JP2004308639A

JP2004308639A - ニューロータリーエンジン

Info

Publication number: JP2004308639A
Application number: JP2003149956A
Authority: JP
Inventors: Masashi Soranaka; 正志空中
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2003-04-08
Filing date: 2003-04-08
Publication date: 2004-11-04

Abstract

【課題】既存のロータリーエンジンのエネルギーの分散やエネルギーの集中によるエネルギーの不効率を解決しようとするものである。
【解決手段】正三角円内に於て円楕円のローターを回転させ滑らかな回転によりエネルギー効率の向上を求めるものである。
【選択図】図３

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は図１の正三角円内に於て、図２の円楕円を回転させて回転エネルギーを得るもので、それが図３である。本発明は既存のロータリーエンジンとは全く逆の発想から生れたもので、圧縮も０に近付ける事が出来、圧縮比も高くなり、負荷も小さく大変に滑らかに回転すると思われ、現在のロータリーエンジンの欠点を払拭しエネルギー効率を向上させようとするものである。
【０００２】
【従来の技術】
現在のロータリーエンジンは図８、図９、図１０に示す順に回転していくのですが、図８に示す様に正三角形のローターが吸気、圧縮、爆発、排気と回転し行うが、図８に示す様にイの時爆発の際爆発面が広くエネルギーが分散すると思われ、又図８のロで見られるように正三角形の先端にエネルギーが集中し先端のシリンダーへの負荷が大きく、これらの要因により熱効率を悪くしていると思われ、これらを解決しようとしたのが本発明である。（例えば特公昭４５−３７４８２号公報参照）
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
図３の正三角円内に於て頂点イロハに円楕円のＸ点が来た時、圧縮が最大となる。頂点イにＸ点がきた時、点火爆発させるとＸ点はロに向い、Ｘ点が頂点ロに来るとロは圧縮が最大となり、点火爆発によってＸ点は次の頂点ハに向い、頂点ハにＸ点が来ると、又ハは圧縮が最大となり点火爆発によりＸ点は頂点イに帰り、Ｘ点は一回転した事になる。以上の事が連続する時回転エネルギーを得る事が出来る。
【０００４】
図３に示すようにＹ点は正三角円内を円楕円のＸ点が圧縮、爆発により頂点イロハヘと回転移動すると、Ｙ点は頂点ハイロと回転移動し、専ら排気を行う。
【０００５】
図３に於て正三角円内を円楕円が回転する時、円楕円のＸ点とＹ点との中間にＺ^１点がありＺ^１点は吸気を行い、頂点イロハの時吸気が最大である。又反対側のＺ^２点は頂点イロハの位置の時、爆発が最大である。
【０００６】
以上の説明のように、正三角円内を円楕円が回転するが、図１、図３の正三角円の中心点を中心とする中心円をＡ円と呼び、これが回転軸である。又円楕円の中心点を中心とする中心円をＢ円と呼ぶ。ここで正三角円内を円楕円が回転する時、円楕円のＢ円が円運動を起し、Ｂ円がＡ円をなぞり、Ａ円に回転を伝え、よってＡ円即ち回転軸に回転エネルギーを得る事が出来る。
【０００７】
図４より図７への簡単な説明をします。正三角円内における円楕円のＸ点は正三角円の頂点イの位置にあり、圧縮が最大で点火爆発によって、Ｘ点は図５に行き、更に吸気が最大のロの圧縮に向い、図６となり、図７ではＺ^２が正三角円頂点イの位置にあって爆発が最大の状態を示した図である。この後Ｘ点はロの位置で圧縮が最大となりＸ点はロの爆発により次の頂点ハに向い、ハの頂点で爆発しイに帰りイは圧縮が最大となる。これで円楕円のＸ点は一回転を終了する。これらが連続する事により回転エネルギーとなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】エンジン本体の正三角円の縦断面図である。
【図２】エンジン内で回転し回転エネルギーを生み出すローター円楕円である。
【図３】図１、図２を組み合せた本ニューロータリーエンジンの構造の縦断面図である。
【図４】図４より図７はエンジン内でのローター（円楕円）回転例を示した縦断面図である。
【図８】図８より図１０は既存のロータリーエンジンの回転例を示す縦断面図である。
【図１１】正三角円と円楕円を組み合せた構造によるロータリーポンプの縦断面図である。
【符号の説明】
１エンジン本体
２バルブ弁
３点火プラグ
４ピストンローター
５回転軸
６ピン

Claims

図１を正三角円と呼び、図２を円楕円と呼ぶ。この二ツを組み合せる事により、ニューロータリーエンジンの基本構造となる。
正三角円図１と円楕円図２とを組合せた図が図３である。
正三角円図１の中を円楕円図２が回転する事により回転エネルギーを得る。
正三角円図１の中心点を回転軸Ａと呼び、その円をＡ円と呼ぶ。
又円楕円図２の中心点をＢと呼び、その中心円を回転円Ｂ円と呼ぶ。
図３の正三角円の頂点を正三角円の頂点と呼び、正三角円の頂点は３点で頂点イ、ロ、ハである。
正三角円の頂点イ、ロ、ハはそれぞれ吸気、圧縮、及び点火爆発点であり、又排気点でもある。
円楕円図２は圧縮及び、爆発を担うＸ点と排気を担うＹ点とを有する円楕円図である。
図３の正三角円の頂点イロハに円楕円のＸ点が来た時、圧縮が最大で点火爆発させる事により回転を生む、又同様に正三角円の頂点イロハに円楕円のＹ点が来た時、排気が最大である。これらが連続する時回転運動も連続する。
円楕円のＸ点及びＹ点との中間にＺ^１点とＺ^２点とがあり、Ｚ^１点が三角円の頂点イロハにある時吸気が最大で、同様にＺ^２点が正三角円の頂点イロハに来た時、爆発が最大である。
図３の図の様に頂点イロハには点火プラグ及び吸気弁と排気弁とを有する。
図３の正三角円内のニホヘは頂点イからロへ、ロからハヘ、ハからイに至る中間の壁（ピストンエンジンのシリンダーと同じ役割をもつ）でその壁に機密性を保つための物としてのピン（ピストンエンジンのピストンリングと同じ働きをするピン）をニホヘにそれぞれ複数施す。
図１１に示す様に正三角円と円楕円との組み合せによる構造でロータリーポンプとしても使用でき、この際は吸入弁は内弁にし排出弁は外弁とする事により、ロータリーポンプとしても使用可能な構造を持っている。