JP2004312695A - 遠隔監視システム及び遠隔監視方法 - Google Patents

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【課題】 本発明は、現場の状況をリアルタイムで正確に把握し、迅速な対応が可能な遠隔監視システム及び遠隔監視方法を提供する。
【解決手段】 通信回線網を使用して現場の状況を遠隔地で監視するシステムであって、現場の映像を撮影する撮影手段と、通信回線網に接続され撮影手段の映像を出力する伝送手段とを有する現場側装置と、この現場側装置から出力された映像を受信及び表示する管理側装置とを備え、伝送手段にはアドレスが付され、このアドレスが付された伝送手段にアクセスした一つ以上の管理側装置に前記映像が送信される。
【選択図】 図1



Description

本発明は、店舗や駅などの現場の状況を、遠隔地で集中的に管理することが可能な遠隔監視システム及び遠隔監視方法に関する。
従来より、店舗や各種施設での状況について、現場にカメラ等の撮影手段を設置し、このカメラで撮影された画像を管理室でモニタリングすることにより管理が行われていた。
或いは、鉄道の駅などでは、事故の発生や、車両の混雑状況等を迅速に次駅,他の走行車両等に連絡する必要があるが、これらの情報は主に音声により行われていた。
このため、現場の状況をカメラで撮影し、撮影された画像をネットワークを通じて基地局へ送信し、基地局で現場の状況を把握する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−9131号公報(第3−4頁、図1)
しかし、従来の技術では、現場の管理は一箇所で行われており、緊急時における迅速な対応がしづらいという問題があった。また、複数地点での同時確認ができないという問題があった。
また、特許文献1の技術では、予め定めた特定事項が発生したときのみ管理を行うものであり、長時間連続して監視を行ったり、予め決められた時間に監視を行うことができず、用途が限られてしまっていた。
さらに、従来の技術では、映像を伝送する際に時間がかかり、リアルタイムで管理を行うことができないという不都合があった。
さらにまた、鉄道の駅などでは、事故の発生や車両の混雑状況について、主に音声によって情報のやり取りが行われており、現場の状況がわかりづらいという問題があった。
本発明の目的は、上記問題点を解決することにあり、現場の状況をリアルタイムで正確に把握し、迅速な対応が可能な遠隔監視システム及び遠隔監視方法を提供することにある。
上記課題は、本発明の請求項1に係る遠隔監視システムによれば、通信回線網を使用して現場の状況を遠隔地で監視するシステムであって、前記現場の映像を撮影する撮影手段と、前記通信回線網に接続され前記撮影手段の映像を出力する伝送手段と、を有する現場側装置と、該現場側装置から出力された映像を受信及び表示する管理側装置と、を備え、前記伝送手段にはアドレスが付され、該アドレスが付された伝送手段にアクセスした一つ以上の前記管理側装置に前記映像が送信されることにより解決される。
或いは、上記課題は、本発明の請求項2に係る遠隔監視システムによれば、通信回線網を使用して現場の状況を遠隔地で監視するシステムであって、前記現場の映像を撮影する撮影手段と、通信回線に接続され前記撮影手段の映像を出力する伝送手段と、該伝送手段に接続された音声入出力手段と、を有する現場側装置と、該現場側装置から出力された映像または音声を受信するとともに前記現場側装置へ音声を送出する管理側装置と、を備え、前記伝送手段にはアドレスが付され、該アドレスが付された伝送手段にアクセスした一つ以上の前記管理側装置に前記映像または音声が送信されるたことにより解決される。
このように、本発明の遠隔監視システムによれば、現場側から送信されてくる映像や音声により、管理側で現場側の状況をリアルタイムで把握することが可能となる。
或いは、上記課題は、本発明の請求項3に係る遠隔監視システムによれば、通信回線網を使用して現場の状況を遠隔地で監視するシステムであって、前記現場の映像を撮影する撮影手段と、前記通信回線網に接続され前記撮影手段の映像を出力する伝送手段と、該伝送手段に接続された音声入出力手段と、を有する現場側装置と、該現場側装置から出力された映像または音声を受信するとともに前記現場側装置へ音声を送出する管理側装置と、を備え、前記伝送手段には固定アドレスまたは動的アドレスが付され、該アドレスが付された伝送手段にアクセスした一つ以上の前記管理側装置に前記映像または音声が送信され、前記現場側装置と管理側装置はそれぞれ記憶部を備え、前記現場側装置と前記管理側装置の双方において、映像や音声の録画,録音がなされることにより解決される。
このように、映像や音声の録画,録音が可能であるため、後から映像を再生して検証することが可能となる。
また、前記伝送手段には複数の撮影手段が接続可能であり、さらに前記管理側装置は複数の前記伝送手段に同時にアクセスし、前記複数の伝送手段から送信された映像を同時にモニタリングすることが可能である。
したがって、複数の現場について、集中的に管理することが可能となる。
前記伝送手段では、前記撮影手段が撮影した映像データがグループ分けされ、各グループ映像の最初の映像フレームはイントラ映像で符号化処理され、各グループの2枚目以後の映像フレームは基準映像である当該グループの最初のイントラ映像との差を計算し、インター映像で符号化処理がなされる。
上記符号化処理により、動画データの再生確率が高くなり、伝送遅延が少なくなるとともに、低コストでの動画伝送が可能となる。
なお、より具体的には、前記現場側装置は店舗、給水場、駅、鉄道の踏み切り、鉄道のポイント、商店街、ビル、金融機関店舗、を含む固定されたサテライト側、または、鉄道車両、自動車、人、カバンを含む移動可能なサテライト側に配設され、前記管理側装置は管理センター、各種組織の本部、警備会社、警察署、自宅を含むセンター側に配設される。そして、前記サテライト側とセンター側の双方において、映像や音声のモニタリング及び録画,録音がなされる。
本発明の遠隔監視方法は、現場の映像を撮影し、該映像を伝送手段を介して遠隔地の管理側装置に送信し、前記現場の状況を遠隔地で監視する方法であって、前記管理側装置が前記伝送手段にアクセスする工程と、前記現場の映像データを前記伝送手段に取り込む工程と、前記伝送手段が前記映像データを符号化及び圧縮する工程と、該符号化及び圧縮された映像データを通信回線に出力する工程と、前記符号化及び圧縮された映像データを管理側装置が受信する工程と、前記管理側装置が前記符号化及び圧縮された映像を伸張及び復号化して、前記管理側装置に接続された表示手段に出力する工程と、を備えたことを特徴とする。
なお、前記伝送手段が前記映像データを符号化及び圧縮する工程では、前記映像データをグループ分けする処理と、各グループ映像の最初の映像フレームをイントラ映像で符号化する処理と、該最初のイントラ映像を基準映像として、該イントラ映像と各グループの2枚目以後の映像フレームとの差を計算してインター映像で符号化する処理と、を行うと好適である。
以上、説明したように本発明の遠隔監視システムによれば、通信回線を介して、現場側の映像を管理側で見たり、現場側の音声を管理側で聴いたり、現場側と管理側で話をしたり、現場側の関連機器を管理側で動かすことができ、多拠点の現場の状況を正確且つ迅速に把握し、適切な対処をすることが可能となる。
このようにして現場を監視し、セキュリティの確保や、事故発生への対応、店舗でのサービス向上等を図ることが可能となる。
また、映像,音声のモニタリングや録画,録音は現場側、管理側の双方で行うことが可能であり、さらにサブセンターでの管理も可能であるため、複数地点で同時に現状を把握し、種々の対応が必要な場合であっても、迅速且つ適切に対応することが可能となる。
また、動的アドレスにも対応しているため、通信コストを大幅に削減することが可能である。
さらに、映像がウェブブラウザでモニタリング可能であるため、現場管理だけでなく、各種情報の交換や配信、或いはコマーシャルの配信などを行うことも可能である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明では本発明に関わる遠隔監視システムや伝送装置について説明しているが、この説明例において、本発明の遠隔監視方法、これに関する伝送装置に所定処理を行わせるためのプログラム、記憶媒体等も含まれることは勿論である。
1.システム開発の背景
セキュリティを目的としたデジタル監視・録画システムは、一方で通信回線のブロードバンド化進展とともに、離れた場所の映像情報を伝達する手段としても用途が拡大してきている。
ネットワーク型の映像情報システムは、セキュリティシステムの枠を越え、映像情報という観点からもその用途が期待されている。
本実施の形態における遠隔監視システムSは、図1に示すように、現場側であるサテライト側の状況を、映像、音声により、管理側であるセンター側に伝え、センター側で映像を見たり、音声による双方向通信を行うことにより、サテライト側の監視を可能とするものである。また、本例の遠隔監視システムSでは、カメラ等の機器をセンター側で遠隔操作することにより、センター側で所望の映像を得ることができるように構成されている。
サテライト側とセンター側とは、インターネット,LAN,WAN,電話網等の通信回線網Tにより接続されている。このとき、例えばADSL、専用線、ISDN、光回線等のデータ伝送手段が使用される。
本実施の形態における遠隔監視システムSは、図2に示すように、サテライト側に配設されるサテライト側装置10と、センター側に配設されるセンター側装置20と、から構成されている。
サテライト側装置10は、撮影手段としてのカメラ11と、音声入力手段としてのマイク12と、音声出力手段としてのスピーカ13と、センターとの間で映像及び音声の伝送処理を行う伝送手段としての伝送装置14と、を主な構成要素として備えている。
なお、図2には図示していないが、侵入者等を検知するためのセンサ、非常時に通報を行うための非常警報装置、位置情報を検出するためのGPS受信機を備えた構成とし、それぞれ伝送装置14に接続し、センター側に情報を送信する構成としても良い。
伝送装置14は、CPUからなる制御部14aと、カメラ,スピーカ,マイク,センサ,非常通報装置,GPS受信機等の周辺機器とのインターフェース部14bと、映像データや音声データの符号化と圧縮を行うエンコード部14cと、センター側とデータの送受信を行う通信制御部14dと、各種プログラムや映像データ,音声データを記憶する記憶部14eと、周辺機器へコントロール信号を送出するコントロール部14fと、を備えて構成されている。
伝送装置14の制御部14aは、エンコード部14cとの間で、カメラ11が撮影した映像情報や、マイク12が集音した音声情報を処理し、センター側へ送信するとともに、センター側から送信された信号を、周辺機器に出力する処理を行う。
センター側から音声を送信可能とすれば、例えばセンター側で映像をみながら、音声による指示を行うことが可能となる。
また、伝送装置14の制御部14aは、センサ,非常通報装置から信号が入力されたことを契機として、センター側へ映像や音声を送信する処理を行うこともできる。
エンコード部14cではデータの符号化及び圧縮処理が行われる。本例における符号化方法によれば、動画データの再生確率が高く、伝送遅延が少なく、低コストでインターネット等の通信回線網を通じた動画伝送が可能となる。
本例では、カメラ11から入力される動画を幾つかのフレーム単位でグループ映像を構成し、各グループ映像の最初の映像フレームはイントラ映像で符号化処理する。
そして、各グループの2枚目以後の映像フレームは基準映像である当該グループの最初のイントラ映像との差を計算し、インター映像で符号化処理を行う。
本例の遠隔監視システムSでは、上記符号化方法を採用しているので、不特定で可変的なネットワーク帯域幅を持つ多数のクライアントコンピュータ21に伝送される符号化された動画データの復号化時に、復号化能力を大幅向上することができる。動画データの再生確率が高く、伝送遅延が少ない。低コストでインターネットを通じた動画伝送が可能になる。
また、データの符号化及び圧縮手法としては、動画の場合はMPEG4、H261、H263等の手法を、静止画の場合はJPEG等の手法を使用することができる。
センター側装置20は、モニター22を備えたコンピュータ21を備えている。コンピュータ21には、スピーカ23,マイク24が接続されている。
コンピュータ21は、CPUからなる制御部21aと、キーボードやマウス等からなる入力部21bと、モニター,スピーカ,マイクとのインターフェース部21cと、映像データや音声データをA/D・D/A変換するデータ処理部21dと、データの圧縮・伸張を行うコーデック部21eと、サテライト側とデータの送受信を行う通信制御部21fと、各種プログラムや映像データ,音声データを記憶する記憶部21gと、を備えて構成されている。
サテライト側の伝送装置14と、センター側コンピュータ21とのデータの送受信は、インターネット,LAN,WAN,電話網等の通信回線網Tを介して行われる。
このとき、ADSL、専用線、ISDN等のデータ伝送手段を介してデータの送受信が行われる。
なお、通信制御部14d,21fにおいて、インターフェースを介して携帯電話,PHS,無線式のPCカードを接続することにより、無線通信を行うことが可能となる。
通信回線網Tを介してデータの送受信を行うことにより、サテライト側の映像をセンター側で見たり、サテライト側の音声をセンター側で聴いたり、サテライト側とセンター側で話をしたり、サテライト側の関連機器をセンター側で動かすことができるように構成されている。
すなわち、サテライト側の映像・音声をセンター側でモニターする場合は、サテライト側のカメラ11で撮影した映像や、マイク12で拾った音声を、A/D変換処理及び圧縮処理して、通信制御部14d,通信回線網Tを介してセンター側へ送信する。
センター側ではデータを受信し、データの伸張処理及びD/A変換処理をして、モニター22、スピーカ23に出力し、サテライト側の映像・音声を再現することができる。
センター側の音声をサテライト側に送信する場合は、センター側のマイク24で拾った音声を、A/D変換処理及び圧縮処理して、通信制御部21f,通信回線網Tを介してサテライト側へ送信する。サテライト側ではデータを受信し、データの伸張処理及びD/A変換処理をして、スピーカ13に出力し、センター側の音声を再現することができる。
サテライト側の関連機器、例えばカメラ11をセンター側で動かす場合は、センター側装置20から、カメラの倍率や撮影方向を変更する指示が入力される。
センター側で操作指示が入力されると、センター側からサテライト側へ、カメラ11の倍率や撮影方向を変更するためのコントロール信号が通信制御部21f,通信回線網Tを介して送信される。
サテライト側では、上記コントロール信号を受信し、このコントロール信号がコントロール部14f,インターフェース部14bを介してカメラ11へ送出される。
カメラ11は、制御部、撮像部、ズーム機構、パンチルト機構を備えており、コントロール指示信号に基づいて、制御部により、撮像部の撮像倍率,撮像方向が調整される。
また、本実施の形態における遠隔監視システムSでは、サテライト側装置10とセンター側装置20の両方に記憶部14e,21gが設けられており、映像,音声のモニタリングや録画,録音はサテライト側、センター側の双方で行うことが可能に構成されている。
また、本システムは、ネットワークにて配信可能な構成とされているため、複数の人間による監視が可能であり、センター側だけでなく、複数箇所からのモニターが可能である。
ここで、本例の遠隔監視システムにおける伝送装置14の特長について説明する。
図3は伝送装置14の正面図、図4は伝送装置14の背面図である。
伝送装置14は、各種ネットワークに対応しており、ネットワークに簡単に接続することが可能である。本例の遠隔監視システムSにおける伝送装置14は、LAN・WANに対応しているため、容易にネットワークカメラシステムを構築することができる。またADSLに接続する場合、伝送装置自体がPPPoE(PPP over Ethernet(登録商標))機能を内蔵しているため、DSLモデムにそのまま繋ぐだけで使用することが可能である。
さらに、図5に示すように、本例の遠隔監視システムSは、専用のDynamic DNSサーバ60を備えている。したがって、各伝送装置14について固定IPが必要とされることなく、動的IPに対応し、通信コストの大幅削減が実現される。
本来、ネットワークカメラやカメラサーバを設置するには固定IPサービスに別途申し込む必要があった。
しかし、本例の伝送装置14は、専用のダイナミック・ドメイン・ネーム・システムに対応しているため、センター側のコンピュータ21は、通常のインターネット接続を行うだけで映像配信を受けることが可能である。
図5は、センター側のコンピュータ21が、サテライト側の伝送装置14から配信を受けるときの、センター側コンピュータ21、伝送装置14、Dynamic DNSサーバ60の情報のやり取りを示すものである。
伝送装置14が通信回線網Tに接続されると、図示しないDHCPサーバが伝送装置14に動的IPアドレスを割り当る。
すると、伝送装置14は、Dynamic DNSサーバ60に、割り当てられた動的IPアドレスを通知する。
センター側で、サテライト側から映像や音声の配信を受ける場合は、センター側コンピュータ21から、Dynamic DNSサーバ60に登録されたURLにアクセスする。URLはユーザ毎に割り振られており、センター側コンピュータは、所定のURLにアクセスする。
Dynamic DNSサーバ60は、アクセスしてきたコンピュータ21に現在の伝送装置14のアドレスを知らせる。
Dynamic DNSサーバ60は、それぞれのユーザに割り当てられたURLと、対応する伝送装置14に割り当てられた動的IPアドレスの対応テーブルを備えている。そして、センター側コンピュータ21から所定のURLにアクセスがあったときは、このテーブルを参照し、対応する伝送装置14の現在のIPアドレスを通知する。
センター側コンピュータ21は、通知されたIPアドレスが付された伝送装置14に自動的にアクセスする。
伝送装置14はアクセスしてきたコンピュータ宛てに映像の配信を開始する。
なお、サテライト側の映像を、複数人で監視したり、ウェブ上の広告に利用するような場合は、映像データを送信する伝送装置14に、複数人のユーザがアクセスできるようにすれば良い。すなわち、伝送装置14のIPアドレスを取得するためのURLを、他のユーザにも公開し、他のユーザからのアクセスを許可するようにすれば良い。
このとき、伝送装置14において、ログイン画面をスキップして接続を許可する設定としておくと良い。
一般ユーザは、所定のURLにアクセスするだけで、伝送装置14にアクセスし、伝送装置14からの映像や音声を受け取ることが可能となる。
なお、上記した動的IPアドレスではなく、各伝送装置14に固定IPアドレスを割り振る構成としても良いことは勿論である。
本例の遠隔監視システムSでは、1IPアドレスあたり最大4台の伝送装置14が接続可能である。
1IPアドレスに複数の伝送装置14を接続する場合は、伝送装置14をクロスケーブルで接続し、プライベートIPアドレスの設定を行う。それぞれの伝送装置14には、IPアドレス及びサブネット内のアドレスからなるネットワークアドレスが付与される。
さらに、図4(伝送装置の背面図)に示すように、1台の伝送装置14には、4つのRCA端子(ビデオ端子)tが設けられており、最大4チャンネルのカメラを接続可能である。よって、最大16台のカメラの映像(4ch×4台=16ch)を1IPアドレスで伝送することが可能である。
伝送装置14は、サテライト側の状況に応じて、監視に必要なチャンネルを確保できる台数が設置される。
図6及び図7は、図3及び図4に示す伝送装置14よりも、コンパクトにした伝送装置14を示すものである。
図6及び図7に示す伝送装置14は、大きさが18cm×15cm、重さが500g程度の箱形であり、小型化及び軽量化が図られている。伝送装置14は、エンコード部14cと、通信制御部としてのルーター14dと、DC−DCコンバータ14gと、を備えており、ケース14hに収納されている。ケース14hは、各構成部材が配置される本体と、この本体に嵌合される蓋体とからなり、本体と蓋体はねじNで接続されるように構成されている。
エンコード部14c及びルータ14dは、図示されているように、プリント基板上に、ロジックLSI等の電子部品14mを搭載したボードから形成されている。
エンコード部14cには、RCA端子tが設けられており、このRCA端子tにカメラ11が接続され、映像データが入力される。
本例の伝送装置14では、エンコード部14cのRCA端子tを1つにしたことにより、プリント基板上の回路構成や電子部品の数を低減し、ボードの小型化が図られている。
なお、エンコード部14cでのデータ圧縮方法についてはMPEG4が好ましいが、H263とすれば処理の負担を軽減することができ、CPUについてもより小型化することができ好適である。
ルーター14dは、ネットワーク間で情報を中継する機能を持つものであり、本例のルーター14dはPCカードインターフェースとして、PCカード・スロット14iを有している。PC・カードスロット14iは、ケース14hの開口部14nに連通しており、この開口部からFOMAカード、PHSカード、無線LANカード等が挿入され、セットされる。
なお、符号14jはコンデンサ等の電源回路である。
DC−DCコンバータ14gは、電源入力端子tから取り入れられた電力について、その電圧を、伝送装置14に適した電圧に変換するものである。本例のDC−DCコンバータは、9〜18vの電圧を、12vに変換するように構成されている。電力は、ケーブル14lを介して、各構成部材に供給される。
なお、電力供給については、電源から直接供給しても良く、或いはバッテリーを使用する構成としても良い。
本例の伝送装置14でサテライト側の映像をセンター側に送信する場合について説明する。
先ず、カメラ11が撮影した映像情報がRCA端子tからエンコード部14cに入力される。エンコード部14cでは、映像データの符号化及び圧縮処理が行われる。
符号化及び圧縮された映像データは、LANケーブル14kを介して、ルーター14dに送られる。なお、図中14oは、LANケーブル14kの差込口である。ルーター14dは、映像データを無線でセンター側に送信する処理を行う。
なお、エンコード部14cに、音声入力端子tを設けても良い。音声入力端子tにマイクを接続することにより、サテライト側の音声をセンター側に送信することが可能となる。
また、接点入出力端子tを設けても良い。接点入出力端子tには、例えば非常警報装置を接続することができる。非常時に押しボタンが押された場合等には、この接点入出力端子tを介して、信号がセンター側に送信される。また、センター側からのオン信号またはオフ信号により、例えばサテライト側のランプを点滅させたり、アラームを鳴らしたり、ドアを開閉させたりすることが可能となる。
また、接点入出力端子tに、ブザーやランプ等を接続し、センター側からオン信号またはオフ信号が送信されると、この信号に応じて、ブザーを鳴らしたり、ランプを点滅させることが可能となる。
或いは、接点入出力端子tは、貴重品等の搬送に利用することができる。
貴重品やパチンコ台等、出荷元から搬送先まで厳重な管理が必要な物品がある。これらの物品を搬送するトラックのドアに、遠隔監視システムと本例の伝送装置14を連携させ、搬送途中でドアが開扉されるのを防止する。
先ず、出荷元で物品がトラックに積み込まれ、ドアに施錠がなされる。トラックが搬送先に到着すると、搬送先の担当者が出荷元に荷物が到着した旨を連絡する。このとき、伝送装置14の接点入力端子に接続された発信器から信号を送信して行うと良い。
出荷元では、伝送装置14からの信号を受けて、この伝送装置14にアクセスする。出荷元では、カメラ11からの映像を確認し、搬送先にトラックが到着しているかどうかを映像により確認する。
搬送先からの映像であることが確認できたら、出荷元から伝送装置14に向けて、ドア錠の解除信号を送信する。解除信号は、伝送装置14により受信され、伝送装置14の接点出力端子から発信される。そして、この信号を受けてトラックのドアの施錠が解除され、ドアが開扉可能となる。
本例の伝送装置14はコンパクトに形成されているので、搬送先の担当者が容易に持ち運ぶことができ、上記のようなケースに好適に用いることが可能である。
さらに、伝送装置14には、ケース14hを閉じた後で、ルーター14dの設定を変更したりメンテナンスを可能とするために、設定・メンテナンス用LANポートtを設けても良い。
図6に示す伝送装置14は、コンパクト且つ軽量に形成されているため、身に付けたり、カバンに入れたり、車に搭載したり等、移動しながら現場の状況をセンター側に送る際に、好適に利用することが可能である。
図8に、サテライト側の伝送装置14が、センター側のコンピュータ21に映像データや音声データを送信するときの処理を示す。
先ずステップS1で、データを送信するタイミングか否かが判定される。
データ送信のタイミングは、センター側コンピュータ21からアクセスがあったとき、サテライト側でセンサや警報装置の作動があったとき、予め決められた時間になったこと、等がある。
データ送信のタイミングではなかったとき(ステップS1;No)、ステップS1の処理を繰り返す。
データ送信のタイミングであったとき(ステップS1;Yes)、カメラ11から入力された映像データや、マイク12で集音された音声データが伝送装置14に取り込まれる(ステップS2)。取り込まれたデータは、エンコード部14cで符号化及び圧縮処理される(ステップS3)。
符号化及び圧縮処理されたデータは、通信制御部14dからセンター側へ送信される(ステップS4)。
図9に、センター側のコンピュータ21が、サテライト側の映像データや音声データを伝送装置14から受信するときの処理を示す。
先ず、ステップS11で、センター側コンピュータ21からネットワークへのアクセスが行われる。ここでは、センター側のコンピュータ21が所定のURLにアクセスすることにより、ネットワークへのアクセスがなされる。
ステップS12で、センター側のコンピュータ21に、伝送装置14のIPアドレスが通知される。すなわち、所定のURLにアクセスすることにより、センター側のコンピュータ21は、ネットワーク上のDNSサーバ60にアクセスされる。DNSサーバ60からは、伝送装置14のIPアドレスが通知され、ステップS13で、センター側コンピュータ21は通知されたIPアドレスへのアクセスを行う。
このようにして、センター側のコンピュータ21が伝送装置14にアクセスされる。
ステップS14では、コンピュータ21の通信制御部21fが、伝送装置14から送信された映像データ,音声データを受信する。
ステップS15では、受信されたデータが、コーデック部21eで伸張処理され、さらにデータ処理部21dでD/A変換処理される。
ステップS16では、映像データ,音声データが、モニター22,スピーカ23から出力される。
ここで、センター側で映像を表示するときの画面構成について説明する。
センター側のコンピュータ21の記憶部21gには、センター側で映像を再現するためのソフトウェアとして、ウェブブラウザまたは遠隔監視システムの専用ソフトウェアが格納されている。
センター側でサテライト側のモニターを行う場合は、センター側のコンピュータ21において、ウェブブラウザまたは専用ソフトウェアが起動される。
専用ソフトウェアを立ち上げると、図10に示す画面が表示される。
図10に示す画面では、16台のカメラによる撮影映像が一画面に表示されている。なお、画面の分割は、画面右側のボタン31を操作することにより、所望の画面数に切り換えることが可能である。
なお、専用ソフトウェアは録画機能を備えており、センター側での録画が可能となっている。図10に示す画面で、符号32のボタンがクリックされると、コンピュータ21の制御部21aに録画処理の指令がなされ、現在表示されている映像の録画が開始される。映像は、センター側コンピュータ21の記憶部21gに記録される。
録画機能を備えていることにより、24時間365日、コンピュータ21に映像を録画することが可能である。
録画時間については、記憶部21gの容量を増やすことにより、長時間の録画が可能となる。
再生映像は、ライブ映像と同じ画面上で見ることができ、再生映像を見ながら、ライブ映像の監視が可能である。
また、図10の画面では、検索ボタン33を押すことにより、再生映像の検索を行うことができる。
検索ボタンを押すと、例えば図11に示すような一覧表が表示される。この一覧表に示されるのは、記録された映像の一覧であり、ファイル名、サーバID、チャンネル、タイプ、再生時間が示されている。
ファイル名は録画開始時間、サーバIDは伝送装置14のIPアドレスまたはID番号、チャンネルは伝送装置14に接続されたカメラチャンネルを示す。また、タイプとは、録画タイプのことであり、ライブ,モーション,センサー,連続がある。ライブは手動で録画したもの、モーション,センサー,連続はスケジュール録画である。
モーション録画は、カメラ11で撮影した映像を伝送装置14で画像処理するときに、映像に変化があった場合に、映像に変化があったことを知らせる信号がセンター側コンピュータ21に送信され、この信号を受けて録画を開始するものである。
センサー録画は、伝送装置14に接続されたセンサ等が作動した場合に、センサが作動したことを知らせる信号がセンター側コンピュータ21に送信され、この信号を受けて録画を開始するものである。
連続録画は、予め指定した時間帯で連続して録画を行うものである。
提示されたファイルのなかから、所定のものを選択すると、表示部に再生映像が表示される。
さらに、専用ソフトウェアは、サテライト側の機器の遠隔操作機能を備えている。図10に示す画面において、符号34のボタンがクリックされることにより、図12に示す画面が表示され、カメラの遠隔操作を行うことができる。
図中34aはパンチルト操作部であり、カメラの向きを上下左右に移動させるものである。34bはオートパンボタンであり、これが操作されると、設定した2地点間の往復が繰り返される。34cはズームコントロールボタンであり、ズームインまたはアウトをコントロールすることができる。34dはフォーカスコントロールボタンであり、フォーカスを手動で合わせることができる。34eはオートフォーカスボタンである。34fはプリセット表示部であり、ここに表示された条件を選択すると、予め設定した向きにカメラを移動させることができる。この条件は、記憶部21gに格納されており、選択されることにより条件データが呼び出され、遠隔制御に使用される。
センター側でカメラ等の周辺機器のコントロール信号が入力されると、これらのコントロール信号は、センター側コンピュータ21の通信制御部21fからサテライト側の伝送装置14に送信される。伝送装置側の通信制御部14dでコントロール信号が受信されると、このコントロール信号がコントロール部14fgからインターフェース部14bを通じてカメラ11へ出力される。
カメラ11は、カメラ11の制御を行う制御部を備えており、この制御部がコントロール信号を受信し、パンやズームの制御が行われる。
さらに、モニター下部には表示部35が設けられている。この表示部35には、サテライト側にセンサーが設けられている場合、このセンサーが何者かを捉えて発報した場合、伝送装置14からセンサー発報信号が送信され、この信号が送信された日時、発報したセンサーの識別番号等の発報情報が表示されるように構成されている。
画面の符号36はライブモードボタンであり、ライブ映像を表示するためのボタンである。設定モードボタン37は設定ボタンであり、このボタンをクリックすると、設定パネルが表示され、データの保存先の指定や、DNSアドレスの入力、イベントが発生した伝送装置への自動接続の要否、自動再接続の要否等の各種設定を行うことが可能となる。
画面の符号38は、ステータスモードボタンであり、このボタンをクリックすると、伝送装置14との接続状況が一覧表示され、接続されている伝送装置14のIPアドレス及びID、チャンネル、接続時間等、表示されているライブ映像の情報を確認することが可能となる。
画面の符号39はスケジュール録画モードボタンであり、スケジュール録画の設定をすることができる。
次に、ウェブブラウザを用いたモニタリングについて説明する。
この場合は、ウェブブラウザを起動し、所定のURLにアクセスすると、図13に示すように、ユーザーID、パスワードの入力画面が表示される。この画面からログインすると、図14に示す画面が表示され、映像表示部41に、遠隔地のカメラで撮影された映像が表示される。
なお、図14に示す画面でも、遠隔地のカメラ等について、遠隔操作を行うことが可能である。
図中符号42で示される操作部は、パンチルト制御用のものであり、カメラを上下左右に操作することができる。符号43のボタンは、オートパンボタンであり、設定しておいた二地点間を往復制御することができる。なお、もう一度ボタンをクリックすることにより、オートパンが解除される。
符号44のボタンは、ズーム制御ボタンであり、ズームインまたはズームアウトの制御を行うことができる。
符号45aはオートフォーカス制御ボタンであり、フォーカスを自動的に調整することができる。なお、調整した位置や照準は、条件別に記録しておくことが可能である。これらの条件は、コンボボックス46に表示され、所定のものを選ぶことにより、予め設定した位置・照準にカメラをセットすることが可能である。
なお、図15に示すように、専用のウェブページを作成することにより、カスタマイズ画面によるモニタリングを行うことが可能である。
専用のウェブページでは、例えばモニタリングする場所の地図51が表示され、この地図51に、カメラが配置されているレイアウトが同時に表示される。地図上にはカメラの設置ポイント52が表示されており、それぞれのカメラの設置ポイント52のアイコンは、そのカメラが接続された伝送装置14に対応している。
ユーザが、カメラの設置ポイント52のアイコンをクリックすると、そのアイコンに対応している伝送装置14が特定され、この伝送装置14から送信されている映像が表示される。図15の画面では、画面右側の表示部53に映像が表示される。
このように、本例の遠隔監視システムSは、サテライト側とセンター側とで映像や音声をやりとりすることにより、リアルタイムで監視を行うことが可能である。
そして、本例の遠隔監視システムSは、LANをはじめ各種DSLサービスや光回線といったインフラストラクチャに対応しているため、より高度で柔軟な映像情報システムの構築を可能とする。
また、サテライト側とセンター側とが、ネットワークで接続されており、伝送装置14へ複数のコンピュータからアクセスすることが可能であるため、複数地点での監視が可能となる。
また、ウェブブラウザに対応しているため、映像情報の公開等、様々なサービスにも活用することが可能である。
以下、本実施形態に係る遠隔監視システムSの具体的実施例について説明する。
本実施形態に係る遠隔監視システムSは、各種店舗、各種施設、駅、鉄道、車両、金融機関のATMセキュリティ等において集中管理を行うことが可能である。
本例の遠隔監視システムSは、店舗や駅などのサテライト側の映像をセンター側のコンピュータ21へ伝送し、一括録画・管理を行うものである。これにより、現場での管理が不要となる。
現場の映像情報へは、必要な時にPCより簡単にアクセスすることが可能である。また、ワンクリックにて現場との通話も可能となり、リアルタイム性に優れた的確な指示が可能となる。
(具体的実施例1)
図16の事例では、サテライト側であるA支店、B支店、C支店等の各店舗に、それぞれ店内の様子を撮影する複数のコントロールカメラ11が配設されている。A支店、B支店、C支店とは、例えば銀行や消費者金融会社の支店である。これらのコントロールカメラ11は、伝送手段としての伝送装置14に接続されている。
店内の映像は、伝送装置14からADSL、専用線、ISDN等のデータ伝送手段により通信回線網Tを介して、センター側(監視センター)に伝送される。
なお、伝送装置14にさらにマイクやインターホンを接続した構成とすることにより、各店舗と監視センターとの間で音声によるやりとりを行うことが可能となる。また、店舗側に警報装置を設け、監視センターにアラームが送信されるようにしても良い。
監視センターにはコンピュータ21が設けられ、このコンピュータ21には、ウェブブラウザまたは専用ソフトウェアによる録画システムが設置されている。
監視センターでは、ウェブブラウザまたは専用ソフトウェアを起動して、各店舗から伝送されてくる店舗の映像を監視する。さらに、店舗に設置されたコントロールカメラ11を制御したり、音声によるやりとりを行うことにより、各支店の監視を行い、セキュリティを確保することが可能となる。
(具体的実施例2)
図17に示すように、サテライト側であるA店、B店、C店の各店舗には、それぞれ店内の様子を撮影する複数のコントロールカメラ11が配設されている。A店、B店、C店とは、小売業の店舗である。これらのコントロールカメラ11は、伝送装置14に接続されている。なお、監視地点が多い場合は、カメラ11と伝送装置14のセットを複数使用し、互いに接続して使用する。
店内の映像は、伝送装置14からADSL、専用線、ISDN、インターネット等の通信回線を介して、センター側(本社)に伝送される。
なお、伝送装置14にさらにマイクやインターホン15を接続した構成とすることにより、各店舗と本社との間で音声によるやりとりを行うことが可能となる。
本社には、遠隔監視を集中的に行うセキュリティシステムが設置されている。
セキュリティシステムは、センター集中型多拠点録画システムであり、1台乃至複数台のコンピュータ21で複数の映像を録画することが可能に構成されている。また、コンピュータ21から、現場側に設置された機器の遠隔操作を行うことが可能である。
センター側では、セキュリティシステムによる監視だけでなく、各所に配設された社内コンピュータ21からも伝送装置14にアクセス可能とされており、いつでもどこでもモニタリングが可能とされている。
社内コンピュータ21で伝送装置14から配信された映像や音声をモニタリング可能とすることにより、複数人が同時にアクセスし、監視することが可能である。また、映像を見ながらワンクリックで現場との通話が可能である。また、社内コンピュータ21から、店舗に設置されたコントロールカメラ11を制御することも可能である。
この具体的実施例は、多店舗型チェーンストアに好適に用いることができる。
多店舗型チェーンストアでは、本システムを用いて、店舗管理、業務・サービス管理、社内コミュニケーション、危機管理等が行われる。
図18に、多店舗型チェーンストアの例として、ドラッグストアでの実施例を示す。
各店舗には、コントロールカメラ11、伝送装置14が配設されている。
カメラ11は、店舗内の調剤室、バックヤード、受付、各売場、レジ、事務所等に設置される。
コントロールカメラ11の映像を本社でモニターすることにより、店舗の状況、集客状況、商品・薬品の管理状況、商品のディスプレイ状況、従業員の対応状況、導線の確保状況等、を一目で把握することができる。
また、音声による通信を組み合わせることにより、社内教育、会議、業務連絡、緊急連絡などの社内コミュニケーションに活用することが可能である。
さらに、本システムを利用することにより、本社側スタッフが、顧客の専門的な相談にも対応することが可能となり、迅速且つきめ細かいサービスを提供することが可能となる。
(具体的実施例3)
図19に示す例は、本実施形態に係る遠隔監視システムを水道局に適用したものである。
本例では、サテライト側である給水場または浄水場にセンサー16、照明付き旋回カメラ、スピーカー、伝送装置を設置する。センサー16またはセンサー受信機16aは、伝送装置14のインターフェース部14b、具体的には接点入出力端子tに接続される。
センター側である給水場基地局で各カメラ映像をモニタリングするとともに、録画、カメラ11の制御を行い、侵入等があった場合はセンター側からの音声による威嚇を行う。なお、各拠点間は光回線(例えば、光ファイバーとしてBフレッツ(登録商標)を用いる)にて接続する。
上記したように、給水場側には、センサー16、インターフォン15、マイク12、スピーカー13、照明付きの高速旋回カメラ11等の機器が設置される。これら機器は、センサー受信機16a、インターフェイス14bを介して伝送装置14に接続される。伝送装置14は、ルーター14dを介してモデム17に接続される。さらに伝送装置14には、センター側から送信された電話音声をスピーカ13から発報するために、VOIP18、アンプ19が接続されている。
給水場のモデムはFTTH(光ケーブル)またはADSLを介して、地域IP網等の通信回線網に接続され、給水場の映像や音声が、センター側である給水場基地局のモデムに伝送される。
給水場基地局にはコンピュータ21、モデム25、ルーター26、VOIP27、電話機28が設置され、映像及び音声による給水場の管理が行われる。基地局の電話機28からの音声は、VOIP27、ルーター26、モデム25、通信回線網Tを介してサテライト側へ送信され、現場のスピーカー13またはインターホン15から出力することが可能であり、声による威嚇が可能である。
給水場には、照明付き旋回カメラ11が設置されているので、夜間での監視を強化することが可能である。
また、センサー16を配置することにより、不審者が侵入した場合発報が可能である。センサー16は監視場所の広さに応じて、複数台が設置される。
なお、センサー16と高速旋回カメラ11をセットで設置し、発報があった場合に、その場所を、高速旋回カメラ11で撮影するようにしても良い。この場合、高速旋回カメラ11は、センサー16が人の接近等を検出したことを契機として電源が駆動され、自動で撮影を行う。
なお、給水場だけでなく、浄水場にも上記と同様の機器を設置し、基地局での管理を行うことが可能である。
(具体的実施例4)
図20に示す例は、遠隔監視システムを鉄道の駅構内に適用したものである。
駅構内には、運転用・防災用・防犯用等で、既存のテレビカメラシステムが設置導入されている。本例は、遠隔監視システムを各駅構内に配備された既存のテレビカメラシステムに接続し、光ファイバー網等の通信回線網を利用して、カメラ映像を遠隔地にてモニタリング・録画するものである。
本システムを採用することにより、従来は音声のみに依存しがちだった通信に映像情報がプラスされ、緊急時にはより確実で迅速な対応が可能となる。
本システムは、駅構内に設置されたカメラの映像を、遠隔地にストリーミング配信するためのシステムである。
図示されているように、A駅、B駅等の各駅構内には、既存の設備として、複数のカメラ11が設置されている。これらのカメラ11に、本例の伝送装置14が接続される。
本例の伝送装置14は、NTSC方式またはPAL方式で映像出力するカメラ11なら、どのメーカーのカメラ11とも接続可能である。
各駅構内で撮影された映像は、伝送装置14、通信回線網(FTTH)Tを介して、監視センターのコンピュータ21へ伝送される。なお、駅側にマイクを設置して、センター側へ音声を伝送することも可能である。また、警報装置を設置しアラームを伝送することも可能である。
監視センター側は、所望の映像を撮影するためにカメラ11のコントロールを行うとともに、必要に応じて音声を伝送する。
具体的実施例4の改変例として、図21に、電車の運行センター集中監視システムとして利用した例を示す。
本システムの目的は、運行センターにて各駅の状況を映像で確認すること、および、サブセンター(例えば4ヶ所)にも運行センターと同等の機能を持たせることである。
各駅からは伝送装置14及びFTTHを介して、センター側である運行センター及びサブセンターに駅構内の映像が伝送される。
運行センター側のコンピュータ21は、モニタリング機能と録画機能とを備えており、モニター22に示される分割画面で、複数の現場について同時モニタリングが可能である。
このとき、画面に線路地図を表示させ、駅を指定してその駅の映像を表示し、簡単に確認することができるようにすると好適である。
さらに、各種センサー及び通報システムと連動した画面展開が可能である。
また、録画機能を利用すれば、各駅から送られてくる映像データを運行センターのセンターサーバーに録画することが可能である。
上記モニタリング機能及び録画機能により、次の効果が得られる。
すなわち、運行センターにて各駅の状況を一元的に管理することができる。
また、事故発生時に現場の様子を映像で確認できるので、正確かつ迅速な対応を支援する。
さらに、サブセンターにも同じ機能を持たせることにより、情報の共有が可能となる。
さらにまた、センター側にて録画しているので、検証・調査がスムーズになる。
図示されているように、A駅〜Z駅の各駅には、カメラ11が設置されている。カメラ11には伝送装置14が接続されており、外部に映像が出力される。
なお、駅務室内にも監視用のモニター22を設置し、伝送装置14からの映像が表示されるようにしても良い。
さらに、具体的実施例4の改変例として、図22に各駅間監視システムを示す。
本例は、どの駅からでも他の駅の状況を映像によって確認できるシステムである。
すなわち、本例では、各駅の駅務室において、他の全ての駅のモニタリングが可能に構成されている。
本例では、必要機器として、各駅にネットワークに接続されたコンピュータ21を設置する。また、駅務室内にはモニター22を備えたコンピュータが設置され、各駅に配設された伝送装置14からの映像が表示される。
すなわち、各駅間監視システムでは、各駅のホームがサテライト側であり、各駅の駅務室がセンター側となるものである。
運用方法は、駅務室のコンピュータ21から、必要に応じて任意の駅のシステムにアクセスすると、その駅のカメラ11で撮影された映像を確認することができる。
本例の構成により、次の効果が得られる。
A駅で事件・事故が発生した場合、B駅・その他の駅でも映像により状況確認が可能になる。
また、常時映像を確認できるので、駅利用者及び乗客により正確な状況を伝えることができる。
さらに、朝夕のラッシュ時等に、前駅の混雑具合などを映像により把握することが可能となる。
例えば、A駅で事件・事故が発生した場合、A駅から他の全ての駅に、音声による連絡が発報される。さらに、他の駅にA駅の映像が伝送される。
本システムにより、A駅での状況を他の駅で映像により確認し、各駅で必要に応じた体制を整えることが可能となる。
(具体的実施例5)
図23に示す例は、遠隔監視システムを、車両内監視システムとして適用したものである。
本例は、車両内での犯罪や事故を映像により運行センター及び各駅で監視するシステムである。
本例では、機器構成として、各車両に非常通報装置A、カメラ11が2〜4台と伝送装置14を設置する。車両内の伝送装置14は、無線でネットワークに接続される。また、センター側との通話を可能としたい場合は、電話機またはマイク及びスピーカーを設置する。
運行センター及び各駅の駅務室には、ネットワークに接続されたコンピュータ21及び電話機28が設置される。
車両内監視システムでは、各車両がサテライト側であり、運行センター及び各駅の駅務室がセンター側となるものである。
運用方法は、車両内で事件や事故が発生した場合に、乗客または乗務員が非常通報装置Aのボタンを押す等の動作を行い、非常通報装置Aを作動させる。非常通報装置Aは伝送装置14に接続されており、非常通報装置Aが作動したことを知らせる信号が、運行センターへ送信される。
運行センターでは非常信号を受信し、非常事態が発生した車両の映像をコンピュータ21のモニターに表示したり、コンピュータ21のスピーカから警報音を発生させる等して、非常事態を把握する。
本例の場合は、監視地点が多数あるため、非常通報装置Aの作動に連動して、非常事態の発生した車両のカメラ11が作動し、映像が伝送されるようにすると、センター側でより迅速に非常事態の確認を行うことができ好適である。このとき、車両内の音声をマイクで集音し、映像とともにセンター側へ送信するようにすると、より正確な状況を伝送することが可能となる。
運行センターは、音声と映像により状況を的確に判断し、次駅等へ指示を出す。このとき、非常事態の発生した電車の識別情報、車両番号、伝送装置のIPアドレスなど、非常事態の発生した車両の伝送装置14にアクセスするのに必要な情報が通知される。
このとき、上記アクセスに必要な情報、例えばIPアドレスを、運行センター側のコンピュータ21から指定された駅へデータとして送信し、指定された駅でIPアドレスを受信し、指定された駅のコンピュータ21がそのIPアドレスの伝送装置に自動的に接続を行う構成としても良い。
このようにして、次駅でも、非常事態が発生した車両の伝送装置にアクセスし映像を確認できる。
本例の構成により、犯罪を抑止するという効果が得られる。また、緊急時における車内の状況の把握が可能となる。
さらに、運行センターや次駅等において映像を確認しながら110番、119番通報等の迅速な対応を行うことが可能となる。
(具体的実施例6)
図24に示す例は、遠隔監視システムを、踏み切り・ポイント監視システムとして適用したものである。
本例は、踏み切り・ポイントでの事故を映像により運行センター及び各駅に通知し、運行センター及び各駅での確認・対応を可能にするシステムである。
本例では、必要機器として、踏み切りや重要なポイント設置箇所にカメラ11と伝送装置14を設置する。伝送装置14は、無線で通信回線網Tに接続される。
運行センター及び各駅の駅務室には、ネットワークに接続されたコンピュータ21が設置される。
踏み切り・ポイント監視システムでは、伝送装置14の設置地点がサテライト側であり、運行センター及び各駅の駅務室がセンター側となるものである。
運用方法は、踏み切りやポイントで事件・事故等のアクシデントが発生したときに、より正確な情報が映像によりセンター側に伝送され、即時確認可能となる。
また、伝送装置14を踏み切りに設けられた非常通報装置に接続した構成としても良い。踏み切りで車が立ち往生する等の事故や、ポイント故障等のアクシデントが発生した場合、当事者や作業員が非常通報装置の非常ボタンを押す等の動作を行い、非常通報装置を作動させる。非常通報装置は伝送装置14に接続されており、非常通報装置が作動したことを知らせる信号が、運行センターへ送信される。
運行センターでは非常信号を受信し、非常事態が発生したことをモニター22に表示したり、コンピュータ21のスピーカから警報を発生させる等して、非常事態を把握する。
さらに、運行センターに車両内の映像が伝送される。本例の場合は、監視地点が多数あるため、非常通報装置の作動に連動して、非常事態の発生した地点のカメラ11が作動し、映像が伝送されるようにすると、センター側でより迅速に非常事態の確認を行うことができ好適である。
(具体的実施例7)
図25及び図26に示す例は、遠隔監視システムを移動体としての車両に適用したものである(以下、「車載用映像監視システム」という)。
従来の既存製品・システムでは、移動体への搭載や携帯性に関わる問題を解決する充分なシステム構築をすることができなかった。
本例は、伝送装置14を用いて、移動体の位置情報及び移動体からの映像を伝送する移動体専用の映像システムである。
本例のシステムは、例えば、バス会社、警備会社、設備管理系フィールドサービス会社、警察関係等に利用される。
車両Vには、カメラ11、伝送装置14が搭載される。
また、電源を確保するために、電源ケーブル(12Vまたは24V)、電源アダプタが搭載される。電源ケーブルはシガレットライターに接続される。
さらに、現在の位置情報を通報するために、各車両の現在位置を把握するためのモバイルロケータ(送受信機兼GPSユニット)70、DoPa(登録商標)簡易アンテナan、GPS外部アンテナanが搭載される。その他必要な機器として、ルータ、電圧変換器等が搭載される。なお、よりコンパクトな構成とするために、電源アダプタは、面状ファスナでモバイルロケータ70と重ねると良い。車両内の伝送装置14は、移動通信手段を用いて無線でネットワークに接続される。
センター側には、ネットワークに接続されたコンピュータ21が設置される。
移動体(車両)からの緊急時発報があった場合は、センター側のコンピュータ21に、車両に搭載したカメラからの映像が表示される。
すなわち、非常通報装置の作動に連動して、非常事態の発生した車両Vのカメラ11が作動し、センター側へ映像が伝送される。このとき、必要であれば、本部側及び車両側で録画処理を行う。
センター側で非常信号が受信されると、非常事態が発生したことがモニター22に表示されたり、コンピュータ21のスピーカから音声が発生される等して、非常事態があったことが報知される。
さらに、センター側では、上記伝送された映像がモニター22に表示されるので、非常事態の状況を具体的に把握することができる。
このとき、車両の位置情報も表示される。伝送装置14は、モバイルロケータ70からDopa(登録商標)網を介して、センター側へ送信される。センター側では、位置情報を受け取ると、その位置情報と地図情報とを関連付けてモニター22に表示する。
なお、上記のように非常事態が発生した場合だけに限らず、センター側で任意の車両を選択し、その車両の映像を呼び出しすることもできる。
図27は、さらに具体的な例として、本例の車載用映像監視システムを現金輸送車に適用した構成を示すものである。
現金輸送車の警備の際は、少なくとも、超小型CCDカメラ11、非常通報装置(押しボタン及び発信器)A、録画ユニット、電源ユニットを携帯して行う。
超小型CCDカメラ11は、現金輸送車の車両内に設置されるか、或いは警備員のヘルメットに設置される。超小型CCDカメラ11の映像は、必要に応じて録画ユニットに記録される。
非常通報装置Aは発信器Aを備えており、現金輸送車の車両内に設置されるか、或いは警備員が携帯する。
警備会社の車両Vには、カメラ11、非常通報装置A、発信器からの非常通報を受信する受信器A、伝送装置14、録画ユニット、電源ユニットが設置される。車両内に設置されたカメラ11は、外の現金輸送車を撮影するように設置されている。
現金輸送車または警備員から非常通報がなされ、車両内の受信器Aでこれを受けた場合、或いは車両内の非常通報装置Aが作動された場合、伝送装置14は、超小型CCDカメラ11または車両内に設置されたカメラ11の映像をセンター側へ送信する。
(具体的実施例8)
前記実施例では、遠隔監視システムを移動体としての車両に適用した構成を示したが、図28に示す例は、遠隔監視システムを、移動体としてのカバンまたはケースに搭載したものである。
カバンとしては、書類カバン、ハンドバッグ、アタッシュケース、スーツケース、トートバッグ、リュックサック、巾着袋、ウエストバッグ等、どのような種類のカバンを使用しても良い。また、カバンではなく、カメラや伝送装置をコンパクトなケースに収納し、このケースを撮影者の衣服やベルトに装着する構成としても良い。
図示されているように、カバンには、CCDカメラ11、伝送装置14、非常通報装置(非常通報押しボタン及び発信器)A、電源ユニットが収納される。なお、伝送装置14がカバンに入らない場合は、筐体を外して基板のみを収納する。
CCDカメラ11による映像は、伝送装置14及び通信回線網を介して、センター側にあるモニタリング用のコンピュータ21へ伝送される。また、非常通報押しボタンからの非常通報は発信器及び通信回線網を介して、センター側へ伝送される。
遠隔監視システムを搭載したカバンは、例えば、警察や興信所による調査において使用される。CCDカメラ11はカバンに収納されているので、誰にも気付かれることなく、目的の人物や物を撮影することが可能である。
或いは、遠隔監視システムを搭載したカバンを、女性や子供に持たせ、犯罪に巻き込まれたときに証拠を確保するとともに、犯罪を未然に防ぐことが可能である。
この場合、CCDカメラ11は、女性や子供が一人歩きをするときの周囲を撮影する。犯罪に巻き込まれそうになった場合、現場はCCDカメラ11により撮影されているので、撮影された映像がモニター先で録画される構成としておけば、証拠を確保することが可能となる。
また、本例のカバンには、非常通報装置Aが搭載されているので、自宅や警察への通報を迅速に行うことが可能である。また、このボタンを押したときに大きな音が発生するようにしておけば、犯罪発生を周囲に報知し、犯罪を未然に防ぐことが可能となる。
なお、カバンには、必要に応じて、録画装置、録音装置、通話装置、GPSシステム、各種センサー等を搭載するようにしても良い。また、カバンにCCDカメラ11のみを搭載しておき、他の装置については、所定距離以内にある建物や自動車内に設置するようにしても良い。
(具体的実施例9)
図29に示す例は、遠隔監視システムを商店街の集中管理に適用したものである。
本システムでは、商店街メイン通を中心に監視カメラ11を取り付ける。カメラ11としては、所望の場所を撮影可能なコントロールカメラが設置されると好適である。
コントロールカメラ11は、電柱や街灯Pに取り付けられる。手動または、プログラムによるパン・チルト・ズーム可能なカメラ11を設置することにより、広範囲を効率的に監視することが可能となる。
各カメラ11には伝送装置14が接続されている。そして、カメラの映像は、ADSL、専用線、ISDN、インターネット等のネットワーク回線を使用して、伝送装置14から集中管理センターまたは他の管理コンピュータ21に伝送される。
集中管理センターは、監視・録画用コンピュータ21を有し、専用ソフトウェアまたはウェブブラウザによりモニタリング、録画・検索を集中管理するとともに、コントロールカメラ11を制御する。
他の管理用コンピュータ21は、交番、商店会役員自宅、商店に設置されており、集中管理センター以外の場所から、ウェブブラウザにより複数人による同時モニタリングが可能である。
本実施例の場合は、例えば、商工会事務所等を集中管理センターとし、全ての映像を管理する。
本システムの場合は、カメラ設置場所の近くにレコーダーを設置する必要がない為、設置・配線及びメンテナンスが容易となる。
また、本システムは、ネットワークにて配信可能な構成とされているため、複数の人間による監視が可能であり、例えば自宅のコンピュータより夜間の映像を確認することも可能である。
さらに、所轄の警察署との連携により、警察署のコンピュータ21より映像をモニタリングすることも可能である。
(具体的実施例10)
図30に示す例は、遠隔監視システムを、ホテルのような大型ビルの管理に適用したものである。
図示されているように、ビル内には複数のカメラ11が設置されている。カメラ11はビル内のエントランス、エレベーターホール、ホテルロビー、コインランドリーなどの各場所に設置されている。コントロールカメラ11は、全ての端末から制御可能である。
各カメラ11には伝送装置14が接続されており、伝送装置14はビル内のLANを利用してフロントに設置されたサーバーや、オフィスのコンピュータに接続されている。
上記構成により、各階に設置されている全てのカメラ11をフロントでモニタリングが出来るようになり、必要であれば映像を記録することが可能である。
大型ビルへの遠隔監視システムの導入により、次の効果が得られる。
例えば、1階のカメラ映像を24階でモニタリングをするという場合、従来ではケーブルの敷設が必要であり、カメラ1台ずつに対するケーブルの敷設及びコストが非常に大掛かりな作業になってしまっていた。
しかし、本システムを導入することにより、既存のネットワーク回線を生かし、ネットワーク型のシステムを導入することによって安価にかつ容易に1階のカメラ映像を24階に引き上げることが可能になる。
また、それぞればらばらに設置されているカメラ映像を、ひとつのモニター上に全て表示させ一元管理することが可能になる。このことにより、現場の状況をより正確に知ることが可能になりサービスの向上に繋げることが期待できる。
さらに、伝送装置14の空いているポートに社内向けのインフォメーション(スケジュールなど)を流したり、ホテルのコマーシャルを映像配信したりとセキュリティ以外の使用方法も考えられる。
また、インターネットなどの回線を使って、全てのホテルを接続して映像システムの構築が出来るようになる。これにより、全てのホテルの一元管理が可能になる他、映像による情報の交換が可能になる。
(具体的実施例11)
本例は、遠隔監視システムを金融機関のATM管理に適用したものである。
図31は本システムの概要図である。金融機関の支店内のATMまたは店外ATMには、複数のカメラ11が設置されている。カメラ11には伝送装置14が接続されている。
カメラ11で撮影された映像は、伝送装置14、インターネット等の通信回線網Tを介して、監視センターのセンターサーバーシステム21へ伝送される。なお、マイクを設置して音声を伝送することも可能である。また、警報装置を設置しアラームを伝送することも可能である。
監視センター側は、カメラ映像により管理を行う。
(具体的実施例12)
本例は、遠隔監視システムを議会のライブ中継に適用したものである。
図32は本システムの概要図である。本会議室には、複数のカメラ11及びマイク12が設置されている。カメラ11及びマイク12には伝送装置14が接続されている。
カメラ11で撮影された映像は、伝送装置14から、議会控え室のコンピュータ21に送信され、コンピュータ21に接続されたテレビモニタ22に表示される。
また、通信回線網を介して、映像データが議会控え室,ロビー,各拠点のコンピュータに送信される。
議会控え室,ロビー,各拠点では、コンピュータ21にテレビモニタ22が接続されており、送信された映像がテレビモニタに表示される。
(具体的実施例13)
本例は、遠隔監視システムを病院内の管理に適用したものである。
図33は本システムの概要図である。各病室には、カメラ11、マイク12、スピーカ13、伝送装置14を載置した移動台Dが設置されている。カメラ11,マイク12,スピーカ13には伝送装置14が接続されている。
カメラ11で撮影された映像や、マイク12の音声は、伝送装置14から、院内ネットワーク(LAN)を介して、ナースステーションのコンピュータ21に送信され、コンピュータ21に接続されたモニタ22に表示される。
また、ナースステーションのコンピュータ21に入力された音声は、院内ネットワークで伝送され、伝送装置14からスピーカ13に出力される。
本例では、カメラ11,マイク12,スピーカ13,伝送装置14が移動台Dに載置されているので、病室内での診察や、患者の容態等に応じて、所望の場所に移動させてモニタリングを行うことが可能である。
また、マイク12での集音により、病室内の医療機器のエラー音をナースステーションで即時に確認することが可能である。
以上のように、本例の遠隔監視システムによれば、店舗、水道局、駅、踏み切りやポイント、移動体、商店街、ビル、ATMなど様々な現場の状況をリアルタイムで把握し、セキュリティやサービスの向上を図ることが可能である。
そして、本例の遠隔監視システムは、カメラサーバーとしての基本性能の高さや拡張性に加えて、固定IPを必要としないため、運用時のコストパフォーマンスにおいても優位性を有している。
なお、上記具体的実施例の他にも、本例の遠隔監視システムは、多様な用途に使用することが可能である。
例えば、本例の遠隔監視システムにより、スキー場のロープウェー管理室から、山頂の様子をモニタリングすることが可能である。このとき、伝送装置14にアクセスするためのURLを一般ユーザに公開し、一般ユーザのコンピュータ21から伝送装置14へのアクセスを可能とし、山頂の映像をウェブブラウザでモニタリングできるように設定すれば、スキー場の広告として利用することが可能となる。
或いは、保育所の教室にカメラ11と伝送装置14を設置し、この伝送装置14へアクセスするためのURLを父兄に知らせておけば、保育所の様子を父兄の自宅や職場のコンピュータ21からモニタリングすることが可能となる。
さらに、図6で示したような携帯型の伝送装置14を用いることにより、災害状況のモニタリングをすることが可能となる。
すなわち、災害発生時に、先遣隊として出動する偵察隊の車両にカメラ11と伝送装置14を搭載し、災害発生現場の映像を正確且つ迅速に本部に配信する。図6に示す伝送装置14であれば、救助員がベルト等を利用して身に付けることができるので、車両が入り込めないような現場であっても、被害状況を撮影し伝送することが可能である。
或いは、製造ラインにおいて、装置に異常が発生したときに、異常信号が伝送装置14に入力され、ラインの異常が映像で伝送されるようにしても良い。異常信号は、人が入力しても良く、或いは自動的に入力されるようにしても良い。自動的に入力される場合は、例えば機械が停止したとき、温度の変化があったとき、ラインのスピードが変化したとき等に、自動的に伝送装置14に信号が入力されるようにすれば良い。
また、カメラ11で撮影している映像に変化があったときに、映像が伝送されるようにしても良い。この場合は、カメラに、映像の変化を自動検出するセンサを設けておき、センサからの信号入力があったときに映像が送信されるようにすると良い。
装置仕様
以下、本発明の遠隔監視システムで使用する伝送装置14(例えば、商品名;DNT−PRO、販売元;株式会社ドッドウエル ビー・エム・エス)について、さらに詳細に説明する。
上記DNT−PROのユーザマニュアルによると、装置構成及び操作方法は以下の通りである。
ビデオ入力:4ch NTSC/PAL
オーディオ入出力:1チャンネル双方向、MPEG4 speech codec
解像度:640×480,640×240,320×240,160×240,160×120
圧縮方式:MPEG4
フレームレート:512Kbps以上;最大30フレーム/秒、256Kbps;最大20フレーム/秒、128Kbps;最大10フレーム/秒(CIF)、PSTN56K;1〜4フレーム/秒(160×120)
画面表示:1画面、4分割画面、シーケンシャル表示、フルスクリーン、日時・タイトル表示
プロトコル:TCP/IP
ネットワークインターフェース:イーサネット(登録商標)(LAN/WAN),PSTN(PPP)
インターフェース:シリアルインターフェース(RS−232c×2)
センサー・アラーム:4入力及び4出力、モーションディテクション
映像の保存:レコーディングサーバソフト対応
管理機能:遠隔設定プログラム(ウェブベース)、セットアップウィザード
アクセス制限:パスワードによる制限
カメラコントロール:Local RS−232c,リモートコントロール
ソフトウェアアップグレード:ネットワーク上でのアップデート
ウェブサーバー:内蔵
対応ブラウザ:Internet Explorer 4.0以上
OS:Embedded Linux
電源:AC100V 50Hz/60Hz
DNT−PROのユーザーマニュアルによると装置構成及び操作方法は以下の通りである。
伝送装置の設定
1.伝送装置に電源ケーブルとカメラを接続し、設定用のPCと伝送装置のUP LINKポートをLANケーブル(クロス)で接続する。その後、IPセットアッププログラムを実行する。
2.セットアップ画面で“検索”ボタンをクリックすると伝送装置のデフォルト設定値が表示される。
使用するIPアドレスや、その他ネットワーク情報を入力した後に「設定」ボタンをクリックし、画面上に「ネットワーク設定のアップデートが成功しました。」と表示されれば情報の書き込みがなされる。なお、Administratorを表す“admin”アカウントの初期のパスワードは“pass”(半角小文字)に設定されている。
3.“Pingテスト”ボタンをクリックし、Pingの応答があればネットワーク設定は完了する。
4.伝送装置を実際に使用するネットワークに接続すると、ネットワーク上にライブ映像を配信する為の待機状態になる。
1.1.ネットワーク・ビデオ・サーバー
伝送装置はリアルタイムに作成したデジタル映像と音声をネットワークを通して伝送させる装置である。効率よく伝送する為に映像と音声を伝送に適したコンパクトなサイズに圧縮しデジタルデータ化する。
伝送装置にはWebサーバー機能とネットワーク機能が内蔵されているため、運用に際して他の装備やプログラムを必要としない。カメラ(通常のアナログCCTVカメラ)を接続してネットワークを構築すると、それだけで遠隔モニタリングが可能である。
PCがネットワークを使える環境なら、いつでも伝送装置に接続でき、インターネットに接続されていれば遠隔地のリアルタイム映像のモニタリングも可能である。
1.2.特徴と導入効果
MPEG−4圧縮アルゴリズム採用。高効率映像圧縮
伝送装置は既存の静止画圧縮方式(M−JPEG、Wavelet)を採用した製品と比べて4倍以上の圧縮効率を実現する。同じ条件で静止画圧縮方式によって圧縮された映像のサイズがフレーム当り5.0〜6.0Kbyteの場合、MPEG−4アルゴリズムを採用した伝送装置は映像をフレーム当り1.5〜2.0Kbyte(解像度320x240)程度まで抑えて、256Kbps環境で秒当り15〜20フレーム、500Kbps以上のLAN環境では秒当り30フレームの映像伝送が可能である(変化の多い映像はデータサイズが大きくなる傾向にあり、転送効率が落ちる場合がある)。
多様な外部機器をサポート
伝送装置はパンチルト・ズームカメラ、センサーやアラーム等のセキュリティ装備やその他のシステムを接続する為の様々なインタフェースをサポートしているため、理想的な映像モニタリングシステムを構築することができる。
最大16MByte−Pre−Post Alarm Storageとメール・FTP伝送機能
伝送装置は標準装備されているセンサーからシグナルが入力された場合や、指定された映像チャンネルから動きが検知された場合に、検知時の前後最大120秒までの映像をFTPサイトにアップロードしたり、メールに静止画を添付して送信することが可能である(映像サイズ最大16MB分まで)。
幅広いネットワーク環境をサポート
伝送装置はアナログ電話回線(PSTN)やLAN、WAN(ISDN、ADSL)等の様々なネットワーク環境をサポートしている。また、固定IPアドレスはもちろん、ダイナミックIPアドレス(DDNS)環境でも運用できるため、コスト的にもメリットがある。
遠隔地で映像を保存
セキュリティ管理者及び複数の店舗を経営しているユーザー等は遠隔地の映像を事件・事故の資料や証拠の確保、その他の目的のために保存したい場合がある。
他にも教育資料や内部管理のために映像の保存は重要である。
伝送装置にはこのようなニーズに対応するため、強力なソリューションである「専用サーバー(DNT−PRO Server)」を別途用意している。専用サーバーは、コンピュータに専用ソフトウェアがインストールされたものである。専用サーバーは遠隔地で多様な録画モードを利用してサーバーのハードディスクに伝送装置から送られてくるリアルタイム映像を保存したり、検索・再生する機能を持っている。
簡単な操作
コンピューターネットワークの経験や専門的な知識の無いユーザーでも簡単にシステムを操作することができる。
特別な機器やプログラムを必要としないので、ネットワーク上にあるPCとWebブラウザだけで簡単にネットワーク・ビデオ・サーバーに接続することができ、本体の設定も初心者が分かりやすく設定できるようにメニュー化されている。
1.3.監視以外の利用・応用
上記具体的実施例で示したように、遠隔監視システムにおいて、現場側には、伝送装置、センサー、カメラ、マイク、非常通報装置、ルーター等が設置されており、管理側で現場の映像を監視できるように構成されている。
そして、遠隔監視システムでは、監視以外に次のような用途にも応用することが可能である。
建設現場・工場・事務所の遠隔モニタリング
ビル・駐車場・コンビニエンスストア等の店舗の管理
基地局・上下水道等の施設の遠隔モニタリングと管理
リアルタイム道路交通状況及び観光地の映像公開(ITS)
幼稚園・保育園等の防犯
インターネット放送・オンライン広告・Web広告
2.機器(ハードウェア)の構成
2.1.付属品
伝送装置の構成品は次の通りである。
伝送装置 ネットワーク・ビデオ・サーバー本体
電源アダプター AC100V、50/60Hz
LANケーブル クロスケーブル(設定用)2m
CD−ROM IPセットアッププログラム
2.2.伝送装置の機能
2.2.1 図3に伝送装置の本体前面を示す。
1.電源ランプL(Power Status LED)
伝送装置の電源が入っている時に点灯する。
2.準備完了表示ランプL(Ready LED)
伝送装置の電源が正常に入り接続待機状態になると点灯する。
3.伝送状態表示ランプL(On Air LED)
伝送装置に1人(1クライアント)以上のユーザーが接続し、映像データがネットワークを通して伝送されている状態の時に点灯する。
2.2.2. 図4に伝送装置の本体裏面を示す。
1.電源スイッチSW
2.センサー入出力端子t
センサー入力端子(DI)
熱、赤外線及び動作等の検知センサーを伝送装置に接続するための端子である。最大4つまで接点入力を接続することができる。各ポートは一対の接点で構成されており、左側にシグナルを入力、右側はグラウンドに接続する。
3.センサー出力端子(DO)
フラッシュランプ、アラーム、ドア開閉装置等を接続するための端子である。最大4つまで接点出力を接続することができる。各ポートは一対の接点で構成されており、左側はシグナル出力、右側はグラウンドに接続する。
4.センサー出力モード選択スイッチSW
伝送装置に接続する出力機器に対するモードを選択するスイッチである。使用する機器のタイプ(「NO」または「NC」)に合わせて設定する。
5.電源入力端子t
6.LANケーブル接続端子(10/100Base−T Ethernet(登録商標))t
UP LINK:LANケーブルを利用して伝送装置をHUBやルーターと接続するポートである。デイジーチェーンで使用する場合はその本体から見て、よりバックボーンに近い伝送装置のDOWN LINKと接続する。
DOWN LINKは、伝送装置以下にPCまたは他の伝送装置をデイジーチェーンする場合に使用する。
7.ビデオ入力端子t
最大4チャンネルのカメラを接続可能である。カメラタイプの設定(NTSC/PAL)についてはシステム環境設定を参照すること。
8.シリアルポートt
アナログ電話回線やTAを用いたISDN環境で使用する場合に、伝送装置とモデムを接続、または、RS−232C通信でPCや外部機器をコントロールする際に使用する。
9.PTZポートt
パンチルト・ドライブ装備を接続するための端子である。RS−485通信でのパンチルト機能を装備したカメラの制御をする場合はRS−232/RS−485コンバータをここに接続する。
10.音声入出力端子t
音声入力端子tにマイクやスピーカを接続することにより、サテライト側との音声によるやり取りが可能となる。
3. 伝送装置の設置
3.1. 設置までの流れ
伝送装置の付属品の確認
伝送装置と設定用PCの接続
IPセットアッププログラムを利用してネットワークの設定
伝送装置のシステム環境の設定
伝送装置の設置
3.2. 付属品の確認をする。
3.3. 設定用PCと伝送装置の接続
設定用PCには10BASE−Tまたは100BASE−TXのEthernet(登録商標)コネクタおよび、Microsoft 社のインターネットエクスプローラ4.0以上のバージョンがインストールされている必要がある。
伝送装置の”UPLINK”ポートと設定用PCをLANケーブルで接続する。伝送装置と設定用PCを接続した後、両方の電源を入れる。伝送装置と設定用PCを1対1で直接接続する場合にはクロスケーブルを使用し、HUBを経由して接続する場合には、ストレートケーブルを使用する。
3.4. IPセットアッププログラムを利用して伝送装置にIPアドレスを設定
IPセットアッププログラムを付属のCD-ROMから実行する。
3.4.1 伝送装置の検索
「検索」ボタンをクリックすると、ネットワーク上(同一サブネットマスク内)の伝送装置のネットワーク設定状態がMACアドレスと共に表示される。初期値は次の通りである。
IPアドレス:192.168.0.2
サブネットマスク:255.255.255.0
ゲートウェイ:192.168.0.1
3.4.2 設定及び確認
設定を行う伝送装置のMACアドレスと同じアドレスの伝送装置を選択する。“IPアドレス”、“サブネットマスク”、“ゲートウェイ”を使用するアドレスに変更する。“Http Port”及び“Streaming Port”の設定値を変更する場合は、”Webサーバーのポート設定”を参照する。
設定を有効にするには、管理者IDの“パスワード”(初期値は“pass”)を入力し「設定」ボタンをクリックする。画面上に「ネットワーク設定のアップデートが成功しました。」と表示されれば完了である。また、“Http Port”や“Streaming Port”を変更した場合はシステムを再起動する。システムを再起動するためには本体裏面の電源スイッチを入れなおすか、IPセットアッププログラムの「再起動」ボタンをクリックする。
「Pingテスト」ボタンをクリックし、設定用PCと伝送装置との間のネットワーク状態を確認する。
Pingの応答が“Reply from・・・”と表示されている場合は伝送装置と設定用PCの間のネットワークは正常に構成されている。
Pingの応答がない場合は設定用PCと伝送装置のネットワーク設定が正しいことを確認してもう一度Pingテストを行う。
3.5. 管理者ページに接続
伝送装置の管理者ページにログインしシステムの設定を行う。
URLを下記のように指定すると管理者ページに接続することができる。
http://伝送装置に設定したIPアドレス/admin_login.html
例)http://123.234.123.234/admin_login.html
管理者ページにログインするためには管理者IDとパスワードが必要である(初期値は、管理者ID“admin”パスワード“pass”)。システムのセキュリティのために、接続した後に管理者パスワードを変更する。
3.6. 伝送装置の本体を設置
実際に設置する場所に伝送装置を設置し、LANケーブルを接続する。
その後、伝送装置にカメラ、マイク、スピーカー、電源等を接続する。
電源を入れ、伝送装置本体のREADYランプが点灯した後、LANまたはインターネットに接続しているPCから伝送装置に接続する。
3.7. 伝送装置に接続する
クライアントPCでインターネットエクスプローラを起動し、アドレスバーに伝送装置のIPアドレスを入力する。
http://伝送装置に設定したIPアドレス
例)http://123.234.123.234
3.7.1 ユーザーログイン
伝送装置に接続すると、ユーザーログイン画面が表示される。
ログインページではユーザーの接続環境に合うメイン画面を選択できる。接続回線速度が256Kbps以下の環境の場合“シンプル・ビューアー”を選択し、256Kbps以上の環境では“ノーマル・ビューアー”を選択してログインする。
256kbps以下の環境でも“ノーマル・ビューアー”を選択することはできるが、グラフィック・イメージをより多く使用しているため、画面の表示に時間がかかる可能性がある。
ログインはユーザーIDとパスワードを入力し「Log−in」ボタンをクリックすることによりできる。デフォルトで入力されているユーザーIDは“guest”でパスワードも“guest”である。
3.7.2 クライアントプログラムのインストール
初めて伝送装置へ接続する場合、MPEG−4動画を表示するためのクライアントプログラムをダウンロードするダイアログ・ボックスが表示される。「はい」ボタンをクリックしてプログラムをインストールする。
クライアントプログラムのインストールが終わると、伝送装置に自動的に接続される。
3.8. メイン画面
3.8.1 メイン画面の構成
メイン画面は大きく分けて、動画と動画情報を表示する「動画エリア」とチャンネル選択・カメラコントロールなどが行われる「コントロールエリア」で構成されている。
*動画エリア
動画エリアには動画が表示される映像表示エリアと、この映像表示エリアの周縁部において状態を表示する状態表示エリアがある。
*映像表示エリア
ネットワークを流れてきた映像が表示されるエリアである。各チャンネルの映像上部にはチャンネルタイトル(タイトルエリア)と映像解像度の倍率が表示されている。
映像の大きさは、伝送されてくる元映像サイズと画面上で表示される映像のサイズの比率を表す。例えば、伝送された映像が640×480サイズで、表示した映像が320×240サイズの場合は“x1/4”と表示される。
*状態表示エリア
状態表示エリアは、映像表示エリアの周縁に設けられる。状態表示エリアには、接続状態、システムに接続しているクライアントの数、伝送装置に設定されている現在時刻等が表示される。
*コントロールエリア
コントロールエリアは次のような多様な機能を持ち、ユーザーが動画の表示を変更したり駆動機能のあるカメラをコントロールすることができる。
a. チャンネル選択ボタン(図14の符号47)
チャンネル選択ボタンをクリックすると、選択されたチャンネルのアイコンの色が変わる。選択した状態で「1画面モード」ボタンをクリックすると選択したチャンネルの映像を1画面で表示させることができる。
b. 画面モード変更
メイン画面の表示方法を変更できる。
1) 1画面モード(図14の符号48a)
選択された映像を動画エリアモードの中心に320×240サイズで表示する。もう一度クリックすると、640×480サイズに拡大して表示する。
2) マルチ画面モード(図14の符号48b)
全てのカメラ映像を同時に表示する。伝送装置に接続した時に表示される画面である。
3) 自動切替表示モード(図14の符号48c)
5秒おきにチャンネルを切替えながら表示する。「1画面モード」ボタンをクリックすると、表示サイズの変更ができる。
4) フル・スクリーンモード(図14の符号48d)
チャンネルの表示エリアをモニタ全体に拡大する。
拡大時は画面内をクリックすると元の画面に戻る。
c. カメラコントロール
カメラコントロールの権限のあるユーザーでログインしていると駆動機能のあるカメラをコントロールすることができる。カメラコントロールはパン、チルト、ズーム、フォーカスとプリセットコントロールの操作ができる。
パンチルト制御: 上下左右に操作できる。
オート・パン:管理者が設定しておいた2地点間を往復する。もう一度ボタンをクリックすると解除される。
ズーム制御:ズームイン又はズームアウトできる。
フォーカス制御:フォーカスを調整する。
オートフォーカス制御:フォーカスを自動的に調整する。
プリセット制御:管理者があらかじめ設定しておいた位置に移動する。
d.その他
ボタン49をクリックすると管理者ページが開く。
システムの設定を変更する場合にはこのボタンをクリックする。
動画が伝送されている時に、ボタン50をクリックすると一時停止する。もう一度クリックすると動画の伝送を再開する。
4. システム環境設定
4.1. 管理者ページに接続する
伝送装置のシステム設定の変更は全て管理者ページから行う。
設定はWebブラウザを使用して行うため伝送装置の設置されている場所だけではなく、遠隔地からでも変更することができる。管理者ページに接続するためにはURLを指定して直接接続するか、伝送装置のメイン画面で「管理者」ボタンをクリックして接続する。
http://伝送装置に設定したIPアドレス/admin_login.html
例)http://123.234.123.234/admin_login.html
管理者ページに接続すると、管理者のユーザーIDとパスワードを入力するウィンドウが表示される。管理者IDとパスワードを入力して「Log−in」ボタンをクリックする。
管理者の初期IDは“admin”、パスワードは“pass”になっている。システムのセキュリティを保つため、最初に接続した時に管理者パスワードを変更すると良い。
4.2. システム設定の変更と管理
4.2.1 一般事項
*日時設定
伝送装置に設定されている日付と時間を変更することができる。
コンボボックスに日付と時間を入力し、「保存」ボタンをクリックして設定内容を保存する。
*ユーザー管理
伝送装置にアクセスを許可するユーザーの作成・削除や、操作に関する権限の設定を行うことができる。
許可の種類
無し: 映像のモニタリングのみできる。
パンチルト・ズームコントロール:モニタリング及びパン・チルト・ズーム等のカメラコントロールができる。
双方向オーディオ:インターホンの制御ができる。
全て:システムの設定を含む全ての操作ができる。
*ログオンページをスキップする
管理者側で設定することにより、ログイン画面をスキップして接続することができる。伝送装置の映像を広告に用いる場合などには、この設定を行う。但し、強制的にユーザー“guest”としてログインされるため“guest”ユーザー自体を削除している場合はスキップさせることができないので注意が必要である。
4.2.2 ビデオ設定
チャンネル毎の映像についての設定が可能である。
*ビデオ・チャンネルのコントロール
カメラを接続するチャンネルにはチェックを入れる。
チャンネルの画質については、“Highest”から“Lowest”の5段階の画質から選択できる。“Highest”が最高画質で、“High” “Normal” “Low” “Lowest”の順で画質が悪く(荒く)なる。画質を良くすると伝送スピードは遅くなり、画質を悪くすれば伝送スピードは速くなる。映像を確認しながら用途に応じてバランス良く設定する。
チャンネル毎の解像度を設定する。640×480サイズから160×120サイズの5段階の解像度から選択できる。解像度が高いとデータのサイズが大きくなるので伝送スピードは遅くなる。
各チャンネルには、タイトルを付けることができる。ここに入力したテキストは、モニタリングを行う際に、メイン画面のタイトルエリアに表示される。タイトルは最大半角60文字、全角30文字まで入力できるが、重荷4分割画面で運用される場合は半角46文字、全角23文字までに押さえる。
色調整として、該当チャンネルに接続されているカメラから入力される映像の“明るさ”、“色調”、“色相”、“対比”を調節することができる。各項目を基本値に戻す場合には「基本値」ボタンをクリックする。
さらに、伝送装置の最大送出伝送フレームレートを調節することができる。伝送装置が低速回線に接続されている場合は最大フレームレートをやや低く設定すると、滑らかな映像を見ることができる。
カメラの映像方式については、NTSCとPALから選択できる。日本国内で使用されているほとんどのカメラの映像方式はNTSCである。映像がうまく映らない場合は接続しているカメラのマニュアルを参照の上、適切な設定に変更する(通常は変更する必要はない)。
4.2.3 ネットワーク設定
伝送装置は主にLANや専用線等で使用する固定IPアドレスまたは、ADSLやDHCPなどのダイナミックIPアドレスにも対応している。
動的IPアドレスとするか、固定IPアドレスとするかは、設定時に予め選択することが可能である。
初期値は固定IPアドレスが設定されている。
アドレスは、例えば次のように設定されている。
IPアドレス:192.168.0.2
サブネットマスク:255.255.255.0
ゲートウェイ:192.168.0.1
ネットワーク設定方法
*固定IPアドレス(IPアドレスが固定されている)の場合
a.この設定を使用するには「下記のIPアドレスが適用されます」を選択する。
b.使用する“IPアドレス”、“サブネットマスク”、“ゲートウェイ”を入力する。
c.「保存」ボタンをクリックして設定内容を保存した後「再起動」ボタンをクリックしシステムが再起動すると設定が有効になる。
※通常IPアドレスはシステムの中で厳重に管理されてネットワークが運用されている。固定IPアドレスの設定をする場合はネットワーク管理者に相談の上設定する。
*固定IPアドレス以外で使用する場合(ADSL)
ダイナミックIPアドレス環境で伝送装置を使用するためにはディレクトリサーバーの登録設定をする必要がある。設定の方法は4.2.7ディレクトリサーバー項目に記載されている。
この設定を使用するには「自動的に取得されるIPアドレスが適用されます」を選択する。
a.右側のプルダウンボタンを用いて設定を“ADSL”にする。
b.ISP(プロバイダー)から提供されたユーザーIDとパスワードを入力する。
c.「保存」ボタンをクリックして設定内容を保存する。
d.「再起動」ボタンをクリックしてシステムを再起動する。
e.ネットワークケーブルを実際に使うケーブルに差し替える。
f.ADSL接続が成功するとReady LEDが点灯する。(回線状態回線状態によっては、接続まで5〜6分かかる場合がある)。
*固定IPアドレス以外で使用する場合(DHCP)
a.この設定を使用するには「自動的に取得されるIPアドレスが適用されます」を選択する。
b.右側のプルダウンボタンを用いて設定を「DHCP」にする。
c.「保存」ボタンをクリックして設定内容を保存する。
d.「再起動」ボタンをクリックしてシステムを再起動する。
f.ネットワークケーブルを実際に使うケーブルに差し替える。
*ADSLを使用する環境で設定したにも関わらず接続できない時は、ADSLモデムを再起動すると改善する場合がある。
また、ADSL環境からLAN環境に運用を変更する場合は一度伝送装置を再起動し、設定用PCと接続、IPセットアッププログラムを起動後「検索」ボタンをクリックする。設定変更する伝送装置に必要な情報を入力後「設定」ボタンをクリックするとLAN環境で使えるようになる。
*PPPを使用したダイヤルアップ接続設定
ダイヤルアップ接続設定を行う。この設定で使用するには「電話回線を使用する」を「電話回線を使用する」選択する。
a.ユーザーIDとパスワードを入力する。このIDとパスワードは遠隔地にあるPCから伝送装置対しての接続を許可するための設定である。
b.「保存」ボタンをクリックして設定内容を保存する。
c.遠隔地からのダイヤルアップ接続待機状態にするために「再起動」ボタンをクリックし、再起動する。
d.再起動後伝送装置はダイヤルアップ接続待機状態になる。
さらに次の処理がなされる。
a.遠隔地のPCで設定されたID、パスワード、電話番号を入力し伝送装置に対して電話をかける。
b.ダイヤルアップ接続が成功したら、ブラウザを立ち上げて伝送装置に接続する。
c.接続IPアドレスはhttp://10.0.0.1(固定)。
ダイヤルアップ接続時にはメール送信機能やFTPアップロード機能は使用できない。
*DNS設定
ドメインネームサーバーの設定をする。
DNSはメールサーバーやFTPサーバーのIPアドレスの代わりにドメイン名を使用する時に使う。DNS設定が正しく設定されていないとメール送信やFTPアップロード機能を使うことができない。
*Webサーバーのポート設定(通常変更する必要はない)
内蔵されているWebサーバーへアクセスするためのポート番号を設定する。初期値は80である。伝送装置をファイアーウォール内にて運用する場合は、ネットワーク管理者がWebサーバー用のポートを開けるようにする。
Webサーバーのポートを変更した場合は、ブラウザ接続時にIPアドレスと共にポート番号を“:”の後に付加して入力する。
http://サーバーIPアドレス:8001(ポート番号が8001の場合)
*Streaming Server Port設定
伝送装置が映像を伝送するために使うポートの設定である。
初期値は“7011”である。StreamingPortは必ず7011,7021,7031のように10の倍数+1の形で設定する。
StreamingPortを変更した場合は専用サーバー等で接続する際、IPアドレスの後ろに“:”を付け、さらにその後にポート番号を付加して入力する。
伝送装置のIPアドレス:7021 (ポート番号が7021の場合)
4.2.4 パンチルト・ズーム設定(PTZ設定)
PTZ(パンチルト・ズーム)カメラ又は装置を接続して使用する場合に設定する。
「使用する」 該当チャンネルにてPTZ機能を使用するかを選択する。使用する場合はチェックボックスにチェックを入れる。
「メーカー(モデル)」 使用するPTZカメラ又は装置のメーカーとモデルを選択する。プルダウンボタンを押して出てくるリストから使用できるカメラを選択することができる。
もし、使用する製品、モデルがない場合は販売店やテクニカル・サポートに連絡する。最新のプログラムで対応している場合がある。
「デバイスID」 該当カメラに設定されているデバイスIDを設定する。PTZカメラに設定されているIDと同一にする。この値が一致していないと誤動作する場合がある。
「UART設定」 通常カメラ毎にデフォルト設定されているので変更する必要はないが、任意の値に変更することもできる。設定に関する詳細はカメラのマニュアルを参照すること。
「動作スピードと停止時間の設定」 PTZカメラのパン・スピード(左右動作スピード), チルト・スピード(上下動作スピード)を設定する。また、ハルト・スピードではオート・パン(AUTO PAN)設定時の左右停止地点の停止時間を設定する。
製品によってはこの機能がサポートされていない場合もある。また、スピードと動作範囲も異なる場合があるので各カメラの説明書を参照する。
「オート・パン(Auto Pan)」 オート・パン機能のあるカメラは二つの地点を指定して自動監視モードを設定することができる。オート・パンの位置を指定するためには、まず上下左右ボタンで自動監視開始地点にカメラの向きを移動させる。その後「位置0」を選択し、「セット」ボタンをクリックする。次に自動監視終点地点にカメラの向きを移動して「位置1」を選択し、「セット」ボタンをクリックする。
設定後に「稼働/停止」ボタンをクリックするとオート・パンの設定を確認することができる。
「プリセット(Preset)」 指定した地点にカメラの映像を移動する機能である。プリセットできる数はカメラのモデルによって異なる。
各プリセットの位置を指定するためには、希望の地点にカメラの映像を移動する。例えばプリセットが0〜7の場合は、希望の位置になったらプリセット項目のPreset0〜7いずれかの番号を選択して「セット」ボタンをクリックすると位置が記録される。
設定後「移動」ボタンをクリックして正しい位置に設定されているか確認する。
4.2.5 センサーとアラーム設定(Sensor&Alarm Settings)
伝送装置に接続したセンサーとアラーム装置に関する項目を設定する。設定を変更した時は必ず「保存」ボタンをクリックして内容を保存する。
*センサータイプ設定
「タイプ」は伝送装置に接続されたセンサーの種類(Normal OpenかNormal Close)を選択する項目である。接続機器の仕様に合わせて設定する。
*動き検知
伝送装置には外部機器を使わなくても、画素の動きを元に映像に動きが有ったか無かったかを判別するモーションディテクション機能があり、ここではその感度を指定する事が出来る。0〜100の数値で指定し、数字が大きくなるほど高感度(あまり動きが無くても動きが有ると判断する)になる。
数値設定後“Preview“ボタンをクリックするとプレビュー画面に移動し、実際の映像を見ながらその映像に対して動きが有るのか無いのかの目安を表示する。動きが有ると判断されているときはプレビュー画面右上に赤い文字で「Motion」と表示される。
*アラーム発生条件設定
何を条件にイベントと見なすかを設定する。
必要な条件にチェックを入れておくと、チェックしたセンサーに入力があった際にイベントと見なされ、右にあるアラーム出力に指定した秒数だけアラーム出力する(0〜60秒)。
また、この機能は次の「PRE/POSTアラームイメージ伝送機能」の判定にも使われる。
*PRE/POSTアラームイメージ伝送機能
アラーム条件が発生した際、ユーザーに伝送する映像のチャンネルと録画時間を設定することができる。伝送方法にはE−mailにJPEGの静止画を添付して送信する方法と、あらかじめ決められたFTPサイトに動画をアップロードする機能がある。
設定は、各イベント毎に行うことが可能である。
a.イベント番号
アラーム設定での各設定とリンクする。
b.伝送するチャンネル
どのチャンネルの映像を送信するか選択する。
c.録画する時間
FTPアップロード機能を用いる際に、動きを検知した前と後の映像を一度伝送装置のメモリ内に蓄え、ファイル化してアップロードする機能の時間設定である。最大で前60秒、後60秒の設定ができる。
*メールとFTPサーバーに伝送する
上の2つの設定によって決められた映像をどこに送信するのかを設定する。
a.イベント有効時間
イベントを有効にする時間帯を指定する。全日指定する場合は0:00〜0:00にする。
b.メールアドレス
イベント発生時点の静止画(1枚)または動画を送信するメールアドレスを指定する。
c.FTP
映像を送信するFTPサーバーを指定する。
サーバーアドレス、送信ディレクトリ、ユーザーID及びパスワードを入力する。
d.イベントサーバーIPアドレス
起こったイベントを情報として送信するホストを指定する。
伝送装置がこの機能に対応している。
4.2.6 ソフトウェア・バージョンアップ
伝送装置に組み込まれているソフトウェアをバージョンアップする時に使う項目である。
「現在使用中のソフトウェア・バージョン」を見ると現在のプログラムバージョンを確認することができる。
アップロードするバージョンアップ・ファイル(特に不都合がない場合実行する必要はない)
アップデートファイルを利用するとソフトウェアをバージョンアップすることができる。バージョンアップする事によって、新しい機能が追加される。
アップデートするには、製品ホームページや販売店が提供するファイルをPCのHDD上に用意し、「参照」ボタンをクリックしてアップデートファイルを選択した後「アップロード」ボタンをクリックすると伝送装置にアップロードされる。
作業が終わったら画面の指示に従って装置を再起動する。
4.2.7 ディレクトリサーバー登録(DDNS)
一般的にISP(プロバイダー)が提供するインターネット接続サービスは、接続するたびに付与されるIPアドレスが変わるが、インターネット上に設置されている伝送装置にアクセスするには固定されたIPアドレスが必要となる。アドレスが変わってしまうとアクセスする先が分からなくなり接続できないので監視・映像配信の用途に使用する事ができない。
DDNSを用いると伝送装置に対する接続IPアドレスが分からなくても、現在伝送装置に割り当てられているIPアドレスとユーザーIDをマッチさせ、いつでも決められたURLを入力することにより伝送装置にアクセスする事ができるようになる。
この機能を使うには、伝送装置からDDNSに情報を送信する設定をする必要がある。
DDNSの登録は次の項目について行う。
サーバーIPアドレス:DDNSのIPアドレスである。
ログオンID:DDNSにログオンするためのIDである。
ログオン・パスワード:DDNSに登録する際IDと共に使用する。
4.2.8 マスカレード
伝送装置はIPアドレス共有機能(ゲートウェイ機能)をサポートしている。この機能を利用すると1つのIPアドレスで複数の伝送装置をネットワークに接続したり、PCを接続する事ができる。
伝送装置とPCを接続する場合、または複数の伝送装置を1つのIPアドレスで使用する場合のような接続を構成するためには、伝送装置やPCを“DOWN LINK”ポートにクロスケーブルで接続し、その後プライベートIPアドレスの設定をする。
*セカンダリーIPアドレス設定
DOWN LINKポートに接続する伝送装置やPCで使用するセカンダリーIPアドレスの設定をする。
接続する伝送装置やPCにはセカンダリーIPアドレスと同一サブネットのネットワーク設定をする。
例)伝送装置 セカンダリーIPアドレス設定(DOWN LINKネットワーク設定)
IPアドレス:192.168.0.2
サブネットマスク:255.255.255.0
ゲートウェイ:192.168.0.1
DOWN LINKに接続した伝送装置の(UP LINK)ネットワーク設定
IPアドレス:192.168.0.3
サブネットマスク:255.255.255.0
ゲートウェイ:192.168.0.1
*Port Forw rwarding
DOWN LINKポートに特定のポートを使用するPCを接続したり、他の伝送装置を接続する場合は、ポートフォワードの設定が必要となる。
フォワードするポート番号を「Service Port」に指定し、その後そのポートを利用するPCまたは伝送装置のUP LINKポートのIPアドレスを「Destination IP」に設定する。
Webサイト内での伝送装置映像の活用方法
伝送装置は様々な用途を考えるユーザーのために、Webページに映像と音声をリンクできるよう設計されている。
基本的には伝送装置システム内にサーバー機能が内蔵されているので、ページに伝送装置のアドレスのリンクを作成しておけばクリックしたユーザーは伝送装置に接続する事が出来る。
また、ページ内の任意の場所等に映像を貼り付けて活用する為には専用のActiveX−Control(bmspx.cab)が必要となる。
ActiveX−Controlは、インターネット等を通じてウェブサーバからダウンロードされ、ウェブブラウザに機能を追加する形で使用されるものである。
このコントロールを挿入すると、このコントロールが提供する他のAPI Functionを用いてJava(登録商標) Scriptを制御し、伝送装置システムとの接続、PTZカメラコントロール、映像chの選択などのコントロールができるようになる。
本発明の遠隔監視システムの基本概念図である。 本発明の遠隔監視システムの概要を示す説明図である。 伝送装置の前面を示す説明図である。 伝送装置の背面を示す説明図である。 センター側コンピュータ、伝送装置、Dynamic DNSサーバの情報のやり取りを示す説明図である。 他の伝送装置を示す説明図である。 図6の伝送装置のブロック図である。 伝送装置のデータ送信の流れを示すフローチャートである。 センター側のコンピュータからのデータ送信の流れを示すフローチャートである。 専用ソフトウェアでの映像表示画面を示す説明図である。 再生画像の検索画面を示す説明図である。 専用ソフトウェアでのカメラの遠隔操作画面を示す説明図である。 ウェブブラウザでのログイン画面を示す説明図である。 ウェブブラウザでの映像表示画面を示す説明図である。 専用のウェブページでの映像表示画面を示す説明図である。 遠隔監視システムを利用した具体的実施例を示す説明図である。 遠隔監視システムを利用した具体的実施例を示す説明図である。 遠隔監視システムを利用した具体的実施例を示す説明図である。 遠隔監視システムを利用した具体的実施例を示す説明図である。 遠隔監視システムを利用した具体的実施例を示す説明図である。 遠隔監視システムを利用した具体的実施例を示す説明図である。 遠隔監視システムを利用した具体的実施例を示す説明図である。 遠隔監視システムを利用した具体的実施例を示す説明図である。 遠隔監視システムを利用した具体的実施例を示す説明図である。 遠隔監視システムを利用した具体的実施例を示す説明図である。 遠隔監視システムを利用した具体的実施例を示す説明図である。 遠隔監視システムを利用した具体的実施例を示す説明図である。 遠隔監視システムを利用した具体的実施例を示す説明図である。 遠隔監視システムを利用した具体的実施例を示す説明図である。 遠隔監視システムを利用した具体的実施例を示す説明図である。 遠隔監視システムを利用した具体的実施例を示す説明図である。 遠隔監視システムを利用した具体的実施例を示す説明図である。 遠隔監視システムを利用した具体的実施例を示す説明図である。
符号の説明
10 サテライト側装置、 11 カメラ、 12 マイク、 13 スピーカ、 14 伝送装置、 20 センター側装置、 21 コンピュータ、 22 モニター、 23 スピーカ、 24 マイク、 60 ダイナミックDNSサーバ、 70 モバイルロケータ、 A 非常通報装置、 an アンテナ、 t 端子、 SW スイッチ、 S 遠隔監視システム

Claims (10)

  1. 通信回線網を使用して現場の状況を遠隔地で監視するシステムであって、
    前記現場の映像を撮影する撮影手段と、前記通信回線網に接続され前記撮影手段の映像を出力する伝送手段と、を有する現場側装置と、
    該現場側装置から出力された映像を受信及び表示する管理側装置と、を備え、
    前記伝送手段にはアドレスが付され、該アドレスが付された伝送手段にアクセスした一つ以上の前記管理側装置に前記映像が送信されることを特徴とする遠隔監視システム。
  2. 通信回線網を使用して現場の状況を遠隔地で監視するシステムであって、
    前記現場の映像を撮影する撮影手段と、通信回線に接続され前記撮影手段の映像を出力する伝送手段と、該伝送手段に接続された音声入出力手段と、を有する現場側装置と、
    該現場側装置から出力された映像または音声を受信するとともに前記現場側装置へ音声を送出する管理側装置と、を備え、
    前記伝送手段にはアドレスが付され、該アドレスが付された伝送手段にアクセスした一つ以上の前記管理側装置に前記映像または音声が送信されることを特徴とする遠隔監視システム。
  3. 通信回線網を使用して現場の状況を遠隔地で監視するシステムであって、
    前記現場の映像を撮影する撮影手段と、前記通信回線網に接続され前記撮影手段の映像を出力する伝送手段と、該伝送手段に接続された音声入出力手段と、を有する現場側装置と、
    該現場側装置から出力された映像または音声を受信するとともに前記現場側装置へ音声を送出する管理側装置と、を備え、
    前記伝送装置には固定アドレスまたは動的アドレスが付され、該アドレスが付された伝送装置にアクセスした一つ以上の前記管理側装置に前記映像または音声が送信され、
    前記現場側装置と管理側装置はそれぞれ記憶部を備え、前記現場側装置と前記管理側装置の双方において、映像や音声の録画,録音がなされることを特徴とする遠隔監視システム。
  4. 前記伝送手段には複数の撮影手段が接続可能であることを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の遠隔監視システム。
  5. 前記管理側装置は複数の前記伝送手段に同時にアクセスし、前記複数の伝送手段から送信された映像を同時にモニタリングすることを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の遠隔監視システム。
  6. 前記伝送手段では、前記撮影手段が撮影した映像データがグループ分けされ、各グループ映像の最初の映像フレームはイントラ映像で符号化処理され、各グループの2枚目以後の映像フレームは基準映像である当該グループの最初のイントラ映像との差を計算し、インター映像で符号化処理がなされることを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の遠隔監視システム。
  7. 前記現場側装置は店舗、給水場、駅、鉄道の踏み切り、鉄道のポイント、商店街、ビル、金融機関店舗、を含む固定されたサテライト側に配設され、前記管理側装置は管理センター、各種組織の本部、警備会社、警察署を含むセンター側に配設されたことを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の遠隔監視システム。
  8. 前記現場側装置は鉄道車両、自動車、人、カバンを含む移動可能なサテライト側に配設され、前記管理側装置は管理センター、各種組織の本部、警備会社、警察署、自宅を含むセンター側に配設されたことを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の遠隔監視システム。
  9. 現場の映像を撮影し、該映像を伝送手段を介して遠隔地の管理側装置に送信し、前記現場の状況を遠隔地で監視する方法であって、
    前記管理側装置が前記伝送手段にアクセスする工程と、
    前記現場の映像データを前記伝送手段に取り込む工程と、
    前記伝送手段が前記映像データを符号化及び圧縮する工程と、
    該符号化及び圧縮された映像データを通信回線に出力する工程と、
    前記符号化及び圧縮された映像データを管理側装置が受信する工程と、
    前記管理側装置が前記符号化及び圧縮された映像を伸張及び復号化して、前記管理側装置に接続された表示手段に出力する工程と、を備えたことを特徴とする遠隔監視方法。
  10. 前記伝送手段が前記映像データを符号化及び圧縮する工程では、
    前記映像データをグループ分けする処理と、
    各グループ映像の最初の映像フレームをイントラ映像で符号化する処理と、
    該最初のイントラ映像を基準映像として、該イントラ映像と各グループの2枚目以後の映像フレームとの差を計算してインター映像で符号化する処理と、を行うことを特徴とする請求項9記載の遠隔監視方法。
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