JP2004312229A - 情報記録装置、情報記録方法、情報再生装置、情報再生方法及び情報記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被写体1を左右から同時に撮影して得た立体表示用の左右のフレームのデジタル情報を磁気テープ80に記録する装置であって、通常表示用の1フレームのデジタル情報を記録する速度のn倍の速度で、かつ、当該通常表示用の1フレームのデジタル情報に対応した誤り訂正構成及び情報記録形式の単位で、立体表示用のデジタル情報を左右のフレームに交互に並べて磁気テープ80に記録する記録手段4を備えるものである。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テープ記録媒体からデジタル情報を再生する家庭用及び業務用のビデオ記録再生装置に適用して好適な情報記録装置、情報記録方法、情報再生装置、情報再生方法及び情報記録媒体に関する。
【0002】
詳しくは、被写体を左右から同時に撮影して得た立体表示用の左右のフレームのデジタル情報を情報記録媒体に記録する記録手段を備え、通常表示用の1フレームのデジタル情報を記録する速度のn倍の速度で、かつ、当該通常表示用の1フレームのデジタル情報に対応した誤り訂正構成及び情報記録形式の単位で、立体表示用のデジタル情報を左右のフレームに交互に並べて情報記録媒体に記録し、立体表示用の左右の連続したフレームのデジタル情報を連続した右フレームのデジタル情報又は連続した左フレームのデジタル情報に互換できるようにすると共に、特殊映像表示機能が付加されていない通常の映像表示装置で立体表示用の連続した右又は左のフレームのデジタル情報を再生できるようにしたものである。
【0003】
【従来の技術】
近年、家庭用及び業務用としてテープ記録媒体へビデオデータ及びオーディオデータ等のデジタル情報を記録し、このテープ記録媒体からデジタル情報を再生するビデオ記録再生装置が使用される場合が多い。この種のビデオ記録再生装置には、磁気テープを巻回したカセットが装着される。デジタル情報は例えば、8個の記録用の磁気ヘッド(以下記録ヘッドという)により磁気テープに記録される。磁気テープにはデジタル情報としてビデオデータ及びオーディオデータが記録される。この磁気テープに記録されたビデオデータ及びオーディオデータは、8個の再生用の磁気ヘッド(以下再生ヘッドという)により再生される。
【0004】
なお、特許文献1には携帯用カメラ一体型デジタルビデオテープレコーダが開示されている。このビデオテープレコーダによれば、ビデオカメラで撮像した映像信号を帯域制限手段により帯域制限をし、その後、ビットレートリダクションエンコーダ回路により帯域圧縮処理した信号をテープ記録媒体に記録するようになされる。このように構成すると、ビデオテープレコーダの小型軽量化を図れると共に、消費電力の低減化を図ることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−247709号公報(第2頁〜第4頁、図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来方式のビデオデータDv及びオーディオデータDaのマッピング例によれば、次のような問題がある。
【0007】
▲1▼ 被写体を左右から同時に撮影して得た立体表示用の左右のフレームのデジタル情報をテープ記録媒体に記録したり、そのテープ記録媒体から立体表示用の左右のフレームのデジタル情報を再生しようとする場合に、立体表示用の左右の連続したフレームのデジタル情報を連続した右フレームのデジタル情報又は連続した左フレームのデジタル情報に互換することが困難となる。
【0008】
▲2▼ 従って、特殊映像表示機能が付加されていない通常の映像表示装置で立体表示用の連続した右又は左のフレームのデジタル情報を再生することが困難になる。
【0009】
▲3▼ 特許文献1によれば、ビデオカメラで撮像した映像信号を帯域制限した後に、ビットレートリダクションエンコーダ回路により帯域圧縮処理した信号をテープ記録媒体に記録するようになされる。しかしながら、被写体を左右から同時に撮影して得た立体表示用の左右のフレームのデジタル情報をテープ記録媒体に記録したり、そのテープ記録媒体から立体表示用の左右のフレームのデジタル情報を再生しようとする場合であって、特許文献1の携帯用カメラ一体型デジタルビデオテープレコーダの機能をそのまま適用した場合に、▲1▼の場合と同じような問題が生ずる。
【0010】
そこで、この発明はこのような従来の課題を解決したものであって、立体表示用の左右の連続したフレームのデジタル情報を連続した右フレームのデジタル情報又は連続した左フレームのデジタル情報に互換できるようにすると共に、特殊映像表示機能が付加されていない通常の映像表示装置で立体表示用の連続した右又は左のフレームのデジタル情報を再生できるようにした情報記録装置、情報記録方法、情報再生装置、情報再生方法及び情報記録媒体を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述した課題は、被写体を左右から同時に撮影して得た立体表示用の左右のフレームのデジタル情報を情報記録媒体に記録する装置であって、通常表示用の1フレームのデジタル情報を記録する速度のn倍の速度で、かつ、当該通常表示用の1フレームのデジタル情報に対応した誤り訂正構成及び情報記録形式の単位で、立体表示用のデジタル情報を左右のフレームに交互に並べて情報記録媒体に記録する記録手段を備えることを特徴とする情報記録装置によって解決される。
【0012】
本発明に係る情報記録装置によれば、被写体を左右から同時に撮影して得た立体表示用の左右のフレームのデジタル情報を情報記録媒体に記録する場合に、記録手段では、通常表示用の1フレームのデジタル情報を記録する速度のn倍の速度で、かつ、当該通常表示用の1フレームのデジタル情報に対応した誤り訂正構成及び情報記録形式の単位で、立体表示用のデジタル情報を左右のフレームに交互に並べて情報記録媒体に記録するようになされる。
【0013】
このとき、記録手段では立体表示用のデジタル情報の再生時の基準となるサーボ制御信号を変調して情報記録媒体に記録したり、このサーボ制御信号の波形デューティを立体表示用のデジタル情報の左右のフレームに応じて変調するようになされる。
【0014】
従って、情報再生時に、立体表示用の左右の連続したフレームのデジタル情報を連続した右フレームのデジタル情報又は連続した左フレームのデジタル情報に互換することができる。これにより、特殊映像表示機能が付加されていない通常の映像表示装置で立体表示用の連続した右又は左のフレームのデジタル情報を再生することができる。
【0015】
本発明に係る情報記録方法は、被写体を左右から同時に撮影して得た立体表示用の左右のフレームのデジタル情報を情報記録媒体に記録する方法であって、通常表示用の1フレームのデジタル情報を記録する速度のn倍の速度で、かつ、当該通常表示用の1フレームのデジタル情報に対応した誤り訂正構成及び情報記録形式の単位で、立体表示用のデジタル情報を左右のフレームに交互に並べて情報記録媒体に記録することを特徴とするものである。
【0016】
本発明に係る情報記録方法によれば、被写体を左右から同時に撮影して得た立体表示用の左右のフレームのデジタル情報を情報記録媒体から再生する場合に、立体表示用の左右の連続したフレームのデジタル情報を連続した右フレームのデジタル情報又は連続した左フレームのデジタル情報に互換することができる。従って、特殊映像表示機能が付加されていない通常の映像表示装置で立体表示用の連続した右又は左のフレームのデジタル情報を再生することができる。
【0017】
本発明に係る情報再生装置は被写体を左右から同時に撮影して得た立体表示用の左右のフレームのデジタル情報を情報記録媒体から再生する装置であって、通常表示用の1フレームのデジタル情報を再生する速度のn倍の速度で、かつ、当該通常表示用の1フレームのデジタル情報に対応した誤り訂正構成及び情報記録形式の単位で、情報記録媒体から左右のフレームを交互に読み出して立体表示用の左右のデジタル情報を再生する再生手段を備えることを特徴とするものである。
【0018】
本発明に係る情報再生装置によれば、被写体を左右から同時に撮影して得た立体表示用の左右のフレームのデジタル情報を情報記録媒体から再生する場合に、再生手段では通常表示用の1フレームのデジタル情報を再生する速度のn倍の速度で、かつ、当該通常表示用の1フレームのデジタル情報に対応した誤り訂正構成及び情報記録形式の単位で、情報記録媒体から左右のフレームを交互に読み出して立体表示用の左右のデジタル情報を再生するようになされる。
【0019】
例えば、再生手段では情報記録媒体から立体表示用のデジタル情報の再生時の基準となるサーボ制御信号を再生したり、判別手段ではこのサーボ制御信号の波形デューティを検出してデジタル情報の記録フォーマットを判別するようになされる。また、制御手段では、サーボ制御信号の波形デューティを検出し、当該波形デューティに基づいて右フレームのデジタル情報又は左フレームのデジタル情報を再生するように再生手段を制御する。
【0020】
従って、立体表示用の左右の連続したフレームのデジタル情報を連続した右フレームのデジタル情報又は連続した左フレームのデジタル情報に互換することができる。これにより、特殊映像表示機能が付加されていない通常の映像表示装置で立体表示用の連続した右又は左のフレームのデジタル情報を再生することができる。
【0021】
本発明に係る情報再生方法は、被写体を左右から同時に撮影して得た立体表示用の左右のフレームのデジタル情報を情報記録媒体から再生する方法であって、通常表示用の1フレームのデジタル情報を再生する速度のn倍の速度で、かつ、当該通常表示用の1フレームのデジタル情報に対応した誤り訂正構成及び情報記録形式の単位で、情報記録媒体から左右のフレームを交互に読み出して立体表示用の左右のデジタル情報を再生することを特徴とするものである。
【0022】
本発明に係る情報再生方法によれば、被写体を左右から同時に撮影して得た立体表示用の左右のフレームのデジタル情報を情報記録媒体から再生する場合に、立体表示用の左右の連続したフレームのデジタル情報を連続した右フレームのデジタル情報又は連続した左フレームのデジタル情報に互換することができる。従って、特殊映像表示機能が付加されていない通常の映像表示装置で立体表示用の連続した右又は左のフレームのデジタル情報を再生することができる。
【0023】
本発明に係る情報記録媒体は、被写体を左右から同時に撮影して得た立体表示用の左右のフレームのデジタル情報を記録した情報記録媒体において、通常表示用の1フレームのデジタル情報を記録する速度のn倍の速度で、かつ、当該通常表示用の1フレームのデジタル情報に対応した誤り訂正構成及び情報記録形式の単位で、立体表示用のデジタル情報を左右のフレームに交互に並べて記録されて成ることを特徴とするものである。
【0024】
本発明に係る情報記録媒体によれば、立体表示用の左右の連続したフレームのデジタル情報から、連続した右フレームのデジタル情報又は連続した左フレームのデジタル情報を読み出すことができる。従って、特殊映像表示機能が付加されていない通常の映像表示装置で立体表示用の連続した右又は左のフレームのデジタル情報を再生可能な互換ソフトウエアを提供することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
続いて、この発明に係る情報記録装置、情報記録方法、情報再生装置、情報再生方法及び情報記録媒体の一実施の形態について、図面を参照しながら説明をする。
【0026】
図1は、本発明に係る実施形態としての情報記録装置及び情報再生装置を応用した映像音声記録再生システム10の構成例を示す概念図である。
【0027】
この実施形態では、被写体を左右から同時に撮影して得た立体表示用の左右のフレームのデジタル情報を情報記録媒体に記録する記録手段を備え、通常表示用の1フレームのデジタル情報を記録する速度のn倍の速度で、かつ、当該通常表示用の1フレームのデジタル情報に対応した誤り訂正構成及び情報記録形式の単位で、立体表示用のデジタル情報を左右のフレームに交互に並べて情報記録媒体に記録し、立体表示用の左右の連続したフレームのデジタル情報を連続した右フレームのデジタル情報又は連続した左フレームのデジタル情報に互換できるようにすると共に、特殊映像表示機能が付加されていない通常の映像表示装置で立体表示用の連続した右又は左のフレームのデジタル情報を再生できるようにしたものである。
【0028】
図1に示す3D映像音声記録再生システム10には、情報記録装置及び情報再生装置の一例となるVTR(Video Tape Recorder)100が備えられ、被写体1を左右から同時に撮影して得た立体表示用の左右のフレームのデジタル情報を情報記録媒体に記録し再生する装置である。このVTR100は情報記録媒体の一例となる磁気テープ(テープ記録媒体)からデジタル情報を再生する家庭用及び業務用のビデオ記録再生装置に適用して好適である。
【0029】
例えば、被写体1の右側にはビデオカメラ#1が配置され、被写体1の右側から撮影したデジタル情報の一例となる静止映像や動画映像情報が取得され、右チャンネル(以下Rchという)の記録ビデオ(Video)信号としてVTR100に出力される。この例では右側に位置するビデオカメラ#1によって被写体1の一例となるローマ字の「A」を撮影している。
【0030】
また、被写体1の左側にはビデオカメラ#2が配置され、被写体1の左側から撮影した静止映像や動画映像情報が取得され、左チャンネル(以下Lchという)のビデオ信号としてVTR100に出力される。この例では左側に位置するビデオカメラ#2によってローマ字の「A」を撮影している。
【0031】
この2台のカメラ#1及び#2の間には、モノラルのマイクロフォン2が配置され、被写体1の中央から収音した音声や音楽情報が取得され、オーディオ(Audio)信号がVTR100に出力される。もちろん、マイクロフォン2はモノラル方式に限られることはなく、カメラ#1及び#2にマイクロフォンを配置して被写体1の左右から音声や音楽情報を収音するステレオ方式としてもよい。この実施形態ではモノラル方式の記録オーディオ信号を取り扱う場合について説明をする。つまり、VTR100ではマイクロフォン2から出力される記録オーディオ信号が磁気テープに記録される。
【0032】
このVTR100には、例えば、1台のモニタ101が接続される。モニタ101にはスピーカ3が内蔵又は外付けして使用される。モニタ101ではRch及びLch記録ビデオ信号に基づく、位相が異なった二重の静止映像や動画映像情報が表示されると共に、マイクロフォン2で取得した記録オーディオ信号に基づく音声や音楽情報がスピーカ3から出力される。
【0033】
この二重の静止映像や動画映像情報は、立体視可能な特殊メガネ102を装着して見るようになされる。ビデオカメラ#1によって撮影されたローマ字の「A」と、ビデオカメラ#2によって撮影されたローマ字の「A」は、特殊メガネ102を装着して見ると立体的に見えるようになる。特殊メガネ102を装着していない場合は、ローマ字の「A」が二重の静止映像として見える。以下、VTR100に関して情報記録系及び情報再生系に分けて説明をする。
【0034】
[情報記録装置]
図2は本発明に係る第1の実施例としてのVTR100の記録系の構成例を示すブロック図である。図2に示すVTR100の記録系は記録手段4、ビデオ圧縮回路11、12及びマルチプレックス回路20を有している。この例では記録ビデオ信号を圧縮した後に、ビデオデータとオーディオデータとを多重(マルチプレックス)する場合を例に挙げる。
【0035】
図2に示すVTR100はビデオR入力端子110、ビデオL入力端子120及びオーディオ入力端子130を有している。ビデオR入力端子110にはビデオ圧縮回路11が接続され、ビデオカメラ#1からのRch記録ビデオ信号RSinを入力して圧縮するようになされる。例えば、ビデオ圧縮回路11ではRch記録ビデオ信号RSinが8×8画素の二次元ブロックに分割され、DCT等のブロック符号化を用いたデータ圧縮処理が行われる。
【0036】
また、ビデオL入力端子120にはビデオ圧縮回路12が接続され、ビデオカメラ#2からのLch記録ビデオ信号LSinを入力して圧縮するようになされる。ビデオ圧縮回路12では同様にして、Lch記録ビデオ信号LSinが8×8画素の二次元ブロックに分割され、DCT等のブロック符号化を用いたデータ圧縮処理が行われる。
【0037】
ビデオ圧縮回路11及び12にはマルチプレックス回路20が接続され、圧縮後のRchビデオデータDRと圧縮後のLchビデオデータDLとを多重化処理するようになされる。多重化処理後のRch及びLchビデオデータDR+DLは記録手段4へ出力される。
【0038】
記録手段4は、通常表示用の1フレームのデジタル情報を記録する速度のn倍の速度で、かつ、当該通常表示用の1フレームのデジタル情報に対応した誤り訂正構成及び情報記録形式の単位で、立体表示用のデジタル情報を左右のフレームに交互に並べて磁気テープ80に記録するものである。この例ではn=2の場合について説明をする。
【0039】
例えば、記録手段4はパリティ付加回路30、記録回路40、ヘリカル記録ヘッド50、CLT発生器60及びCTL記録ヘッド70を有している。上述のマルチプレックス回路20及びオーディオ入力端子130には、パリティ付加回路30が接続され、マルチプレックス回路20から多重化処理後のRch、Lchビデオデータ(圧縮符号化多重データ)DR+DL及び、記録オーディオ信号ASinを入力し、この圧縮符号化多重データDR+DLに対して、符号化単位毎に積符号を用いたエラー訂正符号化処理が行われると共に、記録オーディオ信号ASinに積符号を用いたエラー訂正符号化処理が行われる。
【0040】
記録回路40ではパリティ付加回路30から出力されるビデオデータ(エラー訂正符号化データ)VDbを増幅し、増幅後のエラー訂正符号化データVDbがヘリカル記録ヘッド50に出力される。ヘリカル記録ヘッド50はエラー訂正符号化データVDbを磁気テープ80の記録トラックに順次記録するようになされる。
【0041】
CTL発生器60では、立体表示用のエラー訂正符号化データ(デジタル情報)VDbの再生時の基準となるサーボ制御信号(以下CTL信号という)を発生し、このCTL信号を変調してCTL記録ヘッド70に出力する。例えば、CTL発生器60では、CTL信号の波形デューティを立体表示用のエラー訂正符号化データVDbの左右のフレームに応じて変調する。CTL記録ヘッド70はCTL発生器60から出力される変調後のCTL信号を磁気テープ80に記録するようになされる。このようにすると、立体表示用の左右の連続したフレームのデジタル情報を連続した右フレームのデジタル情報又は連続した左フレームのデジタル情報に区分することができる。
【0042】
図3はパリティ付加回路30の内部構成例を示すブロック図である。図3に示すパリティ付加回路30は、SDRAM(Synchronous Dynamic RAM)31と、このSDRAM31に対する書き込みおよび読み出しを行うためのインタフェースであるSDRAMインタフェース32とを有している。SDRAM31は、複数フィールドのビデオデータDvを記憶し得る容量を持っている。この場合、SDRAM31には、Rch及びLchの各フィールドについて、36個のECCブロックに対応したメモリ空間が用意されている。
【0043】
このSDRAMインタフェース32には、入力書き込みバッファ33が接続され、上述のビデオ圧縮回路11から供給されるビデオデータ(圧縮符号化データ)DvをSDRAM31に書き込むためのバッファとなされる。SDRAMインタフェース32には、ビデオ用のC2読み出しバッファ34が接続され、SDRAM31から読み出される36個のECCブロックに対応したビデオデータDvを後述するビデオ用のC2エンコーダ35に供給するためのバッファとなされる。
【0044】
このC2読み出しバッファ34には、C2エンコーダ35が接続され、各フィールドについて、36個のECCブロックにおけるC2パリティ(外符号パリティ)を演算するようになされる。C2エンコーダ35は、C2パリティを演算する演算器を36個有しており、上述した36個のECCブロックにおけるC2パリティを並行して演算できるようになされる。そのため、C2読み出しバッファ34からC2エンコーダ35には、36個のECCブロックに対応したビデオデータが並行して供給される。またその場合、各ECCブロックのビデオデータは、「0〜113」のシンクブロックのデータの順に供給される。
【0045】
また、C2エンコーダ35にはC2書き込みバッファ36が接続され、各フィールドについて、C2エンコーダ35で演算された36個のECCブロックにおけるC2パリティをSDRAM31に書き込むためのバッファとなされる。さらに、SDRAMインタフェース32には出力読み出しバッファ37が接続され、各フィールドについて、SDRAM31から読み出される、36個のECCブロックに対応したビデオデータおよびC2パリティを出力するためのバッファとなされる。
【0046】
ビデオデータDvはC1=シンク順に入力される。これは、圧縮マクロブロックがシンク単位に詰め込まれているためである。このようにすると、シャトル再生時に1シンクヒットした場合に、対応するマクロブロックを更新することができる。従って、ビデオデータDvはC1方向で書き込み、その後、C2方向で読み出してC2訂正処理をするようになされる。これに対して、オーディオデータDaはビデオデータDvと同じ処理を必要とせず、C2符号を積算してからSDRAM31に書き込むようになされる。
【0047】
例えば、SDRAMインタフェース32には、オーディオ用の入力バッファ310が接続され、オーディオ入力端子130から供給される記録オーディオ信号ASinを入力するためのバッファとなされる。入力バッファ310にはオーディオ用のC2エンコーダ311が接続され、各フィールドについて、24個のECCブロックにおけるC2パリティ(外符号パリティ)を演算するようになされる。このC2訂正処理では、記録オーディオ信号ASinをC2列順に入力する。C2エンコーダ311にはオーディオ用のC2書込みバッファ312が接続され、各フィールドについて、24個のECCブロックに対応したオーディオデータDaおよびC2パリティをSDRAMインタフェース32を介してSRAM31へ書き込むためのバッファとなされる。
【0048】
更にまた、出力読み出しバッファ37にはSYNC/ID付加回路38が接続され、出力読み出しバッファ37から記録順に出力される各シンクブロックのビデオデータ(またはC2パリティ)のデータ列に、シンクデータおよびIDを付加するようになされる。このSYNC/ID付加回路38には、C1エンコーダ39が接続され、シンクデータおよびIDが付加された各シンクブロックのビデオデータ及びオーディオデータDaに対してC1パリティを演算して付加し、ビデオデータDv+オーディオデータDa=記録データVDbとして出力するようになされる。
【0049】
図4は、図2に示したVTR100に係る回転ドラム140の構成例を示す概念図である。図4に示す回転ドラム140には、ヘリカル記録ヘッド(磁気ヘッド)50及び後述するヘリカル再生ヘッド55が装備される。例えば、回転ドラム140には、180度の巻き付け角度をもって、磁気テープ80が斜めに巻き付けられる。磁気テープ80は、回転ドラム140にこのように巻き付けられた状態で、所定速度で走行するようにされる。
【0050】
また、回転ドラム140には、4個の記録ヘッドRECA〜RECDが配置されていると共に、これら4個の記録ヘッドRECA〜RECDに対して180度の角間隔をもって4個の記録ヘッドRECE〜RECHが配置されている。さらに、回転ドラム140には、記録ヘッドRECA〜RECHに対応する8個の再生ヘッドPBA〜PBHが、記録ヘッドRECA〜RECHに対してそれぞれ90度の角間隔をもって配置されている。つまり、ヘリカル記録ヘッド50は8個の記録ヘッドRECA〜RECHから構成され、ヘリカル再生ヘッド55は8個の再生ヘッドPBA〜PBHから構成される。
【0051】
[情報記憶媒体]
図5は、磁気テープ80における記録フォーマット例を示している。図5に示す磁気テープ80は、図1に示した被写体1を左右から同時に撮影して得た立体表示用の左右のフレームのデジタル情報を記録した媒体である。この磁気テープ80において、通常表示用の1フレームのデジタル情報を記録する速度の2倍の速度で、かつ、当該通常表示用の1フレームのデジタル情報に対応した誤り訂正構成及び情報記録形式の単位で、立体表示用のデジタル情報を左右のフレームに交互に並べて記録されて成るものである。
【0052】
この磁気テープ80には、その長手方向に対して傾斜したトラックTが順次形成される。この場合、互いに隣接する2本のトラックTにおける記録アジマスは異なるようにされる。トラックTの走査開始端側および走査終了端側の領域は、それぞれビデオデータ領域ARVL,ARVUに割り当てられている。このビデオデータ領域ARVL,ARVUには、上述したパリティ付加回路30より出力されるビデオデータDR+DLが記録される。また、トラックTのビデオ領域ARVL,ARVUに挟まれた領域は、オーディオデータ領域ARAに割り当てられている。この領域ARAにはオーディオデータDaが記録される。
【0053】
図6はVTR100におけるフットプリントの例を示す図である。図7AはビデオデータDR+DLの積符号の構成例を示す図である。この例では、Rchの1フィールドのビデオデータDR及びLchの1フィールドのビデオデータDLは、各々の12トラックに記録される。記録時および再生時には、1回のスキャンでは4個のヘッドによって4トラックが同時に走査され、従って、12トラックは3回のスキャンで走査される。
【0054】
図6に示すフットプリント(ECC構成およびデータ記録形式)は、図2に示したヘリカル記録ヘッド50によって記録されるフォーマットである。ヘリカル記録ヘッド50は実際には、図4に示したように8個の記録ヘッドRECA〜RECHから構成されることは前述した通りである。図5に示したビデオデータ領域ARVUは、図6に示すフットプリントの12トラックにおいて上方のビデオシンク(sync:(M))に配置され、このビデオsync(M)には、図7Aに示すようなテーブル0〜テーブル35までの、36個のECCブロック(符号化単位のデータ)が記録される。
【0055】
同様にして、図5に示したビデオデータ領域ARVLは、図6に示す下方のビデオsync(M)に配置され、このビデオsync(M)には、図7Aに示すようなテーブル0〜テーブル35までの、36個のECCブロック(符号化単位のデータ)が記録される。上下の各々のビデオsync(M)の大きさは12トラック×189バイトである。この上下のビデオsync(M)の間にはオーディオSync(N)が配置され、オーディオデータDaが記録される。オーディオSync(N)は、8つに区分され、1区分の大きさは4バイト×12トラックである。
【0056】
ここで下方のビデオsync(M)側から、上方のビデオsync(M)側へ記録ヘッド50を走査するものとすると、第1区分にはオーディオデータA1,A9,A5が配置され、第2区分にはオーディオデータA2,A10,A6が配置され、第3区分にはオーディオデータA3,A11,A7が配置され、第4区分にはオーディオデータA4,A12,A8が配置され、第5区分にはオーディオデータA5,A1,A9が配置され、第6区分にはオーディオデータA6,A2,A10が配置され、第7区分にはオーディオデータA7,A3,A11が配置され、第8区分にはオーディオデータA8,A4,A12が各々配置される。
【0057】
また、上方のビデオsync(M)と第8区分目のオーディオsync(N)との間にはギャップGavが配置される。各区分のオーディオsync間にはギャップGaaが配置される。第1区分目のオーディオsync(N)と下方のビデオsync(M)との間にはサーボパイロット(サーボ制御信号:CTL信号)が配置されている。下方のビデオsync(M)とサーボパイロットと間にはギャップGsaが配置され、このサーボパイロットと下方のビデオsync(M)との間にはギャップGvsが配置される。再生時に信号処理スペースを採るためである。
【0058】
1個のECCブロックは、以下のように構成されている。すなわち、図7Aに示す226バイト×114バイトのデータ配列からなるビデオデータに対して、矢印bで示す外符号演算データ系列につき、各列のデータ(データ列)が例えば(126,114)リードソロモン符号によって符号化され、12バイトのC2パリティ(外符号パリティ:OUTER)が生成される。さらに、これらビデオデータおよびC2パリティに対して、図7Aに示す矢印aで示す内符号演算データ系列につき、各行のデータ(データ列)が例えば(242,226)リードソロモン符号によって符号化され、16バイトのC1パリティ(内符号パリティ:INNER)が生成される。また、各々のデータ行の先頭には、それぞれ2バイトの大きさを有するシンクデータおよびIDが配される。
【0059】
図7BはECCブロックにおける1シンクブロックの構成例を示す図である。図7Bに示す先頭の2バイトはシンクデータである。続く、2バイトはIDである。このIDには、当該1シンクブロックが12トラックのいずれに記録されたものかを識別するトラックID、当該1シンクブロックが一本の傾斜トラックに記録された複数のシンクブロックのいずれであるかを識別するシンクブロックIDが含まれる。また、12トラック毎に1セグメントが構成され、0〜3のセグメント番号が順次繰り返し付与されるが、上述の2バイトのIDには、当該1シンクブロックが記録されるセグメントのセグメント番号を示すセグメントIDも含まれる。また、このIDに、226バイトのビデオデータ(またはC2パリティ)および16バイトのC1パリティが続く。
【0060】
図7CはオーディオデータDaの積符号の構成例を示す図である。図6に示したフットプリントのオーディオSync(N)には、図7Cに示すようなテーブル0〜テーブル23までの、24個のECCブロック(符号化単位のデータ)が記録される。1個のECCブロックは、以下のように構成されている。
【0061】
すなわち、189バイト×8バイトのデータ配列からなるオーディオデータに対して、矢印bで示す外符号演算データ系列につき、各列のデータ(データ列)が例えば(16,8)リードソロモン符号によって符号化され、8バイトのC2パリティ(外符号パリティ:OUTER)が生成される。さらに、これらオーディオデータおよびC2パリティに対して、図7Cに示す矢印aで示す内符号演算データ系列につき、各行のデータ(データ列)が例えば(205,189)リードソロモン符号によって符号化され、16バイトのC1パリティ(内符号パリティ:INNER)が生成される。また、各々のデータ行の先頭には、それぞれ2バイトの大きさを有するシンクデータおよびIDが配される。
【0062】
図8は、1セグメントを構成する12トラック内のビデオデータ領域ARVL,ARVUにおける各ECCブロックの1シンクブロックの配置例(その1)を示す図である。図8Aに示すように、1回目にスキャンされる「0〜3」の4トラックに関しては、ビデオデータ領域ARVLには「0〜35」のECCブロックにおける0Row〜20Rowまでの21Rowのシンクブロックが記録され、ビデオデータ領域ARVUには「0〜35」のECCブロックにおける21Row〜41Rowまでの21Rowのシンクブロックが記録される。
【0063】
また、2回目にスキャンされる「4〜7」の4トラックに関しては、ビデオデータ領域ARVLには「0〜35」のECCブロックにおける42Row〜62Rowまでの21Rowのシンクブロックが記録され、ビデオデータ領域ARVUには0〜35のECCブロックにおける63Row〜83Rowまでの21Rowのシンクブロックが記録される。
【0064】
さらに、3回目にスキャンされる「8〜11」の4トラックに関しては、ビデオデータ領域ARVLには「0〜35」のECCブロックにおける84Row〜104Rowまでの21Rowのシンクブロックが記録され、ビデオデータ領域ARVUには「0〜35」のECCブロックにおける105Row〜125Rowまでの21Rowのシンクブロックが記録される。
【0065】
ここで、0Rowのシンクブロックは、「0〜35」のECCブロックのそれぞれにおける0番目のシンクブロックから構成されており、これら36個のシンクブロックは、図8Bに示すように、「0〜4」のトラックに、9シンクブロックずつ振り分けられて記録される。つまり、「0」のトラックには「0,18,1,19,2,20,3,21,4」のECCブロックにおける0番目のシンクブロックが記録され、「1」のトラックには「22,5,23,6,24,7,25,8,26」のECCブロックにおける0番目のシンクブロックが記録され、「2」のトラックには「9,27,10,28,11,29,12,30,13」のECCブロックにおける0番目のシンクブロックが記録され、さらに「3」のトラックには「31,14,32,15,33,16,34,17,35」のECCブロックにおける0番目のシンクブロックが記録される。
【0066】
以下、同様に、1〜125Rowのシンクブロックは、それぞれ「0〜35」のECCブロックにおける1番目〜125番目のシンクブロックから構成されており、各36個のシンクブロックは対応する4トラックに9シンクブロックずつ振り分けられて記録される。この場合、Row毎に、4トラックのそれぞれに記録される9シンクブロックが取り出されるECCブロックがローテーションされる。なお、1シンクブロックは、図8Cに示すように、2バイトのシンクデータ、2バイトのID、226バイトのビデオデータ(またはC2パリティ)および16バイトのC1パリティから構成されている。
【0067】
ここで、「0〜11」の12トラックには、0Row〜125Rowのシンクブロックが順次記録される。この場合、0Row〜113Rowのシンクブロックは、内符号演算データ系列を構成するビデオデータのデータ列にC1パリティが付加されてなるものであるが、114Row〜125Rowのシンクブロックは、内符号演算データ系列を構成するC2パリティのデータ列にC1パリティが付加されてなるものである。
【0068】
図9は、1セグメントを構成する12トラックのビデオデータ領域ARVL,ARVUにおける各ECCブロックの1シンクブロックの配置例(その2)を示す図である。
【0069】
この実施形態においては、12トラックに「0〜35」の36個のECCブロックを記録する際に、図9に示すように、最初は内符号演算データ系列を構成するビデオデータのデータ列にC1パリティが付加されてなる第1のシンクブロックが順次記録され、この第1のシンクブロックの記録が終了した後に、内符号演算データ系列を構成するC2パリティのデータ列にC1パリティが付加されてなる第2のシンクブロックが順次記録される。
【0070】
続いて、VTR100の記録系における動作例について説明をする。図10は、3D映像音声記録再生システム10におけるビデオデータDR、DL及びオーディオデータDaのマッピング例を示す図である。図11A及びBは、比較例としてのビデオデータDv及びオーディオデータDaのマッピング例を示す図である。
【0071】
この実施形態では、被写体1を左右から同時に撮影して得た立体表示用の左右のフレームのデジタル情報を磁気テープ80に記録する場合を前提とする。図10に示すビデオデータDR+DL及びオーディオデータDaのマッピング例(3D,3P)によれば、通常表示用の1フレームのデジタル情報に対応した誤り訂正構成及び情報記録形式の単位で、立体表示用のビデオデータDR+DLを左右のフレームに交互に並べて記録されて成るものである。
【0072】
例えば、図1に示した左右2台のビデオカメラ#1、#2からの記録ビデオ信号RSin、LSin及び記録オーディオ信号ASinに対して、通常の1フレームに対するフットプリント(ECC構成およびデータ記録形式)単位で左右交互に並べて配置するようになされる。被写体1を左右から同時に撮影して得た立体表示用の左右のフレームのビデオデータDR及びDLを磁気テープ80に記録するためである。この記録においては、通常表示用の1フレームのデジタル情報を記録する速度の2倍の速度で磁気テープ80に記録される。フレーム周波数が等しい場合、フットプリントとしては倍の速度で記録されることによる。
【0073】
図10において、Lchの1フレームのデジタル情報は、Lchの1フレームのビデオデータ及びオーディオデータから構成される。同様に、Rchの1フレームのデジタル情報は、Rchの1フレームのビデオデータ及び、オーディオデータから構成される。Lchの1フレームのビデオデータDLは、1フィールドのビデオデータL−V0及びL−V1から構成される。そのオーディオデータDaは1フィールドのオーディオデータA0及びA1から構成される。このLchの1フレームのデジタル情報の隣りには、Rchの1フレームのデジタル情報がマッピング(配置)される。Rchの1フレームのビデオデータDRは、1フィールドのビデオデータR−V0及びR−V1から構成される。そのオーディオデータDaは1フィールドのオーディオデータA0及びA1から構成される。いずれのフィールドも周期は、1/60secである。
【0074】
この例で、CTL信号のアップエッジは、毎フィールド毎に立ち上がるが、デューティは左右のフレームで異なり、65%,50%,35%,50%となっている。これは、1例であり、他の組み合わせでもかまわない。要するに、デューティで左右のフレームを区別できればよい。例えば、Lchの1フレームの第1フィールドのビデオデータDL及び、オーディオデータDaを規定するCTL信号のディーティは65%である。その第2フィールドのビデオデータDL及びオーディオデータDaを規定するCTL信号のディーティは50%である。また、Rchの1フレームの第1フィールドのビデオデータDR及びオーディオデータDaを規定するCTL信号のディーティは35%である。その第2フィールドのビデオデータDR及びオーディオデータDaを規定するCTL信号のディーティは50%である。
【0075】
更に、続けて、このRchの1フレームのデジタル情報の隣りには、Lchの1フレームのビデオデータDLとして、1フィールドのビデオデータL−V2及びL−V3から構成される。そのオーディオデータDaは1フィールドのオーディオデータA2及びA3から構成される。このLchの1フレームのデジタル情報の隣りには、Rchの1フレームのデジタル情報がマッピング(配置)される。
【0076】
Rchの1フレームのビデオデータDRは、1フィールドのビデオデータR−V2及びR−V3から構成される。そのオーディオデータDaは1フィールドのオーディオデータA2及びA3から構成される。いずれのフィールドも周期は、1/60secである。
【0077】
なお、図11Aには比較例としてのマッピング例(30P)を示している。このマッピング例によれば、1フレームのデジタル情報は、1フィールドのビデオデータV0、1フィールドのV1及びオーディオデータA0、A1から構成される。この1フレームのデジタル情報の隣りには、次の1フレームのデジタル情報がマッピング(配置)される。その1フレームのビデオデータDvは、1フィールドのビデオデータV2及びV3から構成される。そのオーディオデータDaは1フィールドのオーディオデータA2及びA3から構成される。
【0078】
この1フレームのデジタル情報の隣りには、更に次の1フレームのデジタル情報がマッピング(配置)される。その1フレームのビデオデータDvは、1フィールドのビデオデータV4及びV5から構成される。そのオーディオデータDaは1フィールドのオーディオデータA4及びA5から構成される。以下、同様にして構成される。いずれのフィールドも周期は、1/60secである。
【0079】
また、図11Bに示すサーボ制御信号(以下CTL信号という)のアップエッジは、毎フィールド毎に立ち上がるが、デューティは1フレーム毎に異なり、65%,50%,35%,50%となっている。第1フレームの第1フィールドのビデオデータDv及び、オーディオデータDaを規定するCTL信号のディーティは65%である。その第2フィールドのビデオデータDv及びオーディオデータDaを規定するCTL信号のディーティは50%である。第2フレームの第1フィールドのビデオデータDv及び、オーディオデータDaを規定するCTL信号のディーティは35%である。その第2フィールドのビデオデータDv及びオーディオデータDaを規定するCTL信号のディーティは50%である。
【0080】
これらを前提にして、図1に示したビデオカメラ#1から図2のビデオR入力端子110を経由して入力したRch記録ビデオ信号RSinは、ビデオ圧縮回路11によって圧縮される。例えば、ビデオ圧縮回路11ではRch記録ビデオ信号RSinが8×8画素の二次元ブロックに分割され、DCT等のブロック符号化を用いたデータ圧縮処理が行われる。
【0081】
また、ビデオカメラ#2から図2のビデオL入力端子120を経由して入力したLch記録ビデオ信号LSinはビデオ圧縮回路12によって圧縮される。例えば、ビデオ圧縮回路12ではLch記録ビデオ信号LSinが8×8画素の二次元ブロックに分割され、DCT等のブロック符号化を用いたデータ圧縮処理が行われる。
【0082】
ビデオ圧縮回路11で圧縮された後のRchビデオデータDRとビデオ圧縮回路12で圧縮された後のLchビデオデータDLは、マルチプレックス回路20によって多重化処理するようになされる。多重化処理された後のRch及びLchビデオデータDR+DLは記録手段4へ出力される。
【0083】
記録手段4では、通常表示用の1フレームのデジタル情報を記録する速度の2倍の速度で、かつ、当該通常表示用の1フレームのデジタル情報に対応した誤り訂正構成及び情報記録形式の単位で、立体表示用のデジタル情報を左右のフレームに交互に並べて磁気テープ80に記録するようになされる。
【0084】
例えば、パリティ付加回路30では、マルチプレックス回路20から多重化処理後のRch、Lchビデオデータ(圧縮符号化多重データ)DR+DL及び、記録オーディオ信号ASinが入力され、この圧縮符号化多重データDR+DLに対して、符号化単位毎に積符号を用いたエラー訂正符号化処理が行われると共に、記録オーディオ信号ASinに積符号を用いたエラー訂正符号化処理が行われる。
【0085】
このパリティ付加回路30から出力されるビデオデータ(エラー訂正符号化データ)VDbは、記録回路40によって増幅され、この増幅後のエラー訂正符号化データVDbがヘリカル記録ヘッド50に出力される。ヘリカル記録ヘッド50はエラー訂正符号化データVDbを磁気テープ80の記録トラックに順次記録するようになされる。
【0086】
このとき、図3に示したパリティ付加回路30の入力書き込みバッファ33では、上述のマルチプレックス回路20から供給されるビデオデータ(圧縮符号化データ)DR+DL及び、記録オーディオ信号ASinがSDRAM31に書き込まれる。
【0087】
そして、SDRAMインタフェース32に接続されたビデオ用のC2読み出しバッファ34では、SDRAM31から読み出された、36個のECCブロックに対応したビデオデータDR+DLがC2エンコーダ35に供給される。このとき、C2読み出しバッファ34からC2エンコーダ35には、36個のECCブロックに対応したビデオデータが並行して供給される。また、この場合、各ECCブロックのビデオデータは、「0〜113」のシンクブロックのデータの順に供給される。
【0088】
このC2エンコーダ35では各フィールドについて、36個のECCブロックにおけるC2パリティ(外符号パリティ)が演算される。このC2エンコーダ35で各フィード毎に演算された36個のECCブロックにおけるC2パリティはC2書き込みバッファ36によってSDRAM31に書き込まれる。
【0089】
さらに、SDRAM31に書き込まれた36個のECCブロックに対応したビデオデータおよびC2パリティは、出力読み出しバッファ37によって、各フィールド毎にSDRAM31から記録回路40へ読み出される。
【0090】
一方、オーディオ用のC2読み出しバッファ310では、SDRAM31から24個のECCブロックに対応したオーディオデータDaを読み出して、C2エンコーダ311に供給する。C2エンコーダ311では、各フィールドについて、24個のECCブロックにおけるC2パリティ(外符号パリティ)を演算するようになされる。24個のECCブロックに対応したオーディオデータDaおよびC2パリティは、各フィールド毎に、出力読出しバッファ312からSYNC/ID付加回路38へ出力される。
【0091】
このSYNC/ID付加回路38では、出力読み出しバッファ37から記録順に出力される各シンクブロックのビデオデータ(またはC2パリティ)のデータ列に、シンクデータおよびIDを付加するようになされる。同様にして、出力読み出しバッファ312から記録順に出力される各シンクブロックのオーディオデータDa(またはC2パリティ)のデータ列に、シンクデータおよびIDを付加するようになされる。
【0092】
このシンクデータおよびIDが付加されたデータ列は、SYNC/ID付加回路38からC1エンコーダ39へ出力される。C1エンコーダ39では、シンクデータおよびIDが付加された各シンクブロックのビデオデータ及びオーディオデータDaに対してC1パリティが演算されて付加される。ビデオデータDR+DL+オーディオデータDaはVDbとしてC1エンコーダ39から記録回路40へ出力するようになされる。
【0093】
これと共に、CTL発生器60では、立体表示用のエラー訂正符号化データ(デジタル情報)VDbの再生時の基準となるCTL信号を発生し、このCTL信号を変調してCTL記録ヘッド70に出力する。例えば、CTL発生器60では、立体表示用のエラー訂正符号化データVDbの左右のフレームに応じてCTL信号の波形デューティを変調するようになされる。
【0094】
このとき、CTL発生器60は、フィールド毎にCTL信号のアップエッジを立ち上げ、左右のフレームで65%,50%,35%,50%のようにデューティが異なるように設定される。これは、波形デューティで左右のフレームを区別するためである。
【0095】
例えば、CTL発生器60では、図10に示したように、Lchの1フレームの第1フィールドのビデオデータDL及び、オーディオデータDaを規定するCTL信号のディーティを65%に設定する。その第2フィールドのビデオデータDL及びオーディオデータDaを規定するCTL信号のディーティについては、50%に設定する。また、Rchの1フレームの第1フィールドのビデオデータDR及びオーディオデータDaを規定するCTL信号のディーティについては、35%に設定する。その第2フィールドのビデオデータDR及びオーディオデータDaを規定するCTL信号のディーティについては、50%に各々設定する。
【0096】
CTL記録ヘッド70はCTL発生器60から出力される、65%,50%,35%,50%ようにデューティの異なる変調後のCTL信号を磁気テープ80に記録するようになされる。これにより、図10のビデオデータDR+DL及びオーディオデータDaのマッピング例(3D,3P)に示したように、通常表示用の1フレームのデジタル情報に対応した誤り訂正構成及び情報記録形式の単位で、立体表示用のビデオデータDR+DLを左右のフレームに交互に並べて記録することができる。しかも、立体表示用の左右の連続したフレームのデジタル情報を連続した右フレームのデジタル情報又は連続した左フレームのデジタル情報に区分することができる。
【0097】
また、ビデオデータDR+DL及びオーディオデータDaのマッピング例(3D,3P)を適用した磁気テープ80によれば、立体表示用のビデオデータDR、DLを左右のフレームに交互に並べて記録されて成るものである。従って、磁気テープ80で立体表示用の左右の連続したフレームのデジタル情報から、連続した右フレームのデジタル情報又は連続した左フレームのデジタル情報を読み出すことができる。これにより、3D映像音声記録再生システム10ではない通常の映像再生システムにおいても、ダイナミックトラッキングにより、1フレーム飛ばしでビデオデータDR又はDLを再生し、左右の任意のチャンネルの連続したビデオデータDR又はDL、及び、オーディオデータDaを互換再生することが可能となる。
【0098】
[他の情報記録装置]
図12は、本発明に係る第2の実施例に係るVTR200の記録系の構成例を示す構成図である。
図12に示すVTR200の記録系は、記録手段44’及びビデオ圧縮回路11、12を有しており、パリティ付加後にマルチプレックスする例である。この記録手段44’は2つのパリティ付加回路21、22と、1つのマルチプレックス回路20、記録回路40,ヘリカル記録ヘッド50、CTL発生器60及びCTL記録ヘッド70を有している。なお、第1の実施例と同じ符号及び名称のものは同じ機能を有するためその説明を省略する。2つのパリティ付加回路21、22は第1の実施例で説明したパリティ付加回路30と同じ機能を有している。
【0099】
パリティ付加回路21では、データ圧縮後のLchビデオデータ(圧縮符号化多重データ)DL及び、ビデオL入力端子110からの記録オーディオ信号ASinを入力し、この圧縮符号化多重データDLに対して、符号化単位毎に積符号を用いたエラー訂正符号化処理が行われると共に、記録オーディオ信号ASinに積符号を用いたエラー訂正符号化処理が行われる。
【0100】
パリティ付加回路22では、データ圧縮後のRchビデオデータ(圧縮符号化多重データ)DR及び、ビデオR入力端子110からの記録オーディオ信号ASinを入力し、この圧縮符号化多重データDRに対して、符号化単位毎に積符号を用いたエラー訂正符号化処理が行われると共に、記録オーディオ信号ASinに積符号を用いたエラー訂正符号化処理が行われる。
【0101】
マルチプレックス回路20では、パリティ付加回路21でエラー訂正符号化されたLchビデオデータDLと、パリティ付加回路22でエラー訂正符号化されたRchビデオデータDRとを多重化処理するようになされる。多重化処理後のRch及びLchビデオデータDR+DLは記録回路40へ出力される。記録回路40から後段の処理については、第1の実施例と同様になされる。
【0102】
このように、本発明に係る第2の実施例としてのVTR200及び情報記録方法によれば、被写体1を左右から同時に撮影して得た立体表示用の左右のフレームのデジタル情報を磁気テープ80に記録する場合に、記録手段4’では、通常表示用の1フレームのデジタル情報を記録する速度の2倍の速度で、かつ、当該通常表示用の1フレームのデジタル情報に対応した誤り訂正構成及び情報記録形式の単位で、立体表示用のデジタル情報を左右のフレームに交互に並べて磁気テープ80に記録するようになされる。
【0103】
従って、情報再生時に、立体表示用の左右の連続したフレームのデジタル情報を連続した右フレームのデジタル情報又は連続した左フレームのデジタル情報に互換することができる。これにより、特殊映像表示機能が付加されていない通常の映像表示装置で立体表示用の連続した右又は左のフレームのデジタル情報を再生することができる。しかも、第1の実施例に比べてVTR200の記録系により、エラー訂正符号化処理を並列にできるので、データ処理の高速化が図れる。
【0104】
[情報再生装置]
図13は本発明に係る第3の実施例としてのVTR300の再生系の構成例を示す構成図である。
この実施例では、立体表示(3D)用の映像音声記録データを同時にVTR100で再生を行うものである。図13に示すVTR300は情報再生装置の一例であり、被写体1を左右から同時に撮影して得た立体表示用の左右のフレームのデジタル情報を磁気テープ80から再生する装置である。VTR300は第1の実施例で説明したVTR100の記録系や、第2の実施例で説明したVTR200の記録系に組み合わせて使用可能となされるものである。もちろん、VTR300を単独で再生専用機として利用してもよい。
【0105】
このVTR300は再生手段6、オーディオ出力端子18、ビデオR出力端子19A、19B、ビデオ伸長回路91A及び91Bを有している。再生手段6は、通常表示用の1フレームのデジタル情報を再生する速度のn倍の速度で、かつ、当該通常表示用の1フレームのデジタル情報に対応した誤り訂正構成及び情報記録形式の単位で、磁気テープ80から左右のフレームを交互に読み出して立体表示用の左右のデジタル情報を再生するものである。この例ではn=2の場合について説明をする。
【0106】
例えば、再生手段6はヘリカル再生ヘッド55、等化復号回路56、CTL再生ヘッド75、エラー訂正器81及び82を有している。一方で、ヘリカル再生ヘッド55では磁気テープ80の記録トラックから立体表示用の左右のフレームの再生ビデオデータVDcが読み取られる。
【0107】
ヘリカル再生ヘッド55には等化復号回路56が接続される。等化復号回路56は図示しないが、再生アンプ、波形等化回路及び復号回路から構成される。まず、記録トラックから再生された立体表示用の左右のフレームの再生ビデオデータVDcは再生アンプにより増幅される。その後、再生ビデオデータVDcは波形等化回路で波形等化される。更に、復号回路では波形等化後の再生信号に対して、例えばビタビアルゴリズムを利用した復号化の処理が行われ、上述した記録系のパリティ付加回路30から出力される記録ビデオデータVDbに対応した再生ビデオデータVDcが得られる。
【0108】
等化復号回路56には2つのエラー訂正器81及び82が接続され、例えば、ECCデコーダが使用される。エラー訂正器81では、等化復号回路56より出力される立体表示用の左のフレームの再生ビデオデータVDcのエラー訂正が行われる。このエラー訂正器81では、この左のフレームのビデオデータVDcに付加されているパリティ(C1パリティ、C2パリティ)を用いてエラー訂正が行われる。エラー訂正後の圧縮符号化データは右ビデオデータDRである。
【0109】
同様にして、エラー訂正器82では、等化復号回路56より出力される立体表示用の右のフレームの再生ビデオデータVDcのエラー訂正が行われる。このエラー訂正器82では、この右のフレームの再生ビデオデータVDcに付加されているパリティ(C1パリティ、C2パリティ)を用いてエラー訂正が行われる。エラー訂正後の圧縮符号化データは左ビデオデータDLである。
【0110】
エラー訂正器81にはビデオ伸張回路90Aが接続され、このエラー訂正器81より出力されるエラー訂正後の左ビデオデータ(圧縮符号化データ)DLが記録系のビデオ圧縮回路11とは逆の処理によってデータ伸長が行われる。そして、このビデオ伸長回路90Aより出力されるビデオデータLSoutは出力端子19Aに出力される。
【0111】
同様にして、エラー訂正器82にはビデオ伸張回路90Bが接続され、このエラー訂正器82より出力されるエラー訂正後の右ビデオデータ(圧縮符号化データ)DRが記録系のビデオ圧縮回路12とは逆の処理によってデータ伸長が行われる。そして、このビデオ伸長回路90Bより出力されるビデオデータRSoutは出力端子19Bに出力される。
【0112】
他方、CTL再生ヘッド75では磁気テープ80の記録トラックのサーボパイロットからサーボ制御信号(CTL信号)が再生される。CTL再生ヘッド75にはキャプスタンドラムサーボ76が接続され、CTL信号に基づいてキャプスタンドラムを駆動するようになされる。この例でCTL信号は、磁気テープ80から立体表示用の左右のフレームの再生ビデオデータVDcを読み出して再生するときの基準となる。
【0113】
このキャプスタンドラムサーボ76には判別手段9が接続され、CTL信号の波形デューティを検出して、立体表示用の左右のフレームの再生ビデオデータVDcの記録フォーマットを判別するようになされる。判別手段9は、例えば、デューティ検出部91、メモリ部92及びデューティ比較部93を有している。
メモリ部92には予め準備された参照波形デューティが記憶される。
【0114】
デューティ検出部91では、キャプスタンドラムサーボ76から出力されるCTL信号の波形デューティを検出するようになされる。デューティ検出部91及びメモリ部92にはデューティ比較部93が接続され、このデューティ検出部91により検出されたCTL信号の波形デューティと、予め準備された参照波形デューティとを比較して立体表示用の左右のフレームの再生ビデオデータVDcの記録フォーマットに関する情報を出力するようになされる。
【0115】
例えば、CTL信号のハイ・レベル(以下「H」レベルという)の区間の波形デューティに関して、65%、50%、35%、50%の場合は1920画素×1088画素の画枠に対応する立体表示用の左右のフレームの再生ビデオデータVDcの記録フォーマットであると判別する。また、その波形デューティに関して、65%、35%、50%、35%の場合は2K画素×1K画素の画枠に対応する立体表示用の左右のフレームの再生ビデオデータVDcの記録フォーマットであると判別するようになされる。
【0116】
このデューティ比較部93には制御手段の一例となるCPU25が接続され、CTL信号の波形立ち上がりエッジを検出してフィールド周期を判別する。例えば、CTL信号のアップ(UP)エッジの周期がNセグメント(Segment)である場合に、CPU25はNセグメント/フィールドのフォーマットと判別する。更に、CPU25では、CTL信号のUPエッジの周期が2Nセグメントである場合に、2Nセグメント/フィールドのフォーマットであると判別する。
【0117】
この判別結果に基づいてCPU25は再生手段6を制御する。例えば、CPU25はCTL信号の波形デューティを検出し、当該波形デューティに基づいて右フレームの再生ビデオデータVDc又は左フレームの再生ビデオデータVDcを再生するようにエラー訂正器81及び82等を制御する。更に、CPU25は、磁気テープ80で1フレーム飛ばしに再生ビデオデータVDcを再生するように再生手段6をダイナミックトラッキング制御する。このようにすると、立体表示用の左右の連続したフレームの再生ビデオデータVDcを連続した右フレームのビデオデータDR又は連続した左フレームのビデオデータDLに互換することができる。
【0118】
図14はエラー訂正器81等に係る内部構成例を示すブロック図である。図14に示すエラー訂正器81は、SDRAM41と、このSDRAM41に対する書き込みおよび読み出しを行うためのインタフェースであるSDRAMインタフェース42とを有している。
【0119】
SDRAM41は、複数フィールドのビデオデータDR+DLを記憶し得る容量を持っている。この場合、SDRAM41には、Rch及びLchの各フィールドについて、36個のECCブロック(図7A参照)に対応したメモリ空間が用意されている。
【0120】
このSDRAMインタフェース42には、入力書き込みバッファ43が接続され、図示しないC1訂正回路から供給されるビデオデータ(圧縮符号化データ)DR+DL及び、再生オーディオデータをSDRAM41に書き込むためのバッファとなされる。SDRAMインタフェース42には、ビデオ用のC2読み出しバッファ44が接続され、SDRAM41から読み出される36個のECCブロックに対応したビデオデータDR+DLを後述するビデオ用のC2訂正器45に供給するためのバッファとなされる。
【0121】
このC2読み出しバッファ44には、C2訂正器45が接続され、各フィールドについて、36個のECCブロックにおけるC2パリティ(外符号パリティ)を演算するようになされる。C2訂正器45は、C2パリティを演算する演算器を36個有しており、上述した36個のECCブロックにおけるC2パリティを並行して演算できるようになされる。そのため、C2読み出しバッファ44からC2訂正器45には、36個のECCブロックに対応したビデオデータが並行して供給される。またその場合、各ECCブロックのビデオデータは、「0〜113」のシンクブロックのデータの順に供給される。
【0122】
また、C2訂正器45にはC2書き込みバッファ46が接続され、各フィールドについて、C2訂正器45で演算された36個のECCブロックにおけるC2パリティをSDRAM41に書き込むためのバッファとなされる。さらに、SDRAMインタフェース42にはビデオ用の出力バッファ47が接続され、各フィールドについて、SDRAM41から読み出される、36個のECCブロックに対応したビデオデータおよびC2パリティを出力するためのバッファとなされる。
【0123】
上述のSDRAMインタフェース42にはオーディオ用のC2読み出しバッファ48が接続され、各フィールドについて、SDRAM41から読み出される、24個のECCブロックに対応したオーディオデータDaおよびC2パリティを出力するためのバッファとなされる。また、オーディオ用のC2読み出しバッファ48には、オーディオC2訂正器49が接続され、各フィールドについて、24個のECCブロックにおけるC2パリティ(外符号パリティ)を演算するようになされる。C2訂正器49には出力バッファ410が接続され、各フィールドについて、24個のECCブロックに対応したオーディオデータDaおよびC2パリティを出力するためのバッファとなされる。
【0124】
続いて、VTR300における動作例について説明をする。この実施例では、被写体1を左右から同時に撮影して得た立体表示用の左右のフレームのデジタル情報を磁気テープ80から再生する場合を前提とする。
【0125】
図13に示したVTR300では、通常表示用の1フレームのデジタル情報を再生する速度の2倍(n=2)の速度で、かつ、当該通常表示用の1フレームのデジタル情報に対応した誤り訂正構成及び情報記録形式の単位で、磁気テープ80から左右のフレームを交互に読み出して立体表示用の左右のビデオデータ及びオーディオ信号を再生するようになされる。この例では、磁気テープ80から立体表示用のビデオデータを再生する際に、このビデオデータの基準となるCTL信号を再生する。ここで再生されたCTL信号の波形デューティを検出してビデオデータの記録フォーマットを判別するようにされる。
【0126】
これらを前提にして、図13に示した一方で、ヘリカル再生ヘッド55では磁気テープ80の記録トラックから立体表示用の左右のフレームの再生ビデオデータVDcが読み取られる。この左右のフレームの再生ビデオデータVDcは、ヘリカル再生ヘッド55から等化復号回路56へ出力される。等化復号回路56では、ヘリカル再生ヘッド55から出力された立体表示用の左右のフレームの再生ビデオデータVDcが増幅された後に波形等化される。更に、波形等化後の再生信号は、例えばビタビアルゴリズムを利用した復号化処理が施される。この処理の結果、上述した記録系のパリティ付加回路30から出力される記録ビデオデータVDbに対応した再生ビデオデータVDcが得られる。
【0127】
この再生ビデオデータVDcは、等化復号回路56から2つのエラー訂正器81及び82に出力される。エラー訂正器81では、等化復号回路56より出力された立体表示用の左のフレームの再生ビデオデータVDcのエラー訂正が行われる。このエラー訂正器81では、この左のフレームのビデオデータVDcに付加されているパリティ(C1パリティ、C2パリティ)を用いてエラー訂正が行われる。エラー訂正後の圧縮符号化データは左ビデオデータDLである。
【0128】
同様にして、エラー訂正器82では、等化復号回路56より出力されたオーディオデータDa及び、立体表示用の右のフレームの再生ビデオデータVDcのエラー訂正が行われる。このエラー訂正器82では、この右のフレームの再生ビデオデータVDcに付加されているパリティ(C1パリティ、C2パリティ)を用いてエラー訂正が行われる。エラー訂正後の圧縮符号化データは右ビデオデータDR及び、オーディオデータDaである。
【0129】
左ビデオデータDLはエラー訂正器81からビデオ伸張回路90Aへ出力される。ビデオ伸張回路90Aでは、このエラー訂正器81より出力されたエラー訂正後の左ビデオデータ(圧縮符号化データ)DLが記録系のビデオ圧縮回路12とは逆の処理によってデータ伸長が行われる。そして、このビデオ伸長回路90Aより出力されるビデオデータLSoutは出力端子19Aに出力される。
【0130】
また、右ビデオデータDRは、エラー訂正器82からビデオ伸張回路90Bへ出力される。ビデオ伸張回路90Bでは、このエラー訂正器82より出力されたエラー訂正後の右ビデオデータ(圧縮符号化データ)DRが記録系のビデオ圧縮回路11とは逆の処理によってデータ伸長が行われる。そして、このビデオ伸長回路90Bより出力されるビデオデータRSoutは出力端子19Bに出力される。なお、エラー訂正後のオーディオデータDaは再生オーディオ信号ASoutとなって出力端子18に出力される。
【0131】
他方、CTL再生ヘッド75では磁気テープ80の記録トラックのサーボパイロットからサーボ制御信号(CTL信号)が再生される。このCTL信号はCTL再生ヘッド75からキャプスタンドラムサーボ76へ出力される。キャプスタンドラムサーボ76ではCTL信号に基づいてキャプスタンドラムを駆動するようになされる。この例でCTL信号は、磁気テープ80から立体表示用の左右のフレームの再生ビデオデータVDcを再生するときの基準となされる。CTL信号は、キャプスタンドラムサーボ76から判別手段9へ出力される。
【0132】
このとき、判別手段9のデューティ検出部91では、キャプスタンドラムサーボ76から出力されたCTL信号の波形デューティが検出される。デューティ比較部93では、デューティ検出部91により検出されたCTL信号の波形デューティと、メモリ部92から読み出した参照波形デューティとが比較され、立体表示用の左右のフレームの再生ビデオデータVDcの記録フォーマットに関する情報が出力される。これにより、CTL信号の波形デューティ検出に基づいて立体表示用の左右のフレームの再生ビデオデータVDcの記録フォーマットを判別することができる。
【0133】
例えば、CTL信号の「H」レベルの区間の波形デューティに関して、65%、50%、35%、50%の場合は1920画素×1088画素の画枠に対応する立体表示用の左右のフレームの再生ビデオデータVDcの記録フォーマットであると判別される。また、その波形デューティに関して、65%、35%、50%、35%の場合は2048画素×1024画素の画枠に対応する立体表示用の左右のフレームの再生ビデオデータVDcの記録フォーマットであると判別される。
【0134】
この記録フォーマットに関する情報は、デューティ比較部93からCPU25へ出力される。CPU25ではCTL信号の波形立ち上がりエッジを検出してフィールド周期を判別するようになされる。例えば、CTL信号のUPエッジの周期がNセグメント(Segment)である場合に、CPU25はNセグメント/フィールドのフォーマットと判別する。更に、CPU25では、CTL信号のUPエッジの周期が2Nセグメントである場合に、2Nセグメント/フィールドのフォーマットであると判別される。
【0135】
このように、本発明に係る第3の実施例としてのVTR300及び情報再生方法によれば、フォーマット判別結果に基づき、CPU25によりCTL信号の波形デューティが検出され、当該波形デューティに基づいて右フレームの再生ビデオデータVDc又は左フレームの再生ビデオデータVDcを再生するようにエラー訂正器81及び82が制御される。更に、CPU25は、磁気テープ80で1フレーム飛ばしに再生ビデオデータVDcを再生するように再生手段6をダイナミックトラッキング制御するようになされる。
【0136】
従って、3D映像音声記録再生システム10ではない通常の映像音声再生システムにおいても、左または右のチャンネルの連続したビデオデータDR又はDL、及び、オーディオデータDaを互換再生することが可能となる。
[他の情報再生装置]
図15は本発明に係る実施形態としての情報再生装置を応用した映像音声再生システム10’の構成例を示す概念図である。
この実施例では、3D映像音声記録再生システムではない通常の映像音声再生システム10’において、左右の任意のチャンネル(フレーム)の連続したビデオデータDR又はDL、及び、オーディオデータDaを再生するVTR400が備えられるものである。
【0137】
図15に示す映像音声再生システム10’には記録再生装置の一例となるVTR400が備えられ、左右の任意のチャンネルの連続したビデオデータDR、DL、及び、オーディオデータDaを記録した3D映像音声記録フォーマットの磁気テープ80が適用される。VTR400には磁気テープ80を巻回されたカセットが装着される。この磁気テープ80は、第1の実施例に係るVTR100や、第2の実施例に係るVTR200等によって記録されたものである。
【0138】
このVTR400には通常のNTSC方式等のテレビモニタ101が接続される。VTR400では磁気テープ80から、左右の任意のチャンネルの連続したビデオデータDR又はDL、及び、オーディオデータDaを再生するようになされる。テレビモニタ101ではVTR400により再生された左又は右のチャンネルの連続した映像を表示し、その音声等を出力するようになされる。
【0139】
図16はVTR400の再生系の構成例を示す構成図である。このVTR400で、3D映像音声記録データの右又は左チャンネルのいずれか片方の再生を行う場合に、再生手段6’、判別手段9、CPU25及びビデオ伸長回路90が備えられる。この例で再生手段6’は、ヘリカル再生ヘッド55、等化復号回路56、CTL再生ヘッド75、ヘッド高さ調整用のDT駆動器77及びエラー訂正器81を有している。なお、第3の実施例と同じ符号及び名称のものは同じ機能を有するためその説明を省略する。ビデオ伸長回路90は第2の実施例で説明したビデオ伸長回路90A又は90Bと同じ機能を有している。
【0140】
この例でヘリカル再生ヘッド55にはDT(Dynamic Tracking)駆動器77が取付けられ、例えば、左チャンネルだけを連続に互換再生する場合は、左ビデオデータDLの記録領域部分のみをトレースするように、ヘリカル再生ヘッド55を上下に駆動するようになされる。また、右チャンネルを連続に互換再生する場合は、右ビデオデータDRの記録領域部分のみをトレースするように、ヘリカル再生ヘッド55を上下に駆動するようになされる。
【0141】
この例でも、判別手段9ではCTL信号の波形デューティを検出し、CPU25では当該波形デューティに基づいて右チャンネルのビデオデータDR又は左チャンネルのビデオデータDLを再生するようになされる。例えば、再生手段6’では磁気テープ80から立体表示用のデジタル情報の再生時の基準となるCTL信号を再生したり、判別手段9ではこのCTL信号の波形デューティを検出してデジタル情報の記録フォーマットを判別するようになされる。また、CPU25では、CTL信号の波形デューティを検出し、当該波形デューティに基づいて右フレームのデジタル情報又は左フレームのデジタル情報を再生するように再生手段6’を制御する。
【0142】
続いて、VTR400における動作例について説明をする。この実施例では、3D映像音声記録再生システムではない通常の映像音声再生システム10’において、3D記録再生フォーマットのビデオデータDR又はDL、及び、オーディオデータDaを再生する場合を前提とする。
【0143】
図16に示したVTR400では、通常表示用の1フレームのデジタル情報を再生する速度の2倍(n=2)の速度で、かつ、当該通常表示用の1フレームのデジタル情報に対応した誤り訂正構成及び情報記録形式の単位で、磁気テープ80から左又は右のフレームのみを読み出して通常表示用の左又は右のビデオデータ及びオーディオ信号を得ようとするものである。この例でも、磁気テープ80から立体表示用の左又は右のフレームのビデオデータを再生する際に、このビデオデータの基準となるCTL信号を再生する。ここで再生されたCTL信号の波形デューティを検出してビデオデータの記録フォーマットを判別するようにされる。
【0144】
これらを前提にして、図16に示したヘリカル再生ヘッド55では、DT駆動器77により再生位置が制御され、磁気テープ80の記録トラックから立体表示用の左又は右のフレームの再生ビデオデータVDcのみを読み取るようになされる。例えば、磁気テープ80の走行方向において、その記録トラック上を弧を描くように湾曲するように、DT駆動器77によりヘリカル再生ヘッド55の高さを調整してトレース位置が制御される。
【0145】
この左フレームのみの再生ビデオデータVDcは、ヘリカル再生ヘッド55から等化復号回路56へ出力される。等化復号回路56では、ヘリカル再生ヘッド55から出力された左フレームの再生ビデオデータVDcが増幅された後に波形等化される。更に、波形等化後の再生信号は、例えばビタビアルゴリズムを利用した復号化処理が施される。この処理の結果、上述した記録系のパリティ付加回路30から出力される記録ビデオデータVDbに対応した再生ビデオデータVDcが得られる。
【0146】
この再生ビデオデータVDcは、等化復号回路56からエラー訂正器81に出力される。エラー訂正器81では、等化復号回路56より出力された左フレームのみの再生ビデオデータVDcのエラー訂正が行われる。このエラー訂正器81では、この左フレームのみのビデオデータVDcに付加されているパリティ(C1パリティ、C2パリティ)を用いてエラー訂正が行われる。エラー訂正後の圧縮符号化データは左ビデオデータDL及びオーディオデータDaである。
【0147】
左ビデオデータDLはエラー訂正器81からビデオ伸張回路90へ出力される。ビデオ伸張回路90では、このエラー訂正器81より出力されたエラー訂正後の左ビデオデータ(圧縮符号化データ)DLが記録系のビデオ圧縮回路12とは逆の処理によってデータ伸長が行われる。そして、このビデオ伸長回路90より出力される再生ビデオ信号LSoutは出力端子19に出力される。この出力端子19には、3D映像音声再生機能を付加していない通常の映像表示装置のビデオ入力が接続される。なお、エラー訂正後のオーディオデータDaは再生オーディオ信号ASoutとなって出力端子18に出力される。出力端子18には通常の映像表示装置のオーディオ入力が接続される。
【0148】
他方、CTL再生ヘッド75では磁気テープ80の記録トラックのサーボパイロットからサーボ制御信号(CTL信号)が再生される。このCTL信号はCTL再生ヘッド75からキャプスタンドラムサーボ76へ出力される。キャプスタンドラムサーボ76ではCTL信号に基づいてキャプスタンドラムを駆動するようになされる。この例でCTL信号は、磁気テープ80から立体表示用の左右のフレームの再生ビデオデータVDcを再生するときの基準となされる。CTL信号は、キャプスタンドラムサーボ76から判別手段9へ出力される。
【0149】
このとき、判別手段9のデューティ検出部91では、キャプスタンドラムサーボ76から出力されたCTL信号の波形デューティが検出される。デューティ比較部93では、デューティ検出部91により検出されたCTL信号の波形デューティと、メモリ部92から読み出した参照波形デューティとが比較され、立体表示用の左右のフレームの再生ビデオデータVDcの記録フォーマットに関する情報が出力される。これにより、CTL信号の波形デューティ検出に基づいて立体表示用の左右のフレームの再生ビデオデータVDcの記録フォーマットを判別するようになされる。
【0150】
この記録フォーマットに関する情報がデューティ比較部93からCPU25へ出力される。CPU25ではCTL信号の波形デューティが検出され、当該波形デューティに基づいて右フレームの再生ビデオデータVDc又は左フレームの再生ビデオデータVDcを再生するようにエラー訂正器81を制御するようになされる。
【0151】
このように、本発明に係る第4の実施例としてのVTR400及び情報再生方法によれば、磁気テープ80で1フレーム飛ばしに再生ビデオデータVDcを再生するように再生手段6’をダイナミックトラッキング制御するようになされる。
【0152】
従って、立体表示用の左右の連続したフレームのビデオデータDL+DRを連続した右フレームのビデオデータDR又は連続した左フレームのビデオデータDLに互換することができる。これにより、3D映像音声記録再生システム10ではない通常の映像音声再生システムにおいても、左又は右のチャンネルの連続したビデオデータDR又はDL、及び、オーディオデータDaを再生することができる。
【0153】
各実施例では通常表示用の1フレームのデジタル情報を記録する速度のn倍の速度に関して、n=2の場合について説明をしたが、これに限られることはなく、nは3,4・・・であってもよい。また、VTR100乃至400については、情報記録系と情報再生系とを分けて説明したが、これに限られることはなく、もちろん、VTR100とVTR300とを組み合わせたビデオ記録再生装置や、VTR100とVTR400とを組み合わせたビデオ記録再生装置、VTR200とVTR300とを組み合わせたビデオ記録再生装置や、VTR200とVTR400とを組み合わせたビデオ記録再生装置を構成してもよい。VTR100、200を単独で情報記録専用機として利用してもよいし、VTR300、400を単独で情報再生専用機として利用してもよい。
【0154】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る情報記録装置及び情報記録方法によれば、被写体を左右から同時に撮影して得た立体表示用の左右のフレームのデジタル情報を情報記録媒体に記録する記録手段を備え、この記録手段は通常表示用の1フレームのデジタル情報を記録する速度のn倍の速度で、かつ、当該通常表示用の1フレームのデジタル情報に対応した誤り訂正構成及び情報記録形式の単位で、立体表示用のデジタル情報を左右のフレームに交互に並べて情報記録媒体に記録するものである。
【0155】
この構成によって、情報再生時に、立体表示用の左右の連続したフレームのデジタル情報を連続した右フレームのデジタル情報又は連続した左フレームのデジタル情報に互換することができる。従って、特殊映像表示機能が付加されていない通常の映像表示装置で立体表示用の連続した右又は左のフレームのデジタル情報を再生することができる。
【0156】
本発明に係る情報再生装置及び情報再生方法によれば、被写体を左右から同時に撮影して得た立体表示用の左右のフレームのデジタル情報を情報記録媒体から再生する再生手段を備え、この再生手段は通常表示用の1フレームのデジタル情報を再生する速度のn倍の速度で、かつ、当該通常表示用の1フレームのデジタル情報に対応した誤り訂正構成及び情報記録形式の単位で、情報記録媒体から左右のフレームを交互に読み出して立体表示用の左右のデジタル情報を再生するものである。
【0157】
この構成によって、立体表示用の左右の連続したフレームのデジタル情報を連続した右フレームのデジタル情報又は連続した左フレームのデジタル情報に互換することができる。従って、特殊映像表示機能が付加されていない通常の映像表示装置で立体表示用の連続した右又は左のフレームのデジタル情報を再生することができる。
【0158】
本発明に係る情報記録媒体によれば、被写体を左右から同時に撮影して得た立体表示用の左右のフレームのデジタル情報を再生するとき、立体表示用の左右の連続したフレームのデジタル情報から、連続した右フレームのデジタル情報又は連続した左フレームのデジタル情報を読み出すことができる。従って、特殊映像表示機能が付加されていない通常の映像表示装置で立体表示用の連続した右又は左のフレームのデジタル情報を再生可能な互換ソフトウエアを提供することができる。
【0159】
この発明は、テープ記録媒体からデジタル情報を再生する家庭用及び業務用のビデオ記録再生装置に適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態としての情報記録装置及び情報再生装置を応用した3D映像音声記録再生システム10の構成例を示す概念図である。
【図2】本発明に係る第1の実施例としてのVTR100の記録系の構成例を示すブロック図である。
【図3】パリティ付加回路30の内部構成例を示すブロック図である。
【図4】図2に示したVTR100に係る回転ドラム140の構成例を示す概念図である。
【図5】磁気テープ80における記録フォーマット例を示す図である。
【図6】VTR100におけるフットプリントの例を示す図である。
【図7】A〜Cは記録ビデオデータ及び記録オーディオデータ等の積符号の構成例を示す図である。
【図8】1セグメントを構成する12トラック内のビデオデータ領域ARVL,ARVUにおける各ECCブロックの1シンクブロックの配置例(その1)を示す図である。
【図9】1セグメントを構成する12トラックのビデオデータ領域ARVL,ARVUにおける各ECCブロックの1シンクブロックの配置例(その2)を示す図である。
【図10】3D映像音声記録再生システム10におけるビデオデータDR、DL及びオーディオデータDaのマッピング例を示す図である。
【図11】比較例としてのビデオデータDv及びオーディオデータDaのマッピング例を示す図である。
【図12】本発明に係る第2の実施例に係るVTR200の記録系の構成例を示す構成図である。
【図13】本発明に係る第3の実施例としてのVTR300の再生系の構成例を示す構成図である。
【図14】エラー訂正器81等に係る内部構成例を示すブロック図である。
【図15】本発明に係る実施形態としての情報再生装置を応用した映像音声再生システム10’の構成例を示す概念図である。
【図16】本発明に係る第4の実施例としてのVTR400の再生系の構成例を示す構成図である。
【符号の説明】
4・・・記録手段、6・・・再生手段、9・・・判別手段、10・・・3D映像音声記録再生システム、11,12・・・ビデオ圧縮回路、25・・・CPU(制御手段)、21,22,30・・・パリティ付加回路、50・・・ヘリカル記録ヘッド、55・・・ヘリカル再生ヘッド、70・・・CTL記録ヘッド、75・・・CTL再生ヘッド、77・・・DT駆動器、80・・・磁気テープ(情報記録媒体)、100,200・・・VTR(情報記録装置)、300,400・・・VTR(情報再生装置)
Claims (17)
- 被写体を左右から同時に撮影して得た立体表示用の左右のフレームのデジタル情報を情報記録媒体に記録する装置であって、
通常表示用の1フレームのデジタル情報を記録する速度のn倍の速度で、かつ、当該通常表示用の1フレームのデジタル情報に対応した誤り訂正構成及び情報記録形式の単位で、前記立体表示用のデジタル情報を左右のフレームに交互に並べて情報記録媒体に記録する記録手段を備えることを特徴とする情報記録装置。 - 前記記録手段は、
前記立体表示用のデジタル情報の再生時の基準となるサーボ制御信号を変調して前記情報記録媒体に記録することを特徴とする請求項1に記載の情報記録装置。 - 前記記録手段は、前記サーボ制御信号の波形デューティを前記立体表示用のデジタル情報の左右のフレームに応じて変調することを特徴とする請求項2に記載の情報記録装置。
- 被写体を左右から同時に撮影して得た立体表示用の左右のフレームのデジタル情報を情報記録媒体に記録する方法であって、
通常表示用の1フレームのデジタル情報を記録する速度のn倍の速度で、かつ、当該通常表示用の1フレームのデジタル情報に対応した誤り訂正構成及び情報記録形式の単位で、前記立体表示用のデジタル情報を左右のフレームに交互に並べて情報記録媒体に記録することを特徴とする情報記録方法。 - 前記立体表示用のデジタル情報の再生時の基準となるサーボ制御信号を変調して前記情報記録媒体に記録することを特徴とする請求項4に記載の情報記録方法。
- 前記サーボ制御信号の波形デューティを前記立体表示用のデジタル情報の左右のフレームに応じて変調することを特徴とする請求項5に記載の情報記録方法。
- 被写体を左右から同時に撮影して得た立体表示用の左右のフレームのデジタル情報を情報記録媒体から再生する装置であって、
通常表示用の1フレームのデジタル情報を再生する速度のn倍の速度で、かつ、当該通常表示用の1フレームのデジタル情報に対応した誤り訂正構成及び情報記録形式の単位で、前記情報記録媒体から左右のフレームを交互に読み出して立体表示用の左右のデジタル情報を再生する再生手段を備えることを特徴とする情報再生装置。 - 前記再生手段は、
前記情報記録媒体から立体表示用のデジタル情報の再生時の基準となるサーボ制御信号を再生することを特徴とする請求項7に記載の情報再生装置。 - 前記再生手段により再生されたサーボ制御信号の波形デューティを検出して前記デジタル情報の記録フォーマットを判別する判別手段を備えることを特徴とする請求項8に記載の情報再生装置。
- 前記サーボ制御信号の波形デューティを検出し、当該波形デューティに基づいて右フレームのデジタル情報又は左フレームのデジタル情報を再生するように前記再生手段を制御する制御手段を備えることを特徴とする請求項8に記載の情報再生装置。
- 前記制御手段は、
前記情報記録媒体で1フレーム飛ばしに前記デジタル情報を再生するように前記再生手段をダイナミックトラッキング制御することを特徴とする請求項10に記載の情報再生装置。 - 被写体を左右から同時に撮影して得た立体表示用の左右のフレームのデジタル情報を情報記録媒体から再生する方法であって、
通常表示用の1フレームのデジタル情報を再生する速度のn倍の速度で、かつ、当該通常表示用の1フレームのデジタル情報に対応した誤り訂正構成及び情報記録形式の単位で、前記情報記録媒体から左右のフレームを交互に読み出して立体表示用の左右のデジタル情報を再生することを特徴とする情報再生方法。 - 前記情報記録媒体から立体表示用のデジタル情報の再生時の基準となるサーボ制御信号を再生することを特徴とする請求項12に記載の情報再生方法。
- 再生された前記サーボ制御信号の波形デューティを検出して前記デジタル情報の記録フォーマットを判別することを特徴とする請求項13に記載の情報再生方法。
- 前記サーボ制御信号の波形デューティを検出し、当該波形デューティに基づいて右フレームのデジタル情報又は左フレームのデジタル情報を再生することを特徴とする請求項13に記載の情報再生方法。
- 前記情報記録媒体で1フレーム飛ばしに前記デジタル情報を再生するダイナミックトラッキング制御を実行することを特徴とする請求項13に記載の情報再生方法。
- 被写体を左右から同時に撮影して得た立体表示用の左右のフレームのデジタル情報を記録した情報記録媒体において、
通常表示用の1フレームのデジタル情報を記録する速度のn倍の速度で、かつ、当該通常表示用の1フレームのデジタル情報に対応した誤り訂正構成及び情報記録形式の単位で、前記立体表示用のデジタル情報を左右のフレームに交互に並べて記録されて成ることを特徴とする情報記録媒体。
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