JP2004309885A - 販売促進用ラベル - Google Patents
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Abstract
【課題】商品を購入しない者にQRコードを読取られることを防止すること。
【解決手段】商品や包装容器の外面に貼付される販売促進用ラベルであって、表面にQRコード11aが印刷され、裏面が接着面13となった台紙10と、前記台紙の表面に重ねて積層されるシート20と、を有し、前記シートは、前記QRコードの全部又は一部を遮蔽することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】商品や包装容器の外面に貼付される販売促進用ラベルであって、表面にQRコード11aが印刷され、裏面が接着面13となった台紙10と、前記台紙の表面に重ねて積層されるシート20と、を有し、前記シートは、前記QRコードの全部又は一部を遮蔽することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はQRコードを有し、該QRコードを読取可能な状態及び読取不可能な状態にして商品の販売促進を図る販売促進用ラベルに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、物流や自動化ラインの商品管理の分野において、情報を小さなスペースに格納する手段としてQR(Quick Response)コードが使用されている。QRコードは、横方向にのみ情報をもつバーコードと異なり、縦横の二方向に情報をもつ二次元コードであり、バーコードと同様の大きさで10倍の情報を格納することができる。また、文字、数字、アルファベット等の様々な大容量の情報をもコード化することができる。
【0003】
一方、QRコードの読取は専用の読取装置(スキャナ)により行われていたが、最近では、携帯電話等に付帯されるカメラの性能が向上したことにより、携帯電話のカメラにてQRコードを撮像し、画面上に表示されたQRコードを解析して情報を取得することができるようになった。
【0004】
このため、商品の表面に、各購入者に割り当てられた独自のURL等の情報を持ったQRコードを付すことで、商品の購入者が携帯電話のカメラにてQRコードを撮影するように構成し、商品の販売促進を図ることも考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、商品の表面にQRコードを付して商品を店頭に並べると、商品を購入した者だけでなく、商品を購入しない者でも、携帯電話に付帯されるカメラにより撮影ができてしまい、商品の販売促進の目的を達成できない。
【0006】
そこで本発明の目的は、商品を購入しない者にQRコードを読取られることを防止することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための、本発明の代表的な構成は、商品や包装容器の外面に貼付される販売促進用ラベルであって、表面にQRコードが印刷され、裏面が接着面となった台紙と、前記台紙の表面に重ねて積層されるシートと、を有し、前記シートは、前記QRコードの全部又は一部を遮蔽することを特徴とする。
【0008】
前記台紙の表面に重なる前記シートにより、前記台紙に印刷される前記QRコードが遮蔽されるため、前記シートの外部からの前記QRコードの読取りを防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について、図を用いて説明する。図1は第1実施形態の販売促進用ラベルの断面図であり、図2は第1実施形態の販売促進用ラベルの斜視図及びQRコードの説明図であり、図3は透明シートに施される遮蔽印刷の説明図である。
【0010】
(販売促進用ラベルAの構成)
図1に示すように、本発明の販売促進用ラベルAは、QRコード11aが印刷された台紙10と、前記QRコード11aを外部から見えないように遮蔽印刷22aが施される透明シート20とから構成される。
【0011】
台紙10は、図1に示すように、QRコード11aが印刷される印刷層11と、紙やPET(ポリエチレンテレフタレート)、PS(ポリスチレン)等の樹脂シート等から構成される基材層12と、不図示の商品に販売促進用ラベルAを貼り付けるための接着層13と、から構成される。尚、印刷層11の表面には、シリコン等の離型剤を塗布し、透明シート20を台紙10から剥がれやすく構成してもよい。
【0012】
また、透明シート20は、表面から台紙10が透けて見えるようにPET等の透明の樹脂で構成されるフィルム層21と、フィルム層21を透して見えるQRコード11aの一部を遮蔽するための遮蔽印刷22aが施される印刷層22と、台紙10と透明シート20とを貼り付けるための粘着層23と、から構成される。
【0013】
以上の構成により販売促進用ラベルAは、図2(a)に示すように、QRコード11aが遮蔽印刷22aに一部を遮蔽された状態で商品に付される。この状態において遮蔽印刷22aに一部を隠されてはいるが、QRコード11aが表面から見えるため、QRコード11aの存在を商品の購入者に認識させることはできる。一方、QRコード11aの一部が遮蔽印刷22aによって隠されているため、携帯電話のカメラによって撮像することによってQRコード11aから情報を取得することはできない。このため、商品を購入しない者が、携帯電話によりQRコード11aの情報を取得することを防止することができる。
【0014】
次に販売促進用ラベルAの使用方法について説明する。図2(b)に示すように、販売促進用ラベルAの透明シート20を台紙10から剥がすと、遮蔽印刷22aもQRコード11aから離間する。すると台紙10上にQRコード11aの全体が現れるため、販売促進用ラベルAが付された商品を購入した者は、図2(c)に示すように、カメラ付の携帯電話M等によりQRコード11aを撮像することにより、QRコード11aに含まれる情報を取得することができる。
【0015】
(QRコード11a)
次に台紙10に印刷されるQRコード11aの特徴について、図2(d)を用いて説明する。
【0016】
図2(d)に示すように、台紙10に印刷されるQRコード11aは縦横に情報を有する正方形のコードであり、正方形の4隅のうち3箇所の位置検知マークmと、データ部dとから構成される。
【0017】
QRコード11aのデータの読取りにおいては、この3箇所に必ず配置される位置検知マークmの位置を基準として行われる。このため、QRコード11aが傾いていても、位置検知マークmを読取りソフト内で補正することにより、データ部dの情報を読取ることは可能である。また、QRコードにはデータの一部が読み取れなかったり黒白を誤って読んでしまった場合でも、その誤りを訂正するための冗長コードが付加される。このため、最大30%のデータが破損・汚損しても、情報を読取ることができる。
【0018】
(遮蔽印刷22a)
透明シート20には、QRコード11aの一部が見えるように、また反面、外部からQRコード11aが読取られないように、以下のような遮蔽印刷22aが施される。透明シート20に印刷される遮蔽印刷22aの詳細な説明を、図3を用いて行う。
【0019】
まず、図3(a)に示すように、位置検知マークmの少なくとも1箇所を隠すように遮蔽印刷22aを施すことが考えられる。前述のように、QRコード11aは、3箇所の位置検知マークmを基準としてQRコードの姿勢を決定し、データ部dを読取るため、位置検知マークmの位置が決まらないとデータ部dの情報を読取ることができない。
【0020】
このため、位置検知マークmを少なくとも1箇所隠すように遮蔽印刷22aを施すと、商品を購入して透明シート20を剥がさない限りはQRコード11aのデータを読取ることができず、商品を購入しない者がQRコード11aを読取ることを防止することができる。尚、位置検知マークmの2箇所、又は3箇所全部を隠すように、遮蔽印刷22aを施してもよい。
【0021】
また、図3(b)に示すように、データ部dの30%以上の面積を隠すように遮蔽印刷22aを施すことが考えられる。前述のように、QRコード11aはデータ部dの最大30%を破損・汚損しても読取り可能に構成されている。このため、データ部dの30%以上を透明シート20の遮蔽印刷22aにより隠せば、商品を購入しない者がQRコード11aを読取ることを防止することができる。
【0022】
また、図3(c)に示すように、データ部d又は位置検知マークmの一方だけでなく、データ部dと位置検知マークmの双方に渡って、QRコード11aの一部を隠す印刷を施してもよい。
【0023】
尚、遮蔽印刷22aの模様は、図3においては白塗りに斜線を付した画像としたが、これに限るものではなく、QRコード11aが読取れない模様であればよく、全部が白塗り又は黒塗りの画像や、QRコードと異なる他の模様であってもよい。また、透明シート20は完全な透明ではなく、半透明であってもよい。
【0024】
このように、印刷層22に遮蔽印刷22aを施せば、商品を購入して透明シート20を剥がさない限りは、QRコード11aのデータを読取ることができず、商品を購入しない者がQRコード11aを読取ることを防止することができる。
【0025】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について、図を用いて説明する。図4は第2実施形態の販売促進用ラベルの斜視図である。第1実施形態においては、QRコードの一部を遮蔽するとしたが、本実施形態においては、QRコードの全部をシートにより隠す構成としている。
【0026】
図4に示すように、第2実施形態の販促用ラベルBは、QRコード31aが印刷された台紙30と、前記QRコード31aを遮蔽する不透明の遮蔽シート40とから構成される。
【0027】
台紙30は、QRコード31aが印刷される印刷層と、該印刷層の下層に配設され、紙やPET(ポリエチレンテレフタレート)、PS(ポリスチレン)等の樹脂シート等から構成される基材層と、該基材層の下層に配設され、不図示の商品に販売促進用ラベルBを貼り付けるための接着層と、から構成される。尚、前記印刷層の表面には、シリコン等の離型剤を塗布し、遮蔽シート40を剥がしやすく構成してもよい。
【0028】
また、遮蔽シート40は、台紙30上の少なくともQRコード31aの全部を隠蔽する白色等の不透明の紙や樹脂シートにより構成される印刷層と、該印刷層の下層に配設され台紙30と遮蔽シート40とを貼り付けるための粘着層と、から構成される。
【0029】
以上の構成により、台紙30上のQRコード31aは、QRコード31aの全部が遮蔽シート40により隠蔽されている。このため、商品の購入者は、遮蔽シート40を台紙30から剥がさない限り、QRコード31aを携帯電話等のカメラにより撮像することができない。このため、商品を購入しない者にQRコードを読取られることを防止することができる。
【0030】
【発明の効果】
以上のように、本発明の販売促進用ラベルにおいては、表面にQRコードが印刷され、裏面が接着面となった台紙と、前記台紙の表面に重ねて積層されるシートと、を有し、前記シートは、前記QRコードの全部又は一部を遮蔽することを特徴とする。
【0031】
前記台紙の表面に重なる前記シートにより、前記台紙に印刷される前記QRコードが遮蔽されるため、前記シートの外部からの前記QRコードの読取りを防止することができる。このため、商品を購入しない者にQRコードを読取られることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における販売促進用ラベルの断面図。
【図2】第1実施形態における販売促進用ラベルの斜視図及びQRコードの説明図。
【図3】第1実施形態において、透明シートに施される遮蔽印刷の説明図。
【図4】第2実施形態における販売促進用ラベルの斜視図。
【符号の説明】
A …販促用ラベル、B …販促用ラベル、M …携帯電話、
d …データ部、m …位置検知マーク、
10 …台紙、11 …印刷層、11a …QRコード、12 …基材層、13 …接着層、
20 …透明シート、21 …フィルム層、22 …印刷層、22a …遮蔽印刷、
23 …粘着層、30 …台紙、31a …QRコード、40 …遮蔽シート
【発明の属する技術分野】
本発明はQRコードを有し、該QRコードを読取可能な状態及び読取不可能な状態にして商品の販売促進を図る販売促進用ラベルに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、物流や自動化ラインの商品管理の分野において、情報を小さなスペースに格納する手段としてQR(Quick Response)コードが使用されている。QRコードは、横方向にのみ情報をもつバーコードと異なり、縦横の二方向に情報をもつ二次元コードであり、バーコードと同様の大きさで10倍の情報を格納することができる。また、文字、数字、アルファベット等の様々な大容量の情報をもコード化することができる。
【0003】
一方、QRコードの読取は専用の読取装置(スキャナ)により行われていたが、最近では、携帯電話等に付帯されるカメラの性能が向上したことにより、携帯電話のカメラにてQRコードを撮像し、画面上に表示されたQRコードを解析して情報を取得することができるようになった。
【0004】
このため、商品の表面に、各購入者に割り当てられた独自のURL等の情報を持ったQRコードを付すことで、商品の購入者が携帯電話のカメラにてQRコードを撮影するように構成し、商品の販売促進を図ることも考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、商品の表面にQRコードを付して商品を店頭に並べると、商品を購入した者だけでなく、商品を購入しない者でも、携帯電話に付帯されるカメラにより撮影ができてしまい、商品の販売促進の目的を達成できない。
【0006】
そこで本発明の目的は、商品を購入しない者にQRコードを読取られることを防止することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための、本発明の代表的な構成は、商品や包装容器の外面に貼付される販売促進用ラベルであって、表面にQRコードが印刷され、裏面が接着面となった台紙と、前記台紙の表面に重ねて積層されるシートと、を有し、前記シートは、前記QRコードの全部又は一部を遮蔽することを特徴とする。
【0008】
前記台紙の表面に重なる前記シートにより、前記台紙に印刷される前記QRコードが遮蔽されるため、前記シートの外部からの前記QRコードの読取りを防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について、図を用いて説明する。図1は第1実施形態の販売促進用ラベルの断面図であり、図2は第1実施形態の販売促進用ラベルの斜視図及びQRコードの説明図であり、図3は透明シートに施される遮蔽印刷の説明図である。
【0010】
(販売促進用ラベルAの構成)
図1に示すように、本発明の販売促進用ラベルAは、QRコード11aが印刷された台紙10と、前記QRコード11aを外部から見えないように遮蔽印刷22aが施される透明シート20とから構成される。
【0011】
台紙10は、図1に示すように、QRコード11aが印刷される印刷層11と、紙やPET(ポリエチレンテレフタレート)、PS(ポリスチレン)等の樹脂シート等から構成される基材層12と、不図示の商品に販売促進用ラベルAを貼り付けるための接着層13と、から構成される。尚、印刷層11の表面には、シリコン等の離型剤を塗布し、透明シート20を台紙10から剥がれやすく構成してもよい。
【0012】
また、透明シート20は、表面から台紙10が透けて見えるようにPET等の透明の樹脂で構成されるフィルム層21と、フィルム層21を透して見えるQRコード11aの一部を遮蔽するための遮蔽印刷22aが施される印刷層22と、台紙10と透明シート20とを貼り付けるための粘着層23と、から構成される。
【0013】
以上の構成により販売促進用ラベルAは、図2(a)に示すように、QRコード11aが遮蔽印刷22aに一部を遮蔽された状態で商品に付される。この状態において遮蔽印刷22aに一部を隠されてはいるが、QRコード11aが表面から見えるため、QRコード11aの存在を商品の購入者に認識させることはできる。一方、QRコード11aの一部が遮蔽印刷22aによって隠されているため、携帯電話のカメラによって撮像することによってQRコード11aから情報を取得することはできない。このため、商品を購入しない者が、携帯電話によりQRコード11aの情報を取得することを防止することができる。
【0014】
次に販売促進用ラベルAの使用方法について説明する。図2(b)に示すように、販売促進用ラベルAの透明シート20を台紙10から剥がすと、遮蔽印刷22aもQRコード11aから離間する。すると台紙10上にQRコード11aの全体が現れるため、販売促進用ラベルAが付された商品を購入した者は、図2(c)に示すように、カメラ付の携帯電話M等によりQRコード11aを撮像することにより、QRコード11aに含まれる情報を取得することができる。
【0015】
(QRコード11a)
次に台紙10に印刷されるQRコード11aの特徴について、図2(d)を用いて説明する。
【0016】
図2(d)に示すように、台紙10に印刷されるQRコード11aは縦横に情報を有する正方形のコードであり、正方形の4隅のうち3箇所の位置検知マークmと、データ部dとから構成される。
【0017】
QRコード11aのデータの読取りにおいては、この3箇所に必ず配置される位置検知マークmの位置を基準として行われる。このため、QRコード11aが傾いていても、位置検知マークmを読取りソフト内で補正することにより、データ部dの情報を読取ることは可能である。また、QRコードにはデータの一部が読み取れなかったり黒白を誤って読んでしまった場合でも、その誤りを訂正するための冗長コードが付加される。このため、最大30%のデータが破損・汚損しても、情報を読取ることができる。
【0018】
(遮蔽印刷22a)
透明シート20には、QRコード11aの一部が見えるように、また反面、外部からQRコード11aが読取られないように、以下のような遮蔽印刷22aが施される。透明シート20に印刷される遮蔽印刷22aの詳細な説明を、図3を用いて行う。
【0019】
まず、図3(a)に示すように、位置検知マークmの少なくとも1箇所を隠すように遮蔽印刷22aを施すことが考えられる。前述のように、QRコード11aは、3箇所の位置検知マークmを基準としてQRコードの姿勢を決定し、データ部dを読取るため、位置検知マークmの位置が決まらないとデータ部dの情報を読取ることができない。
【0020】
このため、位置検知マークmを少なくとも1箇所隠すように遮蔽印刷22aを施すと、商品を購入して透明シート20を剥がさない限りはQRコード11aのデータを読取ることができず、商品を購入しない者がQRコード11aを読取ることを防止することができる。尚、位置検知マークmの2箇所、又は3箇所全部を隠すように、遮蔽印刷22aを施してもよい。
【0021】
また、図3(b)に示すように、データ部dの30%以上の面積を隠すように遮蔽印刷22aを施すことが考えられる。前述のように、QRコード11aはデータ部dの最大30%を破損・汚損しても読取り可能に構成されている。このため、データ部dの30%以上を透明シート20の遮蔽印刷22aにより隠せば、商品を購入しない者がQRコード11aを読取ることを防止することができる。
【0022】
また、図3(c)に示すように、データ部d又は位置検知マークmの一方だけでなく、データ部dと位置検知マークmの双方に渡って、QRコード11aの一部を隠す印刷を施してもよい。
【0023】
尚、遮蔽印刷22aの模様は、図3においては白塗りに斜線を付した画像としたが、これに限るものではなく、QRコード11aが読取れない模様であればよく、全部が白塗り又は黒塗りの画像や、QRコードと異なる他の模様であってもよい。また、透明シート20は完全な透明ではなく、半透明であってもよい。
【0024】
このように、印刷層22に遮蔽印刷22aを施せば、商品を購入して透明シート20を剥がさない限りは、QRコード11aのデータを読取ることができず、商品を購入しない者がQRコード11aを読取ることを防止することができる。
【0025】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について、図を用いて説明する。図4は第2実施形態の販売促進用ラベルの斜視図である。第1実施形態においては、QRコードの一部を遮蔽するとしたが、本実施形態においては、QRコードの全部をシートにより隠す構成としている。
【0026】
図4に示すように、第2実施形態の販促用ラベルBは、QRコード31aが印刷された台紙30と、前記QRコード31aを遮蔽する不透明の遮蔽シート40とから構成される。
【0027】
台紙30は、QRコード31aが印刷される印刷層と、該印刷層の下層に配設され、紙やPET(ポリエチレンテレフタレート)、PS(ポリスチレン)等の樹脂シート等から構成される基材層と、該基材層の下層に配設され、不図示の商品に販売促進用ラベルBを貼り付けるための接着層と、から構成される。尚、前記印刷層の表面には、シリコン等の離型剤を塗布し、遮蔽シート40を剥がしやすく構成してもよい。
【0028】
また、遮蔽シート40は、台紙30上の少なくともQRコード31aの全部を隠蔽する白色等の不透明の紙や樹脂シートにより構成される印刷層と、該印刷層の下層に配設され台紙30と遮蔽シート40とを貼り付けるための粘着層と、から構成される。
【0029】
以上の構成により、台紙30上のQRコード31aは、QRコード31aの全部が遮蔽シート40により隠蔽されている。このため、商品の購入者は、遮蔽シート40を台紙30から剥がさない限り、QRコード31aを携帯電話等のカメラにより撮像することができない。このため、商品を購入しない者にQRコードを読取られることを防止することができる。
【0030】
【発明の効果】
以上のように、本発明の販売促進用ラベルにおいては、表面にQRコードが印刷され、裏面が接着面となった台紙と、前記台紙の表面に重ねて積層されるシートと、を有し、前記シートは、前記QRコードの全部又は一部を遮蔽することを特徴とする。
【0031】
前記台紙の表面に重なる前記シートにより、前記台紙に印刷される前記QRコードが遮蔽されるため、前記シートの外部からの前記QRコードの読取りを防止することができる。このため、商品を購入しない者にQRコードを読取られることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における販売促進用ラベルの断面図。
【図2】第1実施形態における販売促進用ラベルの斜視図及びQRコードの説明図。
【図3】第1実施形態において、透明シートに施される遮蔽印刷の説明図。
【図4】第2実施形態における販売促進用ラベルの斜視図。
【符号の説明】
A …販促用ラベル、B …販促用ラベル、M …携帯電話、
d …データ部、m …位置検知マーク、
10 …台紙、11 …印刷層、11a …QRコード、12 …基材層、13 …接着層、
20 …透明シート、21 …フィルム層、22 …印刷層、22a …遮蔽印刷、
23 …粘着層、30 …台紙、31a …QRコード、40 …遮蔽シート
Claims (4)
- 商品や包装容器の外面に貼付される販売促進用ラベルであって、
表面にQRコードが印刷され、裏面が接着面となった台紙と、
前記台紙の表面に重ねて積層されるシートと、を有し、
前記シートは、前記QRコードの全部又は一部を遮蔽することを特徴とする販売促進用ラベル。 - 表面にQRコードが印刷され、裏面が接着面となった台紙と、
前記台紙の表面に重ねて積層される透明シートと、を有し、
前記透明シートには、前記QRコードの一部を覆うように、遮蔽印刷が施されていることを特徴とする販売促進用ラベル。 - 請求項1又は2に記載の販売促進用ラベルであって、
前記QRコードは中央のデータと複数の角部に位置する位置検知マークとからなり、前記遮蔽印刷は、前記QRコードの位置検知マークの少なくとも一つを隠すことを特徴とする販売促進用ラベル。 - 請求項1又は2に記載の販売促進用ラベルであって、
前記QRコードは中央のデータ面と複数の角部に位置する位置検知マークとからなり、前記遮蔽印刷は前記データ面の30%以上を隠すことを特徴とする販売促進用ラベル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003104908A JP2004309885A (ja) | 2003-04-09 | 2003-04-09 | 販売促進用ラベル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003104908A JP2004309885A (ja) | 2003-04-09 | 2003-04-09 | 販売促進用ラベル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004309885A true JP2004309885A (ja) | 2004-11-04 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003104908A Pending JP2004309885A (ja) | 2003-04-09 | 2003-04-09 | 販売促進用ラベル |
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JP (1) | JP2004309885A (ja) |
Cited By (10)
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JP2020042482A (ja) * | 2018-09-10 | 2020-03-19 | 株式会社東芝 | 発券機、発券方法、およびプログラム |
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2003
- 2003-04-09 JP JP2003104908A patent/JP2004309885A/ja active Pending
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