JP2004310729A - 貿易取引の決済支援装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 貿易取引の決済に係る業務を省力化する。
【解決手段】 輸出企業側で作成されたインボイスデータがウェブサーバにアップロードされると、同一ドラフト番号が付与された複数のインボイスデータを単一の請求書データへ統合して記憶する(72)。輸出企業の管理者によって内容が承認された請求書データを輸入企業の閲覧に供し、輸入企業の購買部担当者によって内容が確認され、輸入企業の購買部管理者によって承認された後に、輸入企業の経理部担当者からの指示によって送金依頼書データを生成し(84)、輸入企業の経理部管理者による承認後に、送金依頼書データを出力する(92)。出力した送金依頼書データは金融機関への送金依頼(94)に使用される。
【選択図】 図2

Description

本発明は貿易取引の決済支援装置及びプログラムに係り、特に、貿易取引に係る決済を支援するための貿易取引の決済支援装置、及び、コンピュータを貿易取引の決済支援装置として機能させるためのプログラムに関する。
貿易取引の分野でも、貿易取引の迅速化・貿易取引業務の効率化を目的として、インターネット等のコンピュータ・ネットワーク上で売買契約を締結したり、受発注を行う事が行われるようになってきており、更に、貿易EDI、例えば公知のボレロ(Bolero International Limited)等を利用して、貿易取引の関係者間の貿易書類の授受をコンピュータ・ネットワークを介して行うことも検討されている。しかしながら、貿易取引に関わる請求や回収業務(即ち決済業務)、及びそれら管理業務については旧来の手法で行われているのが実情であり、貿易取引の迅速化、業務の効率化の障害となっている。
このため、本願出願人は、輸出者及び輸入者のリスクを軽減し、貿易取引の決済を迅速かつ効率的に行うために、輸出者の電子貿易書類データを記憶手段に記憶させ、該電子貿易書類の更新及び記憶手段からの取り出しを禁止すると共に輸入者の閲覧に供し、代金の決済完了後に電子貿易書類の取り出し禁止を解除し、電子貿易書類を記憶手段から取り出して輸入者へ送信する技術を既に提案している(特許文献1参照)。
特開2002−63533号公報
ところで、貿易取引における請求書は、輸出者によって作成されて輸入者へ送付する商業送り状(インボイスともいう)で代用するのが慣例であり、代金の決済やその管理も通常、個々の商業送り状を単位として行われる。しかしながら、商業送り状は積荷の品名・数量・単価・金額等が記載された書類であり、出荷案内書・積荷の物品明細書としての役目も有しており、輸出者と輸入者との間の受発注の都度発行されるため、特に、例えば同一の企業グループの本社と海外支社等のように、同一の輸出者・輸入者の間で頻繁に貿易取引が行われている等の場合、輸出者から輸入者へ送付される商業送り状の数自体が膨大なものとなり、決済やその管理が非常に煩雑なものとなっていた。
本発明は上記事実を考慮して成されたもので、貿易取引の決済に係る業務を省力化できる貿易取引の決済支援装置及びプログラムを得ることが目的である。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係る貿易取引の決済支援装置は、輸出者及び輸入者が各々所持しているクライアント・コンピュータと通信回線を介して接続された貿易取引の決済支援装置であって、情報を記憶するための記憶手段と、輸出者側で作成されて輸出者のクライアント・コンピュータからデータとして受信した複数の商業送り状のうち、所定の条件に合致する複数の商業送り状を単一の請求書に統合し、統合した請求書を表す請求書データを前記記憶手段に記憶させる請求書データ生成手段と、前記記憶手段に記憶されている請求書データが表す請求書をクライアント・コンピュータの表示装置に表示させる表示制御手段と、輸入者のクライアント・コンピュータの表示装置に前記請求書が表示されている状態で、輸入者によって特定の請求書が選択されて決済が指示されると、選択された特定の請求書についての決済のための処理を行う決済処理手段と、を含んで構成されている。
請求項1記載の発明に係る貿易取引の決済支援装置は、輸出者及び輸入者が各々所持しているクライアント・コンピュータと通信回線を介して接続され、情報を記憶するための記憶手段を備えており、例えば輸出者及び輸入者のクライアント・コンピュータとインターネット等のコンピュータ・ネットワークを介して接続され、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置を備えたサーバ・コンピュータで実現できる。
請求項1記載の発明では、輸出者側で作成された複数の商業送り状を輸出者のクライアント・コンピュータからデータとして受信し、請求書データ生成手段は、受信した複数の商業送り状のうち、所定の条件に合致する複数の商業送り状を単一の請求書に統合し、統合した請求書を表す請求書データを記憶手段に記憶させる。なお、上記の所定の条件(単一の請求書へ統合する商業送り状の条件)としては、例えば請求項2に記載したように、輸出者によって個々の商業送り状データに予め付与された識別情報が同一である、又は、期日、輸入者及び取引通貨が同一である等の条件を適用することができる。
また、請求項1記載の発明では、記憶手段に記憶されている請求書データが表す請求書を、表示制御手段によってクライアント・コンピュータの表示装置に表示され、輸入者のクライアント・コンピュータの表示装置に請求書が表示されている状態で、輸入者によって特定の請求書が選択されて決済が指示されると、決済処理手段により、選択された特定の請求書についての決済のための処理が行われる。
このように、請求項1記載の発明によれば、同一の輸出者・輸入者の間で頻繁に貿易取引が行われることで、輸出者から輸入者へ多数の商業送り状が送付される等の場合にも、複数の商業送り状が単一の請求書に統合されることで、貿易取引の決済及びその管理を個々の請求書を単位として行うことができ、貿易取引の決済及びその管理の対象数が大幅に減少される。従って、請求項1記載の発明によれば、貿易取引の決済に係る業務を省力化することができる。
ところで、請求元の企業による請求書(或いはそれに類する書類)の送付は、一旦作成された請求書の内容が役職者等によって確認されて承認された後に為されることが一般的である。上記を考慮すると、請求項1記載の発明において、例えば請求項3に記載したように、請求書データ生成手段によって生成された請求書データに状態情報を付加すると共に、個々の請求書データに付加した状態情報の内容を、少なくとも、対応する請求書データが表す請求書が輸出者側で承認されているか否かに応じて相違させる第1の請求書データ管理手段を更に備え、表示制御手段は、請求書データに付加されている状態情報に基づき、輸出者側で承認されている状態の請求書のみを輸入者のクライアント・コンピュータの表示装置に表示させることが好ましい。
請求項3記載の発明では、請求書データ生成手段によって生成された特定の請求書データが表す特定の請求書に対し、輸出者側の役職者等が内容を確認して承認すると、前記特定の請求書データに付加された状態情報の内容が変更され、輸入者のクライアント・コンピュータの表示装置には、輸出者側で承認された請求書(変更後の内容に相当する状態情報が付加されている請求書データが表す請求書)のみが表示されるので、輸入者側で、決済対象の請求書を誤りなく認識することができる。
また、請求項1記載の発明において、例えば請求項4に記載したように、請求書データ生成手段によって生成された請求書データに状態情報を付加すると共に、個々の請求書データに付加した状態情報の内容を、対応する請求書データが表す請求書の状態の変化に応じて変化させる第2の請求書データ管理手段を更に備え、表示制御手段は、請求書データが表す請求書をクライアント・コンピュータの表示装置に表示させる際に、状態情報の内容も表示させることが好ましい。これにより、クライアント・コンピュータの表示装置に表示された請求書を参照する参照者に、表示された個々の請求書の状態を容易に認識させることができる。
例えば、対応する請求書の決済が指示された状態か否かに応じて状態情報の内容を変化させるように第2の請求書データ管理手段を構成した場合には、輸出者側の参照者に、決済が指示された状態か否かを個々の請求書毎に認識させることができるので、輸出者側に入金予定を把握させることも可能となる。
また、請求項1記載の発明において、決済処理手段は、選択された特定の請求書についての決済のための処理として、例えば請求項5に記載したように、選択された特定の請求書のデータに基づき、輸入者が輸出者への送金を金融機関に依頼するための送金依頼書データを生成・出力する処理を行うことができる。これにより、輸入者側は所望の請求書を選択した後に、自動的に生成・出力された送金依頼書データを金融機関へ送信する、という簡単な作業を行うのみで、所望の請求書についての決済を行うことができる。従って、貿易取引の決済に係る業務を更に省力化することができる。
また、請求項1記載の発明において、例えば請求項6に記載したように、輸入者側からの指示に応じて、所定の条件に合致する複数の請求書データを単一の支払いデータに統合する請求書データ統合手段を更に設けることが好ましい。これにより、輸入者による貿易取引の決済に際し、複数の請求書データを単一の支払いデータに統合させることで、決済の対象数を減少させることが可能となるので、貿易取引の決済に関わる輸入者側の業務や送金に伴う銀行手数料を更に省力化、削減することができる。
請求項7記載の発明に係るプログラムは、輸出者及び輸入者が各々所持しているクライアント・コンピュータと通信回線を介して接続され、情報を記憶するための記憶手段を備えたコンピュータを、輸出者側で作成されて輸出者のクライアント・コンピュータからデータとして受信した複数の商業送り状のうち、所定の条件に合致する複数の商業送り状を単一の請求書に統合し、統合した請求書を表す請求書データを前記記憶手段に記憶させる請求書データ生成手段、前記記憶手段に記憶されている請求書データが表す請求書をクライアント・コンピュータの表示装置に表示させる表示制御手段、及び、輸入者のクライアント・コンピュータの表示装置に前記請求書が表示されている状態で、輸入者によって特定の請求書が選択されて決済が指示されると、選択された特定の請求書についての決済のための処理を行う決済処理手段として機能させる。
請求項7記載の発明に係るプログラムは、輸出者及び輸入者が各々所持しているクライアント・コンピュータと通信回線を介して接続され、情報を記憶するための記憶手段を備えたコンピュータを、上記の請求書データ生成手段、表示制御手段及び決済処理手段として機能させるためのプログラムであるので、コンピュータが請求項7記載の発明に係るプログラムを実行することにより、コンピュータが請求項1に記載の貿易取引の決済支援装置として機能することになり、請求項1記載の発明と同様に、貿易取引の決済に係る業務を省力化できる。
以上説明したように本発明は、輸出者側で作成されてデータとして受信した複数の商業送り状のうち、所定の条件に合致する複数の商業送り状を単一の請求書に統合し、統合した請求書を表す請求書データを記憶させると共に、記憶させた請求書データが表す請求書をクライアント・コンピュータの表示装置に表示させ、表示装置に表示されている特定の請求書が輸入者によって選択されて決済が指示されると、選択された特定の請求書についての決済のための処理を行うので、貿易取引の決済に係る業務を省力化できる、という優れた効果を有する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。図1には本実施形態に係るコンピュータ・システム10が示されている。コンピュータ・システム10は、貿易取引(輸出入)を行う輸出企業12及び輸入企業14が各々所持している多数台のクライアントPC16を含んで構成されている。
個々のクライアントPC16は略同一の構成であるので、輸出企業が所持しているクライアントPC16を例にその構成を説明すると、クライアントPC16はパーソナル・コンピュータ(PC)から成り、CPU16A、ROM16B、RAM16C及び入出力ポート16Dが、データバス、制御バス、アドレスバス等から成るバス16Eを介して互いに接続されて構成されている。また入出力ポート16Eには、各種の入出力機器として、通信制御装置18、CRT又はLCDから成るディスプレイ20、キーボード22、マウス24、ハードディスクドライブ(HDD)26、CD−ROM28からの情報の読み出しを行うCD−ROMドライブ30が各々接続されている。
また、個々のクライアントPC16の通信制御装置18は、多数台のウェブサーバが通信回線を介して相互に接続されて成るコンピュータ・ネットワーク32(以下、単にネットワーク32と称する)32に各々接続されている。ネットワーク32には、電子インボイス・サービス(詳細は後述)を提供するウェブサイト(電子インボイス・サイト)を運営しているウェブサーバ(本発明に係る貿易取引の決済支援装置として機能するウェブサーバ)34が接続されている。
なお、輸出企業12と輸入企業14がグループ企業(例えば本社と海外現地法人)である場合、ネットワーク32として社内イントラネットを利用することができ、ウェブサーバ34は例えば本社に設置することができる。また、ネットワーク32はインターネットであってもよい。この場合、クライアントPC16のなりすましは、SSL(Secure Sockets Layer)を利用したクライアント認証(認証局で認証)及びワンタイムパスワード認証によって防止し、ウェブサーバ34のなりすましは、SSLを利用したサーバ認証により防止すると共に、情報の漏洩を防止するためにクライアントPC16とウェブサーバ34の間で送受される情報をSSL128bitで暗号化し、情報の改ざんを防止するために電子署名を利用することが好ましい。
ウェブサーバ34はワークステーションから成り、CPU34A、ROM34B、RAM34C及び入出力ポート34Dを備え、これらは互いにデータバス、制御バス、アドレスバス等から成るバス34Eを介して互いに接続されている。また入出力ポート34Dには、各種の入出力機器として、通信回線を介してネットワーク32に接続された通信制御装置36、CRT又はLCDから成るディスプレイ38、キーボード40、マウス42及びHDD44が各々接続されている。HDD44には、認証情報データベース(DB)及び請求書DB(何れも後述)を記憶するための記憶領域が設けられており、本発明に係る記憶手段に対応している。
また、ウェブサーバ34には、後述する電子インボイス処理を行うための電子インボイス・プログラムがHDD44に各々インストールされている。電子インボイス・プログラムをウェブサーバ34にインストール(移入)するには幾つかの方法があるが、例えば電子インボイス・プログラムをセットアッププログラムと共にCD−ROMに記録しておき、該CD−ROMを図示しないCD−ROMドライブにセットし、CPU34Aに対して前記セットアッププログラムの実行を指示すれば、CD−ROMから電子インボイス・プログラムが順に読み出され、読み出された電子インボイス・プログラムがHDD44に順に書き込まれることで、電子インボイス・プログラムのインストールが行われる。上記の電子インボイス・プログラムは請求項7に記載のプログラムに対応している。
また、輸出企業12が所持している複数台のクライアントPC16のうちの特定のクライアントPC16は、輸出企業12の所在地(輸出地)の金融機関(輸出地金融機関)46内に設置されたホスト・コンピュータ48と通信回線(例えば公衆電話回線)を介して接続可能とされ、前記特定のクライアントPC16のHDD26には、輸出地金融機関46に対し、所望の金融取引の実行をホスト・コンピュータ48を介してオンラインで指示するための金融取引支援プログラムがインストールされている。輸出企業12は、前記特定のクライアントPC16上で金融取引支援プログラムを実行することで、所望の金融取引の実行を輸出地金融機関46にオンラインで指示可能とされている。
また、輸入企業14が所持している複数台のクライアントPC16のうちの特定のクライアントPC16も、輸入企業14の所在地(輸入地)の金融機関(輸入地金融機関)52内に設置されたホスト・コンピュータ54と通信回線(例えば公衆電話回線)を介して接続可能とされ、前記特定のクライアントPC16のHDD26には、輸入地金融機関52に対し、所望の金融取引の実行をホスト・コンピュータ54を介してオンラインで指示するための金融取引支援プログラムがインストールされている。輸入企業14も、前記特定のクライアントPC16上で金融取引支援プログラムを実行することで、所望の金融取引の実行を輸入地金融機関52にオンラインで指示可能とされている。
また、輸出地金融機関46のホスト・コンピュータ48は輸出地金融機関46内に設置されたネットワーク50と通信回線を介して接続されており、輸入地金融機関52のホスト・コンピュータ54は輸入地金融機関52内に設置されたネットワーク56と通信回線を介して接続されている。そして、輸出地金融機関46のネットワーク50と輸入地金融機関52のネットワーク56は、S.W.I.F.T58(銀行間のメッセージ交換のための国際間ネットワーク)を介して相互に接続されている。
以下、本実施形態の作用を説明する。本実施形態に係るウェブサーバ34によって運営される電子インボイス・サイトは、ウェブサーバ34のCPU34Aが電子インボイス・プログラムを実行する(ウェブサーバ34によって電子インボイス処理が行われる)ことで実現される。電子インボイス・サイトによって提供される電子インボイス・サービスは、貿易取引(輸出入)の請求〜回収、決済に関わる業務の省力化を実現するサービスであり、輸出企業12及び輸入企業14が合意の上、サイトの運営者(例えばグループ企業間で利用の場合は本社)に利用申込書を事前に提出することで、前記サービスを利用することが可能となる。
本実施形態では、利用申込書を提出した企業に対して企業単位でID(会社ID)及びパスワード(会社パスワード)が付与され、この会社ID及び会社パスワードが認証情報DBに予め登録されている。また、個々の企業が提出する利用申込書には、個々の企業において本サイトへのアクセス権限を付与した職員の氏名や所属部署(輸出企業12であれば販売部、輸入企業14であれば購買部、経理部等)が記載されており、利用申込書に記載された個々の職員に対してもID(ユーザID)及びパスワード(ユーザパスワード)が付与され、このユーザID及びユーザパスワードも認証情報DBに予め登録されている。
利用者による電子インボイス・サービスの利用は、クライアントPC16を操作してブラウザ(閲覧ソフト)を起動し、電子インボイス・サイトのURL(Uniform Resource Locator)を入力して電子インボイス・サイトにアクセスすることによって為される。電子インボイス・サイトにアクセスすると、ウェブサーバ34のCPU34Aによって電子インボイス・プログラムが実行されることで、図3に示す電子インボイス処理が行われる。
この電子インボイス処理では、まずステップ100において、例として図7に示すようなログイン画面のデータをHDD44から読み出し、読み出したデータをアクセス元のクライアントPC16へ送信することで、アクセス元のクライアントPC16のディスプレイ20にログイン画面を表示させる。なお、画面及び出力帳票上の言語表記は、事前にユーザ毎に登録した言語表記(例えば日本語、英語、中国語等)で表示することも可能とされている(図8は日本語で表示された状態が示されている)。次のステップ102では、アクセス元のクライアントPC16から認証情報を受信したか否か判定し、判定が肯定される迄ステップ102を繰り返す。
図7に示すように、ログイン画面には、会社ID、会社パスワード、ユーザID及びユーザパスワードを入力するための入力欄が各々設けられており、利用者はキーボード22等を操作し各入力欄に該当する情報を各々入力する。利用者によって入力された情報は認証情報としてウェブサーバ34へ送信される。ウェブサーバ34では、クライアントPC16から認証情報を受信するとステップ102の判定が肯定されてステップ104へ移行し、受信した認証情報が認証情報DBに登録されているか否かを判定することで、クライアントPC16を介して電子インボイス・サービスを利用しようとしている利用者が、電子インボイス・サービスの正規の利用者か否かを判断する認証処理を行う。
利用者が正規の利用者であることを確認すると、ステップ106では、クライアントPC16から認証情報として受信した会社ID及びユーザIDに基づいて利用者の所属(会社及び所属部署)を判断し、次のステップ108において、ステップ106における判断結果に応じて処理を分岐する。すなわち、利用者が輸出企業12の販売部に所属している場合は、ステップ108からステップ110へ移行して請求側処理を行う。また、利用者が輸入企業14の購買部に所属している場合は、ステップ108からステップ112へ移行して購買側処理を行う。また、利用者が輸入企業14の経理部に所属している場合には、ステップ108からステップ114へ移行して支払側処理を行う。このように、本実施形態に係る電子インボイス処理では利用者の所属に応じて異なる処理が行われ、異なるサービスが提供される(同一部署に複数部署の処理権限を付与することで、同一人が複数部署の処理を行えることは勿論である)。
以下、ウェブサーバ34によって実現される電子インボイス処理の詳細について、輸出入の決済の流れに沿って説明する。貿易取引は、輸出企業12からの物品の売込活動、又は輸入企業14から輸出企業12への引合いによって両者の交渉が開始され、品質・数量・価格・納期等の諸条件について両者が合意し受発注が成される(売買契約が締結される)ことによって開始される。
また、輸出企業12の販売部の担当者又はその受託者は、輸入企業14との間で受発注が成立する毎にクライアントPC16のキーボード22等を操作し、品名・数量・単価・通貨・金額・支払期日・取引先名・取引先部課名等のデータを入力することで商業送り状(インボイス)を作成する(図2のステップ70も参照)。作成された商業送り状は、輸出企業12から輸入企業14に直接、又は銀行経由で提出されると共に、通関の際にも提出される。なお、入力されたインボイスデータはクライアントPC16のHDD26に記憶される。
また、輸出企業12の販売部の担当者は、輸出する商品の代金を輸入企業に請求するための請求書を作成するために、前述のようにして電子インボイス・サイトにアクセスする。この場合、クライアントPC16を介して電子インボイス・サービスを利用しようとしている利用者は輸出企業12の販売部に所属しているので、ウェブサーバ34では請求側処理が行われる。以下、この請求側処理について図4を参照して説明する。
ステップ120では、例として図8に示すような請求側のメニュー画面のデータをHDD44から読み出し、読み出したデータをアクセス元のクライアントPC16へ送信することで、クライアントPC16のディスプレイ20に請求側メニュー画面を表示させる。図8に示すように、請求側メニュー画面には、実行可能な処理の選択肢として「請求書作成」「請求書閲覧」「請求書印刷」「異議申し立て」及び「Logout(ログアウト)」が各々表示されている。
次のステップ122では、請求側メニュー画面内の複数の選択肢の何れかが選択されることで、選択肢に対応する処理の実行が指示されたか否か判定する。判定が否定された場合には、判定が肯定される迄ステップ122を繰り返す。請求書を作成する場合、輸出企業12の販売部の担当者はマウス24等を操作して画面内の「請求書作成」を選択する。これにより、ステップ122の判定が肯定されてステップ124へ移行し、実行が指示された処理が「請求書作成」か否か判定する。この場合は判定が肯定され、ウェブサーバ34は、例として図9に示すように「請求書作成」に対応する複数の副選択肢(「アップロード」「個別入力」「登録」及び「承認」)をディスプレイ20に表示させる。
本実施形態では、複数のインボイスを単一の請求書として統合することで請求書を作成するが、統合対象のインボイスのデータの入力方法としては、クライアントPC16上で既に作成したインボイスのデータをウェブサーバ34へアップロードする方法(副選択肢「アップロード」に相当)と、個々のインボイスを単位として所定の入力画面内にインボイスのデータを入力する方法(副選択肢「個別入力」に相当)が用意されている。
インボイスデータをアップロードする場合、輸出企業12の販売部の担当者はマウス24等を操作して副選択肢「アップロード」を選択する。請求側処理では、画面内に複数表示されている副選択肢のうちの何れかが選択されるとステップ126へ移行し、選択された副選択肢が「アップロード」か否か判定するが、この場合はステップ126の判定が肯定されてステップ128へ移行し、例として図9に示すように、アップロード対象のファイル(インボイスのデータ)を選択するための選択画面をディスプレイ20に表示させる。また、次のステップ130では、アップロード対象のファイルが選択されたか否か判定し、判定が肯定される迄ステップ130を繰り返す。
図9に示す選択画面には、アップロード対象のファイルのディレクトリを指定するための指定欄300と、アップロードの実行を指示するためのボックス302が設けられており、輸出企業12の販売部の担当者は、マウス24等を操作してアップロード対象のファイルのディレクトリを指定した後にボックス302をクリックする。これにより、担当者によって指定されたディレクトリに存在するアップロード対象のファイル(インボイスデータ)がHDD26から順次読み出されてウェブサーバ34へ送信される(図2の「アップロード」も参照)。なお、クライアントPC16からウェブサーバ34へのインボイスデータの送信(アップロード)は、図9の選択画面のデータに埋め込まれたスクリプト(Java(R)Script等のスクリプト言語で記述されたスクリプト(プログラム))によって実現されるが、これに代えてファイル転送(FTP(File Transfer Protocol)による転送)によってウェブサーバ34へインボイスデータを送信するようにしてもよい。また、請求側処理ではステップ130の判定が肯定されてステップ132へ移行し、クライアントPC16から送信されたインボイスデータを受信し、HDD44に記憶させた後にステップ142へ移行する。
なお、本実施形態において、複数のインボイスを単一の請求書として統合するにあたっては、個々のインボイスのデータに付加されているドラフト番号に基づき、同一のドラフト番号が付加されてる複数のインボイスが、単一の請求書として統合すべきインボイスであると判断される。このため、インボイスの作成時には、入金管理等の都合上、単一の請求書に統合して輸入企業14へ纏めて請求することが適当なインボイス(例えば取引先・通貨・支払期日が互いに同一のインボイス)に対して同一のドラフト番号が付加されるように、個々のインボイスデータにドラフト番号が付加される。そして、上記のアップロードにおいても、ドラフト番号が付加された状態のインボイスデータがクライアントPC16のHDD26から読み出され、ウェブサーバ34のHDD44に記憶される。
一方、「個別入力」によってインボイスデータを入力する場合、輸出企業12の販売部の担当者はマウス24等を操作して副選択肢「個別入力」を選択する。請求側処理では、ステップ126の判定が否定されるとステップ134へ移行し、選択された副選択肢が「個別入力」か否か判定するが、この場合はステップ134の判定が肯定されてステップ136へ移行し、例として図10に示すように、インボイスのデータを入力するための入力画面をディスプレイ20に表示させる。次のステップ138ではインボイスのデータの入力が完了したか否か判定し、判定が肯定される迄ステップ138を繰り返す。
インボイスデータの入力画面には、インボイスを構成する各情報を入力するための入力欄が設けられており、インボイスデータの入力画面がディスプレイ20に表示されると、輸出企業12の販売部の担当者は、各入力欄に対応する情報を入力する。また、図10に示すように、インボイスデータの入力画面にはドラフト番号を入力するための入力欄(「Draft No」と表記された入力欄)304も設けられており、「個別入力」によって請求書を作成する場合も前述と同様、単一の請求書に統合して輸入企業14へ纏めて請求することが適当なインボイスに対して同一のドラフト番号が付加される。
データ入力が完了し、入力画面内の「登録」と表記されたボックス306がクリックされると、入力されたインボイスデータがクライアントPC16から送信され、このインボイスデータがウェブサーバ34で受信されることで、ステップ138の判定が肯定されてステップ140へ移行し、インボイスデータの入力画面を介して入力されたインボイスデータ(クライアントPC16から受信したインボイスデータ)をHDD44に記憶させた後にステップ142へ移行する。
次のステップ142ではインボイスデータの入力が完了したか否か判定する。輸出企業12の販売部の担当者が新たなインボイスデータを入力するための操作を行うと、ステップ142の判定が否定されてステップ126に戻り、ステップ126以降の処理が繰り返される。これにより、新たなインボイスデータが「アップロード」又は「個別入力」で入力され、HDD44には複数のインボイスデータが記憶されることになる。
また、担当者がインボイスデータの入力完了を意味する操作を行うと、ステップ142の判定が肯定されてステップ144へ移行し、HDD44に記憶した複数のインボイスデータに各々付加されているドラフト番号を参照し、同一のドラフト番号が付加されている複数のインボイスデータ同士を統合した請求書データを生成する(図2のステップ72も参照)。また、ステップ146では、ステップ144で生成された個々の請求書データに初期値(=1)を設定した状態情報を各々付加し(図2のステップ74も参照)、HDD44に記憶させた後にステップ122へ戻る。なお、状態情報=1は対応する請求書データが「アップロード済み」の状態であることを意味している。
上記のように、複数のインボイスデータを単一の請求書データとして統合することで、以降で説明するように、輸出企業12及び輸入企業14における輸出入の決済に係る業務(請求書の内容確認・承認・決済等)を請求書データ単位で行うことができ、輸出入の決済に係る業務における対象数が大幅に減少される。従って、輸出企業12及び輸入企業14における輸出入の決済に係る業務を省力化することができる。なお、上記のステップ144,146は本発明に係る請求書データ生成手段(詳しくは請求項2に記載の請求書データ生成手段)に対応しており、ステップ146は請求項3に記載の第1の請求書データ管理手段及び請求項4に記載の第2の請求書データ管理手段にも対応している。
上記のようにして請求書データの生成が完了すると、輸出企業12の販売部の担当者は、生成された請求書データの内容を閲覧・確認して請求書DBに登録する操作を行う。すなわち、輸出企業12の販売部の担当者は、まず「請求書作成」に対応する複数の副選択肢がディスプレイ20に表示されている状態で、マウス24等を操作して副選択肢「登録」を選択する。
請求側処理では、ステップ134の判定が否定されるとステップ148へ移行し、選択された副選択肢が「登録」か否か判定するが、この場合はステップ148の判定が肯定されてステップ150へ移行し、HDD44に記憶されている状態情報=1が付加された全ての請求書データを検索し、検索によって抽出された請求書データを、例として図11に示すようにディスプレイ20に一覧表示させる。なお図11は、ウェブサーバ34に入力された多数のインボイスデータが、取引先及び支払期日が同一で、ドラフト番号(DRAFT No)が互いに異なり、通貨が一部異なる6個の請求書データに統合された状態が示されている。また、図11では、個々の請求書データに付加されている状態情報の内容(=1)が表示されており、更に、状態情報が各値のときの状態が凡例として表示されているので、個々の請求書データの状態を参照者に容易に認識させることができる。上記のステップ150は本発明に係る表示制御手段(詳しくは請求項4に記載の表示制御手段)に対応している。
請求書データが一覧表示されると、輸出企業12の販売部の担当者は、個々の請求書データが表す請求書の内容を閲覧・確認するために、特定の請求書データを選択して内容を表示させる操作(例えば特定の請求書データのドラフト番号の表示を選択する操作)を行う。次のステップ152では、請求書データの内容表示が指示されたか否か判定しており、上記の操作が行われると、ステップ152の判定が肯定されてステップ154へ移行し、例として図12に示すように、選択された特定の請求書データが表す請求書の内容をディスプレイ20に表示させる。なお図12は、図11に一覧表示されている6個の請求書データのうち、ドラフト番号「i2002010」の請求書データの内容が表示された状態(請求書データを構成するインボイスデータが一覧表示された状態)を示しており、この表示を参照することで、ドラフト番号「i2002010」の請求書データがインボイス番号(INVOICE No)「i2002010-1」〜「i2002010-6」の6個のインボイスデータを統合したデータである等を理解することができる。
また、インボイスデータが一覧表示された状態で特定のインボイスデータが表すインボイスの内容を閲覧・確認したい場合、輸出企業12の販売部の担当者は、特定のインボイスデータを選択して内容を表示させる操作(例えば特定のインボイスデータのインボイス番号の表示を選択する操作)を行う。この操作が行われると例として図13に示すように、選択された特定のインボイスデータが表すインボイスの内容がディスプレイ20に表示される。なお図13は、図12に一覧表示されている6個のインボイスデータのうち、インボイス番号「i2002010-1」のインボイスデータの内容が表示された状態(該インボイスデータに付加されている5品目の品物の明細が一覧表示された状態)を示しており、この表示を参照することで、インボイス番号「i2002010-1」のインボイスデータの内容の詳細を理解することができる。
請求書データの内容閲覧・確認が完了すると、輸出企業12の販売部の担当者は、該請求書データが表す請求書を、輸入企業14への代金の請求に用いるために請求書DBへ登録させる操作を行う(図2の「閲覧・登録指示」も参照)。この操作は、状態情報=1の請求書データが一覧表示されている状態(図11)で画面上の「一括登録」と表記されたボックス308を選択するか(この場合、一覧表示されている全ての請求書データが請求書DBに登録される)、特定の請求書データを構成するインボイスデータが一覧表示されている状態(図12)で画面上の「登録」と表記されたボックス310を選択するか、特定のインボイスデータの内容が表示されている状態(図13)で画面上の「登録」と表記されたボックス312を選択することによって為される。
次のステップ156では請求書データの登録が指示されたか否かを判定しており、例えば図11に示す画面上の「戻る」と表記されたボックス314が選択された等の場合には判定が否定され、何ら処理を行うことなくステップ122に戻るが、前述の「一括登録」又は「登録」のボックスを選択する操作が行われた場合には、ステップ156の判定が肯定されてステップ158へ移行し、請求書DBへの登録が指示された請求書データを請求書DBに登録すると共に、請求書DBに登録した請求書データに付加されている状態情報を1から2へ変更(図2のステップ76も参照)した後にステップ122に戻る。なお、状態情報=2は対応する請求書データが「請求内容登録済み」の状態であることを意味している。上記のステップ158も請求項3に記載の第1の請求書データ管理手段及び請求項4に記載の第2の請求書データ管理手段に対応している。
請求書DBに新たな請求書データが登録されると、輸出企業12の販売部の管理者(取引先へ送付する請求書の適否を最終的に判断する権限を有している役職者)に対し、新たな請求書データが登録されたことが電子メールによって通知される。該電子メールによって請求書DBに新たな請求書データが登録されたことを認識した輸出企業12の販売部の管理者は、請求書DBに新たに登録された請求書データの内容を閲覧・確認して承認(適否を最終判断)する操作を行う。すなわち、輸出企業12の販売部の管理者は、まず「請求書作成」に対応する複数の副選択肢がディスプレイ20に表示されている状態で、マウス24等を操作して副選択肢「承認」を選択する。
請求側処理では、副選択肢「承認」が選択された場合には、ステップ148の判定が否定されてステップ160へ移行し、まず請求書データの検索条件を設定するための設定画面をディスプレイ20に表示させ、輸出企業12の販売部の管理者によって検索条件(例えば支払期日等の条件)が設定されると、請求書DBに記憶されている請求書データのうち、状態情報=2が付加されており、かつ設定された検索条件に合致する請求書データを検索し、検索によって抽出された請求書データと、抽出された個々の請求書データに付加されている状態情報の内容(=2)を、例として図14に示すようにディスプレイ20に一覧表示させる。上記のステップ160も本発明に係る表示制御手段(詳しくは請求項4に記載の表示制御手段)に対応している。
なお、副選択肢として「承認」が選択された場合にも、前述の「登録」が選択された場合と同様、一覧表示された請求書データの内容を表示することも可能とされており、次のステップ162では、特定の請求書データの内容表示が指示されたか否か判定しており、輸出企業12の販売部の管理者により、前述のように特定の請求書データの内容表示のための操作が行われると、ステップ162の判定が肯定されてステップ164へ移行し、選択された請求書データの内容の表示(請求書データを構成するインボイスデータの一覧表示:図12参照)や、選択されたインボイスデータの内容表示(図13参照)が行われる。
請求書データの内容閲覧・確認が完了すると、輸出企業12の販売部の管理者は、該請求書データが表す請求書を承認する操作を行う(図2の「閲覧・請求承認(管理者)」も参照)。この操作は、例えば状態情報=2の請求書データが一覧表示されている状態(図14)で画面上の「承認」と表記されたボックス316を選択することによって為される。
次のステップ166では請求書データの承認が指示されたか否認が指示されたかを判定しており、否認操作が行われた場合には判定が否定され、担当者に請求書データが差し戻されてステップ148に戻るが(この場合、請求書データが差し戻された旨を通知する電子メールが担当者へ送信される)、前述の「承認」のボックスを選択する操作が行われた場合には、ステップ166の判定が肯定されてステップ168へ移行し、承認操作が行われた請求書データに付加されている状態情報を2から3へ変更(図2のステップ78も参照)した後にステップ122に戻る。状態情報=3は対応する請求書データが「請求内容承認済み」の状態であることを意味している。上記のステップ168も請求項3に記載の第1の請求書データ管理手段及び請求項4に記載の第2の請求書データ管理手段に対応している。
なお、請求側処理において、「請求書作成」以外の選択肢が選択された場合には、ステップ124の判定が否定されてステップ170へ移行し、選択肢「ログアウト」が選択されたか否かが判定される。「請求書閲覧」「請求書印刷」及び「異議申し立て」の何れかが選択された場合は判定が否定されてステップ172へ移行し、選択された選択肢に対応する処理が行われる。例えば「請求書閲覧」が選択され、請求書データの検索条件として「状態情報=3」が設定された場合には、例として図15に示すように、輸出企業12の販売部の管理者による承認に伴い状態情報が3へ変更された請求書データのみが一覧表示される。また「Logout(ログアウト)」が選択された場合はステップ170の判定が肯定され、請求側処理を終了する。
ところで、請求書DBに登録されている請求書データが輸出企業12の販売部の管理者によって承認されると、輸入企業14の購買部の担当者に対し、輸出企業12の販売部の管理者によって承認された請求書データが新たに生じた(本実施形態において、これは輸出企業12から輸入企業14へ新たな請求書が送付されたことを意味する)ことが電子メールによって通知される。
該電子メールによって輸出企業12から新たな請求書が送付されたことを認識した輸入企業14の購買部の担当者は、新たに送付された請求書(請求書データ)の内容を閲覧・確認するために、電子インボイス・サイトにアクセスする。この場合、クライアントPC16を介して電子インボイス・サービスを利用しようとしている利用者は輸入企業14の購買部に所属しているので、ウェブサーバ34では購買側処理が行われる。以下、この購買側処理について図5を参照して説明する。
なお、購買側処理及び後述する支払側処理は、利用者が輸入企業14に所属している場合に実行される処理であり、状態情報の内容が「1」及び「2」の請求書データはクライアントPC16のディスプレイ20に表示されないが、利用者が輸入企業14に所属している場合に表示対象の請求書データを上記のように制限することは、請求項3記載の表示制御手段に対応している。
ステップ180では、例として図16に示すような購買側のメニュー画面をクライアントPC16のディスプレイ20に表示させる。図16に示すように、購買側メニュー画面には、実行可能な処理の選択肢として「請求書確認」「請求書閲覧」「異議申し立て」及び「Logout(ログアウト)」が各々表示されている。次のステップ182では、購買側メニュー画面内の何れかの選択肢に対応する処理の実行が指示されたか否か判定する。判定が否定された場合には、判定が肯定される迄ステップ182を繰り返す。
輸出企業12から送付された請求書データを確認する場合、輸入企業14の購買部の担当者はマウス24等を操作して「請求書確認」を選択する。これにより、ステップ182の判定が肯定されてステップ184へ移行し、実行が指示された処理が「請求書確認」か否か判定する。この場合は判定が肯定され、ウェブサーバ34は、例として図17に示すように「請求書確認」に対応する副選択肢(「確認」及び「承認」)をディスプレイ20に表示させる。そして、輸入企業14の購買部の担当者はマウス24等を操作して副選択肢「確認」を選択する。
購買側処理では、画面内に表示されている何れかの副選択肢が選択されるとステップ186へ移行し、選択された副選択肢が「確認」か否か判定するが、この場合はステップ186の判定が肯定されてステップ188へ移行し、まず表示対象の請求書データの検索条件を設定するための設定画面をディスプレイ20に表示させた後に、輸入企業14の購買部の担当者によって検索条件(例えば支払期日等の条件)が設定されると、請求書DBに記憶されている請求書データのうち、状態情報=3が付加されており、かつ設定された検索条件に合致する請求書データを検索し、検索によって抽出された請求書データと、抽出された個々の請求書データに付加されている状態情報の内容(=3)を、例として図17に示すようにディスプレイ20に一覧表示させる。上記のステップ188も本発明に係る表示制御手段(詳しくは請求項4に記載の表示制御手段)に対応している。
請求書データが一覧表示されると、輸入企業14の購買部の担当者は、個々の請求書データが表す請求書の内容を閲覧・確認するために、特定の請求書データを選択して内容を表示させる操作(例えば特定の請求書データのドラフト番号の表示を選択する操作)を行う。次のステップ190では、請求書データの内容表示が指示されたか否か判定しており、上記の操作が行われると、ステップ190の判定が肯定されてステップ192へ移行し、例として図18に示すように、選択された特定の請求書データが表す請求書の内容をディスプレイ20に表示させる。
なお、図18は、図17に一覧表示されている6個の請求書データのうち、ドラフト番号「i2002010」の請求書データの内容が表示された状態(請求書データを構成するインボイスデータが一覧表示された状態)を示している。また、個々のインボイスデータには、請求を承認するか否認するかを選択するための選択欄318、請求に対する異議申し立ての内容を設定するための設定欄320及び異議申し立てに関するコメントを記入するための記入欄322が設けられており、輸出企業12から受領した商品に瑕疵が無いかどうかを検査した結果、受領した商品に数量不足やその他の瑕疵があった場合には、請求を否認したり請求に関して輸出企業12へ異議を申し立てることを、個々のインボイスを単位として行うことも可能とされている。
また、インボイスデータが一覧表示された状態で特定のインボイスデータが表すインボイスの内容を閲覧・確認したい場合、輸入企業14の購買部の担当者は、特定のインボイスデータを選択して内容を表示させる操作(例えば特定のインボイスデータのインボイス番号の表示を選択する操作)を行う。この操作が行われると、選択された特定のインボイスデータが表すインボイスの内容がディスプレイ20に表示される(図19参照)。
なお、図19は、図18に一覧表示されている6個の請求書データのうち、インボイス番号「i2002010-1」のインボイスデータの内容が表示された状態(当該インボイスデータを構成する明細が一覧表示された状態)を示している。個々の明細には、請求を承認するか否認するかを選択するための選択欄318、請求に対する異議申し立ての内容を設定するための設定欄320及び異議申し立てに関するコメントを記入するための記入欄322が設けられており、輸出企業12から受領した商品に数量不足やその他の瑕疵があった場合に、請求を否認したり請求に関して輸出企業12へ異議を申し立てることを、個々の明細を単位として行うことも可能とされている。なお、特定の明細、或いは特定のインボイスについて異議申し立てが行われた場合、対応する請求書データに付加されている状態情報は8へ変更される。状態情報=8は対応する請求書データが「異議申し立て中」の状態であることを意味している。
請求書データの内容閲覧・確認が完了すると、輸入企業14の購買部の担当者は、該請求書データが表す請求書を確認したことを意味する操作を行う(図2の「閲覧・確認」も参照)。この操作は、状態情報=3の請求書データが一覧表示されている状態(図17)で画面上の「一括確認」と表記されたボックス324を選択するか(この場合、一覧表示されている全ての請求書データに対して一括して確認処理が行われる)、特定の請求書データを構成するインボイスデータが一覧表示されており(図19)、各インボイスデータについて選択欄318の「承認」が選択されている状態で画面上の「実行」と表記されたボックス326を選択することによって為される。
次のステップ194では請求書データの確認が指示されたか否かを判定しており、上記の操作が行われなかった場合は判定が否定され、何ら処理を行うことなくステップ182に戻るが、前述の「一括確認」又は「実行」のボックスを選択する操作が行われた場合には、ステップ194の判定が肯定されてステップ196へ移行し、確認対象の請求書データに付加されている状態情報を3から4へ変更(図2のステップ80も参照)した後にステップ182に戻る。なお、状態情報=4は対応する請求書データが「購買担当者請求内容確認済み」の状態であることを意味している。上記のステップ196も請求項3に記載の第1の請求書データ管理手段及び請求項4に記載の第2の請求書データ管理手段に対応している。
上記の処理が行われることで、図17と同一の検索条件での検索によって抽出された請求書データを一覧表示した場合、例として図20に示すように、確認対象の請求書データについてのみ、状態情報の内容が「4」と表示されることになる(図20は、図17に一覧表示されている請求書データのうち、ドラフト番号「i2002010」の請求書データについてのみ確認が行われた場合を例として示している)。
輸入企業14の購買部の担当者によって請求書データの確認が行われると、輸入企業14の購買部の管理者(輸入企業14の購買部内で請求書の適否を最終的に判断する権限を有している役職者)に対し、確認・承認対象の新たな請求書データが生じたことが電子メールによって通知される。該電子メールによって確認・承認対象の新たな請求書データが生じたことを認識した輸入企業14の購買部の管理者は、確認・承認対象の新たな請求書データの内容を閲覧・確認して承認(適否を最終判断)する操作を行う。すなわち、輸入企業14の購買部の管理者は、まず「請求書確認」に対応する副選択肢がディスプレイ20に表示されている状態で、マウス24等を操作して副選択肢「承認」を選択する。
購買側処理では、副選択肢「承認」が選択された場合には、ステップ186の判定が否定されてステップ198へ移行し、まず請求書データの検索条件を設定するための設定画面をディスプレイ20に表示させ、輸入企業14の購買部の管理者によって検索条件(例えば支払期日等の条件)が設定されると、請求書DBに記憶されている請求書データのうち、状態情報=4が付加されており、かつ設定された検索条件に合致する請求書データを検索し、検索によって抽出された請求書データと、抽出された個々の請求書データに付加されている状態情報の内容(=4)を、例として図21に示すようにディスプレイ20に一覧表示させる。上記のステップ198も本発明に係る表示制御手段(詳しくは請求項4に記載の表示制御手段)に対応している。
なお、副選択肢として「承認」が選択された場合にも、前述の「確認」が選択された場合と同様、一覧表示された請求書データの内容を表示することも可能とされている。すなわち、次のステップ200では、特定の請求書データの内容表示が指示されたか否か判定しており、輸入企業14の購買部の管理者により、前述のように特定の請求書データの内容表示のための操作が行われると、ステップ200の判定が肯定されてステップ202へ移行し、選択された請求書データの内容の表示(請求書データを構成するインボイスデータの一覧表示:図19も参照)や、選択されたインボイスデータの内容表示(図示省略)が行われる。
請求書データの内容閲覧・確認が完了すると、輸入企業14の購買部の管理者は、該請求書データが表す請求書を承認する操作を行う(図2の「閲覧・承認(管理者)」も参照)。この操作は、例えば状態情報=4の請求書データが一覧表示されている状態(図21)で画面上の「一括承認」と表記されたボックス328を選択する等によって為される。
次のステップ204では請求書データの承認が指示されたか否認が指示されたかを判定しており、否認操作が行われた場合には判定が否定され、請求書データが購買部の担当者に差し戻されてステップ186に戻るが(この場合、請求書データが差し戻された旨を通知する電子メールが購買部の担当者へ送信される)、前述の「一括承認」のボックス328を選択する操作等が行われた場合には、ステップ204の判定が肯定されてステップ206へ移行し、承認操作が行われた請求書データに付加されている状態情報を4から5へ変更(図2のステップ82も参照)した後にステップ182に戻る。状態情報=5は対応する請求書データが「購買管理者請求内容承認済み」の状態であることを意味している。上記のステップ206も請求項3に記載の第1の請求書データ管理手段及び請求項4に記載の第2の請求書データ管理手段に対応している。
上記の処理が行われることで、図21と同一の検索条件での検索によって抽出された請求書データを一覧表示した場合、例として図22に示すように、承認対象の請求書データについてのみ、状態情報の内容が「5」と表示されることになる(図22は、図21に一覧表示されている請求書データのうち、ドラフト番号「i2002010」の請求書データについてのみ承認が行われた場合を例として示している)。
なお、購買側処理において、「請求書作成」以外の選択肢が選択された場合には、ステップ184の判定が否定されてステップ208へ移行し、選択肢「ログアウト」が選択されたか否かが判定される。「請求書閲覧」又は「異議申し立て」が選択された場合は判定が否定されてステップ210へ移行し、選択された選択肢に対応する処理が行われる。また「Logout(ログアウト)」が選択された場合はステップ208の判定が肯定され、購買側処理を終了する。
ところで、請求書DBに登録されている請求書データが輸入企業14の購買部の管理者によって承認されると、輸入企業14の経理部の担当者に対し、輸出企業12に対して支払いを行うべき請求書データが新たに生じたことが電子メールによって通知される。該電子メールによって支払いを行うべき請求書データが新たに生じたことを認識した輸入企業14の経理部の担当者は、支払いを行うべき請求書データの内容を閲覧・確認して支払内容を登録するために、電子インボイス・サイトにアクセスする。この場合、クライアントPC16を介して電子インボイス・サービスを利用しようとしている利用者は輸入企業14の経理部に所属しているので、ウェブサーバ34では支払側処理が行われる。以下、この支払側処理について図6を参照して説明する。
ステップ230では、例として図23に示すような支払側のメニュー画面をクライアントPC16のディスプレイ20に表示させる。図23に示すように、支払側メニュー画面には、実行可能な処理の選択肢として「支払内容確認」「請求書閲覧」「支払内容閲覧」及び「Logout(ログアウト)」が各々表示されている。次のステップ232では、支払側メニュー画面内の何れかの選択肢に対応する処理の実行が指示されたか否か判定する。判定が否定された場合には、判定が肯定される迄ステップ232を繰り返す。
支払いを行うべき請求書データの内容を閲覧・確認して支払内容を登録する場合、輸入企業14の経理部の担当者はマウス24等を操作して「支払内容確認」を選択する。これにより、ステップ232の判定が肯定されてステップ236へ移行し、実行が指示された処理が「支払内容確認」か否か判定する。この場合は判定が肯定され、ウェブサーバ34は、例として図24に示すように「支払内容確認」に対応する副選択肢(「確認」「承認」及び「依頼書出力」)をディスプレイ20に表示させる。そして、輸入企業14の経理部の担当者はマウス24等を操作して副選択肢「確認」を選択する。
支払側処理では、画面内に表示されている何れかの副選択肢が選択されるとステップ236へ移行し、選択された副選択肢が「確認」か否か判定するが、この場合はステップ236の判定が肯定されてステップ237へ移行し、ネッティング有りか否か判定する。詳細は後述するが、本実施形態に係る電子インボイス・サービスでは、債権と債務の相殺を可能とするネッティング・サービスも提供している。ネッティング・サービスを利用する企業は、電子インボイス・サービスの利用を申し込む際にネッティング・サービスの利用も申請する。ネッティング・サービスの利用を申請した企業は、電子インボイス・サービスを利用する各企業に関する情報を登録するための企業マスタにネッティング対象企業として登録される。ステップ237では、輸入企業14が企業マスタにネッティング対象企業として登録されているか否かを判断することで、ネッティング有りか否かを判定している。
上記ステップ237の判定が否定された場合にはステップ238へ移行し、まず表示対象の請求書データの検索条件を設定するための設定画面をディスプレイ20に表示させた後に、輸入企業14の経理部の担当者によって検索条件(例えば支払期日等の条件)が設定されると、請求書DBに記憶されている請求書データのうち、状態情報=5が付加されており、かつ設定された検索条件に合致する請求書データを検索し、検索によって抽出された請求書データと、抽出された個々の請求書データに付加されている状態情報の内容(=5)を、例として図24に示すようにディスプレイ20に一覧表示させる。上記のステップ238も本発明に係る表示制御手段(詳しくは請求項4に記載の表示制御手段)に対応している。
次のステップ240では取りまとめの実行が指示されたか否か判定し、判定が肯定される迄ステップ240を繰り返す。図24に示すように請求書データが一覧表示されると、輸入企業14の経理部の担当者は、支払対象の数を減少させるために、画面内の「取りまとめ実行」と表記されているボックス330をクリックすることで、請求書データの取りまとめの実行を指示する操作を行う(図2の「閲覧・取りまとめ指示」も参照)。これにより、ステップ240の判定が肯定されてステップ242へ移行し、一覧表示している請求書データのうち、取引先・通貨が互いに同一の複数の請求書データを単一の支払いデータへ取りまとめる(取りまとめ後の請求書を統合請求書と称する)ことで、該統合請求書を表す統合請求書データを生成すると共に、個々の統合請求書に識別番号(REF No)を各々付与する(図2のステップ84も参照)。なお、ステップ242は請求項6に記載の請求書データ統合手段に対応している。
そして、次のステップ244では例として図25に示すように、統合請求書を識別番号と共にディスプレイ20に一覧表示させる。なお図25は、図24に一覧表示されている請求書データのうち、ドラフト番号「i2002010」「i2002011」「i2002012」の3個の請求書データが識別番号「00001」の統合請求書に取りまとめられ、ドラフト番号「i2002013」「i2002014」の2個の請求書データが識別番号「00002」の統合請求書に取りまとめられ、ドラフト番号「i2002015」の請求書データが識別番号「00003」の統合請求書として表示されている状態が示されている。
統合請求書が一覧表示されると、輸入企業14の経理部の担当者は、個々の統合請求書の内容を閲覧・確認するために、特定の統合請求書を選択して内容を表示させる操作(例えば特定の統合請求書の識別番号の表示を選択する操作)を行う。次のステップ246では、特定の統合請求書の内容表示が指示されたか否か判定しており、上記の操作が行われると、ステップ246の判定が肯定されてステップ248へ移行し、例として図26に示すように、選択された特定の統合請求書の内容をディスプレイ20に表示させる。
なお、図26は、図25に一覧表示されている3個の統合請求書のうち、識別番号「00001」の統合請求書の内容が表示された状態(統合請求書として取りまとめられた3個の請求書データが一覧表示された状態)を示している。また、単一の統合請求書として取りまとめられた請求書データが一覧表示された状態で特定の請求書データの内容を閲覧・確認したい場合、輸入企業14の経理部の担当者は、特定の請求書データを選択して内容を表示させる操作(例えば特定の請求書データのドラフト番号の表示を選択する操作)を行う。この操作が行われると、選択された特定の請求書データの内容がディスプレイ20に表示される(図示省略)。
特定の統合請求書の内容閲覧・確認が完了すると、輸入企業14の経理部の担当者は、特定の統合請求書について支払方法の登録を行うことを意味する操作を行う。特定の統合請求書として取りまとめられた請求書データが一覧表示されている状態(図26)で、画面上の「支払方法登録」と表記されたボックス332を選択することによって為される。次のステップ250では支払方法の登録が指示されたか否かを判定しており、上記の操作が行われなかった場合は判定が否定され、何ら処理を行うことなくステップ232に戻るが、「支払方法登録」のボックス332を選択する操作が行われた場合には、ステップ250の判定が肯定されてステップ252へ移行し、例として図27に示すように、特定の統合請求書についての支払方法を登録するための画面をディスプレイ20に表示させる。
この支払方法登録画面は、輸入地金融機関52に仕向送金を依頼する際に作成すべき送金依頼書のレイアウトとされており、「送金種類」「支払銀行手数料負担区分」「受取人銀行名」「受取人支店名」「口座番号」「送金依頼銀行・支店」「引落口座番号」「対価区分」「送金目的」等の情報を設定するための設定欄が各々設けられている。支払方法登録画面がディスプレイ20に表示されると、輸入企業14の経理部の担当者は各設定欄に対応する情報を各々設定する。そして、支払方法の設定が完了すると、設定した情報の登録を指示する操作(支払方法登録画面上の「登録」と表記されたボックス334を選択する操作)を行う(図2の「閲覧・支払方法登録」も参照)。
次のステップ254では、支払方法登録画面上で設定された情報の登録が指示されたか否か判定しており、上記の操作が行われるとステップ254の判定が肯定されてステップ256へ移行し、設定された情報を特定の統合請求書のデータに送金依頼書データとして付加する(図2のステップ86も参照)と共に、特定の統合請求書のデータに付加されている状態情報を5から6へ変更(図2のステップ88も参照)した後にステップ182に戻る。なお、状態情報=6は対応する請求書データが「支払内容登録済み」の状態であることを意味している。上記のステップ256も請求項3に記載の第1の請求書データ管理手段及び請求項4に記載の第2の請求書データ管理手段に対応している。
上記の処理が行われることで、統合請求書を一覧表示した場合、例として図28に示すように、支払方法が設定されて送金依頼書データが付加された統合請求書についてのみ、状態情報の内容が「6」と表示されることになる(図28は、図25に一覧表示されている統合請求書のうち、識別番号「00001」の統合請求書についてのみ支払方法の設定・送金依頼書データの付加が行われた場合を例として示している)。
一方、先のステップ237でネッティング有りと判定された場合はステップ286へ移行する。ネッティングには、通貨が同一の債権・債務についてのみネッティングを行う「シングルカレンシー」と、債権・債務を事前に取り決めた換算レートで特定の基軸通貨に換算することで通貨が異なる債権・債務に対してもネッティングを行う「マルチカレンシー」がある。本実施形態に係るネッティング・サービスはネッティング対象をシングルカレンシーとすることもマルチカレンシーとすることも可能であり、ネッティング対象をシングルカレンシーとするかマルチカレンシーとするかは、ネッティング・サービスの利用申請時に企業によって指定される。なお、ネッティング対象としてマルチカレンシーが指定された場合には、基軸通貨及び換算レートの取り決めも同時に行われる。
またネッティングには、決済形態として、二者間で債権・債務のネッティングを行う「バイラテラル・ネッティング」と、三者以上の間で債権・債務のネッティングを行う「マルチラテラル・ネッティング」があり、本実施形態に係るネッティングサービスは決済形態をバイラテラル・ネッティングとすることもマルチラテラル・ネッティングとすることも可能とされている。なお、バイラテラル・ネッティングでは二者のうち債務額が多い方によってネッティング尻の決済(支払:本システムでは後述する送金依頼書の作成)が行われる。また、マルチラテラル・ネッティングではネッティングセンター(例えば企業グループであれば通常は親企業)を介してネッティング尻の決済が行われ、例えばネッティングを行った結果、B社の債務額が債権額を越えていた場合、本システムではB社によってネッティングセンター(例えば親企業)宛の送金を依頼する送金依頼書が作成される。決済形態をバイラテラル・ネッティングとするかマルチラテラル・ネッティングとするかについても、ネッティング・サービスの利用申請時に企業によって指定される。
ステップ286では、まず表示対象(ネッティング対象)の請求書データの検索条件を設定するための設定画面をディスプレイ20に表示させた後に、輸入企業14の経理部の担当者によって検索条件(例えば支払期日等の条件)が設定されると、事前に設定されたネッティングの条件(ネッティング対象がシングルカレンシーかマルチカレンシーか)に基づき、請求書DBに記憶されている請求書データのうち、状態情報=5が付加されており、かつ設定された検索条件に合致するネッティング対象の請求書データ(マルチカレンシーであれば支払期日が同一の請求書データ、シングルカレンシーであれば支払期日が同一かつ通貨が同一の請求書データ)を、請求分及び被請求分について各々検索する。次に、検索によって抽出された請求書データに対し、事前に設定されたネッティングの条件(ネッティング対象/決済形態)に基づいてネッティングを行った場合の結果(支払/受取の種別や支払又は受取金額)を演算し(ネッティング対象がマルチカレンシーの場合は、必要に応じて基軸通貨への換算が行われた後にネッティングの演算が行われる)、演算結果に対して識別番号(REF No)を付与する。そして、例として図33に示すように、検索によって抽出されたネッティング対象の請求書データと、抽出された個々の請求書データに付加されている状態情報の内容(=5)を、請求分と被請求分とに分けてディスプレイ20に一覧表示させると共に、ネッティングの演算結果を「ネッティング後支払い・受取金額」として識別番号(REF No)と共にディスプレイ20に表示させる。なお、図33は決済形態がマルチラテラル・ネッティングの場合を例として示している。
次のステップ288では、ネッティングの演算結果に基づき、支払金額が受取金額よりも大きいか否か、すなわち支払/受取の種別が「支払」か否か判定する。判定が否定された場合は、ディスプレイ20に一覧表示された請求書データに関しては、輸入企業14が支払(送金依頼書の作成)を行う必要はないので、輸入企業14の経理部の担当者が表示内容を確認したことを意味する操作を行ったことをトリガとして、ステップ290で一覧表示している請求書データに付加されている状態情報を5から50へ変更した後にステップ280へ移行する。なお、状態情報=50は対応する請求書データが「ネッティングにより支払不要」の状態であることを意味している。
また、支払金額が受取金額よりも大きい場合、ディスプレイ20に一覧表示された請求書データに関して、輸入企業14が支払(送金依頼書の作成)を行う必要がある。このため、ステップ288の判定が肯定された場合はステップ246へ移行する。前述のステップ286では、ネッティング演算の結果、支払/受取の種別が「支払」であった場合、ネッティングの演算結果を表すデータ(ネッティングデータ)に、ネッティングの条件(決済形態)に応じて支払先(請求元)を表す情報が自動的に設定される(決済形態がバイラテラル・ネッティングの場合はネッティング対象の請求書データにおける支払先がそのまま支払先として設定され、決済形態がマルチラテラル・ネッティングの場合はネッティングセンターとして事前に登録された企業が支払先として設定される)。そして、ステップ246以降では、支払先を表す情報が付加されたネッティングデータが、複数の請求書データを取りまとめた統合請求書として扱われ、先にも説明したように、必要に応じて統合請求書(ネッティングデータ)の内容が閲覧・確認された後に、支払方法が登録されることで送金依頼書データが付加され、状態情報が5から60へ変更されることになる。なお、状態情報=60は対応する請求書データが「ネッティング後に支払内容を登録した」状態であることを意味している。また、後述するように、この請求書データが輸入企業14の経理部の管理者により承認されると、状態情報は60から70へ変更されることになる。
輸入企業14の経理部の担当者によって統合請求書への支払方法の設定・送金依頼書データの付加が行われると、輸入企業14の経理部の管理者(輸入企業14の経理部内で輸出企業12への支払いの適否を最終的に判断する権限を有している役職者)に対し、確認・承認対象の新たな統合請求書が生じたことが電子メールによって通知される。該電子メールによって確認・承認対象の新たな統合請求書が生じたことを認識した輸入企業14の経理部の管理者は、確認・承認対象の新たな統合請求書の内容を閲覧・確認して承認(適否を最終判断)する操作を行う。すなわち、輸入企業14の経理部の管理者は、まず「支払内容確認」に対応する副選択肢がディスプレイ20に表示されている状態で、マウス24等を操作して副選択肢「承認」を選択する。
支払側処理では、ステップ236の判定が否定された場合にはステップ258へ移行し、選択された副選択肢が「登録」か否か判定するが、この場合はステップ258の判定が肯定されてステップ260へ移行し、まず統合請求書データの検索条件を設定するための設定画面をディスプレイ20に表示させ、輸入企業14の経理部の管理者によって検索条件(例えば支払期日等の条件)が設定されると、請求書DBに記憶されている統合請求書データのうち、状態情報=6が付加されており、かつ設定された検索条件に合致する統合請求書データを検索し、検索によって抽出された統合請求書データと、抽出された個々の統合請求書データに付加されている状態情報の内容(=6)を、例として図29に示すようにディスプレイ20に一覧表示させる。上記のステップ260も本発明に係る表示制御手段(詳しくは請求項4に記載の表示制御手段)に対応している。
なお、副選択肢として「承認」が選択された場合にも、前述の「確認」が選択された場合と同様、一覧表示された統合請求書データの内容を表示することも可能とされている。すなわち、次のステップ262では、特定の統合請求書データの内容表示が指示されたか否か判定しており、輸入企業14の経理部の管理者により、前述のように特定の統合請求書データの内容表示のための操作が行われると、ステップ262の判定が肯定されてステップ264へ移行し、選択された特定の統合請求書データの内容の表示(統合請求書として取りまとめられた請求書データの一覧表示:図26も参照)や、選択された請求書データの内容表示(図示省略)が行われる。
統合請求書データの内容閲覧・確認が完了すると、輸入企業14の経理部の管理者は、該統合請求書についての支払いを承認する操作を行う(図2の「閲覧・支払承認(管理者)」も参照)。この操作は、例えば統合請求書データが一覧表示されている状態(図29)で画面上の「一括承認」と表記されたボックス336を選択する等によって為される。
次のステップ266では統合請求書についての支払いが承認されたか否かを判定しており、否認操作が行われた場合には判定が否定され、統合請求書のデータは経理部の担当者に差し戻されてステップ232に戻るが、前述の「一括承認」のボックス336を選択する操作等が行われた場合には、ステップ266の判定が肯定されてステップ268へ移行し、承認操作が行われた統合請求書データに付加されている状態情報を6から7へ変更(図2のステップ90も参照)した後にステップ232に戻る。なお、状態情報=7は対応する請求書データが「支払管理者の承認済み」の状態であることを意味している。上記のステップ268も請求項3に記載の第1の請求書データ管理手段及び請求項4に記載の第2の請求書データ管理手段に対応している。
上記の処理が行われることで、輸出企業12側で請求書データを閲覧した場合(図2の「閲覧(入金予定確認)」も参照)に、例として図32に示すように、輸入企業14の経理部の管理者によって支払いが承認された請求書データについてのみ、状態情報の内容が「7」と表示されることになる(図32は、図25に一覧表示されている統合請求書のうち、識別番号「00001」の統合請求書についてのみ支払いが承認された場合を例として示している)。状態情報の内容が「7」とされている請求書データは、輸入企業14の経理部の管理者によって支払いが承認されているので、支払期日迄には支払いが行われると判断することができ、輸出企業12側で入金予定を把握することができる。
輸入企業14の経理部の管理者によって統合請求書についての支払いが承認されると、輸入企業14の経理部の担当者に対し、支払いを行うべき統合請求書が生じたことが電子メールによって通知される。該電子メールによって支払いを行うべき統合請求書が生じたことを認識した輸入企業14の経理部の担当者は、支払い対象の統合請求書の送金依頼書をデータとして出力させる操作を行う。すなわち、輸入企業14の経理部の担当者は、まず「支払内容確認」に対応する副選択肢がディスプレイ20に表示されている状態で、マウス24等を操作して副選択肢「依頼書出力」を選択する。
支払側処理では、選択された副選択肢が「依頼書出力」であれば、ステップ258の判定が否定されてステップ270へ移行し、まず統合請求書データの検索条件を設定するための設定画面をディスプレイ20に表示させ、輸入企業14の経理部の担当者によって検索条件(例えば支払期日等の条件)が設定されると、請求書DBに記憶されている統合請求書データのうち、状態情報=7が付加されており、かつ設定された検索条件に合致する統合請求書データを検索し、検索によって抽出された統合請求書データと、抽出された個々の統合請求書データに付加されている状態情報の内容(=7)を、例として図30に示すようにディスプレイ20に一覧表示させる。上記のステップ270も本発明に係る表示制御手段(詳しくは請求項4に記載の表示制御手段)に対応している。
支払対象の統合請求書データが一覧表示されると、輸入企業14の経理部の担当者は、処理対象の特定の統合請求書の選択する操作を行う。この操作は、例えば統合請求書データが一覧表示されている状態(図30)で、特定の統合請求書の識別番号の表示を選択する等によって為される。次のステップ272では特定の統合請求書が選択されたか否かを判定し、判定が肯定される迄ステップ272を繰り返しており、特定の統合請求書が選択されるとステップ272の判定が肯定されてステップ274へ移行し、選択された特定の統合請求書データに付加されている送金依頼書データをHDD44から読み出し、読み出した送金依頼書データを、例として図31に示すように、輸入地金融機関52に仕向送金を依頼することで特定の統合請求書についての支払いを行うための送金依頼書としてディスプレイ20に表示させる。
特定の統合請求書についての送金依頼書がディスプレイ20に表示されると、輸入企業14の経理部の担当者は、表示された送金依頼書をデータとして出力させる操作を行う(図2の「データ出力指示」も参照)。この操作は、例えば送金依頼書が表示されている状態(図31)で、画面上の「依頼書データ出力」と表記されたボックス338を選択する等によって為される。なお、画面上の「依頼書印刷」と表記されたボックス340を選択することで、ディスプレイ20に表示されている送金依頼書を印刷出力させることも可能とされている。
次のステップ276では送金依頼書のデータ出力が指示されたか否かを判定しており、データ出力が指示されなかった場合には判定が否定され、何ら処理を行うことなくステップ232に戻るが、送金依頼書をデータとして出力させることを指示する操作が行われた場合には、ステップ276の判定が肯定されてステップ278へ移行し、ディスプレイ20に送金依頼書として表示させている送金依頼書データを、特定のデータ形式(例えばCSV(Comma Separated Value)形式等)のデータとしてクライアントPC16へ送信する。上記のステップ278は、先に説明したステップ256と共に本発明に係る決済処理手段(詳しくは請求項5に記載の決済処理手段)に対応している。
なお、支払側処理において、「支払内容確認」以外の選択肢が選択された場合には、ステップ234の判定が否定されてステップ280へ移行し、選択肢「ログアウト」が選択されたか否かが判定される。「請求書閲覧」又は「支払内容閲覧」が選択された場合は判定が否定されてステップ282へ移行し、選択された選択肢に対応する処理が行われる。また「Logout(ログアウト)」が選択された場合はステップ282の判定が肯定され、支払側処理を終了する。
ウェブサーバ34から送信された送金依頼書データがクライアントPC16で受信されると、輸入企業14の経理部の担当者は、特定のクライアントPC16(金融取引支援プログラムがインストールされているクライアントPC16)上で金融取引支援プログラムを実行し、受信した送金依頼書データを金融取引支援プログラムによって公衆電話回線経由で輸入地金融機関52のホスト・コンピュータ54へ送信することで、輸入地金融機関52に仕向送金を依頼する(図2のステップ94も参照)。輸入地金融機関52ではS.W.I.F.T58のネットワーク等を介して、輸入企業14から依頼された仕向送金を輸出地金融機関46宛に行う。輸出地金融機関46は、輸出企業12の口座に送金代金を入金することで、ウェブサーバ34から輸入企業14のクライアントPC16へ送信された送金依頼書データに対応する特定の統合請求書についての決済(統合請求書として統合された複数の請求書についての決済)が完了する。
輸出地金融機関46は、輸出企業12の口座への入金を行うと、入金処理の内容を輸出企業12へ通知するための入金明細情報を生成する。この入金明細情報は、輸出企業12の特定のクライアントPC16(金融取引支援プログラムがインストールされているクライアントPC16)上で金融取引支援プログラムを実行し、受信処理を行うことで輸出企業12の特定のクライアントPC16で受信されるが、この入金明細情報を電子インボイス・サービスに取り込んで輸出企業12が利用することも可能とされている。
なお、本実施形態に係る電子インボイス・サービスは、親会社が、同一の企業グループに属する子会社を閲覧対象として予め登録しておくことにより、子会社間の請求のやり取りを親会社がディスプレイ上で閲覧したり、ウェブサーバ34からデータとしてダウンロードすることも可能とするサービスも提供している。現在、企業グループの親会社は、四半期、半期、年度毎に連結決算対象の企業(同一の企業グループに属する子会社等)の財務諸表を手作業で作成しているが、この財務諸表の作成にあたっては、全社の債権・債務を一定の時点で確定することが困難であるという問題がある。これに対し、上記のサービスを利用することにより、或る状態以前の債権・債務(例えば状態情報=6迄の請求書データ)を全て表示又はダウンロードすることができるので、同一の企業グループに属する全社について、同一条件の下で売掛債権、買掛債務の残高を把握することが可能となり、連結決算のための財務諸表の作成を容易に行うことができる。
また、上記では同一のドラフト番号が付加されてる複数のインボイスを単一の請求書として統合する例を説明したが、本実施形態に係る電子インボイス・サービスは、予め設定することでインボイス=請求書として扱うことも可能とされている。
また、上記では説明を省略したが、本実施形態に係る電子インボイス・サービスには、経費を請求したり、一度支払った破損商品の返金を請求する機能(デビットノート機能)や、経費や破損商品の返金等を能動的に支払うための機能(クレジットノート機能)も付加されており、輸出及び輸入を各々行っている企業については、請求と、購買/支払いの双方の業務を行うことも可能とされている。
なお、上記では同一のドラフト番号が付加されてる複数のインボイスを単一の請求書として統合する例を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば個々のインボイスの支払期日、輸入者(取引先)及び取引通貨を比較し、支払期日、輸入者及び取引通貨が全て同一のインボイスを単一の請求書として統合するようにしてもよい。
また、上記では送金依頼書のデータ出力が指示されると、ウェブサーバ34が送金依頼書データを輸入企業14のクライアントPC16へ送信し、輸入企業14が輸入地金融機関52へ送金依頼書データを送信することで仕向送金が依頼される例を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば送金依頼が指示されるとウェブサーバ34から輸入地金融機関52のホスト・コンピュータ54へ送金依頼書データを直接送信するようにしてもよい。
本実施形態に係るコンピュータ・システムの概略構成を示すブロック図である。 インボイスデータの作成から統合請求書を単位とする支払いに至るシーケンス図である。 ウェブサーバで実行される電子インボイス処理の内容を示すフローチャートである。 請求側処理の内容を示すフローチャートである。 購買側処理の内容を示すフローチャートである。 支払側処理の内容を示すフローチャートである。 ログイン画面の一例を示すイメージ図である。 請求側のメニュー画面の一例を示すイメージ図である。 インボイスデータのアップロード画面の一例を示すイメージ図である。 インボイスデータ作成画面の一例を示すイメージ図である。 請求書データ登録時の画面の一例を示すイメージ図である。 単一の請求書に対応する複数のインボイスの一覧表示画面の一例を示すイメージ図である。 単一のインボイスの明細表示画面の一例を示すイメージ図である。 請求側における承認対象の請求書一覧表示画面の一例を示すイメージ図である。 請求側における承認後の請求書一覧表示画面の一例を示すイメージ図である。 購買側のメニュー画面の一例を示すイメージ図である。 購買側における確認対象の請求書一覧表示画面の一例を示すイメージ図である。 購買側における確認対象の単一の請求書に対応する複数のインボイスの一覧表示画面の一例を示すイメージ図である。 購買側における確認対象の単一のインボイスに対応する複数の明細の一覧表示画面の一例を示すイメージ図である。 購買側における確認後の請求書一覧表示画面の一例を示すイメージ図である。 購買側における承認対象の請求書一覧表示画面の一例を示すイメージ図である。 購買側における承認後の請求書一覧表示画面の一例を示すイメージ図である。 支払側のメニュー画面の一例を示すイメージ図である。 支払側における確認対象の請求書一覧表示画面の一例を示すイメージ図である。 支払側における取りまとめ後の統合請求書一覧表示画面の一例を示すイメージ図である。 支払側における処理対象の単一の統合請求書に対応する複数の請求書の一覧表示画面の一例を示すイメージ図である。 支払方法登録画面の一例を示すイメージ図である。 支払方法登録後の統合請求書一覧表示画面の一例を示すイメージ図である。 支払側における承認対象の統合請求書一覧表示画面の一例を示すイメージ図である。 支払側における承認後の統合請求書一覧表示画面の一例を示すイメージ図である。 支払側における支払方法確認画面の一例を示すイメージ図である。 請求側における、入金予定の請求書を含む請求書一覧表示画面の一例を示すイメージ図である。 支払側におけるネッティング対象の請求書一覧表示画面の一例を示すイメージ図である。
符号の説明
10 コンピュータ・システム
16 クライアントPC
20 ディスプレイ
22 キーボード
24 マウス
32 インターネット
34 ウェブサーバ
48 ホスト・コンピュータ

Claims (7)

  1. 輸出者及び輸入者が各々所持しているクライアント・コンピュータと通信回線を介して接続された貿易取引の決済支援装置であって、
    情報を記憶するための記憶手段と、
    輸出者側で作成されて輸出者のクライアント・コンピュータからデータとして受信した複数の商業送り状のうち、所定の条件に合致する複数の商業送り状を単一の請求書に統合し、統合した請求書を表す請求書データを前記記憶手段に記憶させる請求書データ生成手段と、
    前記記憶手段に記憶されている請求書データが表す請求書をクライアント・コンピュータの表示装置に表示させる表示制御手段と、
    輸入者のクライアント・コンピュータの表示装置に前記請求書が表示されている状態で、輸入者によって特定の請求書が選択されて決済が指示されると、選択された特定の請求書についての決済のための処理を行う決済処理手段と、
    を含む貿易取引の決済支援装置。
  2. 前記請求書データ生成手段は、前記所定の条件として、輸出者によって個々の商業送り状データに予め付与された識別情報が同一、又は、期日、輸入者及び取引通貨が同一の複数の商業送り状を単一の請求書に統合することを特徴とする請求項1記載の貿易取引の決済支援装置。
  3. 前記請求書データ生成手段によって生成された請求書データに状態情報を付加すると共に、個々の請求書データに付加した状態情報の内容を、少なくとも、対応する請求書データが表す請求書が輸出者側で承認されているか否かに応じて相違させる第1の請求書データ管理手段を更に備え、
    前記表示制御手段は、前記請求書データに付加されている状態情報に基づき、輸出者側で承認されている状態の請求書のみを輸入者のクライアント・コンピュータの表示装置に表示させることを特徴とする請求項1記載の貿易取引の決済支援装置。
  4. 前記請求書データ生成手段によって生成された請求書データに状態情報を付加すると共に、個々の請求書データに付加した状態情報の内容を、対応する請求書データが表す請求書の状態の変化に応じて変化させる第2の請求書データ管理手段を更に備え、
    前記表示制御手段は、請求書データが表す請求書をクライアント・コンピュータの表示装置に表示させる際に、前記状態情報の内容も表示させることを特徴とする請求項1記載の貿易取引の決済支援装置。
  5. 前記決済処理手段は、前記決済のための処理として、前記特定の請求書のデータに基づき、輸入者が輸出者への送金を金融機関に依頼するための送金依頼書データを生成・出力する処理を行うことを特徴する請求項1記載の貿易取引の決済支援装置。
  6. 輸入者側からの指示に応じて、所定の条件に合致する複数の請求書データを単一の支払データに統合する請求書データ統合手段を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の貿易取引の決済支援装置。
  7. 輸出者及び輸入者が各々所持しているクライアント・コンピュータと通信回線を介して接続され、情報を記憶するための記憶手段を備えたコンピュータを、
    輸出者側で作成されて輸出者のクライアント・コンピュータからデータとして受信した複数の商業送り状のうち、所定の条件に合致する複数の商業送り状を単一の請求書に統合し、統合した請求書を表す請求書データを前記記憶手段に記憶させる請求書データ生成手段、
    前記記憶手段に記憶されている請求書データが表す請求書をクライアント・コンピュータの表示装置に表示させる表示制御手段、
    及び、輸入者のクライアント・コンピュータの表示装置に前記請求書が表示されている状態で、輸入者によって特定の請求書が選択されて決済が指示されると、選択された特定の請求書についての決済のための処理を行う決済処理手段
    として機能させるためのプログラム。
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