JP2004314682A - 車両におけるイオン制御方法 - Google Patents

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Yoshinobu Suzuki
義信 鈴木
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Abstract

【課題】陰イオンを与えるタイミングを制御することによってリラックス効果以上に安全運転促進の効果、具体的には見逃し率を減少させるという効果を得ること。
【解決手段】イオン制御方法は、運転開始から第1の所定時間A陰イオンを発生させた後、第2の所定時間B陰イオンの発生を停止させ、その後再び陰イオンを発生させる。
【選択図】図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両におけるイオン制御方法、詳しくは、車両において乗員にリラックスなどの効果を与えるといわれている陰イオンを空気中に与えるイオン制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
快適な空気を提供する目的で、陰イオンを発生させるイオン発生装置(例えば、特許文献1、2参照)を空調装置に組み込んだ車両が知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−253662公報
【特許文献2】
特開2002−324651公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来技術では、リラックス効果などを目的とし、単に空調とともに陰イオンを与えるものが殆どであり、その与えるタイミングに工夫をこらしたものは殆ど無い。
【0005】
本発明は、陰イオンを与えるタイミングを制御することによってリラックス効果以上に安全運転促進の効果、具体的には見逃し率を減少させるという効果を得ることができる車両におけるイオン制御方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る車両におけるイオン制御方法は、運転開始から第1の所定時間陰イオンを発生させた後、第2の所定時間陰イオンの発生を停止させ、その後再び陰イオンを発生させることを特徴とする。
【0007】
運転開始直後においては、陰イオンを与えない場合と陰イオンを与えた場合とで見逃し率に大きな差があり、陰イオンを与えた場合の見逃し率が低いことが実験的に確認されたため、運転開始から第1の所定時間の間、陰イオンを発生させることにより、見逃し率を減少させ、安全運転促進の効果を得ることができる。また、陰イオン停止期間後に再び陰イオンを発生させることにより、陰イオン停止期間後においても陰イオンによる効果を期待できる。
【0008】
請求項2に係る車両におけるイオン制御方法は、イオン発生装置のスイッチ切替により、運転開始から第1の所定時間陰イオンを発生させた後、第2の所定時間除菌イオンを発生させ、以後、陰イオンの発生と除菌イオンの発生とを交互に繰り返すことを特徴とする。
【0009】
これにより、1つのイオン発生装置によって、運転開始直後における見逃し率減少効果と除菌イオンによる車内の浄化効果の2つの効果を得ることができる。
【0010】
ここで、実験結果から、第1の所定時間は1分以上10分以下が好ましい。
【0011】
陰イオンは、運転席に向けて発生させる。
【0012】
車両の天井前方、運転席側フェイス吹出口、コンソール、ステアリングホイール、運転席側Aピラー、メータ又は運転席ドア上部から運転席に向けて陰イオンが発生する。
【0013】
陰イオン停止期間中であっても、生体信号を利用して運転者の疲労を検知したとき陰イオンを発生させることが、疲労が原因となって起こる危険な運転を回避する上で望ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1は、本発明の実施形態が適用される車両の模式図、図2は、実施形態に係るイオン制御方法を実施するためのイオン発生装置の取付位置の説明図、図3は、第1実施形態に係るイオン制御方法を説明するためのタイムチャート、図4は、見逃し率についての実験結果を表したグラフ、図5は、第2実施形態に係るイオン制御方法を説明するためのタイムチャート、図6は、イオン発生装置の電気回路図、図7は、第3実施形態に係るイオン制御方法を説明するためのタイムチャートをそれぞれ示す。
【0016】
本発明の実施形態に係るイオン制御方法は、図1に示すように、車両の運転者Dに対しイオン発生装置1から陰イオンを与えることを基本的構成としており、イオン発生装置1は、図2に示すように、車両の天井前方11、運転席側フェイス吹出口12、コンソール13、ハンドル14、運転席側Aピラー15、運転席ドア上部16又はメータ17など運転者Dに陰イオンを効果的に与えることができる箇所に設けられる。
【0017】
第1実施形態に係るイオン制御方法は、図3に示すように、運転開始(エンジン始動)から第1の所定時間Aの期間はイオン発生装置から陰イオンを発生させ、その後第2の所定時間Bの期間はイオン発生装置を停止させ、以後は、陰イオン発生期間と陰イオン停止期間とを交互に繰り返すよう構成される。
【0018】
ここで、第1の所定時間Aは、1分以上10分以下に設定される。その理由は、図4に示すように、陰イオンによる見逃し率の低下効果が、運転開始から10分間でのみ確認されたからである。この見逃し率は、運転シミュレータを使った実験において、周辺を認知しているかどうかを確認する試験により確かめられる。具体的には、運転景色を写した画面に従い、車のハンドル、ブレーキ操作を行ない、画面周辺に配置されたランプ信号の点灯を確認できるかどうかを調べた結果である。図4から、陰イオンを与えて始めて最初の10分間は、陰イオンを与えないときに比べて有意に見逃し率が減少していることが分かる。
【0019】
第2実施形態に係るイオン制御方法は、図5に示すように、運転開始(エンジン始動)から第1の所定時間Aの期間はイオン発生装置から陰イオンを発生させ、その後第2の所定時間Bの期間はイオン発生装置から除菌イオンを発生させ、以後は、陰イオン発生期間と除菌イオン発生期間とを交互に繰り返すよう構成される。つまり、このイオン制御方法は、第1の所定時間A陰イオンを発生させる前半部分と第2の所定時間B除菌イオンを発生させる後半部分とからなるサイクルを1回以上繰り返すよう構成される。
【0020】
この第2実施形態に係るイオン制御方法を実施するために用いられるイオン発生装置1は、図6に示すように構成される。
【0021】
図6において、2はイオン発生装置本体、21はスイッチ回路、22はトランス、23は電極、SW1、SW2はそれぞれスイッチを表している。スイッチSW1がオン状態でかつスイッチSW2がオフ状態のときには、トランス22に発生する高電圧により電極23からほぼ等量の陽イオンと陰イオン、つまり除菌イオンが放出される。また、スイッチSW1がオン状態でかつスイッチSW2がオン状態のときには、トランス22に発生する高電圧により電極23から陽イオンと陰イオンが放出されようとするが、陽イオンはスイッチSW2を介してアースされるため、電極23からは陰イオンのみが放出される。
【0022】
したがって、運転開始から第1の所定時間Aの間は、スイッチSW1及びスイッチSW2をともにオン状態に保つことにより、陰イオンを発生させることができ、その後の第2の所定時間Bの間は、スイッチSW1をオン状態に保つとともにスイッチSW2をオフ状態に保つことにより、除菌イオンを発生させることができる。
【0023】
第3実施例に係るイオン制御方法は、第1実施例と同様、運転開始(エンジン始動)から第1の所定時間Aの期間はイオン発生装置から陰イオンを発生させ、その後第2の所定時間Bの期間はイオン発生装置を停止させ、以後は、陰イオン発生期間と陰イオン停止期間とを交互に繰り返すことを基本構成としているが、図7に示すように、陰イオン停止期間中に、生体信号を利用して運転者の疲労を検知したとき(時点t2)、陰イオンを第1の所定時間Aの期間(時点t2から時点t4までの期間)発生させることを特徴としている。ここで、運転者の疲労を判定するための生体信号としては、ハンドルなど運転者の体が接触している箇所で検出可能な心拍数、眼球運動等が挙げられる。
【0024】
以上説明したように、第1実施形態に係る車両におけるイオン制御方法は、運転開始から第1の所定時間A陰イオンを発生させた後、第2の所定時間B陰イオンの発生を停止させ、その後再び陰イオンを発生させている。このため、運転開始直後における見逃し率を減少させ、安全運転促進の効果を得ることができる。
【0025】
また、第2実施形態に係る車両におけるイオン制御方法は、イオン発生装置1のスイッチSW1,SW2切替により、運転開始から第1の所定時間A陰イオンを発生させた後、第2の所定時間除菌イオンを発生させ、以後、陰イオンの発生と除菌イオンの発生とを交互に繰り返すようにしている。これにより、1つのイオン発生装置1によって、運転開始直後における見逃し率減少効果と除菌イオンによる車内の浄化効果の2つの効果を得ることができる。
【0026】
また、第3実施形態に係る車両におけるイオン制御方法は、陰イオン停止期間中に、生体信号を利用して運転者の疲労を検知したとき、陰イオンを第1の所定時間Aの期間発生させている。このため、陰イオンにより、疲労による見逃し率増大を抑制することが期待できる。
【0027】
【発明の効果】
本発明のイオン制御方法によると、陰イオンを与えるタイミングを制御することによってリラックス効果以上に安全運転促進の効果、具体的には見逃し率を減少させるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態が適用される車両の模式図である。
【図2】実施形態に係るイオン制御方法を実施するためのイオン発生装置の取付位置の説明図である。
【図3】第1実施形態に係るイオン制御方法を説明するためのタイムチャートである。
【図4】見逃し率についての実験結果を表したグラフである。
【図5】第2実施形態に係るイオン制御方法を説明するためのタイムチャートである。
【図6】イオン発生装置の電気回路図である。
【図7】第3実施形態に係るイオン制御方法を説明するためのタイムチャートである。
【符号の説明】
1 イオン発生装置
2 イオン発生装置本体
SW1,SW2 スイッチ
11 車両の天井前方
12 運転席側フェイス吹出口
13 コンソール
14 ハンドル
15 運転席側Aピラー
16 運転席ドア上部
17 メータ
A 第1の所定時間
B 第2の所定時間

Claims (6)

  1. 運転開始から第1の所定時間陰イオンを発生させた後、第2の所定時間陰イオンの発生を停止させ、その後再び陰イオンを発生させることを特徴とする車両におけるイオン制御方法。
  2. イオン発生装置のスイッチ切替により、運転開始から第1の所定時間陰イオンを発生させた後、第2の所定時間除菌イオンを発生させ、以後、陰イオンの発生と除菌イオンの発生とを交互に繰り返すことを特徴とする車両におけるイオン制御方法。
  3. 第1の所定時間は1分以上10分以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の車両におけるイオン制御方法。
  4. 運転席に向けて陰イオンを発生させることを特徴とする請求項1又は2記載の車両におけるイオン制御方法。
  5. 車両の天井前方、運転席側フェイス吹出口、コンソール、ステアリングホイール、運転席側Aピラー、メータ又は運転席ドア上部から運転席に向けて陰イオンを発生させることを特徴とする請求項1又は2記載の車両におけるイオン制御方法。
  6. 陰イオン停止期間中に、生体信号を利用して運転者の疲労を検知したとき、陰イオンを発生させることを特徴とする請求項1又は2記載の車両におけるイオン制御方法。
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