JP2004311613A - 部品実装装置 - Google Patents

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Yasuyuki Ishitani
泰行 石谷
Noboru Yamazaki
登 山崎
Kazunobu Sakai
一信 酒井
Shigekazu Yoneyama
茂和 米山
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】部品の種類に応じて吸着ノズルを選択できかつ吸着した部品の回転位置補正を高精度に行え吸着ノズル先端部のガタつきを抑えることにより高速高精度な部品装着を実現する。
【解決手段】装着ヘッド40に鉛直軸芯回りに回転可能な回転体42を設け、さらに回転体42に設けられた溝に挿通され上下可能なノズル軸を配設する。ノズル軸49には、部品を吸着する為の空圧経路が設けられ、一方は吸着ノズル50の空圧経路とつながっている。また、他端においては回転体42に設けられた空気受け渡し部52において空圧経路が接続される。ノズル軸49の空圧経路はノズル軸49中央部にて鉛直方向から円周方向に方向を変えるように空圧経路を設けた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品をプリント基板の所定位置に装着する部品装着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、リードレス電子部品例えばチップ部品が普及するにつれて形状及び大きさの種類も多品種になり、これらの電子部品を組合せて電子回路を構成するために電子部品をプリント基板に装着する部品装着装置においては、電子部品の種類に適した吸着ノズルを選択できかつ一層の高速化と高い信頼性を確保することが要望されている。
【0003】
このような要請に応えるものとして、従来の部品装着装置は、従来例の部品装着装置の全体概略構成の平面レイアウトである図9に示すように、部品101を供給する部品供給部104と、基板102を支持して所定位置に位置決め可能なXYテーブル部103と、部品供給部104とXYテーブル部103にまたがり回転可能な回転枠の周囲に等間隔置きに配設されるとともに部品の種類に対応した複数の吸着ノズル107を有する装着ヘッド106とを備えた部品吸着装置が開示されている。
【0004】
図8は図9の正面の要部断面図を示す。図において、201は支持基盤でその上に間欠回転駆動装置202が配置され、その回転主軸203が支持基盤201の下部に突出されるとともに支持基盤201の下面に固定された支持筐体204にて軸受205を介して回転自在に指示されている。回転主軸203の下端部には回転枠206が固定され,この回転枠206の外周部に間欠回転駆動装置202の割出し回転角に対応する角度ピッチで、複数の装着ヘッド106が昇降可能に配設されている。
【0005】
208は各装着ヘッド106から上方に延出された直線上の摺動をガイドする直動ガイドであり、回転枠206に装着された支持ブロック209にて昇降自在に支持されている。直動ガイド208の上端部にはカムフォロア210が取付けられ、支持筐体204の外周面に形成された昇降用溝カム211に係合されている。回転枠206の間欠回転に伴う各装着ヘッド106の停止位置には、部品供給ステーション212や部品装着ステーション213が配設されている。
【0006】
かくして、間欠回転駆動装置202にて回転枠206が間欠回転するのに伴って装着ヘッド106が各ステーションを順次移動するとともに、昇降用溝カム211とカムフォロア210の係合により直動ガイド208を介して装着ヘッド106は各ステーションに応じた高さに位置する。なお、部品供給ステーション212及び部品装着ステーション213では、部品吸着及び装着のために装着ヘッド106を所定ストローク下降操作できるように構成されている。
【0007】
次に、図5は従来例の部品装着装置における装着ヘッドを示す縦断面図、図6は図5のG−G矢視断面図、図7は図5の端面カムの展開図を示す。これらの図を参照して装着ヘッド106の構成を説明する。314はヘッド本体で、その内部に回転体315が軸受316a、316bを介して鉛直な軸心回りに回転可能に配設されている。ヘッド本体314の下端には、回転体315の下方部の周囲を取り囲むように、下端にカム面317aを形成された端面カム317が取付けられている。回転体315の外周部には、同一円周上に等間隔に位置させて複数の外筒318が鉛直方向に貫通して配設され、それぞれ軸受319a、319bを介して回転自在に支持されている。また、回転体315の上端部外周には歯車320が固定されている。
【0008】
各外筒318の上端には回転手段353に対するV字溝状の係合部321が形成されている。各外筒318内にはノズル軸322が昇降自在に挿通され、各ノズル軸322の下端部にはそれぞれ種類の異なる吸着ノズル323が所定範囲内で上下移動自在に装着されている。324は吸着ノズル323を退入可能に突出付勢するばねである。
【0009】
ノズル軸322の上端部には直径方向に貫通する係合ピン325が設けられ、その両端部が外筒318の上端大径部318aに形成された軸心方向の係合溝326に係合され、かつ上端大径部318aの内周断面318bと係合ピン325の間にノズル軸322を上方に付勢するばね327が介装されている。
【0010】
ノズル軸322の外筒318下端より突出した下端部に下端大径部322aが形成され、その外周断面322b上に端面カム317に対する係合手段328が係合されている。端面カム317のカム面317aは、図7に示すように、所定の選択位置で係合手段328をばね327の付勢力に抗して所定ストロークSだけ強制的に下降させるように形成されている。
【0011】
かくして回転体315を回転させて外筒318を介してノズル軸322を回動すると、端面カム317にてノズル軸322が上下移動し、任意のノズル軸322が所定の選択位置に位置すると下降位置となり、他の回転位置では上昇位置となる。
【0012】
係合手段328は、ノズル軸322に外嵌した結合筐体329とその一側に突設したカムフォロア330にて構成されている。結合筐体329はノズル軸322に一定以上の外力が作用した時に相対回転可能に摩擦係合状態で外嵌され、外筒318を回転操作することによって係合ピン325を介してノズル軸322を強制的に任意の回転位置に回転させることができるように構成されている。
【0013】
カムフォロア330には、端面カム317に係合するローラ331とその外側のローラ332とが設けられている。外側のローラ332は、回転体315の下端から垂下された支柱333に取付けられたガイド筐体334に各係合手段328に対向して形成された上下方向のガイド溝335に係合し、カムフォロア330を回転体315と一体的に回転させ、かつ外筒318の軸芯回りに回転するのを防止している。
【0014】
また、ヘッド本体314の外周面の適所に歯車320に係合及び係合離脱可能な係合爪336が水平な支軸337回りに揺動可能に配設されるとともに係合爪336を係合位置に向けて付勢するばね338が設けられ、回転体315を解除可能に回転規制するように成されている(例えば、特許文献1参照)。
【0015】
以上の構成において、間欠回転駆動装置202により回転枠206が間欠回転されて歯車20を回転駆動する駆動手段(図示せず)が配設された適当なステーションに任意の装着ヘッド106が停止すると、このステーションにおいて吸着ノズル107の変更の必要に応じ、係合爪336を押圧揺動させて歯車320との係合を解除し、駆動手段(図示せず)にて歯車320を回転させて回転体315を回転させる。すると、外筒318を介してノズル軸322が回転体315の軸心回りに回転し、ノズル軸322の下端部に配設した係合手段328と端面カム317の係合によりノズル軸322が順次所定の選択位置で突出下降する。所望の吸着ノズル107を取付けたノズル軸322が突出すると、駆動手段(図示せず)を停止させ、係合爪336の押圧を解除して係合爪336を歯車320に係合させ、回転体315を固定する。
【0016】
この状態で、回転枠206が間欠回転して再び装着ヘッド106が移動し、部品供給ステーション212に達すると、直動ガイド208が所定量押し下げ操作され、吸着ノズル107が部品を吸着する。このとき、吸着ノズル107の先端が部品に当接すると,吸着ノズル107はばね324にて退入可能に突出付勢されているので円滑に退入して吸着時の衝撃をなくすことができ、部品が確実に吸着される。
【0017】
部品を吸着した装着ヘッド106は回転枠206の間欠回転によって再び移動する。部品装着ステーション213の手前の回転手段53が配設されたステーションで装着ヘッド106が停止すると、吸着している部品の回転位置補正の必要に応じて外筒317の上端の係合部321に回転手段353が係合して外筒317を回転させ、係合溝326、係合ピン325、及びノズル軸322を介して吸着ノズル107を回転させ、吸着している部品の回転姿勢を調整する。部品が所望の回転姿勢になると、回転手段353の回転が停止され、係合部321との係合が解除される。この部品の回転姿勢は、ノズル軸107が結合筐体329に一定以上の外力が作用しない限り回転しないように嵌合しているのでそのまま保持される。
【0018】
その後、回転枠206の間欠回転によって装着ヘッド106が部品装着ステーション213に移動すると、直動ガイド208が所定量押し下げ操作され、部品が回路基板等の基板に押し付けられ、吸着が解除されることにより部品が装着される。このときも、吸着ノズル107がばね324に抗して退入することにより装着時の衝撃を無くすことができる。
【0019】
以上の動作を回転枠206に設置させた各装着ヘッド106が順次繰り返していくことにより、最適な種類の吸着ノズル107を用いて部品供給ステーション212で部品を吸着し、各部品の回転姿勢を調整した後、部品装着ステーション213でこの部品を装着することができる。
【0020】
【特許文献1】
特開平8−195588号公報
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような構成では、吸着ノズル107に吸着保持している部品の回転姿勢を調整するために係合部321に回転手段353が係合し回転させることが必要であり、さらなる高速化を図るためには、上記の嵌合且つ回転を行う時間を短くすることが必要となるが、上記嵌合時の衝撃による部品の姿勢への悪影響や嵌合部の磨耗による回転位置が不良となる恐れがあるため、前記嵌合時間を短くすることはできなかった。
【0022】
また、前記各ノズル毎に必要な係合部321の重量が高速化のために負担となっていた。また、前記各ノズル107の上下動のための摺動隙間が装着精度に悪影響を及ぼす恐れがあるため、さらなる高速化ができなかった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、吸着した部品の回転補正及び部品装着を高速高精度で行える部品装着装置を提供することを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の部品装着装置は、装着ヘッドは鉛直軸心周りに回転可能な回転体と、回転体に減速機を介して連なり回転体を回動する回転駆動源と、を備え、吸着ノズルは吸着ノズル軸と一体となり回転体内の昇降ガイド部を昇降可能で且つ常時下方に弾性体で加圧され、吸着ノズルの待機位置と突出位置は位置規正手段により保持されることを特徴とする。このようにすると、回転駆動源は直接且つ常時ノズルを回転することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の部品実装装置は、部品供給部212と基板102の所定の部品装着位置との間で移動可能な回転枠6に部品の種類に対応した複数の吸着ノズル50を有する装着ヘッド40を複数設置した部品装着装置において、前記装着ヘッド40は鉛直軸心周りに回転可能な回転体42と、前記回転体42に減速機44を介して連なり前記回転体42を回動する回転駆動源43と、を備え、前記吸着ノズル50は吸着ノズル軸49と一体となり前記回転体42内の昇降ガイド部42aを昇降可能で且つ常時下方に弾性体51で加圧され、前記吸着ノズル50の待機位置と突出位置は位置規正手段46により保持されることを特徴とする。このようにすると、回転駆動源は直接且つ常時ノズルを回転することができるので、高速に吸着ノズルを選択することが可能となる。
【0025】
請求項2に記載の部品実装装置は、吸着ノズル50に吸着ノズル50の先端の部品吸着部50bから前記吸着ノズル軸49の側面49dの開口部49cに至る真空路50aを設け、前記開口部49cは前記回転体42の昇降ガイド部42aに設けられた真空接続部52aと前記吸着ノズルの突出位置においてさせ、さらに請求項3において、真空接続部52aは前記吸着ノズル軸49の側面49dの開口部49aと開口部49aの無い箇所を同時に吸引しうるようにしたことを特徴とする。このようにすると、吸着ノズルは軸心方向に引きつけられ、吸着ノズルが昇降に必要な隙間内を動くことを防ぐことができる。
【0026】
請求項4に記載の部品実装装置は、回転体42内の昇降ガイド部42aは略角溝であり、前記吸着ノズル軸49は前記角溝に嵌合し且つ前記角溝に嵌合した状態で前記回転体42の外周面と同一円筒面形状を成し、この円筒面を軸支する回転軸受45bを備えたことを特徴とする。このようにすると、回転体にノズル軸が嵌合する溝は周辺方向に開放しているため容易に加工でき、且つノズル軸を容易に回転体内に組立できる。
【0027】
請求項5に記載の部品実装装置は、位置規正手段46は前記吸着ノズル軸49に設けた凹部49a,49bを前記回転体内の軸心方向に加圧するフック46としたことを特徴とする。このようにすると、ノズル軸はフックにより軸心方向に押し付けられ、ノズル軸が昇降の為に有する隙間を規制することができる。
【0028】
請求項6に記載の部品実装装置は、吸着ノズル50の先端部50bを弾性体51の弾性力に抗して加圧し前記吸着ノズル50を待機位置RPに移動させるノズル収納プレート78を設け、吸着ノズル50の先端部50bが接触する前記ノズル収納プレート78の箇所に吸着ノズルの先端部50bと略同一の材質を用い、該ノズル収納プレート78と該ノズル収納プレート78を保持するプレート保持部73の間に弾性体79を設けた設けたことを特徴とする。このようにすると、吸着ノズルを収納プレートで押し付けた際、衝撃が緩和され、吸着ノズルを高速に回転体内に収納できる。
【0029】
以下、本発明の部品実装装置の実施の形態について、図1から図4を用いて説明する。図1は本発明の一実施の形態の部品装着装置の全体概略構成を示す縦断面図であり、図2は図1の装着ヘッドの縦断面図、図3は図1の装着ヘッドのノズル収納部を示す縦断面詳細図、図4は図3のA−B−C−D矢視断面図である。
【0030】
まず、図1を参照して部品装着装置の全体構成を説明すると、従来装置と同様に1は支持基盤でその上に間欠回転駆動装置2が配置され、その回転主軸3が支持基盤1の下部に突出されるとともに支持基盤1の下面に固定された支持筐体4にて軸受5を介して回転自在に支持されている。
【0031】
また、従来例の昇降用溝カム211内をカムフォロアー210が1個のみ走行するものであったのに比し本発明の昇降用溝カム11はカムフォロアー10が2個走行可能なようにして溝カムとの隙間を無くすようにしている。
回転主軸3の下端部には回転枠6が固定され,この回転枠6の外周部に間欠回転駆動装置2の割出し回転角に対応する角度ピッチで、複数の装着ヘッド40が昇降可能に配設されている。
【0032】
8は各装着ヘッド40から上方に延出された直動ガイドであり、回転枠6に装着された支持ブロック9にて昇降自在に支持されている。直動ガイド8の上端部にはカムフォロア10が取付けられ、支持筐体4の外周面に形成された昇降用溝カム11に係合されている。
【0033】
回転枠6の間欠回転に伴う各装着ヘッド40の停止位置には、部品供給ステーション12や部品装着ステーション13が配設されている。
かくして、間欠回転駆動装置2にて回転枠6が間欠回転するのに伴って装着ヘッド40が各ステーションを順次移動するとともに、昇降用溝カム11とカムフォロア10の係合により直動ガイド8を介して装着ヘッド40は各ステーションに応じた高さに位置することとなる。
【0034】
なお、従来技術と同様に、部品供給ステーション12及び部品装着ステーション13では、部品吸着及び装着のために装着ヘッド40を所定ストローク下降操作できるように構成されている。
次に、図2〜図4を参照して装着ヘッド40の構成を説明する。41はヘッド本体で、その内部に回転体42が軸受45a、45bを介して鉛直な軸心回りに回転可能に配設されている。
【0035】
回転体42の回転には、ステッピングモータやサーボモータなどの回転駆動源43を用い、さらなる高精度に分解能な位置決めを実現する為に、ハーモニックギアなどの減速機44を設けている。これにより、従来のように外部回転機構による嵌合且つ回転を行う必要がなく部品の回転調整のために行う嵌合時の衝撃がなくなり、部品への吸着姿勢への影響が低減され、また嵌合部の磨耗のもなくなる。
【0036】
さらに、ヘッド本体41の下端には、回転体42の下方部の周囲を取り囲むように、フック46が取付けられている。フック46は、回転体42に固定された保持体47にリングばね48により保持されている。また、フック46は保持体47に設けられた支点溝47aを支点に揺動可能なようになっている。
【0037】
回転体42の外周部には、同一円周上に等間隔に位置させて複数のノズル軸49が鉛直方向に配設されている。各ノズル軸49は、回転体42に設けられた溝に挿通されフック46にて規正するの所定範囲内で上下移動自在に装着されている。各ノズル軸の49の下端にはそれぞれ種類の異なる吸着ノズル50が接合されたり又は一体的に加工されたりして設けられている。吸着ノズル50は回転体42内の昇降ガイド部42aを昇降可能で且つ常時下方に弾性体である圧縮バネ51で加圧され、吸着ノズル50の待機位置RPと突出位置WPは位置規正手段であるフック46により保持される。
【0038】
また、回転体42内の昇降ガイド部42aは略角溝形状とし、吸着ノズル軸49はこの角溝に嵌合し且つ角溝に嵌合した状態で回転体42の外周面と同一円筒面形状を成す形状としている。これにより、この円筒面を軸支する回転軸受45bを共通で使用することができる。
【0039】
各ノズル軸49の上端部にはフック46と嵌合してノズル軸高さを規正する凹部である退入用段49aと突出用段49bが設けられ、フック46はノズル軸49を回転体内の軸心方向に加圧する。
【0040】
ノズルを使用しないときは各吸着ノズル軸49はフック46にて退入用段の位置に高さ位置決めされているが、ノズルを使用する際には実装する部品の種類に応じて外部選択手段(図示せず)により所定の選択位置にてフック46を解除しノズル軸を突出段49bにて高さ位置決めする。
ノズル軸49は吸着ノズル50と一体となり、部品を吸着する為の空圧経路が設けられている。
【0041】
この空圧経路は、吸着ノズル50の先端の部品吸着部50bから吸着ノズル軸49の側面49dの開口部49cに至る真空路50aであり、開口部49cは回転体42の昇降ガイド部42aに設けられた真空接続部52aと吸着ノズルの突出位置WPにおいて連通する。前記の空圧経路はノズル軸49中央部にて鉛直方向から円周方向に空圧経路の方向を変えるように設定されている。
【0042】
これにより、部品吸着動作時、真空圧によりノズル軸49は回転体42の中心方向へ引き寄せられ各ノズル軸49毎の摺動溝のガタつきを抑えることができ、ノズル50にて吸着された部品の位置決めが高精度に行うことができる。また、ノズル軸を突出段49bにて高さ位置決めされたノズル軸42のみ空圧経路が接続されることになる。
【0043】
また、真空接続部52aは吸着ノズル軸49の側面49dの開口部49cの面積より大きく設定される。これにより、開口部49cの無い箇所を同時に吸引することができるので、フック46がノズル軸49を回転体内の軸心方向に加圧するのと同じ方向に吸引することができる。
【0044】
また、図に示すように各ノズル軸49はフック46にて退入用段49bの位置に高さ位置決めされている位置で真空接続部52aと開口部49cが連通されないよう配慮し、空圧経路52bをノズル軸49の上部を吸引する位置に別途設けることで、よりノズル軸49は回転軸中心側へ引き寄せる力は増しノズル軸が昇降動作に必要なガタによる吸着部品の吸着姿勢への影響は低減する。
【0045】
図3は本発明の第2の実施の形態のノズル収納機構を備えた部品実装装置を示すものである。図3において、73は吸着ノズル50の先端部50bを弾性体である圧縮ばね51の弾性力に抗して加圧し、吸着ノズル50を保持体47内に移動させ、待機位置RPに吸着ノズルを位置させるノズル収納プレートである。
【0046】
このノズル収納プレート73の吸着ノズル50の先端部50bが接触する箇所に吸着ノズル50の先端部50bと略同一の材質を用いることで、互いの摩耗を防ぐことができる。ノズル先端部50bに耐久性向上のため燒結ダイヤ材を用いた場合は、前記ノズル収納プレート73の吸着ノズル50が接触する箇所にも同じ焼結ダイヤを用いる。且つノズル収納プレート73とノズル収納プレート73を保持するプレート保持部の間に弾性体79を設けて、吸着ノズル50とノズル収納プレート73が当接する際の衝撃が発生しないようにすることができる。
【0047】
以上のように構成された部品実装装置について、以下、その動作を説明する。図において吸着ノズル50を収納動作はノズル収納プレート73を装着ヘッド40に対し、吸着ノズル50の先端を押してノズル収納方向へ動作させるか、又は装着ヘッド40をノズル収納プレート73に対し近づけることことにより、吸着ノズル50が回転体42内に収納され、フック46にてノズル収納位置に保持される。
【0048】
ノズル収納動作においてノズル50とプレート78が接触する際発生する衝撃力により、プレート78もしくはノズル50の摩耗が発生しうるが、プレート78を高硬度の燒結ダイヤ材にし、かつ収納動作の際ノズル50とプレート78が接触するところで一旦収納動作を停留させ,接触時のノズル50とプレート78の相対速度を低減することにより、接触時発生する衝撃力を緩和し、かつプレート自身を高硬度の材質にすることで耐久性を向上可能となる。
【0049】
上記のように本実施の形態によれば、吸着ノズルを収納プレートで押し付けた際、衝撃が緩和され、吸着ノズルを高速に回転体内に収納でき、且つ、吸着ノズルの先端とプレートの摩耗を低減することが可能となる。
また、以上の説明ではプレート78の強度、寿命向上のためプレート78を燒結ダイヤ材で構成した例で説明したが、その他超硬材や人工サファイヤなど一般の合金材に比べ硬度の硬い材質についても同様に使用可能であるが、ノズル自身の材質が高硬度なダイヤなどである場合を考慮し、プレート78の材質としては燒結ダイヤ材がよい。
【0050】
又、弾性体として衝撃吸収性能を有する無反発ゴム79を使用することが好ましい。ノズル収納動作においてノズル50とプレート78が接触する際発生する衝撃力により、プレート78もしくはノズル50の摩耗が発生するが、プレート78を高硬度の燒結ダイヤ材にし、かつ収納動作の際ノズル50とプレート78が接触するところでいったん収納動作を停留させ,接触時のノズル50とプレート78の相対速度を低減することにより、接触時発生する衝撃力を緩和し、また、ノズル収納プレート73とプレート78の間に設けられた無反発ゴム79によりさらに接触時発生する衝撃力を緩和、耐久性を向上可能となる。
【0051】
なお、以上の説明を衝撃吸収材としたが、無反発ゴムもしくは衝撃吸収性を有するゲル状材質、高圧エア充填緩衝材やウレタンゴムなど一般に衝撃を緩和可能な材質であればよいが、プレート保持の精度、衝撃吸収能力を考慮して無反発ゴムが望ましい。
【0052】
本発明の部品装着装置によれば、装着ヘッドに鉛直軸心周りに回転可能な回転体および回転に必要なアクチュエータを設けると共にさらにより高精度に分解能な位置決めを実現するために減速ギアを設ける事により外部回転機構による嵌合且つ回転を行う必要がなく部品の回転調整のために行う嵌合時の衝撃がなくなり、嵌合部の磨耗のもなくなる。
また、空圧経路をノズル可動部での真空接続部において円周方向に配設することによりノズル毎のガタつきを抑えることができる。
【0053】
【発明の効果】
本発明の部品装着装置によれば、装着ヘッドに鉛直軸心周りに回転可能な回転体および回転に必要なアクチュエータを設けると共にさらにより高精度に分解能な位置決めを実現するために減速ギアを設ける事により外部回転機構による嵌合且つ回転を行う必要がなく部品の回転調整のために行う嵌合時の衝撃がなくなり、嵌合部の磨耗のもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の部品装着装置の全体概略構成を示す縦断面図
【図2】図1の装着ヘッドの縦断面図
【図3】図1の装着ヘッドのノズル収納部を示す縦断面詳細図
【図4】図3のA−B−C−D矢視断面図
【図5】従来例の部品装着装置における装着ヘッドの縦断面図
【図6】図5のG−G矢視断面図
【図7】図5の端面カムの展開図
【図8】同従来例の部品装着装置の全体概略構成を示す縦断面図
【図9】図1及び図8の平面レイアウト図
【符号の説明】
12 部品供給部
40 装着ヘッド
42 回転体
42a 昇降ガイド部
43 回転駆動源
44 減速機
45a、b 回転軸受
46 位置規正手段(フック)
49 吸着ノズル軸
49a 凹部
49b 凹部
49c 開口部
49d 吸着ノズル軸の側面
50 吸着ノズル
50a 真空路
50b 部品吸着部(先端部)
51 弾性体
52a 真空接続部
73 プレート保持部
78 ノズル収納プレート
79 弾性体
102 基板
RP 待機位置
WP 突出位置

Claims (6)

  1. 部品供給部と基板の所定の部品装着位置との間で移動可能な回転枠に部品の種類に対応した複数の吸着ノズルを有する装着ヘッドを複数設置した部品装着装置において、前記装着ヘッドは鉛直軸心周りに回転可能な回転体と、前記回転体に減速機を介して連なり前記回転体を回動する回転駆動源と、を備え、前記吸着ノズルは吸着ノズル軸一体となり前記回転体内の昇降ガイド部を昇降可能で且つ常時下方に弾性体で加圧され、前記吸着ノズルの待機位置と突出位置は位置規正手段により保持されることを特徴とした部品実装装置。
  2. 吸着ノズルに吸着ノズルの先端の部品吸着部から前記吸着ノズル軸の側面の開口部に至る真空路を設け、前記開口部は前記回転体の昇降ガイド部に設けられた真空接続部と前記吸着ノズルの突出位置において連通する請求項1記載の部品実装装置。
  3. 真空接続部は前記吸着ノズル軸の側面の開口部と開口部の無い箇所を同時に吸引しうる請求項2記載の部品実装装置。
  4. 回転体内の昇降ガイド部は略角溝であり、前記吸着ノズル軸は前記角溝に嵌合し且つ前記角溝に嵌合した状態で前記回転体の外周面と同一円筒面形状を成し、この円筒面を軸支する回転軸受を備えた請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の部品実装装置。
  5. 位置規正手段は前記吸着ノズル軸に設けた凹部を前記回転体内の軸心方向に加圧するフックである請求項1から4のいずれか1項に記載の部品実装装置。
  6. 吸着ノズルの先端部を弾性体の弾性力に抗して加圧し前記吸着ノズルを待機位置に移動させるノズル収納プレートを設け、吸着ノズルの先端部が接触する前記ノズル収納プレートの箇所に吸着ノズルの先端部と略同一の材質を用い、該ノズル収納プレートと該ノズル収納プレートを保持するプレート保持部の間に弾性体を設けた請求項1から5のいずれか1項に記載の部品実装装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN117580354A (zh) * 2024-01-15 2024-02-20 深圳联宇华电子有限公司 一种用于smt贴片机的吸嘴装置

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