JP2004310670A - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】物品コード(バーコード)を添付し難い物品(商品)であっても、物品コードが添付された物品と同様に処理することが可能な情報処理装置を提供すること。
【解決手段】物品コードを読み取るコード読取手段(2)と、前記コード読取手段により読み取られた物品コードに関連づけて管理されている物品情報を抽出する第1の抽出手段(5)と、物品の画像を読み取る画像読取手段(3)と、前記画像読取手段により読み取られた画像データに関連づけて管理されている物品情報を抽出する第2の抽出手段(7)と、前記第1及び第2の抽出手段により抽出される物品情報を処理する処理手段(1、101)とを備えている。
【選択図】 図2
【解決手段】物品コードを読み取るコード読取手段(2)と、前記コード読取手段により読み取られた物品コードに関連づけて管理されている物品情報を抽出する第1の抽出手段(5)と、物品の画像を読み取る画像読取手段(3)と、前記画像読取手段により読み取られた画像データに関連づけて管理されている物品情報を抽出する第2の抽出手段(7)と、前記第1及び第2の抽出手段により抽出される物品情報を処理する処理手段(1、101)とを備えている。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、スーパーマーケット等に設置され、商品に添付されたバーコードを読み取り商品の会計処理を行なう情報処理装置及び情報処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、スーパーマーケット等には、商品に添付されたバーコードを読み取り、その商品の会計処理を行なう情報処理端末が設置されている(例えば、特許文献1参照)。このような情報処理端末の設置により、オペレータ(レジ係)による会計処理の効率化が図られている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−32850号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、バーコードを印刷し難く且つバーコードタグも取り付け難い商品に関しては、オペレータがその商品の金額を直接入力しなければならない。つまり、商品によってバーコード入力が可能であったり、直接入力が必要となったりすることになる(会計作業が全く別個のものとなってしまう)。このような会計作業、特に直接入力の作業はオペレータにとって負担となっている。
【0005】
この発明の目的は、上記したような事情に鑑み成されたものであって、物品コード(バーコード)を添付し難い物品(商品)であっても、物品コードが添付された物品と同様に処理することが可能な情報処理装置及び情報処理方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決し目的を達成するために、この発明の情報処理装置及び情報処理方法は、以下のように構成されている。
【0007】
(1)この発明の情報処理装置は、物品コードを読み取るコード読取手段と、前記コード読取手段により読み取られた物品コードに関連づけて管理されている物品情報を抽出する第1の抽出手段と、物品の画像を読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段により読み取られた画像データに関連づけて管理されている物品情報を抽出する第2の抽出手段と、前記第1及び第2の抽出手段により抽出される物品情報を処理する処理手段とを備えている。
【0008】
(2)この発明の情報処理方法は、物品コード及び物品の画像を読み取る第1のステップと、前記読み取られた物品コードに関連づけて管理されている物品情報を抽出して、抽出された物品情報を処理する第2のステップと、前記第2のステップによる物品情報処理が不能な場合に、前記読み取られた画像データに関連づけて管理されている物品情報を抽出して、抽出された物品情報を処理する第3のステップとを備えている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1はこの発明の一例に係る情報処理装置の外観イメージを示す図であり、図2はこの発明の一例に係る情報処理装置の機能ブロックを示す図である。
【0010】
図1及び図2に示すように、情報処理装置は、例えばPOS端末であり、会計処理端末1、バーコード読取装置2、画像読取装置3、バーコードデータベース4、商品情報抽出部5、画像データベース6、商品情報抽出部7、表示部8、スピーカ9、読取制御部10を備えている。さらに、会計処理端末1は、会計処理部101及び操作部102を備えている。
【0011】
バーコード読取装置2は、図1に示す所定の位置Pに載置された物品(商品)添付されたバーコードを光学的に読み取り、バーコード読取結果を抽出処理部5に通知する。バーコード読取装置2は固定式であってもよいし、移動式であってもよい。また、バーコード読取装置2に対して、オペレータが物品(商品)に添付されたバーコードを近づけて、読み取らせるようにしてもよい。
【0012】
画像読取装置3は、図1に示す所定の位置Pに載置された物品の画像を光学的に読み取り、画像読取結果を抽出処理部7に通知する。つまり、バーコード読取装置2と画像読取装置3は、図1に示すように、所定の位置Pに載置された物品を双方向から読み取るものである。画像読取装置3は固定式であってもよいし、移動式であってもよい。また、画像読取装置3に対して、オペレータが物品(商品)を近づけて、物品の画像を読み取らせるようにしてもよい。
【0013】
バーコードデータベース4は、複数のバーコードと各バーコードに関連づけられた複数の物品情報とを記憶している。物品情報とは、例えば物品名(商品名)、物品価格(商品価格)などの情報である。抽出処理部5は、バーコードデータベース4に記憶されている複数のバーコードと各バーコードに関連づけられた複数の物品情報に基づき、バーコード読取結果に対応する物品情報を抽出し、抽出した物品情報を会計処理部101に通知する。
【0014】
画像データベース6は、複数の画像データと各画像データに関連づけられた複数の物品情報とを記憶している。抽出処理部7は、画像データベース6に記憶されている複数の画像データと各画像データに関連づけられた複数の物品情報に基づき、画像読取結果に対応する物品情報を抽出し、抽出した物品情報を会計処理部101に通知する。
【0015】
制御部10は、バーコード読取装置2及び抽出処理部5による物品情報の抽出処理、及び画像読取装置3及び抽出処理部7による物品情報の抽出処理を切り換える。通常は、バーコード読取装置2及び抽出処理部5による物品情報の抽出処理を優先して実行させる。バーコード読取装置2及び抽出処理部5による物品情報の抽出処理が不能な場合、つまりバーコード読取装置2によりバーコードが読み取れない場合には、画像読取装置3及び抽出処理部7による物品情報の抽出処理を実行させる。画像読取装置3及び抽出処理部7による物品情報の抽出処理も不能な場合、つまり画像読取装置3により画像を読み取ったが、この読み取った画像データに基づき物品情報を抽出できない場合で、且つ予め定められたリトライ処理回数又はリトライ処理時間の上限値に達する前であれば、リトライ処理に移行させる。リトライ処理とは、再度、バーコード読取装置2及び抽出処理部5による物品情報の抽出処理と画像読取装置3及び抽出処理部7による物品情報の抽出処理を交互に繰り返す処理である。或いは、リトライ処理とは、再度、画像読取装置3及び抽出処理部7による物品情報の抽出処理だけを繰り返す処理である。
【0016】
ここで、図3に示すフローチャートを参照して、図1及び図2に示す情報処理装置による情報処理(会計処理)を説明する。
【0017】
まず、バーコード読取装置2及び画像読取装置3が読取動作を開始する(ST1)。バーコード読取装置2によりバーコードが正しく読み取れた場合(ST2、YES)、バーコードデータ処理に移行する(ST3)。バーコードデータ処理は、抽出処理部5により実行される処理であり、読み取ったバーコードに対応する物品情報をバーコードデータベース4から抽出する処理である。読み取ったバーコードに対応する物品情報がバーコードデータベース4から抽出されれば(ST4、YES)、抽出された物品情報が会計処理部101に通知され、会計処理部101は通知される物品情報に基づき会計処理を実行する(ST5)。バーコード読取結果に対応する物品情報が抽出されない場合は(ST4、NO)、エラー処理に移行する(ST6)。
【0018】
バーコード読取装置2によりバーコードが正しく読み取れなかった場合(ST2、NO)、画像認識処理に移行する(ST7)。ここで言う画像認識処理は、抽出処理部7により実行される処理であり、読み取った画像データに対応する情報を画像データベース6から抽出する処理である。読み取った画像データに対応する物品情報が画像データベース6から抽出されれば(ST8、YES)、抽出された物品情報が会計処理部101に通知され、会計処理部101は通知される物品情報に基づき会計処理を実行する(ST5)。
【0019】
読み取った画像データに対応する物品情報が画像データベース6から抽出されずに(ST8、NO)、リトライ処理回数又はリトライ処理時間の上限値に達している場合は(ST9、YES)、エラー処理に移行する(ST6)。リトライ処理回数又はリトライ処理時間の上限値に達する前であれば(ST9、NO)、リトライ処理に移行する。
【0020】
リトライ処理では、まず、制御部10が、所定の位置Pに載置された物品の向きを変える案内を指示する。これに対応して、表示部8には、例えば「読取エラーです。物品(商品)の向きを変えて下さい。」と表示される(ST10)。またスピーカ9からは、例えば読取エラーを通知するチャイム音が出力される(ST10)。制御部10は、物品の向きを変える案内を指示した後(所定時間経過後)、再度、バーコード読取装置2及び抽出処理部5による物品情報の抽出処理を実行させる(ST1、ST2、ST3)。或いは、バーコード読取装置2及び抽出処理部5による物品情報の抽出処理を省略して、再度、画像読取装置3及び抽出処理部7による物品情報の抽出処理を実行させる(ST1、7)。リトライ処理回数又はリトライ処理時間の上限値に達するまで繰り返される。リトライ処理回数又はリトライ処理時間の上限値に達するまで繰り返しても、物品情報が抽出できない場合は(ST9、NO)、エラー処理に移行する(ST6)。
【0021】
続いて、エラー処理について説明する。エラー処理に移行すると、制御部10は、物品情報の手入力の案内を指示する。これに対応して、表示部8には、例えば「読取エラーです。物品情報を手入力して下さい。」と表示される。またスピーカ9からは、例えば読取エラーを通知するチャイム音が出力される。これに対応して、オペレータは、操作部102から物品情報を入力する。
【0022】
続いて、上記した会計処理について説明する。会計処理部101には、抽出処理部5及び抽出処理部7のどちらか一方から物品情報が通知される。或いは、会計処理部101には、操作部102から物品情報が通知される。会計処理部101は、通知された物品情報に含まれる物品名及び物品価格に基づき会計処理を実行する。例えば、複数の物品情報を受け取った場合、夫々の物品情報に含まれる物品価格を合計し、顧客に対して請求し、精算処理を実行する。
【0023】
上記したように、この発明の情報処理装置は、バーコード読取装置2及び画像読取装置3を備えることにより、バーコードが付与されていない商品であっても、商品そのものの形状を画像認識することで、バーコード読み取りと大差のない使用感を実現することができる。つまり、バーコードが読み取れなくても、即、手入力に移行せずに、画像読取及び画像認識により、バーコード読み取りと大差のない使用感を実現することができ、オペレータの負担を軽減できる。
【0024】
なお、上記説明では、バーコード読取装置2及び抽出処理部5による物品情報の抽出処理が不能で、且つ画像読取装置3及び抽出処理部7による物品情報の抽出処理も不能な場合、物品の向きを変える案内を指示するとした。この発明はこれに限定されるものではなく、例えば画像読取装置3が、異なる角度から物品を読み取ることが可能な移動式の読取装置であってもよい。これにより、オペレータによる物品の向きを変える作業を省略することができる。
【0025】
また、バーコード読取装置2と画像読取装置3は、両者の機能を持つ単一の装置であってもかまわない。また、バーコードデータベース4と画像データベース6は、同一の記憶装置上に配置されていてもよい。また、バーコードデータベース4と画像データベース6は、各情報処理装置に設けられている必要はなく、例えばホストコンピュータがバーコードデータベース4と画像データベース6を備え、情報処理装置がホストコンピュータにアクセスしてこれらデータベースを利用するようにしてもよい。
【0026】
以上説明したように、この発明によれば、バーコードを付与できなかった商品でも、バーコードが付与された商品と同様の操作性で会計処理ができる。
【0027】
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0028】
【発明の効果】
この発明によれば、物品コード(バーコード)を添付し難い物品(商品)であっても、物品コードが添付された物品と同様に処理することが可能な情報処理装置及び情報処理方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例に係る情報処理装置の外観イメージを示す図である。
【図2】この発明の一例に係る情報処理装置の機能ブロックを示す図である。
【図3】情報処理装置による情報処理(会計処理)を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…会計処理端末、2…バーコード読取装置、3…画像読取装置、4…バーコードデータベース、5…商品情報抽出部、6…画像データベース、7…商品情報抽出部、8…表示部、9…スピーカ、10…読取制御部、101…会計処理部、102…操作部
【発明の属する技術分野】
この発明は、スーパーマーケット等に設置され、商品に添付されたバーコードを読み取り商品の会計処理を行なう情報処理装置及び情報処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、スーパーマーケット等には、商品に添付されたバーコードを読み取り、その商品の会計処理を行なう情報処理端末が設置されている(例えば、特許文献1参照)。このような情報処理端末の設置により、オペレータ(レジ係)による会計処理の効率化が図られている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−32850号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、バーコードを印刷し難く且つバーコードタグも取り付け難い商品に関しては、オペレータがその商品の金額を直接入力しなければならない。つまり、商品によってバーコード入力が可能であったり、直接入力が必要となったりすることになる(会計作業が全く別個のものとなってしまう)。このような会計作業、特に直接入力の作業はオペレータにとって負担となっている。
【0005】
この発明の目的は、上記したような事情に鑑み成されたものであって、物品コード(バーコード)を添付し難い物品(商品)であっても、物品コードが添付された物品と同様に処理することが可能な情報処理装置及び情報処理方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決し目的を達成するために、この発明の情報処理装置及び情報処理方法は、以下のように構成されている。
【0007】
(1)この発明の情報処理装置は、物品コードを読み取るコード読取手段と、前記コード読取手段により読み取られた物品コードに関連づけて管理されている物品情報を抽出する第1の抽出手段と、物品の画像を読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段により読み取られた画像データに関連づけて管理されている物品情報を抽出する第2の抽出手段と、前記第1及び第2の抽出手段により抽出される物品情報を処理する処理手段とを備えている。
【0008】
(2)この発明の情報処理方法は、物品コード及び物品の画像を読み取る第1のステップと、前記読み取られた物品コードに関連づけて管理されている物品情報を抽出して、抽出された物品情報を処理する第2のステップと、前記第2のステップによる物品情報処理が不能な場合に、前記読み取られた画像データに関連づけて管理されている物品情報を抽出して、抽出された物品情報を処理する第3のステップとを備えている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1はこの発明の一例に係る情報処理装置の外観イメージを示す図であり、図2はこの発明の一例に係る情報処理装置の機能ブロックを示す図である。
【0010】
図1及び図2に示すように、情報処理装置は、例えばPOS端末であり、会計処理端末1、バーコード読取装置2、画像読取装置3、バーコードデータベース4、商品情報抽出部5、画像データベース6、商品情報抽出部7、表示部8、スピーカ9、読取制御部10を備えている。さらに、会計処理端末1は、会計処理部101及び操作部102を備えている。
【0011】
バーコード読取装置2は、図1に示す所定の位置Pに載置された物品(商品)添付されたバーコードを光学的に読み取り、バーコード読取結果を抽出処理部5に通知する。バーコード読取装置2は固定式であってもよいし、移動式であってもよい。また、バーコード読取装置2に対して、オペレータが物品(商品)に添付されたバーコードを近づけて、読み取らせるようにしてもよい。
【0012】
画像読取装置3は、図1に示す所定の位置Pに載置された物品の画像を光学的に読み取り、画像読取結果を抽出処理部7に通知する。つまり、バーコード読取装置2と画像読取装置3は、図1に示すように、所定の位置Pに載置された物品を双方向から読み取るものである。画像読取装置3は固定式であってもよいし、移動式であってもよい。また、画像読取装置3に対して、オペレータが物品(商品)を近づけて、物品の画像を読み取らせるようにしてもよい。
【0013】
バーコードデータベース4は、複数のバーコードと各バーコードに関連づけられた複数の物品情報とを記憶している。物品情報とは、例えば物品名(商品名)、物品価格(商品価格)などの情報である。抽出処理部5は、バーコードデータベース4に記憶されている複数のバーコードと各バーコードに関連づけられた複数の物品情報に基づき、バーコード読取結果に対応する物品情報を抽出し、抽出した物品情報を会計処理部101に通知する。
【0014】
画像データベース6は、複数の画像データと各画像データに関連づけられた複数の物品情報とを記憶している。抽出処理部7は、画像データベース6に記憶されている複数の画像データと各画像データに関連づけられた複数の物品情報に基づき、画像読取結果に対応する物品情報を抽出し、抽出した物品情報を会計処理部101に通知する。
【0015】
制御部10は、バーコード読取装置2及び抽出処理部5による物品情報の抽出処理、及び画像読取装置3及び抽出処理部7による物品情報の抽出処理を切り換える。通常は、バーコード読取装置2及び抽出処理部5による物品情報の抽出処理を優先して実行させる。バーコード読取装置2及び抽出処理部5による物品情報の抽出処理が不能な場合、つまりバーコード読取装置2によりバーコードが読み取れない場合には、画像読取装置3及び抽出処理部7による物品情報の抽出処理を実行させる。画像読取装置3及び抽出処理部7による物品情報の抽出処理も不能な場合、つまり画像読取装置3により画像を読み取ったが、この読み取った画像データに基づき物品情報を抽出できない場合で、且つ予め定められたリトライ処理回数又はリトライ処理時間の上限値に達する前であれば、リトライ処理に移行させる。リトライ処理とは、再度、バーコード読取装置2及び抽出処理部5による物品情報の抽出処理と画像読取装置3及び抽出処理部7による物品情報の抽出処理を交互に繰り返す処理である。或いは、リトライ処理とは、再度、画像読取装置3及び抽出処理部7による物品情報の抽出処理だけを繰り返す処理である。
【0016】
ここで、図3に示すフローチャートを参照して、図1及び図2に示す情報処理装置による情報処理(会計処理)を説明する。
【0017】
まず、バーコード読取装置2及び画像読取装置3が読取動作を開始する(ST1)。バーコード読取装置2によりバーコードが正しく読み取れた場合(ST2、YES)、バーコードデータ処理に移行する(ST3)。バーコードデータ処理は、抽出処理部5により実行される処理であり、読み取ったバーコードに対応する物品情報をバーコードデータベース4から抽出する処理である。読み取ったバーコードに対応する物品情報がバーコードデータベース4から抽出されれば(ST4、YES)、抽出された物品情報が会計処理部101に通知され、会計処理部101は通知される物品情報に基づき会計処理を実行する(ST5)。バーコード読取結果に対応する物品情報が抽出されない場合は(ST4、NO)、エラー処理に移行する(ST6)。
【0018】
バーコード読取装置2によりバーコードが正しく読み取れなかった場合(ST2、NO)、画像認識処理に移行する(ST7)。ここで言う画像認識処理は、抽出処理部7により実行される処理であり、読み取った画像データに対応する情報を画像データベース6から抽出する処理である。読み取った画像データに対応する物品情報が画像データベース6から抽出されれば(ST8、YES)、抽出された物品情報が会計処理部101に通知され、会計処理部101は通知される物品情報に基づき会計処理を実行する(ST5)。
【0019】
読み取った画像データに対応する物品情報が画像データベース6から抽出されずに(ST8、NO)、リトライ処理回数又はリトライ処理時間の上限値に達している場合は(ST9、YES)、エラー処理に移行する(ST6)。リトライ処理回数又はリトライ処理時間の上限値に達する前であれば(ST9、NO)、リトライ処理に移行する。
【0020】
リトライ処理では、まず、制御部10が、所定の位置Pに載置された物品の向きを変える案内を指示する。これに対応して、表示部8には、例えば「読取エラーです。物品(商品)の向きを変えて下さい。」と表示される(ST10)。またスピーカ9からは、例えば読取エラーを通知するチャイム音が出力される(ST10)。制御部10は、物品の向きを変える案内を指示した後(所定時間経過後)、再度、バーコード読取装置2及び抽出処理部5による物品情報の抽出処理を実行させる(ST1、ST2、ST3)。或いは、バーコード読取装置2及び抽出処理部5による物品情報の抽出処理を省略して、再度、画像読取装置3及び抽出処理部7による物品情報の抽出処理を実行させる(ST1、7)。リトライ処理回数又はリトライ処理時間の上限値に達するまで繰り返される。リトライ処理回数又はリトライ処理時間の上限値に達するまで繰り返しても、物品情報が抽出できない場合は(ST9、NO)、エラー処理に移行する(ST6)。
【0021】
続いて、エラー処理について説明する。エラー処理に移行すると、制御部10は、物品情報の手入力の案内を指示する。これに対応して、表示部8には、例えば「読取エラーです。物品情報を手入力して下さい。」と表示される。またスピーカ9からは、例えば読取エラーを通知するチャイム音が出力される。これに対応して、オペレータは、操作部102から物品情報を入力する。
【0022】
続いて、上記した会計処理について説明する。会計処理部101には、抽出処理部5及び抽出処理部7のどちらか一方から物品情報が通知される。或いは、会計処理部101には、操作部102から物品情報が通知される。会計処理部101は、通知された物品情報に含まれる物品名及び物品価格に基づき会計処理を実行する。例えば、複数の物品情報を受け取った場合、夫々の物品情報に含まれる物品価格を合計し、顧客に対して請求し、精算処理を実行する。
【0023】
上記したように、この発明の情報処理装置は、バーコード読取装置2及び画像読取装置3を備えることにより、バーコードが付与されていない商品であっても、商品そのものの形状を画像認識することで、バーコード読み取りと大差のない使用感を実現することができる。つまり、バーコードが読み取れなくても、即、手入力に移行せずに、画像読取及び画像認識により、バーコード読み取りと大差のない使用感を実現することができ、オペレータの負担を軽減できる。
【0024】
なお、上記説明では、バーコード読取装置2及び抽出処理部5による物品情報の抽出処理が不能で、且つ画像読取装置3及び抽出処理部7による物品情報の抽出処理も不能な場合、物品の向きを変える案内を指示するとした。この発明はこれに限定されるものではなく、例えば画像読取装置3が、異なる角度から物品を読み取ることが可能な移動式の読取装置であってもよい。これにより、オペレータによる物品の向きを変える作業を省略することができる。
【0025】
また、バーコード読取装置2と画像読取装置3は、両者の機能を持つ単一の装置であってもかまわない。また、バーコードデータベース4と画像データベース6は、同一の記憶装置上に配置されていてもよい。また、バーコードデータベース4と画像データベース6は、各情報処理装置に設けられている必要はなく、例えばホストコンピュータがバーコードデータベース4と画像データベース6を備え、情報処理装置がホストコンピュータにアクセスしてこれらデータベースを利用するようにしてもよい。
【0026】
以上説明したように、この発明によれば、バーコードを付与できなかった商品でも、バーコードが付与された商品と同様の操作性で会計処理ができる。
【0027】
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0028】
【発明の効果】
この発明によれば、物品コード(バーコード)を添付し難い物品(商品)であっても、物品コードが添付された物品と同様に処理することが可能な情報処理装置及び情報処理方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例に係る情報処理装置の外観イメージを示す図である。
【図2】この発明の一例に係る情報処理装置の機能ブロックを示す図である。
【図3】情報処理装置による情報処理(会計処理)を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…会計処理端末、2…バーコード読取装置、3…画像読取装置、4…バーコードデータベース、5…商品情報抽出部、6…画像データベース、7…商品情報抽出部、8…表示部、9…スピーカ、10…読取制御部、101…会計処理部、102…操作部
Claims (5)
- 物品コードを読み取るコード読取手段と、
前記コード読取手段により読み取られた物品コードに関連づけて管理されている物品情報を抽出する第1の抽出手段と、
物品の画像を読み取る画像読取手段と、
前記画像読取手段により読み取られた画像データに関連づけて管理されている物品情報を抽出する第2の抽出手段と、
前記第1及び第2の抽出手段により抽出される物品情報を処理する処理手段と、
を備えたことを特徴とする情報処理装置。 - 物品コードを読み取るコード読取手段と、
前記コード読取手段により読み取られた物品コードに関連づけて管理されている物品情報を抽出する第1の抽出手段と、
物品の画像を読み取る画像読取手段と、
前記画像読取手段により読み取られた画像データに関連づけて管理されている物品情報を抽出する第2の抽出手段と、
前記コード読取手段及び前記第1の抽出手段により抽出される物品情報に基づく処理を優先し、前記コード読取手段及び前記前記第1の抽出手段により物品情報が抽出不能なとき、前記画像読取手段及び前記第2の抽出手段により抽出される物品情報に基づく処理を実行する処理手段と、
を備えたことを特徴とする情報処理装置。 - 所定の位置に載置された物品に添付されたバーコードを読み取るコード読取手段と、
前記コード読取手段により読み取られた物品コードに関連づけて管理されている物品情報を抽出する第1の抽出手段と、
前記所定の位置に載置された物品の画像を読み取る画像読取手段と、
前記画像読取手段により読み取られた画像データに関連づけて管理されている物品情報を抽出する第2の抽出手段と、
前記コード読取手段及び前記第1の抽出手段により抽出される物品情報に基づく処理を優先し、前記コード読取手段及び前記前記第1の抽出手段により物品情報が抽出不能なとき、前記画像読取手段及び前記第2の抽出手段により抽出される物品情報に基づく処理を実行する処理手段と、
前記コード読取手段及び前記前記第1の抽出手段により物品情報が抽出不能で、且つ前記画像読取手段及び前記前記第2の抽出手段により物品情報が抽出不能な場合、前記所定の位置に載置された物品の向きを変えるように案内する案内手段と、
を備えたことを特徴とする情報処理装置。 - 所定の位置に載置された物品に添付されたバーコードを読み取るコード読取手段と、
前記コード読取手段により読み取られた物品コードに関連づけて管理されている物品価格情報を抽出する第1の抽出手段と、
前記所定の位置に載置された物品の画像を読み取る画像読取手段と、
前記画像読取手段により読み取られた画像データに関連づけて管理されている物品価格情報を抽出する第2の抽出手段と、
前記コード読取手段及び前記第1の抽出手段により抽出される物品価格情報に基づく会計処理を優先し、前記コード読取手段及び前記前記第1の抽出手段により物品価格情報が抽出不能なとき、前記画像読取手段及び前記第2の抽出手段により抽出される物品価格情報に基づく会計処理を実行する処理手段と、
前記コード読取手段及び前記前記第1の抽出手段により物品価格情報が抽出不能で、且つ前記画像読取手段及び前記前記第2の抽出手段により物品価格情報が抽出不能な場合、前記所定の位置に載置された物品の向きを変えるように案内する案内手段と、
を備えたことを特徴とする情報処理装置。 - 物品コード及び物品の画像を読み取る第1のステップと、
前記読み取られた物品コードに関連づけて管理されている物品情報を抽出して、抽出された物品情報を処理する第2のステップと、
前記第2のステップによる物品情報処理が不能な場合に、前記読み取られた画像データに関連づけて管理されている物品情報を抽出して、抽出された物品情報を処理する第3のステップと、
を備えたことを特徴とする情報処理方法。
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