JP2004308171A - 開口部装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂アルミ複合サッシで構成される障子と、室内側に開閉用のハンドルを備えたすべり出し窓において、冷熱橋の形成を抑制することが容易であり、結露の発生しにくいすべり出し窓を提供する。
【解決手段】室内側に設けた障子開閉部材11にて、開閉自在に構成するとともに、室内側の樹脂形材と室外側のアルミニウム形材とが連結された樹脂アルミ複合サッシにより形成された障子2を具備し、障子開閉部材は、樹脂材料の支持部材16を介して障子の室外側アルミニウム形材と連結する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂アルミ複合サッシであって、開き窓、すべり出し窓、内倒し窓、外倒し窓等、開閉可能に形成された障子を有する開口部装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
開口スペースをとらず、また内・外からの見栄えも良く、採光面積を確保し風通しがよくなることから、すべり出し窓が住戸に採用されることが多くなっている。すべり出し窓には、窓の軸が左右の横すべり出し窓と、窓の軸が上下の縦すべり出し窓とがある。いずれの窓も軸を中心にして窓を外部へ押し出すことができ、また、高さや幅の取れない場所に適したものである。また、ハンドルによって開閉できるように構成されたこれらの窓は、室内側のクランクハンドルを回すことによって、スムーズに開閉させることが可能である。このハンドルは、隠蔽されたギアケースの中のギアにつながり、そのギアが窓開閉ロッドを動かし、窓を開閉させる。これらすべり出し窓の構造については、特許文献1に、また開閉の構造については特許文献2に開示されている。
【0003】
一方、近年住宅設備の省エネルギー化が進められており、これに伴って特に寒冷地においては、これらすべり出し窓の障子が通常のアルミニウムサッシから、複層ガラスを備えかつアルミニウム形材の室内側に樹脂形材が装着された樹脂アルミ複合サッシに取って代わられつつある。かかる樹脂アルミ複合サッシ、特に複層ガラスを備えた障子は重量があり、開閉のために回されたハンドルからの力を伝えるロッドを障子に堅固に取り付ける必要がある。
【特許文献1】
特開平9−221955号公報
【特許文献2】
特開平8−82154号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ハンドルの力を伝えるロッドを障子に堅固に固定するために、ロッドと樹脂アルミ複合サッシのアルミニウム形材とを直接連結しようとすると、低温である室外側のアルミニウム形材と室内側ロッドとがいずれも熱伝導率の高い金属で形成されているために、両者の間にいわゆる「冷熱橋」が形成され、この冷熱橋を介して室外の冷気が室内側に伝えられてしまうという問題があった。また、室外側の冷気が室内側に伝えられた結果、室内側のロッドやハンドルの部分に結露が発生するという問題もあった。
【0005】
そこで、本発明は、樹脂アルミ複合サッシで構成される障子と、室内側に開閉用のハンドルを備えたすべり出し窓等の開口部装置において、冷熱橋の形成を抑制することが容易であり、結露の発生しにくい開口部装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0007】
請求項1の発明は、室内側に設けられた障子開閉部材(11)にて、開閉自在に構成されるとともに、室内側の樹脂形材(23)と室外側のアルミニウム形材(24)とが連結された樹脂アルミ複合サッシにより形成された障子(2)を具備し、障子開閉部材は、樹脂材料の支持部材(16)を介して障子のアルミニウム形材と連結される開口部装置(10)を提供することにより前記課題を解決しようとするものである。
【0008】
この発明によれば、室外側に面するアルミニウム形材と、室内側の障子開閉部材との間には熱伝導率が金属より相対的に低い樹脂材料の支持部材が配置されるので、室外の冷気を室内側に伝える冷熱橋の大半を遮断して、障子部における断熱性を高め、結露の発生を抑制することが容易となる。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1に記載の開口部装置(10)において、樹脂材料の支持部材(16)は、樹脂形材(23)の室内側面に当接される本体(51)を有するとともに、本体には室外方向に形成された中空部(52、53)を備え、中空部は樹脂形材を貫通してその先端は樹脂アルミ複合サッシのアルミニウム形材(24)の室内側面に当接されていることを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、中空部に固着手段を通して障子開閉部材とアルミ樹脂複合サッシのアルミニウム形材とを連結することができる。障子開閉部材を介して伝えられる力は、樹脂材料の中空部及びその内部の固着手段により直接アルミニウム形材側に伝達され、樹脂形材に障子開閉部材からの力が直接伝わることはない。樹脂形材には、アルミニウム形材との間に断熱の目的で空気層が設けられているため、室内外方向には低い機械的強度しか付与されていないが、上記構成により、樹脂形材が破壊されるのを防止することができる。
【0011】
本発明のこのような作用及び利得は、次に説明する実施の形態から明らかにされる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。
【0013】
図1は、本発明の一実施形態にかかる開口部装置としての縦すべり出し窓の概略構成を示す斜視図である。この縦すべり出し窓10は、窓枠1と、窓枠1にリンク機構により取り付けられた障子2とを備えている。図1において、図面左下方向が室外、図面右上方向が室内側を表している。
【0014】
窓枠1は、上枠1a、下枠1c、右縦枠1b、及び左縦枠1dにより矩形に形成され、建物開口部に取り付けられている。一方、障子2は、上桟3、下桟4、右縦框5、及び左縦框6により、窓枠1に内接するように矩形に形成されている。窓枠1、及び障子2の各四辺を構成する枠、桟、框の室内側にはそれぞれに樹脂形材が装着されている。図1において樹脂形材の部分にはスマッジングが付されて表されている。
【0015】
障子2の上桟3、下桟4には、それぞれステー7a、7bが取り付けられている。ステー7a、7bは、複数のリンクをピン連結したリンク機構からなり、かかるすべり出し窓用に一般に用いられているものを利用することができる。このステー7a、7bには、窓枠1の上枠1a、下枠1bへの取り付けのために、取り付け部材8a、8bがそれぞれ連結されている。この取り付け部材8a、8bは、長尺な帯板状の形状を有し、ネジ止めのための複数のネジ穴が所定の位置に穿孔されている板金部品であり、ステー取り付け部材として標準的な部品をそのまま利用することができる。
【0016】
取り付け部材8a、8bは、本来窓枠1の上枠1a、下枠1cにそれぞれ取り付けられるべきものであるが、図1においては、本縦すべり出し窓10の構成について、より良い理解を得るために、上枠1a、下枠1cからそれぞれ室外側に外されたように描かれている。
【0017】
窓枠1の下枠1cの室内側には、ギアケース12(図2参照)が取り付けられている。ギアケース12から室内側には障子2の開閉を行うためのハンドル11が延設されている。ギアケース12から窓枠の下枠1cの内部を介して第一ロッド13が室外側に延設され、さらにその先に第二ロッド14、及び第三ロッド15が設けられ、第三ロッド15の先端が障子2の下桟4の室内側の面に取り付けられた支持部材16に当接されている。室内側のハンドル11、ギアケース12、第一〜第三ロッド13〜15は、障子2の開閉機構20を構成している。
【0018】
図2は、開閉機構20と障子2との連結を示す概略図である。(a)は、障子2が全開された状態、(b)は(a)の全開状態からやや障子が閉じられた状態を表している。なお、図2においてはステー7a、7bの図示が省略されており、図の上方が室内側、下方が室外側を示している。
【0019】
窓枠の下枠1cに取り付けられたギアケース12から室外側に延設された第一ロッド13の先端には回動部材17が設けられている。回動部材17により第一ロッド13と第二ロッド14とが回動自由に連結されている。第二ロッド14の他の先端側にも回動部材18が取り付けられている。回動部材18により、第二ロッド14と第三ロッド15とが回動自由に連結されている。障子2の下桟4の室内側面には支持部材16が取り付けられている。第三ロッド15は、回動部材18が取り付けられている側とは反対側の端部が「L」字型に折り曲げられており、その折り曲げられた先端側の面が支持部材16に当接されている。一方支持部材16の裏面側は障子下桟4の室内側樹脂形材23に当接されている。
【0020】
3本のロッド13〜15は、回動部材17、18を連結点としたリンク機構を構成し、このリンク機構が開閉機構20の主体をなしている。ハンドル11を回転操作すると、ギアケース12内のギア(不図示)により、下枠1cに対する第一ロッド13の角度が所定量変化される。そしてこれらのロッド13〜15により構成されるリンク機構を介して、第三ロッド15の先端にハンドル11に加えた力が伝えられる。
【0021】
支持部材16の室外側には、円筒状部材が長手方向に2箇所延設されている。
支持部材16の室内側の面には2つの孔が設けられ、これらの孔は上記円筒状部材の中空部に連通している。円筒状部材は、樹脂形材23を貫通し、その先端はアルミニウム形材24の室内側に当接されている。これらについては後に詳述する。
【0022】
第三ロッド15の一面には孔が設けられ、この孔と上記連通孔とが連続されて、室内側から室外側に、樹脂形材23を貫通する孔が形成されている。さらにその先のアルミニウム形材24にはそれらの孔に連通する孔が形成されている。これらの孔にネジ21、22を差し入れて、アルミニウム形材室外側のナット25、26に螺合して締め付けることにより、支持部材16を介して、第三ロッド15と障子2下桟4のアルミニウム形材24とが堅固に固定される。かくして、ハンドル11を回転することにより、開閉機構20が作用して、不図示のステー7a、7bにガイドされつつ障子2の開閉が実現される。
【0023】
図3は、縦すべり出し窓10の閉鎖状態における垂直断面図である。これは図1において、障子2を閉鎖した場合のIII−III線に沿った垂直断面図に相当する。上枠1aと下枠1cとの間には障子2が配置されている。障子2の上桟3と下桟4との間には、スペーサ33a、33bを挟んだ複層ガラス31、32がグレージングチャネル34a、34bを介して取り付けられている。さらに障子2の室内側には網戸35が取り付けられている。上枠1a、上桟3の室内側にはそれぞれ上部樹脂形材38、36が取り付けられている。また、下枠1c、下桟4の室内側にはそれぞれ下部樹脂形材39、37が取り付けられている。
【0024】
下枠1cの室内側にはギアケース12が取り付けられ、ギアケース12には室内側に向けてハンドル11が取り付けられている。障子2の閉鎖状態における垂直断面では、3つのロッド13、14、15は上下に重なっているように表されており、第三ロッド15の断面に「L」字形状が現れている。第三ロッド15の垂直面は支持部材16の室内側面に当接されており、支持部材16の室外側面は下部樹脂形材37の室内側面に当接されている。
【0025】
図4は、縦すべり出し窓10の閉鎖状態における水平断面図である。これは図1において、障子2を閉鎖した場合のIV−IV線に沿った水平断面図に相当する。
図4においては、図1〜3において説明した部材等は、そこで使用した参照符号と同一参照符号を付して示している。図4において、左縦枠1d(図1とは室内外方向が逆になるので、図3における左右は図1とは逆に表される。)と右縦枠1bとの間に障子2が配置され、障子2のさらに室内側には網戸35が取り付けられている。
【0026】
障子2の左縦框6と右縦框5との間には、スペーサ33c、33dを挟んだ複層ガラス31、32がグレージングチャネル34c、34dを介して取り付けられている。さらに障子2の左縦框6の室内側には、樹脂形材42が、右縦框5の室内側には樹脂形材41が取り付けられている。
【0027】
次に図5〜7を参照しつつ、支持部材16、及び支持部材16を介して連結されている第三ロッド15と、障子下桟4のアルミニウム形材24、並びにこれらの間に配置されている樹脂形材23について説明する。
【0028】
まず、図5を参照しつつ、支持部材16の構造について説明する。図5は支持部材16を詳細に示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図である。(d)は、冷熱橋の大きさを表す図であるがその詳細については後に説明する。支持部材16は、矩形平板の周囲にスカート部56を配した本体51と、上記平板の裏面側に設けられた2つの円筒部52、53とを備えている。
本体51の上記平板には2つの孔が設けられ、これらの孔は上記円筒部52、53の中空部に連通されて連通孔54、55を形成している。なお本体51の下面側にはスカート部56と同一高さに適宜リブ57が設けられている。
【0029】
支持部材16は、合成樹脂材料を射出成形することにより一体に形成することができる。本発明において、支持部材16は合成樹脂にて形成することが必須である。支持部材16を構成する材料は合成樹脂であれば特に限定されるものではないが、たとえばPVC、POM、PPS、PAR、PEI、PSF、PES、PEK、PEEK、PI、PAI等硬さと靭性とを兼ね備えた材料であることが好ましい。支持部材16を金属類と比較した場合に相対的に熱伝導率の低い合成樹脂により形成することにより、外気に触れるアルミニウム形材24の冷熱が室内側に伝わるのを抑制することが容易となる。
【0030】
次に図6及び図7を参照しつつ、樹脂アルミ複合サッシとして構成されている障子下桟4と、第三ロッド15との連結について説明する。図6は、支持部材16の円筒部52に差し入れられた雄ネジ21の軸心を通る垂直面に沿って示す垂直断面図である。図7は、支持部材16により連結されている第三ロッド15及びアルミニウム形材24をさらに詳しく示しており、(a)は水平断面、(b)は垂直断面を示す概略図である。
【0031】
図6を参照して、樹脂アルミ複合サッシとして構成されている障子下桟4は、室外側にアルミニウム形材24を設け、このアルミニウム形材24の室内側に樹脂形材23が装着されている。アルミニウム形材24と樹脂形材23との間には、保温性を高めるために空気層27が設けられている。
【0032】
樹脂形材23には2つの孔が設けられ、これらの孔に支持部材16の円筒部52、53が差し入れられている。樹脂形材23の室内側面には支持部材16のスカート部56の先端が当接されている。さらに支持部材16の室内側面には「L」字状の第三ロッド15の先端面が当接されている。この第三ロッド15の当接面には、支持部材16の連通孔54、55と位置合わせして2つの孔が設けられている。
【0033】
支持部材16の円筒部52、53の先端は障子下桟4のアルミニウム形材24の室内側面に当接されている。アルミニウム形材24にも、支持部材16の連通孔54、55と位置合わせして2つ孔が設けられている。かくして第三ロッド15からアルミニウム形材24に通じる2つの孔が形成され、これらの孔に第三ロッド15側から雄ネジ21、22が差し入れられている。一方、アルミニウム形材24の室外側に突出した雄ネジ21、22の先端には、ナット25、26が螺合されている。
【0034】
以上のような構成をとることにより、第三ロッド15をアルミニウム形材24に直接連結する場合に比べて外部の冷熱を効果的に遮断することが容易となる。
すなわち、図5(d)において、第三ロッド15をアルミニウム形材24に直接連結する場合に、室内外方向に形成される冷熱橋断面は参照符号58で示されるスマッジングを付した長方形の広いエリアである。一方、本発明の構成により形成される冷熱橋は、雄ネジ21、22の断面すなわち参照符号59a、59bで示される小さな円形の部分に過ぎない。
【0035】
また、支持部材16の本体51の室内側面がロッド15の力を受けて、円筒部52、53の先端でその力をアルミニウム形材24に伝えるため、空気層27の存在により、低い剛性しか付与されていない樹脂形材23は力の伝達に関与していない。したがって、開閉機構20を介して、ハンドル11に加えられた力を確実に障子2に伝えることが可能である。
【0036】
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ、好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う開口部装置もまた本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。以下に示す変形例は本発明の技術的範囲に属するものである。
【0037】
(変形例)
1.円筒部52、53は、内部に雄ネジが貫通する孔が形成され、先端に所定面積の当接面が形成されていればよく、外形は必ずしも円筒形状でなくとも良い。
例えば四角柱、多角柱形状をとってもよい。
2.支持部材16の本体51は、平板とスカート部の組み合わせに限定されず、直方体ブロック形状、ハニカム形状でも良い。
3.円筒部の数は2つに限定されることなく、適宜強度を考慮の上、定めれば良い。
4.雄ネジは、経済性、入手製、加工性等の面から鋼等の金属材料が好ましく使用されるが、熱伝導率の低い材料を使用してさらに冷熱橋による伝熱を抑制するという観点から、セラミックネジを使用しても良い。また本発明は固着手段として、ネジのみには限定されず、例えばリベット等を使用することも可能である。
5.本発明は、上記実施形態において説明した縦すべり出し窓に限定されず、開き窓、内倒し窓、外倒し窓等、開閉する障子を備える他の形態の開口部装置にも適用可能である。
6.上記実施形態では、開閉機構20の第三ロッド15が障子2の左側部に取り付けられている例を示したが、これとは鏡像の関係となる位置に各部材を配置して開口部装置を構成しても良い。
【0038】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項1の発明によれば、室外側に面するアルミニウム形材と、室内側の障子開閉部材との間には熱伝導率が金属より相対的に低い樹脂材料の支持部材が配置されるので、室外の冷気を室内側に伝える冷熱橋の大半を遮断して、障子部における断熱性を高め、結露の発生を抑制することが容易となる。
【0039】
また、請求項2の発明によれば、中空部に固着手段を通して障子開閉部材とアルミ樹脂複合サッシのアルミニウム形材とを連結することができる。障子開閉部材を介して伝えられる力は、樹脂材料の中空部及びその内部の固着手段により直接アルミニウム形材側に伝達され、樹脂形材に障子開閉部材からの力が直接伝わることはない。樹脂形材には、アルミニウム形材との間に断熱の目的で空気層が設けられているため、室内外方向には低い機械的強度しか付与されていないが、上記構成により、樹脂形材が破壊されるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦すべり出し窓の概略構成を示す斜視図である。
【図2】開閉機構と障子との連結部を示す概略図である。
【図3】縦すべり出し窓の閉鎖状態における垂直断面図である。
【図4】縦すべり出し窓の閉鎖状態における水平断面図である。
【図5】支持部材16を詳細に示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図である。(d)は、冷熱橋の断面を示す図である。
【図6】支持部材の軸心を通る垂直面に沿って示す垂直断面図である。
【図7】支持部材により連結されているロッド及びアルミニウム形材をさらに詳しく示す(a)は水平断面、(b)は垂直断面を示す概略図である。
【符号の説明】
2 障子
10 すべり出し窓(開口部装置)
11 ハンドル(障子開閉部材)
13、14、15 ロッド
16 支持部材
23 樹脂形材
24 アルミニウム形材
51 本体
52、53 円筒部(中空部)

Claims (2)

  1. 室内側に設けられた障子開閉部材にて、開閉自在に構成されるとともに、室内側の樹脂形材と室外側のアルミニウム形材とが連結された樹脂アルミ複合サッシにより形成された障子を具備し、
    前記障子開閉部材は、樹脂材料の支持部材を介して前記障子のアルミニウム形材と連結される開口部装置。
  2. 前記樹脂材料の支持部材は、前記樹脂形材の室内側面に当接される本体を有するとともに、前記本体には室外方向に形成された中空部を備え、前記中空部は前記樹脂形材を貫通してその先端は前記樹脂アルミ複合サッシの前記アルミニウム形材の室内側面に当接されている請求項1に記載の開口部装置。
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