JP2004316248A - 道路標識用着雪防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】道路標識に雪が付着して落下することを防ぐための着雪防止装置を軽量化して施工性を良くすると共に、コストを低減すること。
【解決手段】着雪防止機能を有する表面側の樹脂シートとその裏面側の独立気泡発泡プラスチックとの上下2層構造よりなる屋根を構成し、かつ、該屋根を、道路標識を覆うと共に、風による揺動自在に支承させたこと。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路標識の着雪防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】積雪地域においては、道路上方に設置されている道路標識に雪が付着して固化すると、日中の気温上昇によりそれが塊りのまま路面や走行中の車輌上に落下して事故につながるおそれがあり、このような危険をさけるため、従来から以下のような着雪防止対策が提案されている。
(1)特開2001−32225号公報記載技術:
道路標識の上部に、屋根の骨組みとその屋根の骨組みを覆うシートとからなる着雪防止装置を設け、このシートが風を受けて振動することにより着雪を防止する。
(2)特開平9−279523号公報記載技術:
道路標識の標示板の裏面側に加振機を設け、その加振機の駆動により着雪を防止する。なお、これに類似する方法として、特開平10−227014号公報、特開2000−73321号公報に示すように、標識板の裏面側に標示板を振動させるための装置を取付けて着雪防止を行う方法がある。
(3)特開2001−323421号記載技術:
屋根部材が道路標識を覆うように道路標識の上方に支柱を介して設置された着雪防止構造であって、屋根面が枠体フレームに張設された膜材で構成され、支柱との間に設けられた振れ角規制部材により支柱点を介して揺動可能にしたもの。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし乍ら、着雪防止が必要な期間は冬季(12月〜3月の約4ヶ月間)だけであって、季節に応じて該装置を付けたり取り外したりする必要があるが、前記の従来技術は何れも重量が重くてその取付け、取り外しが非常に困難である。また、取り外しを行なわない場合は、前記(1)(3)においては、シートが夏季の直射日光により温度上昇して伸びが発生するため使用前にシートのテンション調整を行なうなどのメンテナンスが必要となり、コストデメリットとなる。また、取り外しを行なわないと、外観が悪いというデメリットがある。
【0004】
さらに、前記(2)においても、駆動部のメンテナンスが必要であると共に、電気費などのコストデメリットがある。
【0005】
本発明は、前記の如き従来技術の問題点を改善し、軽量で道路標識に対し容易に取付け、取り外しを行なうことができ、しかもメンテナンスを必要としない道路標識用着雪防止装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、着雪防止機能を有する表面側の樹脂シートとその裏面側の独立気泡発泡プラスチックとの上下2層構造よりなる屋根を構成し、かつ、該屋根を、道路標識をその上方から覆うと共に、風による揺動自在なように支承せしめたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明は、着雪防止機能を有する表面側の樹脂シートとその裏面側の独立気泡発泡プラスチックとの上下2層構造よりなる山形の屋根を構成し、その山形の屋根の頂部内側に屋根取付け穴を形成し、他方、道路標識用の支柱に固定した横梁などの支持部材に前記屋根用の支持フレームを起立固定し、その屋根用の支持フレームの上端に支点棒を水平に取付けると共にその支点棒を前記屋根取付部の屋根取付け穴にゆるやかに挿入して、前記山形の屋根を前記支点棒を中心として揺動自在に支承せしめたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の屋根材の表面側の樹脂シートは、厚さ0.35〜2.0t、好ましくは0.5tの樹脂シートを使用し、裏面側の発泡プラスチックは、密度0.002〜0.2g/cm、好ましくは密度0.03g/cm、厚み2〜100mm、好ましくは厚み50mmの発泡プラスチックを使用し、両者を熱融着または接着剤により一体化させたものである。
【0009】
本発明は、前記の如く、着雪防止機能を有する表面側の樹脂シートとその裏面側の独立気泡発泡プラスチックとの上下2層構造よりなる屋根を構成したので、吸水性がないことは勿論、裏面側の発泡プラスチックの密度および厚みを適宜選択することにより、必要とする機械的強度を保有しながら従来最も重量物であった屋根部の大幅な軽量化を図することができ、これにより施工性がよくなって着雪防止が必要な期間のみの取付けが可能となり、しかも、その屋根で道路標識を覆うと共に揺動自在なように支承したので、風による屋根の揺動および振動、並びに屋根自体の弾性による変形などが相俟って極めて効果的な着雪防止作用を発揮することができる。
【0010】
また、本発明は、上下2層構造よりなる屋根を揺動自在に支承するという極めて簡単な構造であるため、部品点数が少なく、かつ、メンテナンスが不要であってコストを低減することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の道路標識用着雪防止装置の実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の着雪防止装置を取付けた状態の道路標識の一例を示す正面図であって、1は道路標識の支柱、2はその支柱1に横梁3を介して設置された標識を示し、本発明においては、このような標識の上方を屋根4により覆うのであるが、本発明は、屋根4の構成およびその取付方法に特徴がある。
【0012】
すなわち、本発明による屋根4は、図4に示すように、着雪防止機能を有する表面側の樹脂シート4−1と、その裏面側の山形などの所望の形状を有する独立気泡発砲プラスチック4−2とから構成され、両者は熱融着または接着剤により一体的に結合されている。
【0013】
前記表面側の樹脂シート4−1は、雪が付着しにくく、かつ、雪が付着しても振動などの外力を受けると雪がすべり落ちやすい機能を有する樹脂、例えばEVA樹脂シートであって、0.35〜2.0t(mm)、好ましく0.5tのものを使用する。また、裏面側の独立気泡発砲プラスチック4−2は、軽量でありながら所望の屋根形状を維持することができる機械的強度を付与するためのもので、例えば密度0.002〜0.2g/cm、好ましくは密度0.03g/cm、厚み2〜100mm、好ましくは厚み50mmの独立気泡発砲ポリエチレンであって、図4に示すように山形などの所望の形状に成型されている。
【0014】
前記山形の屋根4の頂部内側には、その峰と平行にのびる取付け穴5が形成されており、その穴5中に該穴よりやや小径の支点棒6をゆるやかに挿入し、その支点棒6の両端を支持することにより、屋根4により道路標識2をその上方から覆うと共に支点棒6を中心として屋根4が揺動し得るように支承されている。例えば、この実施例においては、道路標識用支柱1の上部に着雪防止装置用の横梁7を取付け、その横梁7上に左右一対の支持フレーム8、8の下端を溶接して支持フレーム8、8を横梁7上に起立させ、その支持フレーム8、8の上端にボルト9、9を内向きに取付け、そのボルト9、9の先端を前記支点棒6の左右両端に形成した雌ネジに螺着して屋根4を支点棒6を中心として揺動し得るように支承させている。ただし、上記屋根の支承構造はこのような実施例に限定されるものではなく、例えば支点棒6を支持フレーム8の外方まで延長させて支持フレーム8により支点棒6を直接支承するなど、任意に変更実施することができる。
【0015】
また、図示の実施例は取付け穴を有する山形の屋根を一体成したものを示したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、例えば複数に分割成型された部材を組み合せて屋根を構成することもでき、要するに、着雪防止機能を有する表面側の樹脂シートとその裏面側の独立気泡プラスチックとの上下2層構造よりなる屋根を構成し、かつ、その屋根を、道路標識を覆うと共に揺動自在なように支承せしめたものであれば、任意に変更実施することができる。
【0016】
【発明の効果】
本発明は、前記の如く、着雪防止機能を有する表面側の樹脂シートとその裏面側の独立気泡発泡プラスチックとの上下2層構造よりなる屋根材を構成したので、裏面側の発泡プラスチックの密度および厚みを適宜選択することにより、必要とする機械的強度を保有しながら従来最も重量物であった屋根部の大幅な軽量化を図ることができ、これにより、施工性がよくなって着雪防止が必要な期間のみの取付けが可能となり、しかも、その屋根で道路標識を覆うと共に揺動自在に支承したので、風による屋根の揺動および振動、並びに屋根材自体の弾性による変形などが相俟って極めて効果的な着雪防止作用を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の道路標識用着雪防止装置の実施の一例を示す側面図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】図1のB部の拡大断面図である。
【図4】図1に示す屋根の分解図である。
【符号の説明】
1・・・道路標識用支柱、2・・・道路標識、3・・・道路標識用横梁、4・・・着雪防止用屋根、4−1・・・着雪防止機能を有する樹脂シート、4−2・・・独立気泡発泡プラスチック、5・・・屋根取付け穴、6・・・支点棒、7・・・屋根用支柱、8・・・屋根用支持フレーム、9・・・ボルト。

Claims (3)

  1. 着雪防止機能を有する表面側の樹脂シートとその裏面側の独立気泡発泡プラスチックとの上下2層構造よりなる屋根を構成し、かつ、該屋根を、道路標識をその上方から覆うと共に、風による揺動自在なように支承せしめたことを特徴とする道路標識用着雪防止装置。
  2. 着雪防止機能を有する表面側の樹脂シートとその裏面側の独立気泡発泡プラスチックとの上下2層構造よりなる山形の屋根を構成し、その山形の屋根の頂部内側に屋根取付け穴を形成し、他方、道路標識用の支柱に固定した横梁などの支持部材に前記屋根用の支持フレームを起立固定し、その屋根用の支持フレームの上端に支点棒を水平に取付けると共にその支点棒を前記の屋根取付け穴にゆるやかに挿入して、前記山形の屋根を前記支点棒を中心として揺動自在に支承せしめたことを特徴とする道路標識用着雪防止装置。
  3. 表面側の樹脂シートとして、厚さ0.35〜2.0t、好ましくは0.5tの樹脂シートを使用し、裏面側の発泡プラスチックとして、密度0.002〜0.2g/cm、好ましくは密度0.03g/cm、厚み2〜100mm、好ましくは厚み50mmの発泡プラスチックを使用し、両者を熱融着または接着剤により一体化させた屋根を構成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の道路標識用着雪防止装置。
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JP2007162398A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Omiya Hooroo Hokkaido Seisakusho:Kk 着雪防止装置
JP2013091921A (ja) * 2011-10-24 2013-05-16 Nexco-Maintenance Tohoku Co Ltd 雪庇防止具、雪庇防止具の施工方法、及び標識設置柱
JP2023007913A (ja) * 2021-07-02 2023-01-19 株式会社越後交通鉄工所 落雪回転屋根

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