JP2004315122A - 荷下ろし装置及びトラック - Google Patents

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Abstract

【課題】移動プレートの往復動を安定して行うことができ、しかも、押圧部材の軽量化及び積載量の増加を図ることができる荷下ろし装置及びトラックを提供する。
【解決手段】移動プレート2の往動時に移動プレート2と共に押圧部材4が往動し、移動プレート2の復動時に押圧部材4が側壁部材3、3に係止してその位置に止定し、これにより、荷下ろし用の開口部5側へ積荷Mを押出す。積載室Rの積載高さ中間位置とこの中間位置から所定量の下方位置との間の範囲である側壁部材脇部14に、往復動方向に沿って支持レール23を配置する。この支持レール23にて押圧部材4を支持すると共に、移動プレート2の復動時において、支持レール23に押圧部材4が係止する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、荷下ろし装置及びトラックに関するものである。本願における荷下ろし装置は、トラック等の車輌、列車や電車、あるいは船舶等の輸送手段と一体的に形成されたもの、トラック等の車輌、列車や電車、あるいは船舶等の輸送手段とは別体に形成されたもの、コンテナのようなものに付設されたもの、定置式の倉庫のようなものに付設されたものを含むものである。
【0002】
【従来の技術】
トラックの荷下ろし装置の従来例としては、移動プレートの移動によって、押圧部材を相対的に後方へ移動させて、積荷を後方から下ろす構造のものである(例えば、特許文献1参照)。なお、積荷としては、例えば破砕された産業廃棄物のようなチップ状の粉粒状体(チップ物)、砂利等の粉粒状体を挙げることができる。
【0003】
すなわち、上記特許文献1の荷下ろし装置は、図12に示すように、トラック荷台Nの底板上に、キャビン(キャブ)101側から後端へ向けて前後動可能とした移動プレート102を載置し、この移動プレート102上に押圧部材104を配置している。そして、荷下ろし作業時には、まず移動プレート102を、図20の状態から図13に示すように、往動方向(矢印X方向)へ移動させる。この移動プレート102の往動方向Xへの移動では、この移動に伴って押圧部材104も往動方向Xへ移動する。次に、移動プレート102を図14に示すように、復動方向(矢印Y方向)へ移動させる。この移動プレート102の復動方向Yへの移動では、押圧部材104は両側壁103、103の上端部に係止機構(止定機構)を介して係止される。これによって、積載室内の積荷が押圧部材104の相対移動量に応じて開口部からピット105内へ下ろされる。
【0004】
以後、同様の動作を繰返して、押圧部材104を開口部まで順次移動させれば、積載室内の積荷を全て下ろすことができる。そして、荷下ろし作業が終了すれば、押圧部材104をもとのように反開口部側へ戻す。なお、移動プレート102の往復動はシリンダ機構106にて行っている。また、本願の荷下ろし装置及びトラックにおいても、この荷下ろし原理を利用している。
【0005】
【特許文献1】
特許第3062568号公報(第1−3頁、図1−図9)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1では、移動プレート102の復動方向Yへの移動では、押圧部材104は両側壁103、103に、係止機構(止定機構)を介して係止される。このため、荷下ろしの復動時には、押圧部材104の下端部が移動プレート102に対して食い込むような回転モーメントが発生することになる。すなわち、この荷下ろしの復動時には、積荷が引き戻され、この引き戻された積荷が次第に蓄積されることによって圧封された状態となって、押圧部材104の下部では高圧、上部では低圧となり、しかも、押圧部材104はその上部が係止されているので、特に大きな回転モーメントが生じる。そして、この食い込力が、移動プレート102の復動方向Yへの移動の際に生じる引き力に対して負の力となり、復動方向Yへの移動の際に付与すべき荷重が大となる。しかも、この食い込みのため、移動プレート102が凹んだりする場合もある。このため、移動プレート102の往復動を滑らかに行うことができなかった。
【0007】
この発明は、上記従来の欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、移動プレートの往復動を安定して行うことができ、しかも、押圧部材の軽量化及び積載量の増加を図ることができる荷下ろし装置及びトラックを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び効果】
そこで請求項1の荷下ろし装置は、往復動可能な移動プレート2と、この移動プレート2の往復動方向に沿って立設された一対の側壁部材3、3と、この側壁部材3、3間に配置された押圧部材4とを備え、上記移動プレート2の往動時にこの移動プレート2と共に上記押圧部材4が往動し、上記移動プレート2の復動時に上記押圧部材4が側壁部材3、3に係止してその位置に止定し、これにより、上記側壁部材3、3間において往動方向端部に設けられる荷下ろし用の開口部5側へ積荷Mを押出す荷下ろし装置であって、積載室Rの積載高さ中間位置とこの中間位置から所定量の下方位置との間の範囲である側壁部材脇部14に、上記往復動方向に沿って支持レール23を配置して、この支持レール23にて上記押圧部材4を支持すると共に、上記移動プレート2の復動時において、この支持レール23に上記押圧部材4が係止することを特徴としている。
【0009】
上記請求項1の荷下ろし装置では、側壁部材脇部14に、上記往復動方向に沿って支持レール23を配置し、移動プレート2の復動時において、この支持レール23に押圧部材4が係止するので、押圧部材4を側壁部材3の上部で支持する必要がなくなる。このため、側壁部材3の上部を剛性大となる構造にする必要がなく、側壁部材3の上部の軽量化を図ることができる。また、図6(a)(b)に示すように、移動プレート2の往動(矢印X方向移動)時には、移動プレート2と押圧部材4と積荷Mとが一体に移動するので、積荷中心はほぼ積載体積中心にある。すなわち、積荷Mの積載高さ(側壁部材高さ)をHとしたときに、積荷中心がH/2の高さ位置となる。また、図6(c)のように、復動(矢印Y方向移動)開始時には、積荷Mと押圧部材4の静止摩擦負荷が摩擦せん断負荷となり、押圧部材4の上端縁部を起点とし、移動プレート2の往動方向端縁部を終点とする分布となる。このため、積載室Rの積載高さ(側壁部材高さ)の1/3の高さ位置が負荷中心となる。従って、復動時に上記のように、側壁部材脇部14に配設される支持レール23に押圧部材4を支持した場合、側壁部材3の上部で支持した場合よりも押圧部材4が受ける積荷Mの反力が小さくなる。これによって、押圧部材自体の剛性を小さくでき、この押圧部材4の軽量化を図ることができる。しかも、側壁部材3及び押圧部材4の軽量化に伴って、側壁部材3の厚さ寸法及び押圧部材4の往復動方向寸法等を小さくでき、これによって、積載室Rの容量の増加を図ることができる。また、支持レール23としてはその表面が凹凸部を有さない平面状でよいので、この支持レール23に積荷Mが付着しても簡単に除去することができる。すなわち、押圧部材4にスクレーパ等を付設すれば、このスクレーパ等にて支持レール23に付着した積荷Mを簡単に落とすことができる。
【0010】
請求項2の荷下ろし装置は、上記支持レールを、積載室Rの積載高さの約1/3〜約1/4の高さ位置に配置したことを特徴している。
【0011】
上記請求項2の荷下ろし装置では、支持レール23を、上記積載室Rの積載高さの約1/3〜約1/4の高さ位置に配置したので、積荷Mからの反力支持点を一層好ましい位置に配置することができる。すなわち、移動プレート2が往復動を繰返すと、積荷Mと押圧部材4とはその駆動振動により動摩擦負荷となり、図6(d)のように、その負荷中心が積荷体積中心よりもやや低い位置(積載高さの約5/12の高さ位置)となるが、移動プレート2に対して粘着力が大である積荷Mである場合には、その摩擦抵抗によって、荷重中心が上記1/3の高さ位置よりも下方に移動するので、支持レール23の配置高さを、積載高さの約1/3〜約1/4の高さ位置にすることによって、押圧部材4の止定時に発生する回転モーメントを小さくできるからである。
【0012】
請求項3の荷下ろし装置は、上記押圧部材4に、移動プレート2に係止可能な第1係止手段31と、上記支持レール23に係止可能な第2係止手段32とを設け、移動プレート2の往動時に、上記第1係止手段31を係止状態とすると共に、上記第2係止手段32を非係止状態とし、移動プレート2の復動時に、上記第1係止手段31を非係止状態とすると共に、上記第2係止手段32を係止状態とするように構成したことを特徴としている。
【0013】
上記請求項3の荷下ろし装置では、移動プレート2の往動時には、上記第1係止手段31を係止状態とするので、移動プレート2の往動時には、この移動プレート2と共に、押圧部材4が往動方向Xに移動し、積荷Mもこれらと一体に往動方向Xに移動する。そして、移動プレート2の復動時には、第2係止手段32を係止状態とするので、押圧部材4がその位置に止定して、移動プレート2のみが復動方向Yに移動して積荷Mを荷下ろし用の開口部5から確実に下ろすことができる。また、移動プレート2の往動時には、第2係止手段32が非係止状態であるので、押圧部材4の往動方向Xの移動を妨げないと共に、移動プレート2の復動時には、第1係止手段31が非係止状態であるので、押圧部材4の止定を妨げない。このため、移動プレート2の往復動は滑らかに行うことができ、安定した荷下ろし作業を行うことができる。
【0014】
請求項4の荷下ろし装置は、上記第2係止手段32は、上記支持レール23に圧接する圧接部材33と、この圧接部材33による支持レール23への圧接力を増加させるトグル機構35とを備えたことを特徴としている。
【0015】
上記請求項4の荷下ろし装置では、第2係止手段32は、上記支持レール23に圧接する圧接部材33と、この圧接部材33による支持レール23への圧接力を増加させるトグル機構35とを備えているので、押圧部材4が支持レール23に対して強固に係止して、復動時の押圧部材4のその位置での止定が安定し、積荷Mの排出を確実に行うことができる。また、爪と歯との噛合ではないので、押圧部材4を任意の位置に止定することができると共に、積荷Mの噛み込みも無く、長期にわたって安定した押圧部材4の止定を行うことができる。
【0016】
請求項5の荷下ろし装置は、上記押圧部材4に、上記往復動方向と略直交する方向の横揺れを防止するガイド部材52を設けたことを特徴としている。
【0017】
上記請求項5の荷下ろし装置では、押圧部材4の移動時に、ガイド部材52によって、左右方向(往復動方向と直交する方向)の揺れを防止することができる。これによって、押圧部材4が側壁部材3側に食い込んで押圧部材4の移動が不安定になるということがない。すなわち、押圧部材4を滑らかに移動させることができ、積荷Mを順次開口部5側へ搬送していくことができる。
【0018】
請求項6の荷下ろし装置は、上記押圧部材4は、上記移動プレート2に対して浮いた状態で上記支持レール23に懸垂支持される本体15と、この移動プレート2の往復動方向に対して略直交する方向に沿って上記本体15に配設される下部プレート16とを有し、この下部プレート16は、上記本体15の積荷側下端部に上下動可能に付設されて、その下端縁16aが上記移動プレート2に載置状とされた状態においてその上昇が許容されることを特徴としている。
【0019】
上記請求項6の荷下ろし装置では、下部プレート16が下降してその下端縁16aが上記移動プレート2に載置状とされてこの下部プレート16の上昇が許容されている。そのため、移動プレート2の上面と、下部プレート16の下端縁16aとの間の隙間を無くすか又は極めて小さくすることができ、移動プレート2の上面と下部プレート16の下端縁16aとの間からの積荷Mの反開口部側への洩れを防止できる。これによって、荷下ろし作業後の積荷Mの荷下ろし残りの発生を抑えることができる。しかも、本体15が移動プレート2に対して浮いた状態で懸垂支持されるので、押圧部材4が往復動する際には滑らかに移動する。
【0020】
請求項7の荷下ろし装置は、上記第2係止手段32の係止状態と非係止状態との確認が可能な確認手段67を設けると共に、上記第1係止手段31と第2係止手段32との係止状態切換え及び確認手段67の作動を油圧作動にて行うことを特徴している。
【0021】
請求項7の荷下ろし装置では、第2係止手段32の係止状態と非係止状態との確認が可能な確認手段67を設けているので、正常に作動していないとき等において、そのまま荷下ろし作業を継続することなく、その作業を中止して、装置故障を未然に防止したり、その故障を修理したりすることができる。また、第1係止手段31と第2係止手段32との係止状態切換え及び確認手段の作動を油圧作動にて行うので、この係止状態切換え及び確認手段の作動を確実に行うことができる。すなわち、移動プレート2を往復動させる油圧回路57の油圧を使用することができ、押圧部材4に油圧ユニット(油圧ポンプ等を有するユニット)を設けることなく、上記係止状態切換え及び確認手段の確認を簡単に行うことができる。これによって、装置全体の構成の簡略化を図ると共に、油圧ユニットのためのスペースを省略できる。
【0022】
請求項8の荷下ろし装置は、上記第1係止手段31の移動プレート2への係止力を非油圧力である弾性体等の押圧力とすると共に、この押圧力が上記第2係止手段32の係止解除力を構成することを特徴としている。
【0023】
請求項8の荷下ろし装置では、第1係止手段31の移動プレート2への係止力を非油圧力である弾性体等の押圧力とすると共に、この押圧力が上記第2係止手段32の係止解除力を構成するので、第2係止手段32を非係止状態とする際に、油圧力を必要としない。このため、第2係止手段32の係止力の付与のために油圧供給リールを押圧部材4に付設する場合に、この油圧供給リールを単極タイプとすることができ、構造の簡素化を図ることができる。また、第1係止手段31の移動プレート2への係止力を非油圧力(例えば、弾性体による弾性力)とすることができるので、非荷下ろし作業時(装置走行時)に、油圧力がなくて自由移動しない固定手段を構成することができ、安定した状態で押圧部材4を固定(停止)することができるようにしている。これによって、上記非荷下ろし作業時(装置走行時)に、荷台Nや押圧部材4等の損傷を有効に防止することができる。
【0024】
請求項9のトラックは、上記請求項1〜請求項8のいずれかの荷下ろし装置を備えたことを特徴としている。
【0025】
請求項9のトラックでは、上記請求項1〜請求項8のいずれかの荷下ろし装置を備えているので、これらのいずれかの荷下ろし装置が有する作用効果を有効に発揮することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の荷下ろし装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、この発明の荷下ろし装置の全体側面図であり、この場合、トラックに使用されている。すなわち、この場合のトラックとしては、トラック車体Bと、トラック運転台(キャブ)Cと、トラック車体C上に配置される荷台Nとを備える。そして、荷台Nに積載された積荷、例えば破砕された産業廃棄物のようなチップ状の粉粒状体(チップ物)、砂利等の粉粒状体のような積荷を下ろすものである。ここで、荷台とは、トラック等の車輌や列車、電車あるいは船舶等の移送手段と一体的に形成されたもの、トラック等の車輌や列車、電車あるいは船舶等の移送手段とは別体に形成されたもの、コンテナのようなもの、定置式の倉庫のようなものを含むものである。
【0027】
この荷下ろし装置は、トラック車体B上に配置される基部1と、この基部1に往復動可能に支持された移動プレート2と、この移動プレート2の往復動方向(矢印X、Y前後方向)に沿って立設された一対の側壁部材3、3と、この側壁部材3、3間に配置された押圧部材4とを備える。ここで、上記矢印X方向を往動方向と呼び、矢印Y方向を復動方向と呼ぶものとする。そのため、側壁部材3、3の後端を往動方向端と呼び、側壁部材3、3の前端を復動方向端と呼ぶ。そして、この移動プレート2と、一対の側壁部材3、3と、押圧部材4等でもって積荷が積載される積載室R(押圧部材4よりも往動方向端側の空間部であって、この押圧部材4の往復動によりその容積が相違する)を有するトラック荷台Nが構成される。積載室Rに積載された積荷M(図6参照)は、移動プレート2の復動によって押圧部材4が後方(往動方向)へと相対移動することによって、後方の開口部5から下ろされる。従って、この実施形態では、積荷Mが積載された荷台Nに、荷下ろし装置(手段)を備えたものであるといえる。
【0028】
移動プレート2は,シリンダ機構7を介して前後方向に往復動する。このシリンダ機構7は復動方向端、つまりトラック運転台Cの後方部に配置されている。シリンダ機構7は、シリンダ本体8と、このシリンダ本体8から前後方向に伸縮するピストンロッド9とを有し、ピストンロッド9の先端部が上記移動プレート2に支持され、シリンダ本体8の基部支持部が基部1に連結されている。このため、シリンダ機構7のピストンロッド9が伸びれば、移動プレート2が復動方向Yへ移動(スライド)し、このピストンロッド9が縮めば、移動プレート2が往動方向Xへ移動(スライド)する。
【0029】
移動プレート2は、図3に示すように、平板状のプレート本体2aと、このプレート本体2aの両側部に設けられる側端部材2b,2bとからなり、プレート本体2aが基部1上をスライドし、側端部材2b、2bの背面(外面)が上記側壁部材3、3の内面に対向する。また、側壁部材3は、基部1から立設される第1部11と、この第1部11に連設される第2部12とを有する。この場合、第1部11の厚さ(肉厚)を大とし、第2部12の厚さ(肉厚)を小としている。そして、第1部11と第2部12とは、その外面11a、12aがほぼ同一鉛直面上に配置されるように、連結部13を介して連結されている。なお、連結部13としては、ヒンジ部材にて構成して、第2部12が第1部11に対して揺動可能なものであっても、溶接にて構成して、第2部12が第1部11に一体状に固定されるものであってもよい。このように、積載室Rにおいて、第2部12に対応する幅寸法W2が第1部11に対応する幅寸法W1よりも大きくなっている。
【0030】
次に、押圧部材4について説明する。押圧部材4は、図2と図3に示すように、本体15と、移動プレート2の往復動方向に対して略直交する方向に沿ってこの本体15に配設される下部プレート16とを備える。本体15は、フレーム体17と、このフレーム体17の前面側(開口部5側)に配置される押圧板18とを備える。そして、この本体15のフレーム体17は、左右(往復動方向と直交する方向)に配設される一対の側方フレーム19、19を有し、各側方フレーム19は、一対の竪柱20a、20bと、竪柱20a、20bを連結する横方向連結体21a、21b、21c、21dとを有する。また、左右の側方フレーム19、19は、連結フレーム22a、22b、22cにて連結され、この連結フレーム22a、22b、22cの前面側(開口部5側)に押圧板18が配置されている。
【0031】
また、側壁部材3、3の第1部11、11の内面11b、11bには、往復動方向に沿って配設される支持レール23が付設されている。この支持レール23は、角筒体からなる本体23aと、この本体23aの上面、下面、側面を包囲するカバー部材23bとからなり、積載室Rの積載高さH(移動プレート2の上面から側壁部材3の上端縁までの高さ)の中間位置と、この中間位置から所定量の下方位置との間の範囲である側壁部材脇部14に配置される。具体的には、積載室Rの積載高さHの約1/3〜約1/4の高さ位置に配置した。なお、支持レール23としては、角筒体のみから構成してもよい。
【0032】
そして、各側方フレーム19、19の竪柱20a、20bには、それぞれ、上下一対のガイドローラ25a、26a、25b、26bが付設され、これらによって、この押圧部材4が支持レール23に懸垂支持されている。すなわち、竪柱20a、20bには支持体27、27が設けられ、この支持体27、27に、一対のローラ支持片28、28を立設し、このローラ支持片28、28に下方のガイドローラ26a、26bが回転自在に支持されている。また、図示省略しているが、支持体27、27よりも上方に支持体を設け、この支持体にローラ支持片を設けて、このローラ支持片に上方のガイドローラ25a、25bが回転自在に支持されている。これによって、上方のガイドローラ25a、25bが支持レール23の上面29を転動し、下方のガイドローラ26a、26bと、支持レール23の下面30との間が支持レール23の下面30を転動する。
【0033】
このように、ガイドローラ25a、26a、25b、26bにて、押圧部材4が懸垂支持されるが、この際、本体15が移動プレート2に対して浮いた状態で支持される。また、下部プレート(刃先プレート)16は、その上下方向長さに比べて、往復動方向に対して略直交する方向長さが極めて大である帯状のプレートからなり、押圧部材4の本体11の積荷側下端部に支持される。この際、下部プレート16には、上下方向の長孔からなるガイド孔(図示省略)が形成され、このガイド孔に本体側の係止ピン部材(図示省略)が係止して、この下部プレート16の上下動が許容される。そして、通常は、下部プレート16が下降して、移動プレート2の上面にこの下部プレート16の下端縁16aが載置状とされている。
【0034】
ところで、この押圧部材4は、移動プレート2に係止可能な第1係止手段31と、上記支持レール23に係止可能な第2係止手段32とを備える。この際、荷下ろし作業時において、移動プレート2の往動時に、第1係止手段31を係止状態とすると共に、第2係止手段32を非係止状態とし、移動プレート2の復動時に、第1係止手段31を非係止状態とすると共に、第2係止手段32を係止状態とする。また、第1係止手段31及び第2係止手段32はそれぞれ左右の支持レール23、23に対応して一対づつ備えている。
【0035】
第2係止手段32は、図4と図5の構成説明図で示すように、支持レール23に圧接する圧接部材33と、シリンダ機構34と、圧接部材33とシリンダ機構34とを連結するトグル機構35等を備える。すなわち、圧接部材33は、基板36と、基板36の表面に付設される圧接パッド37とを有する。また、トグル機構35は、シリンダ機構34のピストンロッド38に連結される第1リンク39と、シリンダ機構34のシリンダ本体40に連結される第2リンク41とを有する。この際、第1リンク39は、圧接部材33側にその先端部が枢結される圧接部材側アーム39aと、側方フレーム19にその先端部が枢結されるフレーム側アーム39bとを有し、アーム39a、39bの基端部がピストンロッド38の先端部に枢結されている。また、第2リンク41は、圧接部材33側にその先端部が枢結される圧接部材側アーム41aと、側方フレーム19にその先端部が枢結されるフレーム側アーム41bとを有し、アーム41a、41bの基端部がシリンダ本体40に枢結されている。
【0036】
このため、図4に示す状態、つまりピストンロッド38が縮んだ状態では、圧接部材33の圧接パッド37が支持レール23から離れ、図5に示すように、ピストンロッド38が伸びれば、トグル機構35を介して圧接部材33が支持レール23に接近して、圧接部材33の圧接パッド37が支持レール23に圧接する。
【0037】
また、第1係止手段31は、移動プレート2の側端部材2bに圧接する圧接部材42と、この圧接部材42を移動プレート2の側端部材2b側へ押圧するコイルバネ等からなる弾性体43とを備える。圧接部材42は、基板44と、この基板44の表面に付設される圧接パッド45とを有する。なお、弾性体43は、側方フレーム19の下端の横方向連結体21dと、圧接部材42の基板44との間に介装される。
【0038】
そして、この第1係止手段31と第2係止手段32とが連動手段46にて連動連結されている。連動手段46は複数の連結アームを有し、図4に示すように、圧接部材33の圧接パッド37が支持レール23に圧接していない非係止状態では、第1係止手段31の圧接部材42の圧接パッド45が移動プレート2の側端部材2bに圧接した状態となり、この状態から第2係止手段32のシリンダ機構34のピストンロッド38が伸びて、図5に示すように、この第2係止手段32の圧接部材33の圧接パッド37が支持レール23に圧接すれば、第1係止手段31の圧接部材42の圧接パッド45が移動プレート2の側端部材2bに圧接しない非係止状態となる。
【0039】
また、下方のガイドローラ26a、26b近傍には、図2に示すように、固定パッド50が配置されている。すなわち、上記支持体27、27にパッド受け体51を連設し、このパッド受け体51の表面に固定パッド50を付設している。この固定パッド50は支持レール23の下面30に相対面するが、この固定パッド50と支持レール23の下面30との間には僅かな隙間δを設けている。これは、支持レール23の歪みを吸収するためである。
【0040】
さらに、側壁部材3の第1部11に対応する横方向連結体21c、21dには、上記往復動方向と略直交する方向の横揺れを防止するガイド部材52、52を設けている。ガイド部材52は、各横方向連結体21c、21dに配置される一対のガイドローラ53、53からなる。この場合、各横方向連結体21c、21dから突設されて上下に相対面する一対の支持片54、54に、ガイドローラ53はその枢支軸が鉛直方向を向くように回転自在に枢支されている。そして、横方向連結体21c側のガイドローラ53、53が支持レール23の側面55(図3参照)を転動し、横方向連結体21d側のガイドローラ53、53が移動プレート2の側端部材2bの内面を転動する。
【0041】
ところで、上記シリンダ機構34は、図4に示すように、移動プレート2を往復動させるシリンダ機構7の油圧回路57の作動油を使用して、駆動する。すなわち、油圧回路57は、油圧ポンプ58と、移動プレート2の往復動用の切換弁(電磁弁)59と、前進・後進切換用の切換弁(電磁弁)60と等を備える。なお、切換弁60の前進状態は、後述するように押圧部材4を順次開口部5側へ移動させる荷下ろしモード(排出モード)をいい、切換弁60の後進状態は、後述するように押圧部材4を順次キャブC側に戻し押圧部材4の戻しモードをいう。ところで、上記切換弁59、60の切換え制御等がコントローラ65にて行われ、また、このコントローラ65には、上記トグル機構35の作動油圧を確認するための油圧スイッチ66(第2係止手段32の係止状態と非係止状態との確認が可能な確認手段を構成する)からの信号が入力される。
【0042】
従って、切換弁(電磁弁)60を図4に示す前進モードとして、移動プレート2の往復動用の電磁弁59をaの状態に切換えれば、油圧ポンプ58からの圧油がシリンダ機構7のシリンダ本体8の反ボトム側に供給されて、ピストンロッド9が引っ込んで、移動プレート2が往動する。この際、油圧ポンプ58からの圧油は電磁弁60で停止して、各シリンダ機構34、34側に供給されず、弾性体43の弾性力にて、第1係止手段31の圧接部材42の圧接パッド45が移動プレート2の側端部材2bに圧接すると共に、第2係止手段32の圧接部材33の圧接パッド37が支持レール23から離れて非係止状態となっている。このため、この移動プレート2と共に押圧部材4が往動方向Xに移動する。このように、第1係止手段31の移動プレート2への係止力を非油圧力である弾性体43の押圧力とすると共に、この押圧力が第2係止手段32の係止解除力を構成する。
【0043】
また、この状態から移動プレート2の往復動用の電磁弁59をbの状態に切換えれば、油圧ポンプ58からの圧油がシリンダ機構7のシリンダ本体8のボトム側に供給されて、ピストンロッド9が伸びて、移動プレート2が復動方向Yへスライドする。この際、油圧ポンプ58からの圧油は、電磁弁59→電磁弁60→油圧用ホース63→ホースリール62→接続用ホース63aと流れ、この接続用ホース63aから各シリンダ機構34、34に供給される。そして、各シリンダ機構34、34に圧油が供給される状態となれば、図5に示すように、シリンダ機構34のピストンロッド38が伸びて、第2係止手段32の圧接部材33の圧接パッド37が支持レール23に圧接すると共に、第1係止手段31の圧接部材42の圧接パッド45が移動プレート2の側端部材2bから離れて非係止状態となる。このため、移動プレート2の復動時に、押圧部材4がその位置に止定する。
【0044】
そして、前進・後進切換用の切換弁(電磁弁)60を後進モードから切換えて戻しモードとして、移動プレート2の往復動用の電磁弁59をaの状態に切換えれば、ピストンロッド9が引っ込んで、移動プレート2が往動方向Xへスライドする。この際、油圧ポンプ58からの圧油は、各シリンダ機構34、34に供給される。そして、各シリンダ機構34、34の圧油が供給される状態となれば、シリンダ機構34のピストンロッド38が伸びて、第2係止手段32の圧接部材33の圧接パッド37が支持レール23に圧接すると共に、第1係止手段31の圧接部材42の圧接パッド45が移動プレート2の側端部材2bから離れて非係止状態となる。このため、移動プレート2の往動時に、押圧部材4がその位置に止定する。
【0045】
また、この状態から移動プレート2の往復動用の電磁弁59をbの状態に切換えれば、ピストンロッド9が伸びて、移動プレート2が復動方向Yへスライドする。この際、油圧ポンプ58からの圧油は電磁弁60で停止して、各シリンダ機構34、34側に供給されず、弾性体43の弾性力にて、第1係止手段31の圧接部材42の圧接パッド45が移動プレート2の側端部材2bに圧接すると共に、第2係止手段32の圧接部材33の圧接パッド37が支持レール23から離れて非係止状態となっている。このため、この移動プレート2と共に押圧部材4が復動方向Yに移動する。
【0046】
上記のように構成された荷下ろし装置の荷下ろし作業について説明する。この際、押圧部材4が復動方向端側に配置されて、積荷Mが積載室Rに積載された状態とする。そして、図7(a)に示す状態から図7(b)にように、移動プレート2を往動方向Xにスライドさせる。この際、上記したように、第1係止手段31の圧接部材42の圧接パッド45が側端部材2bに圧接して、この往動に伴って、押圧部材4を往動方向Xに移動させる。この移動プレート2の移動量はシリンダ機構7のピストンロッド9の縮み量に対応する。次に、この図7(b)の状態から、図7(c)に示すように、移動プレート2を復動方向Yにスライドさせる。この際、上記したように、第2係止手段32の圧接部材33の圧接パッド37が支持レール23に圧接して、押圧部材4はその位置に止定する。この移動プレート2の移動量はシリンダ機構7のピストンロッド9の伸び量に対応する。これによって、積載室R内の積荷が押圧部材4の相対移動量に応じて開口部5からピット等内へ下ろされる。
【0047】
その後、図7(d)のように、移動プレート2の往動方向Xへ移動させて押圧部材4を往動方向Xへ移動させる。次に、図7(e)に示すように、移動プレート2を復動方向(矢印Y方向)へ移動させて、押圧部材4をその位置に止定させる。これによって、さらにこの押圧部材4の相対移動によって積荷が開口部5側へ押され、ピット内へ下ろされる。以後、同様の動作を繰返して、押圧部材4を開口部5まで移動させれば、積載室R内の積荷を全て下ろすことができる。
【0048】
そして、荷下ろし作業が終了すれば、押圧部材4をもとのように反開口部側へ戻す。この戻し作業は、図4において、切換弁60を後進状態にする。そして、図8(a)に示す状態から図8(b)に示すように移動プレート2を矢印Y方向(復動方向)へ移動させる。この際、第1係止手段31の圧接部材42の圧接パッド45が側端部材2bに圧接して、この復動に伴って、押圧部材4を復動方向Yに移動させる。次に、図8(c)に示すように、移動プレート2を矢印X方向へ移動させる。この際、第2係止手段32の圧接部材33の圧接パッド37が支持レール23に圧接して、押圧部材4はその位置に止定する。以後、図8(d)(e)のように同様の動作を繰返せば、押圧部材4を反開口部まで移動させることができる。
【0049】
上記荷下ろし装置によれば、側壁部材脇部14に、上記往復動方向に沿って支持レール23を配置し、移動プレート2の復動時において、この支持レール23に押圧部材4が係止するので、押圧部材4を側壁部材3の上部で支持する必要がなくなる。このため、側壁部材3の上部を剛性大となる構造にする必要がなく、側壁部材3の上部の軽量化を図ることができる。また、図6(a)(b)に示すように、移動プレート2の往動(矢印X方向移動)時には、移動プレート2と押圧部材4と積荷Mとが一体に移動するので、積荷中心はほぼ積載体積中心にある。すなわち、積荷Mの積載高さ(側壁部材高さ)をHとしたときに、積荷中心がH/2の高さ位置となる。また、図6(c)のように、復動(矢印Y方向移動)開始時には、積荷Mと押圧部材4の静止摩擦負荷が摩擦せん断負荷となり、押圧部材4の上端縁部を起点とし、移動プレート2の往動方向端縁部を終点とする分布となる。このため、積載室Rの積載高さ(側壁部材高さ)の1/3の高さ位置が負荷中心となる。従って、復動時に側壁部材脇部14に配設される支持レール23に押圧部材4を支持した場合、側壁部材3の上部で支持した場合よりも押圧部材4が受ける積荷Mの反力が小さくなる。これによって、押圧部材4自体の剛性を小さくでき、この押圧部材4の軽量化を図ることができる。しかも、側壁部材3及び押圧部材4の軽量化に伴って、側壁部材3の厚さ寸法及び押圧部材4の往復動方向寸法等を小さくでき、これによって、積載室Rの容量の増加を図ることができる。また、支持レール23としてはその表面が凹凸部を有さない平面状でよいので、この支持レール23に積荷Mが付着しても簡単に除去することができる。すなわち、押圧部材4にスクレーパ等を付設すれば、このスクレーパ等にて支持レール23に付着した積荷Mを簡単に落とすことができる。
【0050】
特に、支持レール23を、上積載室Rの積載高さの約1/3〜約1/4の高さ位置に配置すれば、積荷Mからの反力支持点を一層好ましい位置に配置することができる。すなわち、移動プレート2が往復動を繰返すと、積荷Mと押圧部材4とはその駆動振動により動摩擦負荷となり、図6(d)のように、その負荷中心が積荷体積中心よりもやや低い位置(積載高さの約5/12の高さ位置)となるが、移動プレート2に対して粘着力が大である積荷Mである場合には、その摩擦抵抗によって、荷重中心が上記1/3の高さ位置よりも下方に移動するので、支持レール23の配置高さを、積載高さの約1/3〜約1/4の高さ位置にすることによって、押圧部材4の止定時に発生する回転モーメントを小さくできるからである。
【0051】
また、荷下ろし作業時において、移動プレート2の往動時には、第1係止手段31を係止状態とするので、移動プレート2の往動時には、この移動プレート2と共に、押圧部材4が往動方向Xに移動し、積荷Mもこれらと一体に往動方向Xに移動する。そして、移動プレート2の復動時には、第2係止手段32を係止状態とするので、押圧部材4がその位置に止定して、移動プレート2のみが復動方向Yに移動して積荷Mを荷下ろし用の開口部5から確実に下ろすことができる。また、移動プレート2の往動時には、第2係止手段32が非係止状態であるので、押圧部材4の往動方向Xの移動を妨げないと共に、移動プレート2の復動時には、第1係止手段31が非係止状態であので、押圧部材4の止定を妨げない。このため、移動プレート2の往復動は滑らかに行うことができ、安定した荷下ろし作業を行うことができる。
【0052】
しかも、第2係止手段32は、支持レール23に圧接する圧接部材33と、この圧接部材33による支持レール23への圧接力を増加させるトグル機構35とを備えているので、押圧部材4が支持レール23に対して強固に係止して、復動時の押圧部材4の位置での止定が安定し、積荷Mの排出を確実に行うことができる。また、爪と歯との噛合ではないので、押圧部材4を任意の位置に止定することができると共に、積荷Mの噛み込みも無く、長期にわたって安定した押圧部材4の止定を行うことができる。
【0053】
また、横揺れを防止するガイド部材52にて、押圧部材4の移動時に、横揺れ左右方向(往復動方向と直交する方向)の揺れを防止することができる。これによって、押圧部材4が側壁部材3側に食い込んで押圧部材4の移動が不安定になるということがない。すなわち、押圧部材4を滑らかに移動させることができ、積荷Mを順次開口部5側へ搬送していくことができる。さらに、下部プレート16が下降してその下端縁16aが上記移動プレート2に載置状とされてこの下部プレート16の上昇が許容されている。そのため、移動プレート2の上面と、下部プレート16の下端縁16aとの間の隙間を無くすか又は極めて小さくすることができ、移動プレート2の上面と下部プレート16の下端縁16aとの間からの積荷の反開口部側への洩れを防止できる。これによって、荷下ろし作業後の積荷の荷下ろし残りの発生を抑えることができる。しかも、本体15が移動プレート2に対して浮いた状態で懸垂支持されるので、押圧部材4が往復動する際には滑らかに移動する。
【0054】
さらに、トグル機構35の作動油圧を確認するための油圧スイッチ66が設けられているので、これによって、第2係止手段32の圧接部材33が支持レール23に所定の圧力で圧接しているか否かを判断できる。すなわち、第2係止手段32が、係止状態であるか又は非係止状態であるかの確認を行うことができ、正常に作動していないとき等において、その状態を確認することができ、このようなときには、そのまま荷下ろし作業を継続することなく、その作業を中止して、装置故障を未然に防止したり、その故障を修理したりすることができる。また、第1係止手段31と第2係止手段32との係止状態切換え及び上記確認手段の作動を油圧作動にて行うので、この係止状態切換え及び確認手段の作動を確実に行うことができる。すなわち、移動プレート2を往復動させる油圧回路57の油圧を使用することができ、押圧部材4に油圧ユニット(油圧ポンプ等を有するユニット)を設けることなく、上記係止状態切換え及び確認手段67の確認を簡単に行うことができる。これによって、装置全体の構成の簡略化を図ると共に、油圧ユニットのためのスペースを省略できる。また、第1係止手段31の移動プレート2への係止力を非油圧力(弾性体43の押圧力)とすると共に、この押圧力が上記第2係止手段32の係止解除力を構成するので、第2係止手段32を非係止状態とする際に、油圧力を必要としない。このため、第2係止手段32の係止力の付与のために油圧供給リールを押圧部材4に付設する場合に、この油圧供給リールを単極タイプとすることができ、構造の簡素化を図ることができる。
【0055】
ところで、上記したように、押圧部材4は支持レール23に懸垂支持されているので、第1係止手段31が非係止状態であれば、滑らかに移動することができる。このように、押圧部材4が滑らかに移動することは、荷下ろし作業時には重要な機能であるが、非荷下ろし作業時、つまりこのトラックによる輸送運行時には、押圧部材4が移動しないように固定する必要がある。これは、トラック(車輌)運行時には急ブレーキ等の停止動作があり、このような時において、積荷Mの自由移動(惰性移動)を防止するためである。このため、この荷下ろし装置では、第1係止手段31の移動プレート2への係止力を非油圧力(弾性体43の弾性力)とし、非荷下ろし作業時(装置走行時)に、油圧力がなくて自由移動しない固定手段を構成することができ、安定した状態で押圧部材を固定(停止)することができるようにしている。これによって、上記非荷下ろし作業時(装置走行時)に、荷台Nや押圧部材4等の損傷を有効に防止することができる。
【0056】
次に、図9は他の実施の形態を示し、この場合、確認手段67をリミットスイッチ68等にて構成している。この際、リミットスイッチ68が、例えば、第2係止手段32の圧接部材33が支持レール23に圧接した際に、ON状態となり、圧接部材33が支持レール23から離れた状態でOFF状態となるにすればよい。なお、図9において、69は2極ケーブルリールであり、確認手段67を構成するリミットスイッチ68と、コントローラ65との接続に使用している。また、図4に示す実施の形態と同一部材については同一符号を付してその説明を省略する。
【0057】
従って、この実施の形態の形態においても、図4に示す実施の形態と同様の作用効果を発揮することができる。しかも、上記の確認手段67を構成するリミットスイッチにて、第2係止手段32が係止状態であるか非係止状態であるかを判断することができ、荷下ろし作業時の正常異常を判断でき、安定した荷下ろし作業を行うことができる。
【0058】
次に、図10と図11は別の実施の形態を示し、この場合、シリンダ機構34のピストンロッド38の戻し用のコイルスプリング等の弾性体70と、第1係止手段31の圧接部材42を移動プレート2の側端部材2bに圧接させるための弾性体75及びトグル機構(連動機構)74とを備えている。また、非係止状態にするシリンダ機構71は、そのシリンダ本体72が押圧部材4側に付設され、そのピストンロッド73が、複数の連結アームからなる上記トグル機構74を介して圧接部材42に連結されている。また、ピストンロッド73には、圧接力付与用(係止力付与用)のコイルスプリング等の上記弾性体75が付設されている。この際、図4と図8に示す実施の形態と同一部材については同一符号を付してその説明を省略する。
【0059】
図10と図11の荷下ろし装置によれば、切換弁(電磁弁)60を前進モードとして、移動プレート2の往復動用の電磁弁59をaの状態に切換えれば、油圧ポンプ58からの圧油がシリンダ機構7のシリンダ本体8の反ボトム側に供給されて、ピストンロッド9が引っ込んで、移動プレート2が往動する。この際、油圧ポンプ58からの圧油は電磁弁60で停止して、各シリンダ機構34、34側に供給されず、弾性体70の弾性力にて、第2係止手段32の圧接部材33の圧接パッド37が支持レール23から離れて非係止状態となっている。この際、第1係止手段31の圧接部材42の圧接パッド45が移動プレート2の側端部材2bに弾性体75及びトグル機構74の働きにより圧接する。これにより移動プレート2と共に押圧部材4が往動方向Xに移動する。
【0060】
また、この状態から移動プレート2の往復動用の電磁弁59をbの状態に切換えれば、油圧ポンプ58からの圧油がシリンダ機構7のシリンダ本体8のボトム側に供給されて、ピストンロッド9が伸びて、移動プレート2が復動方向Yへスライドする。この際、油圧ポンプ58からの圧油は、電磁弁59→電磁弁60→油圧用ホース63→ホースリール62→接続用ホース63aと流れ、この接続用ホース63aから各シリンダ機構34、34及びシリンダ機構71に供給される。そして、各シリンダ機構34、34の圧油が供給される状態となれば、図11に示すように、シリンダ機構34のピストンロッド38が伸びて、第2係止手段32の圧接部材33の圧接パッド37が支持レール23に圧接する。さらに、この状態では、第1係止手段31のシリンダ機構71のピストンロッド73も伸び、弾性体75を非作動側(弾性体75の弾性力に抗した側)に押し付け作動し、トグル機構74も共に作動して圧接部材42の圧接パッド45が移動プレート2の側端部材2bから離れて非係止状態となる。このため、移動プレート2の復動時に、押圧部材4がその位置に止定する。
【0061】
そして、前進・後進切換用の切換弁(電磁弁)60を後進モードから切換えて戻しモードとして、移動プレート2の往復動用の電磁弁59をaの状態に切換えれば、ピストンロッド9が引っ込んで、移動プレート2が往動方向Xへスライドする。この際、油圧ポンプ58からの圧油は、各シリンダ機構34、34及びシリンダ機構71に供給される。そして、各シリンダ機構34、34及びシリンダ機構71の圧油が供給される状態となれば、シリンダ機構34のピストンロッド38が伸びて、第2係止手段32の圧接部材33の圧接パッド37が支持レール23に圧接する。さらに、この状態では、トグル機構74を介して、圧接部材42が作動して、第1係止手段31の圧接部材42の圧接パッド45が移動プレート2の側端部材2bから離れて非係止状態となる。このため、移動プレート2の往動時に、押圧部材4がその位置に止定する。
【0062】
また、この状態から移動プレート2の往復動用の電磁弁59をbの状態に切換えれば、ピストンロッド9が伸びて、移動プレート2が復動方向Yへスライドする。この際、油圧ポンプ58からの圧油は電磁弁60で停止して、各シリンダ機構34、34及びシリンダ機構71側に供給されず、第2係止手段32の圧接部材33の圧接パッド37が支持レール23から離れて非係止状態となる。さらに、トグル機構74を介し弾性体75の働きで、圧接部材42が作動して、第1係止手段31の圧接部材42の圧接パッド45が移動プレート2の側端部材2bに圧接する。このため、この移動プレート2と共に押圧部材4が復動方向Yに移動する。
【0063】
このように、この図10と図11に示す荷下ろし装置においても、図4と図9に示す荷下ろし装置と同様の作用効果を有効に発揮することができる。
【0064】
以上にこの発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、支持レール23の下方側に、支持レール23の上面に圧接する圧接部材33と同様の圧接部材を配置し、押圧部材4をその位置に止定する際に、上下の圧接部材にて支持レールを挟持するようにしてもよい。また、支持レール23の配設高さ位置としては、上記実施形態の位置に限るものではないが、余り低過ぎれば押圧部材4を安定して懸垂支持できず、逆に積載室Rの積載高さHの中間位置よりも高ければ、積荷Mからの反力が大きくなるので、積載高さHの約1/3〜約1/4の高さ位置に配置するのが好ましい。また、上記実施形態では、シリンダ機構7のピストンロッド9を伸ばしたときに移動プレート2が復動し、このピストンロッド9を縮めたときに移動プレート2が往動するものであるが、逆に、ピストンロッド9を伸ばしたときに移動プレート2が往動し、このピストンロッド9を縮めたときに移動プレート2が復動するものであってもよい。さらに、使用するシリンダ機構7としては、1台に限るものでなく、複数台有するものであってもよい。なお、複数台有する場合、各シリンダ機構を同期させて駆動させる必要があり、構造が複雑になるおそれがあるので、1台の方が好ましい。また、移動プレート2を往復動させる機構として、シリンダ機構7以外の他の往復動機構(例えば、ねじ軸と、このねじ軸に螺合するナット部材と、このねじ軸をその軸心廻りに回転させるモータ等を備えたもの等)を使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のトラックの実施形態を示す側面図である。
【図2】この発明の荷下ろし装置の実施形態を示す要部側面図である。
【図3】上記荷下ろし装置の要部正面図である。
【図4】上記荷下ろし装置に使用した油圧回路の簡略図である。
【図5】上記荷下ろし装置の動作説明図である。
【図6】上記荷下ろし装置の作用説明図である。
【図7】上記荷下ろし装置の荷下ろし方法の説明図である。
【図8】上記荷下ろし装置の荷下ろし後の押圧部材を戻す方法の説明図である。
【図9】上記荷下ろし装置の他の実施形態に使用した油圧回路の簡略図である。
【図10】上記荷下ろし装置の別の実施形態に使用した油圧回路の簡略図である。
【図11】上記荷下ろし装置の動作説明図である。
【図12】従来の荷下ろし装置を示す簡略図である。
【図13】従来の荷下ろし装置による荷下ろし作業状態を示す簡略図である。
【図14】従来の荷下ろし装置による荷下ろし作業状態を示す簡略図である。
【符号の説明】
2 移動プレート
3 側壁部材
4 押圧部材
5 開口部
16 下部プレート
23 支持レール
31 第1係止手段
32 第2係止手段
33 圧接部材
35 トグル機構
52 ガイド部材

Claims (9)

  1. 往復動可能な移動プレートと、この移動プレートの往復動方向に沿って立設された一対の側壁部材と、この側壁部材間に配置された押圧部材とを備え、上記移動プレートの往動時にこの移動プレートと共に上記押圧部材が往動し、上記移動プレートの復動時に上記押圧部材が側壁部材に係止してその位置に止定し、これにより、上記側壁部材間において往動方向端部に設けられる荷下ろし用の開口部側へ積荷を押出す荷下ろし装置であって、
    積載室の積載高さ中間位置とこの中間位置から所定量の下方位置との間の範囲である側壁部材脇部に、上記往復動方向に沿って支持レールを配置して、この支持レールにて上記押圧部材を支持すると共に、上記移動プレートの復動時において、この支持レールに上記押圧部材が係止することを特徴とする荷下ろし装置。
  2. 上記支持レールを、積載室の積載高さの約1/3〜約1/4の高さ位置に配置したことを特徴とする請求項1の荷下ろし装置。
  3. 上記押圧部材に、移動プレートに係止可能な第1係止手段と、上記支持レールに係止可能な第2係止手段とを設け、移動プレートの往動時に、上記第1係止手段を係止状態とすると共に、上記第2係止手段を非係止状態とし、移動プレートの復動時に、上記第1係止手段を非係止状態とすると共に、上記第2係止手段を係止状態とするように構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2の荷下ろし装置。
  4. 上記第2係止手段は、上記支持レールに圧接する圧接部材と、この圧接部材による支持レールへの圧接力を増加させるトグル機構とを備えたことを特徴とする請求項3の荷下ろし装置。
  5. 上記押圧部材に、上記往復動方向と略直交する方向の横揺れを防止するガイド部材を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかの荷下ろし装置。
  6. 上記押圧部材は、上記移動プレートに対して浮いた状態で上記支持レールに懸垂支持される本体と、この移動プレートの往復動方向に対して略直交する方向に沿って上記本体に配設される下部プレートとを有し、この下部プレートは、上記本体の積荷側下端部に上下動可能に付設されて、その下端縁が上記移動プレートに載置状とされた状態においてその上昇が許容されることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかの荷下ろし装置。
  7. 上記第2係止手段の係止状態と非係止状態との確認が可能な確認手段を設けると共に、上記第1係止手段と第2係止手段との係止状態切換え及び確認手段の作動を油圧作動にて行うことを特徴とする請求項3〜請求項6のいずれかの荷下ろし装置。
  8. 上記第1係止手段の移動プレートへの係止力を非油圧力である弾性体等の押圧力とすると共に、この押圧力が上記第2係止手段の係止解除力を構成することを特徴とする請求項3〜請求項6のいずれかの荷下ろし装置。
  9. 上記請求項1〜請求項8のいずれかの荷下ろし装置を備えたことを特徴とするトラック。
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