JP3135090U - 両面コルク積層体 - Google Patents

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Abstract

【課題】特定の模様が印刷された、コルクを表面層とした両面コルク積層体、とくにその印刷された模様の外形に対応した形状に切断された、子供の玩具としても使用できる両面コルク積層体の提供。
【解決手段】コルク層、可撓性発泡体層、コルク層の順で積層され、全体の層の厚さが11〜14mmであり、少なくとも一方のコルク層表面に印刷された模様の外形に対応した形状に切断されている両面コルク積層体。
【選択図】図1

Description

本考案は、両面コルク積層体に関する。
市販品としては、1mm厚以下のコルク層と段ボールとの積層体よりなるメモボードがあるが、特許公報や実用新案公報を検索してもコルクと発泡体との積層体は発見することができなかった。
また、従来のコルク層と段ボールよりなる積層体は、一見、全体がコルクでできていると思わせるため、積層体の端部は何らかの手段、たとえば木材片で被覆するなどして表面コルク層の内部に異物が存在することを見せないように配慮されていた。これにより高価なコルク層を1mm程度に抑えて全体が一見すべてコルクであるかのような印象を与えていた。
本考案の第1の目的は、コルクを表面層とした新規な両面コルク積層体を提供する点にある。本考案の第2の目的は、特定の模様が印刷された両面コルク積層体、とくにその印刷された模様の外形、たとえば漫画の主人公の顔などの外形に対応した形状に切断された両面コルク積層体であって、子供の玩具としても使用できるものを提供する点にある。
本考案の第1は、コルク層、可撓性発泡体層、コルク層の順で積層されていることを特徴とする両面コルク積層体に関する。
本考案の第2は、全体の層の厚さが11〜14mmである請求項1記載の両面コルク積層体に関する。
本考案の第3は、少なくとも一方のコルク層表面に印刷が施されている請求項1または2記載の両面コルク積層体に関する。
本考案の第4は、印刷された模様の外形に対応した形状に切断されている請求項1〜3いずれか記載の両面コルク積層体に関する。
本考案の第5は、両面コルク積層体につり下げ用の穴が設けられている請求項1〜4いずれか記載の両面コルク積層体両面コルク積層体につり下げ用の穴が設けられている請求項1〜4いずれか記載の両面コルク積層体に関する。
本考案の両面コルク積層体は、全体の厚さを11〜14mmとすることが好ましい。
本考案の両面コルク積層体は、ボード、玩具、装飾品などとして使用するが、ボードとして使用する場合は、ボードにメモ用紙などをピンで留めるとき、通常用いられるピンの針の長さは10mmであるため、安全の面でピンが裏につき抜けることのない厚み、すなわち11mm以上とすることが好ましい。また、厚みが余り厚くなると、積層体をカットするとき、通常の切断機では積層体の柔軟性のため切断面が直角にならず、市販品としては不良品扱いになってしまうため、厚くしてもせいぜい14mm以下とすることが好ましい。
本考案にかかる積層体の芯材層となる可撓性発泡体としては、ポリエチレン系発泡体やポリプロピレン系発泡体などのポリオレフィン系発泡体、ポリウレタン系発泡体、塩化ビニル樹脂系発泡体などを使用することができる。とくに寸法、形状の安定性の面から架橋ポリエチレン系発泡体が好ましい。
発泡体は、独立気泡のものでも連続気泡のものでもよいが、使用安定性の面では独立気泡のものが好ましい。
発泡体の発泡倍率はとくに制限はないが、通常5〜50倍、好ましくは10〜40倍である。
発泡体層の厚みは4〜8mm、好ましくは4〜6mmである。この範囲で積層体全体としての厚みが11〜14mmとすることが、バランスのとれた積層体を得るうえで大切である。
前記コルク層としては、可撓性発泡体層の両面に設けられるものであるが、少なくともその一方のコルク層表面は印刷を施すことが好ましい。
印刷を施す側のコルク層は、印刷が鮮明にできるようにするため、
株式会社ラティンターの
UC44−SS 〔小粒〕、無塗装、シート状、寸法915mm×610mm×3mm
UC44−SR 〔小粒〕、無塗装、ロール状、寸法1000mm×3mm×10m
東亜コルク株式会社の
M−1063 〔小粒〕、無塗装、シート状、寸法 915mm×610mm×3mm
M−1064 〔小粒〕、無塗装、シート状、寸法 915mm×610mm×4mm
M−1065 〔小粒〕、無塗装、シート状、寸法 915mm×610mm×5mm
M106R453〔細かい目〕、無塗装、ロール状、寸法 450mm×3mm×53m
M106R455〔細かい目〕、無塗装、ロール状、寸法 450mm×5mm×32m
M106R3 〔細かい目〕、無塗装、ロール状、寸法 915mm×3mm×53m
M106R5 〔細かい目〕、無塗装、ロール状、寸法 915mm×5mm×32m
M106R13 〔細かい目〕、無塗装、ロール状、寸法1000mm×3mm×53m
M106R15 〔細かい目〕、無塗装、ロール状、寸法1000mm×5mm×32m
クラスの表面平滑性をもつコルク層を用いることが好ましいが、
株式会社ラティンターの
UC11−MS 〔中粒〕、無塗装、シート状、寸法915mm×610mm×3mm
UC11−MR 〔中粒〕、無塗装、ロール状、寸法1m×3mm×10m
東亜コルク株式会社の
CF−R3 〔粗い目〕、無塗装、ロール状、寸法 915mm×3mm×53m
CF−R5 〔粗い目〕、無塗装、ロール状、寸法 915mm×5mm×32m
も、ラフな印刷でもよい場合は使用可能である。
本考案の積層体を両面から見るようなケースはほとんどないので、本考案積層体のコルク層は原則的には一方の面のコルク層の表面層に充分配慮すれば一応満足できる結果が得られる。
本考案に用いるコルク層の厚みは、通常3mm〜6mmのものを使用する。
とくに市販品として3mm厚のものがあるので、これを選択することが好ましい。
3mm〜6mmの範囲の厚みのコルク層を用いると、積層体を曲げてもほとんど折れることがないので好適である。
コルク層が3mm以下になると、積層体にピンを刺したとき、コルク面にピンのあとが残るので不適切である。またコルク層の厚みが6mmを超えると、可撓性の面で不安が生じるし、コルク層は発泡体層に較べてコストが高いので、この点からも6mmを超えることは好ましくない。
つり下げ用の穴の大きさは、とくに制限するものではないが、コマまわしに用いる程度の太さのひもを用いることができる程度のサイズとすることが好ましい。
コマまわしに用いる程度の太さのひもであれば、ひもで手を切ったり、積層体のつり下げ用の穴の周辺を傷めることもないので、好ましい。
コルク層/可撓性発泡体層/コルク層の各層間の接着は、可撓性発泡体層に親和性があり、製品の可撓性を損なわないような接着剤を選択して、可撓性発泡体層の両面に塗布し、コルク層/可撓性発泡体層/コルク層よりなる三層を加圧して接着させる。接着完了後、必要に応じて印刷を施し、その印刷された模様の外形に対応した形状に切断する。このとき、つり下げ用の穴も同時に形成することが好ましい。
積層工程の前の段階で印刷を行うと、印刷表面を傷める恐れがあるので、積層−印刷−切断のプロセスを採用することが好ましい。また、積層後に印刷した方が、積層品をストックしておいて、ニーズに合った印刷を所望の時点で施すことができ、有利である。
印刷は、シルクスクリーン印刷、ドライオフセット印刷、転写印刷などの印刷方法が好適に使用できるが、高コストではあるがオフセットグラビア印刷やインクジェット印刷あるいは、ホットスタンピング(箱押法)も可能である。
本考案の積層体であって、穴を設けないタイプのものは、玩具、コースターなどとして使用するのに適しており、穴を設けるタイプのものは、そこにひもを通してつり下げ、かざりやメモ添着用ボードとして使用するのに適している。
(1)本考案により、コルクの特徴を充分生かしたうえ、本来のコルクの値段と較べて格安に製品を提供できる。
(2)ミッキーマウスなど、人気の漫画登場者や、動物などを印刷し、それに合わせた形状に切断した本考案積層体は、極めて安全性の高い玩具として有用である。
(3)本考案の積層体は、印刷がなくても、メモ添着用ボードとして使用できるが、積層体に美しい風景や絵などを印刷しておけば、部屋の装飾品としても使用できる。
(4)本考案の積層体は、断熱性があり、屈曲に堪えられるものであるため、従来のコルク製品に較べて耐久性が高い。
以下に実施例を挙げて本考案を説明するが、本考案はこれにより何ら限定されるものではない。
実施例1
表面のコルク層として、株式会社ラティンター社発行のコルクサンプルブック、vol.2記載の商品名UC44−SS〔小粒〕、〔寸法915mm×610mm×3mm、無塗装〕を選択し、裏面のコルク層として、株式会社ラティンター社発行のコルクサンプルブック、vol.2記載の商品名UC11−MS〔中粒〕〔寸法915mm×610mm×3mm、無塗装〕を選択し、可撓性発泡体層として積水化学工業株式会社の電子線架橋高発泡ポリエチレン、商品名ソフトロンS#3005(発泡倍率30倍、厚み5mm)のものを選択した。前記ソフトロンS#3005の両面にアクリル樹脂系接着剤を塗布し、図1のように積層して圧着し、コルク層/架橋ポリエチレン系発泡層/コルク層よりなる両面コルク積層体を得た。
この積層体の表面層側のコルク面にシルクスクリーン印刷により、図2に示すとおりの印刷を行った後、印刷の形状に対応した裁断と穿孔を行い、図1および図2に示す製品とした。
本考案にかかる両面コルク積層体の断面図である。 本考案にかかる両面コルク積層体の1具体例の上面図である。

Claims (5)

  1. コルク層、可撓性発泡体層、コルク層の順で積層されていることを特徴とする両面コルク積層体。
  2. 全体の層の厚さが11〜14mmである請求項1記載の両面コルク積層体。
  3. 少なくとも一方のコルク層表面に印刷が施されている請求項1または2記載の両面コルク積層体。
  4. 印刷された模様の外形に対応した形状に切断されている請求項1〜3いずれか記載の両面コルク積層体。
  5. 両面コルク積層体につり下げ用の穴が設けられている請求項1〜4いずれか記載の両面コルク積層体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009285075A (ja) * 2008-05-28 2009-12-10 Uchiyama Manufacturing Corp コルク被覆大型遊具
JP2022035568A (ja) * 2020-08-21 2022-03-04 日本発條株式会社 被覆発泡体からなる発泡シール材、および被覆発泡体からなる発泡シール材の製造方法

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