JP2004308100A - 画像成型用紙材及び画像成型物及び画像成型物の製造方法 - Google Patents

画像成型用紙材及び画像成型物及び画像成型物の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 画像情報に対応した凹凸を任意に調整することができる画像成型用紙材を得る。
【解決手段】 JIS P 8113に規定の破断伸びが縦方向10%以上、横方向10%以上を有する伸張紙をベースとし、少なくとも一方の面に様々な文字・画像情報に同調した形状に任意な凹凸をつけることを可能とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は様々な絵、文字、図などを表示して、その画像・情報の表示に同調した形状に任意に凹凸をつけて立体的な造形物を得ることができる画像成型用紙材及び画像成型用紙材を用いて立体化した画像成型物及び画像成型物の製造方法に関する。詳しくはレリーフ、地図、絵本、玩具、造花、模型、写真、マーク、看板、絵画、お面、キャラクター像、表示体等、従来は平面的に表現していた物を立体的に表現した画像成型物に関する。
従来から立体的に表現した画像成型物としてお面、看板、造花、地図などが知られている。このように様々な文字・画像の情報パターンを表示してその文字・画像情報に同調した形状に任意に凹凸をつけ、3次元曲面に立体化した成型物は既に実施されているが用いられる素材はその殆どがプラスチックや金属板から成るものであった(例えば、特許文献1参照。)。その理由は3次元曲面に立体化するにはプラスチックや金属板の様に素材そのものが所望の形状に追随して伸びる特性が必要であるからである。
言い換えると従来の天然パルプを用いた紙基材はプラスチック基材と比較して伸び特性が本質的に劣るため複雑な形状に成型することができなく、立体的に表現する画像成型物の成型素材としては適さないものとされていた。
特開平9−291408号公報
上記のように、立体的に表現する画像成型物の成型素材として、その殆どがプラスチックや金属板が使用されているが、昨今の廃棄物による環境への配慮からプラスチックや金属板が敬遠され、天然物由来の材料が望まれている。
従来から、伸び特性を付与した紙基材は存在しており、この紙基材としてはクレープ紙やクルパック紙が知られているが、両者とも縦方向のみの伸び特性のため三次元曲面に成型することはできない。従って、個人的な趣味で画像を立体的に表現した成型物を作成するにも、また、一般的なプラスチック成型機を用いて工業的に画像を立体化するにも困難であり、画像成型物の成型素材としては使用されていない。
本発明の目的とするところは、画像情報に対応した凹凸を任意に調整することができる画像成型用紙材及び画像成型用紙材を用いて容易に立体化できる画像成型物及び画像成型物の製造方法を提供することにある。
本発明者等は上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、JIS P 8113に規定の破断伸びが縦方向10%以上、横方向10%以上を有する伸張紙を使用することに着目し、本発明を完成するに至った。
請求項1に記載の発明に係る画像成型用紙材は、JIS P 8113に規定の破断伸びが縦方向10%以上、横方向10%以上を有する伸張紙をベースとし、少なくとも一方の面に様々な文字・画像情報に同調した形状に任意な凹凸をつけることを可能とすることを特徴とする。
かかる構成から、画像成型用紙材の一面からプレス等により押圧を加えると、押圧された部分が伸び、その表面に様々な文字・画像の情報に同調した形状に任意に凹凸をつけることが可能なので、立体的に表現した画像成型物の素材として用いることができ、ベースとなる伸張紙は、JIS P 8113に規定の破断伸びが縦方向10%以上、横方向10%以上を有するので、成型物の形状が制限されず、破断・亀裂の発生がない複雑な成型物を得ることができる。更には、前記画像成型用紙材を用いた画像成型物の廃棄処理には、プラスチックや金属のような環境汚染等の問題は生じない。
請求項2に記載の発明に係る画像成型用紙材は、請求項1に記載の、前記JIS P 8113に規定の破断伸びが縦方向10%以上、横方向10%以上を有する伸張紙の原料が天然パルプ100%から成り、坪量が50g/m〜300g/mの範囲にあることを特徴とする。
かかる構成から、強度が充分であり画像情報に対応した凹凸を任意に調整するときに破断が起きることが無く、また、画像情報に対応した凹凸を任意に調整するときの応力が高くなることも無い。
請求項3に記載の発明に係る画像成型用紙材は、請求項1又は2に記載の、前記JIS P 8113に規定の破断伸びが縦方向10%以上、横方向10%以上を有する伸張紙の少なくとも片方の面に、1層以上の樹脂層が設けられていることを特徴とする。
かかる構成から、画像成型用紙材に耐水性を付与することができ、かかる耐水性を有する画像成型用紙材を成型することにより、耐水性が必要となる用途に用いられる画像成型物を得ることができる。
請求項4に記載の発明に係る画像成型物は、少なくとも一方の面に様々な文字・画像情報パターンが表示された前記請求項1,2又は3に記載の画像成型用紙材の文字・画像情報に同調した形状に凹凸がつけられたことを特徴とする。
かかる構成から、成型にあっては、特別な機械器具を使用することなく、棒のようなものがあれば、少なくとも一方の面に表示された様々な文字・画像情報パターンに同調した形状に誰もが容易に成型することができる。また、かかる画像成型物は、従来のプラスチックや金属を素材とする立体化した画像成型物では対応できなかった用途への対応が可能となり、更には、素材が紙なので廃棄の際、プラスチックや金属のような環境汚染等の問題は生じない。
請求項5に記載の発明に係る画像成型物は、前記請求項1,2又は3に記載の画像成型用紙材を用いて所望の形状に凹凸をつけ、得られた凹凸形状に同調した任意の模様、色をつけたことを特徴とする。
かかる構成から、成型にあっては、特別な機械器具を使用することなく、棒のようなものがあれば、誰もが容易に所望の形状の凹凸をつけ、これに任意の模様や色をつけて成型することができる。また、かかる画像成型物は、従来のプラスチックや金属を素材とする立体化した画像成型物では対応できなかった用途への対応が可能となり、更には、素材が紙なので廃棄の際、プラスチックや金属のような環境汚染等の問題は生じない。
請求項6に記載の発明に係る画像成型物は、前記請求項4又は5に記載の画像成型物にあって、画像成型物の表面積と情報パターンの面積との比が105%以上であることを特徴とする。
かかる構成から、迫力のある立体画像を有する画像成型物を得ることができる。
請求項7に記載の発明に係る画像成型物は、前記請求項4,5又は6に記載した画像成型物を少なくとも2つ以上を組み合わせたことを特徴とする。
かかる構成から、得られた画像成型物は、画像表現が豊かになり、例えば、ディスプレー等に最適である。
請求項8に記載の発明に係る画像成型物の製造方法は、JIS P 8113に規定の破断伸びが縦方向10%以上、横方向10%以上を有する伸張紙をベースとした画像成型用紙材に、少なくとも一方の面に文字・画像情報パターンを表示し、該文字・画像情報パターンに同調した形状に凹凸をつけることを特徴とする。
かかる構成から、立体化した画像成型物を特別な機械器具を使用することなく、棒のようなものがあれば、誰もが容易に製造することができる。
請求項9に記載の発明に係る画像成型物の製造方法は、JIS P 8113に規定の破断伸びが縦方向10%以上、横方向10%以上を有する伸張紙をベースとした画像成型用紙材に、所望の形状に凹凸をつけ、得られた凹凸形状に同調した任意の模様、色をつけることを特徴とする。
かかる構成から、特別な機械器具を使用することなく、着色材料と棒のようなものがあれば、誰もが自由な発想で自分の望むところの画像成型物を容易に製造することができる。
以上のように本発明に係る画像成型用紙材は、破断伸びが縦方向10%以上、横方向10%以上を有する伸張紙をベースとし、少なくとも一方の面に様々な文字・画像情報パターンを表示してその文字・画像情報に同調した形状に任意な凹凸をつけることを可能とするので、画像成型用紙材の一面からプレス等により押圧を加えると、押圧された部分が伸び、その表面に様々な文字・画像の情報に同調した形状に任意に凹凸をつけることができることから、立体的に表現した画像成型物の素材として用いることができ、ベースとなる伸張紙の破断伸びが縦方向10%以上、横方向10%以上を有するので、成型物の形状が制限されず、破断・亀裂の発生がない複雑な成型物を得ることができる。更には、前記画像成型用紙材を用いた画像成型物の廃棄処理には、プラスチックや金属のような環境汚染等の問題は生じない。
本発明に係る画像成型用紙材を用いて立体化した画像成型物は、少なくとも一方の面に様々な文字・画像情報パターンが表示された前記画像成型用紙材の文字・画像情報に同調した形状に凹凸がつけられて得られ、或いはまた、前記画像成型用紙材に所望の形状に凹凸がつけられ、この凹凸形状に同調した任意の模様、色がつけられて得られるので、成型にあっては、特別な機械器具を使用することなく、棒のようなものがあれば、少なくとも一方の面に表示された様々な文字・画像情報パターンに同調した形状に誰もが容易に成型することができ、また、従来のプラスチックや金属を素材とする立体化した画像成型物では対応できなかった用途への対応が可能となり、更には、素材が紙なので廃棄の際、プラスチックや金属のような環境汚染等の問題は生じない。
本発明に係る画像成型物の製造方法は、破断伸びが縦方向10%以上、横方向10%以上を有する伸張紙をベースとした画像成型用紙材に、少なくとも一方の面に文字・画像情報パターンを表示し、該文字・画像情報パターンに同調した形状に凹凸をつける、或いは破断伸びが縦方向10%以上、横方向10%以上を有する伸張紙をベースとした画像成型用紙材に、所望の形状に凹凸をつけ、得られた凹凸形状に同調した任意の模様、色をつけるようにしたので、立体化した画像成型物を特別な機械器具を使用することなく、棒のようなものがあれば、誰もが容易に製造することとができる。
以下本発明に係る画像成型用紙材及び画像成型物及び画像成型物の製造方法を実施するための最良の形態の一例を説明する。
先ず、画像成型用紙材の実施の形態を説明する。本例のベースとなる伸張紙は、JIS P 8113に規定の破断伸びが縦方向10%以上、横方向10%以上を有する。
このような伸張紙の例としては、クルパック処理、クレープ処理等によって高い伸び特性を付与した伸張紙が挙げられる。特に、特表平11−509276号公報に開示されているような、硬い物質から成りその表面に周方向にリブを有し、もう一方より早い速度で回転する硬質ロールと、軟らかい物質から成り平滑な表面を有し、もう一方より遅い速度で回転する軟質ロールからなる一組のロール間で湿紙を収縮処理して得られる伸張紙、あるいは特開2004−3071号公報に開示されているような、ロール周面に周方向に沿った溝をロール幅方向に所定の間隔をあけて設けた硬質ロールとロール周面が平坦な軟質ロールとからなる一対のプレスロールを備え、加圧下で前記硬質ロールの周速度に対して前記軟質ロールの周速度を遅く(好ましくは、硬質ロールの周速度1に対して軟質ロールの周速度を0.95〜0.5)して回転するようにした収縮付与装置に、紙中水分が20%〜50%の紙シートを通紙して該紙シートに収縮を与え、その後に乾燥して得られる伸張紙を使用することが好ましい。
本発明で使用する伸張紙の坪量は、50g/m〜300g/mの範囲が好ましい。坪量が50g/m未満では強度が不充分で画像情報に対応した凹凸を任意に調整する時に破断が起こり好ましくない。また、坪量が300g/mを超えると画像情報に対応した凹凸を任意に調整する時の応力が高くなり好ましくない。
本発明で使用する伸張紙は、伸び特性等に影響を与えない範囲で合成繊維を含有してもよいが、天然パルプ100%から成ることが好ましい。天然パルプとしては、針葉樹または広葉樹の木材繊維、楮、三椏などの靭皮繊維、バガス、ケナフなどの非木材繊維、木綿繊維、古紙など通常の製紙原料を使用することができるが、汎用性などから木材繊維の化学パルプ、機械パルプ、脱墨パルプ等を使用するのが好ましい。
本発明で使用する伸張紙は、印刷適性を向上させるために、伸び特性等に影響を与えない程度に平滑化処理してもよい。平滑化は、スーパーカレンダー処理、ソフトカレンダー処理等の紙の平滑化に通常使用される装置にて行えばよい。
また、成型される画像成型物の考えられる用途のうち、例えば、ポスターや看板のように屋外で掲示されることがあるものに使用されるような場合は、耐水性等を付与する目的で、伸張紙の片面あるいは両面に1層以上の樹脂層を設けたものを使用することができるが、この場合にもJIS P 8113に規定の破断伸びが縦横ともに10%以上あることが必須である。
この場合、使用する樹脂としては、熱可塑性樹脂が好ましく、具体的には高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、シングルサイト系直鎖状低密度ポリエチレン(シングルサイト系触媒を用いて合成された直鎖状低密度ポリエチレン(SS−LLDPE)、ランダムポリプロピレン、ホモポリプロピレンといったポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂等が例示される。
樹脂を設ける手段としては、押出しコーティングラミネーション、ウェットラミネーション、ドライラミネーション等、一般的な方法が用いられる。一般に紙基材の上に樹脂層を設けたものは、燃焼時の環境への負荷が小さいことが知られており、その為、このように樹脂層を設けた画像成型物についても天然パルプ100%のものと同様に環境への負荷は小さい。
伸張紙をベースとした画像成型用紙材には、様々な絵、写真、文字、図等の画像情報を手書き、印刷、複写等、一般的な方法により表示する。
伸張紙をベースとした画像成型用紙材のうち、伸張紙上に樹脂層を設けたものにおいては、伸張紙に樹脂層と画像情報を設ける順番はどのようなものであってもよい。すなわち、伸張紙に樹脂層を積層する前に予め画像情報を設けておいてもよいし、伸張紙に樹脂層を積層後に画像情報を設けてもよいし、あるいは画像情報を設けたフィルムをウェットラミネーション等で伸張紙に貼合してもよい。ただし、どの方法であっても、画像情報の表示の方法自体は前述の一般的な方法を用いる。
前記ベースとなる伸張紙は、前記のようにJIS P 8113に規定の破断伸びが縦方向10%以上、横方向10%以上を有するものであって、10%未満では成型時に破断・亀裂が発生して成型物の形状が制限され複雑な成型物を得ることができない。
上記の画像成型用紙材では、その一面からプレス等により押圧を加えると、押圧された部分が伸び、その表面に様々な文字・画像の情報に同調した形状に任意に凹凸をつけることが可能なので、立体的に表現した画像成型物の素材として用いることができ、ベースとなる伸張紙のJIS P 8113に規定の破断伸びが縦方向10%以上、横方向10%以上を有するので、成型物の形状が制限されず、破断・亀裂の発生がない複雑な成型物を得ることができる。
更には、画像成型用紙材には、様々な絵、写真、文字、図等の画像情報が手書き、印刷、複写等、一般的な方法で表示することができるので、予め様々な絵、写真、文字、図等の画像情報を表示しておくことにより、表示されている文字・画像の情報に同調して容易に凹凸をつけることができ、画像成型用紙材として便利なものとなる。
次に、画像成型用紙材を用いて立体化した画像成型物の実施の形態を説明する。本例の画像成型用紙材を用いて立体化した画像成型物は、少なくとも一方の面に様々な文字・画像情報パターンが表示された前記画像成型用紙材の文字・画像情報に同調した形状に凹凸がつけられている。
凹凸を付ける方法としては、従来プラスチックの成型に用いられている金型を有する成型機で該金型を画像情報に対応した形状にして機械的に成型する方法の他に、パーソナルユースとしては棒状物を人力によって立体的造形物に対応した形状に押し込んで成型する方法が使用できる。
また、前記画像成型用紙材を用いて立体化した画像成型物は、文字・画像情報パターンが表示されていない前記画像成型用紙材を用いて所望の形状に凹凸を付与し、得られた凹凸形状に同調した任意の模様、色をつけたものであってもよい。
また、前記画像成型物にあっては、画像成型物の表面積と情報パターンの面積との比が105%〜150%であることが好ましい。画像成型物の表面積と情報パターンの面積との比が105%未満では立体画像として迫力がなく、また、150%を超えると伸張紙の伸び不足によって亀裂・破断が頻発して成型物の外観不良となり好ましくない。
また、前記画像成型物は、複数の画像成型物を組合せた画像成型物にすることにより画像表現が豊かになる。この場合、組合せる画像成型物は同じ種類のものを2つ以上、あるいは異なる2種以上の画像成型物を用いてよい。これらを組合せる各々の画像成型物の製造方法は、一方の面に様々な文字・画像情報パターンが表示された前記画像成型用紙材の文字・画像情報に同調した形状に凹凸をつける方法、或いは、前記画像成型用紙材に所望の形状に凹凸を付与し、得られた凹凸形状に同調した任意の模様、色をつける方法によって製造されたものであれば、特に制限はない。すなわち、一方の面に様々な文字・画像情報パターンが表示された前記画像成型用紙材の文字・画像情報に同調した形状に凹凸がつけられた画像成型物を複数組み合わせてもよいし、画像成型用紙材に所望の形状に凹凸を付与し、得られた凹凸形状に同調した任意の模様、色をつけた画像成型物を複数組合せてもよい。また、文字・画像情報に同調した形状に凹凸がつけられた画像成型物と、凹凸形状に同調した任意の模様、色をつけた画像成型物とを複数組合せてもよい。このようにして得られた画像成型物は、画像表現が豊かになり、例えば、ディスプレー等に最適である。
次に、画像成型用紙材を用いて前記画像成型物の製造方法の実施の形態を説明する。本例の画像成型物の製造方法は、JIS P 8113に規定の破断伸びが縦方向10%以上、横方向10%以上を有する伸張紙をベースとした画像成型用紙材に、少なくとも一方の面に文字・画像情報パターンを表示し、該文字・画像情報パターンに同調した形状に凹凸をつける。
他例として、JIS P 8113に規定の破断伸びが縦方向10%以上、横方向10%以上を有する伸張紙をベースとした画像成型用紙材に、所望の形状に凹凸をつけ、得られた凹凸形状に同調した任意の模様、色をつけるようにしてもよい。
このようにすることにより、立体化した画像成型物を特別な機械器具を使用することなく、棒のようなものがあれば、誰もが容易に製造することができる。
以下、本発明を実施例によって詳しく説明するが本発明はこれによって限定されるものではない。
(実施例1)
画像成型用紙材のベースとなる伸張紙として、坪量100g/m、厚さ260μm、JIS P 8113に規定の破断伸びが縦方向26.2%、横方向16.4%の紙(イタリヤ国カリオラーロ社製)を用いた。画像情報パターンは色鉛筆を用いて風景画(山と湖)をスケッチして得た。画像情報のうち山から湖畔にかけての部分を、伸張紙の画像を描写した面とは逆の面から、先端部が丸みのある直径5mm〜15mmの様々な木製の棒を用いて凸状になるように押し込み、立体化させた風景画を作成した。得られた画像成型物を図1〜図3に示す。図において、符号1で示す画像成型物の立体画像は破断や亀裂のない臨場感のある絵画となった。
(実施例2)
画像成型用紙材のベースとなる伸張紙として、坪量275g/m、厚さ440μm、JIS P 8113に規定の破断伸びが縦方向19.2%、横方向14.6%の紙(イタリヤ国カリオラーロ社製)を用いた。画像情報パターンはオフセット印刷により鬼の顔面画を得た。その画像情報に対応した凹凸を雄型と雌型とから成る金型を備えたプラスチック成型用のプレス成型機で成型し、その顔面の輪郭で打抜きしたお面を得た。得られた画像成型物を図4〜図7に示す。図において、符号2で示す画像成型物のお面は従来のプラスチック成型品と遜色のない形状に仕上がり充分に三次元曲面に優れたお面であった。
(実施例3)
画像成型用紙材のベースとなる伸張紙として、坪量100g/m、厚さ260μm、JIS P 8113に規定の破断伸びが縦方向26.2%、横方向16.4%の紙(イタリヤ国カリオラーロ社製)を用いた。画像情報パターンはオフセット印刷で山岳地図を得た。その山岳地図の等高線に同調した凹凸を有する雄型と雌型とから成る金型を備えたプラスチック成型用のプレス成型機で成型し、立体的な山岳地図を得た。得られた画像成型物を図8〜図10に示す。図において、符号3で示す画像成型物の立体地図は立体感のある地図となった。
(実施例4)
画像成型用紙材のベースとなる伸張紙として、坪量275g/m、厚さ440μm、JIS P 8113に規定の破断伸びが縦方向19.2%、横方向14.6%の紙(イタリヤ国カリオラーロ社製)を用いた。画像情報パターンはグラビア印刷で商品名をイメージした文字と商品本体を印刷して通常の看板状の印刷物を得た。この印刷物に押出しコーティングラミネーションにより低密度ポリエチレンを積層した。その看板状印刷物の文字と商品本体の印刷部に対応して且同調した凹凸を有する雌型の金型を備えたプラスチック成型用の圧空成型機で成型し、立体的な看板を得た。得られた画像成型物を図11〜図14に示す。図において、符号4で示す画像成型物の立体的看板は文字の部分と商品が浮き出て見えるため意匠性に優れる看板となった。
(実施例5)
画像成型用紙材のベースとなる伸張紙として、坪量275g/m、厚さ440μm、JIS P 8113に規定の破断伸びが縦方向19.2%、横方向14.6%の紙(イタリヤ国カリオラーロ社製)を用いた。画像情報パターンはグラビア印刷で魚のそれぞれ一方の面に対応した一対の印刷物を得た。その印刷物の凹凸に対応して且同調した左右一対の凹凸を有する雌型の金型を対称的に備えたプラスチック成型用の圧空成型機で成型し、左右一対の魚の成型物を得た。得られた成型物を輪郭にそって打抜くことにより、図15に示す成型物5を得た後、この成型物5を二つ折りして貼合することによって図16〜図19において符号6で示すように立体感のある画像成型物の魚が得られた。
(実施例6)
画像成型用紙材のベースとなる伸張紙として、坪量275g/m、厚さ440μm、JIS P 8113に規定の破断伸びが縦方向19.2%、横方向14.6%の紙(イタリヤ国カリオラーロ社製)を用いた。その伸張紙に実施例5で使用した熱帯魚形状に凹凸を有する雌型の金型を対称的に備えたプラスチック成型用の圧空成型機で成型し、左右一対の熱帯魚の成型物を得た。得られた成型物の凹凸に対応させてクレヨンで任意に着色した成型物を得た。得られた成型物を輪郭にそって打抜き、折り目から二つ折りして貼合することによって実施例5と同様に立体感のある画像成型物の熱帯魚が得られた。
(実施例7)
画像成型用紙材のベースとなる伸張紙として、坪量275g/m、厚さ440μm、JIS P 8113に規定の破断伸びが縦方向19.2%、横方向14.6%の紙(イタリヤ国カリオラーロ社製)を用いた。画像情報パターンはインクジェット方式のプリンターで自動車の上から見た概略の展開図及び下から見た概略の展開図を印刷した印刷物を得た。その印刷物の展開図に対応して且同調した形状に先端部が丸みのある直径5mm〜15mmの様々な木製の棒を用いて凸状になるように押し込み、図20に示す成型物7、及び図21に示す成型物8を得た。得られた成型物7,8を輪郭にそって打抜き、立体化させた自動車の上半分の成型物9と下半分の成型物10とを図22に示すようにして張り合わせて、図23に示す画像成型物の自動車の模型11を作成した。
(実施例8)
画像成型用紙材のベースとなる伸張紙として、坪量150g/m、厚さ296μm、JIS P 8113に規定の破断伸びが縦方向24.6%、横方向15.3%の紙(イタリヤ国カリオラーロ社製)を用いた以外は実施例3と同様の方法で百合の花びらの1片を印刷し、その花びらに同調した凹凸を有する雄型と雌型とから成る金型を備えたプラスチック成型用のプレス成型機で成型し、図24に示す立体的な花びら12を得た。長さ300mm、幅2mmの伸張紙を数枚束ねたものの先端20mmに白色の色紙を、残りに緑色の色紙を巻きつけ茎13とめしべ14を作成した。そして、5枚の花びら12を、めしべ14の根元に重ねて貼りつけ、図25に示す画像成型物の百合の造花15を得た。
(実施例9)
画像成型用紙材のベースとなる伸張紙として、坪量275g/m、厚さ440μm、JIS P 8113に規定の破断伸びが縦方向19.2%、横方向14.6%の紙(イタリヤ国カリオラーロ社製)を用いた。画像情報パターンはオフセット印刷による絵本の内容の印刷物を得た。その画像情報に対応した凹凸に同調した雌型の金型を有するプラスチック成型用の圧空成型機で成型して得られた図26に示す成型物16と裏打ち紙17とを貼合した後これを製本して、図27に示す立体化した画像成型物の絵本18を得た。
(比較例1)
紙基材として坪量220g/m、厚さ286μm、JIS P 8113に規定の破断伸びが縦方向2.4%、横方向4.7%の上質紙(日本製紙製)を用いた以外は実施例1と同様にして印刷物と成型物を得た。得られた成型物は一部に亀裂があり、また、凹凸状態も浅く、全体的に立体絵画とは言えない平面的な成型物であった。
(比較例2)
紙基材として坪量220g/m、厚さ286μm、JIS P 8113に規定の破断伸びが縦方向2.4%、横方向4.7%の上質紙(日本製紙製)を用いた以外は実施例5と同様にして印刷物と成型物を得た。成型時に全面に亀裂が発生し成型物が得られなかった。
実施例1において得られた画像成型物の立体画像を示す正面図。 図1のA−A線断面図。 図1のB−B線断面図。 実施例2において得られた画像成型物の鬼の面を示す正面図。 図4に示す画像成型物の鬼の面を上方から見た平面図。 図4に示す画像成型物の鬼の面を下方から見た平面図。 図4に示す画像成型物の鬼の面を右側から見た側面図。 実施例3において得られた画像成型物の立体地図を示す正面図。 図8に示す画像成型物の立体地図を下方から見た平面図。 図8に示す画像成型物の立体地図を右側から見た側面図。 実施例4において得られた画像成型物の立体的看板の正面図。 図11に示す画像成型物の立体看板を上方から見た平面図。 図11に示す画像成型物の立体的看板を下方から見た平面図。 図11に示す画像成型物の立体看板を右側から見た側面図。 実施例5において、得られた成型物を打抜いたものの正面図。 図15に示す成型物を二つ折りにし貼合して得られた画像成型物の魚の正面図。 図16に示す画像成型物の魚を上方から見た平面図。 図16に示す画像成型物の魚を左側から見た側面図。 図16に示す画像成型物の魚を右側から見た側面図。 実施例7において、自動車の上から見た展開図を印刷した印刷物を立体化した成型物を示す斜視図。 実施例7において、自動車の下から見た展開図を印刷した印刷物を立体化した成型物を示す斜視図。 図20及び図21に示す成型物を貼り合わせるときの様子を示す図。 図20及び図21に示す成型物を貼り合わせて得られた画像成型物の自動車の模型を示す斜視図。 実施例8における画像成型物の花びらとめしべと茎を示す斜視図。 図24に示す画像成型物の花びらとめしべと茎を組合せて作成した画像成型物の百合の造花を示す斜視図。 実施例9において、オフセット印刷による絵本の内容の印刷物を立体化して得られた成型物と裏打ち紙を示す図。 図26に示す成型物と裏打ち紙とを貼合した後これを製本して得られた画像成型物の絵本を示す斜視図。
符号の説明
1 画像成型物の立体画像
2 画像成型物のお面
3 画像成型物の立体地図
4 画像成型物の立体看板
5 成型物
6 画像成型物の魚
7 成型物
8 成型物
9 自動車の上半分の成型物
10 自動車の下半分の成型物
11 画像成型物の自動車の模型
12 花びら
13 茎
14 めしべ
15 画像成型物の百合の造花
16 成型物
17 裏打ち紙
18 画像成型物の絵本

Claims (9)

  1. JIS P 8113に規定の破断伸びが縦方向10%以上、横方向10%以上を有する伸張紙をベースとし、少なくとも一方の面に様々な文字・画像情報に同調した形状に任意な凹凸をつけることを可能とすることを特徴とする画像成型用紙材。
  2. JIS P 8113に規定の破断伸びが縦方向10%以上、横方向10%以上を有する伸張紙の原料が天然パルプ100%から成り、坪量が50g/m〜300g/mの範囲にあることを特徴とする請求項1に記載の画像成型用紙材。
  3. JIS P 8113に規定の破断伸びが縦方向10%以上、横方向10%以上を有する伸張紙の少なくとも片方の面に、1層以上の樹脂層が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像成型用紙材。
  4. 少なくとも一方の面に様々な文字・画像情報パターンが表示された請求項1,2又は3に記載の画像成型用紙材の文字・画像情報に同調した形状に凹凸がつけられたことを特徴とする画像成型物。
  5. 請求項1,2又は3に記載の画像成型用紙材を用いて所望の形状に凹凸をつけ、得られた凹凸形状に同調した任意の模様、色をつけたことを特徴とする画像成型物。
  6. 前記請求項4又は5に記載の画像成型物にあって、画像成型物の表面積と情報パターンの面積との比が105%以上であることを特徴とする画像成型物。
  7. 請求項4,5又は6に記載した画像成型物を少なくとも2つ以上を組み合わせたことを特徴とする画像成型物。
  8. JIS P 8113に規定の破断伸びが縦方向10%以上、横方向10%以上を有する伸張紙をベースとした画像成型用紙材に、少なくとも一方の面に文字・画像情報パターンを表示し、該文字・画像情報パターンに同調した形状に凹凸をつけることを特徴とする画像成型物の製造方法。
  9. JIS P 8113に規定の破断伸びが縦方向10%以上、横方向10%以上を有する伸張紙をベースとした画像成型用紙材に、所望の形状に凹凸をつけ、得られた凹凸形状に同調した任意の模様、色をつけることを特徴とする画像成型物の製造方法。
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