電力値から演算された別のオーブントースターで必要とするヒータ加熱時間を表示して調理終了する。また、冷凍でないフライ物の場合は、その重量と別のオーブントースターの消費電力値から演算された別のオーブントースターで必要とするヒータ加熱時間を表示して終了する。そうすることによって、使用者は、食品をオーブントースターに移し、表示された時間を設定して、時間の設定を間違えることなく短時間でおいしくフライの再加熱調理をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるシーケンスのフローチャート
【図2】同高周波加熱調理器の縦断面図
【図3】同重量とヒータ加熱に必要な時間の関係を表す図
【符号の説明】
1 加熱室
2 加熱手段
3 重量測定手段
4 表示手段
5 制御手段
6 入力手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、調理済みのフライ食品を、短時間でおいしく再加熱調理する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、さまざまな種類の冷凍食品が食品メーカーから発売されている。これは、加工食品技術の向上や、各家庭における冷凍保存状態の向上や、冷凍庫の大型化によるもので、家庭で、冷凍食品を調理する機会が増えてきている。また、お惣菜をお店で買ってきて、家庭で温め直す機会も増えてきている。しかしながら、ポテト、から揚げ、コロッケなどの調理済みのフライ物の冷凍食品やお惣菜を電子レンジで再加熱するだけでは、表面が油でべとつき、あまり好ましい仕上がりとは言えなかった。また、その解決策として、高周波加熱とヒータ加熱の連動調理が考えられているが、オーブンレンジも庫内の大型化が進み、フライ物をカラットおいしく再加熱するには時間がかかってしまい、あまり適していなかった。これらを解決するために、食品にヒータからの熱風を直接あてるようなダクトを設けた構成にし、短時間でフライ物を加熱する調理器も考えられている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−272864号公報(2頁)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のオーブンレンジでは、わざわざフライの再加熱のためにダクトを庫内に設けるというのは構成が複雑になり、使用者にとっては使いにくいものであった。また、オーブン機能のない電子レンジでは、フライ物をおいしく再加熱するこことに関し、何ら解決策になっていないという課題を有していた。
【0005】
また、ほとんどの家庭にあるオーブントースターでフライ物を再加熱調理しようとしたときに、時間設定をどうしたらいいのかわからずにオーブントースターのそばで出来具合を見ながら時間を調整して調理しなければならないといった課題も有していた。
【0006】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、オーブン機能のない電子レンジでも、別の調理器であるオーブントースターを併用して、フライ物を短時間でおいしく再加熱調理することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の高周波加熱調理器は、冷凍のフライ物の場合は、その重量から高周波加熱して解凍した後、ヒータ加熱に必要な時間を表示して調理終了する。また、冷凍でないフライ物の場合は、その重量から、ヒータ加熱に必要な時間を表示して終了する。使用者は食品をオーブントースターに移して、表示された時間を設定したらいいので、設定時間を間違えることなく短時間でおいしく再加熱調理することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、食品を収納する加熱室と、前記食品を高周波加熱する加熱手段と、前記加熱手段を制御する制御手段と、前記食品の重量を測定する重量測定手段と、表示手段とを備え、前記重量測定値をもとに、食品を高周波加熱調理した後で、ヒータ加熱に必要な時間を表示手段に表示することで、冷凍のフライ物を設定時間を間違えることなく、短時間でおいしく再加熱調理することができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、食品を収納する加熱室と、前記食品を高周波加熱する加熱手段と、前記加熱手段を制御する制御手段と、前記食品の重量を測定する重量測定手段と、表示手段とを備え、前記重量測定値をもとに、ヒータ加熱に必要な時間を表示手段に表示することで、冷凍でないフライ物を設定時間を間違えることなく、短時間でおいしく再加熱調理することができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、調理終了報知音は通常の調理終了報知音と異なり、別の加熱調理器でヒータ加熱をすることが必要であることを促すことによって、高周波加熱調理器から別の加熱調理器に食品を忘れることなく移す事ができる。
【0011】
請求項4、5に記載の発明は、別の加熱調理器のヒータの消費電力値を入力手段から入力することにより、ヒータ加熱を必要とする時間を最適に演算することができて、どんな消費電力値のヒータの加熱調理器にも対応することができる。
【0012】
【0013】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0014】
(実施例1)
図2は、本発明の第1の実施例における加熱調理器の縦断面図である。1は加熱室、2は加熱手段、3は重量測定手段、4は表示手段、5は制御手段、6は入力手段を表している。
【0015】
図1(a)は、本発明の第1の実施例における加熱シーケンスのフローチャートを表している。
【0016】
まず、別の加熱調理器のヒータの消費電力値を入力手段6から入力して設定する。なお、この設定は初めて別の加熱調理器を使用するときのみに設定するだけでもよい。加熱室1に入れられた食品が冷凍か冷凍でないかを入力手段6より入力する。冷凍食品の場合は、入れられた食品の重量を重量測定手段3が測定し、その重量測定値から、高周波加熱により解凍する時間を演算する。また、このときその重量測定値と別の加熱調理器のヒータの消費電力値から、高周波加熱による解凍終了後に別の加熱調理器で必要なヒータ加熱時間も演算する。
【0017】
図1(b)は、本発明の第1の実施例における加熱シーケンスで、ヒータの消費電力値を設定済みの場合の加熱シーケンスのフローチャートを表している。
【0018】
まず、加熱室1に入れられた食品が冷凍か冷凍でないかを入力手段6より入力する。冷凍食品の場合は、入れられた食品の重量を重量測定手段3が測定し、その重量測定値から、高周波加熱により解凍する時間を演算する。また、このときその重量測定値とすでに設定されている別の加熱調理器のヒータの消費電力値から、高周波加熱による解凍終了後に別の加熱調理器で必要なヒータ加熱時間も演算する。
【0019】
図3は食品の重量とヒータ加熱に必要な時間の関係を表す図であり、例としてヒータの消費電力値が1000Wと1500Wの時の重量とヒータ加熱に必要な時間の関係を表す図である。
【0020】
解凍終了後のヒータ加熱時間を演算する方法は、図4からも明らかなように、消費電力値が一定の場合はヒータ加熱時間は食品の重量に比例することを利用する。したがって、食品の重量に対しては比例計算でヒータ加熱時間を求める。
【0021】
例えば、消費電力値が一定で食品の重量値が100gの場合はヒータ加熱時間が2分ならば、食品の重量値が200gの場合はヒータ加熱時間は4分ということになる。
【0022】
また、食品の重量が一定の場合はヒータの加熱時間は別の加熱調理器のヒータの消費電力値に反比例することを利用する。したがって、ヒータの消費電力に対して反比例計算でヒータ加熱時間を求める。このとき、ヒータの消費電力値1000W前後が一般に多く販売されているオーブントースターの消費電力値であるので、ヒータの消費電力値1000Wを基準にしてヒータ加熱時間を求めるようにする。
【0023】
例えば、食品の重量は一定でヒータの消費電力値が1000Wの場合はヒータ加熱時間が6分ならば、ヒータの消費電力値が1500Wの場合はヒータ加熱時間は4分ということになる。
【0024】
一般的には、ヒータの加熱時間をT、食品の重量値をW、ヒータの消費電力値をPとすると
T=aW・1000/P(aは定数)
となる。
【0025】
高周波加熱終了後は、上記のようにして演算した別の加熱調理器で必要なヒータ加熱時間を表示手段4に表示して、別の加熱調理器で調理が必要であることを意味する通常の調理終了音とは異なる終了音を鳴らして調理終了する。使用者は、食品を別の加熱調理器に移して、表示手段4に表示されている時間を設定して別の加熱調理器で調理すればよい。
【0026】
冷凍食品でない場合は、高周波加熱して解凍する必要がないので、入れられた食品の重量を重量測定手段3が測定し、その重量測定値と別の加熱調理器のヒータの消費電力値から、別の加熱調理器で必要なヒータ加熱時間を演算する。演算する方法は上記で説明した方法と同様である。そのようにして演算した別の加熱調理器で必要なヒータ加熱時間を表示手段4に表示して、別の加熱調理器で調理が必要であることを意味する終了音を鳴らして調理終了する。使用者は、食品を別の加熱調理器に移して、表示手段4に表示されている時間を設定して別の加熱調理器で調理すればよい。
【0027】
例えば、オーブントースターの消費電力が1000Wの場合、使用者はヒータの消費電力値をキー入力により、高周波加熱調理器に設定する。この設定は、使用者が初めてオーブントースターを使用するときに1回だけ設定すればよい。
【0028】
また、別の消費電力のオーブントースター(例えば1500W)に買い換えたときは設定する必要があることは言うまでもない。次に、使用者は食品が冷凍か冷凍でないかをキー入力してスタートする。食品の重量と別のオーブントースターのヒータの消費電力値から高周波加熱して解凍し、解凍終了後は、別のオーブントースターで必要なヒータ加熱時間を表示して、通常の調理終了報知音と違う終了報知音を鳴らして調理終了する。
【0029】
使用者は、高周波加熱調理器から、食品を取り出し、別のオーブントースターに移し、高周波加熱調理器に表示された時間を設定して、再加熱調理をすることができる。
【0030】
また、お惣菜売り場などで買ってきた冷凍でないフライの場合は、食品を庫内に入れて冷凍でないことをキー入力してスタートする。食品の重量と別のオーブントースターのヒータの消費電力値から別のオーブントースターで必要な加熱時間を表示して、通常の調理終了報知音と違う終了報知音を鳴らして調理終了する。
【0031】
使用者は、高周波加熱調理器から、食品を取り出し、別のオーブントースターに移し、高周波加熱調理器に表示された時間を設定して、再加熱調理をすることができる。
【0032】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、冷凍のフライ物の場合は、その重量値から高周波加熱して解凍し、その重量値と別のオーブントースターのヒータの消費電力値から演算された別のオーブントースターで必要とするヒータ加熱時間を表示して調理終了する。また、冷凍でないフライ物の場合は、その重量と別のオーブントースターの消費電力値から演算された別のオーブントースターで必要とするヒータ加熱時間を表示して終了する。そうすることによって、使用者は、食品をオーブントースターに移し、表示された時間を設定して、時間の設定を間違えることなく短時間でおいしくフライの再加熱調理をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるシーケンスのフローチャート
【図2】同高周波加熱調理器の縦断面図
【図3】同重量とヒータ加熱に必要な時間の関係を表す図
【符号の説明】
1 加熱室
2 加熱手段
3 重量測定手段
4 表示手段
5 制御手段
6 入力手段
Claims (5)
- 食品を収納する加熱室と、前記食品を高周波加熱する加熱手段と、前記加熱手段を制御する制御手段と、前記食品の重量を測定する重量測定手段と、表示手段とを備え、前記重量測定値をもとに、食品を高周波加熱調理した後で、ヒータ加熱に必要な時間を表示手段に表示することを特徴とした高周波加熱調理器。
- 食品を収納する加熱室と、前記食品を高周波加熱する加熱手段と、前記加熱手段を制御する制御手段と、前記食品の重量を測定する重量測定手段と、表示手段とを備え、前記重量測定値をもとに、高周波加熱を必要としない調理メニューに対しては、ヒータ加熱に必要な時間を表示手段に表示することを特徴とした請求項1に記載の高周波加熱調理器。
- 調理終了報知音は通常の調理終了報知音と異なり、別の加熱調理器でヒータ加熱をすることを促すことを特徴とした請求項1に記載の高周波加熱調理器。
- ヒータ加熱に必要な時間を求める際に、別の加熱調理器のヒータの消費電力値を設定する入力手段を有することを特徴とした請求項1に記載の高周波加熱調理器。
- ヒータ加熱に必要な時間を求める際に、別の加熱調理器のヒータの消費電力値を入力手段より入力することにより、別の加熱調理器でのヒータ加熱に必要な時間を表示手段に表示することを特徴とした請求項1に記載の高周波加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003107615A JP2004316949A (ja) | 2003-04-11 | 2003-04-11 | 高周波加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003107615A JP2004316949A (ja) | 2003-04-11 | 2003-04-11 | 高周波加熱調理器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004316949A true JP2004316949A (ja) | 2004-11-11 |
Family
ID=33469400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003107615A Pending JP2004316949A (ja) | 2003-04-11 | 2003-04-11 | 高周波加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004316949A (ja) |
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2003
- 2003-04-11 JP JP2003107615A patent/JP2004316949A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20060228 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Effective date: 20060314 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080415 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20080819 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |