JP4533596B2 - 荷役装置付き荷搬送箱体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンテナやトラック荷台等の荷搬送箱体に大きな改造なしに、また、外部や内部に大がかりな装置を設けることなく、箱体内にパレットなしで隙間なく積込まれた荷の荷降し作業または荷積み作業を機械化することができ、人手での荷降しという重作業をなくすことができ、これにより、荷降しや荷積み作業者の高齢化、および作業効率の向上にも対応できる荷役装置付き荷搬送箱体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、輸送費や包装費の低減、輸送期間の短縮、荷痛みの防止等の点からコンテナ輸送が増加している。しかし、コンテナは箱型で、ほとんどのコンテナは、出入口が後端1ケ所であるため、クレーン等が使用できない。しかも積載効率を高くしたり荷崩れ防止のため、荷はパレットに乗っていないバラ積み状態で、隙間がなく積んである。このため、荷の移送運搬には、コンベヤやフォークリフト等が使用できるが、荷の取り崩しは手作業に頼っている。
【0003】
コンテナの荷降し作業はコンテナ内の荷をコンテナ外へ移送運搬する作業が必要であるが、チップ等のバラ物では人手に頼る作業となることが多く、重作業であり、作業安全上好ましくない。特に近年の作業者の高齢化にともない、腰痛対策から腰を痛める作業をなくした荷役装置が必要である。従来この条件に合うものとしてクレーンがあるが、コンテナには取付困難また作業スピードが遅いといった欠点がありコンテナには使用されていない。
【0004】
荷の積み降しまたは積み込みを行う荷役装置付きコンテナとして、発明者は先に下記の出願を行った。
【0005】
【特許文献1】
特願2000-307713号(特開2002-114290号)
【0006】
これは図5に示すように、コンテナ外殻である箱体10内に、荷排出装置として前後方向に移動する可動隔壁12、もしくはこれに加えて、可動隔壁12の下方に敷設する前後動可能とした床板13を設けたものである。
【0007】
このようにコンテナは荷役装置を備えるものであり、チップ等のバラ物を始めとして、コンテナ内にパレットなしで隙間がなく積込まれた荷の荷降し作業を機械化することができる。そして、コンテナは外殻である箱体内に荷排出装置もしくは荷積み装置として前後方向に移動する可動隔壁を設けていて、荷排出の場合はこの可動隔壁でチップその他の荷を荷排出口方向に移動させ、コンテナ外へ排出でき、荷積みの場合はこの可動隔壁で荷を奥側に送り込み、コンテナの大きな改造なしに、また、外部に大がかりな装置を設けることなくコンテナ内にパレットなしで隙間がなく積まれた荷の荷降し作業または荷積み作業を機械化することが可能となる。
【0008】
チップ等の積み荷はコンテナの箱体内の床板13上に載置されており、この床板13とともに後方へ移動して、後部の積み荷は箱体の外方へでる。この段階では積み荷は床板上にあるが、可動隔壁を箱体側に係止して積み荷の前端部を抑えながら床板を前側に引けば、後部の積み荷の下の床板がなくなり、落下する。
【0009】
可動隔壁と箱体側との係止を解除して、前記積み荷の床板とともに後方へ移動、およびその後の動作を繰り返して順次、積み荷を後部から落下させる。
【0010】
なお、床板の前後動にシリンダーを使用するとしても、そのストロークは小さな小型のものでよく、可動隔壁もチップ等の積み荷を押し出すものではないので、それ自体の強度や荷台側板への係止もそれほど頑強なものでなくてもよい。
【0011】
一方、荷積みの荷役装置として用いる場合は前記動作とは逆に、可動隔壁は一番後ろ位置にあり、その前側でチップ等の積み荷をコンテナの箱体内の床板上に載置した後にこのスライド板とともに前方(箱体奥側)へ移動して、この段階では積み荷は床板上にある。可動隔壁を箱体側に係止して積み荷の後端部を抑えながら床板を後方に押し、次いで、可動隔壁と箱体側との係止を解除して、前記積み荷の床板とともに前方へ移動、およびその後の動作を繰り返して順次、積み荷を後部から前側に移動させる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように、荷排出装置として前後方向に移動する可動隔壁12と可動隔壁12の下方に敷設する前後動可能とした床板13を設ける場合に、可動隔壁12には床板13とともに移動する移動手段と、床板13のみを移動させ可動隔壁12は係止しておく移動阻止手段の両方を設け、それらを交互に確実に作用させる必要がある。
【0013】
前記特許文献1では、前記可動隔壁12は床板13とはベース板12aが接するだけで載置されており、多段伸縮のいわゆるテレスコピックシリンダー14を箱体10との間に設けて、このテレスコピックシリンダー14により前後方向に移動可能とした。一方、床板13と箱体10との間には往復運動するシリンダー15を設け、このシリンダー15で床板13を前後方向に動かせるようにする。
【0014】
シリンダー15により床板13を前後方向に動かし、第1段階として、床板13が荷排出口11の方向(往路方向)に移動する場合には床板13上の荷もこれにより運ばれるようにともに移動する。また、テレスコピックシリンダー14を伸長させて可動隔壁12を床板13と同期させて荷排出口11の方向(往路方向)に移動させる。
【0015】
次に、第2段階として、テレスコピックシリンダー14を固定することで可動隔壁12を固定して荷をその場に止め、シリンダー15により床板13のみを反荷排出口方向(復路方向)に移動させる。以下、前記第1段階、第2段階を順次、繰り返して、可動隔壁12および荷を荷排出口11へと移動させ、荷排出口11から荷をコンテナ外へ排出する。
【0016】
なお、箱体10に対して可動隔壁12を固定する固定手段16として、前記テレスコピックシリンダー14に代えて、図6に示すように箱体10の側板上方に係止突起17aを並べてなるラックレールを設け、一方可動隔壁12の上部左右端に係止突起17aに掛止する振り子式またはシーソー式のロックバー17bを設けて構成してもよい。
【0017】
しかし、このようなテレスコピックシリンダー14の使用では、装置が大掛かりなものになるとともに、コントロールが難しく、前記固定手段16では係止突起17aの間隔によりどうしても断続的な動作となり、任意の個所での係止が確保でき難い面もある。
【0018】
また、可動隔壁12は箱体10内の側壁に常に直角を保ち、並行を保つことが、積み荷の安定には必要であるが、これが左右に旋回するような変位を生じやすく、その結果、可動隔壁12に端部が押圧する積み荷全体が変形してしまうおそれがある。
【0019】
この発明の目的は、荷排出もしくは荷積みの荷役装置として、底部にシリンダーにより前後動可能とした床板を配置し、この床板上に、係止時には床板のみが移動し、移動時には床板とともに移動する可動隔壁を設けた荷役装置付き荷搬送箱体において、前後動可能とした床板とこれと同期して移動し、または相対的に変位する可動隔壁の動きを選択的に確実に得ることができ、しかも可動隔壁の左右に旋回するような動きを阻止して安定した状態を維持することができる荷役装置付き荷搬送箱体を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1記載のこの発明は、コンテナまたはトラック荷台等の荷搬送箱体内に設ける荷排出もしくは荷積みの荷役装置として、底部にシリンダーにより前後動可能とした床板を配置し、この床板上に、係止時には床板のみが移動し、移動時には床板とともに移動する可動隔壁を設けた荷役装置付き荷搬送箱体において、チェーンの環体穴に係合する突起を周設したスプロケットを正逆回転可能で、かつ、停止時にはスプロケットの回転を固定するブレーキとなる機構のモータにより回転駆動するようにして可動隔壁の台座部に設け、第1の回転体、第2の回転体を可動隔壁の下部に壁幅方向に離間させて設け、さらに、この第1の回転体に近接させて第3の回転体を、第2の回転体に近接させて第4の回転体を設け、前記箱体の後端側に一端を固定し、前端側に他端を固定する第1のチェーンの途中を前記第1の回転体、および第4の回転体に掛渡して張設し、また、前記箱体の前端側に一端を固定し、後端側に他端を固定する第2のチェーンの途中を第2の回転体、第3の回転体に掛渡して張設し、このようにして、前記箱体の後端側に一端を固定し、前端側に他端を固定する第1のチェーンと、箱体の前端側に一端を固定し、後端側に他端を固定する第2のチェーンとをたすき掛けの状態に張設し、これらチェーンの途中を前記このスプロケットに係合させ、また、前記第1のチェーンと第2のチェーンは第1の回転体、第3の回転体と第2の回転体、第4の回転体との間で比較的近接して並行または略平行するようにしたことを要旨とするものである。
【0021】
請求項1記載のこの発明によれば、コンテナ等の荷搬送箱体内の床板上に載置されチップ等の積み荷を荷降しするには、床板とともに可動隔壁と積み荷を移動する移送段階と、可動隔壁を係止することで積み荷の後退を阻止しながら床板のみを後退させる停止段階を順次繰り返すことにより、可動隔壁と積み荷と、床板との相対位置を変化させ、後部の積み荷から順に箱体の外方へ送り出す。
【0022】
前記床板とともに可動隔壁と積み荷を移動するには、可動隔壁と床板とを同期させることになるが、モータによりスプロケットを回転駆動させて、強制的にクロス部を箱体内の前後方向に移動させ、それにより可動隔壁を床板速度に合わせて動かす。
【0023】
そして、第1のチェーン、第2のチェーンはたすき掛けの状態で、可動隔壁を中心に張設されるものであり、可動隔壁はこのたすきのクロス部(第1のチェーンと第2のチェーンが交差点間で平行する部分)の中に収まり、左右に旋回するような動きが阻止されて安定した状態を維持することができる。
【0024】
一方、スプロケットを回転係止機構により停止させる場合は、スプロケットがチェーンに係合しているので、前記クロス部の変位もなくなり、可動隔壁は固定され、移送段階から停止段階へと移行する。
【0025】
また、スプロケットの回転係止機構としてモータの停止状態を利用できるものであり、別途回転係止機構を設けずとも、モータを停止させるだけでスプロケットを固定し、その結果として可動隔壁は固定される。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面についてこの発明の実施の形態を詳細に説明する。図1はこの発明の荷役装置付き荷搬送箱体の1実施形態を示す横断平面図、図2は同上縦断側面図で、箱体10はコンテナであり、後端を後端口11としている。
【0027】
この発明も前記従来例と同じく、箱体10内に荷排出装置もしくは荷積み装置として前後方向に移動する可動隔壁12を設け、さらに、可動隔壁12の下方に敷設する前後動可能とした床板(スライドプレート)13を敷設した。
【0028】
可動隔壁12は鋼製であり、箱体10が直方体であるとして、後端口11に平行する向きで配置される。また、可動隔壁12は下方がより前方に張出す傾斜面12bを後端口11に向く側に有するものとした。また、床板13も鋼製もしくはステンレス製で、比較的薄いものでよい。
【0029】
前記可動隔壁12は床板13とは下面が接するだけで載置されており、一方、床板13と箱体10との間には往復運動するシリンダー15を設ける。
【0030】
第1の回転体(ガイドローラ)1a、第2の回転体1bを可動隔壁12の下部に壁幅方向に離間させて設け、さらに、この第1の回転体1aに近接させて第3の回転体1cを、第2の回転体1bに近接させて第4の回転体1dを設けた。
【0031】
前記箱体10の後端側に一端を固定し、前端側に他端を固定する第1のチェーン2aの途中を前記第1の回転体1a、および第4の回転体1dに掛渡して張設する。
【0032】
また、前記箱体10の前端側に一端を固定し、後端側に他端を固定する第2のチェーン2bの途中を第2の回転体1b、第3の回転体1dに掛渡して張設する。
【0033】
このようにして第1のチェーン2aと第2のチェーン2bは第1の回転体1a、第3の回転体1cと第2の回転体1b、第4の回転体1dとの間で比較的近接して並行または略平行することになる。
【0034】
かかる第1のチェーン2a、第2のチェーン2b間に、図4に示すように、チェーンの連続環体の1つを嵌合させる凹部4を適宜間隔で周設したスプロケット3を配設した。なお、この第1のチェーン2a、第2のチェーン2bとスプロケット3aとの係合を確実にするために、第1のチェーン2a、第2のチェーン2bをスプロケット3に押し付けるような曲面を有するガイド22を設けた。このガイド22は、第1のチェーン2a、第2のチェーン2bに接合して、かつ、その移動を阻害しないように、前記押し付けるような曲面は波形のものである。
【0035】
さらに、該スプロケット3は正逆回転可能なモータ7の回転軸に設けた。このモータ7は停止時にはスプロケット3の回転を固定するブレーキとなる機構のものである。
【0036】
なお、他の実施形態として、可動隔壁12はこれを床板(スライドプレート)13の上に載置し、この係止機構が作用しない場合可動隔壁12は床板13に対して、摩擦で一緒に動くものとしてもよい。
【0037】
次に使用法について説明する。この発明の箱体10をコンテナとしてトレーラートラックに積んだ状態で荷降しをする場合で、コンテナである箱体10内に積み荷があるとして、後端口11は開放する。また、可動隔壁12は箱体10の前側に位置している。
【0038】
シリンダー15を伸長すれば床板13が箱体10内の前側から後端へ向けて移動し、それとともにモータ7を駆動してスプロケット3を回転させ、床板13の動きに同期させて可動隔壁12も箱体10内の前側から後端へ向けて移動させ、その結果として床板13の積み荷および可動隔壁12もその分だけ移動する。
【0039】
なお、この状態では、第1のチェーン2aは前記第1の回転体1a、および第4の回転体1dに途中を巻回されるので、この第1の回転体1a、および第4の回転体1d間では可動隔壁12の幅方向に沿って張り巡らされ、同様に、第2のチェーン2bは第2の回転体1bおよび第3の回転体1dに途中を巻回されるので、これら第1のチェーン2aと第2のチェーン2bにより可動隔壁12はたすき掛けにされ、第1の回転体1a、第2の回転体1b、第3の回転体1c、第4の回転体1dを支点に可動隔壁12の左右はともに箱体10の前後に引張される形となるので、左右に旋回するような動きが阻止されて安定した状態を維持することができる。
【0040】
なお、前記のごとく床板13とともに可動隔壁12が動く場合は、第1の回転体1a、第2の回転体1b、第3の回転体1c、第4の回転体1dが第1のチェーン2aと第2のチェーン2bを滑り、そのまま第1のチェーン2aと第2のチェーン2bにより可動隔壁12はたすき掛けにされた状態で移動する。
【0041】
次に、シリンダー15を縮小して床板13が逆方向に移動する場合には、モータ7は停止させ、これをブレーキとなる機構として、スプロケット3の回転を固定する。これがスプロケット3を介して第1のチェーン2aと第2のチェーン2bの動きを止めることになり、その反作用として可動隔壁12は固定され、積み荷は前端部が可動隔壁12に固定されているのでそのまま移動せず、床板13のみが移動してもとに戻る。
【0042】
このように、(1)床板13の後方への移動とそれに同期させた可動隔壁12と積み荷の移動、(2)可動隔壁12の係止、(3)床板13のみの前方への移動の手順を繰り返して、可動隔壁12とすべての積み荷を順次床板13の後方側に移動させ、積み荷は後端のものから箱体10外へ落下させる。
【0043】
積み荷をすべて荷降しした状態から、再度の荷降しに備えるため、または、荷積みを行うには、可動隔壁12を床板13の前部側に移動することが必要となる。
【0044】
この場合は、モータ7を逆転させて可動隔壁12のみを前側に移動させ、次の荷降しに備える。
【0045】
次に、他の実施形態として、可動隔壁12はこれを床板(スライドプレート)13の上に載置し、モータ7を停止して行なう係止機構が作用しない場合、可動隔壁12は床板13に対して摩擦で一緒に動くようにする場合について説明する。
【0046】
この実施形態では、モータ7はスプロケット3の係止機構と、可動隔壁12の前側に移動させ、次の荷降しに備える場合にのみ使用する。
【0047】
ところで、図3に示すように、箱体10の底隅部の長手方向に形成する横面開口の凹溝部6を形成し、前記床板13上で、第1のチェーン2a、第2のチェーン2bともに箱体10や床板13に固定される端部から回転体1a〜1dまでの部分は、この凹溝部6内に配設するようにする。
【0048】
このようにすれば、床板13上で第1のチェーン2aや第2のチェーン2bを荷の邪魔にならないように配設することができる。
【0049】
さらに、前記凹溝部6は、横面開口をゴム板等の垂下する可撓板体19で閉塞することで、砂や砂利その他粒状や小塊状の荷であっても荷がこの凹溝部6内に入り込むのを可撓板体19で防止できる。
【0050】
第1のチェーン2a、第2のチェーン2bは、回転体1a〜1dの所から床板13上を横断するような横掛けとなるが、その部分はこの可撓板体19を暖簾状に押し上げるようにすれば支障を生じない。
【0051】
なお、前記実施形態では、荷の積み下ろしを中心に説明したが、積み込みの場合も応用でき、また、荷搬送箱体としてはコンテナ以外で、例えばトラック等の荷台等でも同様に本発明を適用することができる。
【0052】
【発明の効果】
以上述べたようにこの発明の荷役装置付き荷搬送箱体は、荷排出もしくは荷積みの荷役装置として、底部にシリンダーにより前後動可能とした床板を配置し、この床板上に、係止時には床板のみが移動し、移動時には床板とともに移動する可動隔壁を設けた荷役装置付き荷搬送箱体において、前後動可能とした床板とこれと同期して移動し、または相対的に変位する可動隔壁の動きを選択的に確実に得ることがで、しかも可動隔壁の左右に旋回するような動きを阻止して安定した状態を維持することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の荷役装置付き荷搬送箱体の1実施形態を示す横断平面図である。
【図2】 この発明の荷役装置付き荷搬送箱体の1実施形態を示す縦断正面図である。
【図3】 この発明の荷役装置付き荷搬送箱体の1実施形態を示す縦断側面図である。
【図4】 この発明の荷役装置付き荷搬送箱体の1実施形態を示す要部の平面図である。
【図5】 従来例を示す斜視図である。
【図6】 従来例における可動隔壁を固定する固定手段の他例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1a…第1の回転体(ガイドローラ)
1b…第2の回転体 1c…第3の回転体
1d…第4の回転体 2a…第1のチェーン
2b…第2のチェーン 3…スプロケット
4…凹部 5…回転軸
6…凹溝部 7…モータ
10…箱体 11…荷排出口
12…可動隔壁 12a…ベース板
12b…傾斜面 13…床板
14…テレスコピックシリンダー
15…シリンダー 16…固定手段
17…ラック部 17a…係止突起
17b…ロックバー 18…カム
19…可撓板体 22…ガイド
Claims (1)
- コンテナまたはトラック荷台等の荷搬送箱体内に設ける荷排出もしくは荷積みの荷役装置として、底部にシリンダーにより前後動可能とした床板を配置し、この床板上に、係止時には床板のみが移動し、移動時には床板とともに移動する可動隔壁を設けた荷役装置付き荷搬送箱体において、
チェーンの環体穴に係合する突起を周設したスプロケットを正逆回転可能で、かつ、停止時にはスプロケットの回転を固定するブレーキとなる機構のモータにより回転駆動するようにして可動隔壁の台座部に設け、
第1の回転体、第2の回転体を可動隔壁の下部に壁幅方向に離間させて設け、さらに、この第1の回転体に近接させて第3の回転体を、第2の回転体に近接させて第4の回転体を設け、
前記箱体の後端側に一端を固定し、前端側に他端を固定する第1のチェーンの途中を前記第1の回転体、および第4の回転体に掛渡して張設し、
また、前記箱体の前端側に一端を固定し、後端側に他端を固定する第2のチェーンの途中を第2の回転体、第3の回転体に掛渡して張設し、
このようにして、前記箱体の後端側に一端を固定し、前端側に他端を固定する第1のチェーンと、箱体の前端側に一端を固定し、後端側に他端を固定する第2のチェーンとをたすき掛けの状態に張設し、これらチェーンの途中を前記このスプロケットに係合させ、
また、前記第1のチェーンと第2のチェーンは第1の回転体、第3の回転体と第2の回転体、第4の回転体との間で比較的近接して並行または略平行するようにした
ことを特徴とする荷役装置付き荷搬送箱体。
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