JP2004316531A - エンジンの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スロットル弁下流の吸気管圧力を早期に発達させ、これにより始動時やエンジンの暖機中のHC排出量を低下させる。
【解決手段】燃料をエンジンに噴射供給する燃料噴射弁(11)を備えたエンジンにおいて、エンジンの排気通路(4)にあってモータ(35)により駆動可能な排気タービン(32)と、エンジンの始動時またはエンジンの暖機中に、排気タービン(32)が燃焼室(3)内のガスを吸い出す方向にモータ(35)を駆動するモータ駆動手段(21、41)とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はエンジンの制御装置、特に始動時の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
回転軸に電動・発電機を取り付けた電動・発電機付きターボチャージャを備えるエンジンがある(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−182382号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、吸気ポートに臨んであるいは燃焼室に直接臨んで燃料噴射弁を設け、この燃料噴射弁より燃料をエンジンに噴射供給する場合に、噴射燃料の一部は吸気ポート壁や燃焼室壁に付着して液状のまま流れる、いわゆる燃料壁流を形成するため、エンジン始動時やエンジンの暖機中にはこの燃料壁流により未燃HCが多く排出されるのであるが、こうしたエンジン始動時のHC排出量を低減したいという要求がある。
【0005】
ここで、スロットル弁下流の吸気管圧力は自然吸気エンジンの場合、大気圧を最大としてこれにより小さい圧力となる。この場合に、大気圧をゼロに割り振ると、大気圧より小さな圧力は負の値になるので、大気圧より小さな圧力を「負圧」で定義し、また負圧が大きくなる(大気圧より気圧が大きく低下する)ことを「吸気管圧力が発達する」という表現を用いるとすると、エンジン始動時のHC排出量の低減のためにはスロットル弁下流の吸気管圧力を早期に発達させる必要がある。これは、吸気管圧力が発達すれば(つまり気圧が下がれば)壁流燃料が気化しやすくなり、未燃のままHCとして排出される分が減るからである。
【0006】
しかしながら、始動時には吸気コレクタ内にある空気(新気)を消費してからでないと吸気管圧力の発達は開始しない。このため、早期に吸気コレクタ内の新気を消費することが必要であるものの、始動時にはスロットル弁が閉じられているために燃焼後のガスが燃焼室内に残留して新気の燃焼室への導入が少なく新気の消費量が低下するため、コレクタ内空気の分だけ吸気管圧力の発達が遅れる。
【0007】
この場合、エンジン回転速度の上昇を早めることにより吸気管圧力の発達を促進できるものの、完爆(自立回転開始)後にはエンジン自身の発生トルクによりピーク回転速度が上昇して音振性能の悪化を招く。従って、エンジン回転速度を上昇させることはこのようなはね返りを生じさせるために得策でない。
【0008】
一方、上記従来装置では、排気エネルギーをいかに回収するかと排気エネルギーの小さい運転域でも吸入空気を過給できないかに意が用いられており、従って多量の排気が排気タービンに供給されて排気タービンが回転する高負荷域では、回転軸に取り付けている電動・発電機で発電し、その発電電力でバッテリを充電する一方、排気量、排気圧力が共に低下して排気タービンの回転が十分でなくなったときにはバッテリから交流電力を電動・発電機に供給して吸気コンプレッサを強制的に回転し吸入空気を過給するようにしている。このように、従来装置の制御は主にエンジン暖機完了後を対象としており、もともと排気エネルギーの回収のしようがない始動時及びエンジンの暖機中の制御については触れるところがない。
【0009】
さて、本発明の発明者は、回転軸にモータを取り付けたモータ付きターボチャージャを用いれば、任意のタイミングで吸入空気を過給できる一方、排気タービンも任意に働かせることができることから、排気タービンを排気ポンプとして動作させることが可能であることに思い至った。
【0010】
そこで本発明は、エンジンの排気通路にモータにより駆動可能な排気タービンを設け、エンジン始動時またはエンジンの暖機中に、排気タービンが燃焼室内のガスを吸い出す方向に前記モータを駆動してやることにより、スロットル弁下流の吸気管圧力を早期に発達させ、これにより始動時やエンジンの暖機中のHC排出量を低下させることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、燃料をエンジンに噴射供給する燃料噴射弁を備えたエンジンにおいて、エンジンの排気通路にモータにより駆動可能な排気タービンを設け、エンジンの始動時またはエンジンの暖機中に、前記排気タービンが燃焼室内のガスを吸い出す方向に前記モータを駆動するように構成する。
【0012】
【発明の効果】
本発明によれば、始動時またはエンジンの暖機中に排気タービンが排気ポンプとして働いて排気通路のガスを吸引し、燃焼室内の残留ガスを低減するので、そのぶんコレクタ内吸入空気の燃焼室への導入量が増し、早期にコレクタ内吸入空気が消費されることから、スロットル弁下流の吸気管圧力の発達時間が早まり、壁流量を減らすことが可能となり、これによって始動時やエンジンの暖機中のHC排出量を低下させることができる。
【0013】
また、自然吸気エンジンでは、エンジンが暖機中にあるアイドル時に排気温度向上のために点火時期をリタードしたい場合でも、スロットル弁下流の吸気管圧力が大きく発達するアイドル時には燃焼室内に残留するガス量が増えるため、耐エンスト性能の見地から点火時期リタード量が限られてしまうのであるが、エンジンが暖機中にあるアイドル時に本発明によれば、燃焼室内に残留するガスが低減する分だけ燃焼安定度がよくなるため、点火時期リタード限界が拡大されることになり、自然吸気エンジン以上に排気の昇温を期待することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1はエンジンの概略構成図である。
【0015】
図1において、空気は吸気通路2を介して各気筒の燃焼室3に導入される。燃料は各気筒の吸気ポート2aに臨んで配置された燃料噴射弁11より最適な時期に噴射供給される。噴射された燃料は気化しつつ混合気を形成し、この混合気に点火プラグ12により着火されると燃焼し、燃焼後のガス(排気)は排気通路4へと排出される。
【0016】
吸気マニホールド2上流の吸気通路2には吸気絞り弁5aがスロットルモータ6により駆動される、いわゆる電子制御スロットル5を備える。運転者が要求するトルクはアクセルペダルの踏み込み量に現れるので、エンジンコントローラ21ではアクセルセンサ22からの信号に基づいて目標トルクを定め、この目標トルクを実現するための目標空気量と目標燃料量を定め、この目標空気量が得られるようにスロットルモータ6を介して吸気絞り弁5aの開度を制御する。
【0017】
エンジンコントローラ21にはまた、エアフローメータ23からの吸入空気量、クランク角センサ24からのクランク角、水温センサ25からの冷却水温の各信号が入力し、これら信号に基づいて目標燃料量が得られるように燃料噴射弁11からの燃料噴射量を制御する。
【0018】
排気通路4の上流側には二次空気導入装置30を備える。これは排気圧力が負圧となる際にこの負圧を利用してリード弁を開き大気を二次空気として排気通路4に導入するものである。
【0019】
この二次空気導入装置30下流の排気通路4には、回転軸にモータを有するターボチャージャ31を備える。すなわち、排気タービン32の回転軸32aと吸気コンプレッサ33の回転軸33aとは電磁クラッチ34により断接可能であり、各回転軸32a、33aにはそれぞれ独立にモータ35、36が取り付けられている。
【0020】
これら電磁クラッチ34及び2つのモータ35、36はモータコントローラ41により制御される。モータコントローラ41は、モータ35、36に電力を供給する直流−交流インバータとこのインバータを制御する制御回路等で構成されている。
【0021】
モータコントローラ41とエンジンコントローラ21とはモータ駆動手段を構成し、これら2つのコントローラ41、21は通信手段を介して接続されており、電磁クラッチ34を接続するのか切断するのかあるいはモータ35、36を駆動するのか否かといった情報はエンジンコントローラ21からモータコントローラ41へと伝えられる。すなわち、エンジンコントローラ21では、エンジンの始動時またはエンジン暖機中にあるのか否かをみて、エンジンの始動時またはエンジン暖機中にあるときには電磁クラッチ34を切断し、モータ35を駆動する指令をモータコントローラ41に出す。この指令を受けてモータコントローラ41では、エンジンの始動時またはエンジン暖機中にあるときに電磁クラッチ34を切断し、モータ35を駆動して排気タービン32を排気ポンプとして働かせ、燃焼室3内のガスを排気通路4へと吸い出す。
【0022】
なお、吸気コンプレッサ33下流の吸気通路2に設けられているインタークーラ37は吸入空気を冷却するためのもの、また42はコンデンサである。
【0023】
エンジンコントローラ21で実行されるこの制御の内容を図3のフローチャートにより詳述すると、図のフローは一定時間毎に実行する。
【0024】
ステップ1でエンジンの始動時またはエンジンの暖機中にあるか否かをみる。ここで、始動時であるか否かはスタータスイッチからの信号に基づいて、またエンジン暖機中にあるか否かは水温センサ25により検出される冷却水温に基づいて判定すればよい。エンジンの始動時またはエンジンの暖機中にあればステップ2に進み電磁クラッチ34を切断する。ステップ3ではモータ35を駆動して排気タービン32を働かせ、排気タービン32上流の排気通路4のガスを吸い出して排気圧力を低下させる。
【0025】
一方、エンジンの始動時またはエンジンの暖機中でない、つまりエンジンの暖機完了後である場合には、ステップ1よりステップ4に進んで電磁クラッチ34を接続する。ステップ5では急加速時であるか否かをみる。ここで、急加速時であるか否かはアクセルセンサ22により検出されるアクセル開度の変化速度に基づいて判定すればよい。急加速時であれば、ステップ6に進んで一定時間だけモータ36を駆動して吸気コンプレッサ33を働かせ、吸入空気を過給する。急加速時でなければステップ5よりステップ7に進みいずれのモータ35、36とも駆動しない。このときには、ターボチャージャ31は、回転軸にモータを取り付けていない通常のターボチャジャとして働く。
【0026】
エンジンコントローラ21により、このようにして電磁クラッチ34を切断するのかそれとも接続するのかと、モータ35、36を駆動するのかそれとも非駆動のままとするのかとが決まれば、図示しない通信フローにおいてその結果が指令信号に変換されモータコントローラ41に出力される。
【0027】
ここで、本実施形態の作用を図3を参照しながら説明すると、図3は始動からのエンジン回転速度、タービン回転速度、排気管圧力(排気タービン32上流の排気通路の圧力)、吸気ポート圧力(インタークーラ37下流の吸気通路2の圧力)、筒内残留ガス率の変化を、排気タービン32を働かせる場合(実線参照)と働かせない場合(破線参照)とで重ねて示したものである。
【0028】
本実施形態によれば、スタータスイッチのOFFからONへの切換によってt1で始動時と判定され、このときより電磁クラッチ34を切った状態でモータ35が駆動され、排気タービン32が働く。これにより次の3つの効果を得ることができる。
【0029】
効果1:本実施形態(請求項1に記載の発明)では排気タービン32が働いて排気タービン32上流の排気を排気タービン32下流へと吸い出すため、排気管圧力が排気タービン32を働かせない場合より低下している(図3第5段目参照)。これにより燃焼室3内のガスを積極的に排気通路4へと吸い出すことが可能となり(図3最下段の破線参照)、そのぶんコレクタ内の新気消費量が増し吸気ポート圧力が低下する(スロットル弁5a下流の吸気管圧力の発達が早くなる)。この結果、燃料噴射弁11より噴射され壁流となっている燃料の気化が促進されるのであり、壁流燃料の気化が促進されるとその分のエンジントルクが増すため、始動時における要求噴射量を低減できると共にHC排出量を低減できる。
【0030】
効果2:自然吸気エンジンでは、エンジンが暖機中にあるアイドル時に排気温度向上のために点火時期をリタードしたい場合でも、スロットル弁下流の吸気管圧力が大きく発達するアイドル時には燃焼室3内に残留するガス量が増えるため、耐エンスト性能の見地から点火時期リタード量が限られてしまうのであるが、エンジンが暖機中にあるアイドル時に本実施形態(請求項1に記載の発明)によれば、燃焼室3内に残留するガスが低減する分だけ燃焼安定度がよくなるため、点火時期リタード限界が拡大されることになり、自然吸気エンジン以上に排気の昇温を期待することが可能となる。
【0031】
効果3:図4は排気ポート内圧力(≒排気管圧力)の変化を、排気タービン32を働かせる場合(実線参照)と働かせない場合(破線参照)とで重ねて示したものである。排気タービン32を働かせない場合には、負圧領域(図で圧力がゼロ未満の領域)が狭いために排気通路4へと導入できる二次空気量が少ないのであるが、本実施形態(請求項2に記載の発明)では、排気タービン32を働かせることによって排気ポート圧力が低下し、負圧領域が図中矢印のように拡大している(図4下段の実線参照)。これにより二次空気吸入量が拡大され、より多くの未燃燃料(HC)を酸化させることが可能となる。
【0032】
図5は第2実施形態のエンジンの概略構成図である。図1と同一部分には同一番号をつけている。
【0033】
第1実施形態との主な相違点はターボチャージャ51の構成にある。すなわち、第2実施形態では排気タービン32と吸気コンプレッサ33とが共通の回転軸52を有し、この回転軸52に、モータコントローラ41により駆動制御されるモータ53が取り付けられている。
【0034】
このように回転軸52が共通であると、エンジンの始動時及びエンジンの暖機中にモータ53を駆動して排気タービン32を働かせ燃焼室3内のガスを吸い出させたとき、同時に吸気コンプレッサ33が働いて吸気コンプレッサ33下流の吸気通路2の圧力が高まるため、必要以上の吸入空気がスロットル弁5a下流へと流入したのでは、スロットル弁5a下流の吸気管圧力を早期に発達させることができない。
【0035】
そこで、第2実施形態では、吸気コンプレッサ33をバイパスする通路55を設け、このバイパス通路55に常閉のリサーキュレーションバルブ56(開閉弁)を介装すると共に、スロットル弁5a下流の吸気管圧力を検出する吸気管圧力センサ57を設けており、エンジンの始動時及びエンジンの暖機中にモータ53を駆動して排気タービン32を働かせる場合において、この吸気管圧力センサ57により検出される吸気管圧力が所定値を超えるときにはリサーキュレーションバルブ56を開いて余分な吸入空気を吸気コンプレッサ33の上流へと戻すようにしている。
【0036】
エンジンコントローラ21で実行されるこの制御の内容を図6のフローチャートにより説明する。図6は第1実施形態の図2に対応するもので、図2と同一のステップには同一のステップ番号を付している。ただし、第1実施形態の図2では「排気タービン駆動」と「吸気コンプレッサ駆動」とを区別したが(図2のステップ3、6参照)、第2実施形態ではこれらは同一の動作になるので、まとめて「ターボ駆動」という表現を用いている(図6のステップ3、6参照)。
【0037】
図2との違いは、電磁クラッチについての制御部分がない点と、図2にはないステップ11、12を追加した点にある。すなわち、ステップ11では吸気管圧力センサ57により検出される吸気管圧力と所定値を比較する。吸気管圧力が所定値未満であるときにはそのまま今回の処理を終了し、これに対して吸気管圧力が所定値以上になると、ステップ12に進んでリサーキュレーションバルブ56を開く。
【0038】
エンジンコントローラ21により、このようにしてモータ53を駆動するのかそれとも非駆動のままとするのかと、リサーキュレーションバルブ56を閉じるのかそれとも開くのかとが決まれば、図示しない通信フローにおいてその結果が指令信号に変換されモータコントローラ41に出力される。
【0039】
図7は第1実施形態の図3に対応し、第2実施形態について始動からのエンジン回転速度、タービン回転速度、排気管圧力、吸気ポート圧力、筒内残留ガス率の変化を、排気タービン32を働かせる場合(実線参照)と働かせない場合(破線参照)とで重ねて示したものである。
【0040】
第2実施形態によれば、モータ53を駆動して排気タービン32を働かせると、同時に吸気コンプレッサ33が働くので、このときリサーキュレーションバルブ56が閉じたままだと吸気管圧力を上昇させてしまうのであるが(図7第5段目の破線参照)、この場合に第2実施形態によれば、リサーキュレーションバルブ56を開くようにしているので、吸気コンプレッサ33が働いても、実質的に吸気管圧力の上昇を抑えることが可能となり(図7第5段目の実線参照)、第1実施形態と同等の吸入空気量とすることができる。
【0041】
なお、第2実施形態でも第1実施形態について記載した上記3つの効果が得られる。
【0042】
実施形態では、吸気ポートに臨んで燃料噴射弁を設け、この燃料噴射弁より燃料をエンジンに噴射供給したとき、噴射燃料の一部が吸気ポート壁に付着して燃料壁流を形成する場合で説明したが、燃焼室に直接臨んで燃料噴射弁を設け、この燃料噴射弁より燃料をエンジンに噴射供給したとき、噴射燃料の一部が燃焼室壁に付着して燃料壁流を形成する場合にも適用がある。
【0043】
請求項1に記載の発明において、モータ駆動手段の機能は図2のステップ1、3または図6のステップ1、3により果たされている。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のエンジンの概略構成図。
【図2】ターボチャージャの制御方法を説明するためのフローチャート。
【図3】第1実施形態の始動からの作用を説明するための波形図。
【図4】排気ポート内圧力の変化波形図。
【図5】第2実施形態のエンジンの概略構成図。
【図6】第2実施形態のターボチャージャの制御方法を説明するためのフローチャート。
【図7】第2実施形態の始動からの作用を説明するための波形図。
【符号の説明】
2 吸気通路
11 燃料噴射弁
21 エンジンコントローラ
31 ターボチャージャ
32 排気タービン
33 吸気コンプレッサ
34 電磁クラッチ
35、36 モータ
41 モータコントローラ
51 ターボチャージャ
52 回転軸
53 モータ
55 バイパス通路
56 リサーキュレーションバルブ(開閉弁)
57 吸気管圧力センサ

Claims (5)

  1. 燃料をエンジンに噴射供給する燃料噴射弁を備えたエンジンにおいて、
    エンジンの排気通路にあってモータにより駆動可能な排気タービンと、
    エンジンの始動時またはエンジンの暖機中に、前記排気タービンが燃焼室内のガスを吸い出す方向に前記モータを駆動するモータ駆動手段と
    を備えることを特徴とするエンジンの制御装置。
  2. 排気圧力が負圧となる際にこの負圧を利用してリード弁を開き大気を二次空気として排気通路に導入する二次空気導入装置を備えることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの制御装置。
  3. 前記排気タービンをターボチャージャの一部として構成することを特徴とする請求項1に記載のエンジンの制御装置。
  4. 前記ターボチャージャは、前記排気タービンと、吸気コンプレッサと、この吸気コンプレッサの回転軸と前記排気タービンの回転軸とを断接するクラッチとからなり、
    前記モータ駆動手段がモータを駆動する場合に前記クラッチを切断することを特徴とする請求項3に記載のエンジンの制御装置。
  5. 前記ターボチャージャは、前記排気タービンと、吸気コンプレッサと、これらを一体に回転させる回転軸とからなり、
    前記吸気コンプレッサをバイパスするバイパス通路と、
    このバイパス通路を開閉する開閉弁と、
    スロットル弁下流の吸気管圧力を検出する吸気管圧力検出手段と
    を備え、
    前記モータ駆動手段がモータを駆動する場合において前記吸気管圧力検出手段により検出される吸気管圧力が所定値以上のとき、前記開閉弁を開くことを特徴とする請求項3に記載のエンジンの制御装置。
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